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JP5044534B2 - ドア引き込み装置 - Google Patents

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JP5044534B2
JP5044534B2 JP2008300222A JP2008300222A JP5044534B2 JP 5044534 B2 JP5044534 B2 JP 5044534B2 JP 2008300222 A JP2008300222 A JP 2008300222A JP 2008300222 A JP2008300222 A JP 2008300222A JP 5044534 B2 JP5044534 B2 JP 5044534B2
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Description

本発明は所定開き角度まで閉じたドアを自動的に閉じるドア引き込み装置に関する。
従来のドア引き込み装置としては例えば特許文献1に示すものが知られている。このものは、ドア枠の上横枠に引き込み機構部が設けられ、該引き込み機構部は縦軸回りに回動自在に設けられたアームを備えている。そして、ドアを閉じた際には、ドアに設けられたピンが手先側斜め前方に突出したアームの長溝に導入されて係止され、この後、ばねの弾性力によりアームを後方に回動させることで、ドアが自動的に閉じられるようになっている。
しかし、前記特許文献1のドア引き込み装置は、前記アームが前後に回動するものであり、何らかの要因で駆動したアームにピンが接触した場合、アームやピンなどが破損する恐れがある。
特開2006−283460号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、なんらかの要因によりキャッチャーが誤動作した場合の破損を防止することができるドア引き込み装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のドア引き込み装置は、ドア枠2の上横枠7に設けられる引き込み機構部と、ドア1の上端部に設けられてドア1から背方に突出する被キャッチ部9を備え、前記引き込み機構部10は、ドア1を所定開き角度まで閉じたときに前記被キャッチ部9に着脱自在に係合すると共に該係合状態でドア開閉動作に応じて被キャッチ部9と連動して移動自在なキャッチャー14と、前記被キャッチ部9に係合したキャッチャー14を駆動させてドア1を閉状態へと引き込む駆動部16を有し、前記キャッチャー14は、駆動部16に連結される台座部54と、互いに離間して対向するよう台座部54から突出した第1爪部33及び第2爪部34とを有して、これら第1爪部33と第2爪部34の間に形成された開口部36に被キャッチ部9を着脱自在に係合保持するようU字状に形成されたものであり、ドア1を閉じるときに被キャッチ部9がキャッチャー14の開口部36へと侵入してくる側に位置する爪部を第2爪部34としたとき、この第2爪部34は被キャッチ部9の移動軌道を避けるよう台座部54からの突出高さを弾性的に変更可能とされ、被キャッチ部9が開口部36外側から第2爪部34に当たったとき、弾性的に復元可能に退避するようにしたことを特徴とする。なお、ここでは、ドア1の厚み方向を前後方向と定義すると共に閉止状態にあるドア1を開く際にドア1を動作させる方向を前側と定義している。
本発明において、前記第2爪部34は台座部54に対して回動して弾性的に起倒自在に設けられることで、前記突出位置から退避位置まで移動可能となっていることが好ましい。
また、前記第2爪部34は弾性的に出没自在に設けられることで、前記突出位置から退避位置まで移動可能となっていることが好ましい。
また、前記駆動部16が、上横枠7の長手方向に移動自在となる移動部材28と、移動部材28を吊元側へ駆動させる方向に弾性力を付与する弾性部材29とで構成され、前記台座部54が略逆U字状のキャッチャー14が手先側の斜め下方に向けて開口する待機姿勢から略鉛直下向きに開口する係合姿勢までの範囲で回動自在となるよう移動部材28に枢支され、上横枠7に、ドア1の開き角度が前記所定開き角度未満であるときにキャッチャー14を係合姿勢とした状態で上横枠7の長手方向に沿って走行させるレール部24と、ドア1の開き角度が前記所定開き角度以上にあるときにキャッチャー14に着脱自在に係合して当該キャッチャー14を待機姿勢に保持するロック部25と、ドア1を閉めて被キャッチ部9がロック部25にて待機姿勢に保持されたキャッチャー14の第1爪部を吊元側に押圧した際に該キャッチャー14を前記レール部24に沿う係合姿勢まで回動させるガイド部26とが設けられることが好ましい。
請求項1にあっては、なんらかの要因によりキャッチャーが誤動作し、この際にドアを閉じてキャッチャーの第2爪部に被キャッチ部が手先側から当たった場合に、第2爪部を突出量が小さくなる退避位置に移動して逃がすことができ、これにより、第2爪部と被キャッチ部が衝突して破損することを防止できる。また、この後、被キャッチ部が第2爪部の下方を通過してキャッチャーの開口部に到ったときには第2爪部を突出位置に復帰させ、被キャッチ部をキャッチャーに係合させることができる。したがって、この後にドアを開くことで、被キャッチ部にてキャッチャーを通常状態に復帰させることができ、次回ドアを閉じるときには通常どおりドアを自動的に閉じることが可能となる。
また、請求項2にあっては、簡単な機構により第2爪部の突出量を変化させることができる。
また、請求項3にあっては、簡単な機構により第2爪部の突出量を変化させることができる。また、この場合、第2爪部を吊元側に移動することなく突出量を変化させることができるので、キャッチャーの左右幅を小さくすることができる。
また、請求項4にあっては、駆動部が、上横枠の長手方向に移動自在となる移動部材と、上横枠の長手方向に伸縮して移動部材に対して吊元側へ駆動する方向に弾性力を付勢する弾性部材とで構成されるので、駆動部の前後寸法を小さくし、引き込み機構部の前後幅を小さくできる。また、レール部により、ドアの開き角度が所定開き角度未満であるときには、略逆U字状のキャッチャーを略鉛直下向きに開口する係合姿勢として、被キャッチ部に確実に係合した状態で上横枠の長手方向に移動させることができる。また、ロック部により、ドアの開き角度が所定開き角度以上であるときには、略逆U字状のキャッチャーを手先側の斜め下方に向けて開口する待機姿勢とすることができ、キャッチャーに対する被キャッチ部の係合及び係合解除を確実に行うことができる。
また、この場合、誤動作して係合姿勢となったキャッチャーの第2爪部に被キャッチ部が衝突して破損が生じることを防止できる。また、被キャッチ部が第2爪部の下方を通過した後は、弾性体の弾性力によって突出量を大きくした突出位置まで復帰させ、被キャッチ部をキャッチャーに係合させることができる。したがって、この後にドアを開くことで、被キャッチ部にてキャッチャーをロック部に係合されて待機姿勢となる位置まで復帰させることができ、次回ドアを閉じるときには通常どおりドアを自動的に閉じることが可能となる。
以下、本発明の実施形態の一例を添付図面に基づいて説明する。なお、以下では、上横枠7の長手方向及びドア1の幅方向を左右方向、平面視で上横枠7の長手方向と直交する方向及びドア1の厚み方向を前後方向と定義する。また、閉止状態にあるドア1を開く際にドア1を動作させる方向を前側とする。
本例のドア引き込み装置は後述のドア緩衝装置と併せてドア開閉駆動装置を構成するものであり、所定開き角度まで閉じた閉じ際のドア1をドア開閉駆動装置の働きによりゆっくりと自動的に閉じられるようになっている。このうち、ドア引き込み装置は所定開き角度まで閉じた閉じ際のドア1を自動的に閉じる機能を担い、ドア緩衝装置はドア1が閉じられる際に生じる衝撃を緩和する機能を担う。
図7等に示すようにドア1の側端部はドア枠2の一方の縦枠3に蝶番4を介して回動自在に連結されている。ドア枠2の後部の内周面には戸当たり5が突設され、ドア1はその背面縁部を戸当たり5に当接した閉状態において、その全部がドア枠2内に収められる。
図1に示すように、ドア開閉駆動装置は、ドア1に設けられた被キャッチ部材6と、ドア枠2の上横枠7に設けられたドア開閉駆動ユニット8とで構成されている。
被キャッチ部材6はドア1の背面上端部の吊元側端部に設けられている。被キャッチ部材6はドア1の背方に向けて突出する被キャッチ部9を備え、被キャッチ部9は厚みの薄い略板状に形成されている。
ドア開閉駆動ユニット8は上横枠7の吊元側(ここでいう吊元側とは上横枠7の左右方向におけるドア回動軸の側の半部を意味する)に設けられ、図8に示す引き込み機構部10及び緩衝機構部11と、これらを覆うケーシング12(図2参照)とで構成されている。
まず、引き込み機構部10について説明する。図9や図10に示すように、引き込み機構部10は、左右に長い引き込み機構部ベース13(以下、単にベース13と記載する)と、ベース13に設けられたキャッチャー14、駆動部16、及びガイド部材17で構成される。この引き込み機構部10と前述の被キャッチ部材6とでドア引き込み装置が構成される。
図3や図5に示すように、ベース13は左右に長尺で下方に開口する略溝型に形成され、上横枠7の後部下面に形成された左右に長い嵌込溝20に嵌め込まれ、ベース13の後面部の下縁から後方に突出した後縁片18を上横枠7の下面に沿わせた状態で上横枠7に取り付けられる。ベース13は平面視で上横枠7の前後幅内に収まり、且つ、前記上横枠7に設けられた戸当たり5の前端よりも後方に配置される。
ガイド部材17はベース13の吊元側の内部に収納され、ベース13に対して固定される。図10に示すようにガイド部材17の内部には左右に長く下方及び手先側(左右方向における吊元側と反対側)に開口するスライド溝21が形成されている。
スライド溝21の開口22はガイド部材17の手先側の端面から下面に亘って形成されている。この開口22が形成されたガイド部材17の鉛直な端面によってロック部25が構成され、同じく開口22が形成されたガイド部材17の水平な下面によってレール部24が構成されている。また、レール部24とロック部25は正面視弧状の面からなるガイド部26によって滑らかに接続されている。
駆動部16は、ベース13に対して左右方向にスライド自在に設けられた左右に長い移動部材28と、移動部材28に対して左右方向における吊元側へ駆動する方向に弾性力を付勢する弾性部材29とで構成されている。
移動部材28の手先側には左右に長く上方に開口したばね収納溝30(図11参照)が形成されている。ばね収納溝30には引張ばねが収納され、該引張ばねにより弾性部材29が構成されている。
弾性部材29の吊元側の端部はベース13に係止され、反対側の端部は移動部材28に係止される。これによって移動部材28は弾性部材29により常に吊元側に付勢される。移動部材28の吊元側の端部には下方に開口する配置溝31(図10参照)が形成されている。
移動部材28の吊元側の端部には被キャッチ部9に着脱自在に係合可能となるキャッチャー14がその上部を配置溝31内に収めた状態で左右に回動自在に設けられている。キャッチャー14の回動軸方向は前後方向と平行である。
キャッチャー14は前記駆動部16の弾性部材29によって移動部材28を吊元側に駆動することで、左右方向における吊元側に移動する。
キャッチャー14は前後方向の厚みが薄く且つ正面視略逆U字状の部材からなり、吊元側から下方に突出する第1爪部33と、手先側から下方に突出する第2爪部34と、両爪部33、34の突出基端同士を接続する接続部35を備えている。キャッチャー14の両爪部33、34の間には前後及び下方に開口する開口部36が形成されている。
キャッチャー14の上部に位置する接続部35には前後方向に突出する被枢支部37が形成され、この被枢支部37が移動部材28の吊元側端部に枢支されることで、キャッチャー14が移動部材28に対して回動自在となっている。
キャッチャー14は図11に示す手先側の斜め下方に向けて開口する待機姿勢から図9に示す略鉛直下向きに開口する係合姿勢までの範囲で回動可能としてある。キャッチャー14の上部は前記待機姿勢及び係合姿勢となったときに移動部材28に当接され、これによってキャッチャー14の回動範囲は前記待機姿勢から係合姿勢までの範囲に制限されている。キャッチャー14の手先側部分の前後両側には被ガイド部38が突出形成されている。
移動部材28の吊元側の端部はガイド部材17のスライド溝21に左右方向にスライド自在に収納されている。
キャッチャー14の両被ガイド部38はガイド部材17のレール部24、ロック部25、又はガイド部26に沿って配置される。
キャッチャー14は、両被ガイド部38が図13に示すようにガイド部材17によりガイドされ、これに伴いキャッチャー14は、両被ガイド部38がロック部25に沿う待機姿勢から、両被ガイド部38がレール部24に沿う係合姿勢までの範囲内で回動する。
図12(a)及び図13(a)に示すキャッチャー14は弾性部材29により移動部材28が吊元側に付勢され、且つ、両被ガイド部38がロック部25に当接し、且つ前記待機姿勢となったロック状態にある。このロック状態では、キャッチャー14の第1爪部33は、ベース13、ガイド部材17、及び第2爪部34よりも下方に突出している。
今、キャッチャー14が前記ロック状態にあるときに、ドア1を開いた状態から人の手により閉方向に回動させる。すると、ドア1から背方に突出した被キャッチ部9は、図12の(a)〜(c)や図13の(a)〜(d)に示すように正面視で左右方向における吊元側に移動し、ドア1が所定開き角度まで閉じられたときにキャッチャー14に係合される。
具体的には、開いたドア1を所定開き角度まで閉じたときには、まず図13(a)に示すように被キャッチ部9がロック状態にあるキャッチャー14の第2爪部34の下側を通過して、図13(b)に示すようにキャッチャー14の第1爪部33に当接する。
被キャッチ部9がさらに吊元側に移動すると、被キャッチ部9にてキャッチャー14の第1爪部33が吊元側に押圧され、これによりキャッチャー14の両被ガイド部38はロック部25からガイド部26に沿って下方に移動してレール部24に沿う状態となる。そして、このように両被ガイド部38がガイド部26に沿ってガイドされることで、キャッチャー14は図13(a)に示す待機姿勢から係合姿勢まで回動して図12(b)に示すように開口部36に被キャッチ部9が係合される。この係合姿勢にあるキャッチャー14の両爪部33、34はベース13及びガイド部材17よりも下方に突出する。
また、前述のように両被ガイド部38がロック部25からガイド部26を介してレール部24に至ると、両被ガイド部38のロック部25に対する係止が解除され、該移動部材28が弾性部材29の弾性力により吊元側に駆動される。
このとき、キャッチャー14はその両被ガイド部38がレール部24に沿って走行し、このため前記係合姿勢を維持した状態で図12(c)や図13(d)に示すように係合した被キャッチ部9と共に左右方向の吊元側に移動する。また、この際、被キャッチ部9はドア1の閉方向の回動に伴い徐々に後方に移動してキャッチャー14の開口部36への挿入深さを深くしていく。
そして、このように被キャッチ部9が吊元側に移動することで、所定開き角度まで閉じられたドア1が自動的に回動して閉状態となる。
逆に、前記閉じたドア1を人の手により開方向に回動させる。すると、被キャッチ部9は正面視で左右方向における手先側に移動し、ドア1が所定開き角度まで開かれたときにキャッチャー14との係合が外れる。
具体的には、閉じたドア1を所定開き角度まで開いたときには、手先側に移動する被キャッチ部9によりキャッチャー14の第2爪部34が手先側に押圧され、移動部材28がキャッチャー14と共に弾性部材29の弾性力に抗して手先側に移動する。このとき、キャッチャー14の両被ガイド部38はレール部24に沿って手先側に移動し、これによりキャッチャー14はドア1が係合姿勢を維持したまま手先側に移動する。また、この際、被キャッチ部9はドア1の開方向の回動に伴い徐々に前方に移動してキャッチャー14の開口部36への挿入深さを浅くしていく。
被キャッチ部9がさらに吊元側に移動してドア1が所定開き角度を越えたときには、キャッチャー14の両被ガイド部38はレール部24からガイド部26に至る。このように両被ガイド部38がレール部24から外れると、キャッチャー14は係合姿勢から待機姿勢までの範囲で回動自在となる。このため、さらに被キャッチ部9が吊元側に移動すると、両被ガイド部38はガイド部26に沿って上方に移動してロック部25に沿う状態となる。そして、このように両被ガイド部38がガイド部26にガイドされることで、キャッチャー14は係合姿勢から待機姿勢まで回動して図12(a)や図13(a)に示すロック状態となり、このとき、被キャッチ部9のキャッチャー14の開口部36に対する係合が外れる。この待機姿勢にあるキャッチャー14は第2爪部34の下端が第1爪部33の下端よりも上方に位置するため、ドア1をさらに開いた場合には、被キャッチ部9をキャッチャー14の第2爪部34の下側を通過させて支障なくドア1を開状態とすることができる。
本例のドア引き込み装置は、キャッチャー14が上横枠7の長手方向に駆動してドア1を閉状態とする。このため、上横枠7に設けられる引き込み機構部10の前後幅を小さくして、平面視において上横枠7の前後幅内に引き込み機構部10をコンパクトに収めることができる。
ここで、前記キャッチャー14は通常ドア1が開いた状態においてロック部25に係合した待機姿勢にあるものだが、何らかの要因によりキャッチャー14が誤動作し、キャッチャー14がドア1が開いた状態において図17のようにレール部24に沿って係合姿勢となる恐れがある。そして、このようにキャッチャー14が係合姿勢にあるときにドア1が閉じられた場合には、被キャッチ部9が係合姿勢にあるキャッチャー14の第2爪部34に手先側から当たり、キャッチャー14や被キャッチ部9などを破損させる恐れがある。
そこで、この点を改善するため、本例におけるキャッチャー14は、移動部材28に枢支連結される台座部54を備えており、該台座部54の吊元側と手先側とに前記第1爪部33及び第2爪部34を設けることで構成されている。また、前記第2爪部34は台座部54に対してその下方への突出量が変更されるよう移動自在に設けられている。さらにキャッチャー14には、第2爪部34に対して下方への突出量を大きくする方向に弾性力を付勢する弾性体55が設けられている。以下、図17に基づいて具体的な構成につき説明する。
第2爪部34の端部は台座部54の手先側部分に前後軸回りに回動自在に設けられている。これにより、第2爪部34は図17(a)のように先端を下方に向けて下方への突出量を大きくした突出位置から、先端を吊元側の斜め下方に向けて下方への突出量を小さくした退避位置までの範囲を回動可能とされている。
第2爪部34は前記突出位置となったときに台座部54に当接され、これにより第2爪部34の回動範囲は前記突出位置より手先側に回動することが規制されている。
第2爪部34と台座部54との間には、弾性体55として、第2爪部34を退避位置から突出位置まで回動する方向に弾性力を付勢するねじりばねが設けられている。
また、第2爪部34は先端が尖った形状となっていて、キャッチャー14が係合姿勢にある場合において、第2爪部34の吊元側の側面は略鉛直な面であるが、手先側の側面は下方程吊元側に向かって傾斜した傾斜面56となっている。
これにより、ドア1を閉じた際に、係合姿勢にあるキャッチャー14の第2爪部34に被キャッチ部9が手先側から当たり、第2爪部34の傾斜面56が被キャッチ部9により吊元側に押圧されたときに、第2爪部34が退避位置に向けてスムーズに回動するようになっている。
今、仮に、キャッチャー14が誤動作して、ドア1を開いた状態においてキャッチャー14がレール部24に沿って係合姿勢となり、この際にドア1が閉じられてキャッチャー14の第2爪部34に被キャッチ部9が手先側から当たったとする。この場合には、前述したように第2爪部34が弾性体55の弾性力に抗して退避位置まで回動して第2爪部34の下方への突出量が小さくなり、被キャッチ部9が第2爪部34の下方を通過してキャッチャー14の開口部36に至るまで移動して逃げられるようになっている。したがって、第2爪部34と被キャッチ部9が衝突して破損が生じることを防止できる。
また、このように被キャッチ部9がキャッチャー14の開口部36に至ると、第2爪部34は弾性体55の弾性力によって突出位置まで回動復帰し、これにより被キャッチ部9はキャッチャー14の開口部36に係合した状態となる。したがって、この後にドア1を開いたときには、被キャッチ部9にてキャッチャー14をロック部25に係合されて待機姿勢となる位置まで復帰させることができ、次にドア1を閉じるときには通常どおり既述のドア引き込み装置によりドア1を自動的に閉じることが可能となる。
なお、本例では、弾性体55としてねじりばねを用いたが、図18の他例のキャッチャー14のように弾性体55として引張コイルばねを用いても良い。この場合も、前例と同様に突出位置から退避位置に向けて回動した第2爪部34を弾性対55の弾性力により突出位置に回動復帰することができる。
次に緩衝機構部11について説明する。図14及び図15に示す緩衝機構部11は、左右に長い緩衝機構部ベース40(以下、単にベース40と記載する)と、ベース40に設けられた動作変換機構及びショックアブソーバー43で構成されている。また、図2に示すようにドア1の背面における受部47に対応する位置にはドア回動の閉じ際に緩衝機構部の受部47に対しドア閉止方向への押圧力を伝える押圧作用部51が設けられており、該押圧作用部51と緩衝機構部11とでドア緩衝装置が構成されている。
図8(b)に示すように、ベース40は前方に開口する略溝型に形成され、その上面にベース13を載置し、ベース13の後縁片18をベース40の上面部にビス止めすることにより、ベース13に取り付けられる。ベース40は上横枠7の前後幅内に収められ、また、上横枠7に設けられた戸当たり5の前端よりも後方に配置される。
動作変換機構は受部47の前後動作を受部47の前後ストロークよりも長いストロークとなる左右方向の動作に変換するものであり、作動体41と動作変換部42で構成されている。
作動体41は前方に開口するベース40に左右方向にスライド自在に収納されている。
動作変換部42はドア1の閉じる際の回動動作に応じて作動体41を左右方向に動作させるものであり、ベース40に設けられた平面視く字状となるリンク機構部45と、リンク機構部45に設けられた受部47と、後述のねじりばね46で構成される。
リンク機構部45は固定側リンク48と固定側リンク48よりも長い可動側リンク49とで構成され、固定側リンク48の一端はベース40に回動自在に連結され、可動側リンク49の一端は固定側リンク48の他端に回動自在に連結されている。可動側リンク49の他端は前記作動体41に連結されている。
受部47は固定側リンク48と可動側リンク49の連結部分に回動自在に設けられている。
リンク機構部45は、受部47が前後方向に動作することで、固定側リンク48がベース40に対して回動し、これにより図14のように固定側リンク48及び可動側リンク49が左右方向と略平行となって直線状に伸長した状態から、図16のように平面視く字状に折曲した状態までの範囲で変形可能となっている。このようにリンク機構部45を伸長状態や折曲状態に変更することで作動体41が左右方向に移動する。
固定側リンク48のベース40に枢支された端部とベース40の間には、伸長状態となったリンク機構部45の固定側リンク48を前方に回動する弾性力を付与するねじりばね46が配設されている。これによって、リンク機構部45は図16に示す折曲状態を維持するよう付勢される。
ショックアブソーバー43は左右方向に伸縮する伸縮式で且つ収縮時にのみ抵抗力を発生させるワンウェイ式のものであって、ベース13内に設けられ、該ショックアブソーバー43によって作動体41の左右方向の動作を緩衝する。
今、リンク機構部45が図16に示す折曲状態にあり、且つ、キャッチャー14が前記ロック状態にあるときに、開いたドア1を人の手により閉方向に回動させる。すると、まず、ドア1が所定開き角度まで閉じられた時点で被キャッチ部9がキャッチャー14に係合され、前述の引き込み機構部10によるドア1の引き込みが開始される。
そして、この後、前記引き込み機構部10によりドア1が少し閉方向に回動した時点で、ドア1の押圧作用部51が折曲状態にあるリンク機構部45に設けられた受部47に当たり、以後、ドア1が完全に閉じられるまで、引き込み機構部10の駆動力によって当該押圧作用部51が受部47を押圧して後方に移動させる。このとき、リンク機構部45は前記折曲状態から伸長状態へと変形していき、これにしたがって作動体41はショックアブソーバー43の抵抗に抗して手先側に移動するので、ドア1はゆるやかに閉状態となる。
図19に更に他例のキャッチャー14を示す。本例の第2爪部34は台座部54の手先側に形成された下方に開口する収容部57内に上下方向にスライド自在に設けられている。これにより、第2爪部34は、図19(a)のように台座部54からの下方への突出量を大きくした突出位置から、図19(b)に示す突出量を小さくした退避位置までの範囲を移動自在とされている。
台座部54の収容部57には弾性体55として台座部54と第2爪部34を連結する圧縮ばねが設けられている。また、本例の第2爪部34も先端が尖った形状となっていて、第2爪部34の吊元側の側面が略鉛直な面となり、手先側の側面が下方程吊元側に向かって傾斜した傾斜面56となっている。
これにより、ドア1を閉じた際に、係合姿勢にあるキャッチャー14の第2爪部34に被キャッチ部9が手先側から衝突し、第2爪部34の傾斜面56が被キャッチ部9により吊元側に押圧されたときに、第2爪部34が退避位置に向けて移動するようになっている。
すなわち、本例においては、係合姿勢にあるキャッチャー14の第2爪部34に手先側から被キャッチ部9が衝突した場合には、図19(b)のように第2爪部34が弾性体55の弾性力に抗して退避位置まで移動して第2爪部34の下方への突出量が小さくなる。また、被キャッチ部9が第2爪部34の下方を通過すると、図19(c)のように第2爪部34は自重により突出位置まで移動する。したがって、本例においても前例と同様の効果が得られる。
なお、前記各例ではドア1を閉じた状態ではドア1がドア枠2内に収められるものとしたが、閉じたドア1は後部のみがドア枠2内に収められるものであっても良いし、ドア枠2の前方に位置するものであって良い。
また、前記各例では、上横枠7に前記緩衝機構部11を設けると共にドア1の上端部に前記押圧作用部51を設けたが、逆に、ドア1の上端部に前記緩衝機構部11を設けると共に上横枠7に前記押圧作用部51を設けても良い。また、ドア緩衝装置を設けずに、ドア引き込み装置のみを設けても良い。
本発明の実施の形態の一例であり、ドアを開いた状態を示すドア前側から見た斜視図である。 同上のドアを開いた状態をドア後側から見た斜視図である。 同上のキャッチャーに被キャッチ部が係合する直前の状態を示し、一部図示を省略した斜視図である。 同上のドアを閉じた状態を示す一部図示を省略した斜視図である。 同上の同上のキャッチャーに被キャッチ部が係合する直前の状態を示す側断面図である。 同上のドアを閉じた状態を示す背面図である。 同上の押圧作用部が受部に当たる直前の状態を示す下面図である。 同上のドア開閉駆動ユニットを示し、(a)は全体斜視図であり、(b)は引き込み機構部と緩衝機構部とを分離した斜視図である。 同上の引き込み機構部の一部を断面で示した斜視図である。 同上のベースの図示を省略した引き込み機構部の分解斜視図である。 同上のベースの図示を省略した引き込み機構部の側面図である。 同上のドアを閉じたときに被キャッチ部がキャッチャーに係合する状態を順に示した説明図であり、(a)はキャッチャーに被キャッチ部が係合する直前の状態を示し、(b)はキャッチャーに被キャッチ部が係合した状態を示し、(c)はドアが閉じた状態を示す。 同上のドアを閉じたときに被キャッチ部がキャッチャーに係合する状態を順に示した説明図であり、(a)はキャッチャーに被キャッチ部が係合する直前の状態を示し、(b)はキャッチャーの第1爪部に被キャッチ部が当接した状態を示し、(c)は被ガイド部がガイド部にてガイドされている状態を示し、(d)はドアが閉じた状態を示す。 同上の緩衝機構部を示す斜視図である。 同上の緩衝機構部の分解斜視図である。 同上の上枠体と緩衝機構部の位置関係を示す説明図である。 同上の第2爪部の動作説明図であり、(a)は係合状態のキャッチャーの第2爪部に被キャッチ部が当たる直前の状態を示し、(b)は(a)の被キャッチ部が第2爪部に当たった状態を示す。 他例の第2爪部の動作説明図であり、(a)は係合状態のキャッチャーの第2爪部に被キャッチ部が当たる直前の状態を示し、(b)は(a)の被キャッチ部が第2爪部に当たった状態を示し、(c)は(b)の被キャッチ部が第2爪部を通過してキャッチャーに係合された状態を示す。 更に他例の第2爪部の動作説明図であり、(a)は係合状態のキャッチャーの第2爪部に被キャッチ部が当たる直前の状態を示し、(b)は(a)の被キャッチ部が第2爪部に当たった状態を示し、(c)は(b)の被キャッチ部が第2爪部を通過してキャッチャーに係合された状態を示す。
符号の説明
1 ドア
2 ドア枠
7 上横枠
9 被キャッチ部
10 引き込み機構部
14 キャッチャー
16 駆動部
24 レール部
25 ロック部
26 ガイド部
28 移動部材
29 弾性部材
33 第1爪部
34 第2爪部
36 開口部
55 弾性体

Claims (4)

  1. ドアの厚み方向を前後方向と定義すると共に、閉止状態にあるドアを開く際にドアを動作させる方向を前側と定義し、ドア枠の上横枠に設けられる引き込み機構部と、ドアの上端部に設けられてドアから背方に突出する被キャッチ部を備え、前記引き込み機構部は、ドアを所定開き角度まで閉じたときに前記被キャッチ部に着脱自在に係合すると共に該係合状態でドア開閉動作に応じて被キャッチ部と連動して移動自在なキャッチャーと、前記被キャッチ部に係合したキャッチャーを駆動させてドアを閉状態へと引き込む駆動部を有し、前記キャッチャーは、駆動部に連結される台座部と、互いに離間して対向するよう台座部から突出した第1爪部及び第2爪部とを有して、これら第1爪部と第2爪部の間に形成された開口部に被キャッチ部を着脱自在に係合保持するようU字状に形成されたものであり、ドアを閉じるときに被キャッチ部がキャッチャーの開口部へと侵入してくる側に位置する爪部を第2爪部としたとき、この第2爪部は被キャッチ部の移動軌道を避けるよう台座部からの突出高さを弾性的に変更可能とされ、被キャッチ部が開口部外側から第2爪部に当たったとき、弾性的に復元可能に退避するようにしたことを特徴とするドア引き込み装置。
  2. 前記第2爪部は台座部に対して回動して弾性的に起倒自在に設けられることで、前記突出位置から退避位置まで移動可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のドア引き込み装置。
  3. 前記第2爪部は台座部に対して弾性的に出没自在に設けられることで、前記突出位置から退避位置まで移動可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のドア引き込み装置。
  4. 前記駆動部が、上横枠の長手方向に移動自在となる移動部材と、移動部材を吊元側へ駆動させる方向に弾性力を付与する弾性部材とで構成され、前記台座部が略逆U字状のキャッチャーが手先側の斜め下方に向けて開口する待機姿勢から略鉛直下向きに開口する係合姿勢までの範囲で回動自在となるよう移動部材に枢支され、上横枠に、ドアの開き角度が前記所定開き角度未満であるときにキャッチャーを係合姿勢とした状態で上横枠の長手方向に沿って走行させるレール部と、ドアの開き角度が前記所定開き角度以上にあるときにキャッチャーに着脱自在に係合して当該キャッチャーを待機姿勢に保持するロック部と、ドアを閉めて被キャッチ部がロック部にて待機姿勢に保持されたキャッチャーの第1爪部を吊元側に押圧した際に該キャッチャーを前記レール部に沿う係合姿勢まで回動させるガイド部とが設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のドア引き込み装置。
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