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JP5030854B2 - 安全帯のベルトハンガー - Google Patents

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Description

この発明は、安全帯のベルトハンガーに関し、特に高所作業時に落下事故防止のために使用する安全帯のランヤードやフックなどを一時的に掛けるために安全帯のベルトに装着する安全帯のベルトハンガーに関する。
従来、高所作業時に落下事故防止のために使用する安全帯には、例えばハーネス型安全帯と呼ばれるものがある。このハーネス型安全帯は、肩掛けベルト、胴ベルト、腿ベルト等のベルトで構成されており、前記肩掛けベルトは背中で交差しており、この交差箇所にD環が取り付けられている。前記D環にはハーネス用のランヤードが固定され、前記ランヤードの先端にはフックが設けられている。
作業者は、高所作業時に、前記ランヤードのフックを構造物や他の取付用設備等に引っ掛けて作業を行うのであるが、高所での作業区間を離れるときは、前記ランヤードのフックを外してから、そのフックは安全帯のベルトに装着したリングに一時的に掛けて他の場所へ移動する。
このとき、ランヤードは二つ折りの状態で足元に垂れ下がってぶらぶらした状態になるので歩行の邪魔になり、これに加えて、移動時にランヤードが種々の構造物に引っ掛かる危険がある。
上記の問題点を解消するために、例えば特許文献1では、安全帯の胴ベルトを挿通する穴部と、安全帯のロープ(ランヤードに該当)を引っ掛けるためのハンガー部とで構成される仮止め補助具が考案されている。二つ折りにして足元に垂れ下げられたロープの中途部を前記ハンガー部に掛けるものである。
また、特許文献2では、安全帯の胴ベルトを挿通する挿通孔と、フックを掛合するリング部と、安全帯のロープ(ランヤードに該当)を掛止する掛止部とで構成されるフックハンガーが考案されている。足元に垂れ下げられたロープを巻いて二重に重ねて前記掛止部に掛けるものである。
実用新案登録第3053531号公報 実用新案登録第3096639号公報
ところで、従来の特許文献1の仮止め補助具においては、ハンガー部は単にロープを上から引っ掛けるだけであるので、作業者が移動中に、ロープが構造物にぶつかる等の何らかの原因で、前記ハンガー部からロープが外れるという問題点があった。
また、特許文献2のフックハンガーにおいては、掛止部の先端が狭くなっているのであるが、上記の特許文献1で示されているようにロープに何らかの大きな力がかかると、特許文献1の場合と同様に前記掛止部からロープが外れるという問題点があった。
この発明は、掛けたランヤードが人為的でなければ簡単に外れない安全帯のベルトハンガーを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、安全帯のベルトを挿通可能な矩形状のベルト用穴部と、このベルト用穴部のベルト幅方向の両側縁の第1,第2ベルト幅側部材と、前記ベルト幅方向に直交するベルト長さ方向の両側縁の第1,第2ベルト長側部材と、前記第1,第2ベルト幅側部材のほぼ中央に、対向する位置で前記ベルト用穴部の中心に向けて突出した第1,第2突起部とを有する平板状のベース部と、このベース部の前記第1ベルト長側部材の上面に片持ちで突設されて前記第1ベルト長側部材との間でランヤードを挿通可能な第1ハンガー片と、この第1ハンガー片の一端に前記ランヤードを挿入可能に設けた第1挿入口とを有する第1ハンガー部と、前記ベース部の前記第2ベルト長側部材の上面に片持ちで突設されて前記第2ベルト長側部材との間で前記ランヤードを挿通可能な第2ハンガー片と、この第2ハンガー片の一端に前記ランヤードを挿入可能に設けた第2挿入口とを有する第2ハンガー部と、で構成し、前記第1ハンガー部の第1挿入口と前記第2ハンガー部の第2挿入口が、互いに反対方向に向けて配置されている安全帯のベルトハンガーである。
請求項2に記載の発明は、前記第1ハンガー部の第1挿入口及び前記第2ハンガー部の第2挿入口の少なくとも一方の近くに、前記第1及び又は第2ベルト幅側部材の上面にハンガー受け部が突起して設けられている請求項1記載の安全帯のベルトハンガーである。
請求項3に記載の発明は、前記第1,第2ハンガー片は、ベルト長さ方向の側面のほぼ中央部に窪み部を形成した請求項1または請求項2に記載の安全帯のベルトハンガーである。
請求項4に記載の発明は、前記第1,第2ハンガー片は、第1,第2挿入口の一端側のベルト長さ方向の側面に傾斜面を設けた請求項1〜3のいずれか一つに記載の安全帯のベルトハンガーである。
請求項5に記載の発明は、前記第1,第2ハンガー片は、第1,第2挿入口において第1,第2ベルト長側部材に向けて突出する突部を設けている請求項1〜4のいずれか一つに記載の安全帯のベルトハンガーである。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の安全帯のベルトハンガーによれば、安全帯のベルトをベース部の下側からベルト用穴部から第1、第2ベルト幅側部材のほぼ中央を繋ぐ部材としての第1、第2突起部に掛けることにより容易に装着できる。また、簡単に取り外すことができる。作業者は、高所作業時である場所から他の場所へ移動するときに、例えば安全帯のランヤードを2つ折りにしてから、2本のランヤードを第1ハンガー部の第1挿入口から挿入して第1ハンガー片と第1ベルト長側部材との間に容易に挿通することができる。次いで、前記第1ハンガー部の第1挿入口と反対方向の第2ハンガー部の第2挿入口から挿入して第2ハンガー片と第2ベルト長側部材との間に容易に挿通することができる。しかも、第1,第2ハンガー部の第1,第2挿入口が互いに反対方向に向いているので、人為的でなければランヤードを第1,第2ハンガー部から簡単に外れないようにすることができる。したがって、ランヤードをバラバラにならないように確実にホールドすることができる。
この発明の安全帯のベルトハンガーによれば、安全帯のベルトをベース部の下側からベルト用穴部から第1,第2ベルト幅側部材のほぼ中央を繋ぐ部材としての第1、第2突起部に掛けることにより容易に装着できる。また、簡単に取り外すことができる。また、安全帯のランヤードを第1,第2ハンガー部に容易に挿入することができる。さらに、第1,第2ハンガー部の第1,第2挿入口が同じ方向に向いていても、第1,第2挿入口の少なくとも一方の近くにハンガー受け部を設けたので、人為的でなければランヤードを第1又は第2ハンガー部から簡単に外れないようにすることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1ないしは図3を参照するに、この実施の形態に係るベルトハンガー1は、図示しない安全帯(詳しくは図8で説明する)の肩掛けベルト、胴ベルト等の各種ベルト3に装着するもので、着脱可能である。
ベルトハンガー1は、基本的には、前記ベルト3に着脱自在な平板状のベース部5と、このベース部5の上面に設けた第1,第2ハンガー部7,9とで構成されており、しかも前記第1ハンガー部7の開口部分である第1挿入口11と第2ハンガー部9の開口部分である第2挿入口13がそれぞれ反対方向に向いていることを特徴とする。
より詳しくは、平板状のベース部5は、安全帯のベルト幅より広く、かつ前記ベルト3を挿通可能な矩形状のベルト用穴部15と、このベルト用穴部15のベルト幅方向としてのX軸方向の両側縁の第1,第2ベルト幅側部材17,19と、前記X軸方向に直交するベルト長さ方向としてのY軸方向の両側縁の第1,第2ベルト長側部材21,23とで構成されている。さらに、上記の第1,第2ベルト幅側部材17,19のほぼ中央には、第1,第2突起部25,27が互いに対向する位置で前記ベルト用穴部15の中心に向けて突出している。すなわち、第1突起部25は第1ベルト幅側部材17のほぼ中央からベルト用穴部15の中心に向けて突出しており、第2突起部27は第2ベルト幅側部材19のほぼ中央からベルト用穴部15の中心に向けて突出している。
なお、前記第1突起部25の先端と第2突起部27の先端の間は、安全帯のベルト3を折り曲げて図1の二点鎖線に示されているように第1,第2突起部25,27に掛かるように挿通できる間隔29を有していることが望ましい。
また、第1ハンガー部7は、第1ハンガー片31が上記のベース部5の第1ベルト長側部材21の上面に片持ちで突設し、かつX軸方向に延伸しており、第1ハンガー片31と第1ベルト長側部材21との間で前記安全帯のランヤード(詳しくは図8で説明する)を挿通可能である。しかも、前記第1ハンガー片31の一端と第1ベルト長側部材21との間で、前記ランヤードを挿入可能な第1挿入口11が形成されている。
一方、第2ハンガー部9は、第2ハンガー片33が上記のベース部5の第2ベルト長側部材23の上面に片持ちで突設し、かつX軸方向に延伸しており、第2ハンガー片33と第2ベルト長側部材23との間で前記安全帯のランヤードを挿通可能である。しかも、前記第2ハンガー片33の一端と第2ベルト長側部材23との間で、前記ランヤードを挿入可能な第2挿入口13が形成されている。
さらに加えて、前述したように、上記の第1ハンガー部7の第1挿入口11と第2ハンガー部9の第2挿入口13は、互いに反対方向に向けて配置されている。
また、前記第1ハンガー部7の第1挿入口11は、図4に示されているように、A部の隙間が断面円形のロープ状のランヤード35Rの直径や、断面矩形のベルト状のランヤード35Bの厚さより狭く形成されている。なお、前記第2ハンガー部9の第2挿入口13も同様に形成されている。これにより、第1,第2ハンガー部7,9はランヤード35をしっかりとホールドすることができる。しかも、A部に一定の隙間を開けることにより、比較的ランヤード35の出し入れがスムーズとなる。また、第1ハンガー片31及び前記第2ハンガー片33は、第1,第2ベルト長側部材21,23との間隔が狭くなる部分に矢印B部のように傾斜角度をつけることにより、ロープ状やベルト状のランヤード35R,35Bが抜けないようにしっかりホールドすることができる。
なお、ベルトハンガー1の材質は樹脂製であり、第1,第2ハンガー片31,33が付け根部分から先端までの間で若干の弾力性を持つように形成されている。これにより、ランヤード35を第1,第2挿入口11,13から挿入する際に、第1,第2ハンガー片31,33が変形して第1,第2挿入口11,13が広げられることと、ランヤード35が少しつぶれることにより、スムーズに第1,第2ハンガー部7,9に挿入される。
また、この実施の形態では、前記第1ベルト幅側部材17の上面には、突起状のハンガー受け部37が第1ハンガー部7の第1挿入口11の付近に設けられている。これにより、第1ハンガー部7に挿入されたランヤード35が、より一層第1挿入口11から外れないように防止することができる。さらに加えて、詳しくは後述するが、第1ハンガー片31にランヤード35のフック39などを掛けたときに、第1ハンガー片31にかかる荷重を上記のハンガー受け部37で補助的に支える。ちなみに、第1ハンガー片31にかかる荷重をハンガー受け部37で補助しない場合は、第1ハンガー片31が変形・破損する恐れが生じる。
なお、突起状のハンガー受け部37は、第2ベルト幅側部材19の上面に、しかも第2ハンガー部9の第2挿入口13の付近に設けることができ、あるいは、第1,第2ハンガー部7,9の第1,第2挿入口11,13の付近の両方に設けることができる。
図5ないしは図8を参照するに、高所作業時に落下事故防止のために使用する安全帯の一例を示すものでハーネス型安全帯41と呼ばれるものである。この実施の形態では、このハーネス型安全帯41は、肩掛けベルト3A、腿ベルト3B等の各種ベルト3で構成されている。腿ベルト3Bは作業者の腿に巻いた後に肩掛けベルト3Aとバックル43で連結するものである。また、前記肩掛けベルト3Aは背中で交差しており、この交差箇所にD環45が取り付けられている。前記D環45にはハーネス用のランヤード35が固定され、前記ランヤード35の先端にはフック39が設けられている。また、肩掛けベルト3Aの前側にはフック39を掛けるリング47が装着されている。
上記構成により、この実施の形態のベルトハンガー1は、図6に示されているように、安全帯41の肩掛けベルト3Aの前側に装着される。すなわち、Y軸方向に小さな輪を作るようにベルト3を折り曲げてから、図1の二点鎖線に示されているように、ベース部5の下側から例えばベルト3の左側の輪の部分をベルト用穴部15の第1突起部25に掛ける。次いで、ベルト3を折り曲げて、ベルト3の右側の輪の部分をベルト用穴部15の第2突起部27に掛けるようにして、前記ベルト3が第1,第2突起部25,27の先端間の間隔29を通過することにより、ベルトハンガー1を肩掛けベルト3Aに容易に装着することができる。しかも、簡単に取り外すことができる。
実際の高所作業時では、作業者は安全帯41のランヤード35のフック39を構造物や他の取付用設備等に引っ掛けて作業を行うのであるが、高所での作業区間を離れるときは、前記ランヤード35のフック39を外してから、図6に示されているように、そのフック39は安全帯41の例えば肩掛けベルト3Aに装着したリング47に一時的に掛ける。
さらに、ランヤード35は2つ折り、あるいは3つ折りにしてから、例えば図5及び図6に示されているように、2つ折りの1本目のランヤード35が第1ハンガー部7の第1挿入口11から挿入して第1ハンガー片31と第1ベルト長側部材21との間に挿通される。2本目のランヤード35も同様に第1ハンガー部7の第1挿入口11から挿入される。
次いで、上記の2本目のランヤード35が前記第1ハンガー部7の第1挿入口11と反対方向の第2ハンガー部9の第2挿入口13から挿入して第2ハンガー片33と第2ベルト長側部材23との間に挿通される。さらに、上記の1本目のランヤード35も同様にして第2ハンガー部9の第2挿入口13から挿入される。
3つ折りの場合は、1本目、2本目、3本目のランヤード35の順に第1ハンガー部7に上述したのと同様に挿通した後に、逆に上記の3本目、2本目、1本目のランヤード35の順に第2ハンガー部9に上述したのと同様に挿通することになる。
以上のように、この実施の形態のベルトハンガー1は、第1,第2ハンガー部7,9の第1,第2挿入口11,13が互いに反対方向に向いているので、1本目ないしは3本目のランヤード35は、第1,第2ハンガー部7,9に容易に挿通することができ、しかも人為的でなければランヤード35が第1,第2ハンガー部7,9から簡単に外れないものである。
これにより、作業者が移動中に、ベルトハンガー1に掛けられたランヤード35が構造物にぶつかる等の何らかの大きな力がかかっても、第1,第2ハンガー部7,9から簡単に外れないので安全に移動することができる。
なお、作業者が高所作業中に、ランヤード35の全長を使用したくない場合は、前述したようにランヤード35をベルトハンガー1に掛けて、使用したい長さだけ出すこともできる。
次に、この発明の他の実施の形態のベルトハンガーについて説明する。前述した実施の形態のベルトハンガー1は、種々の変更を加えて別のいろいろな実施の形態のベルトハンガーとすることができる。前述したベルトハンガー1と同様の部分は同じ符号を付し、特に異なる部分について図面を参照して説明する。
図9を参照するに、ベルトハンガー49は、第1ハンガー片31及び第2ハンガー片33のそれぞれの付け根部側が第1,第2挿入口11,13の側の部分より太い形状であることを特徴としている。他はベルトハンガー1と同様である。
これにより、第1ハンガー片31及び前記第2ハンガー片33のそれぞれの付け根部の面積が大きくなるので、折れにくくなる。一方、第1,第2挿入口11,13の側の部分は細くなっているので、弾力性があるためにランヤード35の挿入あるいは取り外しを容易にすることができる。
図10を参照するに、ベルトハンガー51は、第1ハンガー片31及び第2ハンガー片33のそれぞれの付け根部側と第1,第2挿入口11,13の側の部分が、ベルトハンガー1の場合より太い形状であるが、前記第1ハンガー片31と第2ハンガー片33の対向する側のY軸方向の側面に、その長さ方向のほぼ中央に第1,第2窪み部53,55が形成されている。つまり、第1ハンガー片31の第1窪み部53と第2ハンガー片33の第2窪み部55は互いに対向した位置で反対側に窪んでいる。
これにより、第1ハンガー片31及び第2ハンガー片33のそれぞれの付け根部の面積が大きくなるので、折れにくくなる。さらに、ベルトハンガー51が安全帯41の肩掛けベルト3Aの前側に装着されたときに、下方に位置する第1ハンガー片31又は第2ハンガー片33の第1窪み部53又は第2窪み部55に、ランヤード35のフック39などを掛けやすくなる。
図11を参照するに、ベルトハンガー57は、第1ハンガー片31及び第2ハンガー片33のそれぞれの付け根部側と第1,第2挿入口11,13の側の部分が、ベルトハンガー1の場合より太い形状であるが、前記第1ハンガー片31と第2ハンガー片33の同じ側(図11において上側)のY軸方向の側面に、その長さ方向のほぼ中央に第3,第4窪み部59,61が形成されている。すなわち、第1ハンガー片31と第2ハンガー片33の第3,第4窪み部59,61は、同じ方向に向けて形成されている。
これにより、第1ハンガー片31及び前記第2ハンガー片33のそれぞれの付け根部の面積が大きくなるので、折れにくくなる。さらに、ベルトハンガー57は第1ハンガー片31の第3窪み部59及び第2ハンガー片33の第4窪み部61を上に向くようにして安全帯41の肩掛けベルト3Aの前側に装着されたときに、上記の第3窪み部59と第4窪み部61のどちらもランヤード35のフック39などが掛けやすくなる。
図12を参照するに、ベルトハンガー63は、図10のベルトハンガー51の変形例であり、第1ハンガー片31及び第2ハンガー片33は、それぞれの第1,第2挿入口11,13の側のY軸方向の側面に、第1,第2傾斜面65,67が設けられていることを特徴とする。すなわち、第1ハンガー片31の図12においてC部に第1傾斜面65が設けられ、第2ハンガー片33の図12においてD部に第2傾斜面67が設けられている。
これにより、ランヤード35がそれぞれの第1ハンガー部7及び第2ハンガー部9に挿入しやすくなる。他は図10のベルトハンガー51と同様である。
図13を参照するに、ベルトハンガー69は、図11のベルトハンガー57の変形例であり、第1ハンガー片31及び第2ハンガー片33は、それぞれの第1,第2挿入口11,13の側のY軸方向の側面に、第3,第4傾斜面71,73が設けられていることを特徴とする。すなわち、第1ハンガー片31の図13においてE部に第3傾斜面71が設けられ、第2ハンガー片33の図13においてF部に第4傾斜面73が設けられている。
これにより、ランヤード35がそれぞれの第1ハンガー部7及び第2ハンガー部9に挿入しやすくなる。他は図11のベルトハンガー57と同様である。
図14を参照するに、前述した図1及び図9〜図13の実施の形態のベルトハンガー1,49,51,57,63,69においては、第1ハンガー片31の第1挿入口11の側の一端には、図14において下方の第1ベルト長側部材21に向けて突出する突部75が設けられている。なお、前記突部75は断面半円形状であることが望ましい。または、第2ハンガー片33の第2挿入口13の側の一端にも前記突部75を設けてもよい。さらに、前記突部75は第1、第2ハンガー片31、33の両方に設けてもかまわない。
これにより、第1ハンガー部7及び第2ハンガー部9に挿入されたランヤード35がそれぞれ抜けにくくなる。しかも、突部75が断面半円形状であることで、それ程大きな抵抗にはならずにランヤード35を出し入れすることができる。
図15を参照するに、この実施の形態のベルトハンガー77は、第1ハンガー部7の第1挿入口11と第2ハンガー部9の第2挿入口13が同じ方向に向けて配置されている。すなわち、片持ちの第1ハンガー片31及び第2ハンガー片33の延伸方向の向きが同じ方向である。これに加えて、前記第1挿入口11の近くには、ハンガー受け部37が第1ベルト幅側部材17の上面に突起している。このハンガー受け部37は前記第2挿入口13の近くに設けてもよいし、前記第1挿入口11、第2挿入口13の両方に設けても構わない。
これにより、たとえ第1,第2ハンガー部7,9の第1,第2挿入口11,13が同じ方向に向いていても、前述した実施の形態のベルトハンガー1で詳しく説明したのと同様に、ハンガー受け部37がランヤード35の外れ防止となるので、人為的でなければランヤード35が第1,第2ハンガー部7,9から簡単に外れない。
また、第1ハンガー片31にランヤード35のフック39などを掛けたときに、第1ハンガー片31にかかる荷重を上記のハンガー受け部37で補助的に支える。ちなみに、第1ハンガー片31にかかる荷重をハンガー受け部37で補助しない場合は、第1ハンガー片31が変形・破損する恐れが生じる。
なお、この実施の形態のベルトハンガー77は、上述した点以外の箇所では前述した図1及び図9〜図14について説明した実施の形態も適用されるものであり、詳しい説明は省略する。
ちなみに、前述した実施の形態のベルトハンガー1のように、第1ハンガー部7の第1挿入口11と第2ハンガー部9の第2挿入口13が互いに反対方向に向けて配置されている場合は、必ずしも上記のハンガー受け部37が無くてもランヤード35が外れにくいのであるが、この実施の形態のベルトハンガー77では上記のハンガー受け部37を設けることが特に望ましい。
この発明の実施の形態のベルトハンガーの斜視図である。 図1のベルトハンガーの平面図である。 図1のベルトハンガーの正面図である。 図2の矢視IV−IV線の断面図である。 図1のベルトハンガーにランヤードを掛けたときの状態を示す斜視図である。 安全帯及び前記安全帯に装着したベルトハンガーにランヤードを掛けたときの状態を示す正面図である。 図6の背面図である。 安全帯を使用する状態説明図である。 この発明の他の実施の形態のベルトハンガーの平面図である。 この発明の他の実施の形態のベルトハンガーの平面図である。 この発明の他の実施の形態のベルトハンガーの平面図である。 この発明の他の実施の形態のベルトハンガーの平面図である。 この発明の他の実施の形態のベルトハンガーの平面図である。 この発明の他の実施の形態のベルトハンガーを示すもので、図2の矢視IV−IV線の断面図である。 この発明の他の実施の形態のベルトハンガーの斜視図である。
符号の説明
1 ベルトハンガー
3 ベルト
3A 肩掛けベルト
3B 腿ベルト
5 ベース部
7 第1ハンガー部
9 第2ハンガー部
11 第1挿入口
13 第2挿入口
15 ベルト用穴部
17 第1ベルト幅側部材
19 第2ベルト幅側部材
21 第1ベルト長側部材
23 第2ベルト長側部材
25 第1突起部
27 第2突起部
29 間隔
31 第1ハンガー片
33 第2ハンガー片
35 ランヤード
37 ハンガー受け部
39 フック
41 安全帯
43 バックル
45 D環
47 リング
49 ベルトハンガー
51 ベルトハンガー
53 第1窪み部
55 第2窪み部
57 ベルトハンガー
59 第3窪み部
61 第4窪み部
63 ベルトハンガー
65 第1傾斜面
67 第2傾斜面
69 ベルトハンガー
71 第3傾斜面
73 第4傾斜面
75 突部
77 ベルトハンガー

Claims (5)

  1. 安全帯のベルトを挿通可能な矩形状のベルト用穴部と、このベルト用穴部のベルト幅方向の両側縁の第1,第2ベルト幅側部材と、前記ベルト幅方向に直交するベルト長さ方向の両側縁の第1,第2ベルト長側部材と、前記第1,第2ベルト幅側部材のほぼ中央に、対向する位置で前記ベルト用穴部の中心に向けて突出した第1,第2突起部とを有する平板状のベース部と、
    このベース部の前記第1ベルト長側部材の上面に片持ちで突設されて前記第1ベルト長側部材との間でランヤードを挿通可能な第1ハンガー片と、この第1ハンガー片の一端に前記ランヤードを挿入可能に設けた第1挿入口とを有する第1ハンガー部と、
    前記ベース部の前記第2ベルト長側部材の上面に片持ちで突設されて前記第2ベルト長側部材との間で前記ランヤードを挿通可能な第2ハンガー片と、この第2ハンガー片の一端に前記ランヤードを挿入可能に設けた第2挿入口とを有する第2ハンガー部と、で構成し、
    前記第1ハンガー部の第1挿入口と前記第2ハンガー部の第2挿入口が、互いに反対方向に向けて配置されていることを特徴とする安全帯のベルトハンガー。
  2. 前記第1ハンガー部の第1挿入口及び前記第2ハンガー部の第2挿入口の少なくとも一方の近くに、前記第1及び又は第2ベルト幅側部材の上面にハンガー受け部が突起して設けられていることを特徴とする請求項1記載の安全帯のベルトハンガー。
  3. 前記第1,第2ハンガー片は、ベルト長さ方向の側面のほぼ中央部に窪み部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の安全帯のベルトハンガー。
  4. 前記第1,第2ハンガー片は、第1,第2挿入口の一端側のベルト長さ方向の側面に傾斜面を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の安全帯のベルトハンガー。
  5. 前記第1,第2ハンガー片は、第1,第2挿入口において第1,第2ベルト長側部材に向けて突出する突部を設けていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の安全帯のベルトハンガー。
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