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JP5019048B2 - 燃料ポンプの取付構造 - Google Patents

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JP5019048B2
JP5019048B2 JP2007262424A JP2007262424A JP5019048B2 JP 5019048 B2 JP5019048 B2 JP 5019048B2 JP 2007262424 A JP2007262424 A JP 2007262424A JP 2007262424 A JP2007262424 A JP 2007262424A JP 5019048 B2 JP5019048 B2 JP 5019048B2
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Description

本発明は、自動二輪車の燃料タンクに燃料ポンプを取り付けるための構造に関する。
従来の燃料ポンプの取付構造として、燃料タンクの開口部に、燃料ポンプの蓋部と嵌合する段部が形成されたベースを固定し、さらに、ベースとの間に隙間が設けられてガイド部材が溶接された構造を有するものが知られている。この燃料ポンプの取付構造では、段部にOリングを装着して燃料ポンプを燃料タンク内に収容した後、ベースとガイド部材との隙間にリテーナを挿入することによって、燃料ポンプと燃料タンクとの間をOリングでシールした状態で燃料ポンプを燃料タンクに固定している(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−127003号公報
ところで、特許文献1に記載の燃料ポンプの取付構造では、ベース及びガイド部材を位置決めしながら燃料タンクの開口部に溶接し、さらにリテーナを挿入することによって燃料ポンプが取り付けられるため、部品点数及び取付工数が増加するので、製造コストが増大する可能性があり、改善の余地があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数及び取付工数を削減することができ、燃料ポンプをガタなく且つワンタッチで容易に取り付けることができる安価な燃料ポンプの取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、燃料噴射装置に送る燃料を貯蔵する燃料タンクと、燃料タンク内に取り付けられると共に、燃料を燃料噴射装置に供給する燃料ポンプと、を備え、燃料タンクの壁面にはポンプ取付穴が設けられ、燃料ポンプの筒部にはフランジ部が設けられ、ポンプ取付穴にシール部材を介して燃料ポンプが取り付けられる燃料ポンプの取付構造において、フランジ部は、燃料ポンプの筒部の上部に形成されてポンプ取付穴の蓋体となり、ポンプ取付穴に複数の係止片が周方向で互いに離間すると共に中心に向かって突出するように設けられ、燃料ポンプの筒部の外周面、複数の係止部が周方向で互いに離間するように設けられると共に、係止部は、フランジ部の下方に位置して径方向に突出するように形成され、係止片がフランジ部と係止部との隙間に配置されて、フランジ部と係止部とにより挟持されることにより、燃料ポンプが燃料タンクに取付固定されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、燃料タンクは、ポンプ取付穴の周囲に燃料タンクの壁面より一段低く形成される凹部を有し、シール部材が、フランジ部の下部に設けられる段部と、凹部の内周面との間に装着されて、燃料ポンプと係止片との間に径方向隙間が設けられた状態で、燃料ポンプが燃料タンクに取り付けられることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、係止部は、少なくとも一部に弾性部を有し、弾性部の弾性力によってフランジ部との間で係止片を挟持することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、係止部は、少なくともその一部の下面にリブが形成されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、係止片は、係止部との接触面に凸部を有することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、係止片が、円周方向に沿って湾曲して形成されることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、係止片は、高さの異なる複数の係止片からなることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、係止部は、係止片をフランジ部と係止部との間に挟持しながら燃料ポンプを回転させたとき、係止片に当接して燃料ポンプの回転方向位相を位置決めする位置決め突起部を有することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、燃料タンクは、上方に突出して形成される凸部を有し、燃料ポンプは、燃料タンクの凸部と係合又は当接する腕部を有することを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、フランジ部は、その下面にリング状のシール面を有し、シール面に装着されるシール部材によって、フランジ部と燃料タンクの壁面との間をシールすることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、燃料タンクは、ポンプ取付穴の周囲に円環状にビードが形成されることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、係止部は、燃料ポンプの上部に設けられる操作部を操作することによって径方向に出し入れ自在とされ、フランジ部と係止部とで係止片を挟持することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、フランジ部は、燃料ポンプの筒部の上部に形成されてポンプ取付穴の蓋体となり、ポンプ取付穴に複数の係止片が周方向で互いに離間すると共に中心に向かって突出するように設けられ、燃料ポンプの筒部の外周面、複数の係止部が周方向で互いに離間するように設けられると共に、係止部は、フランジ部の下方に位置して径方向に突出するように形成され、係止片がフランジ部と係止部との隙間に配置されて、フランジ部と係止部とにより挟持されることにより、燃料ポンプが燃料タンクに取付固定される。このため、燃料ポンプを、燃料タンク側の係止片と燃料ポンプ側の係止部とが当たらないようにポンプ取付穴に挿入して回転させるだけで、燃料タンクの係止片が燃料ポンプのフランジ部及び係止部により挟持されるので、燃料ポンプをガタつきなく且つワンタッチで容易に燃料タンクに取り付けることができる。また、部品点数及び取付工数を削減することができるので、安価な燃料ポンプの取付構造を提供することができる。
請求項2の発明によれば、燃料タンクが、ポンプ取付穴の周囲に燃料タンクの壁面より一段低く形成される凹部を有し、フランジ部の段部と凹部の内周面との間にシール部材が装着されて、燃料ポンプと係止片との間に径方向隙間が設けられた状態で、燃料ポンプが燃料タンクに取り付けられるため、燃料ポンプは、シール部材によって燃料タンクとの間がシールされると共に、ポンプ取付穴の中心と燃料ポンプの中心とが位置決めされる。また、燃料ポンプとポンプ取付穴との間に隙間が形成され、燃料ポンプとポンプ取付穴との干渉を防止することができる。
請求項3の発明によれば、係止部の少なくとも一部に弾性部を有し、弾性部の弾性力によってフランジ部との間で係止片を挟持するため、例え、製造によるバラツキが発生したとしても、弾性部の弾性力によって燃料ポンプをガタなく確実に保持し、固定することができる。
請求項4の発明によれば、係止部は、少なくともその一部の下面にリブが形成されるため、係止部の強度が強化されている。これにより、例え、燃料ポンプに大きな力が作用したとしても、ポンプ取付穴からの燃料ポンプのズレを極力防止することができる。
請求項5の発明によれば、係止片が、係止部との接触面に凸部を有するため、係止片に弾性が付与されている。これにより、例え、製造によるバラツキが発生したとしても、係止片の弾性力により燃料ポンプをガタなく確実に保持することができる。
請求項6の発明によれば、係止片が、円周方向に沿って湾曲して形成されるため、係止片に弾性が付与されている。これにより、例え、製造によるバラツキが発生したとしても、係止片の弾性力により燃料ポンプをガタなく確実に保持することができる。
請求項7の発明によれば、係止片は、高さの異なる複数の係止片からなるため、燃料ポンプは係止片を弾性変形させながら取り付けられる。これにより、例え、製造によるバラツキが発生したとしても、係止片の弾性力により燃料ポンプをガタなく確実に保持することができる。
請求項8の発明によれば、係止部が、係止片に当接して燃料ポンプの回転方向位相を位置決めする位置決め突起部を有するため、部品点数を増加させることなく、燃料ポンプを位置決め突起部が係止片に当接するまで回転させるだけで、所定の位置に位置決めして確実に取り付けることができる。
請求項9の発明によれば、燃料タンクが上方に突出する凸部を有し、燃料ポンプが凸部と係合又は当接する腕部を有するため、凸部と腕部とを係合又は当接させることで燃料ポンプの不要な回転を防止することができる。
請求項10の発明によれば、フランジ部の下面にリング状のシール面を有し、このシール面に装着されるシール部材によって、フランジ部と燃料タンクの壁面との間をシールするため、高いシール性能を得ることができる。また、シール部材の弾性力によって燃料ポンプをガタなく保持することができる。
請求項11の発明によれば、燃料タンクは、ポンプ取付穴の周囲に円環状のビードが形成されるため、ポンプ取付穴の周辺の剛性が向上されている。これにより、例え、燃料タンクに振動などが作用したとしても、燃料ポンプを確実に保持することができる。
請求項12の発明によれば、係止部は、燃料ポンプの上部に設けられる操作部を操作することによって径方向に出し入れ自在とされ、フランジ部と係止部とで係止片を挟持するため、取り付けに際して燃料ポンプを回転させる必要がなく、単に操作部を操作するだけで燃料ポンプを取り付けることができる。これにより、取付けスペースの狭い場合でも、燃料ポンプを燃料タンクに容易に取り付けることができる。
以下、本発明に係る燃料ポンプの取付構造の各実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
(第1実施形態)
まず、図1〜図7を参照して、本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第1実施形態について説明する。
図1は本発明に係る燃料ポンプの取付構造を適用した自動二輪車の側面図、図2は本発明に係る燃料ポンプの取付構造を適用した燃料タンクの斜視図、図3は図2に示す燃料タンクの一部切欠側面図、図4は図2に示す燃料ポンプの取付構造の概略斜視図、図5は燃料ポンプの断面図、図6は本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第1実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図、図7は図6に示すA−A線矢視断面図である。
本実施形態の自動二輪車100は、図1に示すように、メインフレーム80に固定的に連結されるヘッドパイプ81には、左右一対のフロントフォーク85が軸着され、その下端部において前輪WFが回転自在に軸支される。フロントフォーク85は、ハンドル82によって操舵可能とされており、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ84は、フロントフォーク85と一体的に操舵される。また、フロントフェンダ84の上方には、フロントカバー83が配設され、アッパーカバー86と共にメインフレーム80を覆っている。また、メインフレーム80の下方には、内燃機関としてのエンジン87が固定的に吊り下げられる。
また、メインフレーム80の後方には、ボディカバー88や乗員が着座するシート89等を支持するシートフレーム90が連結されており、その車両後方でシート89の下方には燃料タンク1が設置される。また、メインフレーム80の後方下部に一端軸が取り付けられるスイングアーム91は、シートフレーム90に接続されるリヤクッション92によって吊り下げられることで一端軸を回転軸として揺動可能とされており、その他端部には、駆動輪としての後輪WRが回転自在に軸支される。そして、本発明に係る燃料ポンプの取付構造は、燃料タンク1に適用される。なお、図1中の符号93はエアクリーナ、符号94はスロットルボディ、符号95はインジェクション(燃料噴射装置)、符号96は燃料パイプである。
燃料タンク1は、図2及び図3に示すように、鋼板からプレス成形された上側部材2及び下側部材3を、それぞれの周縁部4において溶接接合することで一体的な容器として形成したものである。そして、上側部材2には、給油の度に開閉される給油口5と、燃料ポンプ10を取り付けるためのポンプ取付穴6と、ポンプ取付穴6の周囲に設けられ、燃料タンク1の壁面より一段低く形成される略円筒形状の凹部16と、が設けられる。また、凹部16の周囲の壁面には、上方に突出する一対の凸部20が設けられる。また、ポンプ取付穴6は、燃料タンク1の組み立て時に燃料ポンプ10が一度取り付けられると、燃料ポンプ10の分解整備等が行われる時以外に開口されることはない。
ポンプ取付穴6は、円周方向に離間すると共に中心に向かって突出して形成される複数(本実施形態では45°間隔で計8個)の係止片17と、隣接する係止片17間に形成される平面視略コの字状の挿入溝18と、を有する開口である。換言すれば、係止片17及び挿入溝18は、ポンプ取付穴6の円周方向に交互に配置されている。
燃料ポンプ10は、図4に示すように、略円筒形状のハウジングである本体部11と、本体部11の上部に形成され、ポンプ取付穴6の蓋体となるフランジ部13と、燃料に混入した不純物等を濾過するフィルタを内蔵したストレーナ12と、を連結した構成とされている。フランジ部13の上部には、燃料の吐出口14及び駆動モータの駆動信号を受け取るコネクタ15が設けられるブロック部22が配設される。また、ブロック部22の側面には、工具穴21が形成されており、この工具穴21は、燃料ポンプ10をポンプ取付穴6に取り付ける際に、締め付け作業が容易となるように不図示の棒状工具が挿入されて使用される。
また、燃料ポンプ10は、図5に示すように、円筒状の本体部11の内部に駆動モータ60を内蔵しており、その回転軸61には、羽根車としてのインペラ62が取り付けられる。そして、駆動モータ60が駆動され、インペラ62が回転することによってストレーナ12から燃料が吸い出される。
図6に示すように、燃料ポンプ10のフランジ部13には、その下部が小径とされて段部24が形成される。また、本体部11の外周面には、ポンプ取付穴6の係止片17と係合される係止部25が複数(本実施形態では45°間隔で計8個)形成されており、この係止部25は、フランジ部13の下方から径方向に突出して形成される基部26と、この基部26から円周方向に片持ち状に延設される弾性部である爪部27と、を有する。また、爪部27は弾性を有し、上下方向に撓むことが可能である。また、フランジ部13の下面と爪部27の上面との隙間は、ポンプ取付穴6の係止片17の板厚より僅かに狭くなるように設定される。
フランジ部13の外周縁には、径方向に突出する一対の腕部30が形成されており、この腕部30の先端には、燃料ポンプ10をポンプ取付穴6に取り付けた際に、燃料タンク1の凸部20と係合する平面視略U字状の係合凹部31が形成される。また、図7に示すように、腕部30の先端には、腕部30が凸部20を乗り越えやすくなるように、係合凹部31側から円周方向外方に向かって次第に腕部30の厚さが薄くなる傾斜面32が形成される。
次に、燃料ポンプ10の燃料タンク1への取付手順について説明する。
図6に示すように、まず、燃料ポンプ10の段部24に耐油性ゴムなどで成形される円環状のシール部材33を装着した後、燃料ポンプ10を傾けながらストレーナ12の先端からポンプ取付穴6に挿入する。そして、燃料ポンプ10の係止部25とポンプ取付穴6の挿入溝18との位相合わせを行い、係止部25が挿入溝18を通過するように挿入して、フランジ部13が係止片17に接触するまで押し込み、燃料ポンプ10を矢印X方向に回転させる。これにより、係止片17がフランジ部13と係止部25との隙間に入り込み、係止部25の爪部27の弾性力によりフランジ部13と係止部25との間に挟持される。
燃料ポンプ10をポンプ取付穴6に挿入するとき、燃料ポンプ10の本体部11とポンプ取付穴6(係止片17の先端)との間には、隙間Sが設けられており、ポンプ挿入時の燃料ポンプ10と係止片17との干渉が防止される。また、シール部材33は、燃料ポンプ10の段部24と燃料タンク1の凹部16の内周面との間で弾性変形する。これにより、燃料タンク1と燃料ポンプ10との間が液密に封止されると共に、燃料ポンプ10がポンプ取付穴6の中心に位置決めされる。
また、燃料ポンプ10を回転させると同時に、フランジ部13の一対の腕部30が一対の凸部20を乗り越え、腕部30の係合凹部31が凸部20と係合する。これにより、燃料ポンプ10が位置決めされて燃料タンク1に固定されるため、燃料ポンプ10の不要な回転が防止される。
以上説明したように、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、ポンプ取付穴6に複数の係止片17が設けられ、燃料ポンプ10の本体部11に、係止片17をフランジ部13と挟持することで燃料ポンプ10を燃料タンク1に係止する係止部25が設けられるため、燃料ポンプ10を、燃料タンク1側の係止片17と燃料ポンプ10側の係止部25とが当たらないようにポンプ取付穴6に挿入して回転させるだけで、燃料タンク1の係止片17が燃料ポンプ10のフランジ部13及び係止部25により挟持されるので、燃料ポンプ10をガタつきなく且つワンタッチで容易に燃料タンク1に取り付けることができる。また、部品点数及び取付工数を削減することができるので、安価な燃料ポンプ10の取付構造を提供することができる。
また、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、燃料タンク1が、ポンプ取付穴6の周囲に燃料タンク1の壁面より一段低く形成される凹部16を有し、フランジ部13の段部24と凹部16の内周面との間にシール部材33が装着されて、燃料ポンプ10と係止片17との間に径方向隙間Sが設けられた状態で、燃料ポンプ10が燃料タンク1に取り付けられるため、燃料ポンプ10とポンプ取付穴6との間には隙間Sが形成されており、ポンプ挿入時の燃料ポンプ10とポンプ取付穴6との干渉を防止することができる。また、シール部材33が、燃料ポンプ10の段部24と燃料タンク1の凹部16の内周面との間で弾性変形するので、燃料タンク1と燃料ポンプ10との間が液密に封止されると共に、燃料ポンプ10がポンプ取付穴6の中心に位置決めされる。
また、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、係止部25に爪部27を有し、爪部27の弾性力によってフランジ部13との間で係止片17を挟持するため、例え、製造によるバラツキが発生したとしても、爪部27の弾性力によって燃料ポンプ10をガタなく確実に保持し、固定することができる。
さらに、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、燃料タンク1が上方に突出する凸部20を有し、燃料ポンプ10が凸部20と係合する腕部30を有するため、凸部20と腕部30とを係合させることで燃料ポンプ10の不要な回転を防止することができる。
(第2実施形態)
次に、図8を参照して、本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の燃料ポンプの取付構造では、フランジ部の一対の腕部及び燃料ポンプの係止部の形状が、第1実施形態の燃料ポンプの取付構造と異なり、その他の部分については、第1実施形態の燃料ポンプの取付構造と同様であるので、同一部分には同一符号又は相当符号を付して、その説明を簡略化又は省略する。
図8は本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第2実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。
本実施形態では、図8に示すように、燃料ポンプ10の本体部11の外周面に、90°間隔で配置される4個の第1係止部41と、この第1係止部41、41間(即ち、第1係止部41から45°回転した位相)に90°間隔で配置される4個の第2係止部42と、が径方向に突出して形成される。
第1係止部41は、平板状の片持ち梁として形成されており、上下方向に撓むことが可能な弾性部となっている。第1係止部41の上面とフランジ部13の下面との隙間は、ポンプ取付穴6の係止片17の板厚より僅かに狭くなっている。
第2係止部42の円周方向の一端部(本実施形態では反時計回転方向側の端部)には、上方に突出する位置決め突起部43が形成されており、この突起部43は、燃料ポンプ10が取り付けられた時、係止片17の端面に当接して燃料ポンプ10の回転方向位相を位置決めする。また、第2係止部42の下面にはリブ44が設けられており、第2係止部42の強度が補強されている。
フランジ部13は、径方向に突出する板状の一対の腕部40を有する。また、燃料タンク1には、燃料ポンプ10をポンプ取付穴6に取り付けたとき、それぞれの腕部40の反時計方向側となる位置に、上方に突出する一対の凸部20が形成される。
本実施形態の燃料ポンプ10の取付手順は、燃料ポンプ10を、第1係止部41及び第2係止部42とポンプ取付穴6の挿入溝18との位相合わせを行った後にポンプ取付穴6に挿入し矢印X方向に回転させる。これにより、係止片17がフランジ部13と第1係止部41及び第2係止部42との隙間に入り込み、第1係止部41の弾性力によりフランジ部13と第1係止部41との間に挟持される。
また、燃料ポンプ10を回転させると同時に、一対の腕部40が弾性変形しながら凸部20を乗り越えて、一対の腕部40が凸部20と当接すると共に、第2係止部42の位置決め突起部43が係止片17の端面に当接する。これにより、燃料ポンプ10は、矢印X方向への回転が位置決め突起部43により阻止され、矢印Xと反対方向への回転が凸部20により阻止されるため、位置決めされた状態で確実に固定される。
以上説明したように、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、燃料タンク1の係止片17が、第1係止部41の弾性力によって、燃料ポンプ10のフランジ部13と第1係止部41との間に挟持されるので、燃料ポンプ10をガタつきなく且つワンタッチで容易に燃料タンク1に取り付けることができる。
また、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、第2係止部42の下面にリブ44を形成するため、第2係止部42の強度が強化されている。これにより、例え、燃料ポンプ10に大きな力が作用したとしても、ポンプ取付穴6からの燃料ポンプ10のズレを極力防止することができる。
また、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、第2係止部42が、係止片17に当接して燃料ポンプ10の回転方向位相を位置決めする位置決め突起部43を有するため、部品点数を増加させることなく、燃料ポンプ10を位置決め突起部43が係止片17に当接するまで回転させるだけで、所定の位置に位置決めして確実に取り付けることができる。
さらに、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、燃料タンク1が上方に突出する凸部20を有し、燃料ポンプ10が凸部20と当接する腕部40を有するため、凸部20と腕部40とを当接させることで燃料ポンプ10の不要な回転を防止することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図9を参照して、本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の燃料ポンプの取付構造では、燃料ポンプの係止部の形状が、第2実施形態の燃料ポンプの取付構造と異なり、その他の部分については、第1及び第2実施形態の燃料ポンプの取付構造と同様であるので、同一部分には同一符号又は相当符号を付して、その説明を簡略化又は省略する。
図9は本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第3実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図、図10は第3実施形態の燃料ポンプの取付構造の変形例を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。
本実施形態では、図9に示すように、燃料ポンプ10の本体部11の外周面に、ポンプ取付穴6の係止片17と係合する係止部45が複数(本実施形態では45°間隔で計8個)形成されており、この係止部45は、本体部11に軸方向に沿って形成される一対のリブ44と、一対のリブ44の上端部同士を連結してフランジ部13と平行に形成される連結部46と、連結部46の上面の略中央部に形成され係止片17と当接される突起部47と、を有する。また、連結部46は、本体部11から離間しており、上下方向に撓むことが可能な弾性部として機能する。なお、本実施形態では、腕部40は片方だけ形成されている。
以上説明したように、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、燃料タンク1の係止片17が、係止部45の連結部46の弾性力によって、燃料ポンプ10のフランジ部13と係止部45との間に挟持されるので、燃料ポンプ10をガタつきなく且つワンタッチで容易に燃料タンク1に取り付けることができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1及び第2実施形態と同様である。
なお、本実施形態の変形例として、図10に示すように、係止片17及び係止部45の大きさを適宜調整して、その設置個数を本実施形態の8個から4個に変更するようにしてもよい。この場合、係止片17及び係止部45は90°間隔で配置される。
(第4実施形態)
次に、図11を参照して、本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第4実施形態について説明する。なお、本実施形態の燃料ポンプの取付構造では、燃料ポンプの係止部の形状が、第3実施形態の燃料ポンプの取付構造と異なり、その他の部分については、第1〜第3実施形態の燃料ポンプの取付構造と同様であるので、同一部分には同一符号又は相当符号を付して、その説明を簡略化又は省略する。
図11は本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第4実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。
本実施形態では、図11に示すように、燃料ポンプ10の本体部11の外周面に、ポンプ取付穴6の係止片17と係合する係止部48が複数(本実施形態では90°間隔で計4個)形成されており、この係止部48は、本体部11に軸方向に沿って形成される一対のリブ44と、一対のリブ44の上端部同士を連結してフランジ部13と平行に形成される連結部46と、連結部46の略中央部に形成され係止片17と当接される板バネ状の突起部49と、を有する。また、突起部49は、側面視略半円形状の板バネ部材であり、連結部46と協働して弾性変形可能な弾性部として機能する。
以上説明したように、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、燃料タンク1の係止片17が、係止部48の連結部46及び突起部49の弾性力によって、燃料ポンプ10のフランジ部13と係止部48との間に挟持されるので、燃料ポンプ10をガタつきなく且つワンタッチで容易に燃料タンク1に取り付けることができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1〜第3実施形態と同様である。
(第5実施形態)
次に、図12を参照して、本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第5実施形態について説明する。なお、本実施形態の燃料ポンプの取付構造では、燃料タンクの係止片及び燃料ポンプの係止部の形状が、第3実施形態の燃料ポンプの取付構造と異なり、その他の部分については、第1〜第3実施形態の燃料ポンプの取付構造と同様であるので、同一部分には同一符号又は相当符号を付して、その説明を簡略化又は省略する。
図12は本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第5実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。
本実施形態では、図12に示すように、燃料ポンプ10の本体部11の外周面に、ポンプ取付穴6の係止片17と係合する係止部50が複数(本実施形態では90°間隔で計4個)形成されており、この係止部50は、本体部11に軸方向に沿って形成される一対のリブ44と、一対のリブ44の上端部同士を連結してフランジ部13と平行に形成される連結部46と、連結部46の略中央部に形成される係合凹部51と、を有する。また、係合凹部51は、側面視略半円形状の板バネ部材であり、連結部46と協働して弾性変形可能な弾性部として機能する。
また、本実施形態では、係止片17の略中央部に係合凹部51と嵌合する係合凸部52が形成される。この係合凸部52は、側面視略半円形状の板バネ部材であり、弾性変形可能な弾性部として機能する。
以上説明したように、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、燃料タンク1の係止片17が、係止部50の連結部46及び係合凹部51と係止片17の係合凸部52の弾性力によって、燃料ポンプ10のフランジ部13と係止部50との間に挟持されるので、燃料ポンプ10をガタつきなく且つワンタッチで容易に燃料タンク1に取り付けることができる。
また、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、係止片17が、係止部50との接触面に係合凸部52を有するため、係止片17に弾性が付与されている。これにより、例え、製造によるバラツキが発生したとしても、係止片17の弾性力により燃料ポンプ10をガタなく確実に保持することができる。
さらに、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、燃料ポンプ10を燃料タンク1に取り付けるときに、係止片17の係合凸部52が係止部50の係合凹部51と嵌合するため、作業者がクリック感を得ることができ、燃料ポンプ10が正しい位置に取り付けられたことを実感することができる。また、係合凹部51と係合凸部52との係合は、回り止めの機能も有している。
その他の構成及び作用効果については、上記第1〜第3実施形態と同様である。
(第6実施形態)
次に、図13を参照して、本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第6実施形態について説明する。なお、本実施形態の燃料ポンプの取付構造では、燃料タンクの係止片及び燃料ポンプの係止部の形状が、第3実施形態の燃料ポンプの取付構造と異なり、その他の部分については、第1〜第3実施形態の燃料ポンプの取付構造と同様であるので、同一部分には同一符号又は相当符号を付して、その説明を簡略化又は省略する。
図13は本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第6実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。
本実施形態では、図13に示すように、燃料ポンプ10の本体部11の外周面に、ポンプ取付穴6の係止片17と係合する係止部53が複数(本実施形態では90°間隔で計4個)形成されており、この係止部53は、本体部11に軸方向に沿って形成される一対のリブ44と、一対のリブ44の上端部同士を連結してフランジ部13と平行に形成される連結部46と、を有する。また、本実施形態では、係止片17が円周方向に沿って下方に向かって湾曲して形成される。
以上説明したように、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、燃料タンク1の係止片17が、円周方向に沿って湾曲して形成された係止片17の弾性力によって、燃料ポンプ10のフランジ部13と係止部53との間に挟持されるので、燃料ポンプ10をガタつきなく且つワンタッチで容易に燃料タンク1に取り付けることができる。
さらに、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、係止片17が、円周方向に沿って湾曲して形成されるため、係止片17に弾性が付与されている。これにより、例え、製造によるバラツキが発生したとしても、係止片17の弾性力により燃料ポンプ10をガタなく確実に保持することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1〜第3実施形態と同様である。
(第7実施形態)
次に、図14及び図15を参照して、本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第7実施形態について説明する。なお、本実施形態の燃料ポンプの取付構造では、燃料タンクの係止片の形状が、第6実施形態の燃料ポンプの取付構造と異なり、その他の部分については、第1〜第3及び第6実施形態の燃料ポンプの取付構造と同様であるので、同一部分には同一符号又は相当符号を付して、その説明を簡略化又は省略する。
図14は本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第7実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図、図15は係止片の形状を説明するためのポンプ取付穴の要部断面図である。
本実施形態では、図14に示すように、燃料ポンプ10の本体部11の外周面に4個の係止部53が90°間隔で設けられると共に、ポンプ取付穴6に2個の係止片17A及び2個の係止片17Bが90°間隔で交互に設けられる。そして、図15に示すように、2個の係止片17Aは、2個の係止片17Bより下方に形成されており、係止片17A,17Bの高さが異なるように配置されている。
以上説明したように、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、燃料タンク1の係止片17A,17Bが、高さが異なって配置された係止片17A,17Bの弾性力によって、燃料ポンプ10のフランジ部13と係止部53との間に挟持されるので、燃料ポンプ10をガタつきなく且つワンタッチで容易に燃料タンク1に取り付けることができる。
また、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、係止片17A,17Bが高さを異ならせて配置されるため、係止片17A,17Bが燃料ポンプ10のフランジ部13と係止部53との間に挟持されることによって、係止片17Aが係止部53の上面に押圧されて上方へ弾性変形し、係止片17Bがフランジ部13の下面に押圧されて下方へ弾性変形する。これにより、例え、製造によるバラツキが発生したとしても、係止片17A,17Bの弾性力により燃料ポンプ10をガタなく確実に保持することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1〜第3及び第6実施形態と同様である。
(第8実施形態)
次に、図16を参照して、本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第8実施形態について説明する。なお、本実施形態の燃料ポンプの取付構造では、燃料ポンプのフランジ部の形状が、第1実施形態の燃料ポンプの取付構造と異なり、その他の部分については、第1実施形態の燃料ポンプの取付構造と同様であるので、同一部分には同一符号又は相当符号を付して、その説明を簡略化又は省略する。
図16は本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第8実施形態を説明するための要部側面図である。
本実施形態では、図16に示すように、燃料タンク1の上側部材2と対向するフランジ部13の下面にリング状溝54が形成されており、このリング状溝54にOリングなどのシール部材55が装着される。そして、燃料ポンプ10を燃料タンク1に取り付けると、シール部材55がフランジ部13と燃料タンク1の上側部材2との間を液密に封止する。
以上説明したように、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、フランジ部13の下面にリング状溝54を有し、リング状溝54に装着されるシール部材55によって、フランジ部13と燃料タンク1の壁面との間をシールするため、燃料ポンプ10と燃料タンク1との間を2本のシール部材33,55によって径方向及び面方向で二重にシールするので、高いシール性能を得ることができる。これにより、例え、関連部品に製作誤差などがあったとしても、確実にシールすることができる。また、シール部材55の弾性力によって燃料ポンプ10をガタなく保持することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
(第9実施形態)
次に、図17を参照して、本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第9実施形態について説明する。なお、本実施形態の燃料ポンプの取付構造では、燃料ポンプの係止部の形状が、第1〜第8実施形態の燃料ポンプの取付構造と異なり、その他の部分については、第1実施形態の燃料ポンプの取付構造と同様であるので、同一部分には同一符号又は相当符号を付して、その説明を簡略化又は省略する。
図17は本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第9実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。
本実施形態では、図17に示すように、燃料ポンプ10の本体部11に、燃料ポンプ10の上部に設けられる操作部58を回動操作することによって本体部11に対して径方向に出し入れ自在な係止部56が4個設けられる。また、係止部56の上面には、係止片17と当接される突起部57が形成される。
本実施形態の燃料ポンプ10の取付手順は、燃料ポンプ10を、係止部56とポンプ取付穴6の係止片17との位相合わせを行った後にポンプ取付穴6に挿入し操作部58回動操作する。これにより、係止部56が本体部11から進出して、係止部56とフランジ部13との間に係止片17が挟持される。
以上説明したように、本実施形態の燃料ポンプの取付構造によれば、係止部56は、燃料ポンプ10の上部に設けられる操作部58を操作することによって径方向に出し入れ自在とされ、フランジ部13と係止部56とで係止片17を挟持するため、取り付けに際して燃料ポンプ10を回転させる必要がなく、単に操作部58を操作するだけで燃料ポンプ10を取り付けることができる。これにより、取付けスペースの狭い場合でも、燃料ポンプ10を燃料タンク1に容易に取り付けることができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
なお、燃料タンク1の変形例として、図18に示すように、凹部16の周囲の平面部分に、断面略逆V字状のビード19を円環状に形成するようにしてもよい。この場合、ポンプ取付穴6の周辺の剛性が向上されるので、例え、燃料タンク1に振動などが作用したとしても、燃料ポンプ10を確実に保持することができる。
本発明に係る燃料ポンプの取付構造を適用した自動二輪車の側面図である。 本発明に係る燃料ポンプの取付構造を適用した燃料タンクの斜視図である。 図2に示す燃料タンクの一部切欠側面図である。 図2に示す燃料ポンプの取付構造の概略斜視図である。 燃料ポンプの断面図である。 本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第1実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。 図6に示すA−A線矢視断面図である。 本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第2実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。 本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第3実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。 第3実施形態の燃料ポンプの取付構造の変形例を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。 本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第4実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。 本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第5実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。 本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第6実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。 本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第7実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。 係止片の形状を説明するためのポンプ取付穴の要部断面図である。 本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第8実施形態を説明するための要部側面図である。 本発明に係る燃料ポンプの取付構造の第9実施形態を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は要部側面図である。 燃料タンクの変形例を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 燃料タンク
2 上側部材
3 下側部材
4 周縁部
5 給油口
6 ポンプ取付穴
10 燃料ポンプ
11 本体部
12 ストレーナ
13 フランジ部
16 凹部
17 係止片
18 挿入溝
19 ビード
20 凸部
24 段部
25 係止部
26 基部
27 爪部(弾性部)
30 腕部
31 係合凹部
32 傾斜面
33 シール部材
41 第1係止部(弾性部)
42 第2係止部
43 位置決め突起部
44 リブ
45 係止部
46 連結部(弾性部)
47 突起部
48 係止部
49 突起部(弾性部)
50 係止部
51 係合凹部(弾性部)
52 係合凸部(弾性部)
53 係止部
54 リング状溝(シール面)
55 シール部材
56 係合部
57 突起部
58 操作部

Claims (12)

  1. 燃料噴射装置に送る燃料を貯蔵する燃料タンクと、前記燃料タンク内に取り付けられると共に、燃料を前記燃料噴射装置に供給する燃料ポンプと、を備え、
    前記燃料タンクの壁面にはポンプ取付穴が設けられ、
    前記燃料ポンプの筒部にはフランジ部が設けられ、
    前記ポンプ取付穴にシール部材を介して前記燃料ポンプが取り付けられる燃料ポンプの取付構造において、
    前記フランジ部は、前記燃料ポンプの前記筒部の上部に形成されて前記ポンプ取付穴の蓋体となり、
    前記ポンプ取付穴に複数の係止片が周方向で互いに離間すると共に中心に向かって突出するように設けられ、
    前記燃料ポンプの前記筒部の外周面、複数の係止部が周方向で互いに離間するように設けられると共に、前記係止部は、前記フランジ部の下方に位置して径方向に突出するように形成され、
    前記係止片が前記フランジ部と前記係止部との隙間に配置されて、前記フランジ部と前記係止部とにより挟持されることにより、前記燃料ポンプが前記燃料タンクに取付固定されることを特徴とする燃料ポンプの取付構造。
  2. 前記燃料タンクは、前記ポンプ取付穴の周囲に前記燃料タンクの壁面より一段低く形成される凹部を有し、
    前記シール部材が、前記フランジ部の下部に設けられる段部と、前記凹部の内周面との間に装着されて、前記燃料ポンプと前記係止片との間に径方向隙間が設けられた状態で、
    前記燃料ポンプが前記燃料タンクに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプの取付構造。
  3. 前記係止部は、少なくとも一部に弾性部を有し、
    前記弾性部の弾性力によって前記フランジ部との間で前記係止片を挟持することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプの取付構造。
  4. 前記係止部は、少なくともその一部の下面にリブが形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプの取付構造。
  5. 前記係止片は、前記係止部との接触面に凸部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプの取付構造。
  6. 前記係止片が、円周方向に沿って湾曲して形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプの取付構造。
  7. 前記係止片は、高さの異なる複数の係止片からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプの取付構造。
  8. 前記係止部は、前記係止片を前記フランジ部と前記係止部との間に挟持しながら前記燃料ポンプを回転させたとき、前記係止片に当接して前記燃料ポンプの回転方向位相を位置決めする位置決め突起部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプの取付構造。
  9. 前記燃料タンクは、上方に突出して形成される凸部を有し、
    前記燃料ポンプは、前記燃料タンクの前記凸部と係合又は当接する腕部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプの取付構造。
  10. 前記フランジ部は、その下面にリング状のシール面を有し、
    前記シール面に装着されるシール部材によって、前記フランジ部と前記燃料タンクの壁面との間をシールすることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプの取付構造。
  11. 前記燃料タンクは、前記ポンプ取付穴の周囲に円環状にビードが形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプの取付構造。
  12. 前記係止部は、燃料ポンプの上部に設けられる操作部を操作することによって径方向に出し入れ自在とされ、前記フランジ部と前記係止部とで前記係止片を挟持することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポンプの取付構造。
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