JP5082627B2 - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents
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Description
画像濃度の変動を抑制する従来技術として、例えば特許文献1には、中間転写体の表面に所定の面積率を有するパターン像のトナー像を形成し、このトナー像のトナー付着量を検出して、その検出結果に基づいて現像剤のトナー濃度を適正に制御する技術が記載されている。
なお、ここでの「孤立線」および「孤立ドット」は、画素を構成する線やドットであって、他の線やドットと交わりを持たない独立した状態で形成されたものをいう。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記トナー量調整手段は、線幅が20μm以上130μm以下に設定された前記孤立線で構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る画像形成装置にて、前記トナー量調整手段は、相互の間隔が170μm以上に設定された前記孤立線で構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る画像形成装置にて、前記トナー量調整手段は、相互の間隔が160μm以上に設定された前記孤立ドットで構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記現像手段にトナーを供給するトナー供給手段と、前記トナー量調整手段が前記トナー量を調整した後の前記濃度検出手段にて検出される前記濃度が所定値以下である場合に、前記トナー供給手段内のトナー残量が少ないと判定する判定手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置にて、前記濃度検出手段にて検出された前記第1のパターンからなる前記トナー像の前記濃度に基づいて、現像コントラスト電位を制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8に係る画像形成装置にて、前記制御手段は、前記濃度検出手段にて検出された前記第1のパターンからなる前記トナー像の前記濃度が第1の所定値よりも小さい場合に、前記現像コントラスト電位を大きく設定し、当該濃度が第2の所定値よりも大きい場合に、当該現像コントラスト電位を小さく設定することを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項11に係る画像形成装置にて、前記トナー量調整手段は、相互の間隔が170μm以上に設定された前記孤立線で構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項13に係る画像形成装置にて、前記トナー量調整手段は、相互の間隔が160μm以上に設定された前記孤立ドットで構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする。
請求項15に係る発明は、請求項10に係る画像形成装置にて、前記現像手段にトナーを供給するトナー供給手段と、前記トナー量調整手段が前記トナー量を調整した後の前記濃度検出手段にて検出される前記濃度が所定値以下である場合に、前記トナー供給手段内のトナー残量が少ないと判定する判定手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項16に係る発明は、請求項10に係る画像形成装置にて、前記濃度検出手段にて検出された前記第1のパターンからなる前記トナー像の前記濃度に基づいて、現像コントラスト電位を制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項17に係る発明は、請求項16に係る画像形成装置にて、前記制御手段は、前記濃度検出手段にて検出された前記第1のパターンからなる前記トナー像の前記濃度が第1の所定値よりも小さい場合に、前記現像コントラスト電位を大きく設定し、当該濃度が第2の所定値よりも大きい場合に、当該現像コントラスト電位を小さく設定することを特徴とする。
請求項20に係る発明は、請求項18に係るプログラムにて、取得した前記第1のパターンからなる前記トナー像に関する前記濃度情報に基づいて、現像コントラスト電位を制御する機能をさらに実現することを特徴とする。
請求項23に係る発明は、請求項21に係るプログラムにて、取得した前記第1のパターンからなる前記トナー像に関する前記濃度情報に基づいて、現像コントラスト電位を制御する機能をさらに実現することを特徴とする。
本発明の請求項2によれば、温湿度環境の変動により現像剤のトナー帯電量が異なる状態においても、本発明を採用しない場合に比べて、画像濃度の安定化を図ることができる。
本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、温湿度条件に依らずトナー像の濃度検出をより安定して行うことができる。
本発明の請求項4によれば、本発明を採用しない場合に比べて、温湿度条件に依らずトナー像の濃度検出をより安定して行うことができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、温湿度条件に依らずトナー像の濃度検出をより安定して行うことができる。
本発明の請求項7によれば、トナー供給手段内のトナー残量を推定することができる。
本発明の請求項8によれば、本発明を採用しない場合に比べて、孤立線や孤立ドットからなる画像における濃度の安定化を図ることができる。
本発明の請求項9によれば、トナー供給量制御が行われるに際して、現像剤のトナー濃度が目標値に制御されるまでの間の時間的な遅れを補完し、本発明を採用しない場合に比べ、孤立線や孤立ドットからなる画像における濃度の安定化を図ることができる。
本発明の請求項11によれば、本発明を採用しない場合に比べて、温湿度条件に依らずトナー像の濃度検出をより安定して行うことができる。
本発明の請求項12によれば、本発明を採用しない場合に比べて、温湿度条件に依らずトナー像の濃度検出をより安定して行うことができる。
本発明の請求項14によれば、本発明を採用しない場合に比べて、温湿度条件に依らずトナー像の濃度検出をより安定して行うことができる。
本発明の請求項15によれば、トナー供給手段内のトナー残量を推定することができる。
本発明の請求項16によれば、本発明を採用しない場合に比べて、孤立線や孤立ドットからなる画像における濃度の安定化を図ることができる。
本発明の請求項17によれば、トナー供給量制御が行われるに際して、現像剤のトナー濃度が目標値に制御されるまでの間の時間的な遅れを補完し、本発明を採用しない場合に比べ、孤立線や孤立ドットからなる画像における濃度の安定化を図ることができる。
本発明の請求項19によれば、トナー供給手段内のトナー残量を推定することができる。
本発明の請求項20によれば、本発明を採用しない場合に比べて、孤立線や孤立ドット
からなる画像において濃度の安定化を図ることができる。
本発明の請求項22によれば、トナー供給手段内のトナー残量を推定することができる。
本発明の請求項23によれば、本発明を採用しない場合に比べて、孤立線や孤立ドット
からなる画像において濃度の安定化を図ることができる。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の構成の一例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、電子写真方式を用いた所謂タンデム型のデジタルカラープリンタであって、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成プロセス部20、画像形成装置1全体の動作を制御する制御部60、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3やスキャナ等の画像読取装置4等から受信した画像データに例えばスクリーン処理等の所定の画像処理を施す画像処理部69、処理プログラム等が記録される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される主記憶部90を備えている。
また、画像形成装置1は、後述する中間転写ベルト41上に形成された各色トナー像からなる基準濃度パターン像の濃度を検出する濃度検出手段の一例としての基準濃度検出センサ55を備えている。
ここで図2は、画像形成ユニット30の構成の一例を示した図である。図2に示したように、画像形成ユニット30は、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成される像保持体の一例としての感光体ドラム31、感光体ドラム31の表面を帯電する潜像形成手段の一例としての帯電ロール32、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を現像する現像手段の一例としての現像器33、一次転写後の感光体ドラム31表面を清掃する感光体クリーナ36を備えている。
そして、各現像器33は、現像剤を収容する支持容器331、現像剤を保持して搬送する現像ロール332、現像剤を現像ロール332に吸着させる現像マグネット333、現像剤の層厚(塗布量)を規制する規制ブレード334、現像剤を攪拌しながら現像器33の長手方向に循環移動させる現像剤搬送スクリュー335,336、各色トナーを貯蔵するトナー供給手段の一例であるトナー容器35Y,35M,35C,35K(以下、「トナー容器35」とも総称する)からトナーを支持容器331へ供給するトナー供給路337を備えている。
そして、第1現像剤収容部331bには現像剤搬送スクリュー335が配置され、第2現像剤収容部331cには現像剤搬送スクリュー336が配置されている。収容部壁331aは現像器33の長手方向の両端部には設けられておらず、第1現像剤収容部331bと第2現像剤収容部331cとはこの両端部で連結されて、現像剤が互いに流通するように構成されている。
また、現像ロール332の内部には、現像マグネット333が配置されている。現像マグネット333には、感光体ドラム31と対向して設けられた現像極N1、規制ブレード334と対向して設けられ、現像剤の塗布量を規制するトリミング極S1、現像された現像剤を支持容器331内に搬送する搬送極S2、現像ロール332に保持された現像剤を離脱させるために反発磁界を形成するべく、現像ロール332の回転方向上流側から順に隣り合って配置された同極性(同極反発極)の磁極N2(第1反発磁極)と磁極N3(第2反発磁極)とが円周方向に沿って配置されている。
規制ブレード334は、非磁性材料または磁性材料で構成され、現像マグネット333のトリミング極S1とともに現像ロール332に保持される現像剤の層厚を一定量に規制する。これにより、感光体ドラム31へは現像ロール332の軸方向に亘って所定量の現像剤が均一に供給され、現像電界の作用の下で感光体ドラム31上に形成された静電潜像を現像する。
第2現像剤収容部331cにおいて現像剤に各トナー容器35からトナーが供給される際には、後述する制御部60による制御の下で、現像剤中のトナーとキャリアとの混合比率(トナー濃度)が所定範囲に制御されるようにトナー供給量が調整される。そして、新たにトナーが供給された現像剤は、現像剤搬送スクリュー336によってトナーとキャリアとが充分に攪拌混合され、現像剤搬送スクリュー335と現像剤搬送スクリュー336とによる第1現像剤収容部331bと第2現像剤収容部331cとの間の循環によって、第1現像剤収容部331bに再び搬送される。そして、第1現像剤収容部331bから、トナー濃度が所定の範囲に調整されトナーに充分な帯電が付与された現像剤が現像ロール332に供給される。このようにして、現像剤の循環が行なわれている。
また、画像形成ユニット30には、帯電ロール32の感光体ドラム31回転方向下流側に、感光体ドラム31の表面電位を検出する電位センサ68が備えられている。電位センサ68は、感光体ドラム31の表面電位を検出し、その検出値(表面電位検出値)を制御部60に送る。制御部60は、取得した表面電位検出値に基づいて帯電ロール32に供給される帯電バイアス値を調整して、感光体ドラム31の表面電位を制御する。
ここで、レーザ露光器26は、光源としての半導体レーザ27、レーザ光を感光体ドラム31に走査露光する走査光学系(不図示)、例えば正六角面体で形成された回転多面鏡(ポリゴンミラー)28、半導体レーザ27の駆動を制御するレーザドライバ29を備えている。レーザドライバ29には、画像処理部69からの画像データや制御部60からの光量制御信号等が入力され、半導体レーザ27の点灯制御や出力光量制御等を行う。
なお、本実施の形態では、レーザ露光器26を用いる構成を示したが、潜像形成手段の他の例として、LED等の発光素子をライン状に多数配列した発光素子アレイを用いてもよい。
一方、転写媒体の一例としての用紙Pは送り出しのためのピックアップロール72により用紙保持部71から取り出され、搬送経路R1に沿って用紙Pの位置を規制するためのレジストロール74の位置まで搬送される。そして、用紙Pは、重畳トナー像が二次転写部T2に搬送されるタイミングに同期して、レジストロール74から二次転写部T2に向けて搬送される。二次転写部T2では、二次転写バイアス電圧が印加された二次転写ロール40とバックアップロール49との間に形成された転写電界の作用により、重畳トナー像は用紙P上に一括して静電転写(二次転写)される。
なお、二次転写部T2へは、両面搬送路R2や手差し用用紙保持部75からの搬送経路R3からも用紙Pが搬送される。
このようにして、画像形成装置1での画像形成は、指定された枚数分だけ繰り返して実行される。
本実施の形態の画像形成装置1では、例えば画像形成開始時や、画像形成動作中における所定のプリント枚数毎等といった所定のインターバルにおいて、形成される画像の濃度の変動を抑制するために、「画像濃度調整処理」を行う。本実施の形態の画像濃度調整処理では、各画像形成ユニット30にて形成される所定の基準濃度パターン像の濃度に基づいて、各現像器33での現像剤中のトナーとキャリアとの混合比率(トナー濃度)が所定範囲に制御されるように、各トナー容器35からのトナー供給量が調整される。さらには必要に応じて、例えばレーザ露光器26での半導体レーザ27の出力光量値や帯電ロール32に供給される帯電バイアス値といった潜像形成条件や現像ロール332に供給される現像バイアス等といった現像条件(以下、「画像形成条件」とも総称する)が調整される。このような画像濃度調整処理は、本実施の形態における制御手段やトナー量調整手段や判定手段として機能する制御部60による制御の下で行われる。
まず、制御部60は、各画像形成ユニット30において、感光体ドラム31の表面電位を予め定められた電位レベルに設定する。またその際に、半導体レーザ27の出力光量値、現像バイアス値、一次転写ロール42の一次転写バイアス値等の各種画像形成条件は予め定められた所定値に設定しておく。そして、各画像形成ユニット30において2つの異なる種類の基準濃度パターン像をそれぞれ形成する。
ここで、図3は、各画像形成ユニット30にて形成された2つの異なる種類の基準濃度パターン像が中間転写ベルト41上に一次転写された状態の一例を示した図である。図3に示したように、黒(K)の画像形成ユニット30Kでは、基準濃度パターン像として、例えば所定の線幅の孤立線が所定の間隔で形成された第1のパターンの一例としての孤立線基準濃度パターン像K−1と、孤立線基準濃度パターン像K−1よりも高い画像面積率(画像が占める面積の割合)で形成された第2のパターンの一例としての高面積率基準濃度パターン像K−2とが形成される。
同様にして、イエロー(Y)の画像形成ユニット30Yにおいて孤立線基準濃度パターン像Y−1および高面積率基準濃度パターン像Y−2、マゼンタ(M)の画像形成ユニット30Mにおいて孤立線基準濃度パターン像M−1および高面積率基準濃度パターン像M−2、シアン(C)の画像形成ユニット30Cにおいて孤立線基準濃度パターン像C−1および高面積率基準濃度パターン像C−2がそれぞれ形成される。
なお、孤立線基準濃度パターン像に代えて、所定の径の孤立ドットが所定の間隔で形成された第1のパターンの一例としての孤立ドット基準濃度パターン像Y−1´,M−1´,C−1´,K−1´(不図示)を用いることもできる。
ここでの「孤立線」および「孤立ドット」は、例えば画像処理部69にてスクリーン処理されて形成された画素を構成する線やドットであって、他の線やドットと交わりを持たない独立した状態で形成されたものをいう。
基準濃度検出センサ55から各色基準濃度パターン像の濃度検出値を取得した制御部60は、各色基準濃度パターン像の濃度検出値に対応したトナー供給量を設定する。そして、各トナー容器35から各現像器33へのトナー供給量を制御する。さらには、必要に応じて潜像形成条件や現像条件といった各種画像形成条件を設定する。それにより、用紙P上での画像濃度の変動を抑制して画像品質を高いレベルに維持している。
また、主記憶部90には、制御部60により実行される処理プログラムが格納されており、画像形成装置1の立ち上げ時に制御部60がこの処理プログラムを読み込むことによって、本実施の形態の制御部60での画像濃度調整処理が実行される。
トナー供給量制御部61は、図3に示した各画像形成ユニット30にて形成された孤立線基準濃度パターン像Y−1,M−1,C−1,K−1または孤立ドット基準濃度パターン像Y−1´,M−1´,C−1´,K−1´についての基準濃度検出センサ55により検出された濃度検出値に基づいて、各トナー容器35から各現像器33へのトナー供給量を制御する。
なお、図6での600dpiにおける1on4offの孤立線基準濃度パターン像とは、600dpiである直径約42.3μmの1ビット画素(「1ドット」とも称する)により、主走査方向に1ドット点灯4ドット非点灯を繰り返し行って、副走査方向に向かう縦線からなる孤立線基準濃度パターン像を形成したものである。また、基準濃度検出センサ55の濃度検出値を8ビットデータ(0〜255)として検出した際のデータ値を「濃度指数」と定義している。また、比較する温湿度条件としては、温度28℃相対湿度80%RHと温度10℃相対湿度30%RHとを設定している。
なお、図6では、基準濃度パターン像として孤立線基準濃度パターン像についての濃度検出値とトナー濃度との相関関係を示したが、孤立ドット基準濃度パターン像Y−1´,M−1´,C−1´,K−1´を用いた場合にも、濃度検出値とトナー濃度とは、孤立線基準濃度パターン像と同様に、温湿度条件に依存しない一義的な相関関係を示す。
そこで、本実施の形態のトナー供給量制御部61は、各画像形成ユニット30にて形成された孤立線基準濃度パターン像Y−1,M−1,C−1,K−1または孤立ドット基準濃度パターン像Y−1´,M−1´,C−1´,K−1´についての基準濃度検出センサ55により検出された濃度検出値に基づいて、各トナー容器35Y,35M,35C,35Kから各現像器33へのトナー供給量を調整している。それにより、トナー帯電量の大小に拘わらず、各現像器33内のトナー濃度の高精度な制御を実現している。
各濃度検出値に関する変動率=((n−I)/I)×100(%) …(1)
図8に示したように、温度28℃相対湿度80%RH環境および温度10℃相対湿度30%RH環境の双方の温湿度条件を含めて安定した濃度検出値が得られるように、濃度変動率を10%以下の範囲内に抑えるには、孤立線基準濃度パターン像に関しては、孤立線の線幅を20μm以上に形成することが必要となる。
図9に示したように、安定した濃度検出値が得られる濃度変動率10%以下の範囲内に抑えるには、孤立ドット基準濃度パターン像に関しては、孤立ドットのドット径を30μm以上に形成することが必要となる。
まず、帯電ロール32によって帯電された感光体ドラム31の表面電位(VH:帯電電位)と、レーザ露光器26により露光された領域の潜像電位(V:露光部電位)と、現像器(現像ロール332)33に印加された現像バイアスの直流分(VDC)との関係について述べておく。図10は、帯電電位VHと露光部電位Vと現像バイアス直流分VDCとの関係を示した図である。なお、本実施の形態の画像形成装置1では、帯電ロール32による感光体ドラム31への帯電がマイナス電荷で行なわれ、現像器33での現像がマイナス帯電されたトナーで行なわれる所謂反転現像方式を用いている。したがって、図10の帯電電位VHの領域が白地部(バックグラウンド)となる。また、電位VLが感光体ドラム31に形成される最も高濃度領域の潜像電位となる。
したがって、上記したように、孤立線基準濃度パターン像においては、孤立線の線幅を20μm以上、孤立ドット基準濃度パターン像においては、孤立ドットのドット径を30μm以上に設定することで、基準濃度検出センサ55により安定した濃度検出値が得られることとなる。
図11は、基準濃度パターン像として孤立線基準濃度パターン像を形成した場合に、現像剤のトナー濃度(%)と基準濃度検出センサ55での濃度検出値(濃度指数)との関係を孤立線相互の間隔を変えて比較した図である。すなわち、図11では、600dpiである直径約42.3μmの1ビット画素(1ドット)により、主走査方向に1ドット点灯1ドット非点灯を繰り返す1on1off、1ドット点灯3ドット非点灯を繰り返す1on3off、1ドット点灯4ドット非点灯を繰り返す1on4off、1ドット点灯6ドット非点灯を繰り返す1on6offの孤立線基準濃度パターン像を形成して比較した。また、比較する温湿度条件は、温度28℃相対湿度80%RH環境と、温度10℃相対湿度30%RH環境とである。
そこで、本実施の形態の制御部60において画像濃度調整処理を行うに際しては、基準濃度パターン像として孤立線基準濃度パターン像を形成した場合に、上記した安定した濃度検出値を得るために、孤立線と孤立線との間隔を170μm以上に設定している。
そこで、本実施の形態の制御部60において画像濃度調整処理を行うに際しては、基準濃度パターン像として孤立ドット基準濃度パターン像を形成した場合に、上記した安定した濃度検出値を得るためには、隣接ドットとの間隔を160μm以上に設定している。
なお、本実施の形態では、線幅やドット径の計算は、1インチをdpi数で割った長さを1画素(1ビット)分とし、孤立ドットに関しては孤立ドットを正方形と見なした場合の1辺の長さをドット径とした。
図13は、基準濃度パターン像として孤立線基準濃度パターン像を形成した場合に、現像剤のトナー濃度(%)と基準濃度検出センサ55での濃度検出値(濃度指数)との関係を、孤立線相互の間隔が上記の条件を満たした状態で孤立線の線幅を変えて比較した図である。すなわち、図13では、600dpiである直径約42.3μmの1ビット画素(1ドット)により、主走査方向に1ドット点灯4ドット非点灯を繰り返す1on4off、2ドット点灯4ドット非点灯を繰り返す2on4off、3ドット点灯4ドット非点灯を繰り返す3on4off、4ドット点灯4ドット非点灯を繰り返す4on4off、5ドット点灯4ドット非点灯を繰り返す5on4offの孤立線基準濃度パターン像を形成して比較した。また、比較する温湿度条件は、温度28℃相対湿度80%RH環境と、温度10℃相対湿度30%RH環境とである。
そこで、本実施の形態の制御部60において画像濃度調整処理を行うに際しては、基準濃度パターン像として孤立線基準濃度パターン像を形成した場合に、上記した安定した濃度検出値を得るための孤立線の線幅20μm以上の条件(図8参照)も加味して、孤立線の線幅は20μm以上130μm以下に設定している。
そこで、本実施の形態の制御部60において画像濃度調整処理を行うに際しては、基準濃度パターン像として孤立ドット基準濃度パターン像を形成した場合に、上記した安定した濃度検出値を得るための孤立ドットのドット径30μm以上の条件(図9参照)も加味して、孤立ドットのドット径は30μm以上200μm以下に設定している。
しかし、孤立線や孤立ドットの間隔が小さくなった状態や孤立線の線幅や孤立ドット径が大きくなった状態では、隣接する静電潜像による電界の重ね合わせにより高濃度画像と類似した電界が形成される。それにより、電界の及ぶ範囲が広くなり、高濃度画像と同様にトナー帯電量への依存性が強くなる。そのために、温湿度条件が変動することにより、現像されたトナー量(トナー付着量)と現像剤のトナー濃度との間の一義的な相関関係が一致しなくなると考えられる。
図16は、600dpiの1on4offによる孤立線基準濃度パターン像Y−1,M−1,C−1,K−1を形成した場合の現像剤のトナー濃度(%)と基準濃度検出センサ55での濃度検出値(濃度指数)との関係を示した図である。本実施の形態の各画像形成ユニット30では、600dpiの1on4offによる孤立線基準濃度パターン像Y−1,M−1,C−1,K−1を形成し、本実施の形態のトナー供給量制御部61では、図16の関係を用いて、孤立線基準濃度パターン像Y−1,M−1,C−1,K−1の濃度指数が、それぞれ現像剤のトナー濃度が適正範囲(適正トナー濃度範囲)である例えば7〜9%となる目標濃度指数範囲に設定されるように、各トナー容器35から各現像器33へのトナー供給量を制御している。
上記の図3に示したように、本実施の形態の画像形成装置1では、各画像形成ユニット30において、孤立線基準濃度パターン像や孤立ドット基準濃度パターン像に加えて、孤立線基準濃度パターン像や孤立ドット基準濃度パターン像よりも高い画像面積率で形成された高面積率基準濃度パターン像Y−2,M−2,C−2,K−2を形成している。そして、必要に応じて、高面積率基準濃度パターン像Y−2,M−2,C−2,K−2についての基準濃度検出センサ55での濃度検出値に基づいて、現像バイアス制御部62は現像ロール332に印加する現像バイアス値、帯電バイアス制御部63は帯電ロール32に供給する帯電バイアス値、レーザ光量制御部64は、レーザ露光器26から感光体ドラム31に照射される半導体レーザ27の出力光量値をそれぞれ制御する。
図17に示したように、高面積率基準濃度パターン像に関する濃度検出値は、異なる温湿度条件の下において、トナー濃度に対して異なる相関関係を示す。したがって、高面積率基準濃度パターン像に関する濃度検出値に基づいて各トナー容器35から各現像器33へのトナー供給量を調整すると、トナー濃度を精度良く制御することは難しい。しかしその一方で、図18に示したように、高面積率基準濃度パターン像を用いた場合には、温度28℃相対湿度80%RH環境および温度10℃相対湿度30%RH環境のいずれにおいても、濃度検出値(濃度指数)は、トナー帯電量に対して一義的な相関関係を示す。そして、トナー帯電量が高い状態にある場合には、濃度指数は低下し、トナー帯電量が低い状態にある場合には、濃度指数は増加する。
そこで、本実施の形態の制御部60は、トナー帯電量に対して一義的な相関関係を示す高面積率基準濃度パターン像Y−2,M−2,C−2,K−2についての基準濃度検出センサ55での濃度検出値に基づいて、必要に応じて、現像ロール332に印加する現像バイアス値、帯電ロール32に供給する帯電バイアス値、半導体レーザ27の出力光量値をそれぞれ制御することで、用紙P上に形成される画像濃度を調整している。
なお、この場合には、現像バイアス電圧VDCと帯電電位VHとの差(|VH−VDC|)、または|VH−VDC|と|VDC−VL|との比が変動しないように、現像バイアス制御部62は現像バイアス電圧VDCを制御し、レーザ光量制御部64は半導体レーザ27の出力光量値を制御する。白地部(バックグラウンド)での所謂「地かぶり」を抑えるためである。
なお、この場合には、現像バイアス電圧VDCと帯電電位VHとの差(|VH−VDC|)、または|VH−VDC|と|VDC−VL|との比が変動しないように、現像バイアス制御部62は現像バイアス電圧VDCを制御し、レーザ光量制御部64は半導体レーザ27の出力光量値を制御する。同様に、白地部(バックグラウンド)での所謂「地かぶり」を抑えるためである。
このようにして、本実施の形態の制御部60においては、トナー帯電量の変動に対応させて、用紙P上に形成される画像濃度を安定的に維持している。
また、潜像形成条件としての半導体レーザ27の出力光量値および帯電ロール32に供給される帯電バイアス値や、現像条件としての現像ロール332に供給される現像バイアスに加えて、定着器80の温度や一次転写ロール42の一次転写バイアス値、二次転写ロール40の二次転写バイアス値等を用いた画像濃度調整処理を行うこともできる。
さらには、上記の図20では、画像面積率60%の200線万線の高面積率基準濃度パターン像Y−2,M−2,C−2,K−2を形成した場合を例に示したが、これとは別に行った実験の結果から、画像面積率50%以上の高面積率基準濃度パターン像Y−2,M−2,C−2,K−2を用いた現像コントラスト電位に関する上記の制御を行えば、画像濃度が安定的に維持される。
本実施の形態のトナー供給量制御部61は、上記した図16の関係に基づいて、孤立線基準濃度パターン像Y−1,M−1,C−1,K−1の濃度指数が目標濃度指数範囲に設定されるように、各トナー容器35から各現像器33へのトナー供給量を制御する。本実施の形態の制御部60は、その際に、トナー供給量制御部61から各トナー容器35に対してトナーを補給することを指示する制御信号を送信したにも拘わらず、孤立線基準濃度パターン像または孤立ドット基準濃度パターン像について基準濃度検出センサ55により検出される濃度検出値(濃度指数)が所定値を超えない場合に、濃度指数が所定値を超えない孤立線基準濃度パターン像または孤立ドット基準濃度パターン像を形成した画像形成ユニット30にトナーを補給するトナー容器35内のトナー量は“0”(所謂「空」)であると判定する。例えば、画像形成ユニット30Yにより形成された孤立線基準濃度パターン像Y−1の濃度指数が、トナー供給量制御部61からトナー容器35Yに対してトナーを供給することを指示する制御信号を送信したにも拘わらず所定値を超えない場合には、トナー容器35Y内のトナー量は、“0”であると判定する。ここでの制御部60は、判定手段として機能する。
そして、制御部60がトナー容器35内のトナー量は“0”であると判定した場合には、画像形成装置1の操作表示パネル(不図示)に、該当するトナー容器35、例えばトナー容器35Y内のトナーは「空」であることをユーザに対して警告する警告表示を行う。その際に、音声で警告することもできる。さらには、画像形成装置1の動作を停止することもできる。
また、トナー容器35内のトナー量は“0”であるとする判定は、トナー供給量制御部61による各トナー容器35から各現像器33へのトナー供給量の制御と、その後の孤立線基準濃度パターン像または孤立ドット基準濃度パターン像についての基準濃度検出センサ55による検出とを複数回繰り返し行い、それにも拘らず基準濃度検出センサ55により検出される濃度検出値が所定値を超えない場合に、該当するトナー容器35内のトナー量は“0”であると判定することもできる。
さらには、本実施の形態の制御部60がトナー供給量制御を行った際に、孤立線基準濃度パターン像や孤立ドット基準濃度パターン像、高面積率基準濃度パターン像についての基準濃度検出センサ55により検出された濃度検出値と、トナー供給量制御部61からトナー容器35に対するトナーを補給することを指示する制御信号とに基づいて、特定のトナー容器35が空か否かを判定している。それにより、ユーザに対して特定のトナー容器35が空になったことを知らせることができる。また、濃度の低い画像が形成されることを抑制している。
実施の形態1では、各画像形成ユニット30にて形成された孤立線基準濃度パターン像や孤立ドット基準濃度パターン像についての基準濃度検出センサ55により検出された濃度検出値に基づいて、各トナー容器35から各現像器33へのトナー供給量を制御する構成について説明した。本実施の形態では、実施の形態1に示したトナー供給量制御が行われる際に、現像剤のトナー濃度が目標値に制御されるまでの間の時間的な遅れを補完する機構をさらに備えた構成について述べる。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
さらには、本実施の形態の制御部60は、トナー供給量を制御するのに合わせて、各画像形成ユニット30にて形成された孤立線基準濃度パターン像Y−1,M−1,C−1,K−1または孤立ドット基準濃度パターン像Y−1´,M−1´,C−1´,K−1´についての基準濃度検出センサ55により検出された濃度検出値に基づき、現像コントラストV1を制御する。
ここで図21は、基準濃度検出センサ55により検出された濃度検出値が適正範囲よりも低い場合に、制御部60が行う現像コントラストV1の制御の一例を説明する図である。図21(a)は、現像コントラストV1を制御する前の電位状態を示し、(b)は、現像コントラストV1を制御した後の電位状態を示している。図21に示したように、基準濃度検出センサ55での濃度検出値が適正範囲よりも低い場合には、現像バイアス制御部62は、画像形成ユニット30の各々の現像ロール332に印加する現像バイアス電圧VDCを帯電電位VHとの差(|VH−VDC|)が小さくなるように制御する。それにより、露光部電位Vと現像バイアス電圧VDCとの差(|V−VDC|)である現像コントラスト電位V1は、大きく設定される。
なお、この場合には、感光体ドラム31に形成される最も高濃度領域の潜像電位である電位VLと現像バイアス電圧VDCとの差(|VDC−VL|)が変動しないように、レーザ光量制御部64は、レーザ露光器26から感光体ドラム31に照射される半導体レーザ27の出力光量値を低減する。|VDC−VL|が変動しないように制御するのは、高濃度領域での画像濃度の変動を抑えるためである。
このようにして、各現像器33内の現像剤のトナー濃度が適正範囲よりも低い状態で不安定な場合に、孤立線の線幅や孤立ドットのドット径が小さい潜像に対する現像能力を高め、孤立線の線幅や孤立ドットのドット径の安定化を図っている。
ここで図22は、基準濃度検出センサ55により検出された濃度検出値が適正範囲よりも高い場合に、制御部60が行う現像コントラストV1の制御の一例を説明する図である。図22(a)は、現像コントラストV1を制御する前の電位状態を示し、(b)は、現像コントラストV1を制御した後の電位状態を示している。図22に示したように、基準濃度検出センサ55での濃度検出値が適正範囲よりも高い場合には、現像バイアス制御部62は、画像形成ユニット30の各々の現像ロール332に印加する現像バイアス電圧VDCを帯電電位VHとの差(|VH−VDC|)が大きくなるように制御する。それにより、露光部電位Vと現像バイアス電圧VDCとの差(|V−VDC|)である現像コントラスト電位V1は、小さく設定される。
なお、この場合には、感光体ドラム31に形成される最も高濃度領域の潜像電位である電位VLと現像バイアス電圧VDCとの差(|VDC−VL|)が変動しないように、レーザ光量制御部64は、レーザ露光器26から感光体ドラム31に照射される半導体レーザ27の出力光量値を増加する。|VDC−VL|が変動しないように制御するのは、上記の場合と同様に、高濃度領域での画像濃度の変動を抑えるためである。
これにより、各現像器33内の現像剤のトナー濃度が適正範囲よりも高い状態で不安定な場合に、孤立線の線幅や孤立ドットのドット径が小さい潜像に対する現像能力を下げ、孤立線の線幅や孤立ドットのドット径の安定化を図っている。
図23に示したように、現像コントラスト電位V1を制御することで、1on1offの孤立線基準濃度パターン像の濃度は、温湿度環境の変動にも拘わらず、目標画像濃度(目標値)よりも高い濃度値で安定することが実証された。このように、目標画像濃度よりも高い濃度値で安定することで、孤立線の線幅や孤立ドットのドット径の小さな画像が全く現像されないという事態の発生が抑制される。
Claims (23)
- 像保持体に形成された静電潜像をキャリアとトナーとを含む現像剤により現像する現像手段と、
前記現像手段により前記像保持体上に現像されたトナー像または当該像保持体から転写媒体上に転写された当該トナー像の中の所定の孤立線または孤立ドットで構成される第1のパターンからなる当該トナー像の濃度を検出する濃度検出手段と、
前記濃度検出手段により検出された前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記現像手段に供給されるトナー量を調整するトナー量調整手段と、
前記像保持体上に現像された前記トナー像または前記転写媒体上に転写された当該トナー像の中の前記第1のパターンよりも画像面積率の高い第2のパターンからなる前記トナー像に関する前記濃度検出手段にて検出された前記濃度に基づいて、現像コントラスト電位を制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記像保持体に静電潜像を形成する潜像形成手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記潜像形成手段にて設定される潜像形成条件および前記現像手段にて設定される現像条件のいずれか1または双方を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記トナー量調整手段は、線幅が20μm以上130μm以下に設定された前記孤立線で構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記トナー量調整手段は、相互の間隔が170μm以上に設定された前記孤立線で構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 前記トナー量調整手段は、ドット径が30μm以上200μm以下に設定された前記孤立ドットで構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記トナー量調整手段は、相互の間隔が160μm以上に設定された前記孤立ドットで構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記現像手段にトナーを供給するトナー供給手段と、
前記トナー量調整手段が前記トナー量を調整した後の前記濃度検出手段にて検出される前記濃度が所定値以下である場合に、前記トナー供給手段内のトナー残量が少ないと判定する判定手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記濃度検出手段にて検出された前記第1のパターンからなる前記トナー像の前記濃度に基づいて、現像コントラスト電位を制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記濃度検出手段にて検出された前記第1のパターンからなる前記トナー像の前記濃度が第1の所定値よりも小さい場合に、前記現像コントラスト電位を大きく設定し、当該濃度が第2の所定値よりも大きい場合に、当該現像コントラスト電位を小さく設定することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
- 像保持体に対して帯電および露光により静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記潜像形成手段により前記像保持体に形成された静電潜像をキャリアとトナーとを含む現像剤により現像する現像手段と、
前記現像手段により前記像保持体上に現像されたトナー像または当該像保持体から転写媒体上に転写された当該トナー像の中の所定の孤立線または孤立ドットで構成される第1のパターンからなる当該トナー像の濃度を検出する濃度検出手段と、
前記濃度検出手段により検出された前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記現像手段に供給されるトナー量を調整するトナー量調整手段と、
前記像保持体上に現像された前記トナー像または前記転写媒体上に転写された当該トナー像の中の前記第1のパターンよりも画像面積率の高い第2のパターンからなる前記トナー像に関する前記濃度検出手段にて検出された前記濃度に基づいて、前記潜像形成手段にて設定される帯電電位、露光光量または前記現像手段にて設定される現像電位のいずれか1またはこれらの組み合わせを制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記トナー量調整手段は、線幅が20μm以上130μm以下に設定された前記孤立線で構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
- 前記トナー量調整手段は、相互の間隔が170μm以上に設定された前記孤立線で構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
- 前記トナー量調整手段は、ドット径が30μm以上200μm以下に設定された前記孤立ドットで構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
- 前記トナー量調整手段は、相互の間隔が160μm以上に設定された前記孤立ドットで構成される前記第1のパターンからなる前記トナー像の濃度に基づいて、前記トナー量を調整することを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
- 前記現像手段にトナーを供給するトナー供給手段と、
前記トナー量調整手段が前記トナー量を調整した後の前記濃度検出手段にて検出される前記濃度が所定値以下である場合に、前記トナー供給手段内のトナー残量が少ないと判定する判定手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。 - 前記濃度検出手段にて検出された前記第1のパターンからなる前記トナー像の前記濃度に基づいて、現像コントラスト電位を制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記濃度検出手段にて検出された前記第1のパターンからなる前記トナー像の前記濃度が第1の所定値よりも小さい場合に、前記現像コントラスト電位を大きく設定し、当該濃度が第2の所定値よりも大きい場合に、当該現像コントラスト電位を小さく設定することを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
- コンピュータに、
現像手段により像保持体上に現像されたトナー像または当該像保持体から転写媒体上に転写された当該トナー像の中の所定の孤立線または孤立ドットで構成される第1のパターンからなる当該トナー像に関する濃度情報を取得する機能と、
前記第1のパターンからなる前記トナー像に関する前記濃度情報に基づいて、前記現像手段に供給するトナー量を調整する機能と、
前記像保持体上に現像された前記トナー像または前記転写媒体上に転写された当該トナー像の中の前記第1のパターンよりも画像面積率の高い第2のパターンからなる前記トナー像に関する前記濃度情報に基づいて、現像コントラスト電位を制御する機能と
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 前記トナー量を調整した後に取得した前記濃度情報が所定値以下の濃度を示す場合に、前記現像手段にトナーを供給するトナー供給手段内のトナー残量が少ないと判定する機能をさらに実現することを特徴とする請求項18記載のプログラム。
- 取得した前記第1のパターンからなる前記トナー像に関する前記濃度情報に基づいて、現像コントラスト電位を制御する機能をさらに実現することを特徴とする請求項18記載のプログラム。
- コンピュータに、
潜像形成手段によって帯電および露光により像保持体上に形成された静電潜像が現像手段により現像されて当該像保持体上に形成されたトナー像または当該像保持体から転写媒体上に転写された当該トナー像の中の所定の孤立線または孤立ドットで構成される第1のパターンからなる当該トナー像に関する濃度情報を取得する機能と、
前記第1のパターンからなる前記トナー像に関する前記濃度情報に基づいて、前記現像手段に供給するトナー量を調整する機能と、
前記像保持体上に現像された前記トナー像または前記転写媒体上に転写された当該トナー像の中の前記第1のパターンよりも画像面積率の高い第2のパターンからなる前記トナー像に関する前記濃度情報に基づいて、前記潜像形成手段にて設定される帯電電位、露光光量または前記現像手段にて設定される現像電位のいずれか1またはこれらの組み合わせを制御する機能と
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 前記トナー量を調整した後に取得した前記濃度情報が所定値以下の濃度を示す場合に、前記現像手段にトナーを供給するトナー供給手段内のトナー残量が少ないと判定する機能をさらに実現することを特徴とする請求項21記載のプログラム。
- 取得した前記第1のパターンからなる前記トナー像に関する前記濃度情報に基づいて、現像コントラスト電位を制御する機能をさらに実現することを特徴とする請求項21記載のプログラム。
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