JP5097001B2 - ホール効果装置及びその動作方法 - Google Patents
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Description
DRAMに用いられるメモリセルの場合、もっとも一般的な市販のセルは、データ記憶用のコンデンサとセル配列から個別のセルを絶縁する電界効果トランジスタ(FET)の二つの要素のみで構成されている。この種のセルは、小型化が容易であり、従って高い集積度が得られ、さらに比較的安価であるために、広く用いられている。この種のセルの記憶要素はコンデンサであり、例えば電荷Qを蓄積した状態と、電荷0(零)を蓄積した状態の二つの状態により、二値化データの“1”と“0”を示す。各セルは、ビット線及びワード線と呼ばれる書き込み線及び読み出し線の配列に接続される。各個のコンデンサは、配列中のおいて他のコンデンサにリンクされているため、電荷が隣接する他のセルに流出する。各セルの各個のコンデンサは、セル内のトランジスタに接続されて絶縁されている。トランジスタがオンの時には、書き込み線または読み出し線は低抵抗となり、書き込み時には印加電圧がコンデンサに蓄積され、読み出し時には検出回路によって蓄積されている電荷が検出される。一方、トランジスタがオフの場合、書き込み線または読み出し線が高インピーダンスとなり、コンデンサは配列内の他の要素から絶縁される。
不揮発性メモリセルの製造には、いくつかの技術が用いられる。誘電体として強磁性体を用いる容量型メモリ要素には、疲労の問題があり、読み出し/書き込み回数に制限がある。
また、強磁性体材料を用いた同様の装置がある。以下にこうした技術のうちの三つについて検討する。
磁気抵抗型RAMは、例えば、J. M. Daughtonの「磁気抵抗メモリ技術」薄型固形フィルム 216、162(1992年)に示されている。この装置は、ビット線及びワード線の配列を用いている。各ビット線は、n個の記憶セルに分割されている。各セルは、強磁性体金属ベース(F層)と、非鉄中間層(N層)及び強磁性体上層(F層)の三層構造となっている。このセル構造は、F層−N層間の界面における界面スピンの散乱が散乱全体に対して無視できる程度であり、N層を横切る交換結合がない巨大磁気抵抗(GMR)構造とは異なっている。セルは、長さl、幅w、厚さdの寸法で形成される。セルの幅方向の断面を見ると、静電結合によって決定される二つの安定な磁化状態があり、これら二つの磁化状態によって、二つの強磁性体は、時計回り方向及び反時計回り方向の相互に逆向きの指向性を有している。
磁気スピンの伝達を用いた活性装置が、従来より知られている。スピン伝達技術の歴史は、マーサーベイ(Mesevey)の実験[R, Meservey, P. M. Tedrow及びP, R. Meservey, Phys. Rev.. Lett, 25 1270 (1970); P. M. Tedrow及びP, R. Meservey, Phys. Rev.. Lett, 26 192 (1971年); Phys. Rev.B7, 318 (1973年)]より始まる。この実験において、強磁性体電極からの電流は、低伝達率のバリアを通過して実効スピン偏極を持つ超伝導検出器に伝達される。[Mark Johnson及びR. H. Silsbee, Phys. Rev. B 35,4959(1987年); Phys. Rev. B37,5312(1988年); Phys. Rev. B35,5326(1988年)を含むいくつかの雑誌に示されているように]スピン射出実験により、すべての強磁性体−非鉄(F1−N)界面は、実効スピン偏極を有しており、(F1−N)界面から古典的な拡散距離δsに等しい特性長によりN側に拡散する非平衡磁化と均等なスピン偏極電子の非平衡ポピュレーション、及び第二の強磁性層のN−F2界面における電流の流れ(または発生された電圧)に影響されたN側への非平衡磁化を示す。
計算素子における論理処理は、一般には、ディジタル電圧パルス及び適切な方法で相互に連結されているFETゲートによって実行されている。簡潔な重大議論を可能とする一例を提供するために、ANDゲート動作用の標準的な構成[Paul Horowitz and Winfield Hill, "The Art of Electronics," Cambridge Univ. Press, Cambridge U.K. (1980); p.328参照]が図5に示されており、各素子がエンハンスメント・モード(又はエンハンスメント形)FETである。各素子はp型チャネルFETである。p型チャネルFETは高いインピーダンスを有し、ゲート電圧がゼロ或いは正のとき、「オフ」状態である。それは低いインピーダンスを有し、ゲート電圧がゼロ未満のしきい値より低いとき、「オン」状態である(ここで、しきい値は一般に0.5ボルト或いはそれ以下である)。各素子はn型チャネルFETである。n型チャネルFETは、ゲート電圧が接地未満であるとき、「オフ」状態であり、ゲート電圧が接地を越えたしきい値より大きいとき、「オン」である。正或いはゼロの電圧パルスの振幅(ハイ又は「1」、或いはロー又は「0」)が同時に入力に印加されると、このセルは以下のようにANDゲートとして動作する。
上面を有する共に、電流を担持できる導電性フィルム層と、
制御可能な磁化配向を有すると共に、前記のそうした上面の第一の部分を覆うが第二の部分を覆っていない強磁性体層であり、前記のそうした面に対して略垂直なフリンジ磁界が当該強磁性体層のエッジ部によって生じ得るようになされた強磁性体層とを備え、
電気信号が、前記導電性フィルム層内の電流に作用する前記フリンジ磁界に応答して生じ得ることから成るホール効果素子が提供される。
記憶するデータ項目の異なる二つの値に対応して少なくとも二つの制御可能で安定な磁化配向を有し、前記導電性フィルム層の上面の一部を、二つの状態を有しするとともに前記導電性フィルム層の上面に対してほぼ法線方向のフリンジ磁界をエッジ部によって発生する強磁性体層とによって構成され、
前記導電性フィルム層に流れる電流に作用するフリンジ磁界の状態に応じて、前記データ項目の異なる二つの値に対応する二つの異なる電気信号を発生するようにしたことを特徴とするメモリ装置が提供される。
(i)第一の振幅の書き込み電流に応じて第一の状態となるとともに、第一の書き込む磁界に関連づけられ、
(ii)第二の振幅の書き込み電流に応じて第二の状態となるとともに、第二の書き込む磁界に関連づけることが出来る。
導電性フィルム層と、
記憶するデータ項目の異なる二つの値に対応して少なくとも二つの制御可能で安定な磁化配向を有し、前記導電性フィルム層の上面の一部を、二つの状態を有しするとともに前記導電性フィルム層の上面に対してほぼ法線方向のフリンジ磁界をエッジ部によって発生する強磁性体層と、及び
前記強磁性体層と、導線上の第一及び第二の電流値の一方の電流値を持つ入力データ信号によって発生される磁界と誘電的に結合する書き込み線とによって構成され、
フリンジ磁界に採用する導電性フィルム層に流れる電流に応じて電気出力信号が発生され、該電気出力信号が、前記入力データ信号及び前記論理関数に関連している論理装置が提供される。
前記第一の軸線と略直交する導電性フィルム層の第二の軸線に沿って流れる電流を発生し、
ほぼ前記第一の軸線に沿って位置する強磁性層のエッジ部に沿い、前記第二の軸線に対して略法線方向のフリンジ磁界を発生して、
前記電流に作用するフリンジ磁界に応答して電気信号を発生するようにした電気信号の発生方法が提供される。
制御可能な磁化配向を有し、前記チャンネルに対してほぼ法線方向のフリンジ磁界をエッジ部によって発生するようにゲートとチャンネルに関連して配置した強磁性体層とによって構成され、
強磁性体層の磁化配向に関連した電気信号が、電界効果トランジスタのソース領域及びドレイン領域間を流れる電流に作用するフリンジ磁界に応答して発生することができる電子装置が提供される。
記憶するデータ項目の異なる二つの値に対応して少なくとも二つの制御可能で安定な磁化配向を有し、前記導電性フィルム層の上面の一部を、二つの状態を有するとともに前記チャンネルに対してほぼ法線方向のフリンジ磁界をエッジ部によって発生するようにゲートとチャンネルに関連して配置した強磁性体層とによって構成され、
前記チャンネルに流れる電流に作用するフリンジ磁界の状態に応じて、前記データ項目の異なる二つの値に対応する二つの異なる電気信号を発生するようにしたことを特徴とするメモリ装置が提供される。
(i)第一の振幅の書き込み電流に応じて第一の状態となるとともに、第一の書き込む磁界に関連づけられ、
(ii)第二の振幅の書き込み電流に応じて第二の状態となるとともに、第二の書き込む磁界に関連づけられることが望ましい。
ソースと、ドレインと、ゲート及びチャンネルを含む電界効果トランジスタと、
記憶するデータ項目の異なる二つの値に対応して少なくとも二つの制御可能で安定な磁化配向を有し、前記導電性フィルム層の上面の一部を、二つの状態を有するとともに前記チャンネルに対してほぼ法線方向のフリンジ磁界をエッジ部によって発生するようにゲートとチャンネルに関連して配置した強磁性体層とによって構成され、
前記強磁性体層と、導線上の第一及び第二の電流値の一方の電流値を持つ入力データ信号によって発生される磁界と誘電的に結合する書き込み線とによって構成され、
前記チャンネルに流れる電流に作用するフリンジ磁界の状態に応じて、前記データ項目の異なる二つの値に対応する二つの異なる電気信号を発生するようにしたことを特徴とする論理装置を提供することが出来る。
第一の軸線に直交する第二の軸線に沿って電界効果トランジスタのチャンネルのソースからチャンネルと通って電界効果トランジスタのドレインに流れる電流を発生し、
フリンジ磁界は、チャンネルに対してほぼ法線方向に向けられた前記ゲートに対して配置される強磁性体層のエッジ部に沿ってフリンジ磁界を発生し、
前記電流に作用するフリンジ磁界に応答して電気信号を発生するようにした電気信号の発生方法が提供される。
典型的なホール効果素子が図7に示されており、電流Iがホール・プレート520と呼称される薄い矩形プレートを通るように駆動されている。均一磁界Bがプレート520に直交して加えられると、プレート内の電流担体又は電流キャリヤ(電子或いは正孔)に対するローレンツ力が、B磁界の方向とターミナル522からターミナル524へ流れる電流の方向とに直交するように発生する。プレート520の両側部の検知接点の間(S1514とS2516との間)で為される電圧測定は、ホール効果によって生ずるホール電圧VHを測定する。Bの符号が逆転すると、検出される電圧の符号も逆転する。
本発明の変形ホール・プレートの概略構成図が図6に示されている。この素子は、従来のホール・プレート520の一部を該ホール・プレートから電気的に絶縁された強磁性フィルム510で覆うことによって形成されており、そのフィルム510の一方のエッジ部又は縁部が、ホール検知ターミナル514及び516の軸とその上方で整列又は整合させられている。強磁性フィルム510は、好ましくは、その磁化512を該フィルム510の空間的平面に^xに沿っての容易軸に合わされた状態で束縛する又は閉じ込める異方性を伴って形成されている。よって、フィルム510の磁化は、ホール検知ターミナル514及び516の軸に直交する軸に沿った正或いは負の状態で配向又は設定される。強磁性フィルム510の磁化が+^xに沿った正であると、前記エッジ部下方において局所化されたへり又は周辺のフリンジ磁界Bはホール・プレート520に対して垂直であり、−^zに沿って下方へ指向する。この局所磁界Bはセンサ近辺のキャリヤのローレンツ偏向を生じて、検知されるホール出力電圧(S1514とS2516との間に生ずる電圧)は所与の極性を有する(例えば、正)。
ホール・プレートはFETの導電チャネルとして製作され、且つ、強磁性フィルムがそのチャネル・ゲート内或いはその近辺に取込まれると、その素子は強磁性体ゲート型FETとして動作する(以下に詳細に説明)。書き込み及び読み出し機能は変形ホール・プレートを用いた場合のように実行されるが、この場合、素子はゲート電圧によって決定される2つの追加的状態を有し、「オン」状態において、チャネルのコンダクタンスは高く、「オフ」状態において、そのコンダクタンスは無視し得る程に小さい。こうして、この強磁性体ゲート型FETは、通常、「オフ」状態の無限のインピーダンスによって複数素子から成るアレイから孤立させられている。記憶されたビットは、ゲートへ電圧パルスを送り、チャネルのコンダクタンスを上昇し、FETを「オン」状態へ設定し、それから、この素子上のホール・センサ・プローブを横切って生ずる電圧を検知することによって読み出される。
ブール論理処理もまたこの強磁性体ゲート型FETを用いて実行可能である。例えば、2つの論理データ値を有する論理入力は、データ・ワイヤ上の2つの異なる電流レベルによって表わすことができる。この論理入力(「1」或いは「0」に対応する特定の電流レベルを有する)は、第二の論理入力(また、「1」或いは「0」の何れかに対応する特定の電流レベルを有する)と組合わせることができ、次いでこれら入力の電流レベルの組合わせ合計をFETの強磁性体層と磁気的に結合された書き込みラインに付与させることができる。これら論理入力の合計は書き込みラインにおける書き込み電流パルスを構成し、対応する磁界は強磁性体層の磁化状態^Mに対して電磁誘導的に作用する。強磁性体層の配向^Mの状態、そしてそれ故の入力の特定の組合わせに応じて、書き込み電流パルスの磁界はこの磁化を変えることができ、従って強磁性体層内の新たな磁化配向の形態として論理演算の結果を「記憶」する。また、本発明の説明に必須ではないが、磁気スピン・トランジスタのブール論理処理に関連して使用可能な構造及び回路に関する更なる詳細は、前述した米国出願連番第08/425,884号及び第08/493,815号に見出すことができる。
520 変形ホール・プレート
514,516 検知ターミナル
522,524 バイアス・ターミナル
B フリンジ磁界
H (書き込み)磁界
Claims (30)
- 導電性フィルム層と、
制御可能な磁化配向を有すると共に、前記導電性フィルムの第一の上面の第一の部分を覆うが第二の部分を覆っていない強磁性体層であり、当該強磁性体層のエッジ部によって前記導電性フィルムの第一の上面に対する垂直成分を含むフリンジ磁界を発生させる第一の強磁性体層と、
制御可能な磁化配向を有すると共に、前記第一の上面と反対側の第二の上面の第三の部分を覆うが第四の部分を覆っていない強磁性体層であり、当該強磁性体層のエッジ部によって前記導電性フィルムの第二の上面に対する垂直成分を含むフリンジ磁界を発生させる第二の強磁性体層とを備え、
電気信号が、前記導電性フィルム層内の電流に作用する前記フリンジ磁界に応答して生じ得ることから成る、改良されたホール効果素子。 - 前記導電性フィルム層の第一のエッジ部に結合された第一センサと、前記第一のエッジ部とは反対側である前記導電性フィルム層の第二のエッジ部に結合された第二センサとを備え、前記電気信号が、前記第一センサと前記第二センサを通る軸線と直交する方向に沿って生ずる電圧である、請求項1に記載のホール効果素子。
- 前記導電性フィルム層と、前記第一および第二の強磁性体層とは絶縁層によって分離されている、請求項1に記載のホール効果素子。
- 前記電流が、前記導電性フィルム層の第三のエッジ部に結合された第一バイアス・ターミナルと、前記第三のエッジ部とは反対側である前記導電性フィルム層の第四のエッジ部に結合された第二バイアス・ターミナルとの間を流れる、請求項1に記載のホール効果素子。
- 前記第一および第二の強磁性体層における磁化配向を構成するための書き込みラインを更に備える、請求項1に記載のホール効果素子。
- 前記第一および第二の強磁性体層が、磁気的に記憶されたデータによって生ずる磁界に結合されており、発生した前記電気信号が前記データの値に関連されており、前記素子が磁界センサとして動作する、請求項1に記載のホール効果素子。
- 前記第一および第二の強磁性体層が、前記電気信号に略直交すると共に前記第一及び第二センサをつなぐ前記軸線に略平行する容易磁化軸を有する、請求項2に記載のホール効果素子。
- 導電性フィルム層と、
記憶するデータ項目の異なる二つの値に対応して少なくとも二つの制御可能で安定な磁化配向を有し、二つの状態を有するとともに前記導電性フィルム層の第一の上面に対する法線成分を含むフリンジ磁界をエッジ部によって発生するように、前記導電性フィルム層の第一の上面の一部を覆う第一の強磁性体層と、
記憶するデータ項目の異なる二つの値に対応して少なくとも二つの制御可能で安定な磁化配向を有し、二つの状態を有するとともに前記導電性フィルム層の第一の上面と反対側の第二の上面に対する法線成分を含むフリンジ磁界をエッジ部によって発生するように、前記導電性フィルム層の第二の上面の一部を覆う第二の強磁性体層とを備え、
前記導電性フィルム層に流れる電流に作用する前記フリンジ磁界の状態に応じて、前記データ項目の異なる二つの値に対応する二つの異なる電気信号を発生するようにしたことを特徴とする、メモリ装置。 - 前記導電性フィルム層の第一のエッジ部に結合された第一センサと、前記第一のエッジ部とは反対側である前記導電性フィルム層の第二のエッジ部に結合された第二センサとを更に備え、前記二つの異なる電気信号が、前記第一センサと前記第二センサとを通る軸線と直交する方向に沿って生ずる電圧である、請求項8に記載のメモリ装置。
- 前記二つの異なる電気信号は、前記データ項目の異なる二つの値の第一の値が前記メモリ装置に記憶されている場合に発生される第一の電圧出力信号と、前記データ項目の異なる二つの値の第二の値が前記メモリ装置に記憶されている場合に発生される第二の電圧出力信号で構成される、請求項9に記載のメモリ装置。
- 前記メモリ装置の二つの電気信号を基準値と比較して、メモリ装置に記憶されたデータ項目の値を判定する検出回路を有している、請求項10に記載のメモリ装置。
- 前記電流は、導電性フィルム層の第三のエッジ部に結合された第一のバイアス端子と、前記第三のエッジ部に対向する第四のエッジ部に結合された第二のバイアス端子の間に流れる読み出し電流である、請求項8に記載のメモリ装置。
- 前記第一および第二の強磁性体層内の二つの制御可能な磁化配向状態を規定する配線を有している、請求項8に記載のメモリ装置。
- 前記第一および第二の強磁性体層が、前記電気信号に略直交すると共に前記第一及び第二センサを通る前記軸線に略平行する容易磁化軸を有する、請求項2に記載のメモリ装置。
- 前記第一および第二の強磁性体層の磁化配向は、
(i)第一の振幅の書き込み電流に応じて第一の状態となるとともに、第一の書き込む磁界に関連づけられ、
(ii)第二の振幅の書き込み電流に応じて第二の状態となるとともに、第二の書き込む磁界に関連づけられる、請求項8に記載のメモリ装置。 - 前記第一および第二の強磁性体層の磁化配向は、前記第一および第二の強磁性体層に他方の状態が設定されるまで、一方の状態に保持される、請求項15に記載のメモリ装置。
- 複数のメモリ装置が結合され、メモリ配列を構成する、請求項8に記載のメモリ装置。
- 前記第一および第二の強磁性体層は、130nmの層厚を持った鉄、コバルトまたはパーマロイの薄膜であり、前記導電性フィルム層は、1ミクロン幅のガリウム−砒素プレートであり、二つの層は層厚50nmの酸化物絶縁層により分離されている、請求項8に記載のメモリ装置。
- 一乃至複数の入力信号と出力信号の結合に関連する論理関数を実行するための論理装置であって、
導電性フィルム層と、
記憶するデータ項目の異なる二つの値に対応して少なくとも二つの制御可能で安定な磁化配向を有し、二つの状態を有するとともに前記導電性フィルム層の第一の上面に対する法線成分を含むフリンジ磁界をエッジ部によって発生するように、前記導電性フィルム層の第一の上面の一部を覆う第一の強磁性体層と、
記憶するデータ項目の異なる二つの値に対応して少なくとも二つの制御可能で安定な磁化配向を有し、二つの状態を有するとともに前記導電性フィルム層の第一の上面と反対側の第二の上面に対する法線成分を含むフリンジ磁界をエッジ部によって発生するように、前記導電性フィルム層の第二の上面の一部を覆う第二の強磁性体層と、
前記第一および第二の強磁性体層と、導線上の第一及び第二の電流値の一方の電流値を持つ入力データ信号によって発生される磁界と誘電結合する書き込み線とを備え、
導電性フィルム層に流れる電流に作用する前記フリンジ磁界に応じて電気出力信号が発生され、該電気出力信号が、前記入力データ信号及び前記論理関数に関連している、論理装置。 - 前記電気出力信号は、前記第一および第二の強磁性体層の磁化配向の状態が、前記論理関数に関連した前記入力データ信号の第一の組み合わせに対応する磁界により反転された時に第一の値を有し、前記第一および第二の強磁性体層の磁化配向の状態が、前記論理関数に関連した前記入力データ信号の第二の組み合わせに対応する磁界により反転されない時に第二の値を有している、請求項19に記載の論理装置。
- 前記第一および第二の強磁性体層の磁化配向は、前記論理装置において実行される論理関数の結果に対応しており、この結果は、後続の入力信号の組み合わせによって磁化配向状態が反転される間で、論理装置内に記憶される、請求項19に記載の論理装置。
- 前記第一および第二の強磁性体層の磁化状態は、前記論理装置によって実行される論理関数に基づいて初期状態に設定される、請求項21に記載の論理装置。
- 前記導電性フィルム層の第一のエッジ部に結合された第一センサと、前記第一のエッジ部とは反対側である前記導電性フィルム層の第二のエッジ部に結合された第二センサとを更に備え、前記二つの異なる電気信号が、前記第一センサと前記第二センサとを通る軸線と直交する方向に沿って生ずる電圧である、請求項22に記載の論理装置。
- メモリ装置の二つの電気信号を基準値と比較して、前記メモリ装置に記憶されたデータ項目の値を判定する検出回路を有している、請求項21に記載の論理装置。
- 前記電流は、導電性フィルム層の第三のエッジ部に結合された第一のバイアス端子と、前記第三のエッジ部に対向する第四のエッジ部に結合された第二のバイアス端子の間に流れる読み出し電流である、請求項19に記載の論理装置。
- 前記第一および第二の強磁性体層が、前記電気信号に略直交すると共に前記第一及び第二センサを通る前記軸線に略平行する容易磁化軸を有する、請求項23に記載の論理装置。
- 前記論理装置は、ORゲート、NORゲート、NOTゲート、NANDゲート又はANDゲートの一つの所定の論理関数を実行するように構成され、前記所定の論理関数は、磁化配向の初期の構成及び各入力データ信号に関連する振幅に基づいて所定の論理関数に基づいていることを特徴とする、請求項19に記載の論理装置。
- 複数の論理装置が結合されて論理ゲート配列を形成しており、入力信号は一乃至複数の論理装置からの出力信号である、請求項20に記載の論理装置。
- 所定のシーケンス中において、前記論理ゲート配列に記憶された論理関数の結果を読み出す読み出し回路を有している、請求項28に記載の論理装置。
- 後段の半導体回路によって使用可能な許容可能な論理レベルに論理装置の出力を変換するレベルシフタ回路を有している、請求項27に記載の論理装置。
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