[go: up one dir, main page]

JP5028597B2 - ピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体、その製造方法及びピラゾール誘導体類の製造方法 - Google Patents

ピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体、その製造方法及びピラゾール誘導体類の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5028597B2
JP5028597B2 JP2007517928A JP2007517928A JP5028597B2 JP 5028597 B2 JP5028597 B2 JP 5028597B2 JP 2007517928 A JP2007517928 A JP 2007517928A JP 2007517928 A JP2007517928 A JP 2007517928A JP 5028597 B2 JP5028597 B2 JP 5028597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
optionally substituted
carbon atoms
general formula
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007517928A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006126692A1 (ja
Inventor
淳 内田
和加子 横田
憲次 平井
智行 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaken Pharmaceutical Co Ltd
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Kaken Pharmaceutical Co Ltd
Sagami Chemical Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaken Pharmaceutical Co Ltd, Sagami Chemical Research Institute filed Critical Kaken Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2007517928A priority Critical patent/JP5028597B2/ja
Publication of JPWO2006126692A1 publication Critical patent/JPWO2006126692A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5028597B2 publication Critical patent/JP5028597B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D231/00Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings
    • C07D231/02Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings
    • C07D231/10Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D231/14Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D231/18One oxygen or sulfur atom
    • C07D231/20One oxygen atom attached in position 3 or 5

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

本発明は、ピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体及びその製造方法並びにピラゾール誘導体類、特に除草活性を有するピラゾール誘導体やその中間体の製造方法に関する。
本発明のピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体は、除草剤の有効成分として有用な3−アリールオキシピラゾール−1−カルボキサミド誘導体の製造中間体として有用な化合物である。
除草剤の有効成分として有用な3−アリールオキシピラゾール−1−カルボキサミド誘導体は、3−ヒドロキシピラゾールの3位水酸基をO−アリール化し、ついでピラゾール環1位窒素原子上をN−カルバモイル化して製造されるが(国際公開第02/066439号パンフレット参照)、この製造ルートでは、O−アリール化の位置選択性が悪く、ピラゾール環1位窒素原子上がアリール化された生成物が副生し、必ずしも工業的に好ましい製造方法とは言い難いものである。
下記の一般式(1)
Figure 0005028597
で表される化合物において、R及びRが水素原子でRがメチル基、R及びRが水素原子でRがプロピル基あるいはRがエチル基、Rが水素原子でRがメチル基である3−ヒドロキシピラゾール−1−カルボン酸エチルは記述されているが、その製造方法については詳細に記載されていない(米国特許第4320132号明細書参照)。
このような事情のもとで、本発明の第1の目的は、除草剤の有効成分として有用な3−アリールオキシピラゾール−1−カルボキサミド誘導体の製造中間体として有用なピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を提供することにあり、第2の目的は、その工業的な製造方法を提供することにある。さらに第3の目的は除草活性を有するピラゾール誘導体やその中間体などのピラゾール誘導体類の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、3−ヒドロキシピラゾール誘導体の1位窒素原子上にアルコキシカルボニル基を導入した後にO−アリール化することにより、3位水酸基上に位置選択性及び収率よく所望のアリール基を導入できることを見いだした。さらに得られた3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステルは1位エステルを除去した後にカルバモイル化することにより、除草活性を有する3−アリールオキシピラゾール−1−カルボキサミド誘導体へと容易に導くことができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)一般式(1)
Figure 0005028597
(式中、Rは水素原子又は置換していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を表す。Rは水素原子、ハロゲン原子又は置換していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を表す。Rは置換していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を表す。Rは水素原子、置換していてもよいフェニル基又は置換していてもよいピリジル基を表す。但し、R及びRが水素原子でRがメチル基、R及びRが水素原子でRがプロピル基、あるいはRがエチル基及びRが水素原子でRがメチル基の場合、Rはエチル基を除く。)
で示されるピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体、
(2)一般式(2)
Figure 0005028597
(式中、R及びRは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−ヒドロキシピラゾール誘導体と、一般式(3)
Figure 0005028597
(式中、R3aは置換していても良い炭素数1〜6のアルキル基を表す。)
で示されるジアルキルジカーボネートを反応させることを特徴とする、一般式(4)
Figure 0005028597
(式中、R、R及びR3aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−ヒドロキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体の製造方法(以下、製造方法1と称することがある。)、
(3)一般式(4)
Figure 0005028597
(式中、R、R及びR3aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−ヒドロキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体と、一般式(5)
4a−Z (5)
(式中、R4aは置換していてもよいフェニル基又は置換していてもよいピリジル基を表す。Zはハロゲン原子を表す。)
で示されるハロゲン化アリールを塩基の存在下に反応させることを特徴とする、一般式(1a)
Figure 0005028597
(式中、R、R、R3a及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体の製造方法(以下、製造方法2と称することがある。)、
(4)一般式(1a)
Figure 0005028597
(式中、R、R、R3a及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を、加水分解することを特徴とする、一般式(6)
Figure 0005028597
(式中、R、R及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−アリールオキシピラゾール誘導体の製造方法(以下、製造方法3と称することがある。)、及び
(5)一般式(1a)
Figure 0005028597
(式中、R、R、R3a及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を、加水分解して、一般式(6)
Figure 0005028597
(式中、R、R及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−アリールオキシピラゾール誘導体を得たのち、これと、一般式(7)
−NCY (7)
(式中、Rは置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキル基、置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基、置換されていてもよい炭素数7〜11のアラルキル基、置換されていてもよい炭素数3〜6のアルケニル基、置換されていてもよい炭素数3〜6のアルキニル基、置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルオキシ基、置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキルオキシ基、置換されていてもよい炭素数7〜11のアラルキルオキシ基、置換されていてもよい炭素数3〜6のアルケニルオキシ基、置換されていてもよい炭素数3〜6のアルキニルオキシ基又は置換されていてもよいフェニルオキシ基を表す。Yは酸素原子又は硫黄原子を表す。)
で示されるイソシアネート類又はイソチオシアネート類を反応させることを特徴とする、一般式(8)
Figure 0005028597
(式中、R、R、R4a、R及びYは前記と同じ意味を表す。)
で示されるピラゾール誘導体の製造方法(以下、製造方法4と称することがある。)、
を提供するものである。
本発明のピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体は、一般式(1)
Figure 0005028597
(式中、Rは水素原子又は置換していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を表す。Rは水素原子、ハロゲン原子又は置換していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を表す。Rは置換していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を表す。Rは水素原子、置換していてもよいフェニル基又は置換していてもよいピリジル基を表す。但し、R及びRが水素原子でRがメチル基、R及びRが水素原子でRがプロピル基、あるいはRがエチル基及びRが水素原子でRがメチル基の場合、Rはエチル基を除く。)
で示される構造を有する化合物である。
前記一般式(1)において、R、R及びRで表される置換していてもよい炭素数1〜6のアルキル基としては、直鎖状もしくは分枝状のいずれであってもよく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソアミル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、2−エチルブチル基、4−メチルペンチル基等を例示することができる。
で表されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子を例示することができる。
で表される置換していてもよいフェニル基としては、ベンゼン環上の置換基として、ハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のアシル基、炭素数1〜4のアルコキシイミノ基で置換された炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜6のアルキルオキシカルボニル基、カルボキシ基、シアノ基、置換アミノ基、炭素数1〜6のアルキルオキシ基、アリールオキシ基、炭素数1〜6のハロアルキルオキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、炭素数1〜6のハロアルキルチオ基、炭素数1〜6のハロアルキルスルフィニル基、炭素数1〜6のハロアルキルスルホニル基、ニトロ基等を有するフェニル基を例示することができる。これらベンゼン環上の置換基としては、トリフルオロメチル基、ニトロ基、シアノ基、塩素原子、フッ素原子、アルコキシカルボニル基などの電子吸引性基が、反応収率が良い点などで好ましく、さらにこれら電子吸引性基の置換位置はオルト位及び/又はパラ位が好ましい。
さらに具体的には、4−フルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、4−ブロモフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,4,5−トリクロロフェニル基、2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル基、2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル基、4−シアノフェニル基、4−シアノ−2−トリフルオロメチルフェニル基、2−メチルチオフェニル基、4−メチルチオフェニル基、2−メチルスルフィニルフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基、2−メチルスルホニルフェニル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−トリフルオロメチルチオフェニル基、4−トリフルオロメチルスルフィニルフェニル基、4−トリフルオロメチルスルホニルフェニル基、2−ニトロフェニル基、4−ニトロフェニル基、2−ニトロ−4−トリフルオロメチルフェニル基、4−ニトロ−2−トリフルオロメチルフェニル基、4−ニトロ−3−トリフルオロメチルフェニル基、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル基、2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル基、2−クロロ−6−ニトロ−4−トリフルオロメチルフェニル基、2,4−ジニトロ−6−トリフルオロメチルフェニル基等を例示することができる。また、これらのベンゼン環上の置換基は、例えば、ニトロ基は還元してアミノ基へと変換でき、さらにアミノ基はジアゾニウム塩を経てハロゲン原子や置換アルキル基へと変換することができる。
で表される置換していてもよいピリジル基としては、ピリジン環上の置換基として、ハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、シアノ基、炭素数1〜6のアルキルオキシ基、ニトロ基等を有するピリジル基を例示することができる。これらピリジン環上の置換基としては、トリフルオロメチル基、ニトロ基、シアノ基、塩素原子、フッ素原子、アルコキシカルボニル基などの電子吸引性基が、反応収率が良い点や、原料の入手が容易であるなどの点で好ましく、さらにこれら電子吸引性基の置換位置はピリジン環3位及び/又は5位が好ましい。
さらに具体的には、3−クロロピリジン−2−イル基、5−クロロピリジン−2−イル基、3,5−ジクロロピリジン−2−イル基、4−アミノ−3,5−ジクロロピリジン−2−イル基、3−シアノ−6−メチルピリジン−2−イル基、5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル基、3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル基、3−ニトロピリジン−2−イル基、5−ニトロピリジン−2−イル基、3−ニトロ−4−メチルピリジン−2−イル基、3−ニトロ−6−メトキシピリジン−2−イル基、2−クロロ−3−ニトロピリジン−6−イル基、6−クロロ−3−ニトロピリジン−2−イル基、3,5−ジニトロピリジン−2−イル基等を例示することができる。
前記一般式(1)で示されるピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を、除草活性を有するピラゾール誘導体の中間体として用いる場合、Rがメチル基、Rが水素原子及びRが炭素数1〜4のアルキル基であることが好ましく、また、Rは、水素原子又は2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル基、又は、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル基であることが好ましい。
次に、本発明の製造方法1について説明する。この製造方法1は、一般式(2)
Figure 0005028597
(式中、R及びRは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−ヒドロキシピラゾール誘導体と、一般式(3)
Figure 0005028597
(式中、R3aは置換していてもよい炭素数1〜6のアルキル基を表す。)
で示されるジアルキルジカーボネートを反応させることにより、一般式(4)
Figure 0005028597
(式中、R、R及びR3aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−ヒドロキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を製造する方法である。
前記R3aで表される置換してもよい炭素数1〜6のアルキル基としては、前述のRにおいて説明したとおりである。
当該製造方法1における反応式を以下に示す。
Figure 0005028597
(式中、R、R及びR3aは前記と同じ意味を表す。)
本反応は溶媒中で実施することができる。溶媒としては、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用することができ、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、ペンタン、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジメトキシエタン(DME)、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル等のエステル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール系溶媒、DMSOあるいはこれらの混合溶媒を用いることができる。
本反応は塩基の存在下に実施することにより収率を向上させることができる。塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、4−tert−ブチル−N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、ピコリン、ルチジン、ジアザビシクロウンデセン、ジアザビシクロオクタン、イミダゾール等の有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−tert−ブトキシド、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアミド、ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、トリメチルシリルリチウム、リチウムヘキサメチルジシラジド等のアルカリ金属塩基等を用いることができる。塩基は基質に対して0.1〜3当量用いて反応させることにより、収率よく目的物を得ることができる。
反応温度については特に制限はないが、0℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温度で反応させることにより、収率よく目的物を得ることができる。得られた生成物は精製することなく次の反応に使用することができるが、必要ならば再結晶などにより精製することもできる。
本反応の原料となる一般式(2)で表されるピラゾール誘導体は、例えばOrganic Synthesis,Collective Volume,6,791(1988)に記載されている方法に従って、ヒドラジンとβ−ケトエステル誘導体との環化反応により容易に製造することができる。3−ヒドロキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体は互変異生体の平衡混合物として存在するが、一般式では便宜上アルコール体の構造で示した。
前記一般式(4)で示される3−ヒドロキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を、除草活性を有するピラゾール誘導体の中間体として用いる場合、Rがメチル基、Rが水素原子及びR3aが炭素数1〜4のアルキル基であることが好ましい。
次に、本発明の製造方法2について説明する。この製造方法2は、一般式(4)
Figure 0005028597
(式中、R、R及びR3aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−ヒドロキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体と、一般式(5)
4a−Z (5)
(式中、R4aは置換していてもよいフェニル基又は置換していてもよいピリジル基を表す。Zはハロゲン原子を表す。)
で示されるハロゲン化アリールを塩基の存在下に反応させることにより、一般式(1a)
Figure 0005028597
(式中、R、R、R3a及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を製造する方法である。
前記R4aで表される置換していてもよいフェニル基又は置換していてもよいピリジル基としては、前述のRにおいて説明したとおりである。また、Zで表されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等を例示することができる。
当該製造方法2における反応式を以下に示す。
Figure 0005028597
(式中、R、R、R3a、R4a及びZは前記と同じ意味を表す。)
本反応はハロゲン化水素の捕捉剤としての塩基の存在下に実施する。塩基としては、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−tert−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩基、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、ジメチルアニリン等の有機アミン類を用いることができる。塩基の使用量は特に制限はないが、反応基質に対して当量以上用いて反応を実施することにより、収率良く目的物を得ることができる。
反応は溶媒中で行うことができ、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用することができる。溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、THF、1,4−ジオキサン、DME等のエーテル系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、酢酸エチル、プロピオン酸エチル等のエステル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、DMF、N−メチルピロリドン等のアミド類、DMSO、水あるいはこれらの混合溶媒を使用することができる。中でも収率が良い点でDMFあるいはDMSOが好ましい。
反応温度については特に制限はないが、0℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温度で反応させることにより、収率よく目的物を得ることができる。反応終了後は、通常の後処理操作により目的物を得ることができるが、必要であればカラムクロマトグラフィーあるいは再結晶等により精製することもできる。
前記一般式(1a)で示される3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を、除草活性を有するピラゾール誘導体の中間体として用いる場合、Rがメチル基、Rが水素原子及びR3aが炭素数1〜4のアルキル基であることが好ましく、また、R4aは、2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル基、又は、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル基であることが好ましい。
次に、本発明の製造方法3について説明する。この製造方法3は、一般式(1a)
Figure 0005028597
(式中、R、R、R3a及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を、加水分解することにより、一般式(6)
Figure 0005028597
(式中、R、R及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−アリールオキシピラゾール誘導体を製造する方法である。
当該製造方法3における反応式を以下に示す。
Figure 0005028597
(式中、R、R、R3a及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
本加水分解反応は酸性あるいは塩基性条件で実施することができる。用いられる酸については特に制限はなく、例えば塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸を使用することができる。酸の使用量については特に制限はない。また用いられる塩基については特に制限はなく、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどの無機塩基を使用することができる。塩基の使用量については特に制限はない。R3aがtert−アルキル基の場合は酸性条件下で、それ以外のアルキル基の場合は塩基性条件下で加水分解することが好ましい。
本反応は溶媒中で実施することができる。溶媒としては、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用することができ、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、ペンタン、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、THF、DME、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル等のエステル系溶媒、DMF、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール系溶媒、DMSOあるいはこれらの混合溶媒を用いることができる。
反応温度については特に制限はないが、50℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温度で反応させることにより、収率よく目的物を得ることができる。得られた生成物は精製することなく次の反応に使用することができるが、必要ならば再結晶などにより精製することもできる。
前記一般式(6)で示される3−アリールオキシピラゾール誘導体を、除草活性を有するピラゾール誘導体の中間体として用いる場合、Rがメチル基及びRが水素原子であることが好ましく、また、R4aは、2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル基、又は、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル基であることが好ましい。
次に、本発明の製造方法4について説明する。この製造方法4は、一般式(1a)
Figure 0005028597
(式中、R、R、R3a及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を、加水分解して、一般式(6)
Figure 0005028597
(式中、R、R及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
で示される3−アリールオキシピラゾール誘導体を得たのち、これと、一般式(7)
−NCY (7)
(式中、Rは置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキル基、置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基、置換されていてもよい炭素数7〜11のアラルキル基、置換されていてもよい炭素数3〜6のアルケニル基、置換されていてもよい炭素数3〜6のアルキニル基、置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルオキシ基、置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキルオキシ基、置換されていてもよい炭素数7〜11のアラルキルオキシ基、置換されていてもよい炭素数3〜6のアルケニルオキシ基、置換されていてもよい炭素数3〜6のアルキニルオキシ基又は置換されていてもよいフェニルオキシ基を表す。Yは酸素原子又は硫黄原子を表す。)
で示されるイソシアネート類又はイソチオシアネート類を反応させることにより、一般式(8)
Figure 0005028597
(式中、R、R、R4a、R及びYは前記と同じ意味を表す。)
で示されるピラゾール誘導体を製造する方法である。
前記Rで表される炭素数1〜12のアルキル基としては、直鎖状もしくは分枝状のいずれであってもよく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソアミル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、2−エチルブチル基、4−メチルペンチル基、ヘプチル基、1−メチルヘキシル基、オクチル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基等を例示することができる。これらのアルキル基はハロゲン原子、炭素数3〜8のシクロアルキル基、シアノ基、ニトロ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルオキシ基、テトラヒドロフリル基、炭素数1〜6のアルキルオキシカルボニル基、カルボキシ基、アシル基等で一個以上置換されていてもよく、さらに具体的には2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、3−クロロプロピル基、3−フルオロプロピル基、シクロプロピルメチル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、シアノメチル基、2−シアノエチル基、3−シアノプロピル基、ニトロメチル基、2−メチルチオエチル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、2−メトキシエチル基、2−クロロエトキシメチル基、テトラヒドロフルフリル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、1−メトキシカルボニルエチル基、1−エトキシカルボニルエチル基、2−エトキシカルボニルエチル基、カルボキシメチル基、アセトニル基、1−アセチルエチル基、3−アセチルプロピル基、フェナシル基、4−クロロフェナシル基、2,4−ジフルオロフェナシル基、4−メチルフェナシル基、4−イソプロピルフェナシル基、4−イソブチルフェナシル基、4−シクロヘキシルフェナシル基、4−シアノフェナシル基、4−ニトロフェナシル基等を例示することができる。
で表される炭素数3〜8のシクロアルキル基としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロオクチル基などを例示することができる。また、これらのシクロアルキル基はハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルキルオキシカルボニル基、シアノ基等で置換されていてもよく、さらに具体的には、1−メチルシクロプロピル基、2,2−ジメチルシクロプロピル基、2−クロロシクロプロピル基、2,2−ジクロロシクロプロピル基、2−メトキシカルボニルシクロプロピル基、2−シアノシクロプロピル基、2−メチルシクロペンチル基、3−メチルシクロペンチル基等を例示することができる。
で表される炭素数7〜11のアラルキル基としては、ベンジル基、1−フェニルエチル基、2−フェニルエチル基、1−フェニルプロピル基、1−ナフチルメチル基、2−ナフチルメチル基等を例示することができる。これらのアラルキル基の芳香族環上はハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のアルキルオキシ基、炭素数1〜6のハロアルキルオキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、炭素数1〜6のアルキルオキシカルボニル基、カルボキシ基、置換していてもよいカルバモイル基、シアノ基、ニトロ基等で一個以上置換されていてもよい。さらに具体的には、ベンジル基、2−フルオロベンジル基、3−フルオロベンジル基、4−フルオロベンジル基、2−クロロベンジル基、3−クロロベンジル基、4−クロロベンジル基、2−ブロモベンジル基、3−ブロモベンジル基、4−ブロモベンジル基、3,5−ジフルオロベンジル基、3,5−ジクロロベンジル基、3,5−ジブロモベンジル基、2−メチルベンジル基、3−メチルベンジル基、4−メチルベンジル基、2,4−ジメチルベンジル基、3,5−ジメチルベンジル基、2−トリフルオロメチルベンジル基、3−トリフルオロメチルベンジル基、4−トリフルオロメチルベンジル基、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル基、2,4−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル基、2−メトキシカルボニルベンジル基、3−メトキシカルボニルベンジル基、4−メトキシカルボニルベンジル基、3−カルボキシベンジル基、4−カルボキシベンジル基、3−(N,N−ジメチルカルバモイル)ベンジル基、4−(N,N−ジメチルカルバモイル)ベンジル基、3−(N,N−ジエチルカルバモイル)ベンジル基、3−(N−エチル−N−プロピルカルバモイル)ベンジル基、3−シアノベンジル基、4−シアノベンジル基、2−メトキシベンジル基、3−メトキシベンジル基、4−メトキシベンジル基、3,4−ジメトキシベンジル基、4−トリフルオロメトキシベンジル基、4−フェノキシベンジル基、4−メチルチオベンジル基、4−メチルスルホニルベンジル基、2−ニトロベンジル基、3−ニトロベンジル基、4−ニトロベンジル基、1−(2−フルオロフェニル)エチル基、1−(2−クロロフェニル)エチル基、1−(2−ブロモフェニル)エチル基、1−(3−フルオロフェニル)エチル基、1−(3−クロロフェニル)エチル基、1−(3−ブロモフェニル)エチル基、1−(4−フルオロフェニル)エチル基、1−(4−クロロフェニル)エチル基、1−(4−ブロモフェニル)エチル基、1−(2−トリフルオロメチルフェニル)エチル基、1−(3−トリフルオロメチルフェニル)エチル基、1−(4−トリフルオロメチルフェニル)エチル基、2−(3−ブロモフェニル)エチル基、2−(3−トリフルオロメチルフェニル)エチル基、3−フェニルプロピル基、4−フェニルブチル基等を例示することができる。
で表される炭素数3〜6のアルケニル基としては、アリル基、2−メチル−2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基等を例示することができる。また、これらのアルケニル基はハロゲン原子等で置換されていてもよく、例えば、2−クロロ−2−プロペニル基、3−クロロプロペニル基、4−クロロ−2−ブテニル基等を例示することができる。
で表される炭素数3〜6のアルキニル基としては、直鎖状もしくは分枝状のいずれであってもよく、プロパルギル基、1−ブチン−3−イル基、3−メチル−1−ブチン−3−イル基、2−ブチニル基、2−ペンチニル基、3−ペンチニル基等を例示することができる。また、これらのアルキニル基はハロゲン原子等で置換されていてもよく、例えば、3−フルオロ−2−プロピニル基、3−クロロ−2−プロピニル基、3−ブロモ−2−プロピニル基、4−ブロモ−2−ブチニル基、4−ブロモ−3−ブチニル基等を例示することができる。
で表される置換されていてもよいフェニル基としては、ベンジル環上の置換基として、ハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のアシル基、炭素数1〜4のアルキルオキシイミノ基で置換された炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜6のアルキルオキシカルボニル基、カルボキシ基、シアノ基、炭素数1〜6のアルキルオキシ基、アリールオキシ基、炭素数1〜6のハロアルキルオキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、炭素数1〜6のハロアルキルチオ基、炭素数1〜6のハロアルキルスルフィニル基、炭素数1〜6のハロアルキルスルホニル基、ニトロ基等を有するフェニル基を例示することができる。さらに具体的には、2−フルオロフェニル基、2−クロロフェニル基、2−ブロモフェニル基、3−フルオロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−フルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、4−ブロモフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、3,5−ジフルオロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル基、3−クロロ−2,4−ジフルオロフェニル基、2,4,5−トリクロロフェニル基、2,4−ジクロロ−3−メチルフェニル基、2,4−ジクロロ−5−メトキシフェニル基、2,4−ジクロロ−5−イソプロピルオキシフェニル基、2−フルオロ−4−クロロ−5−メトキシフェニル基、2−フルオロ−4−クロロ−5−イソプロピルオキシフェニル基、2−フルオロ−4−クロロ−5−シクロペンチルオキシフェニル基、2−フルオロ−4−クロロ−5−プロパルギルオキシフェニル基、2−フルオロ−4−クロロ−5−(1−ブチン−3−イルオキシ)フェニル基、2−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル基、2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェニル基、2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル基、4−フルオロ−3−フェノキシフェニル基、2−フルオロ−5−ニトロフェニル基、2,4−ジフルオロ−5−ニトロフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、4−エチルフェニル基、4−イソプロピルフェニル基、4−t−ブチルフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル基、2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基、2−アセチルフェニル基、4−アセチルフェニル基、4−イソバレリルフェニル基、2−メトキシカルボニルフェニル基、2−エトキシカルボニルフェニル基、3−メトキシカルボニルフェニル基、4−メトキシカルボニルフェニル基、2−カルボキシフェニル基、4−カルボキシフェニル基、2−シアノフェニル基、4−シアノフェニル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、3,4−ジメトキシフェニル基、4−イソプロピルオキシフェニル基、4−t−ブチルオキシフェニル基、3−トリフルオロメチルオキシフェニル基、4−トリフルオロメチルオキシフェニル基、3−フェノキシフェニル基、4−フェノキシフェニル基、2−メチルチオフェニル基、4−メチルチオフェニル基、2−メチルスルフィニルフェニル基、4−メチルスルフィニルフェニル基、2−メチルスルホニルフェニル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−トリフルオロメチルチオフェニル基、4−トリフルオロメチルスルフィニルフェニル基、4−トリフルオロメチルスルホニルフェニル基、2−ニトロフェニル基、4−ニトロフェニル基等を例示することができる。
で表される炭素数1〜6のアルキルオキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、ブチルオキシ基、イソブチルオキシ基、s−ブチルオキシ基、t−ブチルオキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基等を例示することができ、これらのアルキルオキシ基は、ハロゲン原子、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のアルキルオキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルオキシカルボニル基、カルボキシ基、シアノ基、ニトロ基、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよいフェニル基等で一個以上置換されていてもよい。
で表される炭素数3〜8のシクロアルキルオキシ基としては、シクロプロピルオキシ基、シクロブチルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、シクロオクチルオキシ基等を例示することができる。また、これらのシクロアルキルオキシ基はハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルキルオキシカルボニル基、シアノ基等で置換されていてもよく、さらに具体的には、1−メチルシクロプロピルオキシ基、2,2−ジメチルシクロプロピルオキシ基、2−クロロシクロプロピルオキシ基、2,2−ジクロロシクロプロピルオキシ基、2−メトキシルボニルシクロプロピルオキシ基、2−シアノシクロプロピルオキシ基、2−メチルシクロペンチルオキシ基、3−メチルシクロペンチルオキシ基等を例示することができる。
で表される炭素数7〜11のアラルキルオキシ基としては、ベンジルオキシ基、1−フェニルエチルオキシ基、2−フェニルエチルオキシ基、1−フェニルプロピルオキシ基、1−ナフチルメチルオキシ基、2−ナフチルメチルオキシ基等を例示することができる。これらのアラルキルオキシ基の芳香族環上はハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のアルキルオキシ基、炭素数1〜6のハロアルキルオキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、炭素数1〜6のアルキルオキシカルボニル基、カルボキシ基、置換していてもよいカルバモイル基、シアノ基、ニトロ基等で一個以上置換されていてもよい。
で表される炭素数3〜6のアルケニルオキシ基としては、直鎖状もしくは分枝状あるいは環状のいずれであってもよく、1−プロペニルオキシ基、アリルオキシ基、2−メチル−2−プロペニルオキシ基、2−ブテニルオキシ基、3−ブテニルオキシ基、2−ペンテニルオキシ基、3−ペンテニルオキシ基、1−シクロペンテニルオキシ基、2−ヘキセニルオキシ基、3−ヘキセニルオキシ基、1−シクロヘキセニルオキシ基等を例示することができる。また、これらのアルケニルオキシ基はハロゲン原子等で置換されていてもよく、例えば、2−クロロ−2−プロペニルオキシ基、3−クロロプロペニルオキシ基、4−クロロ−2−ブテニルオキシ基等を例示することができる。
で表される炭素数3〜6のアルキニルオキシ基としては、直鎖状もしくは分枝状のいずれであってもよく、プロパルギルオキシ基、1−ブチン−3−イルオキシ基、3−メチル−1−ブチン−3−イルオキシ基、2−ブチニルオキシ基、2−ペンチニルオキシ基、3−ペンチニルオキシ基等を例示することができる。また、これらのアルキニルオキシ基はハロゲン原子等で置換されていてもよく、例えば、3−フルオロ−2−プロピニルオキシ基、3−クロロ−2−プロピニルオキシ基、3−ブロモ−2−プロピニルオキシ基、4−ブロモ−2−ブチニルオキシ基、4−ブロモ−3−ブチニルオキシ基等を例示することができる。
で表される置換されていてもよいフェニルオキシ基としては、ベンゼン環上の置換基として、ハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のアルキルオキシ基、炭素数1〜6のハロアルキルオキシ基、炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、炭素数1〜6のアルキルオキシカルボニル基、カルボキシ基、置換していてもよいカルバモイル基、シアノ基、ニトロ基等を一個以上有していてもよいフェニルオキシ基を例示することができる。
本発明においては、得られる一般式(8)で示されるピラゾール誘導体の除草活性の観点から、Rがメチル基、Rが水素原子及びRが炭素数1〜12のアルキル基であることが好ましく、またR4aが、2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル基、又は、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル基であることが好ましい。さらに、Yが酸素原子であることが好ましい。
当該製造方法4における反応式を以下に示す。
Figure 0005028597
(式中、R、R、R3a、R4a、R及びYは前記と同じ意味を表す。)
本反応において、一般式(1a)で示される3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を、加水分解して、一般式(6)で示される3−アリールオキシピラゾール誘導体を生成させる工程については、前記製造方法3で説明したとおりである。
前記一般式(6)で示される3−アリールオキシピラゾール誘導体と一般式(7)で示されるイソシアネート類又はイソチオシアネート類の反応は、塩基の存在下に行うことができ、塩基としては、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩基、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、ジメチルアニリンなどの有機アミン類を用いることができる。塩基の使用量は特に制限はない。
反応は溶媒中で行うことができ、反応に害を及ぼさない溶媒であれば使用することができる。溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、THF、ジオキサン、DME等のエーテル系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、酢酸エチル、プロピオン酸エチルなどのエステル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン系溶媒、DMF、N−メチルピロリドン等のアミド類、DMSOあるいはこれらの混合溶媒を使用することができる。反応温度については特に制限はないが、0℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温度で反応させることにより、収率よく目的物を得ることができる。反応終了後は、通常の後処理操作により目的物を得ることができるが、必要であればカラムクロマトグラフィーあるいは再結晶等により精製することもできる。
なお、一般式(1a)で示される3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体から製造方法3に従い得られた一般式(6)で示される3−アリールオキシピラゾール誘導体を用いて、下記の反応により、一般式(8a)で示されるピラゾール誘導体を製造することもできる。
Figure 0005028597
(式中、R、R、R4a及びRは前記と同じ意味を表す。)
この反応では、まずジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族炭化水素系溶媒あるいは、酢酸エチル、酢酸プロピルなどのエステル系溶媒中で、3−アリールオキシピラゾール誘導体(6)とホスゲンあるいはホスゲン等価体とを反応させることにより、化合物(6a)を合成する。反応温度については特に制限はないが、−30℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温度で反応させることにより、収率よく目的物を得ることができる。反応終了後は、通常の後処理操作により目的物を得ることができるが、生成物は単離することなく、そのまま次の反応に用いることができる。
次に、化合物(6a)にアミン化合物(7a)を反応させて、ピラゾール誘導体(8a)を製造する。この反応は、塩基の存在下に実施することが必須である。塩基としては、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、カリウム−t−ブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩基、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、ジメチルアニリン等の有機アミン類を用いることができる。塩基の使用量は反応基質に対して等量以上用いて反応を実施することにより、収率良く目的物を得ることできる。
反応は有機溶媒中で行なうことが好ましく、ベンゼン、トルエン、キシレン、THF、ジエチルエーテル、クロロホルム、ジクロロメタン、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、t−ブチルアルコール、酢酸エチル、DMF、DMSO等を用いることができる。反応は室温から溶媒還流温度の範囲から適宜選ばれた温度で実施することができる。反応終了後は、通常の後処理操作により目的物を得ることができるが、必要であればカラムクロマトグラフィーあるいは再結晶等により精製することもできる。
このようにして得られた一般式(8)で示されるピラゾール誘導体は、作物に対して害を与えることなく、優れた除草活性を示す。一般式(8)で示されるピラゾール誘導体としては、上記作用の点から、特に
Figure 0005028597
で示される化合物を好ましく挙げることができる。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
[実施例1]
Figure 0005028597
3−ヒドロキシ−5−メチルピラゾール(225g,2.3mol)のメタノール(700mL)溶液にトリエチルアミン(320mL,2.3mol)を加え30分間60℃で撹拌した。次いでジ−tert−ブチルジカーボネート(500g,2.3mol)のメタノール(300mL)溶液を滴下添加し、60℃で6時間加熱撹拌した。反応終了後、反応混合物を濃縮し、析出した結晶をヘキサン及びジエチルエーテルで洗浄することにより、3−ヒドロキシ−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルの白色固体(441.0g,収率:97.1%)を得た。融点:169〜171℃(分解),H−NMR(DMSO,DMSO−d,ppm):δ1.53(s,9H),2.37(s,3H),5.70(s,1H).ヒドロキシプロトンは帰属できなかった。
[実施例2]
実施例1と同様に3−ヒドロキシ−4,5−ジメチルピラゾールとジ−tert−ブチルジカーボネートとを反応させることにより、3−ヒドロキシ−4,5−ジメチルピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルの白色固体(収率:75.4%)を得た。融点:262〜264℃(分解),H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ1.63(s,9H),1.87(s,3H),2.40(s,3H),12.50(brs,1H).
[実施例3]
Figure 0005028597
3−ヒドロキシピラゾール(9.14g,93.0mmol)のメタノール(90mL)溶液にトリエチルアミン(13.0mL,93.2mmol)を加え10分間室温で撹拌した。次いで氷冷下にジメチルジカーボネート(12.0mL,112mmol)のメタノール(10mL)溶液を滴下添加し、室温下で4時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を濃縮し、析出した結晶をヘキサン及びジエチルエーテルで洗浄することにより3−ヒドロキシ−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸メチルの白色固体(11.7g,収率:80.5%)を得た。融点:181〜183℃(分解),H−NMR(DMSO,DMSO−d,ppm):δ2.40(d,J=0.9Hz,3H),3.85(s,3H),5.76(d,J=0.9Hz,1H),10.71(s,1H).
[実施例4]
Figure 0005028597
3−ヒドロキシピラゾール(2.45g,25.0mmol)のエタノール(25mL)溶液にトリエチルアミン(3.5mL,25.0mmol)を加え10分間室温で撹拌した。次いで氷冷下にジエチルジカーボネート(3.8mL,25.7mmol)のエタノール(5mL)溶液を滴下添加し、室温下で3時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を濃縮し、析出した結晶をヘキサン及びジエチルエーテルで洗浄することにより3−ヒドロキシ−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸エチルの白色固体(3.1g,収率:71.7%)を得た。融点:198〜200℃(分解),H−NMR(DMSO,DMSO−d,ppm):δ1.31(t,J=7.1Hz,3H),2.41(m,3H),4.31(q,J=7.1Hz,2H),5.76(d,J=0.8Hz,1H),10.77(brs,1H).
[実施例5]
Figure 0005028597
3−ヒドロキシ−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(33.0g,166mmol)と炭酸カリウム(28.1g,203mmol)のDMSO(250mL)溶液に3−クロロ−4,5−ジフルオロベンゾトリフルオリド(40.0g,185mmol)のDMSO(50mL)溶液を加え、80℃で2時間加熱撹拌した。反応終了後、反応混合物を2モル/L塩酸(1L)にあけ、析出した結晶を水、0.1モル/L水酸化ナトリウム溶液及びヘキサンで順次洗浄することにより、3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルの白色固体(59.5g,収率:90.7%)を得た。融点:142〜144℃,H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ1.59(s,9H),2.49(d,J=0.7Hz,3H),5.78(d,J=0.7Hz,1H),7.37(dd,J=2.1Hz,JHF=9.4Hz,1H),7.54(m,1H).
[実施例6〜10]
実施例5と同様に3−ヒドロキシピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル誘導体とハロ置換ベンゼンまたはハロ置換ピリジンとを反応させることにより、それぞれ対応する3−置換フェニルオキシピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル誘導体または3−置換ピリジルオキシピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル誘導体を得た。以下、生成物/形状/収率/融点/NMRスペクトルを記載する。
[実施例6]
3−(2−ニトロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル/薄黄色固体/収率:62.2%/融点:68〜70℃/H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ1.61(s,9H),2.53(d,J=0.6Hz,3H),5.92(d,J=0.6Hz,1H),7.64(d,J=8.7Hz,1H),7.82(dd,J=1.9Hz and 8.7Hz,1H),8.23(d,J=1.9Hz,1H).
[実施例7]
3−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル/白色固体/収率:95.8%/融点:159〜161℃/H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ1.60(s,9H),2.48(d,J=0.8Hz,3H),5.70(d,J=0.8Hz,1H),7.63(s,2H).
[実施例8]
3−(2−クロロ−6−ニトロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル/白色固体/収率:41.0%/融点:119〜121℃/H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ1.57(s,9H),2.49(d,J=0.8Hz,3H),5.92(d,J=0.8Hz,1H),7.98(d,J=2.1Hz,1H),8.19(d,J=2.1Hz,1H).
[実施例9]
3−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル/白色固体/収率:90.5%/融点:90〜92℃/H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ1.64(s,9H),2.58(d,J=0.7Hz,3H),6.08(d,J=0.7Hz,1H),7.99(d,J=2.1Hz,1H),8.25〜8.40(m,1H).
[実施例10]
3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−4,5−ジメチルピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル/白色固体/収率:54.6%/融点:138〜139℃/H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ1.56(s,9H),2.02(d,J=0.4Hz,3H),2.40(d,J=0.4Hz,3H),7.36(dd,J=2.1Hz,JHF=9.4Hz,1H),7.45〜7.55(m,1H).
[実施例11]
Figure 0005028597
3−ヒドロキシ−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸メチル(1.56g,10.0mmol)と炭酸カリウム(1.38g,10.0mmol)のDMSO(15mL)溶液に3−クロロ−4,5−ジフルオロベンゾトリフルオリド(2.21g,10.0mmol)を加え、40℃で8時間加熱撹拌した。反応終了後、反応混合物を2モル/L塩酸(30mL)にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:5)で精製することにより、3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸メチルの白色固体(1.60g,収率:45.4%)を得た。融点:123〜125℃,H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ2.55(d,J=0.8Hz,3H),3.94(s,3H),5.87(d,J=0.8Hz,1H),7.38(dd,J=2.0Hz,JHF=9.4Hz,1H),7.50〜7.60(m,1H).
[実施例12]
Figure 0005028597
3−ヒドロキシ−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸エチル(1.36g,8.0mmol)と炭酸カリウム(1.1g,8.0mmol)のDMSO(15mL)溶液に3−クロロ−4,5−ジフルオロベンゾトリフルオリド(1.77g,8.0mmol)を加え、40℃で8時間加熱撹拌した。反応終了後、反応混合物を2モル/L塩酸(30mL)にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:7〜1:5)で精製することにより、3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸エチルの白色固体(2.14g,収率:72.9%)を得た。融点:127〜129℃,H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ1.40(t,J=7.1Hz,3H),2.53(d,J=0.8Hz,3H),4.41(q,J=7.1Hz,2H),5.81(d,J=0.8Hz,1H),7.38(dd,J=2.1Hz,JHF=9.5Hz,1H),7.50〜7.60(m,1H).
[実施例13]
Figure 0005028597
3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(49.7g,126mmol)の酢酸エチル(100mL)溶液に3モル/LHCl(40mL)を加え、2時間加熱還流した。反応終了後、反応混合物を水及び1モル/L水酸化ナトリウム溶液で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去することにより、3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾールの白色固体(33.0g,収率:89.0%)を得た。融点:116〜117℃,H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ2.24(s,3H),5.69(s,1H),7.36(dd,J=1.8Hz,JHF=9.4Hz,1H),7.50〜7.60(m,1H),9.00〜9.30(brs,1H).
[実施例14,15]
実施例13と同様に3−置換フェニルオキシピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルまたは3−置換ピリジルオキシピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチルを3モル/LHCl存在下で加水分解することにより、それぞれ対応する3−置換フェニルオキシピラゾールまたは3−置換ピリジルオキシピラゾール誘導体を得た。以下、生成物/形状/収率/融点/NMRスペクトルを記載する。
[実施例14]
3−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール/白色固体/収率:91.4%/融点:153〜155℃/H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ2.27(s,3H),5.68(s,1H),7.64(s,2H),8.75〜9.70(brs,1H).
[実施例15]
3−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)−5−メチルピラゾール/白色固体/収率:86.4%/融点:109〜111℃/H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ2.32(s,3H),5.86(s,1H),7.77(d,J=2.3Hz,1H),8.03(d,J=2.3Hz,1H),9.40〜11.50(brs,1H).
[実施例16]
Figure 0005028597
3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボン酸メチル(0.53g,1.5mmol)のエタノール(10mL)溶液に5%水酸化ナトリウム(8mL)を加え、2時間加熱還流した。反応終了後、反応混合物から溶媒を留去し、次いで水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:5)で精製することにより、3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾールの白色固体(0.39g,収率:88.2%)を得た。
[実施例17]
Figure 0005028597
3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール(5.33g,18.0mmol)の酢酸エチル(50mL)溶液にトリエチルアミン(2.02g,20.0mmol)とエチルイソシアネート(1.42g,20.0mmol)を加え、室温で4時間撹拌した。反応終了後、反応混合物を2モル/L塩酸にあけ、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過により乾燥剤を取り除き、瀘液から溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラム(酢酸エチル/ヘキサン=1/10)を用いて精製することにより、N−エチル−3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボキサミドの白色固体(5.37g,収率:81.6%)を得た。融点:84〜86℃,H−NMR(Acetone−d,Acetone,ppm):δ1.10(t,J=7.2Hz,3H),2.55(d,J=0.9Hz,3H),3.26(dq,J=6.1 and 7.2Hz,2H),5.98(q,J=0.9Hz,1H),7.39〜7.48(brt,J=6.1Hz,1H),7.75(ddq,J=2.1 and JHF=0.7 and 9.7Hz,1H),7.82(dq,1H,J=2.1 and JHF=0.7Hz).
[実施例18]
実施例17と同様に3−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾールをエチルイソシアネート反応させることにより、N−エチル−3−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボキサミドの白色固体(5.37g,収率:62.8%)を得た。融点:80〜82℃,H−NMR(Acetone−d,Acetone,ppm):δ1.10(t,J=7.2Hz,3H),2.55(d,J=0.8Hz,3H),3.25(dq,J=6.1 and 7.2Hz,2H),5.71(q,J=0.8Hz,1H),7.37〜7.48(brt,1H,J=6.1Hz),7.67(q,2H,JHF=0.7Hz).
参考例1
Figure 0005028597
3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール(0.59g,2.0mmol)のクロロホルム(10mL)溶液にクロロギ酸トリクロロメチル(0.39g,2.0mmol)を0℃で加え、徐々に室温に戻しながらさらに室温で3時間撹拌した。反応混合液にテトラヒドロフルフリルアミン(0.61g,6.0mmol)とトリエチルアミン(0.4g,4.0mmol)を加え、5時間加熱還流した。反応終了後、反応混合液を氷中にあけ、クロロホルム(20mL×3)で抽出した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過により乾燥剤を取り除き、瀘液から溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラム(酢酸エチル/ヘキサン=1/10〜1/5)を用いて精製することにより、N−テトラヒドロフルフリル−3−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボキサミドの無色粘稠性物質(0.25g,収率:29.6%)を得た。H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ1.50〜1.65(m,1H),1.75〜2.05(m,3H),2.58(s,3H),3.32(dt,J=6.3 and 13.9Hz,1H),3.48(ddd,J=3.7,5.7 and 13.9Hz,1H),3.74(dq,J=7.0 and 8.6Hz,2H),4.03(dq,J=3.7 and 7.0Hz,1H),5.79(s,1H),6.85〜7.10(m,1H),7.39(dd,J=1.9 and JHF=9.3Hz,1H),7.56(s,1H).
参考例2
Figure 0005028597
3−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール(0.78g,2.5mmol)のクロロホルム(10mL)溶液にクロロギ酸トリクロロメチル(0.49g,2.5mmol)を0℃で加え、徐々に室温に戻しながらさらに室温で3時間撹拌した。反応混合液にテトラヒドロフルフリルアミン(0.51g,5.0mmol)とトリエチルアミン(1.01g,10mmol)を加え、4時間加熱還流した。反応終了後、反応混合物を氷中にあけ、クロロホルム(20mL×3)で抽出した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過により乾燥剤を取り除き、濾液から溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラム(酢酸エチル:ヘキサン=1:7)を用いて精製することにより、N−テトラヒドロフルフリル−3−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニルオキシ)−5−メチルピラゾール−1−カルボキサミドの白色固体(0.31g,収率28.3%)を得た。融点:74〜76℃,H−NMR(CDCl,TMS,ppm):δ1.45〜1.65(m,1H),1.75〜2.05(m,3H),2.58(d,J=0.8Hz,3H),3.32(dt,J=6.2 and 13.9Hz,1H),3.47(ddd,J=3.7,5.6 and 13.9Hz,1H),3.60〜3.85(m,2H),3.95〜4.15(m,1H),5.75(q,J=0.8Hz,1H),6.85〜7.15(m,1H),7.66(s,2H).
本発明のピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体は、除草活性を有する3−アリールオキシピラゾール−1−カルボキサミド誘導体の製造中間体として有用である。また、本発明によれば、前記ピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を工業的に有利に製造することができると共に、この化合物を用いることにより、除草活性を有するピラゾール誘導体を効率よく製造することができる。

Claims (7)

  1. 一般式(1)
    Figure 0005028597
    (式中、R1メチル基を表す。R2は水素原子を表す。R3 は炭素数1〜6のアルキル基を表す。R4は水素原子、置換していてもよいフェニル基又は置換していてもよいピリジル基を表す。但し、R 4が水素原子の場合、R3はエチル基を除く。)
    で示されるピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体。
  2. 一般式(1)において、R が炭素数1〜4のアルキル基である請求項1に記載のピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体。
  3. 一般式(1)において、Rが、水素原子又は2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフルオロメチルフェニル基、又は、2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル基である請求項1又は2に記載のピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体。
  4. 一般式(2)
    Figure 0005028597
    (式中、R1 はメチル基、2水素原子を表す。)
    で示される3−ヒドロキシピラゾール誘導体と、一般式(3)
    Figure 0005028597
    (式中、R3a は炭素数1〜6のアルキル基を表す。)
    で示されるジアルキルジカーボネートを反応させることを特徴とする、一般式(4)
    Figure 0005028597
    (式中、R1、R2及びR3aは前記と同じ意味を表す。)
    で示される3−ヒドロキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体の製造方法。
  5. 一般式(4)
    Figure 0005028597
    (式中、R1 はメチル基、R2 は水素原子、及びR3a炭素数1〜6のアルキル基を表す。)
    で示される3−ヒドロキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体と、一般式(5)
    4a−Z (5)
    (式中、R4aは置換していてもよいフェニル基又は置換していてもよいピリジル基を表す。Zはハロゲン原子を表す。)
    で示されるハロゲン化アリールを塩基の存在下に反応させることを特徴とする、一般式(1a)
    Figure 0005028597
    (式中、R1、R2、R3a及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
    で示される3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体の製造方法。
  6. 一般式(1a)
    Figure 0005028597
    (式中、R1 はメチル基、R2 は水素原子、R3a は炭素数1〜6のアルキル基及びR4a置換していてもよいフェニル基又は置換していてもよいピリジル基を表す。)
    で示される3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を、加水分解することを特徴とする、一般式(6)
    Figure 0005028597
    (式中、R1、R2 及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
    で表される3−アリールオキシピラゾール誘導体の製造方法。
  7. 一般式(1a)
    Figure 0005028597
    (式中、R1メチル基、R2 は水素原子、R3a は炭素数1〜6のアルキル基及びR4a置換していてもよいフェニル基又は置換していてもよいピリジル基を表す。)
    で示される3−アリールオキシピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体を、加水分解して、一般式(6)
    Figure 0005028597
    (式中、R1、R2及びR4aは前記と同じ意味を表す。)
    で示される3−アリールオキシピラゾール誘導体を得たのち、これと、一般式(7)
    −NCY (7)
    (式中、Rは置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキル基、置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基、置換されていてもよい炭素数7〜11のアラルキル基、置換されていてもよい炭素数3〜6のアルケニル基、置換されていてもよい炭素数3〜6のアルキニル基、置換されていてもよいフェニル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルオキシ基、置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキルオキシ基、置換されていてもよい炭素数7〜11のアラルキルオキシ基、置換されていてもよい炭素数3〜6のアルケニルオキシ基、置換されていてもよい炭素数3〜6のアルキニルオキシ基又は置換されていてもよいフェニルオキシ基を表す。Yは酸素原子又は硫黄原子を表す。)
    で示されるイソシアネート類又はイソチオシアネート類を反応させることを特徴とする、一般式(8)
    Figure 0005028597
    (式中、R1、R2、R4a、R及びYは前記と同じ意味を表す。)
    で示されるピラゾール誘導体の製造方法。
JP2007517928A 2005-05-23 2006-05-22 ピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体、その製造方法及びピラゾール誘導体類の製造方法 Expired - Fee Related JP5028597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007517928A JP5028597B2 (ja) 2005-05-23 2006-05-22 ピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体、その製造方法及びピラゾール誘導体類の製造方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005148889 2005-05-23
JP2005148889 2005-05-23
JP2007517928A JP5028597B2 (ja) 2005-05-23 2006-05-22 ピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体、その製造方法及びピラゾール誘導体類の製造方法
PCT/JP2006/310600 WO2006126692A1 (ja) 2005-05-23 2006-05-22 ピラゾール-1-カルボン酸エルテル誘導体、その製造方法及びピラゾール誘導体類の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006126692A1 JPWO2006126692A1 (ja) 2008-12-25
JP5028597B2 true JP5028597B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=37452114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007517928A Expired - Fee Related JP5028597B2 (ja) 2005-05-23 2006-05-22 ピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体、その製造方法及びピラゾール誘導体類の製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7767827B2 (ja)
EP (1) EP1884512A4 (ja)
JP (1) JP5028597B2 (ja)
CN (1) CN101193864B (ja)
BR (1) BRPI0611370A2 (ja)
IL (1) IL187260A (ja)
WO (1) WO2006126692A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010107959A1 (en) * 2009-03-17 2010-09-23 Belkin International Inc. Mobile media device enclosure

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5371096A (en) * 1976-12-07 1978-06-24 Mitsubishi Chem Ind Ltd Novel penicilline derivs.
JPS559062A (en) * 1978-07-04 1980-01-22 Basf Ag Pyrazole ether derivatives and herbicide containing their compounds
US4320132A (en) * 1979-05-11 1982-03-16 Montedison S.P.A. Antibotrytical pyrazolo-triazol-triones
WO2003042183A1 (fr) * 2001-11-13 2003-05-22 Takeda Chemical Industries, Ltd. Procede de production de composes pyrazole
JP2004277397A (ja) * 2002-05-24 2004-10-07 Takeda Chem Ind Ltd 1,2−アゾール誘導体
WO2006057448A1 (ja) * 2004-11-26 2006-06-01 Takeda Pharmaceutical Company Limited アリールアルカン酸誘導体
WO2006098413A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Kissei Pharmaceutical Co., Ltd. グルコピラノシルオキシピラゾール誘導体の製造方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56169673A (en) * 1980-06-02 1981-12-26 Sankyo Co Ltd 4-benzoylpyrazole derivative
JP4395912B2 (ja) * 1998-04-23 2010-01-13 住友化学株式会社 ピラゾリノン誘導体
TW536387B (en) 1998-04-23 2003-06-11 Sumitomo Chemical Co Pyrazolinone compound
US6503935B1 (en) * 1998-08-07 2003-01-07 Abbott Laboratories Imidazoles and related compounds as α1A agonists
WO2002046182A1 (en) 2000-12-08 2002-06-13 Bristol-Myers Squibb Pharma Company Semicarbazides and their uses as cyclin dependent kinase inhibitors
GB0117577D0 (en) * 2001-02-16 2001-09-12 Aventis Pharm Prod Inc Novel heterocyclic substituted carbonyl derivatives and their use as dopamine D receptor ligands
IL157413A0 (en) 2001-02-16 2004-03-28 Aventis Pharmaceuticals Inc Av Heterocyclic substituted carbonyl derivatives and their use as dopamine d3 receptor ligands
EP2292606A1 (en) * 2001-02-20 2011-03-09 Sagami Chemical Research Center Pyrazole derivative, its intermediate, and herbicide containing the same as active ingredient
JP4559690B2 (ja) * 2001-03-23 2010-10-13 公益財団法人相模中央化学研究所 ピラゾール誘導体とその製造中間体及びそれらの製造方法、並びにそれらを有効成分とする除草剤
AU2003241173A1 (en) * 2002-05-24 2003-12-12 Takeda Pharmaceutical Company Limited 1,2-azole derivatives with hypoglycemic and hypolipidemic activity

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5371096A (en) * 1976-12-07 1978-06-24 Mitsubishi Chem Ind Ltd Novel penicilline derivs.
JPS559062A (en) * 1978-07-04 1980-01-22 Basf Ag Pyrazole ether derivatives and herbicide containing their compounds
US4320132A (en) * 1979-05-11 1982-03-16 Montedison S.P.A. Antibotrytical pyrazolo-triazol-triones
WO2003042183A1 (fr) * 2001-11-13 2003-05-22 Takeda Chemical Industries, Ltd. Procede de production de composes pyrazole
JP2004277397A (ja) * 2002-05-24 2004-10-07 Takeda Chem Ind Ltd 1,2−アゾール誘導体
WO2006057448A1 (ja) * 2004-11-26 2006-06-01 Takeda Pharmaceutical Company Limited アリールアルカン酸誘導体
WO2006098413A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Kissei Pharmaceutical Co., Ltd. グルコピラノシルオキシピラゾール誘導体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
IL187260A0 (en) 2008-02-09
US7767827B2 (en) 2010-08-03
CN101193864B (zh) 2011-12-07
EP1884512A4 (en) 2011-09-28
IL187260A (en) 2011-11-30
WO2006126692A1 (ja) 2006-11-30
BRPI0611370A2 (pt) 2010-08-31
US20090018345A1 (en) 2009-01-15
JPWO2006126692A1 (ja) 2008-12-25
EP1884512A1 (en) 2008-02-06
CN101193864A (zh) 2008-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7038057B2 (en) Substituted 1H-dihydropyrazoles, their preparation and use
CA2454306C (en) Substituted dihydro 3-halo-1h-pyrazole-5-carboxylates their preparation and use
JP4249982B2 (ja) ピラゾール誘導体とその製造中間体及びそれらの製造方法、並びにそれらを有効成分とする除草剤
CA2587528C (en) Method for preparing n-phenylpyrazole-1-carboxamides
JP4633462B2 (ja) 3−ハロ−4,5−ジヒドロ−1h−ピラゾールの製造方法
EP2093223B1 (en) Process and intermediates for production of an anthranilamide compound
DK2414345T3 (en) METHOD FOR PRODUCING of pyridyl-substituted pyrazoles
JP5872467B2 (ja) アリール置換ピラゾールの調製方法
PL94117B1 (ja)
US4912229A (en) Process for the preparation of 3-cyano-4-aryl-pyrroles
JP5028597B2 (ja) ピラゾール−1−カルボン酸エステル誘導体、その製造方法及びピラゾール誘導体類の製造方法
JP2010202648A (ja) 4−アミノピラゾール誘導体、それらの製造中間体及びそれらの製造方法
US5416236A (en) Aniline derivatives and process for producing the same
JP2019514931A (ja) 除草剤としてのピリジニルイミダゾロン化合物を調製するプロセス
JP2004238361A (ja) ピリミジン−5−カルボキサミド誘導体、その中間体及びそれらの製造方法
JP4320477B2 (ja) トリアゾール化合物
JP2006213623A (ja) 4−置換フェニル−6(1h)−オキソピリミジン誘導体とそれらの製造方法及びそれらを有効成分とする殺菌剤
EP1944304A1 (en) Novel sustituted 1H-dihydropyrazoles, their preparation and use

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5028597

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees