JP5045157B2 - カップ状紙容器およびその製造方法 - Google Patents
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前記ブランクの重ね合わせ部の内側に位置する側端縁は、胴部材を形成するブランクの熱可塑性樹脂層が前記基材の側端縁から延出した樹脂部を前記基材の外面側に折り返した構成を有する折り返し樹脂部を有しており、かつ、前記折り返し樹脂部と反対側の側端縁上部にのみ切欠き部を設けたことを特徴とするカップ状紙容器である。
紙基材に長窓を穿設する第1打ち抜き工程と、
長窓が穿設された紙基材に熱可塑性樹脂層を積層して積層シートを形成させる熱可塑性樹脂貼り合わせ工程と、
この積層シートから扇形状の胴部材ブランクを打ち抜いて、前記熱可塑性樹脂層が紙基材の側端縁より延出した樹脂部を一方の側端縁に有し、かつ、前記樹脂部と反対側の側端縁上部に選択的に切欠き部を有する一枚ずつの胴部材ブランクを作製する第2打ち抜き工程と、
紙基材の側端縁より延出した前記部位を前記基材の外面側に折り返して折り返し樹脂部を形成する工程と、
前記ブランクの折り返し樹脂部を形成した側端縁を、他方の側端縁の内側となるように重ね合わせ、密着する胴部貼り合わせ部を形成する胴部形成工程と、
前記胴部下部に、少なくとも内面に熱可塑性樹脂層が設けられた紙を基材とする積層シートを所定の形状に打ち抜いた底部材を一体化する底部形成工程と、
前記胴部上端縁を1周以上巻き込み、フランジ部を形成するフランジ部形成工程と、
を有することを特徴とするカップ状紙容器の製造方法である。
前記ブランクの重ね合わせ部の内側に位置する側端縁は、前記基材の側端縁から延出する樹脂部を有し、かつ、前記樹脂部と反対側の側端縁上部に切欠き部を設けた構成としたので、フランジ部の、前記胴部貼り合わせ部の上面に生じる段差の発生を抑制できるので、蓋材を重ねてそのままシールすることで密封することが可能となった。
側端縁が交差する交点(33)は、少なくとも前記フランジ部の上面が、前記胴部貼り合わせ部(15)で形成できるようにすることにより、少なくとも3重構成の平坦な上面を有するフランジ部(16)であっても、フランジ部上面(16a)に、前記貼り合せ部の位置に生じる段差を解消することができる。
うにすることができ、内容物の保存に悪影響を及ぼさない。
フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィルムなど、ガスバリア性の優れた材料を使用できる。
a.紙基材の表面に印刷等により、装飾層を設けた基材を胴部ブランクとして用い、紙容器を製造する。
b.紙基材の表面側に印刷等による装飾層および/または金属蒸着層を設けたプラスチックフィルムを積層した積層材料を用い、紙容器を製造する。
c.成形された紙容器の胴部の表面に、印刷、金属蒸着により装飾層を施したプラスチックフィルムを被覆する。
表側から、紙基材(坪量260g/m2)からなるシートに長窓を形成した(図10参照)。
(実施例2)
実施例1の樹脂部を、紙基材の外面側に折り返し接合した、幅が2.5mmの折り返し樹脂部とした以外は、実施例1と同様にしてカップ状紙容器を得た。
(実施例3)
実施例2のフランジ部を、超音波シール装置を用い、上下から加圧圧着し、フランジ上面を平坦にした。
(実施例4)
表側から、紙基材(坪量260g/m2)低密度ポリエチレン(30μm)/アルミニウム箔(9μm)/ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)からなるシートに長窓を形成した(図10参照)。
(実施例5)
実施例4の樹脂部を、紙基材の外面側に折り返し接合した、2.5mm折り返し樹脂部とした以外は、実施例4と同様にしてカップ状紙容器を得た。
(実施例6)
実施例5のフランジ部を、超音波シール装置を用い、上下から加圧圧着し、フランジ上面を平坦にした。
(実施例7)
表側から、紙基材(坪量260g/m2)からなるシートに長窓を形成した(図10参照)。
(実施例8)
実施例7の樹脂部を、紙基材の外面側に折り返し接合した、幅が2.5mmも折り返し樹脂部とした以外は、実施例7と同様にしてカップ状紙容器を得た。
(実施例9)
実施例8のフランジ部を、超音波シール装置を用い、上下から加圧圧着し、フランジ上
面を平坦にした。
(実施例10)
表側から、低密度ポリエチレン層(30μm)/紙基材(坪量260g/m2)からなるシートに長窓を形成した(図10参照)。
(実施例11)
実施例10の樹脂部を、紙基材の外面側に折り返し接合した、幅が、2.5mmの折り返し樹脂部とした以外は、実施例10と同様にしてカップ状紙容器を得た。
(実施例12)
実施例11のフランジ部を、超音波シール装置を用い、上下から加圧圧着し、フランジ上面を平坦にした。
3‥‥積層シート 4a‥‥樹脂部 4b‥‥折り返し樹脂部
5‥‥紙基材端面 10‥‥胴部材ブランク
11‥‥樹脂部を有する側端縁 12‥‥樹脂部を設けない側端縁
13‥‥長窓 14‥‥胴部材ブランクの不必要部分
15‥‥貼り合わせ部 16‥‥フランジ部 20‥‥底部材
21‥‥周縁部 22‥‥環状脚部 32‥‥切欠き部
D1‥‥第1部材 D11‥押さえ突起 D12‥間隙
D2‥‥第2部材 D21‥押さえ突起 D3‥‥第3部材
D31‥押さえ突起
Claims (9)
- 少なくとも内面に熱可塑性樹脂層が設けられた紙を基材とする積層シートから構成されたブランクの、一方の側端縁を他方の側端縁に重ね合わせて胴部貼り合わせ部、および上端縁を1周以上巻き込み、フランジ部を形成させた筒状の胴部材と、該胴部材の下部に底部材を一体化したカップ状紙容器において、
前記ブランクの重ね合わせ部の内側に位置する側端縁は、胴部材を形成するブランクの熱可塑性樹脂層が前記基材の側端縁から延出した樹脂部を前記基材の外面側に折り返した構成を有する折り返し樹脂部を有しており、かつ、前記折り返し樹脂部と反対側の側端縁上部にのみ切欠き部を設けたことを特徴とするカップ状紙容器。 - 前記切欠き部は、三角形状であることを特徴とする、請求項1に記載のカップ状紙容器。
- 前記内面に設けられた熱可塑性樹脂層は、ガスバリア性層を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のカップ状紙容器。
- 前記折り返し樹脂部は、前記基材の厚み以上、好ましくは、前記ブランクの厚み以上の幅を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のカップ状紙容器。
- 前記折り返し樹脂部は、側端縁の全長に設けたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のカップ状紙容器。
- 前記折り返し樹脂部は、前記切欠き部を含む箇所に設けられていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のカップ状紙容器。
- 前記フランジ部は、上面が平坦状態である請求項請求項1〜6のいずれかに記載のカップ状紙容器。
- 請求項1に記載のカップ状紙容器を製造する方法であって、
紙基材に長窓を穿設する第1打ち抜き工程と、
長窓が穿設された紙基材に熱可塑性樹脂層を積層して積層シートを形成させる熱可塑性樹脂貼り合わせ工程と、
この積層シートから扇形状の胴部材ブランクを打ち抜いて、前記熱可塑性樹脂層が紙基材の側端縁より延出した樹脂部を一方の側端縁に有し、かつ、前記樹脂部と反対側の側端縁上部に選択的に切欠き部を有する一枚ずつの胴部材ブランクを作製する第2打ち抜き工程と、
紙基材の側端縁より延出した前記部位を前記基材の外面側に折り返して折り返し樹脂部を形成する工程と、
前記ブランクの折り返し樹脂部を形成した側端縁を、他方の側端縁の内側となるように重ね合わせ、密着する胴部貼り合わせ部を形成する胴部形成工程と、
前記胴部下部に、少なくとも内面に熱可塑性樹脂層が設けられた紙を基材とする積層シートを所定の形状に打ち抜いた底部材を一体化する底部形成工程と、
前記胴部上端縁を1周以上巻き込み、フランジ部を形成するフランジ部形成工程と、を有することを特徴とするカップ状紙容器の製造方法。 - さらに、前記フランジ部の上面を平坦化する平坦化工程を有することを特徴とする請求項6に記載のカップ状紙容器の製造方法。
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