[go: up one dir, main page]

JP5016794B2 - 反射防止フィルム - Google Patents

反射防止フィルム Download PDF

Info

Publication number
JP5016794B2
JP5016794B2 JP2005189323A JP2005189323A JP5016794B2 JP 5016794 B2 JP5016794 B2 JP 5016794B2 JP 2005189323 A JP2005189323 A JP 2005189323A JP 2005189323 A JP2005189323 A JP 2005189323A JP 5016794 B2 JP5016794 B2 JP 5016794B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
solvent
lower layer
coating agent
refractive index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005189323A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007010829A (ja
Inventor
博行 松田
俊良 吾妻
誠二 前原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okura Kogyo KK
Original Assignee
Okura Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okura Kogyo KK filed Critical Okura Kogyo KK
Priority to JP2005189323A priority Critical patent/JP5016794B2/ja
Publication of JP2007010829A publication Critical patent/JP2007010829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5016794B2 publication Critical patent/JP5016794B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、LCDやPDP等のディスプレイの表面に用いられる反射防止フィルムおよびその製造方法に関する。
LCDやPDP等のディスプレイの表面には一般的に反射防止フィルムが設けられている。反射防止フィルムとしては、基材フィルムの表面にハードコート層を形成し、ハードコート層の表面に、屈折率が調整された反射防止層を単層或いは複数層積層して作製したものが知られている。
反射防止フィルムはディスプレイの最表面に使用されることがほとんどであり、表面を拭き掃除した際に傷付くことがないよう耐擦傷性に優れていることが要求性能の一つとして挙げられている。表面の耐擦傷性の改善方法としては、最外層の表面硬度を高くするのが一般的である。しかしながら、最外層の表面硬度を高くするためには使用する塗工剤が制約されるため、他の要求性能も十分に満たすような反射防止フィルムを作製することが困難であった。
一方、最外層とその直下の層との密着性を向上させることで耐擦傷性を向上させることが提案されている。密着性を改善する方法としては、下層が半硬化の状態の時に最外層の塗工剤を塗工し、最外層と下層とが層間で混合した状態とする方法(特許文献1参照)や、コロナ放電処理などによって密着性を向上させる方法(特許文献2参照)などがある。
また、耐擦傷性を改善する方法についてのものではないが、透明基材フィルムとハードコートとの密着性を向上させることを目的として、ハードコート塗工剤の中に基材を溶解させる溶剤を用いることが提案されている(特許文献3参照)。
しかしながら、下層が半硬化の状態で上層の塗工剤を塗工したり、直下にあるフィルムを溶解させる溶剤を用いて塗工を行うといった場合には、下側の樹脂成分と上側の樹脂成分との混ざり具合なども考慮して膜厚を制御しなければならないことから、膜厚制御が困難となる。また、コロナ放電処理などの表面処理をして密着性を向上させようとすると、表面処理を施すために装置が必要となると共に、処理工程の増加に伴ってコストがかかってしまうという問題がある。
特開平6−18704号公報 特開2003−294907号公報 特開平6−16851号公報
そこで、本発明においては、膜厚制御に困難性を有することなく、尚且つ表面処理のように新たな処理を施さなくても耐擦傷性に優れた反射防止フィルムを提供することを目的とする。また該反射防止フィルムの製造方法を提供することも同時に目的とする。
本発明は、以下に示す反射防止フィルムおよびその製造方法に関する。
すなわち、透明基材フィルム上に架橋構造を有する硬化状態の下層が形成されており、更に該下層上に塗工剤が塗工硬化されて最外層が形成された反射防止フィルムにおいて、前記最外層の塗工剤に用いる溶剤のSP値が、前記下層のマトリックスを形成する樹脂成分のSP値(硬化状態)に対して−1以上、+1以下であることを特徴とする。
また、前記下層のマトリックスを形成する樹脂が紫外線硬化型樹脂であり、該下層は紫外線照射されていることを特徴とする。前記溶剤はケトン系溶剤及びアルコール系溶剤を含有し、ケトン系溶剤とアルコール系溶剤の合計量が溶剤全体の80重量%以上であることを特徴とする。
更に基材フィルム上に、直接あるいは他の層を介して、紫外線硬化型樹脂と光重合開始剤とを含む塗工剤を塗工し、紫外線を照射して下層を形成した後、該下層上に最外層となる塗工剤を塗工する反射防止フィルムの製造方法であって、前記最外層の塗工剤に用いる溶剤のSP値が、前記下層のマトリックスを形成する樹脂成分のSP値(硬化状態)に対して−1以上、+1以下であることを特徴とする。
本発明においては、基材フィルム上に形成された硬化状態の下層上に塗工剤を塗工して最外層を形成する際に、最外層用の塗工剤の溶剤として特定のものを使用することで、膜厚制御に困難性を有することがなく、尚且つ表面処理のような新たな処理を施さなくても耐擦傷性に優れた反射防止フィルムを得ることができる。
本発明の反射防止フィルムは、透明基材フィルム上に下層を形成し、下層上に最外層を形成したものである。反射防止フィルムの具体的な構成としては、「透明基材フィルム/ハードコート層/低屈折率層」(構成1)、「透明基材フィルム/ハードコート層/高屈折率層/低屈折率層」(構成2)、「透明基材フィルム/ハードコート層/中屈折率層/高屈折率層/低屈折率層」(構成3)などが挙げられるが、本発明の下層としては、最外層をなす低屈折率層に接する位置に形成されている、構成1の場合はハードコート層、構成2及び構成3の場合は高屈折率層のことを示す。ただし、本発明における反射防止フィルムの積層構成については、上に記載したものに特に限定されるものではない。
以下には、本発明にかかる反射防止フィルムの一例として「透明基材フィルム/ハードコート層/高屈折率層/低屈折率層」となる構成2の場合について説明する。
本実施形態の反射フィルムは、透明基材フィルム表面にハードコート層用の塗工剤、高屈折率層用の塗工剤及び最外層となる低屈折率層用の塗工剤をこの順序で塗工することによって製造されるものであり、特に高屈折率層用の塗工剤を塗工後硬化(半硬化状態ではない。)させた後に、低屈折率層を塗工硬化させたものである。
本発明の透明基材フィルムとしては、透明性のあるフィルムであればいずれのフィルムでもよい。ハードコート層用の塗工剤としては、樹脂成分と必要に応じて無機微粒子を配合し適宜溶剤に溶解させたものを使用する。樹脂成分としてアクリル系の紫外線硬化型樹脂が好ましい。アクリル系の紫外線硬化型樹脂としては、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート、ポリブタジエンアクリレート、シリコーンアクリレートや1,4−ブタンジオール(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサジオール(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、3−メチルペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールビスβ−(メタ)アクリロイルオキシプロピネート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリ(2−ヒドロキシエチル)イソシアネートジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、2,3−ビス(メタ)アクリロイルオキシルエチルオキシメチル[2.2.1]ヘプタン、1,2−ビス(メタ)アクリロイルオキシメチルヘキサン、ノナエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラデカンエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、10−デカンジオール(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリル酸エステルや、N−ビニルピロリドン、エチルアクリレート、プロピルアクリレート等のアクリル酸エステル類、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、イソオクチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ノニルフェニルメタクリレート等の(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。また、無機微粒子、導電性微粒子、光開始剤、分散剤等を適宜配合することによって硬度や屈折率の調整などをすることが好ましい。
高屈折率層用の塗工剤としては、ハードコート層用の塗工剤と同様にアクリル系の紫外線硬化型樹脂と、屈折率を調整するための無機微粒子を適宜溶剤に溶解または分散させたものを使用する。屈折率を調整する無機微粒子としては、ZrO、TiO、ZnS、CeO、SiO、Ti、Ti、ZnO、或いは導電性を有するITO(スズ含有酸化インジウム)やATO(アンチモン含有酸化スズ)、Sb等の金属酸化物微粒子が挙げられる。
最外層となる低屈折率層用の塗工剤についても、前記ハードコート層用、高屈折率層用の塗工剤と同様にアクリル系の紫外線硬化型樹脂と、屈折率を調整するための無機微粒子を適宜溶剤に溶解または分散させたものを使用するが、特に、樹脂成分としてフッ素原子を含んだアクリル系の紫外線硬化型樹脂を使用したものや、屈折率を下げるためにSiO、中空シリカ、フッ化マグネシウム等の無機微粒子を配合したものを使用するのが好ましい。
本発明においては、最外層となる低屈折率層の塗工剤に用いる溶剤として、SP値(溶解度パラメータ)が高屈折率層(下層)のマトリックスを形成する樹脂成分のSP値(硬化状態)に対して−1以上、+1以下であるものを使用することを特徴とするものである。なお、本発明における溶剤のSP値は、混合溶剤の場合、単一の溶剤のSP値ではなく、混合溶剤のSP値を意味している。したがって、SP値の異なる溶剤を混合してSP値が上記範囲に入るように調整することが可能となり、耐擦傷性に優れた反射防止フィルムを作製することができる。
一般に、SP値は物質の極性を示す指標であり、溶剤のSP値と溶質のSP値とが類似しているものほど溶解性が良いとされている。
低屈折率層用塗工剤に用いる溶剤のSP値と、直下に形成した高屈折率層の硬化状態におけるマトリックスを形成する樹脂成分のSP値との差が1を越える場合には、密着性が低下して反射防止フィルムの表面に傷がつきやすくなってしまうので好ましくない。
低屈折率層用塗工剤の溶剤は、上記SP値に加えて蒸発速度や塗膜粘度をコントロールして、塗膜を効率よく且つ均一な膜厚になるよう選択される。通常は、沸点が100℃以下の低沸点溶剤と、沸点が100℃以上の高沸点溶剤とを適宜比率で混合して使用する場合が多い。
使用される溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンやシクロヘキサノンなどのケトン系溶剤、メタノール、エタノール、ノルマルプロパノール、イソプロパノール、ノルマルブタノール、イソブタノールなどのアルコール系溶剤、ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、スチレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチルなどが挙げられる。この中でも、ケトン系溶剤やアルコール系溶剤が好ましく、特に、ケトン系溶剤とアルコール系溶剤の合計量が溶剤全体の80重量%以上であることが好ましい。
本発明においては、下層が硬化した後に最外層である低屈折率層用の塗工剤を塗工するものであり、しかも塗工後に溶剤は短時間で揮発すると考えられるので、通常、SP値は溶解性を表すものであるが、本発明における最外層用の溶剤が下層の高屈折率層(硬化しているので架橋構造を有していると考えられる。)を溶解或いは膨潤させるとは考えられない。したがって、本発明の構成とすることで耐擦傷性が向上する理由については明らかではないが、最外層用塗工剤の溶剤のSP値と下層の硬化状態の樹脂成分のSP値とを類似させることによって下層と最外層との親和性が良くなり、これにより密着性が向上して耐擦傷性に優れる反射防止フィルムが形成されているのではないかと考えられる。
なお、ここまでは上述した構成2(「透明基材フィルム/ハードコート層/高屈折率層/低屈折率層」)の場合について説明したが、構成1および構成3の構成においても、最外層用の塗工剤の溶剤を調整することによって耐擦傷性の優れた反射防止フィルムを得ることができる。すなわち、ハードコート層上に低屈折率層(最外層)を形成する構成1の場合、低屈折率層用塗工剤の溶剤を、ハードコート層の硬化状態におけるマトリックスを形成する樹脂成分のSP値に対して−1以上、+1以下に調整されたものを使用することによって、耐擦傷性に優れる反射防止フィルムを作製することができる、また、構成3の場合においても同様である。
(1)ハードコート層の形成
透明基材フィルムは、厚さ80μmのトリアセチルセルロースフィルムを使用した。
ハードコート層用の塗工剤は、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとの混合物300重量部、光重合開始剤9.0重量部、光増感剤6.0重量部を、685重量部のイソプロピルアルコール/エタノール=70/30重量%の混合溶剤に溶解したものである。
このハードコート層用の塗工剤を透明基材フィルムの表面に、グラビアコーターを用いて塗工し、80℃で乾燥後、紫外線を照射して厚さ6μmのハードコート層を形成した。
(2)中屈折率層の形成
中屈折率層用の塗工剤は、ITO微粒子230重量部、分散剤30重量部、イソプロピルアルコール670重量部をダイノミルで分散し、遠心分離機により粗大粒子を除去、平均粒子径50nmの分散液とし、これにウレタンアクリレート107.5重量部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート37.5重量部そして光重合開始剤3.8重量部を加え、イソプロピルアルコール/エタノール=70/30重量%の混合溶剤で5重量%濃度としたものである。
この中屈折率層用塗工液を、ハードコート層上にグラビアコーターを用いて塗工し、80℃で乾燥後、紫外線を照射し、75nmの中屈折率層を形成した。
(3)高屈折率層の形成
高屈折率層用の塗工剤は、酸化チタン250重量部、分散剤50重量部、イソプロピルアルコール700重量部をダイノミルで分散し、遠心分離機により粗大粒子を除去、平均粒子径40nmの分散液とし、これにウレタンアクリレート32.5重量部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート30.0重量部そして光重合開始剤3.2重量部を加え、イソプロピルアルコール/エタノール=70/30重量%の混合溶剤で5重量%濃度にしたものである。
この高屈折率層用の塗工剤を、中屈折率層上にグラビアコーターを用いて塗工し、80℃で乾燥後、紫外線を照射し、厚さ95nmの高屈折率層を形成した。なお、硬化した高屈折率層の樹脂成分のSP値は10.6である。
(4)低屈折率層用の塗工剤の調整
低屈折率層用の塗工剤は、含フッ素系共重合体45重量部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート25重量部、シリカ微粒子25重量部及び光重合開始剤5重量部に、下記表1の実施例1〜6ならびに比較例1〜3に示す溶剤を加えて希釈し、低屈折率層形成成分の濃度が4重量%、溶剤が96重量%の塗工剤を調整した。
Figure 0005016794
(5)最外層の形成
上記(4)で調整された低屈折率用の塗工剤を、高屈折率層の上にマイクログラビアを用いて塗工し、80℃で乾燥後、紫外線を照射し、厚さ100nmの最外層を形成し反射防止フィルムを製造した。
(6)耐擦傷性試験
耐擦傷性の試験は、新東科学株式会社製往復摩耗試験機「HEIDON トライポギア TYPE:30」を用いて行なった。ステージに固定した反射防止フィルムの表面に、ベンコット(M−3)を取付けた摩耗ヘッドを荷重250gf/cm、荷重500gf/cmで押し付けた状態で表面を擦る方向に10往復させることにより行い、10往復させた後に反射防止フィルム表面にできた傷の数で評価を行った。下記の表2に結果を示す。
Figure 0005016794
表2に示すように、最外層用の塗工剤に用いた溶剤のSP値が、高屈折率層(中間層)に使用した樹脂(硬化状態)のSP値(10.6)からプラスマイナス1以内である実施例1〜5の塗工剤を使用した場合に、同じ樹脂組成であるにもかかわらず、ベンコットの荷重が250gf/cmの場合であっても荷重500gf/cmの場合であっても、10.6から1以上離れたSP値の値となっている比較例1〜3に比べて傷つきにくいことが分かる。

Claims (4)

  1. 透明基材フィルム上に架橋構造を有し、膨潤或いは溶解していない硬化状態の下層が形成されており、更に該下層上に塗工剤が塗工硬化されて最外層が形成された反射防止フィルムにおいて、
    前記最外層の塗工剤に用いる溶剤のSP値が、前記下層のマトリックスを形成する樹脂成分のSP値(硬化状態)に対して−1以上、+1以下であることを特徴とする反射防止フィルム。
  2. 前記下層のマトリックスを形成する樹脂が紫外線硬化型樹脂であり、該下層は紫外線照射されていることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム。
  3. 前記溶剤はケトン系溶剤及びアルコール系溶剤を含有し、ケトン系溶剤とアルコール系溶剤の合計量が溶剤全体の80重量%以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の反射防止フィルム。
  4. 基材フィルム上に、直接あるいは他の層を介して、紫外線硬化型樹脂と光重合開始剤とを含む塗工剤を塗工し、紫外線を照射して架橋構造を有する下層を形成した後、該下層上に、該下層を膨潤或いは溶解させることなく最外層となる塗工剤を塗工する反射防止フィルムの製造方法において、
    前記最外層の塗工剤に用いる溶剤のSP値が、前記下層のマトリックスを形成する樹脂成分のSP値(硬化状態)に対して−1以上、+1以下であることを特徴とする反射防止フィルムの製造方法。
JP2005189323A 2005-06-29 2005-06-29 反射防止フィルム Active JP5016794B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005189323A JP5016794B2 (ja) 2005-06-29 2005-06-29 反射防止フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005189323A JP5016794B2 (ja) 2005-06-29 2005-06-29 反射防止フィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007010829A JP2007010829A (ja) 2007-01-18
JP5016794B2 true JP5016794B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=37749462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005189323A Active JP5016794B2 (ja) 2005-06-29 2005-06-29 反射防止フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5016794B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008004622A1 (de) 2008-01-16 2009-07-23 Bayer Materialscience Ag Silikahaltige UV-vernetzbare Hardcoatbeschichtungen mit Urethanacrylaten
JP6130163B2 (ja) * 2013-02-25 2017-05-17 帝人株式会社 ポリカーボネート樹脂積層体
JP2017032711A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 日東電工株式会社 防眩フィルム
US11567670B2 (en) 2019-10-25 2023-01-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Firmware-based SSD block failure prediction and avoidance scheme
JP7225137B2 (ja) * 2020-01-06 2023-02-20 日東電工株式会社 防眩フィルム
US11500753B2 (en) 2020-09-02 2022-11-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Multi-non-volatile memory solid state drive block-level failure prediction with unified device log

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001279184A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Toto Ltd プライマ−組成物、及び光触媒性部材
JP4001495B2 (ja) * 2001-03-30 2007-10-31 日本山村硝子株式会社 有機基材用コーティング組成物
JP4187487B2 (ja) * 2001-09-04 2008-11-26 大日本印刷株式会社 コーティング組成物、その塗膜、反射防止膜、反射防止フィルム、及び、画像表示装置
JP4193591B2 (ja) * 2003-05-28 2008-12-10 ソニー株式会社 偏光分離素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007010829A (ja) 2007-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI468478B (zh) 抗反射塗膜之製造方法
CN108431639B (zh) 抗反射膜
JP6061444B2 (ja) 反射防止部材、およびその製造方法
CN101878276B (zh) 具有增强的耐磨性和指纹痕迹可除去性的涂料组合物和涂膜
TWI435922B (zh) 抗反射膜及其製造方法
CN102667534B (zh) 光学薄膜的制造方法、光学薄膜、偏振板以及图像显示装置
JP4327189B2 (ja) 赤外線遮断ハードコーティング、その製造方法およびそれを含む積層複合膜
JP5810504B2 (ja) 積層体およびその製造方法
JP6317256B2 (ja) 感光性樹脂組成物及び反射防止フィルム
TWI636277B (zh) 抗反射膜
TWI504699B (zh) 抗反射塗膜組成物及抗反射塗膜
TWI695866B (zh) 防眩性塗佈用硬化性組成物
TW201213840A (en) Optical film and method for producing the same
KR101953594B1 (ko) 투명 피막 형성용 도포액 및 투명 피막부 기재
JP2008197320A (ja) 防眩性コーティング組成物、防眩フィルムおよびその製造方法
JP2009280786A (ja) 透明膜形成用組成物及び積層透明膜
CN1378089A (zh) 光学用膜
JP2008183794A (ja) ハードコートフィルムの製造方法
JP2012150226A (ja) 反射防止フィルム、反射防止フィルムの製造方法及び画像表示装置
JP5016794B2 (ja) 反射防止フィルム
JP7343273B2 (ja) 防眩性フィルム、防眩性フィルムの製造方法、光学部材および画像表示装置
JP6152630B2 (ja) 光学フィルム
TWI391250B (zh) 光學層合體
JP4778396B2 (ja) 塗工剤及びそれを用いた反射防止フィルム
JP4479198B2 (ja) 反射防止フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120604

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120611

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5016794

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250