JP5103094B2 - 引戸装置 - Google Patents
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Description
又、意匠性の向上のため、出入口以外の表面が、建物の壁面と同じ化粧用ボードで面一に覆われる事も一般的である。
さらに、引戸装軸支置の引戸等は建物の内装が完了したあとで据付られるため、予め建物に組み込まれた引戸枠のレール部材に出入口から引戸等を取付け、その後、引戸の摺動確認、全開時ストッパー、ブレーキ装置、フリーストッパー機構等のオプション部材が室内側から取付けられる。
しかしながら、従来のフリーストッパー機構は、戸板とともに移動可能且つ揺動可能に弾性係止部材を軸支し、弾性係止部材を弾性係止部材の自重により、レールと平行に配備した長尺部材に接触させて構成し、上記弾性係止部材は長尺部材との接触面を円弧状に形成すると共に摩擦係数の大なる資材より構成したものであった。(例えば、特許文献1参照。)
しかも、フリーストッパー機構等の取付け作業は点検パネル側から行われる事が前提となるため、引戸の移動等に最も影響されにくい、レール部材材の上方に取付けられる事が一般的で、これらを隠蔽する必要から、点検パネルは必然的に相当の高さ寸法に構成されていた。(例えば、特許文献2参照。)
このため、出入口上部の意匠が点検側(通常は室内側)と固定側(通常は室外側)で著しく異なることとなり、出入口以外の表面を建物の壁面と同じ化粧用ボードで面一に覆って、全体の意匠性の向上を図っているにも関わらず、出入口部分(特に出入口上部)の意匠的配慮が十分でないという問題があった。
さらに、点検側化粧突部は、全体として小型化、軽量化されるので、取付け取外し時の取り扱いが容易となり、さらに、取外す部分が小さくてすむから、出入口の開口を天井面の近くまで形成することも可能である。
また、弾性係止部材を水平方向に揺動自在とし、先端側端部が常に所定方向を向くよう付勢手段にて付勢されているので、全体の大きさが小さくても確実に揺動するので、レール部材と引戸上端面間の狭いスペースにも取り付けることができ、出入口上部の点検側化粧突部の高さ寸法を小さく抑えることができ、揺動中心と先端側端面までの寸法が、揺動中心から長尺部材までの寸法よりやや大きくなる平面視略楕円形に形成されているので特殊な材料を使用しなくても引戸を確実に任意位置で停止せしめることができ、長尺部材は、引戸の横揺れ防止部材を兼用しているので安価に製作できる。
図1において、符号1は引戸枠を示している。
引戸枠1は、図1から図6に示すように、建物用鉄骨11・・・にブラケット120・・・を介して固定された戸尻側縦枠13および戸先側縦枠14と、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の上端間に、建物用鉄骨11・・・にブラケット120・・・を介して配設された上枠15より門形に形成されている。
尚、便宜上、一方側を室内側、他方側を室外側として説明しているが、いわゆる、引戸等の吊り込み側(メンテネンス等の点検側となる)が、室内側、室外側のいずれであっても良いことは云うまでもない。
以下、戸尻側縦枠13と室内側中枠3間を戸袋室内側、戸尻側縦枠13と室外側中枠30間を戸袋室外側、戸袋室内側と戸袋室外側をあわせて戸袋側、戸先側縦枠14と室内側中枠3間を出入口室内側、戸先側縦枠14と室外側中枠30間を出入口室外側、出入口室内側と出入口室外側をあわせて出入口側と云う。
符号6は、レール部材5に吊り下げられた引戸を示し、符号16は、点検、固定両戸袋側の床面全幅にわたって固定されたベース材を示し、符号164は、ベース材16の出入口側端部に、ガイドローラー17が回転自在に設けられ、 室外側中枠30、室内側中枠3間でやや出入口側に突出して取付けられたガイドローラー取付部材を示している。
図1、図2、図5、図6において、符号4・・・は、戸袋室内側及び戸袋室外側の両面上下方向に所定間隔を有して配設された下地桟を示している。
図3、図4において符号7は、上枠15の点検出入口側に取付られる室内側ランマ下地パネルを示し、符号19は、上枠15の固定出入口側に設けられる室外側ランマ下地パネルを示している。
戸尻側縦枠13は、図6、図15、図16に示す如く、出入口側面131と室内側面133と室外側面132と、室内側側面133及び室外側側面132の建築側鉄骨11側の端部から互いに近づく方向に所定寸法突出する室内側連結突片134、室外側連結突片139より横断面略コ字形に形成されている。
そして、室内側連結突片134、室外側連結突片138の上下方向に所定間隔を有して縦方向に長い連結用切り欠き135・・・が形成され、出入口側面131の上端部に横長扁平状の戸尻側上連結差込孔136と、戸尻側上連結差込孔136のやや下側で室外側に位置して縦長長方形状の戸尻側下連結差込孔137が形成されている。
そして建物用鉄骨11の出入口側面111から所定寸法離間した位置で立設された戸尻側縦枠13の連結用切り欠き135・・・の高さ位置で、ブラケット120・・・の嵌入溶接突片121の先端側を、建物用鉄骨11と戸尻側縦枠13の間隙から連結用切り欠き135内に差し込んで、溶接用連結突片122が上向きとなるよう揺動させ、連結用切り欠き135の上端に当接させた状態で、溶接用連結突片122と建物用鉄骨11を溶接する。
次に、戸尻側縦枠13を前後左右に動かして鉛直姿勢となるよう調節し、鉛直姿勢の状態で溶接用嵌入突片121と戸尻側縦枠13の室内外側連結突片134、139が溶接され、戸尻側縦枠13が鉛直姿勢に立設固定され、床面仕上げ時に下端部が床面に埋め込まれる。
符号138は、引戸6が開放された時、引戸6の戸尻側端面が当接する、出入口側面131に取付られた緩衝部材を示している。
符号144は、戸当たり部149の上方突出部分の裏面側に取付けられた戸先側補強部材を示している。
そして、戸尻側縦枠13に形成された戸尻側上連結差込孔136と戸尻側下連結差込孔137対応して、戸先側上連結差込孔(図示せず。)と戸先側下連結差込孔(図示せず。)が戸当たり部149の上端部に形成されている。
上枠室外側部材155は、上面板151の下面に固着される連結固定用突部156と、連結固定用突部156の室外側端部を下方に延出したレール取付材連結部157より構成され、レール取付材連結部157の室内側にはレール取付材2が連結され、レール取付材連結部157の室外側の下半部には室外側ランマ下地パネル19が取付けられている。
そして、連結固定用突部156とレール取付材連結部157の戸尻側端部と先側側端部に、前記戸尻側縦枠13の戸尻側上連結差込孔136と戸尻側下連結差込孔137及び戸先側縦枠14の戸先側上連結差込孔(図示せず。)と戸先側下連結差込孔(図示せず。)に密に嵌入する、戸尻側上嵌入突片158と戸尻側下嵌入突片159と戸先側上嵌入突片(図示せず。)と戸先側下嵌入突片(図示せず。)が形成され、戸尻側上嵌入突片158と戸先側上嵌入突片(図示せず。)には、外れ止めネジ130・・・を取付けるためのネジ孔150・・・が形成されている。
次に、上記の状態を維持しながら戸先側のブラケット120・・・及び上枠15側のブラケット120・・・を介して、戸先側縦枠14の固定用部材141・・・及び上枠15の上面基板154を建物用鉄骨11と溶接連結する。
このとき、上枠15は、戸先側縦枠14、戸尻側縦枠13に対し上下2個所が密に嵌入しているので、溶接作業中に捩れが発生することがない。
そして、ガイドローラー取付部材164の出入り口側端部はアンカーボルトにて床面に固定されると共に、ベース材16の出入口側端部は室内側中枠3、室外側中枠30の内面と連結され、さらに、戸尻側端部が戸尻側縦枠13と連結され床面に固定される。
そして、室内側外側枠36は、出入り口側の端部から室内側に突出し、室内側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する室内側中枠突部32と、室内側中枠突部32の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、室内側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる化粧ボード支持部33と、化粧ボード支持部33の戸尻側縦枠13側の端部からL字形に戸尻側縦枠13方向に突出し、下地桟4・・・の室内側中枠3側の端部が連結される下地桟連結部34より形成され、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
そして、室内側外側枠36の上端面と補強枠31間に形成される開口部分にはL字形の閉塞部材が溶接され、開口部は塞がれている。
室外側外側枠306は、室外側補強枠301の出入り口側の端部から室外側に突出し、室外側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する室外側中枠突部302と、室外側中枠突部302の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、室外側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる室外側化粧ボード支持部303と、室外側化粧ボード支持部303の戸尻側縦枠13側の端部からL字形に戸尻側縦枠13方向に突出し、下地桟4・・・の室外側中枠30側の端部が連結される室外側下地桟連結部304より形成され、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
すなわち、室外側中枠30は、上部が上枠15と上下2箇所で連結され、下端が床面に埋め込まれて立設されているので、引戸の揺れによる上枠15の室内側への捩れを防止する補強材の機能を兼ね備えている。
そして、室外側中枠突部302の出入口側面の上端面には戸尻側縦枠14の下地パネル戸尻側嵌合切り欠き143に対応して下地パネル戸先側嵌合切り欠き307が形成されている。
符号197、198は、室外側中枠30の下地パネル戸先側嵌合切り欠き307及び戸先側縦枠14の下地パネル戸尻側嵌合切り欠き143に対応して形成された中枠逃がし部
と、戸先側縦枠逃がし部を示している。
そして、基板72は、上枠15の室内側垂下突片152に室内側からネジ止め連結される、上端に形成された上端連結突片71と、室内側化粧ボード100の下端縁の下面を支持隠蔽する基板側下突片721より構成されている。
突部連結座70は、図9に示すように、室内側中枠3の上端部出入口側内面にネジ止め連結される連結用壁701と、連結用壁701の上端部に出入口側に突出して連設され、上面が室内側下地パネル7の基板側下突片721の下面に当接し、突部連結座70が揺動するのを阻止するする上部突出壁702と、連結用壁701の上端部に出入口側に突出して連設され、室内側閉塞部78の下面がネジ止め連結される連結用螺孔703を有する下部突出壁704より構成されている。
そして、最終仕上げが施された(レール取付材2、引戸6等がとりつけられた)後、室内側化粧突部73の載置用突片76を基板側下突片721に外側上方から載置し、突部連結座70、70に室内側閉塞部78が下面からネジ止め連結されて出入口の上部に室内側化粧突部73が着座自在に設けられる。
又、室内側化粧突部73を連結する際、載置突片76を基板側下突片721に載置することで、室内側閉塞部78の前面側裏面が下部突出壁704の室内側前面に当接するので室内側化粧突部73は、不用意に揺動して落下することがなく、連結作業が容易に行える。
そして、レール取付材2の下部水平壁212の室内側端部から室内側に突出した状態で固着された、レール取付材2のほぼ全幅に渡って下面が開口する、断面下向きコ字形の横振れ規制部材24が下部水平壁212の下面に固着されている。
すなわち、上枠15のレール取付材連結部157の戸先側端部と戸尻側端部には、図18及び図19に示すように、レール部材連結壁21の裏面に当接する戸先側連結座25と戸尻側連結座26が、室内側に突出して固着され、戸先側連結座25と戸尻側連結座26には、レール取付材2との連結用螺孔が形成されると共に、戸尻側連結座26が戸先側連結座25より高位置に設けられている。
すなわち、レール取付材2は、スペーサー222によって戸尻側連結ボルト200を揺動中心として、戸先側端部が上下動した場合、スペーサー222に移動用連結孔221を挿通しているので、レール取付材2の上下動を妨げる事がなく、しかも、連結ネジ226の頭部223は、移動用連結孔221の引戸6の開閉方向の寸法よりも大径に形成されているので、引戸6が吊り下げられた状態でも、上部連結用突壁22側がレール取付材連結部157から室内側に離れるのが阻止される。
レール部材5は上記のように構成され、前記横振れ規制部材24のレール取付用載置面241の室内側の上面に載置した状態で、係止孔・・・に係止爪・・・を対応させた状態で、戸尻側方向にスライドさせて、係止爪・・・を係止孔・・・に係合させ、レール部材連結壁21の戸先側下方から戻り止めネジ501を螺合して、レール部材5の戸先側端部に位置せしめ(図3、図18に示す。)、レール部材5が戸先側に移動するのを防止し、レール部材5は横振れ規制部材24に載置された状態でレール取付材2に取付けられる。
・が組み付けられた状態で、上枠15のレール取付材連結部157の室内側に取付けられ、室外側ランマ下地パネル19、室内側ランマ下地パネル7がとりつけられて、下地ボード101、化粧ボード100が貼り付けれ後、室内側ランマ下地パネル7から室内側化粧突部73を取り外した状態で吊り下げ用金具55に引戸6が吊り下げられ、更に、オプション部材が室内側から取付られる。
そして、吊り下げ支持面552の開閉方向側両端部には、室内側が開口する吊り下げボルト挿通孔556、556が形成されている。
符号300は(図1、図2に示す。)、引戸6の戸先側端部で、室内側(点検側)、室外側(固定側)に設けられた取手を示している。
ボルト保持体65(図14に示す。)は、吊り下げ用金具55の垂下面553に形成された螺孔557・・・(図13に示す。)に螺合する連結ネジ650・・・で垂下面553に連結される連結片651、651と、連結片651、651の内側端部側から室内側に突出して連設され、ボルト頭部63の戸先側と戸尻側に位置して吊り下げボルト61の揺動を阻止する揺動防止片652、652と、吊り下げボルト61の室内側に位置して、吊り下げボルト61が吊り下げボルト挿通孔556から脱落するのを防止する、揺動防止片652、652間に連設された移動防止片653より構成されている。
引戸6は、吊り下げボルト61、61の螺軸部62、62が、吊り下げボルト挿通孔556、556を挿通して、ボルト頭部63が吊り下げ用支持面552に載置させ、必要に応じて頭部63、63をスパナで揺動して引戸6を所定の高さに位置させた後、ボルト保持体65、65が垂下面553に連結されて、レール部材5に吊り下げ用金具55を介して吊り下げられる。
この状態で、揺動防止片652、652がボルト頭部63の戸先側と戸尻側に位置するので、吊下げボルト61が不用意に揺動することがなく、引戸6は確実に所定の高さに維持される。
更に、ボルト頭部63が吊下げ支持面552に載置された状態で、ボルト頭部のやや上方に、上片554が位置するので、地震等で、引戸6が独立して単独で上方に浮き上がることもなく、引戸装置の損傷を回避することができる。
そして、レール部材5に対する引戸6の保持部とは、引戸6がレール部材5から脱落するのを最終的に防止する、ボルト保持体65と吊り下げ用金具55の連結に供される連結ネジ650・・・をさす。
さらに、引戸6を吊り下げた状態で、レール取付材2の傾斜角度を調節し、引戸6の所望の自閉スピードを得る。
次に、全開時ストッパー、ブレーキ装置、フリーストッパー機構9等のオプション部材が室内側から取付けられる。
弾性ストッパー片82は、前横揺れ規制突片242方向に向かって(室内側方向に向かって)横向き略V字形に突出する弾性係止突部821が形成された板バネ材より形成されている。
そして、連結固定片81は、引戸6の開閉方向に長い連結孔811を有し、横揺れ規制部材24の後横揺規制突片243に形成された取付用切欠き部244内に位置して、引戸6の開閉方向に取付位置調整可能に連結孔811を介して、連結ネジ812にてレール取付部材2の下部連結用突片23に連結されている。
一方、全開姿勢での保持力(弾性係止突部821の弾性力)が自閉力に比べて強すぎると、引戸6の全開姿勢から引戸6を閉鎖させる時の手動による初期閉鎖力(戸先側揺れ止めボルト245のローラー247が弾性係止突部821を後横揺規制突片243側に押しつけて、戸先側縦枠14方向に移動する力)が大きくなりすぎる事となる。
よって、自閉力と、保持力の微妙なバランスを取るために、ローラー247の高さを調節したり、引戸6の開閉方向での全開時ストッパー8の取付位置を調整する。
すなわち、本実施例の全開時ストッパー装置は、戸先側揺れ止めボルト245を利用して全開時ストッパー8に係止する構成としているので、部品点数が少なくてすみ、安価に製作できる
又、保持力の調整も全開時ストッパー8の取付位置の調整、戸先側揺れ止めボルト245を揺動させるだけであるから、調整作業が非常に容易である。
尚、エアーシリンダー(ブレーキ装置の調整部)93とブレーキ操作突片911からなるブレーキ装置は、特開平08−177305号公報に記載されている衝撃緩衝装置のピストンシリンダーと取付けブラケットの作用効果と同じであるので、詳細な説明は省略する。
そして、下方より、ドライバーにて閉鎖スピードの調整を行い、フリーストッパー機構9を取付けた後、室内側化粧突部73の載置用突片76を基板側下突片721に室内側上方から載置し、突部連結座70、70に室内側閉塞部78を下面から化粧ネジ700で連結して、出入口上部の室内側を閉塞する。
すなわち、弾性係止部材95は水平方向で揺動自在に支持されているので、高さ方向の寸法を極力小さく形成することができる。
そして、前記揺動支持部材96の水平支持片961の戸先側端部を上方に向かって逆L字形に突出せしめた戸先側バネ支持片962に設けられた戸先側固定軸965に、戸先側引張りバネ98の戸先側端部が固定されている。
又、水平支持片961の戸尻側端部を上方に向かって戸尻側に逆L字形に突出せしめた戸尻側バネ支持片963に設けられた戸尻側固定軸966に、戸尻側引張りバネ99の戸尻側端部が固定されされている。
そして、戸先側引張りバネ98の戸尻側端部と、戸尻側引張りバネ99の戸先側端部は、
揺動支持ボルト951から横揺れ規制部材24側に所定寸法はなれた位置で上方に突出して弾性係止部材95に設けられた中間側固定軸952固定して張設され、同等の引張り力にて、つりあった状態で戸先側と戸尻側より引き合っている。
すなわち、弾性係止部材95の先端側端面が前横揺れ規制突片242に接触していない状態(引戸6の全閉状態。図24に示す状態。)で、弾性係止部材95の揺動中心と先端側端面を結ぶ直線が、前横揺れ規制突片242に直角に交わる方向を向き、且つ、先端側端面が、前横揺れ規制突片242よりやや室外側に突出した状態に維持されている。
すなわち、揺動支持部材連結部974を引戸6の室内側上方に突出せしめる事により、前記室内側化粧突部73が取外された状態で、縦向き連結突片975が室内側に露出するので、揺動支持部材96の取付け取外しが容易となる。
又、引戸6の全閉状態で弾性係止部材95は、前横揺れ規制突片242の戸先側端から戸先側に所定寸法はなれて位置しているので、引戸6の初期の開放力に全く影響を与える事がない。
そして、上記各連結ネジは、ほぼ室内側に臨む同一高さに形成されているので、室内側化粧突部の高さ寸法を極力小さく設定でき、室内側と、出入口側の意匠を違和感のないものに構成する事ができる。
特に、フリーストッパー機構9の弾性係止部材95を水平方向で揺動自在とする事で、高さ寸法を強力小さくする事ができる。
又、実施例では、弾性係止部材95の接触側を前記横振れ規制部材24と兼用しているので部材点数が削減でき、コストダウンが計れる。
さらに、実施例ではフリーストッパー機構9を引戸6と共に移動する構成としているが、
例えば、室内側ランマ下地パネル7の基板72の一部を下方に突出させ、室内側化粧突部73内に臨ませた揺動支持部材連結用突片を形成し、これにフリーストッパー機構を連結し、他方長尺部材を引戸6に設けるようにしても良い。この場合、弾性係止部材95の作動状況(揺動方向)は、フリーストッパー機構9が引戸6と共に移動する場合と逆となる。
11 建物用鉄骨
100 化粧ボード
2 レール取付材
24 横揺れ規制部材
240 揺れ止め用挿通路
242 前横揺れ規制突片
243 後横揺れ規制突片
6 引戸
9 フリーストッパー機構
95 弾性係止部材
950 付勢手段
96 揺動支持部材
97 揺動支持部材連結座
98 戸先側引張りバネ
99 戸尻側引張りバネ
Claims (1)
- 建物用鉄骨に固定される引戸枠にレール部材が設けられ、レール部材に引戸が自閉可能に吊り下げられ、引戸の全閉状態で、引戸の位置する側を出入口側とし、引戸の全開状態で、引戸の位置する側を戸袋側となし、少なくとも戸袋側の表面が、壁面と面一とした化粧ボードで覆われ、引戸が任意の位置で停止可能なフリーストッパー機構を備えた引戸装置において、出入口側の化粧ボードの下端縁を隠蔽し、下端面がほぼ同一高さとなる点検側化粧突部と固定側化粧突部が出入口上端に形成され、点検側化粧突部は引戸枠に着脱自在で、点検側化粧突部が取り外された状態で、引戸等が出入口側から取付け取外し可能で、レール部材に引戸が取付けられた状態で、レール部材と引戸上端面間にフリーストッパー機構が取付け可能に構成されている引き戸装置において、フリーストッパー機構は、弾性係止部材と、弾性係止部材の先端側端部を水平方向に揺動自在に保持する揺動支持部材と、弾性係止部材の先端側端部が常に所定方向を向くよう付勢する付勢手段より構成され、先端側端面の戸尻側が、レール部材の下方に平行に設けられた長尺部材に接触して引戸を任意位置で停止せしめるよう、揺動中心と先端側端面までの寸法が、揺動中心から長尺部材までの寸法よりやや大きくなる平面視略楕円形に、弾性係止部材が所定の弾性と摩擦係数を有する材質より形成され、長尺部材は、引戸の横揺れ防止部材を兼用していることを特徴とする引き戸装置。
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