JP5078353B2 - ポリマー組成物 - Google Patents
ポリマー組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5078353B2 JP5078353B2 JP2006527415A JP2006527415A JP5078353B2 JP 5078353 B2 JP5078353 B2 JP 5078353B2 JP 2006527415 A JP2006527415 A JP 2006527415A JP 2006527415 A JP2006527415 A JP 2006527415A JP 5078353 B2 JP5078353 B2 JP 5078353B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- polymer
- monomer
- oligomer
- vinylidene chloride
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D127/00—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D127/02—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C09D127/04—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing chlorine atoms
- C09D127/08—Homopolymers or copolymers of vinylidene chloride
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L27/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L27/02—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L27/04—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing chlorine atoms
- C08L27/08—Homopolymers or copolymers of vinylidene chloride
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L43/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing boron, silicon, phosphorus, selenium, tellurium or a metal; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L43/02—Homopolymers or copolymers of monomers containing phosphorus
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L51/00—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L51/003—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
成形品の製造への使用、前記ポリマー組成物によって、該表面を被覆する方法、及び得られた物品又は物品の部品に関する。
極端に広いプラスチック材料の分野においては、使用のために、耐火性を改良するための添加剤、耐紫外線剤、可塑剤、染料、帯電防止剤、曇り止め剤、付着促進剤のような、特性を改良することを意図して、添加剤をポリマーに添加することが行われている。ある場合には、望まれた特性の改良は、ポリマーの塊に存在する。この場合において、その塊内に分配された添加剤の付加は、良好な有効性の獲得を可能とする。
加えて、金属表面被覆の分野においては、3つの層が一般的に適用される:最初の層が付着のために使用され、第二の層が被覆の特性を提供し、最後に仕上げ層が表面特性を提供する。単層において、必要とする個所に移動する添加剤を含む組成物の使用は、大幅な技術的進歩になるであろう。
この効果のため、本発明は、以下のものを含むポリマー組成物に関する:
1)エチレン性不飽和モノマー(M1)から誘導するモノマー単位を少なくとも50質量%含むポリマー(P1)、及び
2)少なくとも、以下の成分を含む、少なくとも1種のコオリゴマー(O1):
a)ポリマー(P1)の基礎となったモノマー(M1)から誘導されたモノマー単位と同一のモノマー単位を少なくとも一つ含む成分(A)、及び
b)エチレン性不飽和モノマーから誘導され、以下の基から選択される少なくとも一つ
の基を有する、モノマー単位(m2)を少なくとも一つ含む成分(B):
− −CaH2a+1 (aは6から30の間)、
− −(CH2)b−CcF2c+1 (bは1から11の間、cは5以上)、
− −(CH2)d−(Si(CH3)2−O)e−Si(CH3)3 (dは1から1
1の間、eは1から1000の間)、
− −COOH、
− −SO3H、及び
− ホスホネート基 −PO(OH)(OR1) (R1は、水素原子又は1から1
1の炭素原子を含むアルキル基)。
ポリマー(P1)は、さらに有利には、サイズ排除クロマトグラフィーを用いて決定した多分散性率(polydispersity index)(数平均モル質量に対する質量平均モル質量の割合)が1以上であることを特徴とする。ポリマー(P1)は、有利には4以下の多分散性率で特徴付けられる。
そのようなポリマー(P1)の例としては、ハロゲン化ポリマー、アクリル酸又はそのエステルのポリマー、メタクリル酸又はそのエステルのポリマー、アクリロニトリル又はメタクリロニトリルのポリマー、アクリルアミド、メタクリルアミド、若しくはこれらの誘導体のポリマー、ビニルアセテートポリマー、イタコン酸のポリマー、マレイン酸のポリマー、若しくはマレイン酸無水物のポリマー、エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソプレン、スチレン若しくはこれらの誘導体のポリマー、等があげられる。
“ハロゲン化ポリマー”という用語は、ハロゲン化モノマーのホモポリマー及びハロゲン化モノマー同士及び/又は非ハロゲン化モノマーとハロゲン化モノマーが形成するコポリマーの両者を意味するものとする。言い換えれば、ハロゲン化ポリマーは、ハロゲン化モノマーから誘導されたモノマー単位を、有利には少なくとも50質量%、好ましくは60質量%、より好ましくは70質量%含んでいる。
より好ましくは、本発明による組成物のポリマー(P1)は、塩素化ポリマーである。この場合において、エチレン性不飽和モノマー(M1)は、従ってより好ましくは、塩素化モノマーである。
塩素化モノマーのうち、第二に好ましい群は、塩素原子数が2である塩素化モノマーからなる。塩素原子数が2の塩素化モノマーの例としては、1,1−ジクロロプロペン、1,3−ジクロロプロペン、2,3−ジクロロプロペンをあげることができ、特に塩化ビニリデンがあげられる。
最も特に好ましくは、本発明による組成物のポリマー(P1)は、塩化ビニリデンのポリマーである。従って、この場合において、エチレン性不飽和モノマー(M1)は、最も特に好ましくは塩化ビニリデンである。
塩化ビニリデンと共重合可能なモノマーのうち、特に制限は無いが、塩化ビニル、ビニルエステル、例えばビニルアセテート、ビニルエーテル類、アクリル酸類、そのエステル及びそのアミド、メタクリル酸類、そのエステル及びそのアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレン、スチレン誘導体、ブタジエン、オレフィン、例えばエチレン及びプロピレン、イタコン酸及び無水マレイン酸があげられる。
CH2=CR2R3
式中、R2は、水素、メチル基、及び基−COOHから選択され、R3は、基−CN、基−CH2−COOH及び基−COR4から選択され、ここで、R4は、基−OH、基−O−R5、基−NR6R7から選択され、ここで、R5は、任意に1以上の基−OHを含有した、1から18の炭素原子を含むアルキル基、及び合計で1から10の炭素原子を含むアルコキシアルキル基から選択され、R6及びR7は同一又は異なってもよく、水素、及び任意に一以上の基−OHを有する、1から10の炭素原子を含むアルキル基から選択される。
一般に、塩化ビニリデンコポリマー中の塩化ビニリデンの量は、50から95質量%の範囲であり、好ましくは60から95質量%の範囲であり、さらに好ましくは70から95質量%の範囲である。
一般には、塩化ビニリデンコポリマー中の塩化ビニルの量は、3から50質量%の範囲であり、好ましくは3から40質量%の範囲であり、さらに好ましくは4.5から30質量%の範囲である。
本発明による組成物に含まれるポリマー(P1)は、公知の付加重合法のいずれかによって調製することが可能である。質量重合、溶媒溶液中での重合、水分散重合を問わず、該ポリマーをラジカル重合法で調製することが好ましい。ポリマー(P1)が塩化ビニリデンポリマーであるときは、特に好ましくは水分散ラジカル重合法で調製し、最も好ましくは水懸濁ラジカル重合法又は水エマルションラジカル重合法で調製する。
本発明の目的のためには、“水懸濁ラジカル重合”という表現は、油溶解性ラジカル開始剤及び分散剤の存在下、水媒体中で行われるラジカル重合法を意味するものとする。
本発明の目的のためには、“水エマルションラジカル重合”という表現は、水溶解性ラジカル開始剤及び乳化剤の存在下、水媒体中で行われるラジカル重合法を意味するものとする。
“少なくとも1種のコオリゴマー(O1)”という表現は、本発明によるポリマー組成物が少なくとも1種のコオリゴマー(O1)を含有しなければならないが、いくつかのコオリゴマーを含んでいてもよいということを意味するものとする。該組成物は好ましくは、ただ1種のコオリゴマーを含有する。
コオリゴマー(O1)は、サイズ排除クロマトグラフィーを用いて決定した多分散性率(polydispersity index)(数平均モル質量に対する質量平均モル質量の割合)が、1以上の値で特徴付けられる。コオリゴマー(O1)は多分散性率が有利には3以下、好ましく2.5以下、特に好ましくは2以下の値で特徴付けられる。
コオリゴマー(O1)においては、成分(A)は、前記で定義したポリマー(P1)の基礎となる、エチレン性不飽和モノマー(M1)から誘導されたモノマー単位と同一のものを、好ましくは前記で定義したハロゲン化モノマーから誘導されたモノマー単位と同一のもの、特に好ましくは前記で定義した塩素化モノマーから誘導されたモノマー単位と同一のもの、最も好ましくは塩化ビニリデンモノマー単位と同一のものを、少なくとも一種含有する。
有利には、成分(A)のモノマー(M1)から誘導されたモノマー単位は、コオリゴマー(O1)の多くても90質量%、好ましくはコオリゴマー(O1)の多くても85質量%、特に好ましくはコオリゴマー(O1)の多くても75質量%存在する。
コオリゴマー(O1)の成分(A)は、上記に定義したモノマー(M1)と共重合可能な少なくとも一つのモノマーから誘導した少なくとも一つのモノマー単位、すなわち、(M1)が好ましくはハロゲン化モノマーである場合にはハロゲン化モノマー及び/又は非ハロゲン化モノマー、(M1)がより好ましくは塩素化モノマーである場合には塩素化モノマー及び/又は非塩素化モノマー、又は最も好ましくは(M1)が塩化ビニリデンである場合には塩化ビニリデンと共重合可能なモノマーから誘導した少なくとも一つのモノマー単位を含んでもよい。
有利には、成分(A)のモノマー(M1)と共重合可能なモノマーの少なくとも1種から誘導されたモノマー単位は、コオリゴマー(O1)の多くとも50質量%、好ましくは、コオリゴマー(O1)の多くとも30質量%、特に好ましくは、コオリゴマー(O1)の多くとも25質量%の量で存在する。
− −CaH2a+1 (aは6から30の間)、
− −(CH2)b−CcF2c+1 (bは1から11の間、cは5以上)、
− −(CH2)d−(Si(CH3)2−O)e−Si(CH3)3 (dは1から11の間
、eは1から1000の間)、
− −COOH、
− −SO3H、及び
− ホスホネート基 −PO(OH)(OR1) (R1は、水素原子、又は1から11の
炭素原子を含むアルキル基)。
CH2=CH−CO−O−CaH2a+1,
CH2=C(CH3)−CO−O−CaH2a+1,
X−O−CO−CH=CH−CO−O−CaH2a+1 (Xはいずれの基でもよい),
CH2=C(CH2−CO−O−CaH2a+1)(CO−O−X) (Xはいずれの基でもよい),
CH2=C(CH2−CO−O−X)(CO−O−CaH2a+1) (Xはいずれの基でもよい),
CH2=C(O−CO−CaH2a+1)(CO−O−X) (Xはいずれの基でもよい),及び
CH2=C(O−CO−X)(CO−O−CaH2a+1) (Xはいずれの基でもよい)。
少なくとも一つの−CaH2a+1基を有するモノマー単位(m2)において、aは有利には6以上であり、好ましくは12以上である。aは有利には30以下であり、好ましくは20以下である。aは特に好ましくは、18である。
CH2=CH−CO−O−(CH2)b−CcF2c+1,
CH2=C(CH3)−CO−O−(CH2)b−CcF2c+1,
CH2=CH−CO−O−(CH2)f−NR8−SO2−(CH2)b−CcF2c+1(R8は水素原子又は基−CH3であり、fは1から15の間、好ましくは2から11の間、特に望ましくは2である),
X−O−CO−CH=CH−CO−O−(CH2)b−CcF2c+1 (Xはいずれの基でもよい),
CH2=CH−C6H4−CH2−O−(CH2)b−CcF2c+1,
CH2=CH−O−CO−(CH2)b−CcF2c+1,
CH2=C(CH2−CO−O−X)(CO−O−(CH2)b−CcF2c+1) (Xはいずれの基でもよい),
CH2=C(CO−O−X)(CH2−CO−O−(CH2)b−CcF2c+1) (Xはいずれの基でもよい),及び
CH2=C(O−CO−X)(CO−O−(CH2)b−CcF2c+1) (Xはいずれの基でもよい)。
コオリゴマー(O1)の成分(B)が、エチレン性不飽和モノマーから誘導され、少なくとも一つの基−(CH2)b−CcF2c+1を有する、少なくとも一つのモノマー単位(m2)を含むときは、コオリゴマー(O1)は、ブロックタイプのモノマー単位の鎖を有する直鎖構造で特徴付けられることが、最も好ましい。
CH2=CH−CO−O−(CH2)d−(Si(CH3)2−O)e−Si(CH3)3,
CH2=C(CH3)−CO−O−(CH2)d−(Si(CH3)2−O)e−Si(CH3)3,
CH2=CH−O−(CH2)d−(Si(CH3)2−O)e−Si(CH3)3,
X−O−CO−CH=CH−CO−O−(CH2)d−(Si(CH3)2−O)e−Si(CH3)3 (Xはいずれの基でもよい),
CH2=C(O−CO−X)(CO−O−(CH2)d−(Si(CH3)2−O)e−Si(CH3)3 )(Xはいずれの基でもよい),
CH2=C(CO−O−X)(CH2−CO−O−(CH2)d−(Si(CH3)2−O)e−Si(CH3)3) (Xはいずれの基でもよい),及び
CH2=C(CH2−CO−O−X)(CO−O−(CH2)d−(Si(CH3)2−O)e−Si(CH3)3) (Xはいずれの基でもよい)。
CH2=CH−COOH,
CH2=C(CH3)−COOH,
CH2=C(CH2−COOH)(COOH),
HOOC−CH=CH−COOH,
CH2=CH−CO−O−Y−COOH (YはC6H4又はCgH2gであり、gは1から15の間),
CH2=C(CH3)−CO−O−Y−COOH (YはC6H4又はCgH2gであり、gは1から15の間),
HOOC−Y−O−CO−CH=CH−CO−O−X (YはC6H4又はCgH2gであり、gは1から15の間、Xはいずれの基でもよい),
CH2=C(O−CO−X)(CO−O−Y−COOH) (YはC6H4又はCgH2gであり、gは1から15の間、Xはいずれの基でもよい),
CH2=C(O−CO−Y−COOH)(CO−O−X) (YはC6H4又はCgH2gであり、gは1から15の間、Xはいずれの基でもよい),
CH2=CH−CO−NH−Y−COOH (YはC6H4又はCgH2gであり、gは1から15の間),
CH2=C(CH3)−CO−NH−Y−COOH (YはC6H4又はCgH2gであり、gは1から15の間),
CH2=CH−Y−COOH (YはC6H4又はCgH2gであり、gは1から15の間),
CH2=C(CH3)−Y−COOH (YはC6H4又はCgH2gであり、gは1から15の間),
CH2=CH−CH2−COOH,及び
CH2=C(CH3)−CH2−COOH。
好ましくは、基−COOHを有するモノマー単位(m2)は、−Y−COOH基(YはC6H4及びCgH2gから選択され、gは1から15の間である)を有するモノマー単位である。
特に好ましくは、基−COOHを有するモノマー単位(m2)は、−Y−COOH基(YはCgH2gであり、gは1から15の間である)を有するモノマー単位である。
gは有利には1以上である。gは有利には15以下であり、好ましくは11以下であり、特に好ましくは5以下であり、最も好ましくは3以下である。
CH2=CH−Z−SO3H (Zは、C6H4又はCR’R’’であり、R’及びR’’は同一又は異なり、水素原子又は1から20の炭素原子を含むアルキル基を表す),
CH2=CH−CO−O−ChH2h−Z−SO3H (hは0から12の間、ZはC6H4又はCR’R’’であり、R’及びR’’は同一又は異なり、水素原子又は1から20の炭素原子を含むアルキル基を表す),
CH2=C(CH3)−CO−O−ChH2h−Z−SO3H (hは0から12の間、ZはC6H4又はCR’R’’であり、R’及びR’’は同一又は異なり、水素原子又は1から20の炭素原子を含むアルキル基を表す),
X−O−CO−CH=CH−CO−O−ChH2h−Z−SO3H (hは0から12の間、Xはいずれの基でもよく、ZはC6H4又はCR’R’’であり、R’及びR’’は同一又は異なり、水素原子又は1から20の炭素原子を含むアルキル基を表す),
CH2=CH−CO−NH−ChH2h−Z−SO3H (hは0から12の間、ZはC6H4又はCR’R’’であり、R’及びR’’は同一又は異なり、水素原子又は1から20の炭素原子を含むアルキル基を表す),
CH2=C(CH3)−CO−NH−ChH2h−Z−SO3H (hは0から12の間、ZはC6H4又はCR’R’’であり、R’及びR’’は同一又は異なり、水素原子又は1から20の炭素原子を含むアルキル基を表す),
CH2=CH−CO−NH−C(CH3)2−SO3H,及び
CH2=C(CH3)−Z−SO3H (ZはC6H4又はCR’R’’であり、R’及びR’’は同一又は異なり、水素原子又は1から20の炭素原子を含むアルキル基を表す)。
好ましくは、基−SO3Hを有するモノマー単位(m2)は、基−Z−SO3Hを有するモノマー単位であり、ZはC6H4及びCR’R’’から選択される基を表し、R’とR’’は同一又は異なり、水素原子又は炭素原子を1から20含有するアルキル基を表している。
同一又は異なるR’及びR’’が、アルキル基を表すときは、R’及びR’’は有利には1から20の炭素原子、好ましくは1から15の炭素原子、特に好ましくは1から10の炭素原子、最も好ましくは1から8の炭素原子を含む。R’及びR’’が共にメチル基である場合が、最も好ましい。
CH2=CH−C6H4−SO3H,
CH2=CH−CO−NH−ChH2h−C(CH3)2−SO3H (hは、0から12の間)、及び、アルキル基が有利には炭素原子を1から11、好ましくは1から6、最も好ましくは1から3含む対応するスルホン酸エステル。
CH2=CR9−CO−O−(CH2)i−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基であり、iは1から20の間),
CH2=CR9−CO−O−CR10R11−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基であり、R10及びR11は同一又は異なり、水素原子又は1から11の炭素原子を含むアルキル基である),
CH2=CR9−CO−O−CH2−CH(OH)−CH2−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基である),
CH2=CR9−CO−O−CH2−CH(OH)−CH2−CO−O−(CH2)2−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基である),
CH2=CR9−CO−O−CH2−CH2−NH−CO−O−(CH2)i−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基であり、iは1から20の間である),
CH2=CR9−CO−O−CH2−CH2−NH−CO−O−CR10R11−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基であり、R10及びR11は同一又は異なり、水素原子又は1から11の炭素原子を含むアルキル基である),
CH2=C(CH3)−C6H4−C(CH3)2−NH−CO−O−(CH2)i−PO(OH)(OR1) (iは1から20の間である),
CH2=C(CH3)−C6H4−C(CH3)2−NH−CO−O−CR10R11−PO(OH)(OR1) (R10及びR11は同一又は異なり、水素原子又は1から11の炭素原子を含むアルキル基であり、芳香環の置換はメタ位である),
CH2=CH−PO(OH)(OR1),
X−O−CO−CH=CH−CO−O(CH2)i−CR10R11−PO(OH)(OR1) (R10とR11は同一又は異なり、水素原子又はアルキル基であり、iは1から20の間であり、Xはいずれの基でもよい),
CH2=C(O−CO−X)(CO−O−(CH2)i−CR10R11−PO(OH)(OR1)) (R10及びR11は同一又は異なり、水素原子又はアルキル基であり、iは1から20の間であり、Xはいずれの基でもよい),
CH2=C(CH2−CO−O−X)(CO−O−(CH2)i−CR10R11−PO(OH)(OR1)) (R10及びR11は同一又は異なり、水素原子又はアルキル基であり、iは1から20の間であり、Xはいずれの基でもよい),及び
CH2=C(CO−O−X)(CH2−CO−O−(CH2)i−CR10R11−PO(OH)(OR1)) (R10及びR11は同一又は異なり、水素原子又はアルキル基であり、iは1から20の間であり、Xはいずれの基でもよい)。
少なくとも一つの基−PO(OH)(OR1)を有するモノマー単位(m2)において、R1は水素原子又は1から11の炭素原子を含有するアルキル基である。
R1がアルキル基であるときは、R1は有利には1から11の炭素原子、好ましくは1から8の炭素原子、特に好ましくは1から5の炭素原子を含有している。R1がメチル基か又はエチル基のいずれかの場合が、最も好ましい。
“ホスホネート基−PO(OH)(OR1)”という用語は、炭素原子に結合した基−PO(OH)(OR1)を意味し、リン原子が酸素原子に結合した、ホスフェート基−O−P(O)(OR)2(Rは水素原子又はアルキル基である)を意味しないものとする。
コオリゴマー(O1)において、成分(B)が、エチレン性不飽和モノマー(M2’)から誘導され、開裂の後に結果として当該基、すなわち−COOH、−SO3H又はホスホネート基−PO(OH)(OR1)(R1は水素原子又は炭素原子を1から11含むアルキル基である)を生じる少なくとも一つの基を有する、少なくとも一つの単量体単位(m2)を含むときは、その開裂は、コオリゴマー(O1)を合成する間、後に詳細に説明するようにポリマー組成物を製造する間、又はポリマー組成物を使用する間に行ってもよい。開裂は、好ましくはコオリゴマー(O1)を合成する間に起こる。
有利には、成分(B)のモノマー単位(m2)は、コオリゴマー(O1)の多くとも80質量%、好ましくは多くとも75質量%、特に好ましくは多くとも70質量%存在する。
コオリゴマー(O1)の成分(B)は、エチレン性不飽和モノマーから誘導され、以下の基から選択される少なくとも一つの基を有する、少なくとも一つのモノマー単位(m2)を含む:
− −(CH2)b−CcF2c+1 (bは1から11の間、cは5以上),及び
− ホスホネート基−PO(OH)(OR1) (R1は水素原子又は炭素原子を1から
11含むアルキル基である)。
好ましくは、基−(CH2)b−CcF2c+1から選択される少なくとも一つの基を有するモノマー(M2)は、以下のモノマーの中から選択される:
CH2=CH−CO−O−(CH2)b−CcF2c+1,
CH2=C(CH3)−CO−O−(CH2)b−CcF2c+1,
CH2=CH−CO−O−(CH2)f−NR8−SO2−(CH2)b−CcF2c+1 (R8は水素原子又は基−CH3、fは1から15の間、好ましくは1から11の間),
CH2=CH−C6H4−CH2−O−(CH2)b−CcF2c+1,及び
CH2=CH−O−CO−(CH2)b−CcF2c+1 (bは1から11の間、cは5以上であり、b及びcの選択は先に述べたとおりである)。
特に好ましくは、基−(CH2)b−CcF2c+1から選択される少なくとも一つの基を有するモノマー(M2)は、以下のモノマーから選択される:
CH2=CH−CO−O−(CH2)b−CcF2c+1,及び
CH2=C(CH3)−CO−O−(CH2)b−CcF2c+1 (bは1から11の間、cは5以上であり、b及びcの選択は先に述べたとおりである)。
好ましくは、ホスホネート基−PO(OH)(OR1)から選択される少なくとも一つの基を有するモノマー単位(m2)は、以下のモノマーから選択されるエチレン性不飽和モノマーから誘導される:
CH2=CR9−CO−O−(CH2)i−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基であり、iは1から20の間である),
CH2=CR9−CO−O−CR10R11−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基であり、R10及びR11は同一又は異なり、水素原子又は炭素原子1から11を有するアルキル基である),
CH2=CR9−CO−O−CH2−CH(OH)−CH2−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基である),
CH2=CR9−CO−O−CH2−CH(OH)−CH2−CO−O−(CH2)2−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基である),
CH2=CR9−CO−O−CH2−CH2−NH−CO−O−(CH2)i−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基であり、iは1から20の間である),
CH2=CR9−CO−O−CH2−CH2−NH−CO−O−CR10R11−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基であり、R10及びR11は、同一又は異なり、水素原子又は炭素原子を1から11含むアルキル基である),
CH2=C(CH3)−C6H4−C(CH3)2−NH−CO−O−(CH2)i−PO(OH)(OR1) (iは1から20の間である),
CH2=C(CH3)−C6H4−C(CH3)2−NH−CO−O−CR10R11−PO(OH)(OR1) (R10及びR11は同一又は異なり、水素原子又は炭素原子を1から11含有するアルキル基であり、芳香環の置換はメタ位である),
CH2=CH−C6H4−CH2−PO(OH)(OR1) (芳香環の置換はオルト位とパラ位の混合である),
CH2=CH−PO(OH)(OR1) (R1は水素原子又は炭素原子を1から11含有するアルキル基であり、上記の選択はR1がアルキル基の場合である),及び
全体的又は部分的な開裂(特に半加水分解)の後に、結果としてホスホネート基−PO(OH)(OR1)(R1は水素原子又は炭素原子を1から11含有するアルキル基である)を生じる、基−PO(OR1')(OR2')(R1'及びR2'は同一又は異なり、1から11の炭素原子を含有するアルキル基を表す)を少なくとも一つ有する対応するモノマー。
上述の式において、R10及びR11は同一又は異なり、有利には水素原子又は炭素原子を1から11含むアルキル基である。これらがアルキル基である場合、この基は好ましくは1から8の炭素原子を含む。
CH2=CR9−CO−O−(CH2)i−PO(OH)(OR1) (この選択についてはR9は水素原子又はメチル基であり、iは1から20の間である),
CH2=CR9−CO−O−CH2−CH2−NH−CO−O−(CH2)i−PO(OH)(OR1) (R9は水素原子又はメチル基であり、iは1から20の間である),
CH2=CH−PO(OH)(OR1),及び
全体的又は部分的な開裂(特に半加水分解)の後に、結果としてホスホネート基−PO(OH)(OR1)(R1は水素原子又は炭素原子を1から11含むアルキル基である)を生じる、基−PO(OR1')(OR2')(R1'及びR2'は同一又は異なり、1から11の炭素原子を含むアルキル基を表す)を少なくとも一つ有する対応したモノマー。
− 1.2−メタクリルオキシエチルホスホン酸(MAPHOS(OH)2)
− CH2=C(CH3)−CO−O−(CH2)2−PO(OH)2
− 2.2−メタクリルオキシエチル−6−カルバモイルオキシエチルスルホン酸 (MAUPHOS(OH2))
− CH2=C(CH3)−CO−O−CH2−CH2−NH−CO−O−(CH2)2−PO(OH)2、及び
− 3.ビニルホスホン酸
− CH2=CH−PO(OH)2
及び、開裂の後に、結果としてホスホネート基−PO(OH)2を生じる、基−PO(OR1')(OR2')(R1'及びR2'は同一又は異なり、1から11の炭素原子を含有するアルキル基を表す)を少なくとも一つ有する対応したモノマー。
本発明によるポリマー組成物のコオリゴマーは、以下の性質の内少なくとも一つを生ずる官能基を少なくとも一つ有するエチレン性不飽和モノマー(M3)から誘導された、少なくとも一つのモノマー単位を含む成分(C)を含有することができる:殺菌効果、印刷性、付着性、すべり効果、付着防止性、サーモクロミック、耐紫外線効果、帯電防止効果、曇り防止効果、封止性又はガス吸着性。
コオリゴマー(O1)の成分(C)は、有利にはモノマー(M3)から誘導される、少なくとも一つのモノマー単位を含有する。好ましくは、成分(C)のモノマー(M3)から誘導されるモノマー単位は、コオリゴマー(O1)の質量の少なくとも1質量%存在する。
有利には、成分(C)のモノマー(M3)から誘導されるモノマー単位は、コオリゴマーの質量に対して、最大で50質量%、好ましくは最大で25質量%、特に好ましくは最大で15質量%存在する。
CH2=CX’’X’,X’’−O−CO−CH=CH−CO−O−X’,X’−O−CO−CH=CH−CO−O−X’’,CH2=C(CO−O−X’’)(CH2−CO−O−X’),CH2=C(CO−O−X’)(CH2−CO−O−X’’),CH2=C(O−CO−X’’)(CO−O−X’)又はCH2=C(O−CO−X’)(CO−O−X’’)。
CH2=C(CH2−CO−O−CaH2a+1)(CO−O−X’’),
CH2=C(CH2−CO−O−X’’)(CO−O−CaH2a+1),
X’’−O−CO−CH=CH−CO−O−CaH2a+1,
CH2=C(O−CO−CaH2a+1)(CO−O−X’’),
CH2=C(O−CO−X’’)(CO−O−CaH2a+1),
X’’−O−CO−CH=CH−CO−O−(CH2)b−CcF2c+1,
CH2=C(O−CO−X’’)(CO−O−(CH2)b−CcF2c+1),
CH2=C(CO−O−X’’)(CH2−CO−O−(CH2)b−CcF2c+1),
CH2=C(CH2−CO−O−X’’)(CO−O−(CH2)b−CcF2c+1),
X’’−O−CO−CH=CH−CO−O−(CH2)d−(Si(CH3)2−O)e−Si(CH3)3,
CH2=C(O−CO−X’’)(CO−O−(CH2)d−(Si(CH3)2−O)e−Si(CH3)3),
CH2=C(CO−O−X’’)(CH2−CO−O−(CH2)d−(Si(CH3)2−O)e−Si(CH3)3),
HOOC−Y−O−CO−CH=CH−CO−O−X’’ (YはC6H4又はCgH2gであり、gは1から15の間),
CH2=C(O−CO−X’’)(CO−O−Y−COOH) (YはC6H4又はCgH2gであり、gは1から15の間),
CH2=C(O−CO−(Y−COOH))(CO−O−X’’) (YはC6H4又はCgH2gであり、gは1から15の間)),
X’’−O−CO−CH=CH−CO−O−ChH2h−Z−SO3H (hは0から12の間、ZはC6H4又はCR’R’’であり、R’及びR’’は、同一又は異なり、水素原子又は1から20の炭素原子を有するアルキル基を表す),
X’’−O−CO−CH=CH−CO−O(CH2)i−CR10R11−PO(OH)(OR1) (R10及びR11は、同一又は異なり、水素原子又はアルキル基を表し、iは1から20の間である),
CH2=C(O−CO−X’’)(CO−O−(CH2)i−CR10R11−PO(OH)(OR1)) (R10及びR11は、同一又は異なり、水素原子又はアルキル基を表し、iは1から20の間である),
CH2=C(CH2−CO−O−X’’)(CO−O−(CH2)i−CR10R11−PO(OH)(OR1)) (R10及びR11は、同一又は異なり、水素原子又はアルキル基を表し、iは1から20の間である),及び
CH2=C(CO−O−X’’)(CH2−CO−O−(CH2)i−CR10R11−PO(OH)(OR1)) (R10及びR11は同一又は異なり、水素原子又はアルキル基を表し、iは1から20の間である)。
第一の変形に従うと、コオリゴマー(O1)は、好ましくは、塩化ビニリデン、メチルアクリレート及び2−メタクリルオキシエチルホスホン酸(MAPHOS(OH)2))のコオリゴマーである。
第二の変形に従うと、コオリゴマー(O1)は、好ましくは、塩化ビニリデン、メチルアクリレート及び1H,1H,2H,2H,−ヘプタデカフルオロデシルアクリレート(FDA)のコオリゴマーである。
重合工程のうちで好ましいものは、重合条件(温度の選択、開始剤の性質、転移剤の使用)が所望の構造を得られるような重合工程であり、かつラジカル重合が制御された工程である。
制御されたラジカル重合方法が特に好ましい。制御されたラジカル重合法のうち、ATRP(原子移動ラジカル重合)法、RAFT(可逆的付加開裂型連鎖移動)法、MADIX(キサントゲン酸塩交換性高分子設計)法、NMP(ニトロキシド媒介重合)法、ITP(ヨウ素移動重合)法、及びRITP(逆ヨウ素移動重合)法等が例としてあげられる。RAFT、ITP及びRITPが特に好ましい。
本発明に従うポリマー組成物は,さらにポリマーにとって常用の添加剤、例えば染料、安定剤、加工助剤、耐ブロッキング剤、充填剤、可塑剤、耐火性を改良するための添加剤を含むことも可能である。該組成物はさらにポリマー、例えばポリマー(P1)の例として言及したポリマー、好ましくはハロゲン化ポリマーを含んでもよい。最終的に、本発明に従うポリマー組成物は、溶剤又は水を含んでいても,含んでいなくてもよい。
この趣旨で、本発明は、本発明に従うポリマー組成物を調製する方法に関し、該方法は、ポリマー(P1)とコオリゴマー(O1)を少なくとも一つの溶媒中で混合するか、ポリマー(P1)の水性分散物にコオリゴマー(O1)の分散物を混合するか、又はプレミックスによりポリマー(P1)とコオリゴマー(O1)を混合することを含む。
本発明に従うポリマー組成物が、ポリマー(P1)とコオリゴマー(O1)を少なくとも一つの溶媒中で混合することによって調製される場合には、溶媒中の溶液濃度は、有利には1から100g/l、好ましくは5から50g/lである。
“少なくとも一つの溶媒”との表現は、1以上の溶媒を使用してもよいことを意味するものとする。
このように、ポリマー(P1)とコオリゴマー(O1)が同じ溶媒に対して溶解性でないときは、それぞれを溶解する適切な溶媒中に、分けて溶解させることを最初の段階とし、続いてその二つの溶液を混合することが可能である。
本発明に従うポリマー組成物が、少なくとも一つの溶媒中でポリマー(P1)とコオリゴマー(O1)を混合することにより調製されるときは、ポリマー(P1)とコオリゴマー(O1)は、有利には粉末又は液体状態にある。
ポリマー(P1)とコオリゴマー(O1)を少なくとも一つの溶媒中で混合するステップは、組成物の予定されている用途に従って、溶媒の除去ステップを伴ってもよいし、伴わなくてもよい。溶媒が除去される場合には、この除去は、蒸発又は沈殿によって行われることが好ましい。
本発明に従うポリマー組成物が、ポリマー(P1)の水性分散物中にコオリゴマー(O1)を分散させることによって調製される場合は、コオリゴマー(O1)は、粉末又は液体の状態か、若しくは水性分散物の状態で添加されてもよい。
ポリマー(P1)及びコオリゴマー(O1)の分散のステップは、混合物の予定されている用途に従って、水の除去ステップを伴ってもよいし、伴わなくてもよい。水が除去される場合には、この除去は、蒸発又は分散物の凝集によって行われ、次いでフィルター乾燥及び乾燥によって行われることが好ましい。
本発明に従うポリマー組成物が、ポリマー(P1)とコオリゴマー(O1)をプレミックスによって混合することで調製される場合には、有利にはポリマー(P1)及びコオリゴマー(O1)は、溶融させることの無い乾燥工程によって、粉末又は液体状態で混合される。
そのプレミックスに続いて、特に、顆粒を製造する目的で押し出してもよい。
好ましくは、本発明に従うポリマー組成物の調整方法は、ポリマー(P1)とコオリゴマー(O1)を少なくとも一つの溶媒中で混合することを含む。
この趣旨で、本発明は、本発明に従うポリマー組成物の、金属、ポリマー、紙又はセロファン表面の被覆、単層又は複層の薄いフィルムの製造又は成形品の製造のための使用に関する。
金属表面としては、鋼、亜鉛メッキ鋼及びアルミニウムがあげられる。
ポリマー表面としては、ポリエチレンテレフタレート、二軸延伸ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリアミド、及びEVA(エチレンとビニルアセテートの部分加水分解物のコポリマー)があげられる。
この趣旨で、本発明は、本発明に従うポリマー組成物によって、金属、ポリマー、紙又はセロファン表面を被覆する方法に関し、該方法に従ってポリマー組成物が前述の表面に被覆され、前述の表面に共ラミネートされ又は前述の表面を形成する材料と共に共押し出しされる。
ポリマー組成物が前述の表面に被覆される場合は、前記組成物の少なくとも1の溶媒中の溶液又は前記混合物の水性分散物は、慣用の被覆方法又はスプレー被覆方法又はポリマー組成物の溶液中にその表面を浸漬することにより、有利に前記表面上に被覆される。被覆工程に続いて、好ましくは溶媒又は水を蒸発させる工程を、特に好ましくは熱処理のステップの間に、最も好ましくはポリマーのガラス転移温度より高い温度で、さらに好ましくはポリマーの溶融点より高い温度で行う。
ポリマー組成物が、前記表面を形成する材料と共に共押し出しされる場合には、粉末状の前記組成物は、有利には粉末状又は顆粒状の前記表面を形成する材料と共に共押し出しされ、それによってフィルム状、シート状又は板状のポリマー組成物で被覆された表面が得られる。
コオリゴマー(O1)において、成分(B)が、少なくとも一つの基を有するエチレン性不飽和モノマー(M2’)から誘導されたモノマー単位(m2)を少なくとも一つ含み、前記基が開裂後に結果として当該基、すなわち−COOH、−SO3H又はホスホネート基−PO(OH)(OR1)(R1は水素原子又は1から11の炭素原子を含むアルキル基である)となる基である場合には、その開裂は、ポリマー組成物を金属、ポリマー、紙又はセロファン表面に被覆する作業の直前又は最中に行われてもよい。
物品又は物品の部品は、有利にはフィルム、シート、板、薄い単層又は複層のフィルム、又は成形品である。
得られた薄い単層膜又は複層フィルムは、例えば、包装に使用してもよい。
得られた成形品は、例えば、射出又は射出吹き込みによって得てもよい。
以下の例は、発明の説明を目的とするものであり、発明の範囲を限定するものではない。
走査型電子顕微鏡は、鋼表面におけるポリマー組成物の堆積後の、被覆剤の形態学、及びリンの位置を視覚化するために使用した。日立走査型電子顕微鏡を用いた。該走査型電子顕微鏡は、被覆剤の形態学についての明確な分析、及び化学的な対比によって、軽い元素に関して重い元素の区別を可能とする。重い元素は明るい色として表現される。
走査型電子顕微鏡は、被覆剤の形態学及びリンの位置を視覚化するために用いた。LEICA X線供役走査型電子顕微鏡を用いた。当該顕微鏡は、SEM顕微鏡と比較すると低い解像度しか与えないが、しかし被覆剤の構成元素を特徴付けることを可能とした。当該顕微鏡は、電子線の効果の下で誘導されたX線を用いた分光測定法を含む。得られたスペクトルは電子の流れに従って、被覆剤中に存在する元素の同定を可能とした。このため、電子線は解析する表面上に投影され、放出されたX光子が検出された。衝撃を与えられた元素によって放出されたエネルギーにより、X線スペクトルが得られた。2タイプの解析を行うことができる。被覆剤組成の平均を与える、スクリーン上に視覚化された像の全体的な解析が行われるか、又は1μm3の精度で表面を解析しかつ見ることを可能とするプローブが使用された。そのプローブの精度は、さまざまな場所で顕微鏡プローブで見ることにより、被覆剤断面のさまざまな化学元素の位置を調査することができた。
解析は、SEM顕微鏡及びSEM−DEX顕微鏡によって、被覆剤の表面、界面及び断面で行った。すべての解析の前に、サンプルは、例5−8に対しては3連続で炭素による金属被覆を、例10に対しては白金で金属被覆を行った。ピーク高さの比較を行うため、同じ倍率、同じビーム加速度電圧(7kv)及び同じ数の“ヒット”(電子衝撃)を使用した。
被覆剤の断面の解析を可能とするため、サンプルを液体窒素に浸漬し、被覆剤の冷凍破断を起こすために、金属支持体を曲げ、その後に小刀を用いて被覆剤を引き離した。最初、引き剥がした領域で、表面解析(上から見て)、次いで界面の解析(下から見て)を行った。最後に、顕微鏡プローブによる連続した観察によって、断面の特徴づけを行った。
1400gの脱塩水を、350rpmで機械攪拌しながら、3リットルのオートクレーブに導入した。セルロース誘導体型(メチルヒドロキシプロピルセルロース)の分散剤中のアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)溶液(10.4g/lの分散剤溶液192mlに対し、1.85gのAIBN(1.13×10-2mol)を添加して製造した)を、次いでオートクレーブ中に導入した。次いで反応器は、真空−窒素サイクルでパージされた。その後塩化ビニリデン溶液(818g、8.44mol)及びメチルアクリレート(181g、2.10mol)が、オートクレーブ内に導入された。温度は、18時間、70℃に維持された。反応器を開ける前に、1時間真空状態で脱気することにより、残存モノマーが除去された。
収率は92%であった。得られた塩化ビニリデンポリマーのガラス転移温度は、Perkin ElmerのPyris 1 DSC装置で測定したところ、32℃であった。得られたポリマーは、塩化ビニリデンの含有量が80モル%(82質量%)で、メチルアクリレートの含有量が20モル%(18質量%)と特徴付けられた。
作業容積300mlを有するステンレススチールのタイプ316のオートクレーブ(Parr Instrument)中で、33.8MPa(338bar)の試験圧力、換言すれば最大実行圧力22.5MPa(225bar)、及び最大実行温度200℃で、共重合を行った。オートクレーブは、シャフトと4枚の角度をつけた羽を有するプロペラを備えており、0から1700rpm(トルク180N.cm)の可変速度で磁気攪拌により、攪拌された。
反応混合物を導入する前に、オートクレーブは、真空下においた。溶液は、塩化ビニリデン(65.8g、6.68×10-1mol)、メチルアクリレート(14.9g、1.67×10-1mol)、AIBN(0.155g、8.81×10-4mol)、1−(エトキシカルボニル)エト−1−イル ジチオベンゾエート(1.34g、5.28×10-3mol)、及びベンゼン(96.9g、1.24mol)を含有する溶液が、反応器中に導入された。
(mdry×100)/(msample×SC)
mdryは蒸発後のサンプル質量、msampleは生のサンプル質量及びSCは100%転換時の理論固形分含有量である。最終サンプルの質量による転換は55.6%であった。得られたコオリゴマーは、テトラヒドロフランに溶解させ、精製のためにペンタンから2回沈殿させた。
数平均モル質量Mn(上バー)が、前述のサイズ排除クロマトグラフィーによって決定され、得られたコオリゴマーの数平均モル質量は6800g/molであり、多分散性率Ipは1.36であった。該コオリゴマーのガラス転移温度は、DSCで決定したところ、29.5℃であった。得られたポリマーは、塩化ビニリデンの含有量が80モル%(82質量%)、メチルアクリレートの含有量が20モル%(18質量%)で特徴付けられた。
例2で使用したものと同じオートクレーブ中に、塩化ビニリデン(21.37g、2.21×10-1mol)、メチルアクリレート(3.51g、4.08×10-2mol)、ジメチル 2−メチルメタクリロキシホスホネート(MAPHOS(OCH3)2)(3g、1.36×10-2mol)、AIBN(47.8mg、2.91×10-4mol)、1−(エトキシカルボニル)エト−1−イル ジチオベンゾエート(0.35g、1.39×10-3mol)、及びベンゼン(34.21g、4.39×10-1mol)を含有する溶液を、反応器に導入した。
反応混合物を、24時間400rpmの攪拌速度を維持しつつ、70℃まで昇温させた。得られたコオリゴマーを、テトラヒドロフランに溶解させ、精製のためにペンタンから2回沈殿させた。
例2で述べたように質量測定で決定された、全ての転換は、32.5%であった。
コオリゴマーへのMAPHOS(OCH3)2モノマーの取り込みは、D8テトラヒドロフラン中での31PNMR解析(Bruker200MHz装置)で確認され、シフトがMAPHOS(OCH3)2と同一である29.8ppmにシングルピークが示され、及び元素分析で、沈殿したコオリゴマーのリンの割合が、理論値1.54%に対して、2.7%示されたことにより確認された。理論値よりも多い量のリンの存在は、得られたコオリゴマーがMAPHOS(OCH3)2の分布勾配を有するコオリゴマーであることを確認する。
例3で調製したコオリゴマー(5g、8.58×10-4mol)が、冷却塔と裾止めを備える二口丸底フラスコに導入され、25mlのジクロロメタンに溶解された。30分間アルゴンを吹き込んだ後、ブロモトリメチルシラン(1.07g、6.97×10-3mol)を滴下した。反応混合物は、環境温度で96時間磁気攪拌しながら、不活性大気下で放置された。反応は、31PNMRで追跡した。この反応時間は、コオリゴマー鎖に分散した、すべてのホスホン酸エステル基を開裂するために必要であった。
シリル化が完了したとき、真空下において溶媒を蒸発させた。続いて、25mlのメタノールを添加し、その混合物を攪拌しながら2時間放置した。強い真空下においてメタノールを蒸発させた後、二酸性のコオリゴマーを固形状態で回収した。二酸性のコオリゴマーのガラス転移温度は48℃である。
コオリゴマーへのMAPHOS(OH)2モノマーの取り込みは、D8テトラヒドロフラン中での31PNMR解析(Bruker200MHz装置)で、MAPHOS(OH)2の化学シフトである27.4ppmにシングルピークが示されたこと、及び元素分析で、沈殿したコオリゴマーのリンの割合が、理論値1.56%に対して、3.1%であったことにより確認された。理論値よりも多いリンの量の存在は、得られたコオリゴマーがMAPHOS(OH)2の分布勾配を有するコオリゴマーであることを確認する。
例1で調製した塩化ビニリデンポリマー及び例2で調製した塩化ビニリデンコポリマーを50/50の質量比で含むポリマー組成物を、テトラヒドロフラン中にそれらを溶解させて調製した(濃度2g/l)。
この組成物を、スピンコーティングによって、1cm2鋼表面に堆積させた。この支持物はあらかじめ清浄にし、アセトン及びエーテルによる連続的な洗浄によって脱脂を行い、その後真空下にて入念に乾燥させた。
このようにして、テトラヒドロフラン中に組成物を2g/l含有する溶液の液滴は、被覆される表面上に堆積され、その台は2000rpmで30秒回転させた(スピンコーティング)。被覆剤の膜厚は一律であり、また膜厚は、希釈、台の回転速度及び時間によって決定される。
堆積させた後、70℃の換気オーブンで4時間の間、ポリマーのガラス転移温度を超える温度で再度硬化させた。再硬化温度は、被覆剤中のポリマー鎖の再編成を可能とするために、ポリマーのガラス転移温度を超えたものを意図的に選択した。この再硬化によって、残存溶媒を蒸発させることも可能となった。
例1で調製した塩化ビニリデンポリマー及び例3で調製した塩化ビニリデンコオリゴマーを、50/50の質量比で含有するポリマー組成物を、例5と同じ方法で調製した。
鋼表面への堆積は、例5で述べたのと同じ手順に従って行った。
例6に従ったポリマー組成物で作成した被覆剤のSEM−EDX解析は、表面及び界面において、2KeV(Kα)にてリンX−ラインの存在を明らかにした。被覆剤上におけるさまざまな場所における、それぞれのリンの存在量を比較することを可能とするため、酸素又は塩素の一方を参照ピークとして、EDXスペクトルを重ねた。これらの結果を定量的なものとするため、解析は、同じ倍率(×1000)及び同じ強さ(7KeV)で行った。EDXスペクトルは、リンが金属界面に向けてわずかに移動していることを示した。
SEM顕微鏡によって撮影した写真は、図2(例6に従うポリマー組成物から作成した被覆剤断面のSEM写真、ここでAは界面を、Bは断面を、Cは表面を示しており、倍率は20000倍である)であり、被覆剤が均一であることを示した。従って、MAPHOS(OCH3)2モノマーの取り込みは、堆積物の形態学を乱さなかった。
例1で調製した塩化ビニリデンポリマーと、例4で調製した塩化ビニリデンコオリゴマーを、質量比50/50で含有するポリマー組成物を、例5と同じ方法で調製した。
鋼表面への堆積は、例5にて述べたのと同じ手順に従って行った。
この被覆剤の表面EDX解析はリンの存在を示さず、多少高い倍率で解析した全ての領域でリンの存在を示さなかった。一方、界面における解析では、リンの存在に気付くことが可能であった。鉄(0.8KeVのライン)の存在もまた観察された。これは、支持物に対する被覆剤の強い付着性の結果であり、例5及び例6に従う組成物の場合と比較して、本例の被覆剤のほうが、引き剥がすことが困難であった。特に、フィルムを引き離したとき、金属支持物の薄い層が引き剥がされた。
その後、被覆剤の断面が特徴付けられた。注目することができるのは、図3に示すように、連続的なマトリックスの中に多数の小瘤があり、図3は左に、二次電子モード(倍率860倍)でのSEM−EDX顕微鏡によって得られた写真を示し、右にSEM顕微鏡(倍率1300倍)によって得られた、例7に従うポリマー組成物(Aが界面、Bが断面及びCが表面)から製造した被覆剤の断面写真を示す。それらの小瘤のサイズは一貫しておらず、6から15μmで分布していた。小瘤を顕微鏡で観察すると、SEM−EDXスペクトルにおいて強度のリンのピークが明らかとなっているのに対し、マトリックスの観察によると、図4に示されているように、このピークは明らかではなく、図4はマトリックス(左)又は小瘤(右)において、プローブによる観察を用いて得られたSEM−EDXスペクトルを示している。
最後に、SEM−EDX顕微鏡によって、金属板のいくつかの場所において、被覆剤を引きはがした後に、薄い被覆剤のフィルムが残ることが注目される。これらの結果は、被覆剤が引き剥がされた場合に、いくつかの小瘤が金属表面に残り、これはコオリゴマー中に存在する酸ホスホネートが、付着助剤の役割を果たしていることの証拠である。
例1で調製した塩化ビニリデンポリマー、及び例4で調製した塩化ビニリデンコポリマーを質量比90/10で含有するポリマー組成物を、例5と同じ方法に従って調製した。
鋼表面への堆積は、例5にて述べたのと同じ手順に従って行った。
例8に従ったポリマー組成物から作成した被覆剤のSEM−EDX解析は、例7に従ったポリマー組成物を使用した被覆剤で得られた結果に匹敵するものを与えた。リンは、界面及び小瘤において得られるスペクトルのみによって認められた。加えて、SEMで撮影された図5の写真は、左が倍率860倍、右が倍率1300倍(Aが界面、Bが断面、Cが表面)であり、金属界面に向かって、小瘤の濃度が増加していることを示した。これらは同様に、例7の場合と比較してより広い領域であって、かつ堆積物の膜厚の約半分を表す領域が、ポリマーのみから成ることを示した。最後に、被覆剤中に含まれた、見ることのできる小瘤の量は、組成物中のコオリゴマーの割合と完全に合致している。
1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシルアクリレート(FDA)(5g、9.65×10-3mol)、AIBN(0.0111g、6.75×10-5mol)、及び例2で調製した塩化ビニリデンコオリゴマー(1.133g、1.67×10-4mol)を、ベンゼン(24.57g、3.15×10-1mol)に入れた溶液を、50mlの二口丸底フラスコに入れた。酸素は、空気を除去するための真空下における冷凍−解凍サイクルにより、次いで窒素のバブリングにより除去された。溶液は、22時間磁気攪拌しながら、70℃まで昇温された。最終的なコオリゴマーは、2つのブロックからなり、第一のブロックは塩化ビニリデンとメチルアクリレートのコオリゴマー、第二のブロックはFDAのホモオリゴマーであり、該最終的なコオリゴマーは、ペンタンから沈殿され、真空下で乾燥された。前述のコオリゴマー2.95gが回収され、収率は36.3質量%であった。
得られたコオリゴマーの元素解析は、以下の割合を与えた:炭素30.37%、フッ素39.47%及び塩素19.53%であり、前記結果は、モル組成で塩化ビニリデンが59%、メチルアクリレートが15%、FDAが26%であり、組成が質量で、塩化ビニリデンが28%、メチルアクリレートが6.3%、FDAが65.7%であるという計算を可能とする。これらの値を基準とし、すべてのFDAがジブロックの形態にあると仮定することによって、19,800g/molの数平均モル質量が計算された。
さらに、17,700g/molという理論上の平均モル質量が、質量による収量を元にして計算された。
例1で調製した塩化ビニリデンポリマー及び例9で調製した塩化ビニリデンコオリゴマーを、質量比で80/20含有するポリマー組成物を、テトラヒドロフランに溶解させることにより調製した(濃度2g/l)。
この組成物は、バーコーティングによって、1cm2の鋼表面に堆積させた。この支持物は、清浄にされ、アセトンとエーテルであらかじめ連続的に脱脂され、その後真空下で入念に乾燥された。
このようにして、テトラヒドロフラン中に組成物を2g/lで含有する溶液の液滴を被覆される表面上に堆積させた。その液滴は、バーを使用して広げられ、ゆっくりと溶媒を蒸発させた。被覆剤の膜厚は、鋼表面とバー間の空間、及びさらには溶液濃度によって決定された。
被覆材表面のSEM写真は、前記表面が一様ではなく、小瘤を有していることを示している。被覆材界面のSEM写真は、その部分では、小瘤がこの領域から実質的に存在しなくなったことを示している。
図7は実際得られたEDXスペクトル(左が被覆剤の表面(C)、中央が被覆剤断面の中心(B)、右が被覆剤の界面(A))を示している。これによれば、フッ素が被覆剤の断面の中心及び表面にのみ存在し、界面には存在しないことがわかる。
Claims (7)
- 以下を含むことを特徴とするポリマー組成物:
1)エチレン性不飽和モノマー(M1)の共重合によって得られる塩化ビニリデンポリマーであるポリマー(P1)であって、前記エチレン性不飽和モノマー(M1)が、
(1)塩化ビニリデン、及び
(2)前記塩化ビニリデンと共重合可能なモノマー、
を有し、
前記共重合可能なモノマー(2)が、塩化ビニル、及び/又は、無水マレイン酸と以下の一般式と一致する(メタ)アクリルモノマーから選択される少なくとも1種のモノマー:
CH 2 =CR 2 R 3
(式中、R 2 は、水素、メチル基、及び基−COOHから選択され、R 3 は、基−CN、基−CH 2 −COOH及び基−COR 4 から選択され、ここで、R 4 は、基−OH、基−O−R 5 、基−NR 6 R 7 から選択され、ここで、R 5 は、1から18の炭素原子を含むアルキル基、及び合計で1から10の炭素原子を含むアルコキシアルキル基から選択され、R 6 及びR 7 は同一又は異なってもよく、水素、及び1から10の炭素原子を含むアルキル基から選択される)から選択され、そして、
前記塩化ビニリデンポリマーが、塩化ビニリデン(1)に由来するモノマー単位の少なくとも50質量%を有し、残部が、前記共重合可能なモノマー(2)に由来するモノマー単位であるポリマー(P1)、
2)少なくとも以下を含む、少なくとも1種のコオリゴマー(O1):
a)ポリマー(P1)の前記エチレン性不飽和モノマー(M1)から誘導されたモノマー単位と同一のモノマー単位を少なくとも一つ含む成分(A)、及び
b)エチレン性不飽和モノマーから誘導され、以下の基から選択される少なくとも一つの基を有する、モノマー単位(m2)を少なくとも一つ含む成分(B):
− −(CH2)b−CcF2c+1 (bは1から11の間、cは5以上)、及び
− ホスホネート基 −PO(OH)(OR1) (R1は、水素原子又は1から1 1の炭素原子を含むアルキル基)。 - 請求項1に記載の組成物であって、コオリゴマー(O1)の成分(B)が、エチレン性不飽和モノマーから誘導され、基−(CH2)b−CcF2c+1(bは1から11、cは5以上)から選択される少なくとも一つの基を有する、少なくとも一つのモノマー単位(m2)を含むことを特徴とする組成物。
- 請求項1に記載の組成物であって、コオリゴマー(O1)の成分(B)が、エチレン性不飽和モノマーから誘導され、ホスホネート基−PO(OH)(OR1)(R1は水素原子又は炭素原子を1から11含むアルキル基である)から選択される少なくとも一つの基を有する、少なくとも一つのモノマー単位(m2)を含むことを特徴とする組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物を製造する方法であって、ポリマー(P1)及びコオリゴマー(O1)を少なくとも一つの溶媒中で混合すること、ポリマー(P1)の水性分散物中にコオリゴマー(O1)を分散させること、又はポリマー(P1)とコオリゴマー(O1)をプレミキシングにより混合することを含むことを特徴とする方法。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の組成物の、金属、ポリマー、紙又はセロファン表面の被覆、又は成形品の製造のための使用。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載のポリマー組成物によって、金属、ポリマー、紙又はセロファン表面を被覆する方法であって、ポリマー組成物を前述の表面に被覆し、前述の表面にコラミネートし又は成形した前述の表面を形成する材料と共に共押し出しする方法。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載のポリマー組成物によって製造された物品又は物品の部品。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR0311166A FR2859999B1 (fr) | 2003-09-23 | 2003-09-23 | Composition polymerique comprenant un polymere et au moins un cooligomere porteur d'un groupement fonctionnel particulier |
FR03.11166 | 2003-09-23 | ||
FR04.03108 | 2004-03-25 | ||
FR0403108 | 2004-03-25 | ||
PCT/EP2004/052272 WO2005028557A1 (en) | 2003-09-23 | 2004-09-22 | Polymer composition |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007505981A JP2007505981A (ja) | 2007-03-15 |
JP5078353B2 true JP5078353B2 (ja) | 2012-11-21 |
Family
ID=34379439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006527415A Expired - Lifetime JP5078353B2 (ja) | 2003-09-23 | 2004-09-22 | ポリマー組成物 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8324322B2 (ja) |
EP (1) | EP1668076B1 (ja) |
JP (1) | JP5078353B2 (ja) |
DK (1) | DK1668076T3 (ja) |
ES (1) | ES2423942T3 (ja) |
WO (1) | WO2005028557A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2891548B1 (fr) * | 2005-10-05 | 2010-08-27 | Solvay | Dispersion aqueuse comprenant au moins un polymere du chlorure de vinylidene et au moins un copolymere |
EP2215160B1 (en) | 2007-11-22 | 2011-04-20 | SOLVAY (Société Anonyme) | Composition of at least one vinylidene chloride copolymer |
FR2930945B1 (fr) * | 2008-05-07 | 2011-03-11 | Arkema France | Procede de preparation d'un melange de polymere halogene et de copolymere porteur de groupes associatifs |
US20120270454A1 (en) * | 2011-04-21 | 2012-10-25 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Body armor article and method of making |
WO2013092588A1 (en) * | 2011-12-21 | 2013-06-27 | Solvay Sa | Process for the preparation of a vinylidene chloride polymer composite |
BR112014014952B1 (pt) * | 2011-12-21 | 2020-12-15 | Solvay Sa | Processo para a preparação de um composto de polímero/argila de cloreto de vinilideno |
US20140364558A1 (en) * | 2011-12-21 | 2014-12-11 | Solvay Sa | Process for the preparation of a vinylidene chloride polymer |
EP2746303B1 (en) * | 2012-06-04 | 2017-09-27 | LG Chem, Ltd. | Water-dispersible halogen-capping poly alkyl acrylate, vinyl chloride-based block copolymer, and method for manufacturing same |
EP2955021B1 (en) | 2013-02-08 | 2018-03-28 | Kuraray Co., Ltd. | Multilayer structure and production method therefor |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1027874B (de) * | 1956-05-09 | 1958-04-10 | Hoechst Ag | Verfahren zur Herstellung von Vinylchlorid-Mischpolymerisaten |
DE1250577B (de) * | 1959-11-28 | 1967-09-21 | tarbwerke Hoechst Aktiengesellschaft vormals Meister Lucius &. Brunmg, Frankfurt/M | Überzugsmittel zum Beschichten von Oberflachen von Korpern aus makromolekularen organischen Stoffen |
BE664139A (ja) * | 1965-05-19 | 1965-11-19 | ||
DE1927270A1 (de) | 1969-05-29 | 1970-12-03 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von waessrigen Dispersionen von Vinylidenchlorid-Polymerisaten |
DE2609462C3 (de) * | 1976-03-08 | 1979-11-29 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Perfluoralkyläthylacrylat-Copolymere |
JPS5382890A (en) * | 1976-12-28 | 1978-07-21 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | Emulsion polymerization process |
JPS59215346A (ja) * | 1983-05-23 | 1984-12-05 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 塩化ビニリデン系ラテツクス |
JPS6151068A (ja) * | 1984-08-17 | 1986-03-13 | Showa Denko Kk | 撥水撥油性塗料 |
DE3568449D1 (en) | 1984-12-06 | 1989-04-06 | Ici Plc | Aqueous latex copolymer compositions |
US5001192A (en) * | 1988-01-06 | 1991-03-19 | The Dow Chemical Company | Polymeric polyblend composition |
CA2005640A1 (en) * | 1988-12-29 | 1990-06-29 | Theodore A. Del Donno | Improved phosphorus-containing polymer compositions containing water - soluble polyvalent metal compounds |
US5091483A (en) * | 1989-09-22 | 1992-02-25 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Radiation-curable silicone elastomers and pressure sensitive adhesives |
JP2663685B2 (ja) * | 1990-07-20 | 1997-10-15 | 旭硝子株式会社 | フッ素系撥水撥油剤 |
JPH051197A (ja) * | 1991-06-27 | 1993-01-08 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 含フツ素樹脂とその製造方法、及びその塗料組成物 |
US6048952A (en) * | 1991-07-10 | 2000-04-11 | 3M Innovative Properties Company | Perfluoroalkyl halides and derivatives |
US6174948B1 (en) * | 1996-12-24 | 2001-01-16 | The University Of Southern Mississippi | Latex compositions containing ethylenically unsaturated esters of fatty compounds and applications thereof |
JP3776226B2 (ja) | 1998-01-27 | 2006-05-17 | 花王株式会社 | 水系美爪料 |
FR2786178A1 (fr) * | 1998-11-25 | 2000-05-26 | Solvay | Monomeres trifluorovinyliques fonctionnels et leur copolymerisation avec des olefines fluorees |
AU6447700A (en) * | 1999-06-11 | 2001-01-02 | Bernard Jean Leon Boutevin | Method for protecting metals against corrosion and non-polluting reactive composition therefor |
FR2819816B1 (fr) * | 2001-01-19 | 2003-04-11 | Solvay | Compositions de polymeres comprenant des telomeres qui ont un degre de telomerisation moyen en nombre inferieur ou egal a 8 et articles ou parties d'articles fabriques en utilisant ces compositions |
FR2839724B1 (fr) * | 2002-05-17 | 2005-08-05 | Solvay | Procedes de polymerisation radicalaire pour preparer des polymeres halogenes et polymeres halogenes |
-
2004
- 2004-09-22 WO PCT/EP2004/052272 patent/WO2005028557A1/en active Application Filing
- 2004-09-22 ES ES04766838T patent/ES2423942T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2004-09-22 EP EP04766838.9A patent/EP1668076B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2004-09-22 US US10/572,944 patent/US8324322B2/en active Active
- 2004-09-22 DK DK04766838.9T patent/DK1668076T3/da active
- 2004-09-22 JP JP2006527415A patent/JP5078353B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DK1668076T3 (da) | 2013-07-08 |
US20070218207A1 (en) | 2007-09-20 |
WO2005028557A1 (en) | 2005-03-31 |
JP2007505981A (ja) | 2007-03-15 |
EP1668076A1 (en) | 2006-06-14 |
EP1668076B1 (en) | 2013-05-01 |
US8324322B2 (en) | 2012-12-04 |
ES2423942T3 (es) | 2013-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20110224356A1 (en) | Low surface energy block co-polymer preparation methods and applications | |
JP5078353B2 (ja) | ポリマー組成物 | |
JP6296118B2 (ja) | アクリル系重合体及びプラスチゾル組成物の製造方法 | |
JP5078896B2 (ja) | 水性分散系 | |
US20100261832A1 (en) | Process for the preparation of a film or a coating on a substrate with an aqueous dispersion of polymer particles and the resulting films and coatings | |
US20090292066A1 (en) | Plastisols based on a methyl methacrylate copolymer | |
KR101761452B1 (ko) | 아크릴계 중합체의 제조 방법, 이 제조 방법에 의해 얻어지는 아크릴계 중합체 및 이를 이용한 플라스티졸 조성물 | |
JP4751507B2 (ja) | 水性下塗材組成物 | |
CN1856539B (zh) | 聚合物组合物 | |
JP4077323B2 (ja) | プラスチゾル組成物及びそれを用いた成形品及び物品 | |
JP3956471B2 (ja) | 水性樹脂組成物の製造方法 | |
JPH0441688B2 (ja) | ||
Chan-Seng | " Living"/controlled radical polymerization: From emulsion atom transfer radical polymerization to the synthesis of new nitroxides for stable free radical polymerization | |
JPS61166848A (ja) | 皮膜形成用樹脂水分散液 | |
JPS59164314A (ja) | 共重合体の製造方法 | |
JPH0621266B2 (ja) | 下塗り塗料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070809 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100608 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100720 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20101014 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20101021 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110120 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110711 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111111 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20111124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120116 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20120416 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20120423 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120717 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120820 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120828 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5078353 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |