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JP5034892B2 - 取付穴用キャップ及びそれを備えた直動案内装置 - Google Patents

取付穴用キャップ及びそれを備えた直動案内装置 Download PDF

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JP5034892B2 JP2007302742A JP2007302742A JP5034892B2 JP 5034892 B2 JP5034892 B2 JP 5034892B2 JP 2007302742 A JP2007302742 A JP 2007302742A JP 2007302742 A JP2007302742 A JP 2007302742A JP 5034892 B2 JP5034892 B2 JP 5034892B2
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Description

本発明は、産業機械等に用いられる直動案内装置を構成する案内レールの取付穴を閉塞する取付穴用キャップ及びそれを備えた直動案内装置に関する。
従来のこの種の直動案内装置としては、例えば図12に示すように、軸方向に延びる案内レール1と、該案内レール1上に軸方向に移動可能に跨架されたスライダ2とを備えたものが知られている。案内レール1の両側面にはそれぞれ軸方向に延びる直線状の転動体転動溝3が形成され、また、案内レール1の上面には下面まで貫通する取付穴20が軸方向に所定の間隔で複数箇所形成されており、スライダ2のスライダ本体2Aには、その両袖部4の内側面に、それぞれ転動体転動溝3に対向する直線状の転動体転動溝9が形成されている。
そして、これらの向き合った両転動体転動溝3,9の間には転動体としての多数の鋼球Bが転動自在に装填され、その鋼球Bの転動を介してスライダ2が案内レール1上を軸方向に沿って移動できるようになっている。この移動につれて、案内レール1とスライダ2との間に介在する鋼球Bは転動してスライダ2のスライダ本体2Aの端部に移動するが、スライダ2を軸方向に継続して移動させていくためには、これらの鋼球Bを無限に循環させる必要がある。
そこで、スライダ本体2Aの袖部4内に更に軸方向に貫通する直線状の転動体通路8を形成すると共に、スライダ本体2Aの前後両端にそれぞれ転動体循環部品としてのエンドキャップ5を固定し、このエンドキャップ5に上記両転動体転動溝3,9間と上記転動体通路8とを連通する半円弧状に湾曲した転動体循環R部6を形成することにより、転動体無限循環軌道を構成している。
ところで、上記直動案内装置の基台等への取り付けは、案内レール1の取付穴20にボルト10(図15参照。)を挿入して該ボルト10のねじ部を基台のねじ穴に螺合することにより該直動案内装置を基台等へ取り付けるようにしており、かかる取り付け後は、取付穴20の座ぐり穴21の上部に合成樹脂製等のキャップを嵌め込んで該取付穴20を閉塞する。
取付穴20を閉塞する従来のキャップとしては、種々の構造が考案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。例えば、特許文献1に記載のキャップ30は、図13に示すように、外周面に締め代部31を設けた短円柱部32によって構成され、締め代部31が座ぐり穴21への取付時に嵌め込まれることが記載されている。特許文献2に記載のキャップ40は、キャップ頭部41と、該キャップ頭部41から下方に延びる脚部42と、脚部42の周方向全周に亘って形成される切欠部43と、を有する。そして、キャップ40は、キャップ頭部41の上面と案内レール1の表面とを面一になるように切欠部43を座屈変形させながら取付穴20を閉塞する。
特開2002−227838号公報 特開2006−242339号公報
ところで、特許文献1に記載のキャップ30で取付穴20を閉塞する際、案内レール1の上面とキャップ30の上面が面一になるようにキャップ30が嵌めこまれるが、キャップ30の下面とボルト30の間に隙間が発生する場合がある。この場合、図15に示すように、キャップ30に上方から押し込む力が発生したり、取付穴20の内周面に力が作用してキャップ30が弾性変形したりすると、キャップ30と取付穴20との間の締め代が緩み、キャップ30が沈み込む可能性がある。この結果、案内レール1の上面とキャップ30の上面に段差が発生し、ゴミや埃等の異物が溜まりやすいという問題がある。
一方、特許文献2に記載のキャップ40を一体成形する場合には、切欠部43を形成するために中子を用いる必要があるため、金型の構成が複雑となり、また、型抜き作業が煩雑なものとなる。このため、キャップの大量生産は難しく、コストが嵩むという問題がある。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、キャップの上面と案内レールの上面とを面一に保つことができる、量産且つ低コスト化が可能な取付穴用キャップ及びそれを備えた直動案内装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 直動案内装置を構成する案内レールの取付穴の座ぐり穴上部に嵌めこまれ、ボルト挿入後の該取付穴を閉塞する取付穴用キャップであって、
前記座ぐり穴の穴径に対応する外径寸法を有する略円形のキャップ頭部と、
該キャップ頭部の一側面から突出して、前記キャップ頭部と一体に形成される突起と、
を備え、
前記突起は、前記キャップ頭部の中心から所定の距離離れた位置に略円筒形状に形成され、
前記突起の内径は、先端部に向かって徐々に拡径するテーパ形状を有し、
該突起の先端部は、前記取付穴に挿入された前記ボルトと接触することで径方向外側に変形可能なように、前記突起の基部よりも薄肉であることを特徴とする取付穴用キャップ。
(2) 前記突起は、前記キャップ頭部の中心から所定の距離離れた位置に略円筒形状に形成され、且つ、円周方向に略等間隔でスリットが形成されることを特徴とする(1)に記載の取付穴用キャップ。
) 前記突起の先端部が、曲面形状を有することを特徴とする(1)に記載の取付穴用キャップ。
) 両側部に軸方向に延びる直線状の転動体転動溝を有して軸方向に延長され、上面から下面まで貫通する取付穴が軸方向に所定の間隔で複数箇所形成された案内レールと、前記取付穴の座ぐり穴上部に嵌め込まれて該取付穴を閉塞する取付穴用キャップと、前記案内レールの前記転動体転動溝に対向する直線状の転動体転動溝を有し、これらの転動体転動溝間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って移動可能に前記案内レールに支持されたスライダとを備えた直動案内装置であって、
前記取付穴用キャップは、前記座ぐり穴の穴径に対応する外径寸法を有する略円形のキャップ頭部と、該キャップ頭部から突出して、前記キャップ頭部と一体に形成される突起と、を備え、
前記突起は、前記キャップ頭部の中心から所定の距離離れた位置に略円筒形状に形成され、
前記突起の内径は、先端部に向かって徐々に拡径するテーパ形状を有し、
該突起の先端部は、前記取付穴に挿入された前記ボルトと接触することで径方向外側に変形可能なように、前記突起の基部よりも薄肉であることを特徴とする直動案内装置。
本発明の取付穴用キャップ及び直動案内装置によれば、取付穴用キャップは、座ぐり穴の穴径に対応する外径寸法を有する略円形のキャップ頭部と、キャップ頭部から突出して、キャップ頭部と一体に形成される突起と、を備え、突起の先端部は、取付穴に挿入されたボルトと接触することで径方向に変形可能なように、突起の基部よりも薄肉である。これにより、キャップの上方から押し込む力が発生した場合でも、突起の先端部が取付穴に挿入されたボルトと接触しているので、キャップが沈み込むことがなく、キャップの上面と案内レールの上面とを面一に保つことができる。また、突起の先端部は基部よりも薄肉とすることで、成形時に複雑な金型を必要とせず、射出成形にて容易に生産が可能となり、量産且つ低コスト化が可能なものとなる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る取付穴用キャップ及び直動案内装置の第1実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態の直動案内装置の構成は、キャップの構成以外は、図12に示したものと同一であるので説明を省略し、ここでは、キャップについてのみ説明する。
図1及び図2に示すように、キャップ50は、樹脂材料からなり、案内レール1の取付穴20の座ぐり穴21上部に嵌めこまれ、ボルト挿入後の取付穴20を閉塞する。キャップ50の材料としては、ポリエチレン、ポリアセタール、他、各種エラストマー(例えば、ペルプレン)等が適用可能であるが、適度な柔軟性及びキャップとしての強度を有し、成形性にも優れて大量生産に適し、比較的低価格なポリエチレンが好ましい。
キャップ50は、案内レール1の座ぐり穴21の穴径に対応する外径寸法を有する略円形のキャップ頭部51と、キャップ頭部51の一側面51aから突出して、キャップ頭部51と一体に形成される突起52と、を備える。
キャップ頭部51には、外周面に円周方向に略等間隔で円弧状に突出する複数の突部53が形成されており、キャップ50が座ぐり穴21に挿入される際に、締め代として機能する。
また、キャップ頭部51は、外周側に円筒部54を形成するように円形状に内部を凹ませている。このため、突起52は、円筒部54の下面54aより高い位置に形成されたキャップ頭部51の一側面51aから下方に突出している。なお、キャップ頭部51は、円筒部54を有しない形状であってもよい。
突起52は、キャップ頭部51の中心Oから所定の距離離れた位置に略円筒形状に形成されている。キャップ頭部51の上面(他側面)51bから突起52の先端部52aまでの長さBは、キャップ頭部51の厚さAよりも大きく設定されており、突起52の先端部52aにおける折り曲げ寸法を確保している。
なお、本実施形態においては、折り曲げ寸法は、20mm程度のキャップ頭部51の外径に対して、1mm程度に設定されている。例えば、座ぐり部の深さとボルト10の頭部高さの寸法許容誤差が累積で約0.5mmである場合にも、確実に折り曲げによる安定した支持が可能なように折り曲げ寸法は1mm程度とした。
また、突起52の内径は、先端部に向かって徐々に拡径するテーパ形状を有し、外径は、一様な寸法を有する。従って、突起52は、先端部52aに向かって徐々に先細り形状を有し、先端部52aは、突起の基部52bよりも薄肉である。これにより、キャップが取付穴20に挿入されたボルト10の頭部に突起52が接触した際に(図2参照。)、径方向外側に開きやすい。また、突起52が先細り形状に形成されていることから、キャップ50を射出成形する際に、金型はキャップ50の軸方向に2分割する構成であればよく、比較的容易な構成となり、低コストでの大量生産に向いている。
このように構成されるキャップ50は、案内レール1の取付穴20にボルト挿入後、座ぐり穴21に嵌め込まれ、取付穴20を閉塞する。この際、キャップ50の上面に図示しない当て材を当てて、当て材の上面を金槌等でたたくことで、キャップ50の上面と案内レール1の上面とが面一の状態でキャップ50は座ぐり穴21に嵌めこまれる。この際、キャップ50は、図2(b)に示すように、突起52の先端部52aがボルト10の頭部と接触して径方向に折り曲げられた状態で、ボルト10の頭部上で水平に安定して支持される。これにより、キャップの上方から押し込む力が発生した場合でも、キャップ頭部51の上面51bが沈み込むことがなく、キャップ50の上面と案内レール1の上面とを面一に保つことができる。
また、突起52の先端部52aは基部52bよりも薄肉とすることで、成形時に複雑な金型を必要とせず、射出成形にて容易に生産が可能となり、量産且つ低コスト化が可能なものとなる。
さらに、突起52は、キャップ頭部51の中心Oから所定の距離離れた位置に略円筒形状に形成されているので、ボルト10の頭部上で均一に安定して支持されると共に、嵌め込み後にキャップ50を上方から押したりしても沈まない剛性が確保される。
なお、本発明の突起52の形状は、上記実施形態のものに限定されるものでなく、その先端部52aが、取付穴に挿入されたボルト10と接触することで径方向に変形可能なように、突起52の基部52bよりも薄肉であればよく、図3〜図8に示すような種々の変更が可能である。
例えば、図3に示す第1変形例の取付穴用キャップ50aのように、突起52の基部側を一様内径とすることで、基部側にストレート形状部52cが設けられてもよい。
また、図4に示す第2変形例である取付穴用キャップ50bのように、突起52は、基部側にストレート形状部52cを設けるとともに、先端部側において外径側及び内径側をテーパ面とした先細り形状としてもよい。
さらに、図5に示す第3変形例である取付穴用キャップ50cのように、突起52は、その内径及び外径を先端部52aに向かって徐々に拡径するテーパ形状とし、全体的に傾斜する先細り形状としてもよい。この場合、突起52は、キャップ50を射出成形した際に、突起52を弾性変形させながら金型から取り外すことができる程度に傾斜している。
加えて、図6に示す第4変形例である取付穴用キャップ50dのように、突起52は、基部側から先端部側にかけて内径を段階的に拡径する段差部52dを設けることで先細り形状としてもよい。
また、図7に示す第5変形例である取付穴用キャップ50eのように、突起52は、内径を一様寸法とし、外径を先端部側に向けて縮径させたテーパ面とすることで、先細り形状に形成してもよい。この場合、先端部52aはボルト10の頭部に接触して径方向内側に折り曲げられる。但し、キャップの安定した支持という面では、径方向外側に折り曲げられる図1のような実施形態のほうがより好ましい。
さらに、図8(a)及び(b)に示す第6変形例である取付穴用キャップ50f,50gのように、突起52の先端部52aは、先端部側に向けて拡径しながら、或いは一様幅で伸びる環状溝52eを形成することで、内径側先端部52a1と外径側先端部52a2に分岐して形成される。これにより、先端部52aの肉厚は基部52bより薄肉とされている。この場合、キャップ50f,50gが座ぐり穴21に嵌め込まれると、内径側先端部52a1がボルト10の頭部に接触して径方向内側に折り曲げられ、外径側先端部52a2は、ボルト10の頭部に接触して先端部から順次径方向外側に折り曲げられる。
また、突起52の先端部52aの形状は、図1に示した上記実施形態あるいはその各変形例のように、内径側及び外径側をストレート面とした尖った形状あるいは平らな形状であってもよいが、例えば、図1に示した上記実施形態の場合、図9(a)に示すように、内径側及び外径側をそれぞれ湾曲させて連続させた曲面形状としてもよく、図9(b)に示すように、内径側のみ湾曲させて外径側のストレート面と連続させた曲面形状であってもよい。これにより、突起52の先端部52aは、ボルト10の頭部上を滑りやすくなり、より径方向に開きやすい形状となる。また、別の例として、図7に示す取付穴用キャップ50eのような、径方向内側に折り曲げられる突起52の場合には、図9(a)の場合と同様、内径側及び外径側をそれぞれ湾曲させるか、或いは、図9(c)に示すように、外径側のみ湾曲させて内径側のストレート面と連続させた曲面形状とすることで同様の効果を奏する。さらに、他の各変形例の場合も、図9(a)〜(c)に準じた先端部を曲面形状とすることにより同様の効果を奏する。先端部が平らな変形例においては、曲面形状に変えることで特に有効である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る取付穴用キャップについて、図10及び図11を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、同一符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
図10に示すように、本実施形態のキャップ50hでは、突起52の円周方向において略等間隔に複数(本実施形態では4つ)のスリット55が形成されている。これにより、4つの突起52が円周方向に等間隔に配置されることになる。このように、スリット55を設けることで、各突起52は、径方向により変形しやすい構成となる。突起52の折り曲がり方向を所望に制御する(例えば、図1に示した場合に、全周にわたって確実に外向きに曲がるようにする、等)上でも有効である。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
なお、スリット55は、隣り合う突起52が近接するように切り込まれてもよいが、図10(b)に示すような所定の幅を有する形状である方が、変形において好ましい。また、スリット55は、少なくとも2つ以上で、対称に形成されることが好ましく、さらに、図11に示すように、スリット55は、先端側に向かってスリット幅が広がるように形成されてもよい。
スリット55を突起52の円周方向において略等間隔で複数形成することに関しても、上記実施形態及びその各変形例との組合せが可能である。例えば、図5に示した変形例の場合には、スリットを設けることにより、キャップの押込み時の突起52の変形を助けるだけでなく、製造時における型成形の型から外す工程も、突起52が弾性変形しやすくなり、スムーズに行うことができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
直動案内装置の形態も前述の実施形態のものに限定されず、案内レールに取付け用の座ぐり穴を有するものであれば本発明は適用可能である。
本発明の第1実施形態である取付穴用キャップを示し、(a)はその断面図であり、(b)はその下面図である。 図1の取付孔用キャップが嵌めこまれた状態を示し、(a)はその断面図であり、(b)は(a)のII部拡大図である。 第1実施形態の第1変形例である取付穴用キャップの断面図である。 第1実施形態の第2変形例である取付穴用キャップの断面図である。 第1実施形態の第3変形例である取付穴用キャップの断面図である。 第1実施形態の第4変形例である取付穴用キャップの断面図である。 第1実施形態の第5変形例である取付穴用キャップの断面図である。 第1実施形態の第6変形例である取付穴用キャップの断面図である。 第1実施形態の突起の先端形状に係る変形例を説明するための要部断面図である。 (a)は、本発明の第2実施形態に係る取付穴用キャップの下面図であり、(b)は、(a)のX−X線に沿って切断された、突起間に形成されたスリットを説明するための部分断面図である。 第2実施形態の変形例に係る突起間に形成されたスリットを説明するための部分断面図である。 一般的な直動案内装置を説明する、一部切除した全体斜視図である。 従来のキャップを説明するための図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその平面図である。 従来の他のキャップを説明するための断面図である。 図13のキャップが案内レールの取付穴に取り付けられた場合の不具合を説明するための断面図である。
符号の説明
1 案内レール
20 取付穴
21 座ぐり穴
50 キャップ(取付穴用キャップ)
51 キャップ頭部
51a 一側面
52 突起
52a 先端部
52b 基部

Claims (4)

  1. 直動案内装置を構成する案内レールの取付穴の座ぐり穴上部に嵌めこまれ、ボルト挿入後の該取付穴を閉塞する取付穴用キャップであって、
    前記座ぐり穴の穴径に対応する外径寸法を有する略円形のキャップ頭部と、
    該キャップ頭部の一側面から突出して、前記キャップ頭部と一体に形成される突起と、
    を備え、
    前記突起は、前記キャップ頭部の中心から所定の距離離れた位置に略円筒形状に形成され、
    前記突起の内径は、先端部に向かって徐々に拡径するテーパ形状を有し、
    該突起の先端部は、前記取付穴に挿入された前記ボルトと接触することで径方向外側に変形可能なように、前記突起の基部よりも薄肉であることを特徴とする取付穴用キャップ。
  2. 前記突起は、前記キャップ頭部の中心から所定の距離離れた位置に略円筒形状に形成され、且つ、円周方向に略等間隔でスリットが形成されることを特徴とする請求項1に記載の取付穴用キャップ。
  3. 前記突起の先端部が、曲面形状を有することを特徴とする請求項1に記載の取付穴用キャップ。
  4. 両側部に軸方向に延びる直線状の転動体転動溝を有して軸方向に延長され、上面から下面まで貫通する取付穴が軸方向に所定の間隔で複数箇所形成された案内レールと、前記取付穴の座ぐり穴上部に嵌め込まれて該取付穴を閉塞する取付穴用キャップと、前記案内レールの前記転動体転動溝に対向する直線状の転動体転動溝を有し、これらの転動体転動溝間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って移動可能に前記案内レールに支持されたスライダとを備えた直動案内装置であって、
    前記取付穴用キャップは、前記座ぐり穴の穴径に対応する外径寸法を有する略円形のキャップ頭部と、該キャップ頭部から突出して、前記キャップ頭部と一体に形成される突起と、を備え、
    前記突起は、前記キャップ頭部の中心から所定の距離離れた位置に略円筒形状に形成され、
    前記突起の内径は、先端部に向かって徐々に拡径するテーパ形状を有し、
    該突起の先端部は、前記取付穴に挿入された前記ボルトと接触することで径方向外側に変形可能なように、前記突起の基部よりも薄肉であることを特徴とする直動案内装置。
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