JP5073357B2 - 金属板の切断方法および切断装置 - Google Patents
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上刃および/または下刃のメンテナンスを行った後、次回にメンテナンスを行うまでの間に、基準側面の位置における上刃と下刃との間のクリアランスを順次狭くして金属板を切断することを特徴とする金属板の切断方法。
搬送ラインの上方に位置する上刃および搬送ラインの下方に位置する下刃と、
上刃を下降および/または下刃を上昇させることにより金属板に剪断力を付与して切断するための刃昇降機構とを有し、
基準側面の位置における上刃と下刃との間のクリアランスが、基準側面と反対側の他方の側面の位置における上刃と下刃との間のクリアランスよりも小さいことを特徴とする金属板の切断装置。
搬送ラインの上方に位置する上刃および搬送ラインの下方に位置する下刃と、
上刃を下降および/または下刃を上昇させることにより金属板に剪断力を付与して切断するための刃昇降機構と、
基準側面の位置における上刃と下刃との間のクリアランスを、基準側面と反対側の他方の側面の位置における上刃と下刃との間のクリアランスよりも小さくすることができるクリアランス調整機構とを有することを特徴とする金属板の切断装置。
また、「切断線が搬送ラインの方向とほぼ直交する」とは、切断線と搬送ラインの方向とのなす角度が85〜95度の範囲であることを意味する。切断線と搬送ラインの方向とのなす角度が上記角度の範囲外では、製品として出荷することができないため、本発明を使用する意義が薄れるからである。
図4は、金属板の切断面の品質不良を模式的に示す図であり、同図(a)は、だれおよびかえりの発生状況を、同図(b)は金属板下面での割れの発生状況を表す。
刃間クリアランス3が大きい場合には、下刃2の近傍に生じる亀裂8の発生位置が、下刃2よりも上刃1側に寄り、金属板7の切断完了時には図4(a)に示されるように、「かえり10」が大きくなり、かえり10を除去するための手入れ工程が必要となる。また、刃の磨耗が進行した場合にも、下刃2の近傍に生じる亀裂8の発生位置が、下刃2よりも上刃1側に寄り、かえり10が大きくなる。刃の磨耗が進行した場合は、刃間クリアランス3を小さくすることにより、かえり10の発生をある程度抑制することができる。なお、同図中の番号9は、金属板の上表面付近の材料が上刃1によって引き込まれて生じる「だれ」を示す。
刃間クリアランス3が小さい場合には、かえり10は小さくなるが、図4(b)に示されるように、被切断材である金属板7下面の切断面付近に「割れ13」が生じやすい。また、刃間クリアランス3が小さい場合には、上刃および下刃の磨耗の進行が速くなるので、頻繁に刃の交換を行う必要が生じる。
一般に、素材から圧延または鍛造により延伸された金属板をその先端部分、後端部分あるいは途中の部分において、長手方向にほぼ直交する方向に切断するシャー切断の工程においては、搬送ラインの一方の側面(基準側面)に寄せて切断する場合が多い。この場合、切断線の長さ、すなわち被切断材である金属板の幅の長さにより、切断に使用する頻度の高い刃の部分と、使用頻度の低い刃の部分とが生じる。
基準側面位置における刃間クリアランスおよび反基準側面位置における刃間クリアランスの調整変更方法には、下記の方法がある。
図7は、シャー切断装置の上刃により刃間クリアランスを調整変更する例を示す図である。同図は、上刃1の厚さを基準側面位置11と反基準側面位置12との間でテーパー状に変化させて加工しておくことにより、刃間クリアランス3を調整変更する例を示している。
図8は、切断装置の上刃のライナーにより刃間クリアランスを調整変更する例を示す図である。同図は、上刃1と上刃ホルダー5との間に設けられたライナー4の厚さを基準側面位置11と反基準側面位置12との間でテーパー状に変化させて加工しておくことにより、刃間クリアランス3を調整変更する例を示している。
図9は、切断装置の上刃ホルダーにより刃間クリアランスを調整変更する例を示す図である。同図は、上刃ホルダー5の厚さを基準側面位置11と反基準側面位置12との間でテーパー状に変化させて加工しておくことにより、刃間クリアランス3を調整変更する例を示している。
上刃1または下刃2、ライナー4、ならびに上刃ホルダー5または下刃ホルダー6の厚さを基準側面位置11と反基準側面位置12との間でテーパー状に変化させて加工しておき、これらを組み合わせて取り付けることにより、刃間クリアランス3を調整変更することができる。
上記の1)〜4)の刃間クリアランス変更方法は、刃などにその厚さがテーパー状に変化する加工を施し、切断装置に取り付けた後(すなわち、刃のメンテナンスを行った後)は、刃を交換するまで(すなわち、次回の刃のメンテナンスを行うまで)の間、基準側面位置の近傍および反基準側面位置の近傍における刃間クリアランスを変更することはできない。
Claims (3)
- 金属板を搬送ラインの一方の側面に寄せ、該側面を基準側面として、金属板を、搬送ラインの上方に位置する上刃および搬送ラインの下方に位置する下刃により、その切断線が搬送ラインの方向とほぼ直交する方向に切断する金属板の切断方法であって、
上刃および/または下刃のメンテナンスを行った後、次回にメンテナンスを行うまでの間に、基準側面の位置における上刃と下刃との間のクリアランスを順次狭くして金属板を切断することを特徴とする金属板の切断方法。 - 金属板を搬送ラインの一方の側面に寄せた状態で、該側面を基準側面として、金属板を搬送ラインの方向とほぼ直交する切断線に沿って切断するための切断装置であって、
搬送ラインの上方に位置する上刃および搬送ラインの下方に位置する下刃と、
上刃を下降および/または下刃を上昇させることにより金属板に剪断力を付与して切断するための刃昇降機構とを有し、
基準側面の位置における上刃と下刃との間のクリアランスが、基準側面と反対側の他方の側面の位置における上刃と下刃との間のクリアランスよりも小さいことを特徴とする金属板の切断装置。 - 金属板を搬送ラインの一方の側面に寄せた状態で、該側面を基準側面として、金属板を搬送ラインの方向とほぼ直交する切断線に沿って切断するための切断装置であって、
搬送ラインの上方に位置する上刃および搬送ラインの下方に位置する下刃と、
上刃を下降および/または下刃を上昇させることにより金属板に剪断力を付与して切断するための刃昇降機構と、
基準側面の位置における上刃と下刃との間のクリアランスを、基準側面と反対側の他方の側面の位置における上刃と下刃との間のクリアランスよりも小さくすることができるクリアランス調整機構とを有することを特徴とする金属板の切断装置。
Priority Applications (1)
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JP2007116768A JP5073357B6 (ja) | 2007-04-26 | 金属板の切断方法および切断装置 |
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JP2007116768A JP5073357B6 (ja) | 2007-04-26 | 金属板の切断方法および切断装置 |
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JP2008272848A JP2008272848A (ja) | 2008-11-13 |
JP5073357B2 true JP5073357B2 (ja) | 2012-11-14 |
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