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JP5004051B2 - フラッディングリレーパケット方式を使用したメッシュ型ネットワーク網及びそのネットワーク網に用いられるノード - Google Patents

フラッディングリレーパケット方式を使用したメッシュ型ネットワーク網及びそのネットワーク網に用いられるノード Download PDF

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Description

本発明は、フラッディングリレーパケット方式を使用したメッシュ型ネットワーク網に関する。また、このメッシュ型ネットワーク網を構築する通信装置に関する。
近年、メッシュ型ネットワーク網の利用が広く検討されている。このメッシュ型ネットワーク網を利用した、観光地のサービスシステムや地方公共団体のネットワークが種々検討されている。
公共又は自営ネットワーク及び緊急時の仮設ネットワークを構築する場合には、短期間でシステム構築が可能で、運用障害が発生しても自動的にその障害を検知して障害回避を行い、継続して利用できるシステムが要求される。
障害が発生した場合の対処方法
図13には、ネットワーク網の従来型システムの例を示した。この図には、7台のネットワーク機器90a、90b、90c、90d、90e、90f、90gと、1台の管理ツール93が、メッシュ網ネットワークを構成する例が示されている。このシステムを構成する各ネットワーク機器90群においては、ネットワーク制御動作を行うために、機器個別にネットワーク情報の静的設定を行う必要がある。また、このネットワーク機器90に設定されたネットワーク情報を変更する場合(例えば、アドレスを変更したり、設定パラメータを変えたりする場合など)には、管理ツール93からその目的のネットワーク機器に対して、WebやTelnet、SNMP等で接続する必要がある。
また、この図13の従来型システムにおいて、管理ツール93からネットワーク機器90に対して設定情報を更新又はアクセスしている最中に、経路に故障が発生した場合には、その設定情報が、目的のネットワーク機器に対して正常に反映されない場合が発生していた。
また、この図13に示すようなメッシュ型ネットワーク網においては、ネットワーク機器90が、外部から再接続できない状態に陥ることも考慮した管理方法が必要であった。
また、不安定な無線リンクを利用して、図13に示すようなシステムを構築した場合には、有線によるリンクよりも更に信頼性が低くなるため、従来の管理方法によって無線リンクを利用したネットワークを維持することは非常に困難であった。
また、この図13の従来型システムにおいて、ネットワーク機器90が、自動的に網内で迂回経路に切り替える機能を備えるためには、接続障害に関する情報を管理するための所定のアプリケーションソフトが必要であった。
ネットワークの構築方法
ネットワークを構築する技術として、従来よりIPルーティングを使用した方法が知られている。IPルーティングによれば、メッシュ型のネットワークを構成することは可能である。しかしながら、網構築するためには個々のネットワーク機器に対してIPアドレス情報等を事前に設定する必要があるため、ネットワークを自動で構築することは不可能であった。
また、ネットワーク機器情報共有伝達方式として、IETFで規格化されたRFC2730(The OSPF Opaque LSA Option)が存在するが、これは、あくまでもIP上位のアプリケーションとの情報共有のために運用されるものであって、自動網構築を目的とした標準化プロトコルではない。
また、一般的にメッシュ網内のデータリンク層以下のネットワーク構築方式には、IEEE802.1D STP(Spanning Tree Protocol)が利用される。しかしながら、STPを利用した場合においても、事前に各ネットワーク機器にSTP制御用設定を行った上で、ブリッジルートを中心としたツリー経路が構築されるため、これもネットワーク自動構築を実現しているわけではない。
また、STPを使用した場合には、必ず冗長リンク(使用されないリンク)が発生し、ブリッジループを遮断するためにその冗長リンクは通信には使用されない。これを説明するメッシュ型ネットワーク網の例が、図14に示されている。この例において、ルートブリッジ96とノード99dとの経路は3通りある。しかしながら、ノード99dとノード99c、及びノード99dとノード99bとの間のリンクは冗長リンクとなり、利用できない。その結果、アクティブ動作が可能なリンクはノード99aとノード99dとを接続するリンクのみとなる。
先行技術文献
下記特許文献1には、ネットワークを構成するパスにおいて障害が発生した場合に迂回パスを探索する技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、ネットワークにおいて、障害が発生した通信パスを迂回パスに切り替える技術が開示されている。特に、この特許文献2には、障害を検出したノードが、障害箇所を特定した障害復旧用のメッセージを生成し、このノードに隣接する他のノードにフラッディングすることが記載されている。
特開平9−8806号公報 特開2002−77244号公報
上記背景技術で述べたように、従来、自動的に短期間でネットワークを構築することができなかったので、それを可能にするような方法が望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その一つ目の目的は、自動的にネットワークを構築できるメッシュ型ネットワーク網を提供することである。
また、2つ目の目的は、ネットワーク内で障害が発生した場合には、自動的にその障害を検知して、運用を継続できるメッシュ型ネットワーク網を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
(1)本発明は、上記課題を解決するために、複数のメッシュ網構成ノードと、前記複数のメッシュ網構成ノード同士を接続するリンク群と、から構成されるメッシュ型ネットワーク網において、前記メッシュ網構成ノードは、前記リンクを介して他のメッシュ網構成ノードと接続するための2以上のポートと、いずれか一つの前記ポートを介して、データリンク層レベルでリンク情報を受信した場合に、前記リンク情報を、他の前記ポートに接続されている他の前記メッシュ網構成ノードの全てにデータリンク層レベルで送信するフラッディング通信を行うフラッディング通信手段と、を含むことを特徴とするメッシュ型ネットワーク網である。
(2)また、本発明は、上記(1)に記載のメッシュ型ネットワーク網に用いられる前記メッシュ網構成ノードにおいて、前記メッシュ網構成ノードは、前記リンクを介して他のメッシュ網構成ノードと接続するための2以上のポートと、いずれか一つの前記ポートを介して、所定のリンク情報をデータリンク層レベルで受信した場合に、そのリンク情報を、他のポートに接続されている他のメッシュ網構成ノードにデータリンク層レベルで送信するフラッディング通信手段と、を含むことを特徴とするメッシュ網構成ノードである。
ここで、リンク情報は、メッシュ型ネットワーク網を構成する各リンクに関する情報であるが、典型的にはパケットによって表現される。
(3)また、本発明は、上記(2)に記載のメッシュ網構成ノードにおいて、前記フラッディング通信手段は、全ての前記ポートに接続されている前記メッシュ網構成ノードに対して、リンク確認要求を定期的に送信することを特徴とするメッシュ網構成ノードである。
(4)また、本発明は、上記(3)に記載のメッシュ網構成ノードにおいて、前記フラッディング通信手段は、いずれか一つの前記ポートに接続されている前記メッシュ網構成ノードから、前記リンク確認要求を受信した場合に、そのメッシュ網構成ノードに対して、リンク確認応答を定期的に送信することを特徴とするメッシュ網構成ノードである。
(5)また、本発明は、上記(2)〜(4)のいずれか1項に記載のメッシュ網構成ノードにおいて、前記フラッディング通信手段は、メッシュ網構成ノードの起動、又は、リンクの変化を検知した場合に、そのリンク情報をFRPプロキシ手段に通知する制御部と、前記制御部から通知された前記リンク情報を、前記ポートに接続されている全ての前記メッシュ網構成ノードに送信するFRPプロキシ手段と、を含むことを特徴とするメッシュ網構成ノード。
(6)また、本発明は、上記(5)に記載のメッシュ網構成ノードにおいて、前記リンク情報を記憶する記憶手段、を含み、送信される前記リンク情報は、作成された時刻を表す時間情報を含み、前記フラッディング通信手段は、前記リンク情報を受信した場合に、前記記憶手段中のリンク情報を調べ、前記受信したリンク情報に含まれる前記時間情報が、前記記憶手段中の過去に受信した前記リンク情報に含まれていた前記時間情報と同一であるか否かを検査し、前記検査の結果、受信した前記リンク情報に含まれる前記時間情報と、過去に受信した前記リンク情報に含まれていた前記時間情報と、が同一でなかった場合に、その受信した前記リンク情報を前記記憶手段に保存し、且つ、受信した前記リンク情報をそのリンク情報を受信したポート以外のポートに接続されている前記メッシュ網構成ノードに送信することを特徴とするメッシュ網構成ノードである。
(7)また、本発明は、上記(1)に記載のメッシュ型ネットワーク網において、いずれかの前記メッシュ網構成ノードにリンクを介して接続するネットワーク管理ノード、を含み、前記ネットワーク管理ノードは、1以上のポートと、前記ポートを介して、リンク情報をデータリンク層レベルで受信する通信手段と、前記各メッシュ網構成ノードから受信した前記リンク情報から、メッシュ型ネットワーク網の網構成情報を作成する網構成情報作成手段と、を含み、前記通信手段は、前記ポートを介してデータリンク層レベルで前記網構成情報を送信することを特徴とするメッシュ型ネットワーク網である。
(8)また、本発明は、上記(7)に記載のメッシュ型ネットワーク網に用いられる前記ネットワーク管理ノードにおいて、1以上のポートと、前記ポートを介して、リンク情報をデータリンク層レベルで受信する通信手段と、前記各メッシュ網構成ノードから受信した前記リンク情報から、メッシュ型ネットワーク網の網構成情報を作成する網構成情報作成手段と、を含み、前記通信手段は、前記ポートを介してデータリンク層レベルで前記網構成情報を送信することを特徴とするネットワーク管理ノードである。
(9)また、本発明は、上記(8)に記載のネットワーク管理ノードにおいて、前記リンク情報に基づいて、前記各メッシュ網構成ノードを基点とするデータ経路の情報であるデータ経路情報を一つ以上作成するデータ経路情報作成手段、を備え、前記通信手段は、前記データ経路情報を、前記ポートを介してデータリンク層レベルで送信することを特徴とするネットワーク管理ノードである。
(10)また、本発明は、上記(2)〜(6)のいずれかに記載のメッシュ網構成ノードにおいて、前記メッシュ網構成ノードは、メッシュ型ネットワーク網の網構成情報を記録するための網構成情報記憶手段を備え、前記フラッディング通信手段は、いずれかの前記ポートから、データリンク層レベルで前記網構成情報を受信した場合に、前記網構成情報を前記網構成情報記憶手段に記憶し、前記網構成情報を、他の前記ポートに接続されている前記メッシュ網構成ノードの全てにデータリンク層レベルで送信することを特徴とするメッシュ網構成ノードである。
(11)また、本発明は、上記(2)〜(6)のいずれかに記載のメッシュ網構成ノードにおいて、前記メッシュ網構成ノードは、前記各メッシュ網構成ノードを基点とするデータ経路の情報であるデータ経路情報中、自己が利用する前記データ経路情報を保存するデータ経路情報記憶手段、を備え、いずれかの前記ポートから、前記データ経路情報を受信した場合に、その中から自己が利用する前記データ経路情報を取り出し、取り出した前記データ経路情報を前記データ経路情報記憶手段に記憶し、前記フラッディング通信手段は、受信した前記データ経路情報を、その情報を受信した前記ポート以外の他のポートを介してデータリンク層レベルで送信することを特徴とするメッシュ網構成ノードである。
(12)また、本発明は、上記(6)記載のメッシュ網構成ノードにおいて、前記リンク変化は、リンクの障害を含み、前記制御手段が、自己が接続するリンクの障害を検知したした場合にその障害を含むリンク情報を前記FRPプロキシ手段に通知し、前記FRPプロキシ手段は、前記障害のリンク情報を、前記障害が発生したリンク以外のリンクを介して送信することを特徴とするメッシュ網構成ノードである。
(13)また、本発明は、上記(11)記載のメッシュ網構成ノードにおいて、前記フラッディング通信手段は、いずれか一つの前記ポートに接続されている前記メッシュ網構成ノードから、リンクの障害を含む前記リンク情報を受信した場合に、前記データ経路情報記憶手段に記憶した前記データ経路情報に基づいて、前記障害が発生したリンクを経る経路から、他のリンクを利用する経路に切り替えることを特徴とするメッシュ網構成ノードである。
以上述べたように、本発明によれば、データリンク層レベルで、リンク情報を送受信したので、ネットワーク網の構成をより容易に実行することとが可能である。
また、リンク障害が生じても、経路の切り替えを容易に行うことができるため、障害に対する耐性を増したネットワークを構築することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態においては、図1に示すようなメッシュ型ネットワーク網10を例にして、通信方法と、ネットワークの構築方法と、障害発生時の動作と、について具体的な例を順に説明する。
1.全体構成
図1に示すように、このメッシュ型ネットワーク網10は、7つのメッシュ網構成ノード13a、13b、13c、13d、13e、13f、13gと、リンク15群と、ネットワーク管理ノード18と、を備えている。このメッシュ型ネットワーク網10内では、FRPという通信プロトコルによって、ネットワークの構築及び管理が行われる。
なお、以下、本実施の形態においては、メッシュ網構成ノードをTSG(Terminal Service Gateway)と呼び、ネットワーク管理ノードをNM(Network Manager)と呼ぶ。
1−1.通信方法(通信プロトコルについて)
本実施の形態において、TSG13間では、FRP(Flooding Relay Protocol)と呼ぶ通信プロトコルを利用した通信が行われる。このFRPとは、メッシュ型ネットワーク網の自動構築及び自動管理を行うことを目的として、本発明で定義したEthernet(登録商標)プロトコルで動作するブリッジプロトコルである。このFRPは、OSI階層におけるデータリンク層に実装され、データリンク層におけるTSG13間のリンク情報21を転送するのに利用される。このFRPを利用した通信は、TSG13が備える1個のポートを介して受信したリンク情報21を、他のポートに接続するTSGの全てに送信するという通信方式(フラッディング通信方式)を採用していることを特徴とする。図1中には、リンク情報21が、全てのTSG13から送出されていることが示されている。
このFRPによれば、上記リンク情報21を、各TSG13のデータリンク層でフラッディングしながらプロキシ・リレーしてTSG13の全てに通知することが可能である。
このFRPは、一般に市販されているような通常の管理機能付きVLANスイッチに組み込むことも可能である。これによって、既存ネットワークについても、構築及び管理を自動化できるため、運用コストを従来よりも大幅に低減することが可能である。
また、このFRPを利用してネットワークを構築した場合には、メッシュ型ネットワーク網10内の全てのリンク15がアクティブ動作可能である。また、物理リンクに論理経路を多重設定することが可能である。
従来のSTPによって形成したネットワークは、図14に示すように、一つのノード99dに対してアクティブ動作可能なリンクは一つに限られる。このSTPのネットワークと同様のネットワークをFRPを利用して形成すれば、ノード99dに対して3通りもの経路が設定できる。つまり、FRPによれば、従来よりも更に経路設定の自由度が高くなり、帯域利用効率の高いネットワークが構築できるのである。
なお、本明細書中において、このFRPを利用した通信方式を、フラッディングリレーパケット方式、又は、単にFRPとも呼んでいる。
1−2.TSG(メッシュ網構成ノード)
TSG13は、複数個のポートを備える通信機器である。各TSG13には、予めNodeIDのみがそれぞれ設定される。なお、このメッシュ型ネットワーク網10が無線リンクを利用して構築される場合には、各TSG13に対して、所定の初期設定を行う必要がある。
各TSG13は、電源投入後すぐに、ポートに接続する全てのTSG13に対して、FRPを利用してリンクの確認要求を送信し、リンクの確立を試みる。この結果、リンクが確認されたTSG13同士の間に、リンクが確立する。
1−3.NM(ネットワーク管理ノード)
NM18は、メッシュ型ネットワーク網10全体の接続状況を管理する通信機器である。このNM18は、上記TSG13と同様に、複数個のポートを備える。
このNM18は、各TSG13間のリンク確立に関する情報を、FRPによって取得し、網構成情報を作成する。この網構成情報は、NM18が取得した複数のリンク確立に関する情報を結合させた情報であり、メッシュ型ネットワーク網10全体のリンク確立状況を表す。
ネットワーク管理ノード(NM18)が網構成情報をFRPで送信することによって、中継リンクにおいて障害が発生した場合であっても、リンク状態を確認しながらメッシュ網構成ノード(TSG)13間で正確にデータ転送を行うことが可能なため、網構成情報を、TSG13の全てに配布することができる。
また、リンク15群に障害が発生した場合には、その障害に関するリンク障害情報がTSG13からNM18に送信され、NM18によって障害の発生状況がリアルタイムに把握される。また、NM18は、このリンク障害情報を蓄積して、ログを生成することが可能である。
2.網構築
本実施の形態において、網の構築には、以下の3つの手順が含まれる。
この3つの手順とは、以下で順次説明するように「TSG間におけるリンク確立」と、「FRP通知情報転送」と、「FRP設定情報配布」と、である。
2−1.TSG間におけるリンク確立
TSG13間のリンクの確立は、各メッシュ網構成ノード(TSG)13のデータリンク層において行われる。このデータリンク層内の概念図が、図2に示されている。
この図2に示すように、TSG13のデータリンク層内には、TSG制御部33と、TSGスイッチ部36と、N個の接続ポート39群とが備えられている。
まず、TSG制御部33には、管理用Node ID(NID)が初期設定されている。このNIDは、メッシュ内の各ノード、すなわちTSGに対してユニークなID番号が割り当てられている。IDとしては、例えば0〜nまでの整数などが割り当てられる。
また、TSG13のTSGスイッチ部36の接続ポート39群に対して管理用Port ID(PID)が割り付けられ、接続ポート39群に接続された各TSG13は、そのPIDで認識される。PIDは、他のノードに接続するためのポート番号の概念である。このTSG13は、このPIDによって、接続する他のノードを識別する。このPIDは、0〜Nから選択する1個の整数である。
それぞれのTSG13に接続された機器は、それぞれその機器が接続されたTSGのPIDとそのPIDが備え付けられているTSGのNIDから識別することができる。
リンク確認プロトコル
TSG制御部33は、電源投入後、リンク確認要求を定期的に他のTSG13に対して送信する。この送信は、隣接する(各ポートに接続している)全てのTSG13に対して行われる。
このリンク確認要求の概念図が図3に示されている。この図に示されているように、TSG−A制御部42aが、リンク確認要求51aを、隣接するTSG−B制御部42bに送信する。リンク確認要求51aを受信したTSG−B制御部42bは、リンク確認応答51bを定期的に送信する。この様子が、図3に示されている。リンク接続・切断の判断については、リンク確認要求パケットの転送周期や応答パケットのロス率などのパラメータに基づき行われる。従って、このパラメータを変更すれば、リンク接続・切断の判断基準を変更することができる。なお、このリンク確認については、1対多の接続でも可能である。
なお、TSG制御部は、請求の範囲のフラッディング通信手段の一部の好ましい一例に相当する。
なお、このリンク確認要求については、図3に示されているように、TSG−A制御部42aだけでなく、TSG−B制御部42bからも送信される。TSG−B制御部42bから送られてきたリンク確認要求51cに対して、TSG−A制御部42aはリンク確認応答51dをTSG−B制御部42bに対して送信する。
2−2.FRP通知情報転送方式
次に、メッシュ網構成ノード(TSG)13間にリンクが確立した後、各TSG13は、このリンクが確立したという情報を、FRPによって、他のTSG13に、転送して通知する。このFRP通知情報転送方式について、以下、説明する。
図4には、このFRP通知情報転送方式の概念図が示されている。この図に示されているように、TSGは、ノード起動、リンク変化を検知した場合、その情報を内部のFRP Proxyに対して通知する。FRP Proxyは、その情報をFRPパケットに組み込んで、リンクが確立している全てのポートにフラッディングする。
本実施の形態では、ノード起動、リンク変化の検知は、TSG制御部42が行うが、検知のための専用の手段を設けてもかまわない。このTSG制御部42は、請求の範囲の制御部の好適な一例に相当する。
また、FRP Proxyは、請求の範囲のFRPプロキシ手段の好適な一例に想到する。
この図4には、TSG−A制御部42aが起動し、FRP Proxy60aから送信されたリンク通知用FRPパケット67aが、FRP Proxy60b、60c、とを介して、NM54が備えるFRP Proxy60dへと転送される様子が示されている。
通知情報転送の際、FRPパケットを受信したFRP Proxyは、回り込み(2重受信)防止のためにFRP Header情報のみ自己のフィルターテーブルに保存し、すぐにパケット転送を実行する。各FRP Proxyには、このフィルターテーブルがそれぞれ設けられている。このフィルターテーブルは、請求の範囲の記憶手段の好適な一例に相当する。
このリンク通知用FRPパケット(FRP情報)のフレームフォーマットの概念図が図5に示されている。この図に示されるように、FRP情報のフレームフォーマットは、宛先TSGのMACアドレスと、送信元TSGのMACアドレスと、E−Typeと、FRP Headerと、FRP Messageと、から構成され、このFRP情報は、TSGのMACアドレスに基づいて伝送される。E−Typeには、FRP用特殊コードをアサインする。
また、このFRP Header情報には、送信者がその通知情報が生成した時間情報などが含まれている。そして、受信したFRP情報の時間情報が、それ以前に受信したFRP情報の時間情報と同一か否かを、TSGのFRP Proxyは検査を行う。その検査の結果、以前受信したFRP情報の時間情報と同一の時間情報であった場合には、その受信したFRP情報は2重に送信されてきたものと判断し、破棄する。また、その検査の結果、以前受信したFRP情報の時間情報と同一の時間情報でなかった場合には、そのFRP情報を他のFRP Proxyに転送する。
これら図4及び図5中に示されているFRP Proxy60a、60b、60c、60dは、それぞれ特許請求の範囲に記載のフラッディング通信手段の一部の機能の好ましい一例に相当する。また、本実施の形態において、FRP Proxyは、特許請求の範囲に記載のレビジョン情報検査手段及びリンク通知情報送信手段の役割を担っている。
なお、図4においては、上段の矢印群67aと下段の矢印群67bが示されている。上段の矢印群67aは、これまで説明してきたように、TSG−A制御部42aのFRP Proxy60aから発信されたリンク通知用FRPパケット67aがフラッディングによって、TSG−B制御部42b、TSG−C制御部42c、NM54、へと伝搬していく様子を示している。
これに対して、下段の矢印群67bは、TSG−B制御部42bが発信したリンク通知用FRPパケット67bが、それぞれTSG−A制御部42aに送られ、TSG−C制御部42cを通じてNM54まで伝搬されていく様子を示している。
リンク通知用FRPパケットを受信したネットワーク管理ノード(NM54)は、メッシュ網構成用アプリケーションソフト70によって、受信したリンク通知用FRPパケットに含まれるリンク情報に基づいて網構成情報を生成する。なお、このメッシュ網構成用アプリケーションソフト70は、特許請求の範囲に記載の網構成情報作成手段の好ましい一例に相当する。
TSGが起動し、そのTSGが起動したことをFRP Proxyに通知した場合、隣接するTSGのうちいずれか一つのTSGからFRPによって網構成情報が受信できるまで、リンク通知用FRPパケットを、FRP Proxyは、その隣接するTSGに対して周期的に継続送信する。
なお、図1中には、新規参加TSG14が、リンク通知用FRPパケット(FRP情報)69を、隣接するTSG13eに送信し、このTSG13eから網構成情報31を受信する様子が示されている。
2−3.FRP設定情報配布方式
ネットワーク管理ノード(NM54)上のメッシュ網構成用アプリケーションソフト70は、リンク通知用FRPパケットのリンク情報に基づいて網構成情報(FRP情報)を作成する。この網構成情報(FRP情報)は、NM54が、FRPによって、全てのメッシュ網構成ノード(TSG)に配布する。以下、このFRP通知情報配布方式について、図6に基づいて説明する。
図6には、FRP設定情報配布方式の概念図が示されている。この図に示されるように、メッシュ網構成用アプリケーションソフト70が生成した網構成情報73は、FRP Proxy60dから送信された後、FRP Proxy60c、60b、60aへと転送される。
網構成情報73を受信したFRP Proxyは、その網構成情報73に含まれる自己宛の情報を参照してシステム設定を行う。そして、NM54によって網構成情報73が更新されるまで、その網構成情報73を図示されない網構成情報記憶手段に保持する。
このFRP Proxyが網構成情報73を保持する様子が図7に示されている。この図に示すように、例えば網構成情報73を受信したFRP Proxy60cは、ネットワーク設定アプリケーション76cにその網構成情報73を伝達する。そして、このネットワーク設定アプリケーション76cは、その網構成情報73に含まれる自己宛の情報を参照して、TSG−C制御部42cのIPアドレス及びVLANの設定を行い、図示されていないTSG−Cスイッチ部のVLAN及びPortの設定を行う。この動作は、この図7に示すように、TSG−A制御部42a、42bにおいても同様に行われる。
仮に、他のTSGとの間に新しいリンクが確立した場合には、ネットワーク設定アプリケーションが、相互に保持する網構成情報のレビジョンを検査し、比較する。その検査の結果、網構成情報のレビジョンに差があることが判明した場合には、より新しく(より遅く)生成された網構成情報を選択して取得する。
なお、これら図6及び図7中に示されているFRP Proxy60a、60b、60c、60dは、それぞれ特許請求の範囲に記載のフラッディング通信手段の一部の好ましい一例に相当する。
3.自動管理
図1に示す本実施の形態において、各メッシュ網構成ノード(TSG)13は、データを伝送する経路について自動管理を行う。この自動管理には、以下で説明するように、「TSG間接続データ経路の論理経路情報」の生成手順と、「経路切り替え」を行う手順と、の2つの手順が含まれる。
3−1.TSG間接続データ経路の論理経路情報
ネットワーク管理ノード(NM)が備えるメッシュ網構成用アプリケーションソフト70は、リンク通知用FRPパケットを収集した後、そのリンク情報に基づいて、いくつかのTSGを基点とするツリー型データ経路を生成し、そのツリー型データ経路にVLAN−ID(VID)をアサインする。図8には、メッシュ網85に関するVID=100のツリー型データ経路が示されている。
この図に示されるように、まず、メッシュ網85は、9つのメッシュ網構成ノード(TSG−1、TSG−2、TSG−3、TSG−4、TSG−5、TSG−6、TSG−7、TSG−8、TSG−9)79群と、リンク82群と、から構成されている。
メッシュ網構成用アプリケーションソフト70は、各TSG79からリンク情報を取得して、TSG79群とリンク82群との接続状況を把握し、各経路82に対してそれぞれLink−IDを割り当てる。図8には、リンク82aに対して、Link−ID=1が割り当てられていることが示されている。また、リンク82bにはLink−ID=2が割り当てられ、リンク82cにはLink−ID=3が割り当てられていることが示されている。同様に、リンク82d〜82kに対して、それぞれLink−ID=4、5、6、7、8、9、10、11が割り当てられていることが示されている。
メッシュ網構成用アプリケーションソフト70は、Link−IDによってリンク82群からリンクを選択し、ツリー型データ経路を生成する。
図8のVID=100のツリー型データ経路においては、リンク82群の中から、Link−ID=1、2、3、5、7、9、10、11が割り当てられた8つのリンクを選択することによって、ツリー型データ経路を生成している。
また、図9には、VID=101のツリー型データ経路が示されている。
このVID=101のツリー型データ経路においては、リンク82群の中から、Link−ID=3、4、5、6、8、9、10、11が割り当てられた8つのリンクを選択することによって、ツリー型データ経路を生成している。
メッシュ網構成用アプリケーションソフト70は、更に各TSG同士の接続情報を作成する。そして、そのメッシュ網構成ノード(TSG)間接続データ経路識別子をCID(Connection ID)と定義する。更に、メッシュ網構成用アプリケーションソフト70は、各TSGについてデータ経路情報を作成し、FRPにより各TSGにデータ経路情報を配布する。このデータ経路情報とは、一つのTSGから他の一つのTSGに所定のデータを送る際に、VID=100及び101の2つのツリー型データ経路のうち、どちらのツリー型データ経路を利用してデータを送るかを定める情報である。なお、メッシュ網構成用アプリケーションソフト70は、特許請求の範囲に記載のデータ経路情報作成手段に相当する。
このデータ経路情報について、具体例を挙げて説明する。例えば、TSG−1からTSG−2に送るデータは、図8のVID=100のツリー型データ経路によれば、まず、リンク82c(Link−ID=3)を経由して、TSG−3に送られ、更にリンク82e(Link−ID=5)を経由してTSG−2に送られる。すなわち、Link−ID=3及び5のリンクを選択して送られる。NMは、この経路をCID=1と定義し、TSG−1に配布するデータ経路情報に「TSG2:CID=1(3,5) VID=100」という論理経路情報を記述する。また、この経路は、TSG−2からTSG−1に対してデータを送る経路でもあるので、TSG−2に配布するデータ経路情報に「TSG1:CID=1(5,3) VID=100」という論理経路情報を記述する。
また、例えば、TSG−1からTSG−3に送るデータは、図8のVID=100のツリー型データ経路によれば、リンク82c(Link−ID=3)を経由してTSG−3に送られる。NMは、この経路をCID=2と定義し、TSG−1に配布するデータ経路情報に「TSG3:CID=2(3) VID=100」という論理経路情報を記述する。また、この経路は、TSG−3からTSG−1に対してデータを送る経路でもあるので、TSG−3に配布するデータ経路情報にも同様の論理経路情報を記述する。
また、例えば、TSG−1からTSG−4に送るデータは、図8のVID=100のツリー型データ経路によれば、リンク82b(Link−ID=2)を経由してTSG−8に送られ、更にリンク82g(Link−ID=7)を経由してTSG−5へ、更にリンク82i(Link−ID=9)を経由してTSG−7へと送られ、最後にリンク82k(Link−ID=11)を経由してTSG−4へと送られる。NMは、このLink−ID=2、7、9、11のリンクから成る経路をCID=3と定義している。
一方、このTSG−1からTSG−4に送るデータは、図9のVID=101のツリー型データ経路によれば、リンク82c(Link−ID=3)を経由してTSG−3に送られ、次にリンク82f(Link−ID=6)を経由してTSG−7に送られ、最後にリンク82k(Link−ID=11)を経由してTSG−4に至るという経路によっても送ることができる。NMは、このLink−ID=3、6、11のリンクから成る経路をCID=4と定義している。
NMは、上で述べたCID=3の経路と、CID=4の経路と、の2つの経路を表す論理経路情報を以下のように記述し、TSG−1にデータ経路情報を配布する。
TSG4:CID=3(2,7,9,11) VID=100 Pri=1
CID=4(3,6,11) VID=101 Pri=0
なお、上で述べた論理経路情報中の「Pri=1」及び「Pri=0」は、経路の使用優先度を表す。この使用優先度の決定方法については、後で述べる。
NMは、同様にして、TSG−5、TSG−7、TSG−8、TSG−9に至る経路を表す論理経路情報を記述して、データ経路情報を生成する。図10(1)には、このTSG−1に配布したデータ経路情報が示されている。このデータ経路情報は、TSG−1が備える図示されないデータ経路情報記憶手段に記憶される。
同様に、図10(2)には、TSG−2に配布したデータ経路情報が示されている。また、図10(3)には、TSG−3に配布したデータ経路情報が示されている。なお、他のメッシュ網構成ノード(TSG−4、TSG−5、TSG−6、TSG−7,TSG−8、TSG−9)79d〜79iにも同様にデータ経路情報が配布される。
CIDアサインされた論理データ経路をVLANデータ経路にマッピングすることで、リンク障害が発生してFRPによる通知を受信した場合、故障リンクにマッピングしているCIDデータ経路のみVLAN経路の切り替えをそれぞれのメッシュ網構成ノード(TSG)が独自に実行する。
この結果、経路切り替え機能のTSG分散化により、リンク障害に対しての通信保証を強化でき、構築運用面で簡単な機器設定管理を実現できる。
また、ツリー型データ経路の生成におけるTSG基点の決定方法により、メッシュ網85内でのリンク帯域使用平均化が達成できるため、網全体の帯域利用効率を向上できる。
またツリー型VLANデータ経路はTSGで共有しているため、複数TSGへの同時通信を実行するためのマルチキャスト用CIDの設定が可能になる。
宛先TSGへ複数CID(迂回経路)が存在する場合、使用優先度はリンクホップ数によって決定され、ホップ数が同じ場合は、データ経路用VIDの値の小さい経路が優先となる。CIDが一つの場合は、データ経路用VIDの値の小さいほうの経路が割り当てられる。このようにして決定された使用優先度は、データ経路情報中には、例えば図10(1)中に示すように、「Pri=0」や「Pri=1」などと記述される。
3−2.経路切り替え方式
本節では、図11及び図12に基づいて、TSG−9に関連した経路の切り替えについて説明する。図11には、VID=100のツリー型データ経路において、リンク82b(Link−ID=2)に障害が発生した様子が示されている。同様に、図12には、VID=101のツリー型データ経路において、Link−ID=2に障害が発生した様子が示されている。これら2つのツリー型データ経路上にはTSG間接続論理経路がマッピングされている。
Link−ID=2に障害が発生する前においては、TSG−9に関連したデータ経路は、以下のように設定されている。
TSG−9 <−> TSG−1,5,8 // VID=100
TSG−9 <−> TSG−2,3,4,6,7 // VID=101
このデータ経路によれば、例えばTSG−9からTSG−1にデータを送る際には、VID=100のツリー型データ経路に基づく経路を利用する。また、TSG−9からTSG−2にデータを送る際には、VID=101のツリー型データ経路に基づく経路を利用する。
Link−ID=2に障害が発生した場合には、まず、このLink−ID=2の両端の2つのTSG−1及びTSG−8から、障害が発生したことを表すリンク変化通知用FRPが発信される。TSG−9も、このリンク変化通知用FRPを受信する。
TSG−9から他のTSGへのデータ経路について、TSG−9は以下の2つのTSG間接続論理経路が切断されたことを論理的に認識する。そして、TSG−9は、実際のツリー型データ経路について、VID=100からVID=101に切り替える。
TSG−9 <−> TSG−5 // VID=101
TSG−9 <−> TSG−8 // VID=101
なお、TSG−1へのデータ経路切り替えは発生しない。TSG−9からTSG−1に至る経路において、障害は発生していないからである。
この結果、データ経路切り替え後においては、TSG−9に関連したデータ経路は、以下のように設定される。
TSG−9 <−> TSG−1 // VID=100
TSG−9 <−> TSG−2,3,4,5,6,7,8 // VID=101
このデータ経路によれば、TSG−9は、障害が発生したLink−ID=2を回避して、各TSG79にデータを送信することができる。
まとめ
以上述べたように、本実施の形態によれば、データリンク層レベルのフラッディング通信を利用してリンク情報などを送受信したので、ネットワークの構築を従来より容易に行うことが可能である。
特に、本実施の形態で特徴的なことは、データリンク層レベルでフラッディングを行ったことであり、従来の技術ではこのような仕組みは知られていない。
また、データリンク層レベルのフラッディング通信を利用してリンク情報などを送受信したので、リンク傷害に対しても各ノードがリンクの切り替え等を独自に行うことが可能であり、リンク傷害に対する耐性を向上させることができた。
FRPを使用したメッシュ型ネットワーク網を示す図である。 データリンク層内の概念図である。 リンク確認要求の概念図である。 FRP通知情報転送方式の概念図である。 リンク通知用FRPパケットのフレームフォーマットの概念図である。 FRP設定情報配布方式の概念図である。 FRP Proxyが網構成情報を保持することを説明する説明図である。 VID=100のツリー型データ経路を示す図である。 VID=101のツリー型データ経路を示す図である。 データ経路情報を示す図である。 VID=100のツリー型データ経路において障害が発生したことを示す図である。 VID=101のツリー型データ経路において障害が発生したことを示す図である。 ネットワーク網の従来型システムの例を示す図である。 STPを使用した従来のメッシュ型ネットワーク網の例を示す図である。
符号の説明
10 メッシュ型ネットワーク網
13a〜13g メッシュ網構成ノード(TSG)
14 新規参加メッシュ網構成ノード(TSG)
15a〜15i リンク
18 ネットワーク管理ノード(NM)
21 リンク情報
24 リンク確認
27 リンク情報
30 網構成情報
31 網構成情報
33 TSG制御部
36 TSGスイッチ部
39a〜39N 接続ポート
42a TSG−A制御部
42b TSG−B制御部
45a、45b TSGスイッチ部
48a、48b 接続ポート
51a リンク確認要求
51b リンク確認応答
51c リンク確認要求
51d リンク確認応答
54 ネットワーク管理ノード(NM)
60a〜60d FRP Proxy
63a〜63d フィルターテーブル
67a、67b リンク通知用FRPパケット
69 リンク通知用FRPパケット
70 メッシュ網構成用アプリケーションソフト
73 網構成情報
76a〜76c ネットワーク設定アプリケーションソフト
79a TSG−1
79b TSG−2
79c TSG−3
79d TSG−4
79e TSG−5
79f TSG−6
79g TSG−7
79h TSG−8
79i TSG−9
82a〜82k リンク
85 メッシュ網
90a〜90g ネットワーク機器
93 管理ツール
96 ルートブリッジ
99a〜99e ノード

Claims (12)

  1. 複数のメッシュ網構成ノードと、
    前記複数のメッシュ網構成ノード同士を接続するリンク群と、
    から構成されるメッシュ型ネットワーク網において、
    前記メッシュ網構成ノードは、
    前記リンクを介して他のメッシュ網構成ノードと接続するための2以上のポートと、
    いずれか一つの前記ポートを介して、データリンク層レベルでリンク情報を受信した場合に、前記リンク情報を、他の前記ポートに接続されている他の前記メッシュ網構成ノードの全てにデータリンク層レベルで送信するフラッディング通信を行うフラッディング通信手段と、
    いずれかの前記メッシュ網構成ノードにリンクを介して接続するネットワーク管理ノードと、
    を含み、
    前記ネットワーク管理ノードは、
    1以上の複数のポートと、
    前記ポートを介して、リンク情報をデータリンク層レベルで受信する通信手段と、
    前記各メッシュ網構成ノードから受信した前記リンク情報から、メッシュ型ネットワーク網の網構成情報を作成する網構成情報作成手段と、
    を含み、
    前記通信手段は、前記ポートを介してデータリンク層レベルで前記網構成情報を送信することを特徴とするメッシュ型ネットワーク網。
  2. 請求項1に記載のメッシュ型ネットワーク網に用いられる前記メッシュ網構成ノードにおいて、
    前記メッシュ網構成ノードは、
    前記リンクを介して他のメッシュ網構成ノードと接続するための2以上のポートと、
    いずれか一つの前記ポートを介して、所定のリンク情報をデータリンク層レベルで受信した場合に、そのリンク情報を、他のポートに接続されている他のメッシュ網構成ノードにデータリンク層レベルで送信するフラッディング通信手段と、
    を含むことを特徴とするメッシュ網構成ノード。
  3. 請求項2に記載のメッシュ網構成ノードにおいて、
    前記フラッディング通信手段は、
    全ての前記ポートに接続されている前記メッシュ網構成ノードに対して、リンク確認要求を定期的に送信することを特徴とするメッシュ網構成ノード。
  4. 請求項3に記載のメッシュ網構成ノードにおいて、
    前記フラッディング通信手段は、
    いずれか一つの前記ポートに接続されている前記メッシュ網構成ノードから、前記リンク確認要求を受信した場合に、そのメッシュ網構成ノードに対して、リンク確認応答を定期的に送信することを特徴とするメッシュ網構成ノード。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載のメッシュ網構成ノードにおいて、
    前記フラッディング通信手段は、
    メッシュ網構成ノードの起動、又は、リンクの変化を検知した場合に、そのリンク情報をFRPプロキシ手段に通知する制御部と、
    前記制御部から通知された前記リンク情報を、前記ポートに接続されている全ての前記メッシュ網構成ノードに送信するFRPプロキシ手段と、
    を含むことを特徴とするメッシュ網構成ノード。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載のメッシュ網構成ノードにおいて、
    前記リンク情報を記憶する記憶手段、を含み、
    送信される前記リンク情報は、作成された時刻を表す時間情報を含み、
    前記フラッディング通信手段は、
    前記リンク情報を受信した場合に、前記記憶手段中のリンク情報を調べ、前記受信したリンク情報に含まれる前記時間情報が、前記記憶手段中の過去に受信した前記リンク情報に含まれていた前記時間情報と同一であるか否かを検査し、
    前記検査の結果、受信した前記リンク情報に含まれる前記時間情報と、過去に受信した前記リンク情報に含まれていた前記時間情報と、が同一でなかった場合に、その受信した前記リンク情報を前記記憶手段に保存し、且つ、受信した前記リンク情報をそのリンク情報を受信したポート以外のポートに接続されている前記メッシュ網構成ノードに送信することを特徴とするメッシュ網構成ノード。
  7. 請求項1に記載のメッシュ型ネットワーク網に用いられる前記ネットワーク管理ノードにおいて、
    1以上のポートと、
    前記ポートを介して、リンク情報をデータリンク層レベルで受信する通信手段と、
    前記各メッシュ網構成ノードから受信した前記リンク情報から、メッシュ型ネットワーク網の網構成情報を作成する網構成情報作成手段と、
    を含み、
    前記通信手段は、前記ポートを介してデータリンク層レベルで前記網構成情報を送信することを特徴とするネットワーク管理ノード。
  8. 請求項7に記載のネットワーク管理ノードにおいて、
    前記リンク情報に基づいて、前記各メッシュ網構成ノードを基点とするデータ経路の情報であるデータ経路情報を一つ以上作成するデータ経路情報作成手段、
    を備え、前記通信手段は、前記データ経路情報を、前記ポートを介してデータリンク層レベルで送信することを特徴とするネットワーク管理ノード。
  9. 請求項2〜6のいずれか1項に記載のメッシュ網構成ノードにおいて、
    前記メッシュ網構成ノードは、
    メッシュ型ネットワーク網の網構成情報を記録するための網構成情報記憶手段を備え、
    前記フラッディング通信手段は、いずれかの前記ポートから、データリンク層レベルで前記網構成情報を受信した場合に、前記網構成情報を前記網構成情報記憶手段に記憶し、前記網構成情報を、他の前記ポートに接続されている前記メッシュ網構成ノードの全てにデータリンク層レベルで送信することを特徴とするメッシュ網構成ノードである。
  10. 請求項2〜6のいずれか1項に記載のメッシュ網構成ノードにおいて、
    前記メッシュ網構成ノードは、
    前記各メッシュ網構成ノードを基点とするデータ経路の情報であるデータ経路情報中、自己が利用する前記データ経路情報を保存するデータ経路情報記憶手段、
    を備え、
    いずれかの前記ポートから、前記データ経路情報を受信した場合に、その中から自己が利用する前記データ経路情報を取り出し、取り出した前記データ経路情報を前記データ経路情報記憶手段に記憶し、
    前記フラッディング通信手段は、受信した前記データ経路情報を、その情報を受信した前記ポート以外の他のポートを介してデータリンク層レベルで送信することを特徴とするメッシュ網構成ノード。
  11. 請求項6記載のメッシュ網構成ノードにおいて、
    前記リンク変化は、リンクの障害を含み、
    前記制御手段が、自己が接続するリンクの障害を検知したした場合にその障害を含むリンク情報を前記FRPプロキシ手段に通知し、
    前記FRPプロキシ手段は、前記障害のリンク情報を、前記障害が発生したリンク以外のリンクを介して送信することを特徴とするメッシュ網構成ノード。
  12. 請求項10記載のメッシュ網構成ノードにおいて、
    前記フラッディング通信手段は、
    いずれか一つの前記ポートに接続されている前記メッシュ網構成ノードから、リンクの障害を含む前記リンク情報を受信した場合に、前記データ経路情報記憶手段に記憶した前記データ経路情報に基づいて、前記障害が発生したリンクを経る経路から、他のリンクを利用する経路に切り替えることを特徴とするメッシュ網構成ノード。
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