JP5075807B2 - Swing type compressor - Google Patents
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Description
本発明は、揺動型圧縮機に関する。 The present invention relates to an oscillating compressor.
ピストンがシリンダ内で揺動しつつ往復動する揺動型圧縮機がある(例えば、特許文献1参照)。
上記のような圧縮機においては、高圧化および耐久性確保等の高性能化の要求があるが、ピストンの揺動による遠心力等により、ピストンに揺動方向における一側に偏った力が発生し、これに起因して高圧化および耐久性確保が困難になる可能性があった。 In the compressors described above, there is a demand for higher performance such as higher pressure and higher durability, but due to centrifugal force due to the swing of the piston, a force biased to one side in the swing direction is generated in the piston. As a result, it may be difficult to increase the pressure and ensure durability.
したがって、本発明は、さらなる高性能化に対応可能な揺動型圧縮機の提供を目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide an oscillating compressor that can cope with higher performance.
上記目的を達成するために、本発明は、円盤部の外周側でピストンリング溝のクランク軸側に、前記ピストンリング溝とは別のリング溝が設けられ、該リング溝に径方向への移動および回転が規制されたリングを設けた。 In order to achieve the above object, according to the present invention, a ring groove different from the piston ring groove is provided on the crankshaft side of the piston ring groove on the outer peripheral side of the disk portion, and the ring groove is moved in the radial direction. And a ring with restricted rotation.
本発明によれば、さらなる高性能化が可能となる。 According to the present invention, higher performance can be achieved.
以下、本発明の各実施形態に係る揺動型圧縮機を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。 DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Hereinafter, an oscillating compressor according to each embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
「第1実施形態」
まず、本発明の第1実施形態に係る揺動型圧縮機を図1〜図3を参照しつつ以下に説明する。
“First Embodiment”
First, an oscillating compressor according to a first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
図1において、符号1は、内部にクランク室2が画成されたクランクケースで、このクランクケース1には、電動モータ3の出力軸4の一端側が回転可能に支持されている。そして、電動モータ3の出力軸4のクランク室2内に配置される部分には、この出力軸4とでクランク軸5を構成するクランク部材6が偏心状態で固定されている。
In FIG. 1,
符号10は、クランクケース1の側部に基端側が取り付けられた円筒状のシリンダで、このシリンダ10は、水平に配置されて基端側がクランク室2内に開口しており、その内周面10Aが後述するピストンリング35の摺動面となる。また、シリンダ10の先端側には弁座板14を介してシリンダヘッド本体11が搭載され、このシリンダヘッド本体11内には、図示略の吸込口を介して外部に連通する吸込室12と、図示略の吐出口を介して外部に連通する吐出室13とが画成されている。
符号14は、シリンダ10とシリンダヘッド本体11との間に挟持された上記の弁座板で、この弁座板14には、吸込室12を後述の圧縮室28に連通させる吸込穴14Aと、吐出室13を圧縮室28に連通させる吐出穴14Bとが形成されている。また、弁座板14にはリード弁としての吸込弁15および吐出弁16が取り付けられ、これら吸込弁15および吐出弁16は、基端側がネジ等を介して弁座板14に固定された固定端となり、先端側は自由端となって、吸込穴14A、吐出穴14Bをそれぞれ開閉する。なお、シリンダヘッド本体11と弁座板14とでシリンダヘッド17が構成されている。
符号21は、シリンダ10内に先端側が摺動可能に挿嵌される揺動式のピストンで、このピストン21は、その一端側にあってクランク室2内に位置して偏心回転するクランク部材6に対して軸受22を介して回転可能に連結される円環状の連結部23と、この連結部23にその半径方向に延出するように一体形成されてシリンダ10内へと伸長する棒状のピストンロッド部24と、ピストンロッド部24の連結部23とは反対側に中心を一致させて一体形成された円板状の受部25とを有する揺動部材26と、この揺動部材26の受部25にネジ止めにより同軸に取り付けられる円板状のリング保持部材27とからなっている。ここで、ピストン21の他端側にある、揺動部材26の受部25とリング保持部材27とが、互いに連結されることで、シリンダ10内を揺動しつつ往復動してシリンダヘッド17との間に圧縮室28を画成する円盤部29を構成している。
円盤部29を構成するリング保持部材27には、外周側に、半径方向内方に凹む円環状のピストンリング溝32が形成されている。これにより、リング保持部材27には、ピストンリング溝32を間に形成するように、ピストンロッド部24とは反対側にフランジ部33が、ピストンロッド部24側にフランジ部34がそれぞれ形成されている。なお、ピストンリング溝32は、円盤部29と同軸に形成されている。そして、両フランジ部33,34の間のピストンリング溝32に、ピストン21とシリンダ10との間をシールするピストンリング35が装着されている。
An annular
ピストンリング35は、耐摩耗性および自己潤滑性に優れた樹脂材料によって略円環状に形成されている。ピストンリング35は、断面略矩形状で、径方向幅が略全周にわたって一定となっている。また、ピストンリング35には、その周方向の途中部位に図2に示すように合口部36が形成されており、合口部36によってシール性を維持しつつ拡縮径可能となっている。加えて、ピストンリング35は、ピストン21が上死点位置あるいは図1に示すように下死点位置にあるとき、シリンダ10の内周面10Aに接触する状態での内径が、ピストンリング溝32の最小径よりも大径になっている。これにより、ピストンリング35は、ピストン21に対して、径方向への移動が可能となっている。また、ピストンリング35は、回転を規制する構造にはなっていないため、ピストン21に対して回転も可能となっている。
The
第1実施形態において、リング保持部材27の外周側かつ揺動部材26側には、円環状の段差部39が形成されている。この段差部39は、小径部分が揺動部材26の受部25よりも小径となっており、その結果、円盤部29の外周側でピストンリング溝32のクランク軸5側に、段差部39と受部25とで、上記ピストンリング溝32とは別の半径方向内方に凹む円環状のリング溝40が形成されている。なお、このリング溝40も、円盤部29と同軸に形成されている。
In the first embodiment, an
そして、円盤部29のピストンリング35よりもクランク軸5側には、上記したリング溝40に嵌合される円環板状の基板部42とこの基板部42の外周端からクランク軸5側に屈曲し受部25を径方向外側から覆うスカート部41とからなる揺動抑制リング部43と、基板部42の径方向中間位置からクランク軸5とは反対側に突出しピストンリング35に当接する円筒状のバックアップリング部44とからなる一体成形されたリング45が取り付けられている。ここで、基板部42がリング溝40に対し径方向に隙間なく嵌合され、バックアップリング部44もフランジ部34に対し径方向に隙間なく嵌合されることになり、しかも、基板部42が受部25とフランジ部34とで軸線方向に挟持されることになり、その結果、リング45は、リング溝40に、径方向への移動および回転が規制された状態で保持されている。なお、揺動抑制リング部43のスカート部41はピストン21が最大揺動時にたわみを発生させて追従し必要な揺動を阻害しないように、受部25との間に径方向の隙間を有してもよい。
Then, on the
リング45は、揺動抑制リング部43のスカート部41がピストンリング35よりもクランク軸5側でシリンダ10の内周面10Aに全周にわたって当接することにより、ピストン21のシリンダ10に対する揺動の増大を抑制する。また、揺動抑制リング部43は、円盤部29の中心つまりピストンリング溝32の中心をシリンダ10の中心位置にほぼ維持することになる。加えて、バックアップリング部44がピストンリング35にクランク軸5側から当接することで、ピストンリング35のクランク軸5側への変形を抑制する。リング45には、揺動抑制リング部43とバックアップリング部44とが一体的に形成されている。
The
ピストン21は、クランク部材6の回転によって連結部23が偏心回転することと、円盤部29に保持されたピストンリング35およびリング45のスカート部41がシリンダ10の内周面10Aで摺動案内されることとによって、円盤部29がクランク軸直交方向に揺動しつつシリンダ10内を往復動する。
In the
第1実施形態に係る揺動型圧縮機は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。 The oscillating compressor according to the first embodiment has the above-described configuration, and the operation thereof will be described next.
電動モータ3が回転駆動されると、その出力軸4に固定されたクランク部材6が偏心回転運動を行う。すると、このクランク部材6に軸受22を介して回転可能に連結されたピストン21が、その円盤部29、ピストンリング35およびリング45をシリンダ10内で水平方向に往復動させる。そして、吸入行程では、円盤部29およびピストンリング35のシリンダヘッド17とは反対方向への移動で圧縮室28が拡大し吐出弁16は閉状態のまま吸込弁15を開いて気体(流体)を圧縮室28に導入する。続く圧縮行程では、円盤部29、ピストンリング35およびリング45のシリンダヘッド17の方向への移動で圧縮室28が縮小し吸込弁15は閉状態のまま吐出弁16を開いて圧縮室28から圧縮気体をシリンダヘッド17内の吐出室13に吐出する。
When the
以上の作動中、円盤部29、ピストンリング35およびリング45は、シリンダ10内で揺動しながら往復動する。
During the above operation, the
つまり、図1に示すように、最も圧縮室28を拡大した下死点ではピストン21とシリンダ10とが同軸となっており、この状態から圧縮行程を行うべくクランク部材6が図3のように反時計回りに回転し、圧縮室28を縮小させる方向に円盤部29、ピストンリング35およびリング45を移動させると、上死点と下死点との中間まで連結部23が上側に移動しながら偏心回転し、上死点と下死点との中間で連結部23が最も上側に位置する。このとき、円盤部29はシリンダ10の中心軸線に対し最も傾斜することになる。
That is, as shown in FIG. 1, the
続いて、上死点に向かう最中に、図3に示すように、円盤部29には、自重による力と揺動による遠心力とで下向きの最大力Fが発生することになる。しかしながら、リング45の揺動抑制リング部43が円盤部29の下方移動を規制することになるため、ピストンリング溝32が中心をシリンダ10の中心とほぼ一致させた状態に維持され、ピストンリング35が、円盤部29に対して中心をほぼ一致させた状態に維持される。その後、最も圧縮室28を縮小した上死点では、ピストン21とシリンダ10とが同軸となって圧縮行程が終了する。
Subsequently, as shown in FIG. 3, a downward maximum force F is generated in the
円盤部29が上死点にある状態からクランク部材6が吸入行程を行うべく回転するとピストン21は圧縮室28を拡大させる方向に円盤部29、ピストンリング35およびリング45を移動させることになり、上死点と下死点との中間まで、連結部23が下側に移動しながら偏心回転し、上死点と下死点との中間で最も連結部23が最も下側に位置する。このとき、円盤部29はシリンダ10の中心軸線に対し最も傾斜することになる。
When the
続いて、下死点に向かうにしたがって連結部23は中央に戻ることになり、最も圧縮室28を拡大した下死点では、ピストン21とシリンダ10とが同軸となって吸入行程が終了する。
Subsequently, the
以上に述べた第1実施形態によれば、円盤部29の外周側でピストンリング溝32のクランク軸5側に、ピストンリング溝32とは別のリング溝40が設けられ、このリング溝40に径方向への移動および回転が規制されたリング45が設けられているため、リング45の揺動抑制リング部43がピストン21の揺動を抑制することになり、バックアップリング部44がピストンリング35のクランク軸5側への変形を抑制することになる。したがって、容量アップに伴うピストン径の拡大でピストン21の重量が増加して、圧縮工程時に、ピストン21の揺動による遠心力およびピストン21の自重により、揺動方向に偏った力が比較的大きく発生することがあっても、芯ずれに起因してピストン21とシリンダ10との隙間が大きくなることがない。また、更なる高圧化により圧縮室28の内部の圧力が上昇してピストンリング35にクランク軸5側の力が比較的大きく発生することがあっても、ピストンリング35がクランク軸5側へ大きく変形することがなくなる。よって、圧縮室28から圧縮流体の漏れが発生することを防止できることから、さらなる高性能化に対応可能となる。
According to the first embodiment described above, the
また、リング45の揺動抑制リング部43がピストン21の揺動を抑制するため、ピストンリング35の摩耗が進み許容限界になっても、万が一のピストン21のシリンダ10の内周面への接触を防止することができる。
Further, since the swing
また、リング45は、ピストンリング35のクランク軸5側への変形を抑制するバックアップリング部44とピストン21の揺動を抑制する揺動抑制リング部43とが一体的に形成されているため、部品点数の増大を抑制できる。
Further, since the
なお、以上において、ピストンリング35は、径方向への移動および回転の少なくともいずれか一方が可能にピストンリング溝32に設けられていれば良い。
In the above description, the
「第2実施形態」
次に、本発明の第2実施形態に係る揺動型圧縮機を主に図4および図5を参照しつつ以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分は同一称呼、同一符号としてその説明は略す。
“Second Embodiment”
Next, an oscillating compressor according to a second embodiment of the present invention will be described below mainly with reference to FIGS. 4 and 5. In addition, the part similar to 1st Embodiment is abbreviate | omitting the description as the same name and the same code | symbol.
第2実施形態においては、図4に示すように、円盤部29のピストンリング溝32よりもクランク軸5側のリング溝40に、ピストンリング35のクランク軸5側への変形を抑制するバックアップリング(リング)50と、これとは別体に形成されてピストン21の揺動を抑制する揺動抑制リング(リング)51とが設けられている。
In the second embodiment, as shown in FIG. 4, a backup ring that suppresses deformation of the
バックアップリング50は、リング溝40に嵌合される円環板状の基板部55と、基板部55の外周端からクランク軸5とは反対側に屈曲しピストンリング35に当接する円筒部56とからなる形状に一体成形されている。ここで、基板部55はリング溝40に対し径方向に隙間なく嵌合され、円筒部56もフランジ部34に対し径方向に隙間なく嵌合されることになる。
The
揺動抑制リング51は、基板部55のクランク軸5側においてリング溝40に隙間なく嵌合される円環板状の基板部58と、基板部58の外周端からクランク軸5側に屈曲し受部25を径方向外側から覆うスカート部59とからなる形状に一体成形されている。ここで、基板部58がリング溝40に対し径方向に隙間なく嵌合されている。なお、スカート部59はピストン21が最大揺動時にたわみを発生させて追従し必要な揺動を阻害しないように、受部25との間に径方向の隙間を有してもよい。
The
ここで、バックアップリング50の基板部55と揺動抑制リング51の基板部58とが重ねられた状態で受部25とフランジ部34とで軸線方向に挟持されることになり、その結果、バックアップリング50および揺動抑制リング51は、リング溝40に、径方向への移動および回転が規制された状態で保持されている。これにより、リング溝40には、ピストンリング35のクランク軸5側への変形を抑制するバックアップリング50と、ピストン21の揺動を抑制する揺動抑制リング51とが、同時に係止されている。
Here, the
揺動抑制リング51は、スカート部59がピストンリング35よりもクランク軸5側でシリンダ10の内周面10Aに全周にわたって当接することにより、ピストン21のシリンダ10に対する揺動の増大を抑制する。また、揺動抑制リング51は、円盤部29の中心つまりピストンリング溝32の中心をシリンダ10の中心にほぼ維持することになる。加えて、バックアップリング50は、ピストンリング35にクランク軸5側から当接することで、ピストンリング35のクランク軸5側への変形を抑制する。
The
ここで、揺動抑制リング51とバックアップリング50とは別材質の樹脂材により形成されている。具体的に、バックアップリング50は、ピストンリング35を支持する効果を高めることができるPBT等の樹脂材で形成される。また、揺動抑制リング51は、バックアップリング50が存在することで直接圧縮熱が伝わりにくいため、耐熱性の低い廉価版の樹脂材で形成されている。
Here, the rocking |
このような第2実施形態においても、上死点に向かう最中に、図5に示すように、円盤部29に、自重による力と揺動による遠心力とで下向きの最大力Fが発生することになるが、揺動抑制リング51が円盤部29の下方移動を規制することになるため、ピストンリング溝32が中心をシリンダ10の中心とほぼ一致させた状態に維持され、ピストンリング35が、円盤部29に対して中心をほぼ一致させた状態に維持される。
Also in the second embodiment, as shown in FIG. 5, the downward maximum force F is generated in the
以上に述べた第2実施形態によれば、ピストンリング溝32よりもクランク軸5側のリング溝40に設けられた揺動抑制リング51が、第1実施形態と同様にピストン21の揺動を抑制することになり、バックアップリング50が、第1実施形態と同様にピストンリング35のクランク軸5側への変形を抑制する。したがって、第1実施形態と同様に、さらなる高性能化に対応可能となる。
According to the second embodiment described above, the
しかも、ピストン21に、ピストンリング35のクランク軸5側への変形を抑制するバックアップリング50と、これとは別体のピストン21の揺動を抑制する揺動抑制リング51とが設けられているため、これらを別材質の樹脂材で形成でき、それぞれの機能に合った樹脂材で形成できるため、より一層の高性能化とコスト低減に対応可能となる。
In addition, the
また、別体のバックアップリング50と揺動抑制リング51とがリング溝40に同時に係止されているため、ピストン21への取り付け作業が煩雑になることを抑制できる。
In addition, since the
「第3実施形態」
次に、本発明の第3実施形態に係る揺動型圧縮機を主に図6および図7を参照しつつ以下に説明する。なお、第2実施形態と同様の部分は同一称呼、同一符号としてその説明は略す。
“Third Embodiment”
Next, an oscillating compressor according to a third embodiment of the present invention will be described below with reference mainly to FIGS. In addition, the part similar to 2nd Embodiment is abbreviate | omitted as the same name and the same code | symbol.
第3実施形態においては、図6に示すように、バックアップリング50の基板部55と揺動抑制リング51の基板部58との間に、これらとは別体の円環板状のプレート61が介装されている。このプレート61は、リング溝40に対し径方向に隙間なく嵌合されことになる。そして、バックアップリング50の基板部55と、プレート61と、揺動抑制リング51の基板部58とが重ねられた状態で受部25とフランジ部34とで軸線方向に挟持されることになり、その結果、バックアップリング50、プレート61および揺動抑制リング51は、リング溝40に、径方向への移動および回転が規制された状態で保持されている。プレート61は、バックアップリング50および揺動抑制リング51のそれぞれに対し、同等以上に硬い材料であればよく、具体的にはPBTやアルミニウム等から選択可能となる。
In the third embodiment, as shown in FIG. 6, an annular plate-
このような第3実施形態においても、上死点に向かう最中に、図7に示すように、円盤部29に、自重による力と揺動による遠心力とで下向きの最大力Fが発生することになるが、第2実施形態と同様、揺動抑制リング51が円盤部29の下方移動を規制することになるため、ピストンリング溝32が中心をシリンダ10の中心とほぼ一致させた状態に維持され、ピストンリング35が、円盤部29に対して中心をほぼ一致させた状態に維持される。
Also in the third embodiment, as shown in FIG. 7, the downward maximum force F is generated in the
以上に述べた第3実施形態の揺動型圧縮機によれば、第2実施形態と同様の効果を奏する上に、バックアップリング50と揺動抑制リング51との間に、これらに対して同等以上に硬い別体のプレート61が介装されているため、ピストン21のバックアップリング50および揺動抑制リング51を保持する保持力を高めることができる。
According to the oscillating compressor of the third embodiment described above, the same effects as those of the second embodiment can be obtained, and between the
「第4実施形態」
次に、本発明の第4実施形態に係る揺動型圧縮機を主に図8および図9を参照しつつ以下に説明する。なお、第3実施形態と同様の部分は同一称呼、同一符号としてその説明は略す。
“Fourth Embodiment”
Next, an oscillating compressor according to a fourth embodiment of the present invention will be described below mainly with reference to FIGS. In addition, the part similar to 3rd Embodiment is abbreviate | omitted as the same name and the same code | symbol.
第4実施形態においては、図8に示すように、バックアップリング50の基板部55と揺動抑制リング51の基板部58との間に、円板状のプレート63が介装されている。このプレート63は、外周側の外周介装部64がバックアップリング50の基板部55と揺動抑制リング51の基板部58との間に介装されており、中央側の中央介装部65が揺動部材26の受部25とリング保持部材27との間に介装されている。この場合、揺動部材26の受部25に、揺動抑制リング51、プレート63、バックアップリング50およびリング保持部材27を、この順に積み上げて、受部25とリング保持部材27とをネジ止めで連結することになる。
In the fourth embodiment, as shown in FIG. 8, a disk-shaped
なお、第1実施形態における揺動抑制リング部43のスカート部41、あるいは第2〜第4実施形態における揺動抑制リング51のスカート部59にかえて、ピストン21の揺動方向(クランク軸直交方向)にのみ、シリンダ10に接触してピストン21の揺動を抑制する揺動抑制片部を形成しても良い。例えば、図10に示すように、第1実施形態のリング45のスカート部41と同様に屈曲する一対の揺動抑制片部41Aをピストン21の揺動方向両側に形成し、ピストン21の非揺動方向両側には形成しない形状としたり、図11に示すように、第2〜第4実施形態の揺動抑制リング51のスカート部59と同様に屈曲する一対の揺動抑制片部59Aをピストン21の揺動方向両側に形成し、ピストン21の非揺動方向両側には形成しない形状としたりすることが可能である。
Instead of the
また、第1実施形態の揺動抑制リング部43あるいは第2〜第4実施形態の揺動抑制リング51を平板状としても良い。例えば、図12に示すように、揺動抑制リング51を受部25よりも大径の外径でシリンダ内周面10Aに全周で接触する平板状とすること等が可能である。この場合も、図13に示すように、ピストン21の揺動方向両側にのみ受部25よりも大径の外径を有する揺動抑制片部68を突出形成し、ピストン21の非揺動方向両側には形成しないといった変更が可能である。
Further, the rocking
5 クランク軸
10 シリンダ
21 ピストン
23 連結部
29 円盤部
32 ピストンリング溝
35 ピストンリング
36 合口部
40 リング溝
43 揺動抑制リング部
44 バックアップリング部
45 リング
50 バックアップリング(リング)
51 揺動抑制リング(リング)
59 スカート部
61,63 プレート
5
51 Swing suppression ring (ring)
59
Claims (6)
一端側がクランク軸に回転可能に連結される連結部となり他端側が前記シリンダ内を揺動しつつ往復動する円盤部となって該円盤部の外周側にピストンリング溝が形成されたピストンと、
合口部を有して拡縮径可能に形成され前記ピストンリング溝に装着されて前記ピストンと前記シリンダとの間をシールするピストンリングとからなる揺動型圧縮機において、
前記ピストンリングは、径方向への移動および回転の少なくともいずれか一方が可能に前記ピストンリング溝に設けられており、
前記円盤部の外周側で前記ピストンリング溝の前記クランク軸側には、前記ピストンリング溝とは別のリング溝が設けられ、該リング溝に径方向への移動および回転が規制されたリングを設けたことを特徴とする揺動型圧縮機。 A cylinder,
A piston having a piston ring groove formed on the outer peripheral side of the disk portion, wherein one end side is a connecting portion that is rotatably connected to the crankshaft and the other end side is a disk portion that reciprocates while swinging in the cylinder;
In an oscillating compressor comprising a piston ring that has a joint portion and is formed to be able to expand and contract, and is installed in the piston ring groove and seals between the piston and the cylinder,
The piston ring is provided in the piston ring groove so as to be capable of at least one of radial movement and rotation,
A ring groove different from the piston ring groove is provided on the crankshaft side of the piston ring groove on the outer peripheral side of the disk part, and a ring whose radial movement and rotation is restricted in the ring groove is provided. A oscillating compressor characterized by being provided.
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