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JP5009241B2 - 通信接続制御装置、通信接続方法、通信サービスシステム、及びプログラム - Google Patents

通信接続制御装置、通信接続方法、通信サービスシステム、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、パソコンに表示されるWebページ上で通信相手を選択することにより、その通信相手と通信を行うための技術に関するものである。
インターネットに関わる多くの技術が普及しており、特に、情報の公開や情報の収集等の手段としてのWeb技術が広く普及している。そのような中、ソーシャルネットワークサービス(SNS)やブログの普及に見られるように、Webの利用形態が、単なる情報の公開や収集の手段から、個人間の(主に匿名による)手軽なコミュニケーションの場へと変化してきている。例えば、ソーシャルネットワークサービスでは、友人もしくはコミュニティのメンバーである匿名の相手と手軽に情報交換を行うことができる。
情報交換に関連して、特許文献1には、ユーザ側端末がウェブサイトに掲載される情報を画面表示した状態で、当該ユーザ側端末とウェブサイト側施設の端末との間で双方向音声通話を行う技術が開示されている。また、SIPによる呼制御に関連する技術が特許文献2に開示されている。
上記のようなソーシャルネットワークサービスやブログを用いることにより、ユーザは手軽に直接面識のない他者とコミュニケーションを行うことができるものの、そのコミュニケーションは主に文字ベースに限られている。
ソーシャルネットワークサービスやブログにおけるWeb上での文字によるコミュニケーションと同程度の手軽さで、音声や動画によるリアルタイム通信ができればより密度の高いコミュニケーションをとることができ、ユーザの利便性が向上する。
このようなニーズを満たすための従来技術はなかった。特許文献1に開示された技術をこのようなニーズに対して利用することも考えられるが、特許文献1に開示された技術では、電話通信用プログラムを事前に自分の端末にインストールする必要がある上、予め決められた通話相手端末(ウェブサイト側施設の端末)としか電話通信を行うことができず、ソーシャルネットワークサービスやブログ等における任意のメンバーと手軽に通話を行うことはできない。
特開2002−74083号公報 特開2008−048055号公報
ソーシャルネットワークサービスやブログ等における任意のメンバーと手軽に通話を行うために、希望の相手を選択した段階で、電話通信用プログラムをサーバ等から自動的にダウンロードし、当該電話通信用プログラムにより発呼を行うことが考えられる。
しかし、電話通信用プログラムを用いて発呼を行うことができたとしても、相手端末も電話通信を行える状態になければ通話を行うことはできない。また、一般に呼接続用のシステムとソーシャルネットワークサービスやブログ等のシステムとは別個であるため、相手端末が電話通信を行える状態になければ、発呼を行ったことさえ相手端末には通知されない。
相手端末が電話通信を行える状態にあるかどうか通常は不明であり、むしろ相手端末が電話通信を行える状態にないほうが普通であると考えられる。従って、電話通信用プログラムをサーバ等からダウンロードして通信を行う技術においては、相手端末も電話通信を行える状態にあることを知った上で発呼を行わない限りスムーズに通信を行うことができない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、電話通信等の通信の相手端末に対して通信接続要求を送信する時点で相手端末が当該通信を行える状態にない場合であっても、通信接続要求があったことを相手端末に通知し、その通知に応じて相手端末が通信環境を準備することを可能とし、端末間での通信をスムーズに行うための技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、接続元ユーザのユーザ端末である接続元ユーザ端末、及び接続先ユーザのユーザ端末である接続先ユーザ端末を含む複数のユーザ端末と、当該複数のユーザ端末にWebサービスを提供するWebサイト提供装置と、通信接続制御装置とが通信ネットワークを介して接続された通信サービスシステムにおいて使用される前記通信接続制御装置であって、各ユーザの通信用識別情報を含む登録情報を格納する登録情報格納手段と、前記接続元ユーザ端末から、前記接続先ユーザの通信用識別情報を宛先として含む通信接続要求を受信する受信手段と、前記接続先ユーザの通信用識別情報を含む登録情報が前記登録情報格納手段に格納されていないことを検知した場合に、前記Webサイト提供装置に対し、前記接続元ユーザから前記接続先ユーザに対して通信接続要求があったことを示す通知情報を送信する通知情報送信手段と、前記接続元ユーザからの通信接続要求があったことを示す通知情報を前記Webサイト提供装置から受信した前記接続先ユーザ端末から、前記接続先ユーザの通信用識別情報を含む登録要求を受信した後に、前記接続元ユーザ端末と前記接続先ユーザ端末との間の通信のための処理を行う通信接続制御手段と、を備えたことを特徴とする通信接続制御装置として構成される。
前記通信接続要求は、前記Webサイト提供装置の前記通信ネットワーク上の場所を示す場所情報を含み、前記通知情報送信手段は、当該場所情報を用いて前記Webサイト提供装置に対して前記通知情報を送信することとしてもよい。
また、前記通信接続制御装置の内部又は外部に、各ユーザの通信用識別情報とWebサイト提供装置の前記通信ネットワーク上の場所を示す場所情報とを対応付けて格納する場所情報格納手段を備え、前記通知情報送信手段は、前記通信接続要求に含まれる通信用識別情報に対応する前記Webサイト提供装置の場所情報を前記場所情報格納手段から取得し、当該場所情報を用いて前記Webサイト提供装置に対して前記通知情報を送信することとしてもよい。
また、前記通信接続制御装置の内部又は外部に、電話番号帯とWebサイト提供装置の前記通信ネットワーク上の場所を示す場所情報とを対応付けて格納する場所情報格納手段を備え、前記通知情報送信手段は、前記通信接続要求に含まれる通信用識別情報である電話番号が属する電話番号帯に対応する前記Webサイト提供装置の場所情報を前記場所情報格納手段から取得し、当該場所情報を用いて前記Webサイト提供装置に対して前記通知情報を送信することとしてもよい。
また、本発明は、コンピュータを、上記通信接続制御装置における各手段として機能させるためのプログラムとして構成することもできる。
また、本発明は、接続元ユーザのユーザ端末である接続元ユーザ端末、及び接続先ユーザのユーザ端末である接続先ユーザ端末を含む複数のユーザ端末と、当該複数のユーザ端末にWebサービスを提供するWebサイト提供装置と、通信接続制御装置とが通信ネットワークを介して接続された通信サービスシステムにおいて使用される前記Webサイト提供装置と前記通信接続制御装置とにより実行される通信接続方法であって、前記Webサイト提供装置が、当該Webサイト提供装置にログインを行っている前記接続先ユーザを含むユーザの識別情報を前記接続元ユーザ端末に送信するステップと、前記通信接続制御装置が、前記Webサイト提供装置にログインを行っているユーザの情報が表示された前記接続元ユーザ端末から、前記接続先ユーザの通信用識別情報を宛先として含む通信接続要求を受信するステップと、前記通信接続制御装置が、自身が備える登録情報格納手段に、前記接続先ユーザの通信用識別情報を含む登録情報が格納されていないことを検知した場合に、前記Webサイト提供装置に対し、前記接続元ユーザから前記接続先ユーザに対して通信接続要求があったことを示す通知情報を送信するステップと、前記Webサイト提供装置が、前記接続元ユーザからの通信接続要求があったことを示す通知情報を前記接続先ユーザ端末に送信するステップと、前記通信接続制御装置が、前記接続先ユーザ端末から、当該接続先ユーザの通信用識別情報を含む登録要求を受信した後に、前記接続元ユーザ端末と前記接続先ユーザ端末との間の通信のための処理を行うステップと、を備えたことを特徴とする通信接続方法として構成してもよい。
前記通信接続方法において、前記接続先ユーザ端末は、前記接続元ユーザからの通信接続要求があったことを示す通知情報を前記Webサイト提供装置から受信した後に、前記通信ネットワークに接続された通信用プログラム提供装置から通信用プログラムをダウンロードし、当該通信用プログラムが前記接続先ユーザ端末において実行され、前記通信接続処理を行うステップにおいて、前記通信接続制御装置は、前記通信用プログラムが実行された前記接続先ユーザ端末から当該通信用プログラムの機能により前記登録要求を受信することとしてもよい。
更に、本発明は、接続元ユーザのユーザ端末である接続元ユーザ端末、及び接続先ユーザのユーザ端末である接続先ユーザ端末を含む複数のユーザ端末に通信ネットワークを介して接続される通信サービスシステムであって、前記通信サービスシステムは、前記複数のユーザ端末にWebサービスを提供するWebサイト提供手段と、ユーザ端末間の通信接続制御を行う通信接続制御手段とを備え、前記Webサイト提供手段が、当該Webサイト提供手段にログインを行っている前記接続先ユーザを含むユーザの識別情報を前記接続元ユーザ端末に送信し、前記通信接続制御手段が、前記Webサイト提供手段にログインを行っているユーザの情報が表示された前記接続元ユーザ端末から、前記接続先ユーザの通信用識別情報を宛先として含む通信接続要求を受信し、前記通信接続制御手段が、自身が備える登録情報格納手段に、前記接続先ユーザの通信用識別情報を含む登録情報が格納されていないことを検知した場合に、前記Webサイト提供手段に対し、前記接続元ユーザから前記接続先ユーザに対して通信接続要求があったことを示す通知情報を送信し、前記Webサイト提供手段が、前記接続元ユーザからの通信接続要求があったことを示す通知情報を前記接続先ユーザ端末に送信し、前記通信接続制御手段が、前記接続先ユーザ端末から、当該接続先ユーザの通信用識別情報を含む登録要求を受信した後に、前記接続元ユーザ端末と前記接続先ユーザ端末との間の通信のための処理を行うことを特徴とする通信サービスシステムとして構成することもできる。
前記通信サービスシステムは、ユーザ端末からのダウンロード要求に基づき、当該ユーザ端末に対して通信用プログラムをダウンロードする通信用プログラム提供手段を更に備えてもよく、その場合、前記接続先ユーザ端末が、前記接続元ユーザからの通信接続要求があったことを示す通知情報を前記Webサイト提供手段から受信した後に、前記通信用プログラム提供手段は、前記接続先ユーザ端末から通信用プログラムのダウンロード要求を受信し、当該ダウンロード要求に応じて前記通信用プログラムを前記接続先ユーザ端末にダウンロードし、前記通信接続制御手段は、ダウンロードされた前記通信用プログラムが実行された前記接続先ユーザ端末から、当該通信用プログラムの機能により前記登録要求を受信する。
本発明によれば、電話通信等の通信の相手端末に対して通信接続要求を送信する時点で相手端末が当該通信を行える状態にない場合であっても、通信接続要求があったことを相手端末に通知し、その通知に応じて相手端末が通信環境を準備することを可能とし、端末間での通信をスムーズに行うための技術を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下では、電話による音声通信を想定した例に基づき説明を行うが、本発明は、音声通信のみならず、画像通信やファイル転送、メール送受信等、端末間で行われる全ての種類の通信に適用できるものである。
(第1の実施の形態)
<システム構成、動作概要>
図1に、本実施の形態の電話通信システムの構成図を示す。図1に示すように、本実施の形態における電話通信システムは、Webサイト提供装置1、電話通信用プログラム提供装置2、呼制御装置3、データベース装置7を有し、これらがインターネット等の通信ネットワーク4に接続されている。また、本実施の形態では、通信ネットワーク4にユーザA端末5(ユーザAが使用する端末)と、ユーザB端末6(ユーザBが使用する端末)が接続され、ユーザA端末5がユーザB端末6に呼接続(電話をかけること)を行うものとする。
Webサイト提供装置1は、例えばソーシャルネットワークサービス等に係るWebサイトを提供する装置であり、ユーザA端末5、ユーザB端末6はそれぞれWebサイト提供装置1にアクセスすることにより各種サービスの提供を受けることができる。本実施の形態では、当該サービスとして、文字による通信サービスに加えて、例えばコミュニティーのメンバー等との間での電話通信を可能とするサービスが含まれている。
なお、本明細書において、「電話通信」及び「通話」の用語は、音声通信のみならず、画像通信やファイル転送等、Webサイト提供装置1を経由しない直接的な通信全てを含む意味で使用している。
電話通信用プログラム提供装置2は、ユーザA端末5やユーザB端末6等のユーザ端末(以下、ユーザA端末5やユーザB端末6等を総称する場合、"ユーザ端末"と記述する)からのアクセスに応じて、ユーザ端末に対し電話通信用プログラムを提供する等の機能を有する装置である。呼制御装置3は、上記電話通信用プログラムが実行される端末間で電話通信を行うための呼制御処理を行うための装置である。本実施の形態では、呼制御処理をSIP(Session Initiation Protocol)に基づいて行うこととしているので、呼制御装置3としてSIPサーバが使用される。ただし、後述するように、呼制御装置3は、通常のSIPに基づく処理とは異なる処理を実施する。
また、本実施の形態における呼制御装置3は、呼接続要求(INVITE)を受信したときに、接続要求先のユーザ端末の登録が行われていないことを検知すると、その接続要求先のユーザがログインするWebサイト提供装置1に対して当該ユーザ宛の呼接続要求があった旨の通知を行う機能等を有している。
データベース装置7は、Webサイト提供装置1が提供するサービスにおけるユーザID(これをサービス用IDと呼ぶ)と、呼制御装置3において呼接続の宛先等を識別するために用いるID(SIP−URI等であり、これを電話通信用IDと呼ぶ)とを対応付けた対応表を格納し、外部装置からユーザIDを受信すると、それに対応する電話通信用IDを返す機能を有している。なお、本実施の形態では、データベース装置7をWebサイト提供装置1や電話通信用プログラム提供装置2とは別の装置として備えているが、データベース装置7の機能(対応表を格納すること)を、Webサイト提供装置1、電話通信用プログラム提供装置2のいずれか又は両方に備えることとしてもよい。
ユーザA端末5、ユーザB端末6はいずれもCPU、記憶装置等を有するパソコン等のコンピュータであり、Webブラウザが搭載され、Webサイト提供装置1及び電話通信用プログラム提供装置2との間でデータ送受信を行うことができる。また、ユーザA端末5、ユーザB端末6はいずれもマイク機能とスピーカ機能を備えている。
Webサイト提供装置1と、電話通信用プログラム提供装置2はいずれもWebサーバ機能を備えたコンピュータであり、それぞれ当該コンピュータに、本実施の形態において説明する機能に対応するプログラムが搭載されることにより実現されている。当該プログラムは可搬メモリ等の記録媒体からコンピュータにインストールすることもできるし、サーバからネットワークを介してダウンロードしてインストールすることとしてもよい。また、呼制御装置3も、CPU、記憶装置等を有するコンピュータであり、当該コンピュータに、本実施の形態において説明する機能に対応するプログラムが搭載されることにより実現されている。当該プログラムは可搬メモリ等の記録媒体からコンピュータにインストールすることもできるし、サーバからネットワークを介してダウンロードしてインストールすることとしてもよい。
本発明の実施の形態の装置構成や動作を詳細に説明する前に、図2を参照して本実施の形態における動作概要を説明する。
ユーザAはユーザA端末5を利用して、Webサイト提供装置1が提供するソーシャルネットワークサービス等のサービスにログインし、当該サービスを利用する。その中で、Webサイト提供装置1は、当該ユーザと同じコミュニティーに属する、もしくは当該ユーザと友人関係にあるユーザであって、当該サービスにログインしている他のユーザIDのリストをユーザA端末5に表示する(ステップ1)。この表示は、各ユーザのログイン/ログアウトに応じてリアルタイムに変化する。
ユーザA端末5のユーザAは、通話したい相手であるユーザBがサービスにログインしていることを知り、ユーザBと話をしたいと考え、ユーザBをリストの中から選択(クリック)すると、電話通信要求が電話通信用プログラム提供装置2に送信される(ステップ2)。そして、ユーザAがユーザA端末5に対する操作を行うことなく、ユーザB端末6に呼接続を行うための電話通信用IDと電話通信用プログラムが電話通信用プログラム提供装置2からユーザA端末5にダウンロードされ(ステップ3)、当該電話通話用プログラムがユーザA端末5において起動され、ユーザA端末5は呼制御装置3に対して登録(Register)を行うとともに、電話通信用IDを用いてユーザB端末6に対する呼接続要求を発信する(ステップ4)。
ここでは、ユーザB端末6は呼制御装置3への登録が行われていないものとする。呼接続要求を受信した呼制御装置3は、登録情報を格納する格納手段に、ユーザBの電話通信用IDが登録されていないこと、つまり、接続要求先(ユーザB)が未登録であることを検知すると、Webサイト提供装置1に対し、ユーザBにユーザAから呼接続要求があった旨を通知する(ステップ5)。その通知を受けたWebサイト提供装置1は、ユーザAから呼接続要求があったことを示す情報をユーザB端末6に通知し、ユーザB端末6はその情報を表示する(ステップ6)。
その後、ユーザB端末6におけるユーザBが、ユーザAと通話を行うことを確認する操作(OKボタンをクリックする等)を行うと、ユーザA端末5における電話通信用プログラムダウンロード処理と同様にして、ユーザB端末6は、電話通信用プログラムのダウンロードを受け(ステップ7、8)、その電話通信用プログラムによって、呼制御装置3に対して登録を行い(ステップ9)、所定の処理を経て、ユーザA端末5との間で電話通信を行う(ステップ10)。
なお、電話通信用プログラムダウンロードを行うには装置間及び装置内部での各種処理が行われるが、その詳細については後述する。
<システムの詳細構成>
図3は、本実施の形態におけるWebサイト提供装置1の機能構成図である。図3に示すように、Webサイト提供装置1は、サービス提供部11、他ユーザ情報提供部12、ユーザ認証部14、及びユーザ情報格納部15を有している。
サービス提供部11は、例えばソーシャルネットワークサービスやブログ等の一般的なWebサービスを提供するための機能部である。ユーザ認証部14は、ログイン処理を行う機能部である。より詳細には、ユーザ認証部14は、ユーザがWebサイト提供装置1のサービスを利用するに際してユーザ認証を行う機能部であり、ユーザ端末からIDとパスワードを受信し、それらがユーザ情報格納部15に格納されているどうかを判定することにより認証を行う。ユーザ認証に成功した場合にのみサービス提供がなされる。また、ユーザ認証部14は、ユーザ認証に成功したユーザのユーザIDを、例えば当該ユーザが属するコミュニティーに対応付けてユーザ情報格納部15に格納し、ユーザがログアウトした場合には、そのユーザIDをユーザ情報格納部15から削除する機能を有する。
なお、ここでのIDとパスワードは、Webサイト提供装置1が提供するサービスを利用するためのIDとパスワードという意味で、サービス用ID、サービス用パスワードと呼ぶ。また、サービス用IDとサービス用パスワードをまとめてサービス用認証情報と呼ぶ。また、サービス用IDA、サービス用パスワードA、サービス用認証情報Aのように末尾のAがついている場合はそれがユーザAのものであることを示す。ユーザB、電話通信用の情報に関しても同様である。
他ユーザ情報提供部12は、ログインに成功したユーザのユーザ端末に対し、当該ユーザと同じコミュニティーに属し、ログインを行った他ユーザのユーザIDのリストをユーザ端末に送信する機能部である。
当該リストのデータは、ユーザ端末に表示されない情報として、各他ユーザID毎に、電話通信用プログラム提供装置2にアクセスするためのリンク情報を含み、当該リンク情報は、選択したユーザのユーザID(サービス用ID)と、Webサイト提供装置1のURLを含む。他ユーザIDのリストがユーザ端末のディスプレイに表示されているときに、特定のユーザIDがクリックされることにより、それに対応するサービス用ID、Webサイト提供装置1のURLを含む電話通信要求が電話通信用プログラム提供装置2に送信されることになる。
図4に、データベース装置7が格納する対応表の例を示す。図4に示すように、対応表には、サービス用IDと、電話通信用IDとが対応付けて格納されている。
なお、他ユーザ情報提供部12は、データベース装置7が格納する対応表から各サービス用IDに対応する各電話通信用IDを取得し、それを他ユーザのリストのデータにおけるリンク情報に含めることとしてもよい。この場合、上記電話通信要求には、相手のサービス用IDでなく、相手の電話通信用IDが含められる。
また、Webサイト提供装置1における各機能部を別々の装置(コンピュータ)で構成してもよい。ただし、その場合でも、各機能部を含む全体をWebサイト提供装置1と呼ぶことにする。
図5に、電話通信用プログラム提供装置2の機能構成図を示す。図5に示すように、電話通信用プログラム提供装置2は、制御情報生成送信部21と、ダウンロード部22とを有する。制御情報生成送信部21とダウンロード部22とは別々の装置としてもよい。また、例えば、制御情報生成送信部21をWebサイト提供装置1内に備えることとしてもよい。
制御情報生成送信部21は、ユーザ端末から送信される電話通信要求を受信し、電話通信要求から通話相手のサービス用IDを抽出し、データベース装置7の対応表から通話相手のサービス用IDに対応する電話通信用IDを取得し、その電話通信用IDと、電話通信用プログラムの格納場所(URL)と、Webサイト提供装置1のURLと、電話通信用プログラムを起動する指示等を含む制御情報を生成し、生成した制御情報を、当該制御情報の種類を示す種類識別情報とともにユーザ端末に送信する機能部である。後述するように、制御情報とその種類識別情報を受信したユーザ端末は、種類識別情報により制御情報の解釈を行う機能部として制御情報解釈実行部52が必要であると判断し、制御情報解釈実行部52を起動する処理を行う。
なお、このような制御情報は、例えばJNLP(Java(登録商標) Network Launching Protocol)ファイルとして生成できる。また、この場合、種類識別情報の送信は、制御情報生成送信部21においてMIMEタイプの設定をすることにより行うことができる。
ダウンロード部22は、上記の制御情報に基づき動作するユーザ端末から電話通信用プログラムダウンロード要求を受信し、その要求に応じて電話通信用プログラムを記憶装置から読み出し、ユーザ端末にダウンロードする機能部である。
次に、ユーザA端末5の機能について図6を参照して説明する。図6に示すように、ユーザA端末5は、情報閲覧部51、制御情報解釈実行部52、及び電話通信機能部53を有する。なお、図6のユーザA端末5は、制御情報解釈実行部52が起動され、電話通信用プログラムがダウンロードされて起動された後の状態を示している。
情報閲覧部51は、WebブラウザプログラムがユーザA端末5で実行されることにより実現される機能部であり、Webサイト提供装置1や電話通信用プログラム提供装置2との間で情報の送受信を行う機能を有する。また、情報閲覧部51は、制御情報生成送信部21から制御情報と種類識別情報を受信した場合に、その種類識別情報に対応するプログラム(アプリケーション)を起動して、制御情報解釈実行部52を生成するとともに、制御情報を制御情報解釈実行部52に渡す機能を有する。
制御情報解釈実行部52は、制御情報に含まれる電話通信用プログラムの情報に基づき、電話通信用プログラムがユーザA端末5にダウンロードされているかどうかをチェックし、ダウンロードされていなければ、ダウンロード部22に対して電話通信用プログラムダウンロード要求を送信し、電話通信用プログラムを受信して、それを起動して電話通信機能部53を生成するとともに、制御情報に含まれる電話通信用IDを電話通信機能部53に渡す。なお、制御情報としてJNLPを採用する場合において、制御情報解釈実行部52は、JWS(Java(登録商標) Web Start)プログラムにより実現される。
本実施の形態において電話通信機能部53は、SIPのUA(User Agent)の機能を含む電話通信機能を有し、呼制御装置3を介してユーザB端末6と呼接続を行い、音声及び画像(動画)の通信を行う機能を有する。
ユーザB端末6もユーザA端末5と同様の機能構成を有し、その構成は図7に示すとおりである。
図8に、呼制御装置3の機能構成図を示す。図8に示すように、呼制御装置3は、呼制御処理部31、及び、呼接続要求情報通知部32を有する。呼制御処理部31は、SIPに基づく呼制御処理を行う機能部である。ただし、本実施の形態では、一部の処理において、一般的なSIPに基づく処理とは異なる処理を行う。呼接続要求情報通知部32は、呼接続要求先のユーザが未登録であった場合に、呼接続要求先に対応するWebサイト提供装置1に対して呼接続要求元から呼接続要求があった旨の通知を行う機能部である。
<システムの動作>
次に、上記の構成を有するシステムの動作例を図9、図10に示すシーケンスチャートを参照して説明する。
まず、ユーザによる操作に基づき、ユーザA端末5の情報閲覧部51が、Webサイト提供装置1に対してログイン要求を送信する(ステップ21)。Webサイト提供装置1におけるサービス提供部11がログイン要求を受信し、ログイン用画面データをユーザA端末5の情報閲覧部51に送信する(ステップ22)。その画面に従って、ユーザが、Webサイト提供装置1が提供するサービスを利用するためのIDとパスワード(サービス用認証情報A)を入力すると、ユーザA端末5からサービス用認証情報AがWebサイト提供装置1に送信され(ステップ23)、Webサイト提供装置1のユーザ認証部14でユーザ認証が行われる。本例ではユーザ認証に成功したものとする(ステップ24)。
これにより、ユーザ情報格納部15には、ユーザAのユーザIDが、ログインしているユーザのユーザIDとして、ユーザAが属しているコミュニティーに対応付けて記録される。
そして、Webサイト提供装置1における他ユーザ情報提供部12は、ユーザ情報格納部15から、ユーザAが属するコミュニティーにおいて、現在ログインをしている他ユーザのユーザIDのリストを取得し、それをユーザA端末5に送信する(ステップ25)。
また、他ユーザ情報提供部12は、ユーザAが属しているコミュニティーにおける他ユーザによるログイン/ログアウトを監視しており、ログイン/ログアウトがあった場合は、変更された情報をリアルタイムにユーザA端末5に送信する。
ユーザA端末5の情報閲覧部51が他ユーザのユーザIDのリストを受信し、それをユーザA端末5のディスプレイに表示する。ディスプレイに表示される他ユーザのユーザIDのリストを見たユーザAが、リストから通話を行いたいと考える相手(ここではユーザB)を選択(クリック)することにより、情報閲覧部51は、表示されるユーザBに対応するリンク情報に基づき、サービス用IDB(ユーザBのユーザID)と、Webサイト提供装置1のURLとを含む電話通信要求を電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21に送信する(ステップ26)。
電話通信要求を受信した制御情報生成送信部21は、電話通信要求からサービス用IDBを取り出し、データベース装置7の対応表を参照することにより、当該サービス用IDBに対応するSIP-URI(電話通信用IDと呼ぶ。ここでは電話通信用IDB)を取得し、当該電話通信用IDBと、電話通信用プログラムの格納場所と、Webサイト提供装置1のURLとを含む制御情報を生成し、当該制御情報を、種類識別情報とともにユーザA端末5の情報閲覧部51に送信する(ステップ27)。
制御情報と種類識別情報を受信した情報閲覧部51は、種類識別情報に基づき制御情報解釈実行部52を起動するとともに、制御情報を制御情報解釈実行部52に渡す(ステップ28)。制御情報解釈実行部52は、制御情報に含まれる情報に基づき、電話通信用プログラムがユーザA端末5にダウンロードされているかどうかをチェックし、ダウンロードされていなければ制御情報に含まれる電話通信用プログラムの格納場所情報に基づき、電話通信用プログラム提供装置2におけるダウンロード部22に対して電話通信用プログラムダウンロード要求を送信する(ステップ29)。
電話通信用プログラムダウンロード要求を受信したダウンロード部22は、その要求に応じて、電話通信用プログラムをユーザA端末5にダウンロードする(ステップ30)。ダウンロードされた電話通信用プログラムは、ユーザA端末5の記憶装置に格納される。そして、制御情報解釈実行部52は、ダウンロードされた電話通信用プログラムを起動して電話通信機能部53を生成するとともに、制御情報に含まれていた電話通信用IDBと、Webサイト提供装置1のURLを電話通信機能部53に渡す(ステップ31)。
その後、電話通信機能部53は、呼制御装置3に対して登録・認証要求を送る(図10のステップ32)。この登録・認証要求には、ユーザA端末5のユーザの電話通信用IDAとパスワード(電話通信用パスワードと呼ぶ。ここでは電話通信用パスワードA)が含まれる。なお、第1の実施の形態では、最初に電話をかけるほうのユーザの電話通信用IDと電話通信用パスワード(電話通信用IDと電話通信用パスワードとをまとめて電話通信用認証情報と呼ぶ)は、予めユーザA端末5の記憶装置に格納しておいたものを読み出して送信することとしてもよいし、ユーザA端末5に入力画面を表示し、ユーザAが電話通信用IDと電話通信用パスワードを入力することとしてもよい。この登録・認証要求は、例えばSIPのREGISTERメッセージとして実現される。
呼制御装置3の呼制御処理部31は、電話通信用IDAと電話通信用パスワードAにより、認証処理と登録処理を行う。なお、呼制御装置3における登録処理では、ユーザA端末5の端末識別アドレス(IPアドレス)と電話通信用IDとを対応付けて登録情報として記憶装置に格納する処理等が行われる。
その後、電話通信機能部53は、呼制御装置3に対して、通話相手の電話通信用IDBを呼接続要求先とする呼接続要求(INVITEメッセージ)を呼制御装置3に送信する(ステップ33)。この呼接続要求には、電話通信用IDAとWebサイト提供装置1のURLが含まれる。
ここで、通話相手となるユーザB側において呼制御装置3に対する登録処理が済んでいるのであれば、ユーザB端末6に呼接続要求が転送され、通常のSIPの呼接続シーケンスを経て通話が開始されるが、ここでは、ユーザBは呼制御装置3に対する登録処理を行っていないものとする。
SIPに基づく通常の処理であれば、電話通信用IDBが記憶装置に格納されていないことを検知した呼制御装置3の呼制御処理部31は、対象が不明であることを示すメッセージ(Not Found)を返すが、本実施の形態では、呼制御処理部31は、電話通信機能部53に対して試行中メッセージ(trying)を返し、電話通信機能部53に対して処理が継続中であることを通知する(ステップ34)。そして、呼制御処理部31は、ユーザBが登録されるのを待つ。
ステップ34において、呼制御処理部31は、「ユーザBを呼び出しているが、ユーザBが電話に出るにはしばらく時間がかかる可能性が高い」ことを示すメッセージを試行中メッセージとともに電話通信機能部53に通知し、電話通信機能部53において当該メッセージを画面上に、もしくは音声として出力させることとしてもよい。
そして、呼制御装置3における呼接続要求情報通知部32は、呼接続要求に含まれていたWebサイト提供装置1のURLを利用することにより、電話通信用IDAと電話通信用IDBとを含み、ユーザAからユーザBに対する呼接続要求があったことを示す通知情報をWebサイト提供装置1に送信する(ステップ35)。
Webサイト提供装置1における他ユーザ情報提供部12は、データベース装置7の対応表を参照することにより、上記通知情報に含まれる電話通信用IDA、電話通信用IDBのぞれぞれに対応するサービス用IDA、サービス用IDBを取得する。また、ユーザ情報格納部15を参照することにより、ユーザBがWebサイト提供装置1にログインしているかどうかをチェックする。ここでは、ログインしていたものとする。
そして、Webサイト提供装置1における他ユーザ情報提供部12は、ユーザAのサービス用IDAを含み、ユーザAからユーザBに対する呼接続要求があったことを示す通知情報をユーザB端末6の情報閲覧部61に送信する(ステップ36)。この通知情報は例えば「Aさんから電話が入っています。クリックして応答して下さい。」というメッセージを含むものである。また、表示情報としてのOKボタンと、非表示情報としてのリンク情報を含む。
他ユーザ情報提供部12は、ユーザBがログインしているか否かを示す情報を呼制御装置3に送信する(ステップ37)。当該情報を受信した呼制御装置3は、ユーザBからの登録を待つためのタイマーを設定する。
なお、ステップ35の時点でユーザBがログインしていなければ、例えば、他ユーザ情報提供部12は、ステップ36を実行せずに、ユーザBはログアウトした旨のメッセージを呼制御装置3に通知し、その通知を受けた呼制御装置3はユーザA端末5に対して対象不明(Not Found)メッセージを送信する。本実施の形態では、ユーザBのログインは継続しているものとする。
ステップ36の通知情報を受信したユーザB端末6の情報閲覧部61は、上記メッセージとともにOKボタンを表示する。このOKボタンの表示情報に対応するリンク情報は、ステップ26で用いられるリンク情報と基本的に同様であり、制御情報生成送信部21へ接続するための情報を含む。
ユーザBがOKボタンをクリックすると、情報閲覧部61は、上記リンク情報に基づき、電話通信要求を電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21に送信する(ステップ38)。なお、ユーザBがOKボタンをクリックすることなく、情報閲覧部61が自動的に電話通信要求を電話通信用プログラム提供装置2に送信することとしてもよい。
電話通信要求を受信した制御情報生成送信部21は、電話通信用プログラムの格納場所を含む制御情報を生成し、当該制御情報を、種類識別情報とともにユーザB端末6の情報閲覧部61に送信する(ステップ39)。
制御情報と種類識別情報を受信した情報閲覧部61は、種類識別情報に基づき制御情報解釈実行部62を起動するとともに、制御情報を制御情報解釈実行部62に渡す(ステップ40)。制御情報解釈実行部62は、制御情報に含まれる情報に基づき、電話通信用プログラムがユーザB端末6にダウンロードされているかどうかをチェックし、ダウンロードされていなければ制御情報に含まれる電話通信用プログラムの格納場所情報に基づき、電話通信用プログラム提供装置2におけるダウンロード部22に対して電話通信用プログラムダウンロード要求を送信する(ステップ41)。
電話通信用プログラムダウンロード要求を受信したダウンロード部22は、その要求に応じて、電話通信用プログラムをユーザB端末6にダウンロードする(ステップ42)。ダウンロードされた電話通信用プログラムは、ユーザB端末6の記憶装置に格納される。そして、制御情報解釈実行部62は、ダウンロードされた電話通信用プログラムを起動して電話通信機能部63を生成する(ステップ43)。
その後、電話通信機能部63は、呼制御装置3に対して登録・認証要求を送る(ステップ44)。この登録・認証要求には、ユーザB端末6のユーザBの電話通信用IDBと電話通信用パスワードBが含まれる。本実施の形態でのこれら電話通信用認証情報Bの取得方法は、ユーザAの場合と同様である。
呼制御装置3においては、電話通信用IDBと電話通信用パスワードBにより、認証処理と登録処理が行われる。
呼制御装置3は、ユーザA端末5から受信したユーザB端末6に対する呼接続要求の処理を継続中であり、ユーザBの電話通信用IDBが登録されるのを待っていたので、上記のように登録処理が行われた段階で、呼接続要求の処理を進めることになる。
ステップ45において、呼制御装置3は、ユーザB端末6に対する呼接続要求をユーザB端末6の電話通信機能部63に送信する。これによりユーザB端末6では着信の通知(ベルが鳴る等)がなされ、ユーザBが応答することにより、通話が開始される(ステップ46〜49)。
上述した例では、呼制御装置3は、呼接続要求に含められたWebサイト提供装置1のURLを用いてWebサイト提供装置1に対してステップ35の通知を行っていたが、呼制御装置3が、通話相手(上記の例ではユーザB)に対応する通知先のWebサイト提供装置を決定する方法は上記の例に限られない。
例えば、データベース装置7が、電話通信用IDとWebサイト提供装置のURLとを対応付けて格納し、呼制御装置3の呼接続要求情報通知部32が、呼接続要求の宛先である電話通信用IDに対応するWebサイト提供装置のURLをデータベース装置7から取得し、そのURLを用いて情報通知を行うこととしてもよい。また、電話通信用IDが電話番号形式になっている場合に、データベース装置7が、図11に示すように、電話番号帯とWebサイト提供装置のURLとを対応付けて格納し、呼制御装置3の呼接続要求情報通知部32が、呼接続要求の宛先である電話通信用IDが属する番号帯に対応するWebサイト提供装置のURLをデータベース装置7から取得し、そのURLを用いて情報通知を行うこととしてもよい。なお、電話通信用IDとWebサイト提供装置のURLとの対応情報や、番号帯とWebサイト提供装置のURLとの対応情報は、呼制御装置3内の記憶装置に格納することとしてもよい。
また、上記の例では、ステップ34において、呼制御装置3は、ユーザA端末5に対して試行中(Trying)を通知しているが、この処理に代えて、対象不明(Not Found)メッセージを送信し、ユーザA端末5に係る呼制御処理を中止し、ユーザBから電話をかけるようにしてもよい。その場合において主に上記の例と異なる点について、便宜上、図10を参照して説明する。
この場合、ステップ36においてユーザB端末6に通知されるOKボタンの表示情報に対応するリンク情報は、制御情報生成送信部21へ接続するための情報とともに、ユーザAのサービス用IDAを含む。
ユーザBがOKボタンをクリックすると、情報閲覧部61は、上記リンク情報に基づき、ユーザAのサービス用IDAを含む電話通信要求を電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21に送信する(ステップ38)。電話通信要求を受信した制御情報生成送信部21は、データベース装置7の対応表を参照して、サービス用IDAに対応する電話通信用IDAを取得し、当該電話通信用IDAと電話通信用プログラムの格納場所とを含む制御情報を生成し、当該制御情報を、種類識別情報とともにユーザB端末6の情報閲覧部61に送信する(ステップ39)。
制御情報と種類識別情報を受信した情報閲覧部61は、種類識別情報に基づき制御情報解釈実行部62を起動するとともに、制御情報を制御情報解釈実行部62に渡す(ステップ40)。制御情報解釈実行部62は、制御情報に含まれる情報に基づき、電話通信用プログラムがユーザB端末6にダウンロードされているかどうかをチェックし、ダウンロードされていなければ制御情報に含まれる電話通信用プログラムの格納場所情報に基づき、電話通信用プログラム提供装置2におけるダウンロード部22に対して電話通信用プログラムダウンロード要求を送信する(ステップ41)。
電話通信用プログラムダウンロード要求を受信したダウンロード部22は、その要求に応じて、電話通信用プログラムをユーザB端末6にダウンロードする(ステップ42)。そして、制御情報解釈実行部62は、ダウンロードされた電話通信用プログラムを起動して電話通信機能部63を生成し、電話通信用IDAを電話通信機能部63に渡す(ステップ43)。
その後、電話通信機能部63は、呼制御装置3に対して登録・認証処理を行う。その後は、上記の例とはシーケンスが異なり、ユーザB端末6の電話通信機能部63が、電話通信用IDAを宛先とする呼接続要求を呼制御装置3に送信し、SIPに基づく処理を経てユーザAと通話が行われる。
図12は、ユーザB側において、クリックがなされなかった場合の処理の例を示す図である。図12に示すとおり、前述したステップ34〜ステップ37の処理は行われるが、ユーザB側での電話通信用プログラムダウンロード処理は行われず、呼制御装置3におけるタイマーが満了した時点(例えばタイマーを設定してから180秒後)で、対象不明(Not Found)メッセージがユーザA端末5に返される(ステップ50)。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、Web画面上に、Webサイトにログインしている他ユーザが表示され、その中から通話相手をクリックするだけで、通話相手の情報を手入力することなく手軽に相手と通話することが可能になる。また、相手が電話通信用プログラムをダウンロードしていない状態であったとしても、相手に呼接続要求があったことを通知することにより、相手に電話通信用プログラムをダウンロードさせることができ、スムーズに通話を行うことが可能となる。
ただし、第1の実施の形態において、呼制御装置3に対する電話通信用認証情報をユーザが手入力する場合には、ユーザにとっての利便性が十分であるとはいえない。また、当該電話通信用認証情報をユーザ端末に予め格納する方式については、例えば、ネットカフェ等に設置した自分専用の端末でない端末を使用する場合に適用できないという問題がある。
そこで、本実施の形態では、ユーザが電話通信用認証情報を手入力したり、予め端末に格納しておくことなく、電話通信用認証情報を呼制御装置3に通知する方式を含む実施の形態について説明する。なお、以下の説明においては主に第1の実施の形態との相違点を詳細に説明する。
本実施の形態における各装置の構成は第1の実施の形態と同様であるが、データベース装置7の対応表の内容が第1の実施の形態と異なる。また、各機能部は、以下で説明する点で、第2の実施の形態で説明する各機能部と異なる動作をする。
図13に、本実施の形態における対応表の例を示す。図13に示すように、当該対応表は、各ユーザ毎に、サービス用認証情報(サービス用ID及びサービス用パスワード)と、電話通信用認証情報(電話通信用ID及び電話通信用パスワード)とを含む。
電話通信用認証情報の送受信にクッキーを用いる場合、本実施の形態におけるユーザ認証部14は、ユーザ認証に成功した場合に、サービス用認証情報(サービス用ID及びサービス用パスワード)をクッキー情報としてユーザ端末に返す機能を有している。また、クッキーを用いない方式も採用でき、その場合、他ユーザ情報提供部12は、他ユーザIDのリストに含まれるWebリンク情報にサービス用認証情報を埋め込み送信する機能を備える。
なお、クッキーを利用する方式の場合は、情報漏洩を防止するために、クッキーを発行するユーザ認証部14と、クッキーを利用する制御情報生成送信部21とを同一のドメインに配置し、クッキーの適用範囲をそのドメインに限定する。なお、その場合、ユーザ認証部14と制御情報生成送信部21とをWebサイト提供装置1の他の機能部と同一のドメインに設置してもよいし、別のドメインに設置し、当該他の機能部とはリダイレクト等による転送で通信を行うようにしてもよい。
上記クッキー情報、もしくはリンクに埋め込まれた認証情報を受信したユーザA端末5の情報閲覧部51は、通話相手が選択(クリック)された場合に、そのユーザIDに対応するサービス用IDと、上記付加情報であるサービス用認証情報Aとを含む電話通信要求を電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21に送信することになる。
更に、本実施の形態のサービス提供部11は、ユーザA端末5の情報閲覧部51からログアウト要求を受信したときに、当該ユーザA端末5に対し、付加情報の削除要求と、制御情報生成送信部21に対してアクセスするよう要求するリダイレクト要求とを送信する機能を有している。ユーザB端末6に関しても同様である。
また、本実施の形態における電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21は、ユーザ端末から送信される電話通信要求を受信し、電話通信要求からサービス用認証情報と通話相手のサービス用IDを抽出し、データベース装置7の対応表を参照することにより、当該サービス用認証情報に対応する電話通信用認証情報と、通話相手のサービス用IDに対応する電話通信用IDを取得し、これらの情報を含む制御情報を生成してユーザ端末に送信する機能を有している。
また、制御情報生成送信部21は、ユーザ端末からログアウト要求を受信したときに、ログアウトに対応する制御情報を生成し、それをユーザ端末に送信する機能も有している。
以下、本実施の形態におけるシステムの動作を図14、図15、図16に示すシーケンスチャートを参照して説明する。
第1の実施の形態と同様にして、ユーザAからのログイン(サービス用IDAとサービス用パスワードAからなるサービス用認証情報Aの送付)が行われ、Webサイト提供装置1においてユーザ認証に成功する。サービス用認証情報をクッキーを用いて送受信する場合には、ここで、Webサイト提供装置1のユーザ認証部14は、ログインの応答として、当該サービス用認証情報Aをクッキー情報としてユーザA端末5に送信し(ステップ64)、ユーザA端末5の情報閲覧部51が、当該サービス用認証情報Aを記憶装置に格納する。
続いて、第1の実施の形態と同様にして、Webサイト提供装置1における他ユーザ情報提供部12は、ログインしている他ユーザのユーザIDリストをユーザA端末5の情報閲覧部51に送信し、ユーザA端末5においてそれが表示される(ステップ65)。電話通信用認証情報の送受信にクッキーを用いない方式を採用する場合は、Webリンクのパラメータ情報としてサービス用認証情報Aが含められる。
続いて、上記表示画面においてユーザBがクリックされることにより、情報閲覧部51は、表示されるユーザBに対応するリンク情報に基づき、サービス用IDBと、Webサイト提供装置1のURLとを含む電話通信要求を電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21に送信する(ステップ66)。クッキーを用いてサービス用認証情報の送受信を行う場合、この電話通信要求には、サービス用認証情報Aがクッキー情報として付加されている。また、クッキーを用いない方式を採用する場合は、Webリンクのパラメータ情報であるサービス用認証情報Aを記憶装置から読み出し、当該サービス用認証情報Aを電話通信要求に付加して送信する。
電話通信要求を受信した制御情報生成送信部21は、電話通信要求から、ユーザAのサービス用認証情報Aと通話相手のユーザBのサービス用IDBとを取り出し、サービス用認証情報Aに対応する電話通信用認証情報Aをデータベース装置7から取得するとともに、通話相手のサービス用IDBに対応する電話通信用IDBをデータベース装置7から取得する。
そして、制御情報生成送信部21は、電話通信用認証情報Aと、電話通信用IDBと、電話通信用プログラムの格納場所と、Webサイト提供装置1のURLとを含む制御情報を生成し、当該制御情報を、種類識別情報とともにユーザA端末5の情報閲覧部51に送信する(ステップ67)。
制御情報と種類識別情報を受信した情報閲覧部51は、種類識別情報に基づき制御情報解釈実行部52を起動するとともに、制御情報を制御情報解釈実行部52に渡す(ステップ68)。制御情報解釈実行部52は、制御情報に基づいて、制御情報により指示されている電話通信用プログラムがユーザA端末5にダウンロードされているか否かをチェックする。ここでは、まだダウンロードされていないので、制御情報解釈実行部52は、制御情報に含まれる電話通信用プログラムの格納場所情報に基づき、電話通信用プログラム提供装置2におけるダウンロード部22に対して電話通信用プログラムダウンロード要求を送信する(ステップ69)。
電話通信用プログラムダウンロード要求を受信したダウンロード部22は、要求に応じて、電話通信用プログラムをユーザA端末5にダウンロードする(ステップ70)。ダウンロードされた電話通信用プログラムは、記憶装置に格納される。そして、制御情報解釈実行部52は、ダウンロードされた電話通信用プログラムを起動して電話通信機能部53を生成するとともに、制御情報に含まれる電話通信用認証情報Aと、Webサイト提供装置1のURLと、通話相手の電話通信用IDBとを電話通信機能部53に渡す(ステップ71)。
その後、電話通信機能部53は、呼制御装置3に対して電話通信用認証情報Aを含む登録・認証要求を送り、応答を受信する(図15のステップ72)。そして、電話通信機能部53は、呼制御装置3に対して、電話通信用IDBを呼接続先とする呼接続要求(INVITEメッセージ)を送信する(ステップ73)。その後のステップ74〜ステップ77の処理は、第1の実施の形態と同様である。
また、ユーザB側においても上記の処理と同様にして、サービス用認証情報B(クッキー情報等)を電話通信要求に含め、制御情報生成送信部21が、データベース装置7を参照することにより電話通信用認証情報Bを取得し、当該電話通信用認証情報Bを含む制御情報を生成してユーザB端末6に送信する。ユーザB端末6では、当該制御情報に含まれる電話通信用認証情報Bを用いて、登録処理を行い、通話が行われる(ステップ78〜89)。
次に、ユーザA側を例にとってログアウト処理について図16を参照して説明する。以下の処理は、ユーザB側でも同様にして行うことができる。
通話が終了した後、ユーザAは、本実施の形態に係るサービス(SNS等)からログアウトする操作を行うものとする。このとき、ユーザA端末5の情報閲覧部51からWebサイト提供装置1にはログアウト要求が送信され(ステップ91)、Webサイト提供装置1のサービス提供部11がそのログアウト要求を受信する。サービス提供部11は、その要求に対して、ユーザA端末5に格納されているサービス用認証情報を削除する命令と、ユーザA端末5の情報閲覧部51を電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21にアクセスさせるためのリダイレクト要求とを含む応答をユーザA端末5に返す(ステップ92)。
ステップ92の応答を受信したユーザA端末5の情報閲覧部51は、応答に含まれる命令に従って記憶装置からサービス用認証情報を削除するともに、リダイレクト要求に従って、電話通信用プログラム提供装置2の制御情報生成送信部21にログアウト要求を送信する(ステップ93)。
このログアウト要求を受信した制御情報生成送信部21は、電話通信機能部53に呼制御装置3からログアウトする動作を行わせるログアウト指令を含む制御情報を生成し、種類識別情報とともにユーザA端末5の情報閲覧部51に送信する(ステップ94)。当該制御情報を受信した情報閲覧部51は、制御情報解釈実行部52を起動するとともに、制御情報を制御情報解釈実行部52に渡す(ステップ95)。
そして、制御情報解釈実行部52は、当該制御情報に基づき、電話通信機能部53に対してログアウト指令を通知する(ステップ96)。ログアウト指令の通知を受けた電話通信機能部53は、呼制御装置3に対してログアウトを行う(ステップ97)。ここでは、呼制御装置3に対してUnregisterを行うためのメッセージを送信する。なお、"Unregister"とは、呼制御装置3における登録情報を削除する処理のことをいう。つまり、ステップ97において、電話通信機能部53は、呼制御装置3に登録されているユーザA端末5の登録情報を削除し、非登録とするための要求を呼制御装置3に送信する。これにより、呼制御装置3におけるユーザA端末5のユーザの登録情報が削除され、再度登録認証処理を行わない限り、当該ユーザは電話通信サービスを受けることができなくなる。
なお、ステップ94において制御情報生成送信部21が生成する制御情報には、ユーザA端末5(制御情報解釈実行部52)に、ユーザA端末5から電話通信用プログラムを削除する処理を実行させるための命令を含めることとしてもよい。
また、第1の実施の形態におけるステップ25、及び第2の実施の形態におけるステップ65においてWebサイト提供装置1からユーザA端末5の情報閲覧部51に送信された他ユーザIDのリストは、ユーザA端末5の使用の終了後にユーザA端末5の記憶装置に残らないようにすることが望ましい。当該リストをユーザA端末5の記憶装置に残さないためには、例えば、Webサイト提供装置1が、ユーザA端末5に送信するHTML情報には直接通話相手のデータを含めずに、当該データを取得するためのJava(登録商標)スクリプトを含め、HTML情報を受信したユーザA端末5の情報閲覧部51がそのJava(登録商標)スクリプトを実行することにより通話相手のデータを取得し、そのデータをWebページ上に表示するようにする。また、電話通信用プログラムを削除する場合と同様にして、制御情報に、リストのデータをユーザA端末5から削除するための制御情報を含めてもよい。
上記の処理を行うことにより、例えばネットカフェ等のパソコンのように自分専用でない端末に、余計なプログラムを残したり、他人のユーザID等を残してしまうことを回避できる。
(実施の形態の効果)
上述した電話通信システムを導入することにより、ユーザは、事前に専用ソフトウェアをユーザ端末にインストールすることなく、また、通話相手の電話通信用IDを知ることなく、Web画面上で通話相手を指定するだけで、手軽に通話相手と電話通信を行うことが可能となる。
また、本実施の形態では、SNS等のサービスにログインしている他ユーザをユーザ端末に表示することにより、ログインしている他ユーザの中から通話相手を選択できる。また、通話相手が電話通信用のプログラムを起動していない状態であったとしても、当該通話相手に対して呼接続要求があったことを通知し、その通知に基づき通話相手が電話通信用のプログラムのダウンロードや起動を行うことを可能としたので、ほぼ確実にSNS等のメンバーと手軽に電話等のコミュニケーションをとることができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
本発明の実施の形態に係る電話通信システムの構成図である。 動作概要を説明するための図である。 Webサイト提供装置1の機能構成図である。 第1の実施の形態における対応表の例を示す図である。 電話通信用プログラム提供装置2の機能構成図である。 ユーザA端末5の機能構成図である。 ユーザB端末6の機能構成図である。 呼制御装置3の機能構成図である。 第1の実施の形態におけるシステムの動作を示すシーケンスチャートである。 第1の実施の形態におけるシステムの動作を示すシーケンスチャートである。 番号帯とURLの対応表の例である。 第1の実施の形態におけるシステムの動作を示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態における対応表の例である。 第2の実施の形態におけるシステムの動作を示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態におけるシステムの動作を示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態におけるシステムの動作を示すシーケンスチャートである。
符号の説明
1 Webサイト提供装置
2 電話通信用プログラム提供装置
3 呼制御装置
4 通信ネットワーク
5 ユーザA端末
6 ユーザB端末
7 データベース装置
11 サービス提供部
12 他ユーザ情報提供部
14 ユーザ認証部
15 ユーザ情報格納部
21 制御情報生成送信部
22 ダウンロード部
23 認証情報対応表格納部
51、61 情報閲覧部
52、62 制御情報解釈実行部
53、63 電話通信機能部

Claims (9)

  1. 接続元ユーザのユーザ端末である接続元ユーザ端末、及び接続先ユーザのユーザ端末である接続先ユーザ端末を含む複数のユーザ端末と、当該複数のユーザ端末にWebサービスを提供するWebサイト提供装置と、通信接続制御装置とが通信ネットワークを介して接続された通信サービスシステムにおいて使用される前記通信接続制御装置であって、
    各ユーザの通信用識別情報を含む登録情報を格納する登録情報格納手段と、
    前記接続元ユーザ端末から、前記接続先ユーザの通信用識別情報を宛先として含む通信接続要求を受信する受信手段と、
    前記接続先ユーザの通信用識別情報を含む登録情報が前記登録情報格納手段に格納されていないことを検知した場合に、前記Webサイト提供装置に対し、前記接続元ユーザから前記接続先ユーザに対して通信接続要求があったことを示す通知情報を送信する通知情報送信手段と、
    前記接続元ユーザからの通信接続要求があったことを示す通知情報を前記Webサイト提供装置から受信した前記接続先ユーザ端末から、前記接続先ユーザの通信用識別情報を含む登録要求を受信した後に、前記接続元ユーザ端末と前記接続先ユーザ端末との間の通信のための処理を行う通信接続制御手段と、
    を備えたことを特徴とする通信接続制御装置。
  2. 前記通信接続要求は、前記Webサイト提供装置の前記通信ネットワーク上の場所を示す場所情報を含み、前記通知情報送信手段は、当該場所情報を用いて前記Webサイト提供装置に対して前記通知情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信接続制御装置。
  3. 前記通信接続制御装置の内部又は外部に、各ユーザの通信用識別情報とWebサイト提供装置の前記通信ネットワーク上の場所を示す場所情報とを対応付けて格納する場所情報格納手段を備え、
    前記通知情報送信手段は、前記通信接続要求に含まれる通信用識別情報に対応する前記Webサイト提供装置の場所情報を前記場所情報格納手段から取得し、当該場所情報を用いて前記Webサイト提供装置に対して前記通知情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信接続制御装置。
  4. 前記通信接続制御装置の内部又は外部に、電話番号帯とWebサイト提供装置の前記通信ネットワーク上の場所を示す場所情報とを対応付けて格納する場所情報格納手段を備え、
    前記通知情報送信手段は、前記通信接続要求に含まれる通信用識別情報である電話番号が属する電話番号帯に対応する前記Webサイト提供装置の場所情報を前記場所情報格納手段から取得し、当該場所情報を用いて前記Webサイト提供装置に対して前記通知情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信接続制御装置。
  5. コンピュータを、請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の前記通信接続制御装置における各手段として機能させるためのプログラム。
  6. 接続元ユーザのユーザ端末である接続元ユーザ端末、及び接続先ユーザのユーザ端末である接続先ユーザ端末を含む複数のユーザ端末と、当該複数のユーザ端末にWebサービスを提供するWebサイト提供装置と、通信接続制御装置とが通信ネットワークを介して接続された通信サービスシステムにおいて使用される前記Webサイト提供装置と前記通信接続制御装置とにより実行される通信接続方法であって、
    前記Webサイト提供装置が、当該Webサイト提供装置にログインを行っている前記接続先ユーザを含むユーザの識別情報を前記接続元ユーザ端末に送信するステップと、
    前記通信接続制御装置が、前記Webサイト提供装置にログインを行っているユーザの情報が表示された前記接続元ユーザ端末から、前記接続先ユーザの通信用識別情報を宛先として含む通信接続要求を受信するステップと、
    前記通信接続制御装置が、自身が備える登録情報格納手段に、前記接続先ユーザの通信用識別情報を含む登録情報が格納されていないことを検知した場合に、前記Webサイト提供装置に対し、前記接続元ユーザから前記接続先ユーザに対して通信接続要求があったことを示す通知情報を送信するステップと、
    前記Webサイト提供装置が、前記接続元ユーザからの通信接続要求があったことを示す通知情報を前記接続先ユーザ端末に送信するステップと、
    前記通信接続制御装置が、前記接続先ユーザ端末から、当該接続先ユーザの通信用識別情報を含む登録要求を受信した後に、前記接続元ユーザ端末と前記接続先ユーザ端末との間の通信のための処理を行うステップと、
    を備えたことを特徴とする通信接続方法。
  7. 前記接続先ユーザ端末は、前記接続元ユーザからの通信接続要求があったことを示す通知情報を前記Webサイト提供装置から受信した後に、前記通信ネットワークに接続された通信用プログラム提供装置から通信用プログラムをダウンロードし、当該通信用プログラムが前記接続先ユーザ端末において実行され、
    前記通信接続処理を行うステップにおいて、前記通信接続制御装置は、前記通信用プログラムが実行された前記接続先ユーザ端末から当該通信用プログラムの機能により前記登録要求を受信することを特徴とする請求項6に記載の通信接続方法。
  8. 接続元ユーザのユーザ端末である接続元ユーザ端末、及び接続先ユーザのユーザ端末である接続先ユーザ端末を含む複数のユーザ端末に通信ネットワークを介して接続される通信サービスシステムであって、
    前記通信サービスシステムは、前記複数のユーザ端末にWebサービスを提供するWebサイト提供手段と、ユーザ端末間の通信接続制御を行う通信接続制御手段とを備え、
    前記Webサイト提供手段が、当該Webサイト提供手段にログインを行っている前記接続先ユーザを含むユーザの識別情報を前記接続元ユーザ端末に送信し、
    前記通信接続制御手段が、前記Webサイト提供手段にログインを行っているユーザの情報が表示された前記接続元ユーザ端末から、前記接続先ユーザの通信用識別情報を宛先として含む通信接続要求を受信し、
    前記通信接続制御手段が、自身が備える登録情報格納手段に、前記接続先ユーザの通信用識別情報を含む登録情報が格納されていないことを検知した場合に、前記Webサイト提供手段に対し、前記接続元ユーザから前記接続先ユーザに対して通信接続要求があったことを示す通知情報を送信し、
    前記Webサイト提供手段が、前記接続元ユーザからの通信接続要求があったことを示す通知情報を前記接続先ユーザ端末に送信し、
    前記通信接続制御手段が、前記接続先ユーザ端末から、当該接続先ユーザの通信用識別情報を含む登録要求を受信した後に、前記接続元ユーザ端末と前記接続先ユーザ端末との間の通信のための処理を行うことを特徴とする通信サービスシステム。
  9. 前記通信サービスシステムは、ユーザ端末からのダウンロード要求に基づき、当該ユーザ端末に対して通信用プログラムをダウンロードする通信用プログラム提供手段を更に備え、
    前記接続先ユーザ端末が、前記接続元ユーザからの通信接続要求があったことを示す通知情報を前記Webサイト提供手段から受信した後に、前記通信用プログラム提供手段は、前記接続先ユーザ端末から通信用プログラムのダウンロード要求を受信し、当該ダウンロード要求に応じて前記通信用プログラムを前記接続先ユーザ端末にダウンロードし、
    前記通信接続制御手段は、ダウンロードされた前記通信用プログラムが実行された前記接続先ユーザ端末から、当該通信用プログラムの機能により前記登録要求を受信することを特徴とする請求項8に記載の通信サービスシステム。
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