JP5101795B2 - 免疫モジュレーターとしての全細菌細胞 - Google Patents
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Description
1つの態様において、本発明は、Rhodococcus属、Gordonia属、Nocardia属、Dietzia属、Tsukamurella属およびNocardioides属からの細菌の全細胞を含む免疫モジュレーター組成物を提供する。
本発明の免疫モジュレーターは治療で用いることができる。特に、そのような化合物を用いて、インビボにおいてTリンパ球応答および/またはインビボにおいて免疫応答に関与する他の細胞を変調することができる。
T細胞の増殖および/または分化を変調、特に刺激(すなわち、誘導または増強)することができる、またはT細胞アネルギーの誘導を防止し、または逆行させることができる組成物を一般に用いて、T細胞性免疫応答を追加免疫し、または誘導することができる。実質的に全ての適応的免疫応答は、T細胞の活性化、およびそれらのサイトカイン産生細胞への分化を必要とする。従って、一般に、これらの組成物を用いて、ウイルスまたは細菌のような感染症を予防および/または治療することができる。適当には、これらの組成物を用いて、寄生虫感染、例えば、マラリア、リーシュマニア症、トキソプラズマ症およびトリパノソーマ症を予防し、治療することができる。適当には、これらの組成物を用いて、ウイルス感染、例えば、ウマサルコイド、性器いぼおよび頚部の癌腫に先行する子宮頚部の形成異常によって引き起こされる感染を予防または治療することができる。
本発明の組成物は、ウマサルコイドを予防し、治療するのに用いることもできる。
本発明の組成物を用いて、アレルギー(例えば、アレルギー性喘息を含む喘息、枯草熱、アレルギー性皮膚炎(湿疹)、アナフィラキシーショック、植物の接触または摂取に対するアレルギー、イラクサおよび昆虫刺創のような刺創および小昆虫、例えば、Culicoides(ウマにおいてスウィートイッチ(Sweet Itch)を引き起こす)のような昆虫咬傷に対するアレルギー)を予防し、治療することもできる。
本発明の組成物を用いて、細胞性肺気腫および/またはCOPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease(慢性閉塞性肺病))を予防し、治療することもできる。
ストレスは、現代生活、高いプレッシャーを実行するライフスタイルの兆候としてしばしば現われ、その結果は胃潰瘍、高血圧、心臓病および発作のような主な病理学的疾患に導くものとして広く認められている。離婚、死別および引越しのような人生における他の主なストレスのかかる事象は心臓病に対する高リスク因子として見られる。
上方調節、下方調節または不適切に調節された細胞性免疫応答のような免疫系不調和は、対象の人生のいずれかの時点で起こり得る。適当には、前記組成物を用いて免疫系不調和を変調することができる。すなわち、本発明による組成物を用いて、免疫系不調和を治療および/または予防することができる。
適当には、免疫モジュレーター組成物または医薬組成物を用いて、赤ん坊、幼児および若者を含めた子供において免疫系不調和を変調させることができる。上方調節、下方調節または不適切に調節された細胞性免疫応答のような免疫系不調和は、ワクチン接種後に、例えば、子供用ワクチン接種後に子供で起こり得る。そのような免疫系不調和の結果、アレルギー、すなわち、アレルギー性皮膚炎およびアレルギー性喘息の開始のような疾患をもたらし得る。
上方調節、下方調節または不適切に調節された細胞性免疫応答、特に下方調節、例えば、免疫機能の劣化のような免疫系不調和は、一般には60歳を超える老齢の人々で起こり得る。老齢の人々における細胞性免疫応答の下方調節は、一般には、免疫老化といわれる。典型的には、免疫機能の劣化は、例えば、感染症および新形成(neoplasia)に対する増大した罹患性を導き得る。人口の割合としての老齢人々の数は劇的に増大しつつあり、老人用医薬は臨床的プラクティスの重要な態様となりつつある。従って、免疫老化のメカニズム、および免疫系の健康と長寿との間のリンクに研究が焦点を合わせているのは驚くべきことではない。Goronzy(2001)は、老人におけるインフルエンザワクチン接種の変動する効率を調べた。この研究において、対象の17%のみが、ワクチン接種後1ヶ月において全ての3つのヘマグルチニン(成功したワクチン接種)に対して力価の上昇を示し、46%は証明可能な応答を全く示さなかった。インフルエンザワクチン接種に対する応答性は免疫老化の有用な生物学的マーカーであると提唱されている。多数の研究者は、老人における免疫機能の種々の態様を研究した。例えば、Lio(2000)はサイトカイン応答を研究し、Solana(2000)はNKおよびMKt細胞を研究し、Ginaldi(1999)は、Th1〜Th2サイトカイン生産のシフトおよびプロ炎症性サイトカインの増大した生産が、アテローム性動脈硬化症および骨粗鬆症のような年齢に関連した病理学的事象の多くの態様を説明し得ることを提唱した。従って、プロ炎症性Th2からTh1へサイトカイン応答を駆動する免疫系の非病理学的刺激が必要である。好ましくは、そのような免疫モジュレーターは急性感染からの死亡率を低下させ、開始を阻止し、年齢関連自己免疫疾患の罹患率を低下させ、恐らくは、腫瘍性疾患の率を低下させ、その全ては免疫老化に関連するものである。
本発明の組成物は、対象において、例えば、成長の増強(例えば、促進)および/または飼料利用の効率の増大および/または一般に増大した安寧(すなわち、対象の総じての健康が改良される)をもたらし得る、動物、好ましくは哺乳動物、より好ましくは家畜において免疫系を増強させるための医薬の製造で用いることができる。対象の総じての健康は以下のパラメーター、例えば、体重データ(体重増加は肯定的な決定因子である)、警戒(十分な警戒は肯定的決定因子である)、運動(生気のない運動とは反対に精力的な運動は肯定的に決定因子である)および病気(低下した量の病気は肯定的決定因子である)の1以上によって判断することができる。典型的には、本発明のこの態様による免疫モジュレーター組成物または医薬組成物は免疫エンハンサーであり得る。
適当には、本発明による組成物を用いて、細胞性免疫応答を変調し、癌を治療および/または予防する。特に、本発明による組成物を用いて、癌の発生および/または進行に対して対象を保護することができると考えられる。特に、変調された細胞性免疫応答を有する対象は、癌の発生に対して感受性がより低くあり得る。
いずれの大きな手術後においても、多数の状況が潜在的に起こる。
本明細書中で用いられる用語「Th1」はタイプ1のTヘルパー細胞(Th1)をいう。前記用語は、本明細書中では、そのような細胞タイプによって、またはそれを通じて媒介される応答もいうことができる。そのような応答はインターロイキン−2(IL−2)の分泌、インターフェロンγ(IFN−γ)の分泌、マクロファージの活性化、細胞傷害性T細胞の活性化、またはいずれかの他のTh1関連事象の1以上を含むことができる。従って、用語「Th1」はTh1細胞ならびにそのような細胞が生じる免疫応答を含むことができる。
有効成分として1以上の物質を含有するワクチンの調製は当業者に知られている。典型的には、そのようなワクチンは液状溶液または懸濁液いずれかとしての注射剤として調製され、注射に先立って液体中の溶液または懸濁液に適した固体形態を調製することもできる。また、調製物は乳化させることができ、あるいは有効成分をリポソーム中にカプセル化することもできる。有効成分は、しばしば、医薬上許容され、有効成分に適合する賦形剤と混合する。適当な賦形剤は、例えば、水、生理食塩水、デキストロース、グリセロール、エタノール等、およびその組合せである。別法として、ワクチンは、例えば、経口摂取させるように、および/または吸入することができるように調製することができる。
典型的には、医師は、個々の対象に最も適したワクチン、免疫モジュレーター組成物および医薬組成物の現実の用量を決定し、それは特定の患者の年齢、体重および応答に伴って変化するであろう。以下の投与量は平均的場合の例である。もちろん、より高いまたはより低い用量範囲が有益な個々の場合もあり得る。
本明細書中で用いられるごとく、「抗原」は、免疫応答性宿主に導入した場合に、当該存在と組み合わせることができる特異的抗体または複数抗体の生産を修飾し、および/またはTh2および/またはTh1のような関連Th応答を修飾する存在を意味する。抗原は純粋な物質、物質の混合物、または可溶性または粒状物質(細胞または細胞断片または細胞音波処理物を含む)であり得る。この意味において、前記用語は適当な抗原決定基、交差反応抗原、アロ抗原、キセノ抗原、寛容原、アレルゲン、ハプテン、および免疫原、またはその部分、ならびにそのいずれかの組合せを含み、これらの用語は明細書を通じて相互交換可能に用いられる。
本明細書中で用いられる用語「アジュバント」は、免疫応答の影響を増大させる、またはそれに参画することができる存在を意味する。アジュバントは、抗原に対する免疫応答を助ける、増加させる、下方調節する、修飾するまたは多様化するいずれかの物質、または物質の混合物である。
本発明は、治療上有効量のRhodococcus属、Gordonia属、Nocardia属、Dietzia属、Tsukamurella属およびNocardioides属からの細菌の全細胞および、必要に応じて任意に、医薬上許容される担体、希釈剤または賦形剤(その組合せを含む)を含む医薬組成物を提供する。
本発明の剤は1以上の他の医薬上活性な物質と共に投与することができる。一例として、本発明は本発明による免疫モジュレーター組成物および/または医薬組成物、および1以上のステロイド、鎮痛剤、抗ウイルス剤、IL−2のようなインターロイキン、または他の医薬上活性な物質での同時または順次の処置をカバーする。
本明細書中で用いられる用語「免疫エンハンサー」は、単離された、または培地中のいずれかの1以上の細菌を意味し、これは、対象に投与された場合に、その対象の健康に役立つ。好ましくは、この利点は、対象の細胞性免疫応答の修飾によって達成される。
もう1つの態様において、本発明は、細胞性免疫応答を変調する(例えば、修飾する)Rhodococcus属、Gordonia属、Nocardia属、Dietzia属、Tsukamurella属およびNocardioides属からの細菌の1以上の全細胞を同定する方法であって、(a)第一のテスト動物を免疫刺激体と接触させるステップと;(b)第二のテスト動物を細菌と混合した免疫刺激体と接触させるステップと;(c)テスト動物の各々における細胞性免疫応答を測定するステップと;次いで、(d)テスト動物の各々における細胞性免疫応答を比較するステップとを含み、免疫刺激体単独と比較して細菌と混合した免疫刺激体からのより低い細胞性免疫応答を、当該細菌による細胞性免疫応答の修飾の指標とする方法に関する。
〔ツベルクリン皮膚テスト〕
ツベルクリン皮膚テストは、細胞性免疫応答に対する、免疫モジュレーター組成物、すなわち、本発明による全死菌細胞を含む細菌組成物/懸濁液の効果を評価するための適切なモデルアッセイである。
Rhodococcus属、Gordonia属、Nocardia属、Dietzia属、Tsukamurella属およびNocardioides属からの細菌種は、発酵槽中、Sauton培地のような無抗原培地中で2〜28日間増殖させることができる。別法として、注目する細菌種は固体スロープにて増殖させることができる。代替方法は当業者に容易に入手可能である。
群1:若い成体メス交配マウスを対照群として未ワクチン接種で残した。
群2:若い成体メス交配マウスを、0日に、BCG(105バチルス)(Evans)でうなじにワクチン接種した。
群3:若い成体メス交配マウスを、第0日、加熱して殺したMycobacterium vaccae(M.v.)(107バチルス)が添加されたBCG(105バチルス)でうなじにワクチン接種した。
群5:若い成体メス交配マウスを、0日に、BCG(Evans)(105バチルス)でうなじにワクチン接種した。
群6:若い成体メス交配マウスに、0日に、加熱して殺したMicrobacterium vaccae(107バチルス)が添加されたBCG(105バチルス)でうなじにワクチン接種した。
群7:若い成体メス交配マウスを、加熱して殺したRhodococcus ruber(107バチルス)を添加したBCG(105バチルス)でうなじにワクチン接種した。
群8:若い成体メス交配マウスを、0日に、加熱して殺したRhodococcus ruber(106バチルス)を添加したBCG(105バチルス)でうなじにワクチン接種した。
この実験は、BCG単独、または107のM.v.、Nocardia asteroides(N.a.)、Gordonia bronchialis(G.b.)またはTsukamurella inchonensis(T.p.)を添加したBCGで6匹のマウスの群をワクチン接種して28日後に、ツベルクリンでの足肉趾テストの効果を比較するように設計した。この効果がこれらの添加した生物の各々に対する免疫応答についてのものであるかを見出すために、動物の群を、それらを、そのワクチン接種に含ませた生物から作成した皮膚テスト試薬(Vaccin、Rubin、Asterin、BronchialinおよびInchonensin)と共にツベルクリンでテストしてから28日後、他の足肉趾でテストした。
この実験は、引き続いてのBCGワクチン接種に対するジフテリア/破傷風/百日咳(DTP)ワクチンおよび/または麻疹/流行性耳下腺炎/風疹(MMR)ワクチンの効果、および予め7日または28日に与えたRhodococcus ruberの加熱して殺した全細胞での、またはDTPの第1の用量での処理によってどのようにして効果が修飾することができるか調べるように設計した。
BCG前にDTP/MMRを投与した効果(表4における群3および4):BCGでのワクチン接種前におけるDTPおよびMMRの投与は、24時間応答の増加、および24時間から48時間応答の間の良好な分離をもたらす。
3匹の動物の左側わき腹の毛を剃って、頭部端部に108のM.vaccaeを含有する0.1ml、および動物の尾端部に向けて5cmのところに109のM.vaccaeを含有する0.1mlの皮内注射を投与した。
皮下用量に対する毒性の証拠は、R.ruberの3注射を受けた17匹のラットを1日、14日および28日の年齢である場合にそれらのラットでは観察されなかった(これらの最後のものは、6匹を除いてTrypanosoma cruziでの挑戦から7日後に投与した)。
〔動物の調製〕
i)1日齢雄「1」ラットに、皮下注射を介して、0.1mlの体積にて107のRhodococcus ruberまたはRhodococcus coprophilusをうなじに注射した。
ii)14日後、雄「1」ラットに、0.1mlの107のR.ruberの第2の皮下注射を左側に投与した。
iii)T.cruziのTulahuen株の106のトリポマスチゴートでの皮下経路を介して、21日に、動物を生きたTrypanosoma cruziで攻撃した。感染した血液トリポマスチゴートを、CBiマウスにおける系列的継代によって維持した。
iv)注射から7日および14日後に(pi:post-infection)、5μlのヘパリン処理尾静脈血液の直接的顕微鏡観察によって、T.cruziの血流形態を標準化された条件下で評価した。データは寄生虫の数/50視野として表した。
v)7日後、107のR.ruberのさらなる皮下注射を0.1mlの体積にて右側に投与した。
毒性の代替テストは、Gordonia bronchialis、Rhodococcus coprophylusまたはTsukamurella inchonensisの皮下注射を誕生の日、および別の部位においては再度、21日に投与することである。これらの動物、および生理食塩水を注射した対照を3ヶ月間にわたって規則的間隔で体重を測定した。
9匹の後期妊娠期間の妊娠Balb Cマウスを用いる。
誕生の日に、新生マウスを単独で取り出し、107死菌懸濁液で同腹子のうなじに注射し、母親に戻す。
同腹子2=2匹の雌+3匹の雄(Rhodococcus coprophilus NCIMB 11211)
同腹子3=5匹の雌+3匹の雄(Gordonia bronchialis NC10667)
同腹子4=3匹の雌+4匹の雄(Gordonia bronchialis NC10667)
同腹子5=1匹の雌+1匹の雄(ホウ酸塩緩衝化生理食塩水)
同腹子6=3匹の雌+1匹の雄(ホウ酸塩緩衝化生理食塩水)
同腹子7=5匹の雌+3匹の雄(Tsukamurella inchonensis NC13040)
同腹子8=5匹の雌+4匹の雄(Tsukamurella inchonensis NC13040)
同腹子9=4匹の雌+5匹の雄(ホウ酸塩緩衝化生理食塩水)
マウスを離乳させ、同腹子を性別鑑定し、2群の雄および雌に分ける。
BCGでのワクチン接種は、4週間後にテストした場合に、ツベルクリン(Tubercle bacilliの可溶性調製物)での皮膚テストに対して応答を誘導するという原理に基づき、免疫モジュレーターテストモデルを工夫する。ツベルクリンの注射から24時間、48時間および72時間後に局所的反応を測定する。マウスにおいては、反応は、通常、ツベルクリンにおける抗原に対するTh1応答のインジケーターである24時間において最大である。48時間における反応は通常はより低く、Th2の寄与を含む。72時間における反応は、しばしば、48時間におけるよりも僅かに低く、これはTh2応答である。このBCG後ツベルクリン反応は、先の初回抗原刺激によって変調することができ、従って、反応のTh1およびTh2成分は初回抗原刺激試薬の性質を反映するであろう。
3月齢の時に実施例8に従って初回抗原刺激したマウスのうなじに、100μl中の106BCGを、各テストおよび対照群の半分に注射した。
図3は、Gordonia bronchialisが24時間TH1効果を増強させることを示す。
テストした種は、各々、BCG攻撃に従うツベルクリンテストに対して異なる効果を誘導した。
BCGでのワクチン接種は、4週間後にテストするときに、ツベルクリン(Tubercle bacilliの可溶性調製物)での皮膚テストに対して応答を誘導するという原理に基づき、免疫モジュレーターテストモデルを工夫する。ツベルクリンの注射から、24時間、48時間および72時間後に局所的反応を測定する。反応は通常、ツベルクリンにおける抗原に対するTh1応答のインジケーターとなる24時間において最大である。48時間における反応は通常はより低く、Th2の寄与を含む。72時間における反応は、しばしば、48時間におけるよりもわずかに低く、これは、Th2応答である。このBCG後ツベルクリン反応は先の初回抗原刺激によって変調することができ、従って、反応のTh1およびTh2成分は初回抗原刺激試薬の性質を反映するであろう。
<(a)BCG皮内ワクチン10用量バイアル(Evans Medical)>
シリンジおよび針を用いて1ml供給滅菌水で復元して、5分間で溶解させる。1×107/mlとなるはずである。
シリンジおよび針を用い、ワクチンの全てを取り出し、プラスチックビージュウ瓶に移す。
1.35mlのM15ホウ酸塩緩衝化生理食塩水中に0.15mlを1/10希釈し100μl中の105を得る。
用量はうなじへ投与される100μl中の105である。
T1475 1mg/ml
1.9ml中の100μlを希釈して、50μg/mlの最終濃度とする。
4℃で保存する。
用量は、後足肉趾へ皮内投与される50μl中の2.5μgである。
マイクロメーターを用い、24時間、48時間および72時間にツベルクリン応答を測定する。
図6は、非ワクチン接種対照と比較した1ヶ月後におけるBCGに対するツベルクリン応答を示す。
遠心によって収穫したSautonブロス中で培養を増殖させ、M15ホウ酸塩緩衝化生理食塩水中10mg/mlの濃度で再懸濁し、4℃で保存する。
10mg/ml=100μl中109。
1/10希釈=100μl中108。
150μlの108を1.2ml M15ホウ酸塩に添加し、150μlのBCGを添加する。
今回、用量は、うなじへ注射される100μl中の105のBCG+107のテスト生物である。
図7は、細菌の3つの種によるBCG効果の免疫変調を示すグラフである。ツベルクリン応答は24時間および48時間で測定する。
このスクリーニングテストは、テスト懸濁液をBCGと混合し、BCG単独と比較することによって、28日後に、BCGに対する応答の尺度としてのツベルクリンテストが調節され、または修飾されたことを示す。この単純なモデルにおいて、免疫調節は、24時間および48時間双方における応答の大きさの低下として示される。これは、テスト懸濁液での初回抗原刺激が、BCGでの攻撃および引き続いてのツベルクリンテストの数週間前に行われるより長期の実験においてさらに調べることができる。
これは、Th2の調節の有りまたは無しにて、Th1増強につき初回抗原刺激された免疫系の結果、臨床下感染によって成長の制限がより少ないという原理に基づく。従って、些細な感染がしばしばある状況において、それらの影響の低下の結果、動物がより大きな体重を獲得する。これは、Th2サイトカインの存在下で「悪液質因子」として作用する循環TNF(腫瘍壊死因子)のレベルを低下させ、食欲を減退させ、代謝速度を増加させることによって達成されるであろう。
スイートイッチは、小昆虫Culicoidesによる咬傷に対してアレルギー応答をする通常ウマおよびポニーを悩ます皮膚疾患である。これは、最も普通には、鬣および尾のような毛が長い領域で起こる。毛の喪失、および強い痒みを伴う皮膚の厚化および炎症がある。ウマは刺激され、この疾患によって悩まされ、その結果として減量し得る。これは、通常、晩春および夏に罹患したウマおよびポニーに影響する毎年の疾患である。
小昆虫の季節に毎年かなりひどいスウィートイッチに規則的に罹ることが知られている7歳のウマに各々1月および2月に、注射の間を2週間にして、胸の全部にT.inchonensisの2回の皮内注射を与えた。5月の最後の数日およびCulicoidesの季節まで、前記ウマは、驚くべきことに、毛の喪失または皮膚の炎症のようなスウィートイッチの兆候を示さなかった。5月の終わりに、スウィートイッチは前記動物で出現せず、T.inchonensisの第3の注射を前記動物に投与した。投与から24〜48時間以内に、スウィートイッチの兆候(特に、皮膚炎症および/または毛の消失)は完全に消失した。次いで、前記動物は8月の初めまで再度スウィートイッチが無かった。再度、T.inchonensisのさらなる(4番目の)注射を投与し、再度、投与から24〜48時間内にスウィートイッチ兆候は消失した。
この実験は、肺腺癌細胞系で攻撃したマウスの予防および治療における、106および107のGordonia bronchialis、Rhodococcus coprophilusおよびTsukamurella inchonensisの注射の効果を評価する。マウスの群に、わき腹への腫瘍細胞での皮下攻撃から5週間および2週間前に、うなじにテスト種または生理食塩水プラセボの皮下注射を与える。テスト生物および生理食塩水プラセボの第3の注射は、腫瘍攻撃から1週間の後にうなじに与える。注射された腫瘍細胞の数は、当該系に十分に精通した者が判断する。最終点は、攻撃から7日、14日および21日後における攻撃部位での腫瘍の存在およびサイズであろう。
100mgのTsukamurella inchonensisを、生物の10mgの湿潤重量/mlの濃度にて、予め重量測定した遠心管中の緩衝化生理食塩水(pH8.0)に懸濁させる。全10mlを超音波処理機で処理して、生物の大部分を破壊する(70〜80%)。
何も無し、ホウ酸塩緩衝液、T.inchonensis全細胞または可溶性抗原(濾過した音波処理物)での初回抗原刺激後に投与したBCGワクチン接種後におけるマウスでのツベルクリン応答。
豚(子豚)におけるストレスに対するRhodococcus属、Gordonia属、Nocardia属、Dietzia属、Tsukamurella属およびNocardioides属の1以上からの細菌の全細胞の効果を評価するために、これらの属の1以上からの1以上の種を豚でテストした。
<唾液試料の収集>
1.豚は強い日周期性(毎日の)コルチゾルリズムを有しており、これは、豚が天然では1日の内で遅くよりも朝により高いレベルのストレスホルモンを有することを意味する。豚では、最高のコルチゾルレベルは0700時に見出され、深夜に向けて減少する。この理由で、唾液試料は常に1日の同時刻に採取されることは非常に重要である。
2.飼料および飲物を取ると、唾液中のホルモンの濃度に影響し得る。最も現実的な結果を得るためには、豚が飼料または飲物を取っていないときに唾液試料を採取する。豚が飼料または飲物を取る前に試料を採取するのが最善である。
3.小さな豚では、他端を保持しつつ、豚に標準生綿蕾(着色したものが乾草中で見つけるのにより容易である)上の餌を取らせる。ほぼ4つの綿蕾(両端)は各豚につき十分な唾液を収集するはずである。より大きな豚では、より大きな生綿蕾を用いて、頬内側から唾液を収集する。ほぼ2つの大きな綿蕾は、十分な唾液を収集するはずである。最小0.2mlの唾液が豚当たりに必要である。
4.収集の後直ちに、綿蕾を切断して、エッペンドルフミクロ遠心管の内側に装着する。綿蕾を頂部の綿ビットと共にエッペンドルフに入れる。最高速度にて、ほぼ2分間、または唾液がエッペンドルフの底に沈降するまで遠心する。蕾の頂部をはたいて、中空部分から残りの唾液を得る。
5.一度に1つをエッペンドルフ当たり1を超える綿蕾を遠心することによって、最小0.1ml(エッペンドルフ上の第一のマーク)の唾液が各エッペンドルフで収集されるはずである。豚当たり2つのエッペンドルフを収集する。
6.同定用の数字および日付をエッペンドルフにはっきりと記す。
7.できる限り早く、唾液試料を、好ましくは−20℃にて、フリーザー中の気密再シール可能なバッグ中で貯蔵する。
1.プレートプランを立てる。
2.フリーザーから唾液試料を取り出し、霜を除く。
3.オーブンを25℃でスイッチを入れる。
4.使用前にELISA試薬を室温とする。
5.製造業者の指示に従って洗浄溶液を希釈する。
6.100μlのコルチゾル標準および唾液試料を二連にて適当なウェルに分注する。
7.200μlの酵素コンジュゲートを各ウェルに分注する。
8.プレートを10秒間振盪する。
9.(オーブン中)25℃にて1時間インキュベートする。
10.内容物を流しに処理することによって全てのウェルを3回洗浄し、マルチチャネルピペットを用いて400μlの洗浄溶液を各ウェルに分注し、再度内容物を処理し、さらに2回反復する。
11.逆さにしたプレートを吸収性タオルにしっかりと当て、いずれの過剰な洗浄溶液も除去する。アッセイの洗浄段階は非常に重要であり、プレートは適切に洗浄されなければならない。
12.200μlの基質溶液を各ウェルに分注する。
13.(オーブン中)25℃にて30分間インキュベートする。
14.ウェルを空にすることなく、100μlの停止溶液を各ウェルに分注する。
15.停止溶液を添加してから10分以内に450nmにてプレートを読む。
Immunodiagnostic Systems Ltd,10 Didcot Way,Boldon Business Park,Boldon,Tyne and Wear,NE35 9PDから入手可能なヒト唾液のための96ウェルのキット。
ウマサルコイド、ウマの最も普通の皮膚新生物はウシパピローマウイルス1および2での感染に関連している。
T.inchonensis調製物はサルコイド病巣を減少させるのに効果的であった。全てのサルコイドにわたり、約75%だけ減少した。調製物は、病巣と同一のリンパ節排出領域に投与した場合に特に効果的であった。
Claims (16)
- Rhodococcus属、Gordonia属、Dietzia属、およびTsukamurella属から選択される細菌の104〜1010の不活化した全細胞を含む免疫モジュレーター組成物であって、使用時に前記免疫モジュレーター組成物が細胞性免疫応答を高めるか、または抑制する免疫モジュレーター組成物。
- 前記組成物が抗原およびアジュバントを含み、前記アジュバントがRhodococcus属、Gordonia属、Dietzia属、およびTsukamurella属から選択される細菌の全細胞を含む請求項1に記載の免疫モジュレーター組成物。
- Rhodococcus属、Gordonia属、Dietzia属、およびTsukamurella属から選択される細菌の104〜1010の不活化した全細胞と、医薬上許容される担体、希釈剤または賦形剤とを含む医薬組成物であって、使用時に該医薬組成物が細胞性免疫応答を高めるか、または抑制する医薬組成物。
- 感染と、感染、ストレス、アレルギー、細胞性肺気腫、COPDまたは癌に伴う免疫学的異常と、免疫系不調和と、手術後ストレスと、手術後感染とから選択される1以上を治療または予防する医薬の製造における請求項1〜3のいずれかに記載の免疫モジュレーター組成物または医薬組成物の使用。
- 感染、ストレス、アレルギー、細胞性肺気腫、COPD、癌および免疫系不調和から選択される1以上を治療または予防する医薬の製造における請求項1〜3のいずれかに記載の免疫モジュレーター組成物または医薬組成物の使用。
- 子供のワクチンに対する副反応および/またはその結果の治療または予防用の医薬の製造における請求項1〜3のいずれかに記載の免疫モジュレーター組成物または医薬組成物の使用。
- 細胞性免疫応答を高めるか、または抑制するための医薬の製造における請求項1〜3のいずれかに記載の免疫モジュレーター組成物または医薬組成物の使用。
- 医薬として用いるための請求項1〜3のいずれかに記載の免疫モジュレーター組成物または医薬組成物。
- ワクチンにおいて、またはワクチンとして用いるための請求項1〜3のいずれかに記載の免疫モジュレーター組成物または医薬組成物。
- 前記ワクチンが、予防ワクチンまたは治療ワクチンである請求項9に記載の免疫モジュレーター組成物。
- 前記組成物が細胞性免疫応答を高めるか、または抑制する請求項9または10に記載の免疫モジュレーター組成物。
- 前記組成物が、抗原または抗原決定基をさらに含む請求項1〜11のいずれかに記載の免疫モジュレーター組成物および/または医薬組成物。
- 前記抗原または抗原決定基が、BCG(CalmetteおよびGuerinのバチルス)ワクチン、ジフテリアトキソイドワクチン、ジフテリア/破傷風/百日咳ワクチン、百日咳ワクチン、破傷風トキソイドワクチン、麻疹ワクチン、流行性耳下腺炎ワクチン、風疹ワクチン、OPV(経口ポリオワクチン)およびMycobacterium vaccae、またはその部分の1以上から選択される抗原または抗原決定基である請求項12に記載の免疫モジュレーター組成物および/または医薬組成物。
- 前記組成物が、2以上のそのような抗原または抗原決定基を含む請求項12または13に記載の免疫モジュレーター組成物および/または医薬組成物。
- 前記細菌が、Rhodococcus属から選択される請求項1〜3および8〜14のいずれかに記載の免疫モジュレーター組成物および/または医薬組成物。
- 前記細菌が、Rhodococcus ruber、Rhodococcus rhodochrous、Rhodococcus rhodnii、Rhodococcus coprophilus、Rhodococcus opacusおよびRhodococcus erythopolisの1以上である請求項15に記載の免疫モジュレーター組成物および/または医薬組成物。
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