[go: up one dir, main page]

JP5067176B2 - 車載用の電気接続箱 - Google Patents

車載用の電気接続箱 Download PDF

Info

Publication number
JP5067176B2
JP5067176B2 JP2008013148A JP2008013148A JP5067176B2 JP 5067176 B2 JP5067176 B2 JP 5067176B2 JP 2008013148 A JP2008013148 A JP 2008013148A JP 2008013148 A JP2008013148 A JP 2008013148A JP 5067176 B2 JP5067176 B2 JP 5067176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
case
bracket
insertion space
wire group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008013148A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009177929A (ja
Inventor
真吾 南部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2008013148A priority Critical patent/JP5067176B2/ja
Priority to DE200910005369 priority patent/DE102009005369B4/de
Priority to CN2009100097190A priority patent/CN101494363B/zh
Publication of JP2009177929A publication Critical patent/JP2009177929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5067176B2 publication Critical patent/JP5067176B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/0238Electrical distribution centers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

本発明は車載用の電気接続箱に関し、特に、電気接続箱の内部回路と接続する電線群をコンパクトに外部へ引き出せると共に、引き出される電線群の配線方向も固定するものである。
従来、電気接続箱の内部回路と接続される電線群Wは、図10に示されるように、ロアカバー101の底壁側から外部に引き出され、電線群Wは電気接続箱100の周壁外方を通る配線経路をとっている(特開平8−107618号公報参照)。しかし、電線群Wの接続相手側機器の位置によっては、電気接続箱100の周壁外方を反対方向に引き回す配線をする必要もあり、このような電線群Wによって電気接続箱100の車体への取り付けに要するスペースが大きくなるという問題がある。また、電気接続箱の周壁に沿って他の機器が設置されていたり車体パネルが近接していたりすると、機器や車体パネルと干渉しない位置まで電線群をさらに引き回して配線する必要があり、このような場合には配線長さが大となって電線群の安定性が悪くなり、車両走行時の振動でガタつきが生じやすくなる。
また、引き出された電線群Wを引き出し方向と異なる方向に屈曲させて配線する場合には、図11に示すようなプロテクタ102を車体側に取り付け、該プロテクタ102に電線群Wを保持させて配線方向を所要の屈曲方向に固定する必要がある。よって、部品点数や作業工数が増大する共に、プロテクタ102を取り付けるためのスペースがさらに必要となって省スペース化できないという問題がある。
特開平8−107618号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、電気接続箱の内部回路と接続する電線群をコンパクトでかつ安定した配線状態で外部に引き出せるようにすると共に、引き出される電線群の配線方向も固定できることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ケースの外面から突出するブラケットを介して車体に固定する車載用の電気接続箱であって、
前記ブラケットは、ケース連結部となる基部に電線挿通用の開口部を設け、該開口部の直交する二辺と前記ケースの外面とで電線挿通空間の三辺を囲み、かつ、前記基部から前記ケースの周壁外面と間隔をあけて車体固定部を突設し、該車体固定部と前記ケースの周壁外面との間に、前記開口部を通る電線群を挟むように囲む縦方向の電線挿通空間を設け、かつ、前記車体固定部の上部に横向き方向の突出部を設け、該突出部に前記電線挿通空間に挿通してケース外部に引き出される電線群を囲むと共に、該電線群を結束する締結バンドの挿通穴を設けていることを特徴とする車載用の電気接続箱を提供している。
前記のように、ブラケットとケースの外面との間に、ケースの内部回路と接続する電線群を囲む電線挿通空間を設けることにより、電線群をケース外面に沿わせたコンパクトで安定した配線状態で、電線群をケース外部に引き出すことが可能となり、また、電線群が前記電線挿通空間に囲まれるため、周辺機器や車体パネルなどに電線群が干渉することも防止される。したがって、前記構成によれば、例えば、電気接続箱のロアカバーの底壁から下方に引き出された電線群を前記電線挿通空間に挿通させることにより、コンパクトかつ安定した配線状態で電線群を上方に引き出すことができる。
また、ケース外部に引き出される電線群を結束する締結バンドの挿通穴を前記ブラケットの突出部に設けているため、挿通穴に挿通した締結バンドで電線群を結束固定することにより、挿通穴が設けられた位置付近に電線群を位置決め保持して、該電線群の配線方向を所定方向に固定することができる。即ち、電線群の配線方向を固定するプロテクタの機能をブラケットに持たせることができるため、電気接続箱の近傍に従来取り付けられていたプロテクタが不要となり、部品点数、作業工数を削減し、省スペース化を図ることができる。
前記電線挿通空間を挿通してケース外部に引き出される電線群は分岐して異なる方向に配索され、前記ブラケットには分岐線の方向に対応させて前記突出部を設け、該突出部に分岐線毎に締結する締結バンドの挿通穴を複数個設けていることが好ましい。
前記のように、引き出される電線群の分岐方向に対応した突出部をブラケットに設け、該突出部に分岐線毎に締結する前記締結バンドの挿通穴を複数個設けると、分岐方向に応じた挿通穴に締結バンドを挿通して各分岐線を結束固定するだけで、各分岐線の分岐方向を固定することができる。また、前記突出部に分岐線を結束固定することにより、分岐線を安定化させることもできる。
なお、挿通穴は、方向規制する必要のある分岐線数に相当する個数を少なくとも設けておくことが好ましい。
前記電線挿通空間に挿通する電線群はT字状に分岐する場合、前記電線挿通空間はT字の縦軸部に相当する位置にあり、前記ブラケットに設ける突出部は前記T字の横軸方向に設け、横軸の両側に前記締結バンドの挿通穴を設けている。
前記構成によれば、T字の縦軸部に相当する位置に設けられた前記電線挿通空間を通して上向きに配線されてくる電線群を、T字の横軸方向の突出部に沿って左右に分岐させ、前記突出部の左右両側に設けた挿通穴に締結バンドを挿通して各分岐線を結束固定することにより、分岐線の分岐方向を左右方向に固定することができる。
なお、前記締結バンドは係止片を突設した貫通穴を有する本体部から係止歯を設けたバンド部が突出し、該バンド部を前記突出部の挿通穴に挿通し、電線群に巻き付けた後に前記貫通穴に貫通させて係止歯に係止させるものである。
前記ケース外面の少なくとも1カ所以上の角部に着脱自在にブラケットをロック結合して突設し、または、前記ケース外面から前記ブラケットを一体的に突設してもよい。
前記のように、ブラケットをケースと別体として着脱自在に取り付けても、ケースと一体的に突設してもいずれでも良いが、例えば、ブラケットをケースと別体として着脱自在に取り付ける構造としておくことにより、車種の違いにより電気接続箱の固定位置や固定部の形状が異なっていても、別体のブラケットのみを替えれば、電気接続箱を異なる車種にも共用化することが可能となる。例えば、車体側の配線条件などによって前記電線挿通空間を形成するブラケットの位置や前記突出部の形状等を適宜替えるだけで、電気接続箱自体はそのままで対応できる。
また、少なくとも3箇所の角部にブラケットを突設することにより、電気接続箱を安定保持することができる。
前記のように、ブラケットの少なくとも1つのブラケットのケース連結側の基部に電線挿通用の開口部を設け、該開口部と前記ケース外面とで囲む空間を前記電線挿通空間とすることにより、電線挿通空間の三辺をブラケットとケースの外面で取り囲むことが可能となる。よって、電線群の広範囲を取り囲んで、より安定した状態で電線群を保持しながら外部に引き出すことができる。前記電線挿通用開口部としては、例えば角部をアールとしたL字形状に切り欠かれていることが好ましい。
前記電線挿通空間を形成する前記ケース外面に干渉防止用リブを突設し、該ケース外面へのアッパーカバーの嵌合に前記電線挿通空間を挿通する電線群を干渉させない構成としていることが好ましい。
ケースの内部回路と接続する電線群を前記電線挿通空間に挿通した場合、電線群が前記ケース外面側に傾きやすく、ケース外面側に傾いた電線群によってアッパーカバーの取り付けができない場合がある。
しかし、前記のように、電線挿通空間を形成する前記ケース外面に干渉防止用リブを突設し、該ケース外面へのアッパーカバーの嵌合に前記電線挿通空間を挿通する電線群を干渉させない構成としておくことにより、ケース外面側への電線の倒れ込みを干渉防止リブによって阻止してアッパーカバーをケース外面に容易に嵌合させることができる。
ケース外面に突設される干渉防止リブは、ケースに取り付けられるアッパーカバーの周壁外面位置より外方に突出させ、ケースにアッパーカバーを取り付ける際に電線が噛み込まないようにしていることが好ましい。
また、前記電線挿通空間を挿通させる電線群に基板型クリップを取り付け、該基板型クリップのクリップを前記ブラケットに設けたクリップ穴に係止していることが好ましい。
前記構成によれば、電線挿通空間を挿通する電線群をテープ巻きなどによって基板型クリップに固定して該基板型クリップを前記ブラケットに固定しておくことで、電線群を明確に位置決めして配線方向を固定できると共に、電線群の安定性を一層高めることができる。したがって、電線群のケース外面側への倒れ込みも防止できる。
前述したように、本発明に係わる車載用の電気接続箱では、ブラケットとケースの外面との間に、ケースの内部回路と接続する電線群を囲む電線挿通空間を設けているため、電線群をケース外面に沿わせたコンパクトで安定した配線状態でケース外部に引き出すことが可能となる。また、電線群が前記電線挿通空間に囲まれるため、周辺機器や車体パネルなどに電線群が干渉することも防止できる。
また、前記のように、ケース外部に引き出される電線群を結束する締結バンドの挿通穴を前記ブラケットに設けているため、挿通穴に挿通した締結バンドで電線群を結束固定することにより、挿通穴が設けられた位置付近に電線群を位置決め保持して、該電線群の配線方向を所定方向に固定することができる。即ち、電線群の配線方向を固定するプロテクタの機能をブラケットに持たせることができるため、電気接続箱の近傍に従来取り付けられていたプロテクタが不要となり、部品点数、作業工数を削減し、省スペース化を図ることができる。
特に、前記のように、引き出される電線群の分岐方向に対応した突出部をブラケットに設け、該突出部に分岐線毎に締結する締結バンドの挿通穴を複数個設けると、分岐方向に応じた挿通穴に締結バンドを挿通して各分岐線を結束固定するだけで、各分岐線の分岐方向を固定することができる。また、前記突出部に分岐線を結束固定することにより、分岐線を安定化させることもできる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は上方から見た電気接続箱1の斜視図、図2は下方から見た電気接続箱1の斜視図、図3(A)は図1の電気接続箱1の平面図である。
電気接続箱1は、ケース本体2の下部にロアカバー3をロック結合して取り付けると共にケース本体2の上部にアッパーカバー(図示せず)をロック結合して組み立てている。
ケース本体2の内部には、図1に示すように、リレー装着部2A、ヒューズ装着部2Bを設けている。これらリレー装着部2A、ヒューズ装着部2Bに取り付けるリレーおよびヒューズと接続する電線群Wは、ケース本体2からロアカバー3へと引き出し、ロアカバー3の底壁3bに設けた略四角形状の電線挿通口4を通して外部へ引き出している。
図1〜図3に示すように、ケース本体2の周壁2a外面のL字形状に屈曲する角部2b、2c、2dには、電気接続箱1を車体に固定するための第1ブラケット10、第2ブラケット11、第3ブラケット12をロック結合によって着脱自在に取り付けている。
具体的には、ケース本体2の周壁2aおよびロアカバー3の周壁3aの外面にL字形状に窪む屈折部2e、3eを設けており、この屈折部2eの一端側の角部2bに前記第1ブラケット10をロック結合している。第1ブラケット10は、角部2bに沿って外嵌するL字形状となるように嵌合面10a、10bを有するケース本体2への取付部を備え、直交方向の嵌合面10a、10bにそれぞれ1個のロック部10cを設けている。かつ、嵌合面10a、10bにそれぞれ設けたロック部10cを、角部をアールとした補強リブ10dで連結している。
一方、ケース本体2の対応する角部2bの両側外面に各ロック部10cとロック結合される被ロック部2fをそれぞれ設けている。
前記ケース本体2の角部2bに取り付けられる第1ブラケット10は、ケース本体2とロック結合するケース連結部10Aと、車体固定部10Bを備えている。
詳しくは、基部10hの一側端から上方に向けて前記車体固定部10Bを突設し、該車体固定部10Bにボルト穴10fを設けている。該車体固定部10Bと直交する基部10hの側方部の略中央からクリップ取付部10jを突設し、クリップ取付部10jの一辺側にクリップ取付穴10gを設けている。該クリップ取付部10の角部には、基板型クリップ21の回動防止用突起10kを設けている。
前記クリップ取付部10jの他辺側は本体ケース2の角部2bと一面との嵌合面10bとし、かつ、基部10hの他側端寄りの側方部を嵌合面10bと直交する嵌合面10aとしている。
クリップ取付部10jの一辺側から前記基部10hの一側端(車体固定部10B側)へ向けて、電線挿通用の開口部10eを設けている。クリップ取付部10jの一辺側と、基部10hの側方部が直交する角部はアール形状としている。
前記嵌合面10a、10bにそれぞれロック部10cを設け、対応するケース本体2の角部2bの両面に設けた被ロック部2fにそれぞれ結合して、第1ブラケット10をケース本体2へ取り付けている。
前記のように、屈曲部2eを形成するケース本体2の周壁外面2a―1と、第1ブラケット10の基部10hの一側端寄りの側方部によって、前記電線挿通口4から引き出された電線群Wを挿通し、電気接続箱1の上方へ電線群Wを引き出す電線挿通空間5を形成している。
また、第1ブラケット10の車体固定部10Bの上部から左右横向き方向の突出部10mを設けている。該突出部10mは、電線挿通空間5をT字の縦軸方向とすると、突出部10mは横軸方向に配置している。
突出部10mの左右両側には締結バンド20の挿通穴10x、10yを1個ずつ設けている。
図4に示すように、突出部10mの一方側に、前記締結バンド20の挿通穴10yを設け、該挿通穴10yの近傍に上下に貫通する肉抜き穴10zを複数設けている。肉抜き穴10zは必ずしも必要でないが、樹脂成形品においてはヒケ等が発生するため肉抜き穴を設けておくことでブラケットの変形を防止できる。
前記挿通穴10yは、図4(A)に示すように、上面からみて前記肉抜き穴10zと並列に並び、誤って肉抜き穴10zのいずれかの一つに結束バンド20を通してしまう恐れがある。よって、図4(B)に示すように、締結バンド20を通すための挿通穴10yは、側面からみて突出部10mの板厚方向における片側面10m−1に切欠10nを設け、前記肉抜き穴10zが位置する片側面10m−1には切欠を設けずに平面とすることで形状を異ならせて、挿通穴10yであることを明示している。これにより、作業者が誤って締結バンド20を肉抜き穴10zに通すことなく、確実にバンド挿通穴10yを用いて電線群Wを固定することが可能となる。
また、片側面10m−1に切欠10nを設けることで、締結バンド20を突出部10mの高さ方向全長に亙って挿入する場合に比べ、挿入開始から早い段階で締結バンド20が外部に露出するため、バンド締結作業性を向上させることができる。さらに、該切欠10nを突出部10mの片側面10m−1にのみ設け、他片側面10m−2には切欠を設けずに平面としているため、締結バンド20の当て板とすることができる。
挿通穴10x、10yに挿通する締結バンド20は汎用品からなり、図6に示すように、係止片20bを突設した貫通穴20cを有する本体部20dから係止歯20eを設けたバンド部20aが突出し、該バンド部20aを挿通穴10、10に挿通し、電線群Wに巻き付けた後に貫通穴20cに貫通させ、バンド部20aの係止歯20eを係止片20bに係止させるものである。
一方、電線挿通空間5を形成するケース本体2の周壁外面2a−1に、干渉防止用リブ2gを突設し、アッパーカバーを嵌合させるときに電線挿通空間5を挿通する電線群Wがアッパーカバーに干渉しないようにしている。干渉防止リブ2gは、ケース本体2に取り付けられるアッパーカバーの周壁外面の位置より外方に突出させている。
以下、電線群Wの配線について説明する。
ロアカバー3の電線挿通口4から引き出された電線群Wをロアカバーの底壁3aの下面に沿わせて横方向へ配線し、電線群Wをロアカバーの底壁3aに設けた電線ガイド用の窪み3cに挿入した後、上向きに屈曲させて電線挿通空間5に挿通する。
電線挿通用凹部5を挿通させる電線群Wを、図7、図8に示すように、基板型クリップ21の基板部21aにテープ巻き(T)することによって電線群Wを基板型クリップ21に取り付け、該基板型クリップ21のクリップ21bを、ケース本体周壁外面2a−1に隣接する第1ブラケット10のクリップ取付部10jに設けたクリップ穴10gに挿入係止している。
電線挿通空間5に挿通する電線群Wは、図9のように、電線挿通空間5の上方でT字状に分岐させ、分岐線W1を第1ブラケット10の突出部10に設けた挿通穴10に通した締結バンド20で結束し、分岐線W2を挿通穴10に挿通した締結バンド20で結束して分岐線W1とW2の分岐方向を固定している。
前記のように、第1ブラケット10とケース本体2の周壁外面2aとの間に、ケース本体2の内部回路と接続する電線群Wを囲む電線挿通空間5を設けているため、電線群Wをケース本体2の周壁外面2aに沿わせたコンパクトで安定した配線状態でケース本体2の外部に引き出すことが可能となり、また、電線群Wが電線挿通空間5に囲まれるため、周辺機器や車体パネルなどに電線群Wが干渉することも防止される。
また、前記のように、引き出される電線群WのT字状の分岐方向に対応したT字横軸方向の突出部10mを第1ブラケット10に設け、突出部10mに分岐線W1、W2毎に締結する締結バンド20の挿通穴10x、10yを左右両側に設けておくことにより、分岐線W1を挿通穴10に、W2を挿通穴10にそれぞれ締結バンドを挿通して結束固定するだけで、分岐線W1、W2の分岐方向を固定することができる。また、突出部10mに分岐線W1、W2を結束固定することにより、分岐線W1、W2を安定化させることもできる。
即ち、分岐線W1、W2の配線方向を固定するプロテクタの機能を第1ブラケット10に持たせることができるため、電気接続箱1の近傍に従来取り付けられていたプロテクタが不要となり、部品点数、作業工数を削減し、省スペース化を図ることができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、例えば、第1、第2、第3ブラケットをケース本体2から一体的に突設させていても本実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の本実施形態に係わる電気接続箱を上方から見た斜視図である。 電気接続箱を下方から見た斜視図である。 電気接続箱の平面図である。 第1ブラケットを示し、(A)平面図、(B)は斜視図である。 (A)はロック爪の斜視図、(B)はロック枠の斜視図である。 締結バンドの断面図である。 (A)は基板型クリップの正面図、(B)は基板型クリップの側面図である。 電線群に基板型クリップを取り付けた状態の斜視図である。 電線群をT字状に分岐して引き出された状態を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図である。 従来例を示す図面である。 従来例を示す図面である。
符号の説明
1 電気接続箱
2 ケース本体
2a 周壁
2b、2c、2d 角部
2f ロック枠
2g 干渉防止用リブ
3 ロアカバー
3a 周壁
3b 底壁
4 電線挿通口
5 電線挿通空間
10 第1ブラケット
10a、10b 嵌合面
10c ロック部
10f ボルト穴
10j クリップ取付部
10g クリップ穴
10m 突出部
10x、10y 締結バンドの挿通穴
10A ケース連結部
10B 車体固定部
11 第2ブラケット
12 第3ブラケット
20 締結バンド
21 基板型クリップ
W 電線群

Claims (5)

  1. ケースの外面から突出するブラケットを介して車体に固定する車載用の電気接続箱であって、
    前記ブラケットは、ケース連結部となる基部に電線挿通用の開口部を設け、該開口部の直交する二辺と前記ケースの外面とで電線挿通空間の三辺を囲み、かつ、前記基部から前記ケースの周壁外面と間隔をあけて車体固定部を突設し、該車体固定部と前記ケースの周壁外面との間に、前記開口部を通る電線群を挟むように囲む縦方向の電線挿通空間を設け、かつ、前記車体固定部の上部に横向き方向の突出部を設け、該突出部に前記電線挿通空間に挿通してケース外部に引き出される電線群を囲むと共に、該電線群を結束する締結バンドの挿通穴を設けていることを特徴とする車載用の電気接続箱。
  2. 前記電線挿通空間を挿通してケース外部に引き出される電線群は分岐して異なる方向に配索され、前記ブラケットの突出部を分岐線の方向に対応して突出し、該突出部に分岐線毎に締結する前記締結バンドの挿通穴を複数個設けている請求項1に記載の車載用の電気接続箱。
  3. 前記電線挿通空間に挿通する電線群はT字状に分岐し、前記電線挿通空間はT字の縦軸部に相当する位置にあり、前記ブラケットに設ける突出部は前記T字の横軸方向に設け、横軸の両側に前記締結バンドの挿通穴を設けている請求項2に記載の車載用の電気接続箱。
  4. 前記ケース外面の少なくとも1カ所以上の角部に着脱自在にブラケットをロック結合して突設し、または、前記ケース外面から前記ブラケットを一体的に突設している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車載用の電気接続箱。
  5. 前記電線挿通空間を形成する前記ケース外面に干渉防止用リブを突設し、該ケース外面へのアッパーカバーの嵌合に前記電線挿通空間を挿通する電線群を干渉させない構成としている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車載用の電気接続箱。
JP2008013148A 2008-01-23 2008-01-23 車載用の電気接続箱 Expired - Fee Related JP5067176B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008013148A JP5067176B2 (ja) 2008-01-23 2008-01-23 車載用の電気接続箱
DE200910005369 DE102009005369B4 (de) 2008-01-23 2009-01-21 Elektrisches Verteilergehäuse für Kraftfahrzeuge
CN2009100097190A CN101494363B (zh) 2008-01-23 2009-01-23 用于机动车的电接线盒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008013148A JP5067176B2 (ja) 2008-01-23 2008-01-23 車載用の電気接続箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009177929A JP2009177929A (ja) 2009-08-06
JP5067176B2 true JP5067176B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=40794672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008013148A Expired - Fee Related JP5067176B2 (ja) 2008-01-23 2008-01-23 車載用の電気接続箱

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5067176B2 (ja)
CN (1) CN101494363B (ja)
DE (1) DE102009005369B4 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5206576B2 (ja) * 2009-04-28 2013-06-12 住友電装株式会社 電気接続箱
JP2014108038A (ja) * 2012-11-30 2014-06-09 Yazaki Corp ケース
CN104253399A (zh) * 2013-06-28 2014-12-31 重庆长安汽车股份有限公司 汽车线束接线盒
DE102013016760A1 (de) * 2013-10-10 2015-04-16 Wabco Europe Bvba-Sprl Elektronikgehäuse
JP6919599B2 (ja) * 2018-03-05 2021-08-18 住友電装株式会社 電気接続箱
JP7420681B2 (ja) * 2020-08-25 2024-01-23 古河電気工業株式会社 電気接続箱

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3446091C2 (de) * 1984-12-18 1986-10-09 Messerschmitt-Bölkow-Blohm GmbH, 8012 Ottobrunn Profil zum Einfassen der Kanten einer Öffnung
ES293586Y (es) * 1985-04-02 1987-07-01 Conjunto para el anclaje de elementos a un panel
JP3169041B2 (ja) 1994-10-06 2001-05-21 矢崎総業株式会社 電気接続箱による電線保持方法およびその構造
US5857863A (en) * 1995-11-28 1999-01-12 Harness System Techologies Research, Ltd. Automobile instrument panel harness-connecting construction
JPH09207691A (ja) * 1996-02-02 1997-08-12 Toyota Motor Corp 電子部品の冷却構造
JP3054358B2 (ja) * 1996-03-06 2000-06-19 矢崎総業株式会社 電気接続箱
US5897392A (en) * 1997-03-26 1999-04-27 Yazaki Corporation Wire retaining clip
JP3257469B2 (ja) * 1997-09-24 2002-02-18 住友電装株式会社 電気接続箱
CN1224941A (zh) * 1998-01-26 1999-08-04 住友电装株式会社 接线盒和包括它的总成的线束套
JP3792412B2 (ja) * 1998-10-15 2006-07-05 カルソニックカンセイ株式会社 電気制御機器の防水機器ケース構造
JP2001097141A (ja) * 1999-09-29 2001-04-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd 可動式ワイヤハーネス
JP3719132B2 (ja) * 2000-11-29 2005-11-24 住友電装株式会社 電気接続箱の取付構造
FR2862447B1 (fr) * 2003-11-13 2006-07-14 Hutchinson Bride pour boitier de servitude d'un moteur de vehicule motorise, et boitier equipe de cette bride.
JP4316357B2 (ja) * 2003-11-26 2009-08-19 矢崎総業株式会社 結束バンドの固定構造
JP2006166620A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Yazaki Corp 電気接続箱
JP5101853B2 (ja) * 2005-12-27 2012-12-19 矢崎総業株式会社 リンク式可動体のハーネス配索構造
JP2007288975A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Yazaki Corp 電気接続箱
JP5068054B2 (ja) * 2006-10-02 2012-11-07 矢崎総業株式会社 電気接続箱の取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN101494363B (zh) 2011-11-16
CN101494363A (zh) 2009-07-29
DE102009005369A1 (de) 2009-07-30
DE102009005369B4 (de) 2015-04-23
JP2009177929A (ja) 2009-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5067175B2 (ja) 車載用の電気接続箱
US9124079B2 (en) Electric junction box
JP5067176B2 (ja) 車載用の電気接続箱
WO2012056747A1 (ja) バンドクリップ
JP5061920B2 (ja) 車載用の電気接続箱
JP2009065798A (ja) ワイヤハーネス用のプロテクタ
JP5390278B2 (ja) 電気接続箱
JP2008232222A (ja) 結束バンドの装着構造
JP2007099007A (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP4600333B2 (ja) 電気接続箱
JP2012125117A (ja) 電気接続箱
JP5432611B2 (ja) 電気接続箱
JP5910581B2 (ja) 結束バンドの取付構造
CN111886765A (zh) 线束用保护器及使用其的线束的布线结构
KR200435064Y1 (ko) 와이어 하네스 고정용 클립
KR200431758Y1 (ko) 박스의 케이블 엔트리장치
KR200388148Y1 (ko) 와이어 하네스 고정클립
JP4327785B2 (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP4680740B2 (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP5851931B2 (ja) 電気接続箱
JP2012222849A (ja) 電線導出部のテープ巻き構造
KR20250015116A (ko) 와이어링 고정용 밴드케이블
JP5815267B2 (ja) テープ巻き用電線導出部構造
JP2012120311A (ja) ブラケット構造
JP5255895B2 (ja) プロテクタ、該プロテクタを有する電線配索装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120717

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120730

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150824

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees