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JP5064571B2 - 研削盤及び計測装置 - Google Patents

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JP5064571B2
JP5064571B2 JP2010538666A JP2010538666A JP5064571B2 JP 5064571 B2 JP5064571 B2 JP 5064571B2 JP 2010538666 A JP2010538666 A JP 2010538666A JP 2010538666 A JP2010538666 A JP 2010538666A JP 5064571 B2 JP5064571 B2 JP 5064571B2
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Description

この発明は、クランクシャフト等のワークの研削盤に係り、詳しくは、クランクピン等のワークの円柱状部の外径寸法を測定するための計測装置を備えた研削盤及び計測装置に関する。
研削盤においては、回転砥石によるワークの円柱状部の研削状態を計測するために、円柱状部の外径寸法を計測する計測装置が備えられている。
この研削盤の計測装置として、例えば特許文献1に開示されるような構成が従来から提案されている。この研削盤を図24及び図25に基づいて説明する。往復動可能な砥石台101の上面には軸受台102を介して図示しないモータの回転軸103が支持され、該回転軸103の先端部には回転砥石104が連結されている。
前記軸受台102には、クランクシャフト106のクランクピン106aの外径寸法を計測するための計測装置111が装着されている。前記計測装置111は、以下のように構成されている。すなわち、前記軸受台102の上面には、ブラケット112,支持軸113等を介して第1傾動アーム114が上下方向に傾動可能に支持されている。前記第1傾動アーム114の先端部には、連結軸115を介して第2傾動アーム116が上下方向に傾動可能に連節されている。
前記第2傾動アーム116の先端部には筒状ケース117が支持され、この筒状ケース117内には作動ロッド118が移動可能に支持されている。該作動ロッド118の先端部には、前記クランクシャフト106のクランクピン106aの外周面に接触して、該クランクピン106aの外径寸法を計測する計測器119のピンが装着されている。前記筒状ケース117には支持ブロック120が取り付けられ、該支持ブロック120には前記クランクピン106aの外周面と係合するように形成されたゲージ121が装着されている。前記支持ブロック120には、前記ゲージ121を前記クランクピン106aに向かって案内するための案内部材122が装着されている。そして、第1傾動アーム114等の重量を利用して、計測器119がクランクピン106aに掛けられる。
前記ブラケット112には、前記第1傾動アーム114を傾動させるためのシリンダ123が装着されている。そして、図24において、前記シリンダ123のピストンロッド124が図面の右方向に移動されて、前記第1傾動アーム114に結合された重量バランス確保用の重錘125が押動されると、前記第1傾動アーム114、第2傾動アーム116、支持ブロック120及びゲージ121等が図24に示す計測位置から図25に示すホームポジションに移動されるようになっている。
特開2007‐185768号公報
ところが、上記従来の研削盤の計測装置111においては、前記第1傾動アーム114の傾動中心0114が前記回転砥石104の回転中心0104から変位した位置に設定されているので、基本的に以下の問題があった。
すなわち、第1傾動アーム114と第2傾動アーム116とを連結する連結軸115の中心0116の移動軌跡が回転砥石104と中心0104と同心ではない。従って、図25に示すホームポジションにある前記ゲージ121を、図24に示す前記クランクピン106aに接触される計測位置に向かって移動させる際に、前記第1傾動アーム114を、その傾動中心0114を中心として反時計回り方向へ傾動させるとともに、第2傾動アーム116を、その傾動中心0116を中心として時計回り方向に傾動させなければならい。
このため、砥石104の外周面に接触して上下方向に往復運動するクランクピン106aの外周面に対するゲージ121及び計測器112のピンの接触動作、つまりゲージ掛け動作は、仮に前記案内部材122が無い場合には、限定された位置、即ち回転されるクランクピン106aが最上位置に停止された状態でしか行うことができない。
この理由は、回転しているクランクピン106aに適正なケージ掛けを行おうとすると、クランクピン106aの回転位置に応じて、第1傾動アーム114の傾斜角及び第2傾動アーム116の傾斜角をそれぞれ適正な値に決定する必要がある。しかし、このようなことは実際上不可能である。従って、前述したゲージ掛けの際には、クランクピン106aが最上位置に配置されたときに回転動作を停止する必要があり、ゲージ掛け外し時間が長くなるという問題がある。
前記特許文献1においては、上述したゲージ掛け外し時間を短縮するために、前記支持ブロック120に案内部材122を取り付けている。そして、クランクピン106aが回転動作途中のいずれの位置にあっても、クランクピン106aに前記案内部材122を接触させて、ゲージ121のゲージ掛けを行うようになっている。
上述したゲージ掛け外しのための時間を短縮するために、図24及び図25の構成においては、前記支持ブロック120に案内部材122を取り付け、回転運動中のクランクピン106aに前記案内部材122を接触させて、ゲージ121をクランクピン106aに対応させた状態で保持し、その状態で前記第1傾動アーム114及び第2傾動アーム116をそれぞれ傾動して、ゲージ掛けを行うようになっている。
ところが、加工されるクランクシャフトのクランクピン106aの径及びクランクピン106aの上下運動ストロークは多種類に及ぶ。従って、クランクシャフトの種類に応じて、ゲージ掛け位置を調整する作業が必要となり、その作業が面倒である。又、クランクピン106aにゲージ121が接触する際に大きな衝撃が発生することもあり、このような場合は、クランクピン106aに接触する部分の寿命が短くなる問題があった。さらに、計測装置111には下方へ突出する案内部材122が設けられているため、ゲージ掛け前においては、案内部材122とクランクピン106aとの接触を避けるために、傾動アーム116等を上方の退避位置に配置する必要がある。従って、クランクピン106aの回転範囲の位置とゲージ121との間の距離が長くなる。このため、タイミングを計ってゲージ掛けを行なっても、前記と同様にクランクピン106aとゲージ121との接触時には衝撃発生のおそれがある。
しかも、第1傾動アーム114の傾動中心0114が前記回転砥石104の回転中心0104から変位した位置に設定されているので、クランクピン106aが存在しない状態で傾動アーム114を下降させると、ゲージ121もしくは案内部材122が回転砥石104に衝突するおそれがある。
この発明は、上記従来技術に存する問題点を解消して、ワークの円柱状部の外周面に対するゲージのゲージ掛けを容易にかつ円滑に行うことができるとともに、計測器の正確な測定動作を得ることができる研削盤及び計測装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明においては、一軸線を中心に回転されるシャフト状のワークに回転砥石を接触させて研削を行うとともに、別の一軸線を中心に傾動される傾動アームの先端部に、前記ワークの外径を計測する計測手段を設けている。そして、前記回転砥石の回転中心と前記傾動アームの傾動中心とを同一軸線上に配置している。
従って、この発明は、傾動アームの先端部の計測器の回転軌跡が回転砥石の回転中心を中心とした円弧軌跡となる。このため、計測装置の回転軌跡が、回転砥石で研削されるワークの移動軌跡と対応されることができて、ゲージ掛け外し動作を円滑にかつ迅速に行なうことができる。
前記の構成において、ワークがクランクシャフトであって、回転砥石が往復動することで、回転中のクランクシャフトのクランクピンを研削するとよい。このようにすれば、クランクピンを効率よく研削できる。
前記計測手段を前記傾動アームの先端部に傾動アームの前記一軸線と平行な軸線を中心に回転可能に支持し、その計測手段の回転角度を調整するための調整手段を設けるとよい。このようにすれば、計測手段をピン径測定のための適正な位置に配置できるとともに、回転砥石のドレス時には、計測手段をドレスの邪魔にならない位置に配置できる。
前記傾動アームの傾動角度を調節するための角度調節手段を設け、その角度調節手段によって傾動アームの傾動中心を中心とした前記計測手段の位置を調節できるように構成するとよい。このようにすれば、ワークに対する計測手段の位置を自在に調節できる。例えば、ワークの相違に関わらず、ワークに対して計測手段を掛けるための計測手段の待機位置をワークに対して充分に近づけることができる。このため、ゲージ掛け及びゲージ外し動作を短い距離で行なうことができ、ゲージ掛け外しのための時間を短くできるとともに、ゲージ掛けの際の衝撃を小さくできる。
前記角度調節手段は、傾動アームを一方の傾動方向に付勢する付勢手段と、前記傾動アームと接離する作動子を動作させて前記付勢手段の付勢力に抗して傾動アームを回転させる第1のモータとを備えることが好ましい。このようにすれば、第1のモータの作動によって、計測手段を所要の位置に正確に位置させることができる。
前記調整手段は、前記計測手段と一体に回転される被動レバーと、駆動手段によって回転される別の被動レバーと、それらの両被動レバー間を連結するリンクとを有するように構成するとよい。
前記駆動手段は、第2のモータと、その第2のモータによって動作されるとともに、傾動アームの傾動中心を中心とした1つの円弧に沿う形状の円弧面が形成された作動子を有する。そして、その円弧面が前記別の被動レバーに係合して同レバーを回転させるようにするとよい。このようにすれば、前記円弧面が形成された作動子により被動レバーを適切に回転させることができる。
前記計測手段を常には中立位置に保持するとともに、外力によって中立位置から回転されることを許容する保持手段を設けるとよい。このようにすれば、回転砥石がわずかに磨耗した程度では、傾動アームや計測器の回転範囲を演算によって設定しなおすような必要はなく、計測器の中立位置からの回転が許容されることにより、回転砥石の磨耗による研削範囲の変更に対応できる。
前記計測手段は、バネの力によって前記計測手段を中立位置に保持するように構成するとよい。
前記計測手段がワークの外径を計測する位置にあるときに、傾動アーム及び計測手段の重量による荷重を軽減するための軽減手段を設けるとよい。このようにすれば、ワークに作用する計測荷重を小さくすることができて、ワーク加工及び計測を正確に行なうことができる。
前記軽減手段は、バネによって構成し、そのバネがデッドポイントを越えることにより、軽減手段が荷重の軽減状態になるように構成するとよい。
前記軽減手段による荷重の軽減度合いを調節するための荷重調節手段を設けるとよい。このようにすれば、計測に際して適正な荷重を得ることができる。
前記傾動アームにその傾動中心を中心とした円弧状部を設け、その円弧状部が装置カバーの孔に挿通されるようにするとよい。このようにすれば、傾動アームがカバーの孔内において開口面の方向に移動することを防止できる。従って、前記カバーの孔を小さくできて、クーラントの侵入を防止できる。
前記傾動アーム及びリンクにその傾動又は回転中心を中心とした円弧状部を設け、それらの円弧状部が装置カバーの孔に挿通されるようにするとよい。この場合も、前記と同様に、傾動アーム及びリンクがカバーの孔内において開口面の方向に移動することを防止できる。従って、前記カバーの孔を小さくできて、クーラントの侵入を防止できる。
前記計測手段を用いてワークの種類を判別するようにしたワーク種判別手段を設けるとよい。このようにすれば、異種ワークを検出したり、ワーク種別に応じた加工プログラムを読み出したりすることができて、研削加工を適切に実行できる。
前記ワーク種別判別手段は、前記計測手段によって検出されたピン径及びクランクアームの長さの各データと、予め記憶されたワーク種のデータとを照合するように構成するとよい。
計測装置に関する発明においては、研削盤の支持部に同研削盤の回転砥石の回転中心を中心に傾動可能に取り付けられる取付部を有する傾動アームと、その傾動アームの先端に前記回転中心と平行な別の回転中心を中心に回転可能に支持された計測器とを備えている。そして、その計測器によってクランクピンのピン径を計測するようにしている。
この発明を具体化した第1の実施形態の二頭式研削盤の非研削状態の右側面図。 二頭式研削盤の非研削状態の平面図。 二頭式研削盤の研削状態の右側面図。 計測器及び計測位置調整機構を示す拡大正面図。 傾動アームに対する計測器の装着状態を示す断面図。 (a)は図5の6−6線における断面図、(b)はその一部断面図。 計測器の計測位置調整機構を示す右側面図。 傾動アームの動作を安定化させるための機構を示す右側面図。 クランクピンの外径の非計測状態の右側面図。 クランクピンの外径の非計測状態の右側面図。 クランクピンの外径の計測状態の右側面図。 クランクピンの外径の非計測状態において、前記計測器を非干渉位置に反転した状態を示す右側面図。 二頭式研削盤の電気構成を示すブロック図。 この発明の研削盤の第2の実施形態を示す概略右側面図。 図14の15−15線における断面図。 同研削盤においてクランクピンの回転に伴いクランクピンと計測器との接触部に作用する荷重を示すグラフ。 この発明の研削盤の第3の実施形態を示す概略右側面図。 図17の一部を示す概略右側面図。 バネとその関連構成を示す概略右側面図。 第3実施形態の一部を示す断面図。 第4実施形態の動作態様を示す線図。 ピン径測定部を示す拡大図。 第4実施形態の動作を示すフローチャート。 従来の研削盤を示すクランクピンの外径の計測状態の右側面図。 従来の研削盤を示すクランクピンの外径の非計測状態の右側面図。
(第1の実施形態)
以下、この発明を二頭式研削盤に具体化した第1の実施形態を図1〜図13に従って説明する。
図1及び図2に示すように、機台フレーム10の上面の左右位置(図2の上下位置)には第1及び第2移動体11A,11Bが図示しないZ軸駆動機構によりそれぞれZ軸(図2の上下方向の軸)方向に往復動可能に装着されている。前記両移動体11A,11Bの上面には、砥石台としての移動体(以下第1及び第2砥石台12A,12Bという)が図示しないX軸駆動機構によりそれぞれX軸(図1及び図2の左右方向)方向に往復動可能に装着されている。前記両砥石台12A,12Bの上面には、モータよりなる砥石ヘッド13A,13Bが固定され、両砥石ヘッド13A,13Bの回転軸14A,14Bには、第1回転砥石15A,第2回転砥石15Bが固定されている。図2に示すように、前記砥石台12A,12Bには、前記第1及び第2回転砥石15A,15Bを覆うためのカバー16A,16Bが取り付けられている。
一方、前記機台フレーム10の上面には、取付台17及びベース18を介して主軸装置19A,19BがZ軸方向に位置調節可能に装着されている。前記両主軸装置19A,19Bのモータの回転軸に連結されたクランプ機構22には、ワークとしてのクランクシャフト23がその両端のジャーナル23bにおいてクランプされる。両主軸装置19A,19Bは、クランクシャフト23の長さに応じてZ軸方向に位置調節される。
クランクシャフト23には、円柱状部としての複数(例えば4つ)のクランクピン23aが設けられている。
前記クランプ機構22に装着されたクランクシャフト23のクランクピン23aは、前記主軸装置19A,19Bのモータが回転されることによって、クランクシャフト23の中心023を中心に所定の半径で回転,すなわち公転される。そして、図3に示すように、回転している前記第1及び第2回転砥石15A,15Bがクランクピン23aの外周面に接触されるとともに、前記クランクピン23aの回転動作と同期してX軸方向に往復移動されることにより、該クランクピン23aの外周面が研削される。
次に、前記クランクシャフト23のクランクピン23aの研削作業中において、2箇所のクランクピン23aの外径寸法をそれぞれ計測するための計測装置25A,25Bについて説明する。なお、両計測装置25A,25Bは同様に構成されているので、片方の計測装置25Aについて説明する。
図1及び図4に示すように、前記砥石ヘッド13Aのモータハウジング26において、前記回転軸14Aを支持する支持部としての円筒状のボス部26aの外周面には、傾動アーム28がその基端の取付部としてのリング部28aにおいてベアリング27を介して上下方向へ傾動可能に支持されている。この傾動アーム28の基端部には、屈曲部28cが設けられている。そして、前記傾動アーム28の傾動中心028が、前記第1回転砥石15Aの回転中心015と同一軸線(Z軸)上に位置している。
次に、位置切換機構30について説明する。この位置切換機構30は、前記傾動アーム28を傾動させることにより、該傾動アーム28の先端部に傾動アーム28の中心028(015)を通る軸線と平行な軸線を中心に回転可能に装着された後述する計測器41を、ホームポジションPoと計測位置Psとの間で位置切換させる。前記計測器41は、クランクピン23aの外径を計測するための計測手段を構成している。
図1及び図3に示すように、前記傾動アーム28のリング部28aの外周面には、突出部28dが一体に形成され、該突出部28dには支軸31によりローラ32が回転可能に支持されている。
図2に示すように、前記第1回転砥石15Aのカバー16Aの側面には、取付フレーム33が取り付けられ、該取付フレーム33の上端には、図1及び図13に示すように、傾動アーム28の駆動手段及び角度調節手段を構成する第1のモータとしての正逆回転可能なエンコーダ34a付きサーボモータ34が固定されている。このサーボモータ34の回転軸には、継手35を介してボールねじ36が連結されている。前記取付フレーム33にはスライダー37が上下方向に往復動可能に装着され、該スライダー37には前記ボールねじ36に螺合するボールねじナット(図示しない)が組付けられている。前記スライダー37は作動子38を有し、該作動子38が前記ローラ32に接離される。そして、前記サーボモータ34によりボールねじ36が回転されて、前記スライダー37及び作動子38が下降されると、作動子38により前記ローラ32が押し下げられて、傾動アーム28が図1及び図3において時計回り方向に傾動される。反対に、前記作動子38が上昇されると、傾動アーム28及び計測器41がその自重や後述するバネ72の力によって図1及び図3において反時計回り方向に傾動される。そして、この傾動アーム28,計測器41及びバネ72により、角度調節手段をなす付勢手段が構成されている。
次に、前記クランクシャフト23のクランクピン23aの外径寸法を計測するための計測器41及びその関連構成について説明する。
図5及び図6(a)に示すように、前記傾動アーム28の先端部の取付孔28eには、軸受筒42が貫通され、該軸受筒42のフランジ部42aがボルトによって傾動アーム28に固定されている。前記軸受筒42の内周面には、ベアリングを介して内筒43が支持され、該内筒43の内周面には、ベアリングを介して回転軸44がZ軸方向の軸を中心に回転可能に支持されている。該回転軸44の一端部にはフランジ部44aが一体に形成され、該フランジ部44aには前記計測器41が連結されている。図1に示すように、この計測器41は、前記フランジ部44aに連結された計測器本体45と、該計測器本体45の下端部に連結された略V字状の係合凹部46aを有するゲージ46と、前記計測器本体45に装着され、前記クランクピン23aの外周面に接触する計測ピン47とを備えている。
次に、前記クランクピン23aの外径変化に応じて、前記計測器41を前記回転軸44の中心軸線044の周りで回転させて計測姿勢を調整するための構成について説明する。
図5及び図6に示すように、前記内筒43の端部には、被動レバー51が一体形成されている。前記被動レバー51の基端部に形成された軸孔51a内において、前記回転軸44の外周面にはスリーブ48が介在されている。そして、前記回転軸44及びスリーブ48に形成されたキー溝44b,48aにキー52が係合されることにより、回転軸44とスリーブ48との相対回転が阻止されている。
前記被動レバー51の軸孔51aの下部には収容凹部51bが形成され、該収容凹部51bには、前記スリーブ48の外周面に一体形成された作動凸部48bが所定の隙間をもって収容されている。前記被動レバー51の基端部には前記収容凹部51bと対応するように、一対のネジ孔51cが形成され、両ネジ孔51cにはそれぞれプランジャ53Aが螺合されている。プランジャ53Aにはバネ53Bによってボール53Cが保持され、両プランジャ53Aのボール53Cによって前記作動凸部48bが挟持されている。図6(b)に示すように、プランジャ53Aは、止めネジ53Dによって、所要の進退位置にロックされる。このプランジャ53A,作動凸部48b等により、計測器41を常には中立位置に保持するとともに、計測器41が外力によって中立位置から回転されることを許容する保持手段が構成されている。
そして、前記計測器41にその回転方向への外力が作用していない状態あるいは外力が小さい状態においては、前記スリーブ48の作動凸部48bが前記収容凹部51bの中央位置に保持されている。又、前記計測器41が図6(a)の矢印方向,すなわち時計回り方向及び反時計回り方向に外力を受けた場合、ボール53Cがバネ53Bの付勢力に抗して移動される。このため、該計測器41の図6の矢印方向の揺動が許容される。
次に、前記被動レバー51を傾動させるための傾動機構について説明する。
図3及び図7に示すように、前記傾動アーム28の屈曲部28cには、支軸55により第1被動レバーとしての駆動レバー56が回転可能に支持され、その端部には軸57によりローラ58が支持されている。前記駆動レバー56の別の端部と、第2被動レバーとしての前記被動レバー51の先端部との間には、リンク60が連結ピン61によって連結されている。
前記ローラ58は、以下に述べる昇降機構によって昇降動作されるようになっている。図2及び図3に示すように所定位置に設けられた固定支持板62の側面には、取付フレーム63が取り付けられ、該取付フレーム63の上端には、正逆回転可能な第2のモータとしてのエンコーダ64a付きサーボモータ64(図13参照)が固定されている。このサーボモータ64の回転軸には、継手65を介してボールねじ66が連結されている。前記取付フレーム63にはスライダー67が上下方向へ移動可能に装着され、該スライダー67には前記ボールねじ66に螺合されるボールねじナット(図示しない)が組付けられている。前記スライダー67には、作動子68が取り付けられ、該作動子68が前記ローラ58にその下側から接触されている。前記サーボモータ64,作動子68等は、前記計測器41の回転角度を調整するための調整手段を構成している。
前記傾動アーム28と前記駆動レバー56との間には、図3及び図7(図7では、駆動レバー56及びリンク60等が手前に描かれている)に示すように、付勢部材としてのコイルスプリングよりなる第1バネ69が掛止具70によって掛装されている。そして、常には該第1バネ69によって、前記駆動レバー56が反時計回り方向に付勢され、前記駆動レバー56の先端部に設けたローラ58が前記作動子68上の円弧面68aに係合されている。この円弧面68aは、傾動アーム28の傾動中心028を中心とした円弧に沿う形状に形成されている。
この状態で、図3に示す前記サーボモータ64によりボールねじ66が回転されて、前記スライダー67及び作動子68が上方に移動されると、作動子68とローラ58との係合を介して駆動レバー56が前記第1バネ69の弾性力に抗して図3及び図7において時計回り方向に傾動される。このため、リンク60を介して被動レバー51が時計回り方向に回転され、計測器41が同方向に回転されて、計測器41が第1回転砥石15Aから離隔される。反対に、サーボモータ64の回転によりスライダー67及び作動子68が下方に移動されると、前記第1バネ69の蓄勢力によって前記駆動レバー56が反時計回り方向に回転され、計測器41が第1回転砥石15Aに接近される。
ところで、前記クランクシャフト23のクランクピン23aの研削作業が所定時間行われて、第1回転砥石15Aの直径寸法が磨耗により減少した場合には、その減少分だけクランクピン23aに対する研削位置が変化する。この場合、前記減少分だけ回転砥石15Aを前進させるとともに、前記計測器41の計測位置を調節することができる。しかし、図13に示す制御装置49からの制御信号によって前記サーボモータ64を作動して計測器41を小刻みに調節するのは煩わしい。このため、本実施形態では前述した図6(a)(b)に示す構成によって対応するようにしている。
すなわち、第1回転砥石15Aの直径寸法の減少に伴うクランクピン23aの位置が変化して、前記計測器41のゲージ46に中心軸線044を中心とした外力が作用すると、計測器本体45が回転軸44を中心に前記プランジャ53Aのバネ53Bの力に抗して微小角度の範囲で回転される。従って、例えば第1回転砥石15Aの直径が小さくなり、クランクシャフト23のクランクピン23aの研削位置が変位しても、その位置変位したクランクピン23aの外周面に対して、前記計測器41のゲージ46が適正な計測(ゲージ掛け)位置となるように、計測器41が前記バネ53Bの弾性力に抗して回転軸44を中心に回転されて、計測が継続される。
次に、前記傾動アーム28の傾動動作を円滑に行わせるための傾動動作安定機構K3について説明する。
図4及び図8に示すように、固定フレーム71(又は前記カバー16A)と、前記傾動アーム28の屈曲部28cとの間には、付勢部材としてのコイルバネよりなる第2バネ72が第1係止ピン73及び第2係止ピン74によって掛装されている。前記第1及び第2係止ピン73,74は、ベアリング75により固定フレーム71及び屈曲部28cに対して回転可能に支持されている。前記第2係止ピン74が前記第1係止ピン73と傾動アーム28の傾動中心028(回転砥石15Aの回転中心015)を結ぶ直線H上にあるとき、第2バネ72がデッドポイントに位置されて、第2バネ72のバネ力によるモーメントが零となるように構成されている。この第2バネ72は、前記傾動アーム28,計測器41の重量による荷重を軽減するための軽減手段を構成している。
そして、図3に示すように、前記計測器41が上方に持ち上げられ、かつ第1回転砥石15Aから所定距離だけ離隔されたホームポジションPoにあって、傾動アーム28が上向き傾斜状態にあるときには、図8に実線で示すように、前記第2係止ピン74が直線Hの後方に位置している。この状態では、前記第2バネ72が引き延ばされて蓄勢され、この蓄勢力F1によって前記傾動アーム28が図8の反時計回り方向に付勢されている。さらに、このとき、傾動アーム28には、その自重によって反時計回り方向への回転モーメントM1が作用している。この回転モーメントM1は、次のように表わされる。すなわち、傾動アーム28及び計測器41の重心Gに作用する自重をWとし、回転中心015から重心Gまでの回転半径をR1とし、自重Wの重心Gを通る接線方向及び半径方向の分力をWa,Wbとすると、
M1=Wa×R1
で表わされる。従って、図8の実線状態においては、傾動アーム28には蓄勢力F1と回転モーメントM1との合力が作用する。
反対に、クランクピン23aが下方に回転されて、傾動アーム28が反時計回り方向に傾動されると、図8に二点鎖線で示すように第2係止ピン74が直線Hの前方に移動され、第2バネ72が伸張されて、傾動アーム28に蓄勢力F2が付与される。この状態においては、傾動アーム28及び計測器41には、反時計回り方向への回転モーメントM2が作用している。この回転モーメントM2は、傾動アーム28及び計測器41の重心Gに作用する自重をWとし、回転中心015から重心Gまでの回転半径をR1とし、自重Wの重心Gを通る接線方向及び半径方向の分力をWc,Wdとすると、
M2=Wc×R1
で表わされる。この場合、Wa<Wcであるため、前記回転モーメントM2は回転モーメントM1よりも大きくなる。しかし、この状態においては、第2バネ72の蓄勢力F2によって前記傾動アーム28が時計回り方向に付勢されているので、大きくなった回転モーメントM2を打ち消すことができる。従って、図8の2点鎖線状態においては、傾動アーム28には蓄勢力F2と回転モーメントM2の差の力が作用する。回転モーメントM2は蓄勢力F2より大きい。従って、第2係止ピン74が前記直線Hを図8の左方に越えた後、傾動アーム28及び計測器41の重量荷重の軽減状態になって、傾動アーム28及び計測器41の往復傾動を小さな力で安定して行うことができる。
図1及び図3に示すように、前記カバー16A,16Bには、第1及び第2回転砥石15A,15Bによるクランクピン23aの研削動作中に、冷却液をクランクピン23aに供給するための給液ノズル77が設けられている。この給液ノズル77は、図1に示す作動位置(研削加工部に近接して同部にクーラントを供給する位置)と退避位置(傾動アーム28及び計測器41の移動軌跡外)とのいずれかの位置に配置される。図2に示すように、主軸装置19Aの近傍には、第1回転砥石15A及び第2回転砥石15Bの外周面をドレッシングするための円盤状のドレッサ78を備えたドレッシング機構79が装着されている。
この実施形態において、計測器41を反転させるための反転機構としての機能が備えられている。そして、前記ドレッシング機構79により第1及び第2回転砥石15A,15Bをドレッシングする際には、前記計測器41が所定角度回転されて、図9に示すホームポジションPoから、図12に示すようにドレッシング機構79と干渉しない非干渉位置Pnへ移動されるようになっている。
なお、図13に示す記憶部50には、加工プログラムや、加工にともなって生じる一時的なデータ等、各種のデータが記憶される。
次に、前記のように構成された研削盤の動作について説明する。
図1に示す状態では、前記第1及び第2移動体11A,11Bが原位置に位置している。すなわち図2に示すように、クランクシャフト23側から見て、第1移動体11Aが機台フレーム10上の左側に、第2移動体11Bが右側に位置している。それとともに、第1及び第2砥石台12A,12Bが、X軸方向において後退端(原位置)に位置している。この状態で、前記主軸装置19A,19Bに把持されたクランクシャフト23が静止されるとともに、第1及び第2回転砥石15A,15Bが回転されている。又、計測器41が図9に示すホームポジションPoに保持されるとともに、給液ノズル77が加工位置に近接する位置に保持されている。なお、以下に説明するクランクピン23aの粗研削作業においては、計測器41によるクランクピン23aの直径の計測は行われず、仕上げ研削の際に計測が行われる。
図1に示す状態で、クランクピン23aの粗研削を行う場合には、制御装置49からの制御信号に基づいて、主軸装置19A,19B間に把持されたクランクシャフト23がジャーナル23bの中心を中心として回転される。同時に、回転砥石15A,15Bが回転されるとともに、クランクピン23aの公転に伴って第1及び第2砥石台12A,12BがそれぞれX軸方向に往復動される。このようにして、第1及び第2回転砥石15A,15Bによって、クランクシャフト23の2つのクランクピン23aが同時に粗研削される。
このクランクピン23aの粗研削作業中においては、サーボモータ64が作動されて、スライダー67及び作動子68が下降される。すると、前記ローラ58が第1バネ69の蓄勢力によって、作動子68の円弧面68aに接触された状態で下方に移動される。この動作により、駆動レバー56が支軸55を中心に反時計回り方向に回転される。この回転によって、図9に二点鎖線で示すように、前記リンク60、被動レバー51等を介して、計測器41がホームポジションPoから回転軸44を中心に反時計回り方向に回転され、計測器41のゲージ46及び計測ピン47が回転砥石15A,15Bの外周面に近接する位置Pgに移動される。
さらに、図9に示すクランクピン23aの粗研削作業中においては、前記位置切換機構30のサーボモータ34が作動されて、前記スライダー37及び作動子38が上方向に移動される。すると、前記傾動アーム28及び計測器41が傾動中心028(回転砥石15Aの回転中心015)を傾動中心として、反時計回り方向に真円弧軌跡に沿って傾動され、計測器41がクランクシャフト23のクランクピン23aに向かって移動される。そして、計測器41のゲージ46及び計測ピン47がクランクピン23aの外周面に接触される直前の位置、すなわち図10に示す待機位置Pwに移動されて停止される。この待機位置Pwは、クランクシャフト23の種類に応じて適切な位置に設定される。
その後、粗研削が終了すると、引き続き仕上げ研削が開始される。この仕上げ研削は、クランクシャフト23の加工送り量のみを少なくして、時間当たりの研削量が少なくされるようにしている。従って、クランクピン23aに対する研削加工は停止されることなく粗研削から仕上げ研削に移行される。
このとき、傾動アーム28は、サーボモータ34の駆動により、スライダー37及び作動子38が上方へ移動することにより下降し、クランクピン23aの外周面に計測器41のゲージ46及び計測ピン47が接触する。そして、図11に示すように、スライダー37及び作動子38はローラ32の動作上限(2点鎖線位置032)を越えた位置(2点鎖線位置0038)で停止するとともに、前記サーボモータ64が作動されて、前記スライダー67及び作動子68が下方に再移動され、作動子68がローラ58から離隔される。この状態で、クランクピン23aに対する仕上げ研削が実行される。
そして、前記クランクピン23aの仕上げ研削動作中においては、図11に示すように、前記傾動アーム28及び計測器41が自重により、傾動中心028を中心として反時計回り方向に付勢されているので、計測器41のゲージ46が前記クランクピン23aの外周面に常時接触した状態に保持されている。そして、この状態で、計測器41の計測ピン47によってクランクピン23aの外径寸法が計測される。
この場合、計測器41によって計測されたクランクピン23aの外径寸法の測定データは、制御装置49に送信される。この制御装置49においては、クランクピン23aの外径寸法が目標値の外径寸法に達したか否かが判断される。そして、測定値が目標値になったと判断されると、該制御装置49からクランクピン23aの研削作業の停止信号が出力されて、前記サーボモータ34,64が作動され、傾動アーム28及び計測器41が図11に示す計測位置Psから図9に二点鎖線で示す位置Pgへ移動された後、図3に示すように、前記第1及び第2砥石台12A,12Bが後退されるとともに、クランクシャフト23の回転が停止される。その後、計測器41が図9及び図3に実線で示すホームポジションPoに移動される。
続いて、前記第1及び第2移動体11A,11Bが、それぞれに未研削の2つのクランクピン23aと対応する位置に移動され、前述した動作と同様な動作が繰り返されて、そのクランクピン23aの粗研削及び仕上げ研削作業が行われる。その後に、一本のクランクシャフト23における複数のクランクピン23aの研削が全て終了すると、次のクランクシャフト23のクランクピン23aに対する研削が引き続き行われる。
このように、長時間に亘って、クランクシャフト23の研削作業が行われて、第1及び第2回転砥石15A,15Bの外周面の研削機能が低下した場合には、ドレッシング機構79を用いて第1及び第2回転砥石15A,15Bのドレッシングが行われる。この場合には、給液ノズル77がドレッシング機構79との干渉を避ける退避位置に移動された後、図12に実線で示すように、サーボモータ64により作動子68が大きく上昇されて、ホームポジションPoに配置された計測器41が非干渉位置Pnに移動される。この状態で、第1砥石台12A又は第2砥石台12BがX軸及びZ軸方向に移動され、第1回転砥石15A又は第2回転砥石15Bがドレッシング機構79のドレッサ78に接触されて、回転砥石15A,15Bのドレッシング作業が行われる。
上記実施形態の研削盤によれば、以下のような効果を得ることができる。
上記実施形態では、傾動アーム28の傾動中心028と、回転砥石15A,15Bの回転中心015とを同一直線上において一致させている。よって、傾動アーム28に支持された計測器41のゲージ46をホームポジションPoから位置Pgへ移動させた後、該位置Pgから待機位置Pwを介して計測位置Psまで移動させる間の移動軌跡を、回転砥石15A,15Bの外周面の円弧と同心の円弧にすることができる。このため、傾動アーム28が傾動しても、計測器41のゲージ46と、回転砥石15A,15Bの外周面との距離は一定に保たれる。従って、クランクピン23aに対するゲージ46の位置調整を複雑な演算を要することなく、容易に行なうことができる。このため、粗研削から仕上げ研削に移行する際に、クランクピン23aが公転していても、計測器41をクランクピン23a上に円滑にセットでき、つまり、ゲージ掛けを円滑に、かつ正確に行なうことができ、ゲージ掛け動作時の衝撃を緩和して、計測器41の正確な動作を得ることができる。
又、前記のように、ゲージ46を回転砥石15A,15Bの中心を中心として回転砥石15A,15Bの外周面に沿って移動させることができるため、背景技術で述べた従来のゲージ121の案内部材122を省略することができる。従って、サーボモータ34の駆動により、図10に示すように、前記計測器41のゲージ46の待機位置Pwを、クランクシャフト23のクランクピン23aの上方においてクランクピン23aに近接するように設定することができる。従って、計測器41のホームポジションPoから待機位置Pwへの移動を粗研削中に行ない、かつ該待機位置Pwから計測位置Psへの切換動作及びその逆の動作,すなわちゲージ掛け外し動作をクランクシャフト23の種類が相違しても、短い距離で、従って短時間で迅速に行って、クランクピン23aの外径寸法の計測動作を迅速に行うことができるとともに、ケージ掛けにともなう衝撃を緩和できる。又、待機位置Pwをクランクシャフト23の種類に応じて調整することで、前記待機位置Pwと計測位置Psとの距離を短くすることができるので、前記と同様に、クランクピン23aの仕上げ研削作業中におけるゲージ掛け動作時の衝撃を緩和して、計測器41の正確な動作を得ることができる。このことにより、従来のゲージ121の案内部材122を省略することができる。
上記実施形態では、前記ドレッシング機構79による回転砥石15A,15Bのドレッシング動作に先立って、計測器41を図9に実線で示すホームポジションPoから図12に示す非干渉位置Pnに移動させて、ドレッシング機構79と干渉しない位置に容易に切り換えることができる。
上記実施形態では、図4及び図8に示すように、第2バネ72の一端をカバー16Aに支持した第1係止ピン73に係止し、第2バネ72の他端を前記傾動アーム28の屈曲部28cに連結した第2係止ピン74に係止している。そして、前記計測器41がホームポジションPoにあるとき、第2係止ピン74が前記第1係止ピン73と回転砥石15A,15Bの回転中心015とを結ぶ直線Hから外れ、第2バネ72が伸張されて、傾動アーム28に下方傾動方向への蓄勢力F1が付与されるようにしている。このため、傾動アーム28を反時計回り方向に傾動させて計測器41をホームポジションPoから待機位置Pwへ移動させる動作を、前記蓄勢力F1を利用してスムーズに行うことができる。
そして、クランクピン23aが下方に移動されるのに伴って傾動アーム28が反時計回り方向に傾動されると、図8に二点鎖線で示すように、第2係止ピン74が直線Hの前方に移動され、第2バネ72が伸張されて、傾動アーム28に上方傾動方向への蓄勢力F2が付与されるようにしている。このため、図11において、クランクピン23aの研削作業中に、クランクピン23aの回転運動に伴って、傾動アーム28が上下方向に往復傾動される際に、その傾動アーム28の自重を前記第2バネ72の蓄勢力F2(引張力)により打ち消して、傾動アーム28の往復傾動をスムーズに行うことができる。
上記実施形態では、傾動アーム28の先端部に計測器41を回転可能に装着するとともに、揺動機構K2によって計測器41を所定角度範囲内で往復回転可能に、かつ常にはプランジャ53Aのバネ53Bによって中立位置に保持するようにしている。このため、前述したように、第1及び第2回転砥石15A,15Bの直径が減少して、クランクピン23aのX軸方向の座標位置が若干変位しても、計測器41をプランジャ53Aのバネ53Bの付勢力に抗して移動させることができる。このため、計測器41のゲージ46をクランクピン23aの変位に追従させることができる。従って、回転砥石15A,15Bの直径減少に伴う計測器41の位置調整を簡便な装置で実行することができる。
(第2の実施形態)
次に、図14〜図16に基づいて、この発明を具体化した研削盤の第2の実施形態について説明する。
この実施形態の研削盤では、傾動アーム28に蓄勢力F1,F2を付与するための第2バネ72に、その蓄勢力F1,F2を調整するための荷重調節手段としての蓄勢力調整機構82が設けられている。すなわち、図14及び図15に示すように、傾動アーム28側にベアリング75を介して回転可能に支持された第2係止ピン74の先端には、嵌合軸部74a及びネジ部74bが形成されている。第2係止ピン74の嵌合軸部74aには、係止部材83が基端のリング部83aにおいて着脱可能に嵌着されている。そして、第2係止ピン74のネジ部74bにナット84が螺合されることにより、係止部材83が第2係止ピン74に固定されている。
前記係止部材83のリング部83aの外周には所定長さの係止片83bが突設され、その係止片83bの先端には第2バネ72の下端を係止するための係止孔83cが形成されている。そして、この実施形態では、図15に二点鎖線で示すように、係止片83bの長さが異なった複数種の係止部材83が用意され、計測装置25A,25Bにその係止部材83のうちのひとつを選択して取り付けて、その係止孔83cに第2バネ72を係止させることにより、第2バネ72の伸長度合が変化して、蓄勢力F1,F2が調整され、その結果、傾動アーム28等の重量による荷重の軽減度合いが調節されるようになっている。
つまり、前記クランクピン23aの仕上げ研削作業中において、計測器41のゲージ46及び計測ピン47がクランクピン23aに接触した状態で、クランクピン23aの外径が計測される際には、クランクピン23aの中心023を中心とする回転に伴って、計測器41とクランクピン23aとの接触部に作用する荷重が、図16に示すように変化する。すなわち、図14に示すように、クランクピン23aの回転角が0度、90度、180度、270度と変化すると、そのクランクピン23aの回転に伴って前記接触部に作用する慣性荷重が、図16の特性曲線C1に示すように変化する。また、計測器41等の重量により前記接触部に作用する接触圧は、図16の特性曲線C2に示すように変化する。従って、クランクピン23aの外径計測時には、前記慣性荷重と接触圧との合計の荷重が、図16の特性曲線C3に示すように大きく変化しながら前記接触部に作用することになる。一方、第2バネ72により、傾動アーム28に付与される蓄勢力F1,F2は図16の特性曲線C4に示す通りであり、その特性曲線C4は前記特性曲線C3と逆の傾向を示す。
従って、前記傾動アーム28に第2バネ72の蓄勢力F1,F2を付与することによって、前記計測器41とクランクピン23aとの接触部に作用する特性曲線C3の合計荷重及びその変動を緩和することができる。すなわち、クランクピン23aの回転角の変化に伴って、適切な特性曲線C4に示すようにバネ蓄勢力を調整することにより、前記特性曲線C3の合計荷重の変動が緩和されて、同図の特性曲線C5に示すように、前記接触部に作用する総合荷重の変動が抑制される。
ところで、図14に示す前記クランクピン23aの回転半径R2、クランクピン23aの外形寸法R3、クランクピン23aの回転速度等が変更された場合には、前記接触部に作用する特性曲線C3の合計荷重も変化する。このため、その特性曲線C3の合計荷重の変化に応じて、第2バネ72の蓄勢力F1,F2を調整して、前記特性曲線C5の総合荷重の変動を抑制する必要がある。この実施形態では、前記のように第2係止ピン74に対して、係止片83bの長さが異なった係止部材83を交換することにより、第2バネ72の蓄勢力F1,F2を変更することができる。このため、第2バネ72を種類の異なったものと交換することなく、その第2バネ72の蓄勢力F1,F2を簡単に調整することができる。
(第3の実施形態)
次に、図17〜図20に基づいて、この発明を具体化した研削盤の第3の実施形態について説明する。
この実施形態の研削盤では、計測装置25A,25Bにおける傾動アーム28が、リング部28aに形成された第1ストレート部28b1と、該ストレート部28b1に一体に連結され、かつ前記リング部28aと同心状で中心015,028を中心とする半径の円弧状を呈する円弧状部28b2と、該円弧状部28b2から屈曲するように一体形成された第2ストレート部28b3とにより構成されている。そして、この第2ストレート部28b3の先端に、前記第1実施形態と同様な計測器41が傾動可能に支持されている。また、前記揺動リンク60は、円弧状部28b2と対応する基端側の円弧状部60aと、前記第2ストレート部28b3と対応する先端側のストレート部60bとによって構成されている。
一方、回転砥石15A,15Bを覆うカバー16A,16Bの近傍には別のカバー85が設けられ、そのカバー85により傾動アーム28の基端側、及びその傾動アーム28を傾動させるための位置切換機構30等が加工室89から遮蔽されている。図20に示すように、カバー85の前壁には、傾動アーム28の円弧状部28b2及び揺動リンク60の円弧状部60aの断面とほぼ同じ大きさの開口であって、円弧状部28b2及び円弧状部60aを、その周側部に接触しない程度の僅かな隙間をもって通過させるための窓孔85a,85bが形成されている。カバー85の内部には、送風ファン86が設けられている。そして、クランクピン23aの研削作業中に、この送風ファン86によってカバー85の内側から窓孔85a,85bに向かって送風されることにより、前記円弧状部28b2の周側部と窓孔85aの内側縁との間の僅かな隙間からカバー85内にクーラントが侵入することを防止するようにしている。
よって、この第3実施形態においては、クランクピン23aの研削作業中に、傾動アーム28の基端側及び位置切換機構30がクーラントに晒されるおそれを防止することができる。すなわち、傾動アーム28が傾動しても、窓孔85a,85b内を円弧状部28b2,60aが進退するだけで、開口面方向への移動がないため、窓孔85a,85bを最小限の大きさにでき、窓孔85a,85b隙間は僅かなまま変化せず、研削中のクーラント侵入を低減できる。
図18及び図19に示すように、支持ネジ87及び傾動アーム28の基端部に、それぞれ軸80aを介してブラケット80が回転可能に支持されている。前記軸80aの両側にブラケット80に一対の第2バネ72が掛け止めされて、両ブラケット80間に両第2バネ72が張設されている。前記支持ネジ87は研削盤の固定フレームの雌ネジ部88に螺合しており、その雌ネジ部88に対する支持ネジ87の螺合位置を変更することにより、第2バネ72のバネ力を調節できる。支持ネジ87と雌ネジ部88とにより荷重調節手段としての蓄勢力調節機構80が構成されている。従って、この実施形態においては、第2バネ72の蓄勢力F1,F2を調整して、図16に示す前記特性曲線C5の変動を抑制することができる。
(第4の実施形態)
次に、この発明の第4の実施形態を図13及び図21〜図23について説明する。
図13に示す記憶部50には、加工に供されるクランクシャフト23の種類ごとに、そのクランクピン23aの径R3,クランクピン23aの回転半径R2等の属性データが記憶されている。また、記憶部50には、図23のフローチャートに示すプログラムが記憶されている。計測器41,制御装置49,記憶部50は、ワーク種を判別するためのワーク種別判別手段を構成している。
そして、加工運転の開始時には、制御装置49の作用によって前記プログラムが実行される。すなわち、加工運転の開始時には、図23のステップS1において、加工に供されるクランクシャフト23の属性データが記憶部50の所定のエリアから読み出されて、同記憶部50のワーキングエリアに設定される。そして、ステップS2において、クランクシャフト23が両主軸装置19A,19B間にセットされた状態で、図21に示すように、1箇所のクランクピン23aが上死点位置に配置され、クランクアームが水平線HRに対して直角をなすように配置される。
次いで、ステップS3において、位置切換機構30のサーボモータ34の駆動により、スライダー37及び作動子38が上方へ移動されて、計測器41のゲージ46aがクランクピン23aに載せられ、計測ピン47の動作による計測器41からの出力によりピン径R3が検出される。この検出データは、記憶部50の所定の領域に記憶される。次のステップS4においては、サーボモータ34の駆動によりスライダー37及び作動子38が下方に移動され、このため、計測器41が上昇し、ゲージ46aが上昇し始めると、計測ピン47の位置が変化する。サーボモータ34のエンコーダ34aからこのときの座標に対応する検出データが記憶部50に記憶され、これに基づいて制御装置49によりクランクピン23aの回転半径R2が割り出される。
そして、ステップS6において、記憶された属性データにおける前記ピン径R3の値と、計測されたピン径R3の値との一致,属性データにおける前記クランクピン23aの長さ回転半径R2の値と、計測されたクランクピン23aの回転半径の値R2との一致がそれぞれ確認されれば、正しい種類のクランクピン23aであるとして、ステップS6において、加工プログラムが読み出されて、加工が開始される。また、一致が確認されなければ、ステップS7において、アラームが発生され、クランクシャフト23の払い出し等の別処理が行なわれる。
以上のようにして、計測器41の動きを使ってクランクシャフト23の種類を判別することができ、種類判別のための専用の装置が不要になる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ クランクピンシャフト23以外もの、つまり、単純なシャフト状のものをワークとすること。
・ 第1の実施形態において、第2バネ72を省略してもよい。
・ 本発明を一頭式の研削盤に具体化してもよい。

Claims (16)

  1. 一軸線を中心に回転されるシャフト状のワークに回転砥石を接触させて研削を行うとともに、別の一軸線を中心に傾動される傾動アームの先端部に、前記ワークの外径を計測する計測手段を設けた研削盤において、
    前記回転砥石の回転中心と前記傾動アームの傾動中心とを同一軸線上に配置し、前記計測手段を前記傾動アームの先端部に傾動アームの前記一軸線と平行な軸線を中心に回転可能に支持し、その計測手段の回転角度を調整するための調整手段を設けたことを特徴とする研削盤。
  2. ワークがクランクシャフトであって、回転砥石が往復動することで回転中のクランクシャフトのクランクピンを研削できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の研削盤。
  3. 前記傾動アームの傾動角度を調節するための角度調節手段を設け、その角度調節手段によって傾動アームの傾動中心を中心とした前記計測手段の位置を調節できるように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の研削盤。
  4. 前記角度調節手段は、傾動アームを一方の傾動方向に付勢する付勢手段と、前記傾動アームと接離する作動子を動作させて前記付勢手段の付勢力に抗して傾動アームを回転させる第1のモータとを備えたことを特徴とする請求項4に記載の研削盤。
  5. 前記調整手段は、前記計測手段と一体に回転される被動レバーと、駆動手段によって回転される別の被動レバーと、それらの両被動レバー間を連結するリンクとを有することを特徴とする請求項1、2、4、5のうちいずれか一項に記載の研削盤。
  6. 前記駆動手段は、第2のモータと、その第2のモータによって動作されるとともに、傾動アームの傾動中心を中心とした1つの円弧に沿う形状の円弧面が形成された作動子を有し、その円弧面が前記別の被動レバーに係合して同レバーを回転させることを特徴とする請求項6に記載の研削盤。
  7. 前記計測手段を常には中立位置に保持するとともに、外力によって中立位置から回転されることを許容する保持手段を設けたことを特徴とする請求項1、2、4〜7のうちのいずれか一項に記載の研削盤。
  8. バネの力によって前記計測手段を中立位置に保持することを特徴とする請求項8に記載の研削盤。
  9. 前記計測手段がワークの外径を計測する位置にあるときに、傾動アーム及び計測手段の重量による荷重を軽減するための軽減手段を設けたことを特徴とする請求項1、2、4〜9のうちのいずれか一項に記載の研削盤。
  10. 前記軽減手段は、バネによって構成し、そのバネがデッドポイントを越えることにより、軽減手段が荷重の軽減状態になることを特徴とする請求項10に記載の研削盤。
  11. 前記軽減手段による荷重の軽減度合いを調節するための荷重調節手段を設けたことを特徴とする請求項10または11に記載の研削盤。
  12. 前記傾動アームにその中心を中心とした円弧状部を設け、その円弧状部が装置カバーの孔に挿通されたことを特徴とする請求項1、2、4〜12のうちのいずれか一項に記載の研削盤。
  13. 前記傾動アーム及びリンクにその中心を中心とした円弧状部を設け、それらの円弧状部が装置カバーの孔に挿通されたことを特徴とする請求項6に記載の研削盤。
  14. 前記計測手段を用いてワークの種類を判別するようにしたワーク種判別手段を設けたことを特徴とする請求項1、2、4〜14のうちのいずれか一項に記載の研削盤。
  15. 前記ワーク種別判別手段は、前記計測手段によって検出されたピン径及びクランクピンの回転半径の各データと、予め記憶されたワーク種のデータとを照合することを特徴とする請求項15に記載の研削盤。
  16. 研削盤の支持部に同研削盤の回転砥石の回転中心を中心に傾動可能に取り付けられる取付部を有する傾動アームと、その傾動アームの先端に前記回転中心と平行な別の回転中心を中心に回転可能に支持された計測器とを備え、その計測器によってクランクピンのピン径を計測するようにした計測装置。
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