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JP5012054B2 - 開閉可能な蓋材を有するキャップ - Google Patents

開閉可能な蓋材を有するキャップ Download PDF

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JP5012054B2
JP5012054B2 JP2007020958A JP2007020958A JP5012054B2 JP 5012054 B2 JP5012054 B2 JP 5012054B2 JP 2007020958 A JP2007020958 A JP 2007020958A JP 2007020958 A JP2007020958 A JP 2007020958A JP 5012054 B2 JP5012054 B2 JP 5012054B2
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Description

本発明は、広口容器に収納されている収納物を、キャップを取り外すことなく取り出すことのできるキャップに関するものである。収納物としては、洋風だし、乾燥食材、焼き菓子等の固形状物、調味料、加工食材等の顆粒状物、洗剤、入浴剤等の紛体物等が例示できる。
広口容器の蓋をワンタッチで開口できる技術が知られている。上記容器は、開口用のバネ部材により閉方向に付勢されたキャップを備えており、開閉用ボタンを押し下げることによりキャップ本体と蓋材を係止する係止爪同士の係止が解除され、蓋が開口するように構成されている。(例えば、特許文献1参照)
以下に先行技術文献を示す。
特開2006−69669号公報
上記容器を落下させたりして容器に衝撃が加わると係止爪同士の係止が外れ、蓋が開口してしまう問題があった。
本発明は上記した従来の問題点を鑑みてなされるものであり、容器に衝撃が加わっても容易に係止爪同士の係止が外れることがなく、蓋を開口したい場合には、ボタンをスライドさせて押し下げることで容易に開口できるキャップを提供することである。
上記の課題を解決するために、まず本発明の請求項1に係る発明は、
容器本体の口頸部に装着する開口部を有するキャップ本体と該キャップ本体の開口部を覆う蓋材、およびキャップ本体前方面に設けた凹部内へ、左右外側へ突出する回転軸を設けたボタン部材を備えた開閉用ボタン部材を、前記凹部左右壁面に設けた軸受部へ、前記回転軸を回転可能に枢着させ、前記開閉用ボタン部材を押し込むことにより、蓋材前部を押し上げて、キャップ本体と蓋材の係合が解除可能に形成したキャップにおいて、
前記開閉用ボタン部材は、回転軸を有するボタン部材と、該ボタン部材にスライド移動可能に取り付けられ、垂下するサポートリブを有するボタン補助部材から形成されており、かつ、前記キャップ本体の凹部に、蓋材を閉じた時、前記サポートリブが載置される位置に載置リブを設け、
前記ボタン補助部材を前方に引くことにより、サポートリブが凹部の天面との間に隙間が生じさせるとともに、前記開閉用ボタン部材の後方に蓋材持ち上げ部が蓋材の先方端を押上げる位置に突設されてあることを特徴とする開閉可能な蓋材を有するキャップである。
次に、本発明の請求項2に係る発明は、
容器本体の口頸部に装着する開口部を有するキャップ本体と該キャップ本体の開口部を覆う蓋材、およびキャップ本体前方面に設けた凹部内へ、左右外側へ突出する回転軸を設けたボタン部材を備えた開閉用ボタン部材を、前記凹部左右壁面に設けた軸受部へ、前記回転軸を回転可能に枢着させ、前記開閉用ボタン部材を押し込むことにより、蓋材前部を押し上げて、キャップ本体と蓋材の係合が解除可能に形成したキャップにおいて、
前記開閉用ボタン部材は、回転軸を有するボタン部材と、該ボタン部材にスライド移動可能に取り付けられ、垂下するサポートリブ有するボタン補助部材から形成されており、かつ、前記キャップ本体の凹部に、蓋材を閉じた時、前記サポートリブが位置する位置より外側に段部を設け、
前記ボタン補助部材を前方に引くことにより、サポートリブが凹部の天面との間に隙間が生じさせるとともに、前記開閉用ボタン部材の後方に蓋材持ち上げ部が蓋材の先方端を押上げる位置に突設されてあることを特徴とする開閉可能な蓋材を有するキャップである。
次に、本発明の請求項に係る発明は、
前記サポートリブに、内方に延出する先端に係止部を有する嵌合ロックリブを設け、かつ、前記凹部に嵌合溝を有する係止壁がさらに設けられ、前記嵌合ロックリブが、係止壁の嵌合溝にスライド移動可能に嵌合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の開閉可能な蓋材を有するキャップである。
本発明の開閉可能な蓋材を有するキャップは、片方の手でも容易に蓋材を開口することができる。そして、開封はキャップ本体の前方上端に組み込まれた開閉用ボタン部材の前方先端の摘み周壁を引き、さらに下へ押圧することにより蓋材が容易に開口できる。
また、キャップ本体の開口部が広いために収納物が取り出し易い。そして、固形状物、顆粒状物、紛体状物等の収納物を制約することなく収納することができる。
また、本発明の開閉可能な蓋材を有するキャップは、構成するキャップ本体、蓋材、開閉用ボタン部材の全てを合成樹脂にすることができる。そして、内容物に混入する金属製の異物を検出するための金属探知機を使用することができる。
さらに、容器に収納されている収納物を使用後、廃棄処理するときに、分別回収する必要がないか又は容易に分別回収することができる。
また、本発明の開閉可能な蓋材を有するキャップは、開閉用ボタン部材となるボタン部材とボタン補助部材の組立が容易である。さらに、キャップ本体に開閉用ボタン部材と蓋材の組み込みが容易で、且つ、セットし易い。
また、本発明の開閉可能な蓋材を有するキャップは、キャップ本体に蓋材が完全にロックされる。そして、該容器が転倒しても蓋材が開封することがない。このために、収納物がこぼれ出すことがない。
蓋材の係止爪の上面が、キャップ本体の係止爪の上面に線接触で摺接する。このために、キャップ本体の係止爪が、主に前方方向へ押圧されて移動変形し易い。そして、不必要な力を必要としないため、蓋材をキャップ本体に閉じ易い。
また、本発明の開閉可能な蓋材を有するキャップは収納物を取り出した後、再封する際には、蓋材の前方縁部を指で前方下方へ押圧するだけで蓋材とキャップ本体が容易に係合できる。
本発明の開閉可能な蓋材を有するキャップを実施の形態に沿って以下に図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図15は本発明の一実施例を示す。
図1は本発明の開閉可能な蓋材を有するキャップの構成の一実施例の概略を示す斜視図である。また、図2はキャップ本体の外観の概略を示す斜視図である。さらに、図3は図2に示すキャップ本体の平面図である。そして、図4はキャップ本体の断面の概略を示す概略図である。
図1に示すように本発明のキャップ(90)はキャップ本体(10)と開閉用ボタン部材(50)と蓋材(60)から構成されている。そして、開閉用ボタン部材(50)はボタン部材(40)とボタン補助部材(30)から形成されている。
前記キャップ本体(10)は図2〜図4に示すように天板(11)が環状で、内側周縁部に、前方形状が左右方向直線状で、左右両側形状が円形で、後方形状が左右方向直線状の蓋材収容環状段差(12)が設けられている。
また、蓋材収容環状段差(12)の内周に図3に示す内壁(13)を垂設して取出開口部(14)が設けられている。
さらに、図2及び図3に示すように、キャップ本体(10)の周壁(15)は、円筒状で、天板(11)と周壁(15)の上端前方位置に、左右両側壁に対応させて図2及び図4に示すように例えば逆U字状の軸受部(23)が設けられている。そして、開閉用ボタン部材(30)を回転可能に収容する開閉用ボタン部材収容凹部(16)が形成されている。
また、図2及び図3に示すように、この開閉用ボタン部材収容凹部(16)の後方の左右方向中央位置の、上端に蓋材(10)との係止爪(17)を後方方向にもつ垂直断面形状がU字状の一方に爪部(18)を下方位置から上方に設けられている。
また、図2及び図4に示すように、垂直断面形状がU字状の他方は開閉用ボタン部材(50)に設けられているボタン補助部材(30)の爪部(31)が前後に往復するための凹部溝(22)が左右方向中央位置に設けられている。そして、凹部溝(22)が設けられている前方の左右方向中央位置に開閉用ボタン部材(50)に設けられているボタン補助部材(30)のサポートリブ(33)が載置する載置部(22)が突設されている。
さらに図3及び図4に示すように、開閉用ボタン部材収容凹部(16)の対向側のキャップ本体(10)の天板(11)と周壁(15)の上端後方位置に、図10または図11に示すような、蓋材(60)の取付部(61)を収容する蓋材取付部収容凹部(19)が設けられている。
また、図2〜図4に示すように、蓋材取付部収容凹部(19)の左右両側壁に対応させて蓋材(60)を回転可能に収容する回転接合軸(20)が突設されている。
次に、図5は本発明のキャップの開閉用ボタン部材(50)に設けられているボタン部材(40)の外観の概略を示す斜視図である。また、図6は図5の前方方向から見た概略を示す概略図である。
また、図7及び図8は本発明のキャップの開閉用ボタン部材に設けられているボタン補助部材(30)の外観の概略を示す斜視図である。そして、図8は図7のA−A´線断面を示す断面図である。
さらに、図9はボタン部材にボタン補助部材が遊嵌された開閉用ボタン部材の側面の概略を示す概略図である。また、図10はボタン部材の側面の概略を示す概略図である。
前記ボタン部材(40)は図5に示すように前方に円弧をもつ長方形状で、内側面前方端縁位置に図7及び図8に示すボタン補助部材(30)の摺動板(34)を前後に往復させるための爪部(41)を有するボタン補助部材ガイド部(42)が設けられている。
また、図5及び図6さらに図10に示すように、上面後方位置に蓋材がキャップ本体(10)に取り付けられ密封された際に、蓋材上面と同一面状に形成される平面部(43)が設けられている。
さらに、平面部(43)の内側面の左右方向中央位置近傍にボタン補助部材(30)の係止爪(32)と係止する係止爪(47)が垂設されている。
また、平面部(43)の後方端左右両側端に、蓋材の先方端を持ち上げる蓋材持ち上げ部(44)が突設されている。さらに、ボタン部材(40)は左右両側端に、対応させて外面中央位置に回転軸(45)をもつ外周形状がU字状の取付板(46)が垂設されている。
また、前記回転軸(45)はキャップ本体の開閉用ボタン部材収容凹部(16)の左右両側壁(24)に設けられている逆U字状の軸受孔部(23)に挿入することによりキャップ本体(10)と開閉用ボタン部材(50)が一体化される。ここで、前記軸受部(23)は、蓋材の回転軸(45)の径より大きい幅を有し、前後にスライド可能な構造となっていれば、逆U字状に限定されるものでない。
次に、開閉用ボタン部材(50)に設けられているボタン補助部材(30)は摘み周壁(35)と摺動板(34)と爪部(31)と係止爪(32)とサポートリブ(33)から形成されている。そして、摘み周壁(35)は、図9に示すように、ボタン部材(40)のボタン補助部材ガイド部(42)に遊嵌されているボタン補助部材(30)を前後に往復させる際に、指が掛かり易くなるように前方端縁が図7に示すように円弧板状に設けられている。
また、摘み周壁(35)の後方にボタン部材(40)のボタン補助部材ガイド部(42)に遊嵌される摺動板(34)が設けられている。そして、摺動板(34)の前後の略中央の内側面左右方向中央位置にサポートリブ(33)が垂設されている。
さらに、摺動板(34)の後方端中央に爪部(31)が設けられている。そして、爪部(31)の後方端縁に脚部(36)を有し、ボタン部材(40)の係止爪(47)と係止する係止爪(32)が設けられている。
次に、図11は本発明のキャップの蓋材(60)の構造の一実施例の概略を示す斜視図である。また、図12は蓋材の底面の概略を示す概略図である。
本発明のキャップの蓋材(60)は図11に示すように前方形状が左右方向直線状で、左右両側形状が円形で、後方形状が左右方向直線状に形成している。そして、図11に示すように、外周に沿って内側に、キャップ本体の取出開口部に挿着する挿着壁(62)が垂設されている。
前記挿着壁(62)の前方の左右方向中央位置に、キャップ本体の係止爪と係止する前方方向に係止爪(63)をもつ垂直状の爪部(64)が垂設されている。
また、キャップ本体(10)に蓋材(60)が取り付けられ、密封され、そして開封する際に、開閉用ボタン部材(50)に設けられているボタン部材(40)の蓋材持ち上げ部(44)で蓋材(60)の前方が持ち上げられる。このために蓋材(60)の左右方向が直線状に形成されている周壁の中央位置が取り除かれ凹部(65)が設けられている。
また、蓋材(60)の後方端の左右方向中央位置に、図12に示すように、左右の側壁(66)と後方壁(67)とからなる下向きの取付部(61)が突設されている。そして、図11に示すように左右の側壁(66)の外側にキャップ本体(10)の蓋材取付部収容凹部(19)の回転接合軸(20)と回転可能に嵌合する回転軸孔(68)が設けられている。
そして、回転軸孔(68)とキャップ本体(10)の蓋材取付部収容凹部(19)の左右両側壁に対応させて突設されている回転接合軸(20)が軸支することによりキャップ本体(10)と蓋材(60)が一体化される。
また、前記キャップ本体(10)、蓋材(60)、開閉用ボタン部材(50)は、適度の剛性をもつ熱可塑性樹脂、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー樹脂、ポリブテンポリマー樹脂、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂等を用いて、射出成形法により作製される。
また、広口容器に収納する収納物あるいは収納物の保存方法、保存期間あるいは流通方法等によって容器及びキャップ本体(10)、蓋材(60)、開閉用ボタン部材(50)に使用される樹脂が適宜選定される。
また、容器及びキャップ本体(10)、蓋材(60)、開閉用ボタン部材(50)に要求される品質、耐性、使用条件などによって副資材である着色剤あるいは帯電防止剤あるいは紫外線吸収剤、界面活性剤、老化防止剤、離型剤なども適宜選定される。そして、使用される樹脂と均一に攪拌された後に用いられる。
また、上記、使用される副資材は通常公知のものが用いられる。例えば、容器を着色する場合にはカラードペレット(着色ペレット)、マスターバッチ、ドライカラー等が用いられる。
また、マスターバッチは着色する樹脂と同種の材料にあらかじめ顔料を高濃度に分散させてあるもので、計量しやすく、取り扱いやすいために広く使用されている。またドライカラーは粉末状のものを表面処理して分散性を向上させたもので、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリアミド(PA)アクリル樹脂などに用いられている。
また、熱可塑性樹脂等のプラスチックは、一般に電気絶縁性が非常に優れているために、摩擦したり、重ね合わせたりすると容易に帯電するためにゴミが付着し易く美観をそこなうだけでなく、製造現場の作業者に電撃を与えたり、時には火災を起こすことがある。
上記、帯電を防止するために帯電防止剤が用いられる。帯電防止剤を使用する際の選択は、成形される成形品の収納物、成形品に使用される樹脂、成形条件などを考慮して成される。また、使用方法には練り込み型と塗布型があるが、防止効果の持続性では練り込み型の方がすぐれ、多く用いられる。公知の帯電防止剤としては、非イオン系、カチオン系のものがあり、いずれも使用することができる。
次に、図13〜図15は本発明のキャップの蓋材を開閉する際の状態の概略を説明する説明図である。本発明のキャップ(90)は図13〜図15に示すように、広口容器(70)の口頸部に咬合係止して装着される。そして、キャップ本体(10)に、蓋材(60)と開閉用ボタン部材(50)が組み込まれている。
また、本発明のキャップの閉蓋は図13に示すようにキャップ本体(10)の取出開口
部に蓋材(60)が被さり、蓋材(60)の爪部(64)の係止爪(63)とキャップ本体(10)の係止爪(17)が噛み合い、蓋材(60)が係止される。
前記キャップ本体(10)の係止爪(17)の上面傾斜角度と蓋材(60)の係止爪(43)の上面傾斜角度は異なる傾斜角度に形成されている。
このために蓋材(60)をキャップ本体(10)に閉じるときに、蓋材(60)の係止爪(63)の上面が、キャップ本体(10)の係止爪(17)の上面に線接触で摺接する。このために、キャップ本体(10)の係止爪(17)が、主に前方方向へ押圧されて移動変形し易い。そして、不必要な力を必要としないため、蓋材(60)をキャップ本体(10)に閉じ易い
また、キャップ本体(10)の係止爪(17)の上面傾斜角度と蓋材(60)の係止爪(63)の上面傾斜角度をほぼ同じにすると、蓋材(60)の係止爪(63)の上面が、キャップ本体(10)の係止爪(17)の上面に面接触で摺接する。そして、キャップ本体(10)の係止爪(17)が、前方方向のみでなく下方へも押圧されて移動変形し易くなる。
このために、不必要な力を必要とし、蓋材(60)をキャップ本体(10)に閉じにくくなることがある。
そして、図13に示すように、キャップ本体(10)の取出開口部(14)を蓋材(60)で密封した際には、前記のように、蓋材(60)の係止爪(63)とキャップ本体(10)の係止爪(17)が係止する。また、同時に開閉用ボタン部材(50)が形成されているボタン部材(40)の内側面に設けられている係止爪(47)とボタン補助部材(30)の後方端縁に設けられている係止爪(32)も係止される。
さらに、図13に示すように、開閉用ボタン部材(50)が形成されているボタン補助部材(30)の内側面に設けられているサポートリブ(33)の下方底面がキャップ本体(10)の載置部(21)に載置される。
そして、キャップ本体(10)と蓋材(60)と開閉用ボタン部材(50)が一体化し、ロック状態で密封される。さらに、容器(70)が転倒しても蓋材(60)が開封されることがない。
次に、本発明のキャップの蓋材(60)を開封する場合には、図14に示すように開閉用ボタン部材(30)が形成されているボタン補助部材の摘み周壁に指を掛けて前方に引く。
前記ボタン補助部材の摘み周壁を前方に引くことにより、図14に示すようにボタン部材(40)の内側面に設けられている係止爪(47)とボタン補助部材(30)の後方端縁に設けられている係止爪(32)の噛み合いが外れる。さらに、ボタン補助部材(30)の内側面に設けられているサポートリブ(33)もキャップ本体(10)の載置部(21)から外れサポートリブ(33)の下部面に空間部が形成される。
さらに、図15に示すように摘み周壁の上面を押すことにより開閉用ボタン部材(30)が傾斜する。そして、開閉用ボタン部材(30)が形成されているボタン部材の蓋材持ち上げ部により、蓋材(60)の係止爪(63)とキャップ本体(10)の係止爪(17)の噛み合いが外れると同時に蓋材が開封される。
また、前記キャップ本体(10)の係止爪(17)と蓋材(40)の爪部(45)の係
止爪(43)の噛み合いが外れ際に、蓋材が後方に回転して開口させることもできる。その方法として、例えば、蓋材の後方に設けられている取付部とキャップ本体(10)の蓋材取付部収容凹部に公知のバネ部材やスポンジ部材またはゴム部材等を設けることにより蓋材が後方側へ略90度回転させることができる。
前記説明は、蓋材が閉じた状態では、キャップ本体(10)の載置リブ(21)上に開閉用ボタン部材(50)のサポートリブ(33)が載置されている構造である。
前記構造以外、前記載置リブ(21)を設けずに、キャップ本体凹部(16)の天面の前方側を、例えば傾斜面、あるいは段差面からなる段部を設けた構造としてもよい。
また、蓋材が閉じた状態においては、サポートリブ(33)の下端は、凹部(16)の天面に載置されており、次に、開閉用ボタン部材(50)を前方に移動させることで前記サポートリブ(33)は、凹部(16)の天面との間に隙間が生じ、蓋材の開くことが可能な状態となる。
本発明のキャップは、洋風だし、乾燥食材、焼き菓子等の固形状物、調味料、加工食材等の顆粒状物、洗剤、入浴剤等の紛体物等を収納する容器のワンタッチキャップとして優れていることはもとより、片方の手だけで収納物を取り出さなければならない産業部材用容器や医療関連部材用容器等のキャップにも利用できるなど、広い分野に利用できる。
本発明のキャップの構成の一実施例の概略を示す斜視図である。 本発明のキャップのキャップ本体の概略を示す斜視図である。 キャップのキャップ本体の平面の概略を示す概略図である。 キャップ本体の断面の概略を示す断面図である。 本発明のキャップの開閉用ボタン部材が形成されているボタン部材の一実施例の概略を示す斜視図である。 ボタン部材の前方方向から見た概略を示す概略図である。 本発明のワンタッチ広口容器用キャップの開閉用ボタン部材が形成されているボタン補助部材の一実施例の概略を示す斜視図である。 図7のA−A線断面の概略図である。 本発明のキャップの開閉用ボタン部材が形成されているボタン部材にボタン補助部材が遊嵌状態で嵌合されている側面の状態を示す概略図である。 本発明のキャップの開閉用ボタン部材が形成されているボタン部材の側面の概略を示す概略図である。 本発明のキャップの蓋材の外観の概略を示す斜視図である。 図11に示す蓋材の底面の概略を示す概略図である。 本発明のキャップのキャップ本体に蓋材が密封されている状態を説明するための説明図である。 本発明のキャップの蓋材を開閉する際の状態を説明するための説明図である。 本発明のキャップの蓋材を開閉する際の状態を説明するための説明図である。
符号の説明
10……キャップ本体
11……天板
12……蓋材収容環状段差
13……内壁
14……取出開口部
15……周壁
16……凹部
17……係止爪
18……爪部
19……蓋材取付部収容凹部
20……回転接合軸
21……載置部
22……凹部溝
23……軸受部
24……左右両壁
30……ボタン補助部材
31……爪部
32……係止爪
33……サポートリブ
34……摺動板
35……摘み周壁
36……脚
40……ボタン部材
41……爪部
42……ガイド部
43……平面部
44……蓋材持ち上げ部
45……回転軸
46……取付板
47……係止爪
50……開閉用ボタン部材
60……蓋材
61……取付部
62……挿着壁
63……係止爪
64……爪部
65……凹部
66……側壁
67……後壁
70……広口容器
90……キャップ

Claims (3)

  1. 容器本体の口頸部に装着する開口部を有するキャップ本体と該キャップ本体の開口部を覆う蓋材、およびキャップ本体前方面に設けた凹部内へ、左右外側へ突出する回転軸を設けたボタン部材を備えた開閉用ボタン部材を、前記凹部左右壁面に設けた軸受部へ、前記回転軸を回転可能に枢着させ、前記開閉用ボタン部材を押し込むことにより、蓋材前部を押し上げて、キャップ本体と蓋材の係合が解除可能に形成したキャップにおいて、
    前記開閉用ボタン部材は、回転軸を有するボタン部材と、該ボタン部材にスライド移動可能に取り付けられ、垂下するサポートリブを有するボタン補助部材から形成されており、かつ、前記キャップ本体の凹部に、蓋材を閉じた時、前記サポートリブが載置される位置に載置リブを設け、
    前記ボタン補助部材を前方に引くことにより、サポートリブが凹部の天面との間に隙間が生じさせるとともに、前記開閉用ボタン部材の後方に蓋材持ち上げ部が蓋材の先方端を押上げる位置に突設されてあることを特徴とする開閉可能な蓋材を有するキャップ。
  2. 容器本体の口頸部に装着する開口部を有するキャップ本体と該キャップ本体の開口部を覆う蓋材、およびキャップ本体前方面に設けた凹部内へ、左右外側へ突出する回転軸を設けたボタン部材を備えた開閉用ボタン部材を、前記凹部左右壁面に設けた軸受部へ、前記回転軸を回転可能に枢着させ、前記開閉用ボタン部材を押し込むことにより、蓋材前部を押し上げて、キャップ本体と蓋材の係合が解除可能に形成したキャップにおいて、
    前記開閉用ボタン部材は、回転軸を有するボタン部材と、該ボタン部材にスライド移動可能に取り付けられ、垂下するサポートリブ有するボタン補助部材から形成されており、かつ、前記キャップ本体の凹部に、蓋材を閉じた時、前記サポートリブが位置する位置より外側に段部を設け、
    前記ボタン補助部材を前方に引くことにより、サポートリブが凹部の天面との間に隙間が生じさせるとともに、前記開閉用ボタン部材の後方に蓋材持ち上げ部が蓋材の先方端を押上げる位置に突設されてあることを特徴とする開閉可能な蓋材を有するキャップ。
  3. 前記サポートリブに、内方に延出する先端に係止部を有する嵌合ロックリブを設け、かつ、前記凹部に嵌合溝を有する係止壁がさらに設けられ、前記嵌合ロックリブが、係止壁の嵌合溝にスライド移動可能に嵌合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の開閉可能な蓋材を有するキャップ。
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