JP5085634B2 - 膜ろ過処理システム - Google Patents
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Description
本発明において、活性炭添加設備に収容される活性炭としては、平均粒径150μm以上の粒状活性炭、もしくは平均粒径150μm未満の粉末活性炭、もしくは粉末活性炭を微細化した平均粒径20μm未満の微粉炭が挙げられる。
(実施例1)
図1を参照する。
図中の符番1は、沈砂池である。この沈砂池1の下流側には、着水井2、固液分離装置3、混和池4、フロック形成池5、膜ろ過装置6、浄水池7が順次接続されている。着水井2には、平均粒径150μm未満の粉末活性炭を供給する活性炭添加設備8が接続されている。前記混和池4には、凝集剤を供給する凝集剤添加設備9が接続されている。ここで、着水井2は、水源から取水した原水を貯留する機能を有する。固液分離装置3は、処理すべき原水に含まれる活性炭を水から分離する機能を有する。混和池4は、粉末活性炭を分離した原水と凝集剤添加設備9からの凝集剤を攪拌するための機能を有する。フロック形成池5は、固液分離装置3で分離されなかった微細な活性炭のフロックを成長させるための機能を有する。膜ろ過装置6には精密ろ過膜または限外ろ過膜等が配置され、水と不溶解性成分が分離される。
原水は水源から取水され、沈砂池1を経て着水井2に一時的に貯留される。原水の水質状況に応じて、活性炭添加設備8により活性炭を着水井2に投入し、不溶解性成分の吸着除去を行う。投入する活性炭の量は、取水水質の状況に応じて調整する。活性炭が供給された原水は、固液分離装置3へ導入され、活性炭が分離・回収される。分離されなかった微細な活性炭(微粉炭)は凝集剤添加設備9により供給される凝集剤と混和池4で混和されてフロックを生成し、フロック形成池5で成長する。膜ろ過装置6に供給された活性炭を含むフロックは膜ろ過装置6に配置された精密ろ過膜、限外ろ過膜などにより分離され、膜の処理水等による定期的な逆洗により膜面から除去される。膜ろ過装置6で処理された処理水は、浄水池7に送られる。浄水池7には消毒剤10が供給される。
図2を参照する。但し、図1と同部材は同符番を付して説明を省略する。
沈砂池1の下流側には、着水井2、混和池4、フロック形成池5、固液分離装置3、膜ろ過装置16、浄水池7が順次配置されている。混和池4には、凝集剤添加設備9が接続されている。膜ろ過装置16は、精密ろ過膜、限外ろ過膜、ナノろ過膜、逆浸透膜などにより、水と溶質成分を分離する機能を有する。
原水は水源から取水され、沈砂池1を経て着水井2に一時的に貯留される。原水の水質状況に応じて、活性炭添加設備8により粉末活性炭を着水井2に投入し、不溶解性成分の吸着除去を行う。投入する粉末活性炭の量は、取水水質の状況に応じて調整する。原水に投入された粉末活性炭は、凝集剤添加設備9により供給される凝集剤と混和池4で混和されてフロックを生成し、フロック形成池5で成長する。粉末活性炭を含む成長したフロックは固液分離装置3へ導入され、粉末活性炭が分離・回収される。固液分離されなかった微細な活性炭(微粉炭)は膜ろ過装置16に供給され、精密ろ過膜、限外ろ過膜、ナノろ過膜、逆浸透膜などにより分離され、膜の処理水等による定期的な逆洗により膜面から除去される。
本実施例3は、実施例1と比べて固液分離装置の構成のみ異なり、他は実施例1と同様な構成であり、各部材の配置は図1に示すとおりである。
本実施例3の固液分離装置は、活性炭を水との比重差と遠心力を利用して水と活性炭とに分離する液体サイクロンであり、流入する液体の旋回力によって生じる遠心力によって固液分離を行う装置である。なお、液体サイクロンで分離・回収できるのは、粒状活性炭と粉末活性炭のうち粒径の大きいものである。例えば、比重2.6〜2.7の珪砂の場合、20μmまで液体サイクロンで分離・回収することができる。従って、活性炭の再利用を前提とした回収を行う場合には、粒状活性炭が望ましい。また、本実施例3の固液分離装置では、固体に加わる遠心力を分離に利用しているため、対象粒子の粒径や比重、形状といった因子が分離性能に影響する。
本実施例3に係るろ過膜処理システムの作用は、固液分離装置での水と活性炭の分離の仕方を除いて、実施例1の場合と同様である。実施例3によれば、実施例1と同様の効果の他、固液分離装置が液体サイクロンであるため、稼動部分がなく、構造が単純であるので、床占有面積あたりの処理能力が大きいといった効果が得られる。
本実施例4は、実施例2と比べて固液分離装置の構成のみ異なり、他は実施例2と同様な構成であり、各部材の配置は図2に示すとおりである。
本実施例4の固液分離装置は、活性炭を水との比重差と遠心力を利用して水と活性炭とに分離する液体サイクロンであり、流入する液体の旋回力によって生じる遠心力によって固液分離を行う装置である。なお、粒状活性炭等に関する考察は実施例3で述べたとおりである。
本実施例4に係るろ過膜処理システムの作用は、固液分離装置での水と活性炭の分離の仕方を除いて、実施例2の場合と同様である。実施例4によれば、実施例2と同様の効果の他、稼動部分がなく、構造が単純であるので、床占有面積あたりの処理能力が大きいといった効果が得られる。
本実施例5は、実施例1と比べて固液分離装置の構成のみ異なり、他は実施例1と同様な構成であり、各部材の配置は図1に示すとおりである。
本実施例5の固液分離装置は、金属またはセラミックを主材料とする膜フィルタにより、水と活性炭とに分離する機能を有している。ここで、膜フィルタの目開きは、活性炭の粒径に応じて、活性炭の粒径よりも小さなものを選択することが望ましい。金属またはセラミックを主材料とする膜フィルタにより分離された活性炭は、膜フィルタの透過水または膜の処理水等による定期的な逆洗によりフィルタ面より分離される。
本実施例5に係るろ過膜処理システムの作用は、実施例1の場合と同様である。実施例5によれば、実施例1と同様の効果が得られる。
本実施例6は、実施例2と比べて固液分離装置の構成のみ異なり、他は実施例2と同様な構成であり、各部材の配置は図2に示すとおりである。
本実施例6の固液分離装置は、金属またはセラミックを主材料とする膜フィルタにより、水と活性炭とに分離する機能を有している。ここで、膜フィルタの目開きは、活性炭の粒径に応じて、活性炭の粒径よりも小さなものを選択することが望ましい。金属またはセラミックを主材料とする膜フィルタにより分離された活性炭は、膜フィルタの透過水または膜の処理水等による定期的な逆洗によりフィルタ面より分離される。
本実施例6に係るろ過膜処理システムの作用は、実施例2の場合と同様である。実施例6によれば、実施例2と同様の効果が得られる。
図3を参照する。但し、図1と同部材は同符番を付して説明を省略する。
本実施例7は、実施例1(図1参照)と比べ、固液分離装置3として金属またはセラミックを主材料とする膜フィルタにより、水と活性炭とに分離する機能を有した固液分離装置を用いる点、着水井2と固液分離装置3を接続する配管21aにプレコート槽22及びプレコート剤添加設備23を順次接続させた点、及びプレコート液を固液分離装置3とプレコート槽22間で循環させる点が異なり、他は実施例1と同様な構成である。ここで、プレコート剤添加設備23はプレコート助剤をプレコート槽22に供給するものである。プレコート槽22は、プレコート助剤とプレコート液を混合するものである。
図4を参照する。但し、図1、図3と同部材は同符番を付して説明を省略する。
本実施例8は、実施例2(図2参照)と比べ、固液分離装置として金属またはセラミックを主材料とする膜フィルタにより、水と活性炭とに分離する機能を有した固液分離装置を用いる点、フロック形成池5と固液分離装置3を接続する配管21bにプレコート槽22及びプレコート剤添加設備23を順次接続させた点、及びプレコート液を固液分離装置3とプレコート槽22間で循環させる点を除いて実施例2と同様な構成である。
実施例8の作用、効果は実施例7と同様である。
図5を参照する。但し、図1、図3、図4と同部材は同符番を付して説明を省略する。
本実施例9は、実施例7(図3参照)と比べ、固液分離装置3とプレコート剤添加設備23とを循環配管21cで接続し、プレコート剤添加設備23、プレコート槽22及び固液分離装置3をループ状に接続させた点、及び循環配管21cから分岐した循環配管21dにより固液分離装置3と活性炭添加設備8を接続させた点が異なり、他の構成は実施例7と同様である。
図6を参照する。但し、図1、図4、図5と同部材は同符番を付して説明を省略する。
本実施例10は、実施例8(図4参照)と比べ、固液分離装置3とプレコート剤添加設備23とを循環配管21cで接続し、プレコート剤添加設備23、プレコート槽22及び固液分離装置3をループ状に接続させた点、及び循環配管21cから分岐した循環配管21dにより固液分離装置3と活性炭添加設備8を接続させた点が異なり、他の構成は実施例8と同様である。
図7を参照する。但し、図1、図3、図5と同部材は同符番を付して説明を省略する。
本実施例11は、実施例9(図5参照)と比べ、固液分離装置3とプレコート剤添加設備23を接続する循環配管21cに活性炭を再生する機能を有する再生設備24を介装した点が異なり、他は実施例9と同様である。実施例11によれば、実施例9と同様な効果が得られる他、プレコート剤添加設備23、プレコート槽22、固液分離装置3及び再生装置24を循環配管21cによりループ状に接続させるとともに、固液分離装置3と再生装置24と活性炭添加設備8を循環配管21c、21dにより接続した構成にすることにより、再生装置24により活性炭を再生できるので、実施例9と比べて活性炭添加設備8での活性炭使用量をいっそう抑制できるという効果を有する。
図8を参照する。但し、図1、図2、図4、図6、図7と同部材は同符番を付して説明を省略する。
本実施例12は、実施例10(図6参照)と比べ、固液分離装置3とプレコート剤添加設備23を接続する循環配管21cに活性炭を再生する機能を有する再生設備24を介装した点を除き、他は実施例10と同様である。実施例12によれば、実施例10と同様な効果が得られる他、プレコート剤添加設備23、プレコート槽22及び固液分離装置3を循環配管21cによりループ状に接続させるとともに、固液分離装置3と活性炭添加設備8を循環配管21c、21dにより接続した構成にすることにより、再生装置24により活性炭を再生できるので、実施例10と比べて活性炭添加設備8での活性炭使用量をいっそう抑制できるという効果を有する。
本実施例13では、上記実施例1〜12において、活性炭として平均粒径20μm未満の微粉炭を活性炭添加設備から着水井に供給する場合について実施した。実施例13によれば、微粉炭を用いることにより、比表面積が大きくなり、活性炭の投入量を抑制することができる。
図9を参照する。但し、図1、図3、図5、図7と同部材は同符番を付して説明を省略する。
本実施例14は、実施例11(図7参照)と比べ、沈砂池1と着水井2を接続する配管21eの途中と活性炭添加設備8間の配管、及び着水井2と固液分離装置3を接続する配管21aの途中と活性炭添加設備8間の配管に夫々水質を検知する計測計25,26を設けた点が異なり、他は実施例11と同様である。計測計は、オンライン測定できることが望ましく、例えば、濁度計、紫外吸光光度計、蛍光強度計などを用いることができる。
実施例14によれば、計測計25,26の配置により活性炭添加設備8からの活性炭の投入量を制御でき、過剰な活性炭注入を抑制して使用量を適正化することができる。なお、計測計の配置は、計測計25,26のいずれか一方でもよい。
図10を参照する。但し、図2、図4、図6、図8、図9と同部材は同符番を付して説明を省略する。
本実施例15は、実施例12(図8参照)と比べ、沈砂池1と着水井2を接続する配管21eの途中と活性炭添加設備8間の配管、及び着水井2と混和池4を接続する配管21fの途中と活性炭添加設備8間の配管に夫々水質を検知する計測計25,26を設けた点を除き、他は実施例12と同様である。計測計は、実施例14の場合と同様であり、計測計25,26のいずれか一方を配置してもよい。実施例15によれば、実施例14と同様な効果が得られる。
図11を参照する。但し、図1、図3、図4、図5、図7、図9と同部材は同符番を付して説明を省略する。
本実施例16は、実施例14(図9参照)と比べ、固液分離装置3と混和池4を接続する配管21gの途中と凝集剤添加設備9間の配管、及び混和池4とフロック形成池5を接続する配管21hの途中と凝集剤添加設備9間の配管に夫々水質を検知する計測計27,28を設けた点が異なり、他は実施例14と同様である。ここで、計測計としては、オンライン測定できることが望ましく、例えば、濁度計、流動電流計などを用いることができる。
図12を参照する。但し、図2、図4、図6、図8、図10、図11と同部材は同符番を付して説明を省略する。
本実施例17は、実施例15(図10参照)と比べ、着水井24と混和池4を接続する配管21fの途中と凝集剤添加設備9間の配管、及び混和池4とフロック形成池5を接続する配管21iの途中と凝集剤添加設備9間の配管に夫々水質を検知する計測計27,28を設けた点が異なり、他は実施例15と同様である。計測計は、実施例16の場合と同様であり、計測計27,28のいずれか一方を配置してもよい。実施例17によれば、実施例16と同様な効果が得られる。
図13を参照する。但し、図1、図3、図5、図7、図9、図11と同部材は同符番を付して説明を省略する。
本実施例18は、実施例16(図11参照)と比べ、膜ろ過装置6に給湯装置29を接続した点が異なり、他は実施例16と同様である。給湯装置29は、膜ろ過装置6を原水より高い温度で定期的に洗浄する機能を有する。ここで、給湯装置29としては、省エネ機器であるヒートポンプや太陽光を利用したものであることが望ましい。実施例18によれば、膜ろ過装置6は通常の膜の処理水による逆洗に加え、定期的に原水よりも高い温度で洗浄することにより、膜面に付着した汚れとともに、微細な粉末活性炭を効果的に除去することができる。
図14を参照する。但し、図1、図2、図4、図6、図10〜図13と同部材は同符番を付して説明を省略する。
本実施例19は、実施例17(図11参照)と比べ、膜ろ過装置6に給湯装置29を接続した点が異なり、他は実施例17と同様である。実施例19によれば、実施例18と同様の効果を有する。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 水源から取水した原水を貯留する着水井と、前記着水井に活性炭を供給する活性炭添加設備と、処理すべき原水に含まれる活性炭を水から分離する固液分離装置と、凝集剤を供給する凝集剤添加設備と、フロックを形成させるためのフロック形成池と、水と不溶解性成分を分離する膜ろ過装置とを備え、前記着水井の後段に前記固液分離装置が設置されていることを特徴とする膜ろ過処理システム。
[2] 水源から取水した原水を貯留する着水井と、前記着水井に活性炭を供給する活性炭添加設備と、処理すべき原水に含まれる活性炭を水から分離する固液分離装置と、凝集剤を供給する凝集剤添加設備と、フロックを形成させるためのフロック形成池と、水と溶質成分を分離する膜ろ過装置とを備え、前記フロック形成池の後段に前記固液分離装置が設置されていることを特徴とする膜ろ過処理システム。
[3] 前記固液分離装置は、活性炭と水との比重差と遠心力を利用して活性炭を水から分離する機能を有していることを特徴とする[1]または[2]記載のろ過膜処理システム。
[4] 前記活性炭は、平均粒径150μm未満の粉末活性炭であることを特徴とする[1]乃至[3]いずれか一記載のろ過膜処理システム。
[5] 前記固液分離装置は、金属またはセラミックを主材料とする膜フィルタを有することを特徴とする[1]乃至[3]いずれか一記載のろ過膜処理システム。
[6] プレコート助剤とプレコート液を混合するプレコート槽と、前記前記固体液分離装置の上流側に接続された,プレコート槽にプレコート助剤を供給するプレコート剤添加設備とを有することを特徴とする[5]記載の膜ろ過処理システム。
[7] 前記固液分離装置と前記活性炭添加設備またはプレコート剤添加設備とを接続する循環配管を設け、固液分離装置で分離された活性炭が再利用される構成であることを特徴とする[6]記載の膜ろ過処理システム。
[8] 前記固液分離装置と前記活性炭添加設備またはプレコート剤添加設備とを接続する循環配管に、活性炭を再生する機能を有する再生設備が介装されていることを特徴とする[7]記載の膜ろ過処理システム。
[9] 前記活性炭添加設備から着水池への活性炭の注入点の前段および後段の少なくとも一方に、水質を検知する計測手段を有し、活性炭添加設備からの活性炭の投入量を調整する構成であることを特徴とする前記[1]及至[8]いずれか一記載の膜ろ過処理システム。
[10] 凝集剤を添加して攪拌するための混和池を前記固液分離装置の上流側又は下流側に備え、凝集剤添加装置から混和池への凝集剤の注入点の前段および後段の少なくとも一方に、水質を検知する計測手段を有し、凝集剤添加装置からの凝集剤の投入量を調整する構成であることを特徴とする前記[1]及至[9]いずれか一記載の膜ろ過処理システム。
[11] 前記膜ろ過装置を原水よりも高い温度で定期的に洗浄するための給湯装置が膜ろ過装置に接続されていることを特徴とする前記[1]及至[10]いずれか一記載の膜ろ過処理システム。
Claims (8)
- 水源から取水した原水を貯留する着水井と、
前記着水井に活性炭を供給する活性炭添加設備と、
前記着水井の下流側に配置されて処理すべき原水に含まれる活性炭を水から分離する液体サイクロンと、
この液体サイクロンの下流側に配置された混和池と、
この混和池に凝集剤を供給する凝集剤添加設備と、
前記混和池の下流側に配置され,活性炭と凝集剤により生成したフロックを成長させるためのフロック形成池と、
このフロック形成池の下流側に配置されて水と不溶解性成分を分離する、精密ろ過膜,限外ろ過膜,ナノろ過膜あるいは逆浸透膜のいずれかとを備えていることを特徴とする膜ろ過処理システム。 - 水源から取水した原水を貯留する着水井と、
前記着水井に活性炭を供給する活性炭添加設備と、
前記着水井の下流側に配置された混和池と、
この混和池に凝集剤を供給する凝集剤添加設備と、
前記混和池の下流側に配置され,活性炭と凝集剤により生成したフロックを成長させるためのフロック形成池と、
このフロック形成池の下流側に配置されて処理すべき原水に含まれる活性炭を水から分離する液体サイクロンと、
この液体サイクロンの下流側に配置されて水と溶質成分を分離する、精密ろ過膜,限外ろ過膜,ナノろ過膜あるいは逆浸透膜のいずれかとを備えていることを特徴とする膜ろ過処理システム。 - 前記活性炭は、平均粒径150μm未満の粉末活性炭であることを特徴とする請求項1または2記載のろ過膜処理システム。
- 前記液体サイクロンと前記活性炭添加設備とを接続する循環配管を設け、液体サイクロンで分離された活性炭が再利用される構成であることを特徴とする請求項3記載の膜ろ過処理システム。
- 前記液体サイクロンと前記活性炭添加設備とを接続する循環配管に、活性炭を再生する機能を有する再生設備が介装されていることを特徴とする請求項4記載の膜ろ過処理システム。
- 前記活性炭添加設備から着水井への活性炭の注入点の前段および後段の少なくとも一方に、水質を検知する計測手段を有し、活性炭添加設備からの活性炭の投入量を調整する構成であることを特徴とする請求項1及至5いずれか一記載の膜ろ過処理システム。
- 凝集剤を添加して攪拌するための混和池を前記液体サイクロンの上流側又は下流側に備え、凝集剤添加装置から混和池への凝集剤の注入点の前段および後段の少なくとも一方に、水質を検知する計測手段を有し、凝集剤添加装置からの凝集剤の投入量を調整する構成であることを特徴とする請求項1及至6いずれか一記載の膜ろ過処理システム。
- 前記精密ろ過膜,限外ろ過膜,ナノろ過膜あるいは逆浸透膜のいずれかに、原水よりも高い温度で定期的に洗浄するための給湯装置が接続されていることを特徴とする請求項1及至7いずれか一記載の膜ろ過処理システム。
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