JP5026687B2 - プーリ構造体 - Google Patents
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Description
ここで、オルタネータの発電軸が大きな慣性モーメントを有する。従って、発電軸とクランクシャフトとがプーリとベルトを用いて連結され動力を伝達するという構成では、ベルトの速度(クランクシャフトの回転速度)が変化するたびにプーリとベルトとの間で滑りが生じベルト鳴きが誘発される。
さらに、クランクシャフトの回転変動が発電軸に伝えられると、オルタネータの発電機構が劣化し、発電効率が低下するという問題がある。
この構成により、例え弾性部材にその弾性限界以上の剪断応力が発生し得るトルクがプーリ構造体に作用しても、粘性流体の高粘度化によって第1回転体と第2回転体との相対角変位が抑制され、弾性部材が降伏あるいは破断により損傷することを防止しようとするものである。
以上のように弾性部材のみを用いて回転変動を吸収しようとする構成においては、特許文献1に比べて大きな相対角変位を確保することができるので、プーリに巻架されたベルトの張力変動を減少させることができる。これにより、ベルト鳴きが抑制され、ベルトの耐久性が改善されるという効果を有する。
このプーリは、電機子組立体とともに回転するハブ構造体と当該ハブ構造体の上に取り付けられる交流発電機プーリとを備え、当該ハブ構造体と交流発電機プーリとの間にコイルばねが各端部を固定して介在されており、蛇行ベルトによる交流発電機プーリの従動回転運動をハブ構造体に伝達し、また交流発電機プーリに対しても反対方向の相対弾性回転運動ができる構造となっている。前記コイルばねの端部は半径方向の外側に曲げられており、当該端部は、ハブ構造体と交流発電機プーリに設けられた切り込みに収容されている。
さらに、特許文献1で示されているような弾性部材を備えたダンパ付きプーリを用いて回転変動を伴うクランクシャフトとオルタネータとを結合すると、回転変動に伴う変動トルクがオルタネータに伝達されにくくなるが、一方、ベルトが張力変動により共振し易くなるので、新たな騒音が発生したり、ベルトの耐久性に悪影響を及ぼすこととなる。
即ち、前記コイルスプリングであって回転体へ嵌合固定されている領域と前記間隙が設けられている領域との境界には明確なコーナー部(単なる段差)が形成されているので、コイルスプリングが弾性変形するたびに、そのコーナー部の近傍において応力集中が発生する。従って、クランクシャフトの回転変動毎に発生する局所的な繰り返し応力によって、コイルスプリングの前記境界部が疲労破壊する恐れをこのプーリ構造体は有している。
以上の構成により、クランクシャフトの回転変動を緩やかに吸収する手段としての弾性部材にコイルスプリングを用いることで、弾性部材にゴムなどを用いる場合よりも大きな相対角変位を許容・確保することができ、回転変動をより吸収し易い。それに伴い、ベルトの張力変動を抑制できるので、ベルトの共振を抑制することができ、これによりベルトにおける新たな騒音の発生が防止でき、さらにベルトの耐久性も向上する。
また、クランプ部の端部より、コイルスプリングとその収容溝との間隙を漸増させることにより、回転変動時のコイルスプリングに対する応力集中が防止でき、従って、クランプ部の端部におけるコイルスプリングの疲労破壊を防止することができる。
また、コイルスプリングの端部を圧入部に圧入し嵌合させることで、双方を強固に固定できる。
以上の構成により、クランクシャフトの回転変動を緩やかに吸収する手段としての弾性部材にコイルスプリングを用いることで、弾性部材にゴムなどを用いる場合よりも大きな相対角変位を許容・確保することができ、回転変動をより吸収し易い。それに伴い、ベルトの張力変動を抑制できるので、ベルトの共振を抑制することができ、これによりベルトにおける新たな騒音の発生が防止でき、さらにベルトの耐久性も向上する。
また、クランプ部の端部より、コイルスプリングとその収容溝との間隙を漸増させることにより、回転変動時のコイルスプリングに対する応力集中が防止でき、従って、クランプ部の端部におけるコイルスプリングの疲労破壊を防止することができる。
以上の構成により、クランクシャフトの回転変動を緩やかに吸収する手段としての弾性部材にコイルスプリングを用いることで、弾性部材にゴムなどを用いる場合よりも大きな相対角変位を許容・確保することができ、回転変動をより吸収し易い。それに伴い、ベルトの張力変動を抑制できるので、ベルトの共振を抑制することができ、これによりベルトにおける新たな騒音の発生が防止でき、さらにベルトの耐久性も向上する。
また、クランプ部の端部より、コイルスプリングとその収容溝との間隙を漸増させることにより、回転変動時のコイルスプリングに対する応力集中が防止でき、従って、クランプ部の端部におけるコイルスプリングの疲労破壊を防止することができる。
また、コイルスプリングの端部を圧入部に圧入し嵌合させることで、双方を強固に固定できる。
第5の発明のプーリ構造体は、第3又は第4の発明において、圧入されていない状態において、前記圧入部及び前記被圧入部の少なくとも一方が、プーリ構造体の中心軸回りの周方向に沿わない形状を有することを特徴とする。
第6の発明のプーリ構造体は、第1又は第5の発明において、圧入されていない状態において、前記圧入部の側壁と、前記被圧入部の前記側壁に対向する面とが互いに異なる曲率を有することを特徴とする。これにより、前記コイルスプリングを前記クランプ部に圧入する際に、前記コイルスプリング及び前記クランプ部が弾性変形され、これにより生じる復元力によって前記コイルスプリングが前記クランプ部に強力な摩擦力によって係止固定される。
以上の構成により、前記クランプ部の内壁面が弾性変形し易くなるので、前記コイルスプリングを当該クランプ部に容易に圧入することができる。
以上の構成により、前記クランプ部の内壁面がさらに弾性変形し易くなるので、前記コイルスプリングを当該クランプ部にさらに容易に圧入することができる。
また、前記コイルスプリングが、並べて設けられる複数の前記凹部に食い込むように前記クランプ部に圧入されることで、前記コイルスプリングと前記クランプ部との間の摩擦力を向上させることができる。これにより、前記コイルスプリングを前記クランプ部に、より確実に係止固定することできる。
以上の構成により、コイルスプリングの端部を収容溝に圧入したときに、前記コイルスプリング及び前記クランプ部が、前記収容溝の周方向に沿って内周側及び外周側へ交互に弾性変形され、これにより生じる復元力も内周側及び外周側へ交互に作用することとなる。従って、当該コイルスプリングと当該クランプ部との間の摩擦力(係止固定力)を大幅に向上させることができる。
以上の構成により、前記収容溝が形成されている前記の第1回転体または第2回転体に、蛇行面を設けるための追加工を一切必要とせず、それに代えて、加工の容易な前記コイルスプリングに単に前記蛇行部を設けるだけで係止固定できるので、生産性に優れ、且つ、安価なプーリ構造体を提供することができる。
以上の構成により、前記コイルスプリングの端部が前記収容溝のクランプ部に圧入および嵌着され易くなっている。また、クランプ部の壁面を薄肉とすることで、前記コイルスプリングの端部が弾性変形することをできるだけ妨げず、応力集中による破損をより確実に防止することができる。
これにより、コイルスプリングの端部に発生する応力のピークを変形方向によってズラすことができるので、コイルスプリングに発生する応力振幅を低減でき、コイルスプリングの寿命を延ばすことができる。
これにより、カラー材の確実な固定が可能になる。
これにより、コイルスプリングの端部の確実な固定が可能になる。
この構成により、前記コイルスプリングの端部を確実に係止することができる。
以上の構成により、断面が円形であるコイルスプリングと当該角コイルスプリングとを比較して以下のような効果が得られる。すなわち、同じ相対角変位・同じ巻き数・同じばね定数であっては後者のコイルスプリングに発生する最大引張(圧縮)応力を例えば約70%となるよう低減することができ、一方、同じ相対角変位において発生する最大引張(圧縮)応力が同じであり且つ同じばね定数であっては後者の必要巻き数が例えば70%となる効果を奏する。
以上の構成により、前記コイルスプリングの変形に上限を設けられる。言いかえれば、前記コイルスプリングの応力に上限を設けられるので、前記コイルスプリングに過度の力が作用することなく、前記コイルスプリングの疲労や破断などを抑制できる。
これにより、前記第1回転体と前記第2回転体との間の相対回転運動が減衰され、前記コイルスプリングの変形も抑制される結果、長寿命なプーリ構造体を提供できる。
これにより、前記第1回転体の前記第2回転体に対する相対回転運動に大きな減衰力を付与できる。
これにより、前記コイルスプリングの拡径(縮径)方向への変形量が過大となることがないので、当該コイルスプリングの損傷を防止できる。
またスプリングホルダが設けられることにより、コイルスプリングが拡径(又は縮径)変形したとしても、前記第1回転体(又は前記第2回転体)に対して直接的に摩擦することがないので、当該コイルスプリング7の損傷を抑制できる。このことは、例えば図11に示すようにコイルスプリングと第1回転体(又は第2回転体)との間の空間を出来るだけ狭くしたい場合に特に有用である。
前記第1回転体2の軸方向一端側の内壁には円弧状の第1収容溝2bが形成されており、また、バネ収容室6内であって、第2回転体3の外周面上には前記第1収容溝2bと軸方向で対応する位置に円弧状の第2収容溝3bを構成する壁が突設されている。
前記第1収容溝2bは、前記コイルスプリング7のバネ線の三方を囲むように、且つ前記バネ収容室6側を開放させるように形成されている。同様に、前記第2収容溝3bも、コイルスプリング7のバネ線の三方を囲むように且つバネ収容室6側を開放させるように形成されている。そしてコイルスプリング7の両端部は、第1収容溝2bおよび第2収容溝3bにそれぞれ収容されている。
また、図2において具体的に図示してはいないが、前記第1収容溝2b(第2収容溝3b)のクランプ部11は、コイルスプリング7の断面よりも小に凹設されている。そして、該コイルスプリング7の被クランプ部7a(端部近傍)を前記クランプ部11へ圧入し嵌合させることで、双方を強固に固定している。
これにより、前記コイルスプリング7のうち、前記第1収容溝2b(第2収容溝3b)の前記クランプ部11へ圧入により嵌合固定されている部分、すなわち被クランプ部7aは、前記第1収容溝2b(第2収容溝3b)との間に間隙12がなく、したがってプーリ構造体1の作動時においても前記クランプ部11では、コイルスプリング7と第1収容溝2bとの間で相対変位を伴う運動が生じず、即ち双方が互いに摩擦し合うことはない。
従って、コイルスプリング7の被クランプ部7aにおける摩耗が抑制されている。また、同様に、前記第1収容溝2b(第2収容溝3b)のうち、前記被クランプ部7aに対応する領域においても、勿論摩耗が抑制される。
また、図1において第2収容溝3bの外周側壁面は薄く形成されていてもよい。このように収容溝の壁面を肉薄とすることで、コイルスプリング7の被クランプ部7aを対応する収容溝に圧入・嵌着しやすくなる。さらには、プーリ構造体1の作動時に、コイルスプリング7が被クランプ部7aにおいても弾性変形できるので、応力集中を招くような不均一な変形を抑制することができる。言い換えれば、前記コイルスプリング7の端部が弾性変形することをできるだけ妨げないので、コイルスプリング7が応力集中により疲労や破断などするのをより確実に抑制することができる。
同様の理由で、第2収容溝3bの外周側壁面のみならず、内周側壁面が薄肉であっても良いし、若しくはその双方の壁面が薄肉であっても良い。
図2に示すように、前記クランプ部11の端部から、コイルスプリング7の反対側の端部に近づくにつれて、コイルスプリング7と前記収容溝2b,3bとの間隙12がゼロから漸増するように前記収容溝2b,3bが形成されている。
これにより、プーリ構造体1の作動時でコイルスプリング7が繰り返し弾性変形した際に、前記クランプ部11の端部において応力集中が発生するのを防止している。言い換えれば、回転変動時のコイルスプリング7に対する応力集中が抑制されるので、クランプ部11の端部におけるコイルスプリング7の疲労破壊を防止することができる。
好ましくは、図3に示すように、クランプ部11の端部からコイルスプリング7の反対側の端部へ、プーリ構造体1の中心を軸として5度だけ近づいた地点での前記収容溝2b,3bとコイルスプリング7との間隙12が、0.02〜0.1mmであると良い。これにより、クランプ部11の端部において応力集中をより確実に防止することができる。なお図3に示す破線は、従来発明の間隙の状態である。
図2に示すように、前記コイルスプリング7の終端7bは、プーリ構造体1の中心軸に近づく方向へ大きく屈曲されている。より具体的には、前記終端7bにおいてコイルスプリング7は略直角となるように屈曲されている。
前述の屈曲係止部2cは、湾曲された上記終端7bが引っ掛けられることで、前記コイルスプリング7の端部を確実に係止するように、形成されている。
なお、当該終端7bは、前記の如くプーリ構造体1の中心軸に近づく方向へ屈曲されるのに代えて、当該中心軸から離れる方向へ屈曲されていてもよい。また、当該終端7bにおいて前記コイルスプリング7は、90度以上に屈曲されていることが好ましいが、これに限らず、適宜その角度を選択することができる。
以上の構成により、新たな部品を追加することなく上記の屈曲係止部を設けられるので、部品点数の少ないプーリ構造体を提供することができる。
より具体的には、前記バネ収容室6内部を、例えばシリコンオイルなどの粘性流体で充填してもよい。これにより、前記の第1回転体2と第2回転体3との間の相対回転運動に減衰効果を追加することができる。また、このようにダンパー部材として粘性流体を用いる場合でも、前記バネ収容室6の形状等を工夫する必要は特にないので、プーリ構造体1の製造コストもさほど増大しない。
以上の理由から角コイルスプリングを採用することが好ましいが、これに限定されず、コイルスプリングの断面形状は例えば円形であっても良い。
図5(a)は、図4で示されるコイルスプリングの終端の拡大図である。
図5(b)は、図5(a)に類似する図である。
図6は、図5(a)に類似する図である。
なお、以降の変形例においては、上述の第1実施形態の構成部材と類似する部材には原則として同一の符号を付けてある。また、以降の説明において第1収容溝2bは、原則として第2収容溝3bと置き換えることができるものとする。
第1の変形例において前記クランプ部11は、コイルスプリング7の被クランプ部7aと間隙なく単に当接しているだけのゼロタッチ部11aと、コイルスプリング7の終端7bが圧入されている圧入部11bと、から構成されている。
また、上述の第1実施形態において前記コイルスプリング7は、前記終端7bにおいて前記プーリ構造体1の径方向に、より詳しくは中心軸へ向かって屈曲されているとしたが(図2参照)、図4及び図5(a)に示すように、本変形例において当該コイルスプリング7の終端7bは、径方向にとまでは言えないが、若干湾曲されている。
なお、本変形例においてコイルスプリング7の終端7bは、被クランプ部7aの一部と重複する位置関係にある。
より詳しくは、前記クランプ部11の圧入部11bの内壁面であって、前記コイルスプリング7の終端7bを挟持する壁面は、前記プーリ構造体1の軸心を中心とする円弧よりも緩やかな円弧状に形成されている。即ち、当該第1収容溝2bの曲率は、プーリ構造体1の中心軸まわりに形成されているコイルスプリング7の終端7bの曲率と異なる値となっている。
また、当該コイルスプリング7の終端7bを大きく湾曲させたり、その湾曲させた終端7bを収容するような溝を第1回転体2に設ける必要がないので、第1実施形態における屈曲係止部2c(図2参照)と比べて、当該係止部2c’を簡素に構成できる。
即ち、図5(b)に示すように、前記クランプ部11の圧入部11bの内壁面であって前記コイルスプリング7の終端7bを挟持する壁面に、少なくとも1つの凹部2dが凹設されていてもよい。これにより、前記圧入部11bの内壁面が弾性変形し易くなるので、前記コイルスプリング7の終端7bを当該圧入部11bに容易に圧入できるようになる。
また、前記凹部2dは、前記圧入部11bの内壁面に周方向に複数並べて凹設されていてもよい。これにより、前記圧入部11bの壁面がさらに弾性変形し易くなるので、前記コイルスプリング7の終端7bを当該圧入部11bにさらに容易に圧入することができる。
また、前記コイルスプリング7が、複数の前記凹部2dに食い込むように前記圧入部11bに圧入されるので、前記コイルスプリング7と前記圧入部11bとの間の摩擦力(係止固定力)を向上させることができる。これにより、前記コイルスプリング7を前記圧入部11bに、より確実に係止固定することができるようになる。
即ち、図6に示すように、前記クランプ部11の圧入部11bの内壁面であって前記コイルスプリング7の終端7bを挟持する壁面に、波打状となる蛇行面2eが形成されていてもよい。これは、図5(a)で示される前記圧入部11bの内壁面の曲率を細かく変化させたことに相当する。
この構成により、前記コイルスプリング7と前記クランプ部11の圧入部11bが、前記第1収容溝2bの周方向に沿って内周側及び外周側へ交互に弾性変形され、これにより生じる復元力も同じく内周側及び外周側へ交互に作用することとなる。従って、コイルスプリング7とクランプ部11の圧入部11bとの間の摩擦力を大幅に向上させることができる。
なお、前記圧入部11bの前記両壁面に形成される前記蛇行面2eを構成する凹凸は、図6に示すように、径方向においてそれぞれが互いに対応するように形成されていることが好ましい。これにより、前記コイルスプリング7の終端7bも蛇行状に弾性変形され、その蛇行状のコイルスプリング7の両側面と前記蛇行面とが細かく噛み合うこととなるので、前記コイルスプリング7と前記クランプ部11の圧入部11bとの摩擦力(係止固定力)をさらに向上させることができる。
図8は、図5(a)に類似する図である。
この場合でも、上記の第1変形例と同様に、前記終端7bを前記圧入部11bに圧入すると、前記コイルスプリング7と前記クランプ部11が弾性変形し、その復元力によって、コイルスプリング7がクランプ部11に強力に係止固定されることとなる。
即ち図8に示すように、前記コイルスプリング7の終端7bに、波打状となる蛇行部7cが形成されていてもよい。なお、この図8においては、前記コイルスプリング7の圧入前の外形線を図示する代わりに、前記クランプ部11の同じく圧入前の外形線が二点鎖線で表されている。
言い換えれば、図6においては前記第1収容溝2bの前記両壁面が蛇行状に形成されているのに対し、図8においては前記コイルスプリング7の終端7bが蛇行状に形成されている。
より具体的には、前記コイルスプリング7が前記クランプ部11に圧入される前に、断面矩形状の前記蛇行部7cの側面であって、前記圧入部11bに把持される側面が、予め波打状に形成されている。これは、図7で示される前記終端7bの曲率を細かく変化させたことに相当する。
この場合でも、図6で示される係止部2c’と同様に、前記コイルスプリング7と前記クランプ部11の圧入部11bが、前記第1収容溝2bの周方向に沿って内周側及び外周側へ交互に弾性変形され、これにより生じる復元力も同じく内周側及び外周側へ交互に作用することとなる。従って、コイルスプリング7とクランプ部11の圧入部11bとの間の摩擦力を大幅に向上させることができる。
図10は、図9におけるB−B断面図である。
なお、第2実施形態においては、上記の第1実施形態の構成部材と類似する部材には原則として同一の符号を付けてある。
前記第1突起部2fおよび前記第2突起部3fは、前記プーリ構造体1の中心軸に対してそれぞれ一対で設けられている。そして、それぞれ一対で設けられている前記第1突起部2fおよび前記第2突起部3fは、周方向に交互に並べて配置されている。
以上の構成により、前記の第1回転体2と第2回転体3との相対回転角が所定の角度以上となったときに、それ以上の相対回転が規制されるので、前記コイルスプリング7の変形に上限が設けられることとなる。言い換えれば、前記コイルスプリング7に生じる応力に上限を設けられるので、コイルスプリング7に過度の力が作用することなく、もって、疲労や破断などを抑制することができる。
このスプリングホルダ60の素材は、ポリアセタール・ポリアリレート・ナイロンなどの合成樹脂材、ゴム材、ポリウレタンエラストマー材などが好適であり、また、これらに限ることはない。
また当該スプリングホルダ60は、前記コイルスプリング7の外周側及び内周側の夫々に同時に設けられても勿論よい。これによれば、コイルスプリング7の拡径及び縮径両方向への変形量が過大となることがない。
また当該スプリングホルダ60が設けられることにより、コイルスプリング7が拡径(又は縮径)変形したとしても、前記第1回転体2(又は前記第2回転体3)に対して直接的に摩擦することがないので、当該コイルスプリング7の損傷を抑制できる。このことは、図11に示すようにコイルスプリング7の外周側(又は内周側)と第1回転体2(又は第2回転体3)との間の空間を出来るだけ狭くしたい場合に特に有用である。
なお当該スプリングホルダ60は、筒状であると前述したが、その周壁に適宜のスリットやストレート溝などが設けられていても問題ない。
また当該対向する周面間には、円盤状のリテーナ板64とプレッシャー板65とが介装されており、前者のリテーナ板64は前記リテーナ溝62に一部が嵌合することで前記プーリ構造体1の軸方向にはスライド可能となっており、且つ周方向には回転が規制されている。同様に後者のプレッシャー板65も前記プレッシャー溝63に一部が嵌合することで前記プーリ構造体1の軸方向にはスライド可能となっており、且つ周方向には回転が規制されている。
また前記摩擦部材66の外周面には、当該摩擦部材66の軸心と前記プーリ構造体1の軸心とを略一致させるためのリング部材67が外嵌されており、当該リング部材67は前記第1回転体2の内周面に対して周方向にも軸方向にも滑動可能に内接している。
そして、前述の如く前記リテーナ板64は第1回転体2と共に、前記プレッシャー板65は第2回転体3と共に回転するように構成されているので、当該第1回転体2の第2回転体3に対する相対回転運動は、リテーナ板64とプレッシャー板65とが前記摩擦部材66を介して互いに摺動することにより減衰されるようになっている。
端的に言えば、第1回転体2と第2回転体3との間に摩擦部材66が介装されており、当該第1回転体2と第2回転体3とは当該摩擦部材66を介して互いに摺動することにより、上記相対回転運動が減衰されるようになっているのである。
なお前記摩擦部材66の素材は、ポリアセタール・ポリアリレート・ナイロンなどの合成樹脂材、ゴム材、ポリウレタンエラストマー材などが好適であり、また、これに限ることはない。
なお前記リテーナ板64が設けられることにより、前記第1回転体2と前記摩擦部材66との間に適宜の摩擦力(減衰力)が発生するようになっているが、これに限らず、省略しても問題ない。
上記の構成は例えば以下のように変更することもできる。即ち、前記リテーナ板64の代わりに第1回転体2の内周面からフランジを突出形成し、そのフランジに形成された平坦面に対し前記摩擦部材66をプレッシャー板65を介して押し付けるべく適宜の付勢手段が配置されるよう構成してもよい。
なお、図12において円弧状に描かれるべき収容溝は、説明の便宜上の理由から直線状に描かれている。また、本実施形態において、前述した実施形態と類似する部材には原則として同一の符号を付している。
さらに、図5乃至図8で説明した各係止部2c’を組み合わせて前記プーリ構造体1に適用してもよいし、前述のゼロタッチ部11aを省略してもよい。
2 第1回転体
2b 第1収容溝
3 第2回転体
3b 第2収容溝
4,5 軸受
6 バネ収容室
7 コイルスプリング
11 クランプ部
12 間隙
Claims (21)
- ベルトを巻回可能にする第1回転体と、
前記第1回転体の内側で当該第1回転体に対し相対回転可能な第2回転体と、
前記第1回転体と前記第2回転体との間に形成されるバネ収容室と、
前記バネ収容室に収容されるとともに、一端を前記第1回転体に固定し、他端を前記第2回転体に固定したコイルスプリングからなるプーリ構造体において、
前記第1回転体及び前記第2回転体のうち少なくとも何れか一方は、前記コイルスプリングの端部が収容されると共に固定される収容溝を備えており、
前記収容溝は、前記コイルスプリングに対して嵌合するクランプ部を有し、
前記クランプ部の端部から前記コイルスプリングの反対側の端部に近づくにつれて、前記コイルスプリングと前記収容溝との径方向の間隙がゼロから漸増する間隔漸増部が形成されており、
前記クランプ部は、前記コイルスプリングの被圧入部が圧入固定される圧入部を有し、
圧入されていない状態において、前記圧入部及び前記被圧入部の少なくとも一方は、プーリ構造体の中心軸回りの周方向に沿わない形状を有する、ことを特徴とするプーリ構造体。 - ベルトを巻回可能にする第1回転体と、
前記第1回転体の内側で当該第1回転体に対し相対回転可能な第2回転体と、
前記第1回転体と前記第2回転体との間に形成されるバネ収容室と、
前記バネ収容室に収容されるとともに、一端を前記第1回転体に固定し、他端を前記第2回転体に固定したコイルスプリングからなるプーリ構造体において、
前記第1回転体及び前記第2回転体のうち少なくとも何れか一方は、前記コイルスプリングの端部が収容されると共に固定される収容溝を備えており、
前記収容溝は、前記コイルスプリングに対して嵌合するクランプ部を有し、
前記クランプ部の端部から前記コイルスプリングの反対側の端部に近づくにつれて、前記コイルスプリングと前記収容溝との径方向の間隙がゼロから漸増する間隔漸増部が形成されており、
前記クランプ部の端部から前記コイルスプリングの反対側の端部へ、前記プーリ構造体の中心を軸として5度だけ近づいた地点での前記収容溝と前記コイルスプリングとの径方向の間隙が、0.02〜0.1mmである、ことを特徴とするプーリ構造体。 - ベルトを巻回可能にする第1回転体と、
前記第1回転体の内側で当該第1回転体に対し相対回転可能な第2回転体と、
前記第1回転体と前記第2回転体との間に形成されるバネ収容室と、
前記バネ収容室に収容されるとともに、一端を前記第1回転体に固定し、他端を前記第2回転体に固定したコイルスプリングからなるプーリ構造体において、
前記第1回転体及び前記第2回転体のうち少なくとも何れか一方は、前記コイルスプリングの端部が収容されると共に固定される収容溝を備えており、
前記収容溝は、前記コイルスプリングに対して嵌合するクランプ部を有し、
前記クランプ部の端部から前記コイルスプリングの反対側の端部に近づくにつれて、前記コイルスプリングと前記収容溝との径方向の間隙がゼロから漸増する間隔漸増部が形成されており、
前記クランプ部は、前記コイルスプリングの被圧入部が圧入固定される圧入部を有し、
前記収容溝の少なくとも一部分が、前記第1回転体又は前記第2回転体に形成されたカラー材収容部に固着されたカラー材の固定溝で構成され、前記固定溝は、前記圧入部を有し、前記固定溝の端部において、前記間隔漸増部が形成されている、ことを特徴とするプーリ構造体。 - 前記クランプ部は、前記コイルスプリングの被圧入部が圧入固定される圧入部を有する、ことを特徴とする請求項2に記載のプーリ構造体。
- 圧入されていない状態において、前記圧入部及び前記被圧入部の少なくとも一方が、プーリ構造体の中心軸回りの周方向に沿わない形状を有する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載のプーリ構造体。
- 圧入されていない状態において、前記圧入部の側壁と、前記被圧入部の前記側壁に対向する面とが互いに異なる曲率を有する、ことを特徴とする請求項1又は5に記載のプーリ構造体。
- 前記圧入部の側壁に、少なくとも一つの凹部が凹設されている、ことを特徴とする請求項6に記載のプーリ構造体。
- 前記凹部は、前記圧入部の側壁に周方向に複数並べて凹設されている、ことを特徴とする請求項7に記載のプーリ構造体。
- 前記圧入部の側壁に、波打状となる蛇行面が形成されている、ことを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載のプーリ構造体。
- 前記被圧入部に、波打状となる蛇行部が形成されている、ことを特徴とする請求項6〜9の何れかに記載のプーリ構造体。
- 前記クランプ部において、前記収容溝の側壁を構成する部分が薄肉である請求項1〜10の何れかに記載のプーリ構造体。
- 前記カラー材の少なくとも周方向一端面は、前記コイルスプリングより内周側の端面の位置と、前記コイルスプリングより外周側の端面の位置とがズレていることを特徴とする請求項3に記載のプーリ構造体。
- 前記カラー材は、接着剤又はロウ付けで前記カラー材収容部に固着していることを特徴とする請求項3又は12に記載のプーリ構造体。
- 前記コイルスプリングの端部と前記カラー材とが接着剤又はロウ付けで固着されていることを特徴とする請求項3、12、13の何れかに記載のプーリ構造体。
- 前記コイルスプリングの終端は屈曲されており、
前記収容溝は、屈曲された前記終端が係止固定される屈曲係止部を有する、ことを特徴とする請求項1、2、4〜11の何れかに記載のプーリ構造体。 - 前記コイルスプリングの終端は径方向に屈曲されている、ことを特徴とする請求項15に記載のプーリ構造体。
- 前記コイルスプリングは断面が矩形状の角コイルスプリングである、ことを特徴とする請求項1〜16の何れかに記載のプーリ構造体。
- 前記第1回転体の内周壁に少なくとも1つの第1突起部が設けられ、
当該第1突起部と当接可能な第2突起部が前記第2回転体の外周壁に少なくとも1つ設けられ、
第1回転体と第2回転体とが所定の角度まで相対回転すると、前記角度を越える相対回転が規制される、ことを特徴とする請求項1〜17の何れかに記載のプーリ構造体。 - 前記第1回転体と前記第2回転体との間に摩擦部材が介装されている、ことを特徴とする請求項1〜18の何れかに記載のプーリ構造体。
- 前記摩擦部材は、前記第1回転体及び第2回転体うち何れか一方と、他方にスライド可能に設けられたプレッシャー板との間に介装されており、
前記プレッシャー板は、前記摩擦部材を前記一方へ押し付けようとする方向へ適宜の付勢手段により付勢されている、ことを特徴とする請求項19に記載のプーリ構造体。 - 前記コイルスプリングの外周側又は内周側のうち少なくとも何れか一側に筒状のスプリングホルダが設けられている、ことを特徴とする請求項1〜20の何れかに記載のプーリ構造体。
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