JP5061952B2 - 耳状突起物除去装置 - Google Patents
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Description
また、不等辺山形鋼などの形鋼端部に発生した耳状突起物を機械的に除去する方法としては、周面部に多数本のワイヤが植設されたワイヤブラシを形鋼端部に押し当て、この状態でワイヤブラシを回転させて耳状突起物を除去する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、上記の方法では、耳状突起物の高さが形鋼の高さ方向に不定であったり、形鋼に曲がりや反りが生じたりしている場合には、形鋼端部に発生した耳状突起物を確実に除去することが困難であった。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の耳状突起物除去装置であって、前記不等辺山形鋼の長辺の端部に発生した耳状突起物を前記サイドロール機構の前側または後側に配置された複数のピンチロール機構間で研削により除去する第2の耳状突起物除去機構を備えたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか一項記載の耳状突起物除去装置であって、前記サイドロール機構が左右一対のサイドロールと、これらサイドロールの一方を前記左右方向に駆動するサイドロール駆動用シリンダとを有してなることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか一項記載の耳状突起物除去装置であって、前記ベースが前記不等辺山形鋼の曲がりを矯正する横型プレス機の出口側に設けられていることを特徴とする。
また、形鋼の一方の端部に発生した耳状突起物を切削により除去する耳状突起物除去機構を複数のサイドロール機構間に配置したことで、形鋼の一方の端部に発生した耳状突起物を耳状突起物除去機構により除去するときに形鋼に横振れが生じることをサイドロール機構によって抑制することができる。したがって、形鋼の横振れによる影響を大きく受けることなく形鋼の一方の端部に発生した耳状突起物を耳状突起物除去機構により除去することができる。
また、耳状突起物除去機構により耳状突起物が切削された後の形鋼の一方の端部は耳状突起物除去機構の後段に配置された研削機構により研削されるため、形鋼端部に耳状突起物の切削痕が残存することを防止することができる。
請求項7記載の発明に係る耳状突起物除去装置では、形鋼の曲がりを矯正する横型プレス機の出口側にベースを配置したことで、形鋼の曲がりを除去した後に耳状突起物が形鋼から除去されることになり、形鋼の曲がりによる影響を大きく受けることがないので、形鋼端部に発生した耳状突起物を安定して除去することができる。
耳状突起物除去装置2は形鋼Sの幅方向に移動可能なベース3を備えており、横型プレス機寄りのベース3の上面には、横型プレス機1から出た形鋼(例えば不等辺山形鋼、球平形鋼など)Sを左右方向から挟持する第1のサイドロール機構4が設置されている。
第2のサイドロール機構7は、第1のサイドロール機構4と同様に、左右一対のサイドロールと、サイドロールの一方を形鋼Sの幅方向に駆動するサイドロール駆動用シリンダとからなり、この第2のサイドロール機構7の出口側のベース3の上面には、第2のサイドロール機構7のサイドロール間を通過した形鋼Sを左右方向から挟持する第3のサイドロール機構8が設置されている。
第3のピンチロール機構9は、第2のピンチロール機構6と同様に、上下一対のピンチロールと、上側のピンチロールを上下方向に駆動するピンチロール駆動用シリンダとからなり、この第3のピンチロール機構9の出口側のベース3の上面には、第3のピンチロール機構9のピンチロール間を通過した形鋼Sを上下方向から挟持する第4のピンチロール機構10が設置されている。
第1の耳状突起物除去機構12は、図5及び図6に示すように、形鋼Sの上方に配置された回転式切削機構部12aを有しており、この回転式切削機構部12aは例えばR20程度の円弧状切削刃を周面部に有する切削ヘッド12bと、この切削ヘッド12bを回転駆動する切削ヘッド駆動機構部12cとから構成されている。
なお、本発明の第1実施形態に係る耳状突起物除去装置2はベース3を形鋼Sの幅方向に駆動するベース駆動用シリンダ16,17(図1参照)を備えており、これらのベース駆動用シリンダ16,17によりベース3が図3中二点鎖線で示す位置に移動しているときには、横型プレス機1から出た形鋼Sはベース3の上面に設置された搬送ロール18,19により搬送されるようになっている。
したがって、上述した本発明の第1実施形態では、形鋼Sの端部に発生した耳状突起物を除去するときにハンドグラインダ等を用いて手作業で耳状突起物を除去する必要がないので、多くの労力や時間を要することなく形鋼Sに発生した耳状突起物を除去することができる。
さらに、形鋼Sの端部を研削する研削機構13を第1の耳状突起物除去機構12の後段に配置したことで、耳状突起物除去が切削された後の形鋼Sの端部を研削機構13により研削することでき、これにより、耳状突起物除去の切削痕が形鋼Sの端部に生じることを防止することができる。
また、ベース3を横型プレス機1の出口側に配置したことで、形鋼Sの曲がりを除去した後に耳状突起物が形鋼から除去されることになり、形鋼Sの曲がりによる影響を大きく受けることがないので、形鋼端部に発生した耳状突起物を安定して除去することができる。
また、図1〜図10に示した本発明の第1実施形態では、第1の耳状突起物除去機構12により耳状突起物が切削された後の形鋼Sの端部を研削する研削機構13を第3のピンチロール機構9と第4のピンチロール機構10との間に配置したものを例示したが、これに限られるものではない。たとえば、研削機構13を第4のピンチロール機構10と第4のサイドロール機構11との間に配置してもよい。
また、図1〜図10に示した本発明の第1実施形態では、ベース3を横型プレス機1の出口側に配置したが、必ずしもベース3を横型プレス機1の出口側に配置する必要はない。
S1 不等辺山形鋼
S2 球平形鋼
P 耳状突起物
1 横形プレス機
2 耳状突起物除去装置
3 ベース
4 第1のサイドロール機構
4a,4b サイドロール
4c サイドロール駆動用シリンダ
5 第1のピンチロール機構
5a,5b ピンチロール
5c ピンチロール駆動用シリンダ
5d ピンチロール駆動用モータ
6 第2のピンチロール機構
6a,6b ピンチロール
6c ピンチロール駆動用シリンダ
7 第2のサイドロール機構
8 第3のサイドロール機構
9 第3のピンチロール機構
10 第4のピンチロール機構
11 第4のサイドロール機構
12 第1の耳状突起物除去機構
12a 回転式切削機構部
12d 切削位置調整機構部
13 研削機構
13a,13b グラインダ機構部
13c,13d 研削ヘッド押し当てバネ
13e,13f 研削角度調整機構部
13g,13h グラインダ支持機構部
14 ブラシ機構
14a 回転式ブラシ機構部
14b ブラッシング位置調整機構部
15 第2の耳状突起物除去機構
15a 第1の研削機構部
15b 第1の研削位置調整機構部
15c 第2の研削機構部
15d 第2の研削位置調整機構部
16,17 ベース駆動用シリンダ
18,19 搬送ロール
Claims (7)
- 熱間圧延により圧延された不等辺山形鋼の端部に発生した耳状突起物を除去する装置であって、
ベースと、
前記ベースの上面に設置され前記不等辺山形鋼を該不等辺山形鋼の長辺を水平として該長辺の端部側と前記不等辺山形鋼の短辺側の左右方向から挟持するサイドロール機構と、
前記ベースの上面に配置され、前記不等辺山形鋼の前記水平とされた長辺を上下方向から挟持するピンチロール機構と、
前記不等辺山形鋼の短辺の端部に発生した耳状突起物を複数の前記サイドロール機構の間で切削により除去する機構であって、切削ヘッドと該切削ヘッドを回転駆動する切削ヘッド駆動機構部とからなる回転式切削機構部を有する耳状突起物除去機構と、
前記耳状突起物除去機構により耳状突起物が除去された後の前記不等辺山形鋼の短辺の端部を複数の前記ピンチロール機構の間で滑らかに研削する機構であって、前記短辺の端部を研削するグラインダ機構部と該グラインダ機構部の研削ヘッドをバネ力により前記短辺の端部に押し付けるバネとを有する研削機構とを備えてなり、
前記不等辺山形鋼の搬送方向上流側から順に、前記サイドロール機構、前記耳状突起物除去機構、前記サイドロール機構、前記ピンチロール機構、前記研削機構、前記ピンチロール機構が配列されてなることを特徴とする耳状突起物除去装置。 - 請求項1記載の耳状突起物除去装置であって、前記耳状突起物除去機構が前記回転式切削機構部を前記不等辺山形鋼の高さ方向と幅方向に動かして切削位置を調整する切削位置調整機構部を有してなることを特徴とする耳状突起物除去装置。
- 請求項1又は2記載の耳状突起物除去装置であって、前記不等辺山形鋼の長辺の端部に発生した耳状突起物を前記サイドロール機構の前側または後側に配置された複数のピンチロール機構間で研削により除去する第2の耳状突起物除去機構を備えたことを特徴とする耳状突起物除去装置。
- 請求項3記載の耳状突起物除去装置であって、前記第2の耳状突起物除去機構が前記不等辺山形鋼の上方に配置された第1の研削機構部と、この第1の研削機構部を前記不等辺山形鋼の高さ方向と幅方向に動かして研削位置を調整する第1の研削位置調整機構部と、前記不等辺山形鋼の下方に配置された第2の研削機構部と、この第2の研削機構部を前記不等辺山形鋼の高さ方向と幅方向に動かして研削位置を調整する第2の研削位置調整機構部とを有してなることを特徴とする耳状突起物除去装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項記載の耳状突起物除去装置であって、前記サイドロール機構が左右一対のサイドロールと、これらサイドロールの一方を前記左右方向に駆動するサイドロール駆動用シリンダとを有してなることを特徴とする耳状突起物除去装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項記載の耳状突起物除去装置であって、前記ピンチロール機構が上下一対のピンチロールと、これらのピンチロールのうち上側のピンチロールを上下方向に駆動するピンチロール駆動用シリンダとを有してなることを特徴とする耳状突起物除去装置。
- 請求項1〜6のいずれか一項記載の耳状突起物除去装置であって、前記ベースが前記不等辺山形鋼の曲がりを矯正する横型プレス機の出口側に設けられていることを特徴とする耳状突起物除去装置。
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