JP4998608B2 - 基地局及び移動局、並びにこれらを備えた通信システム - Google Patents
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また、近年ではマルチキャリアCDMA方式(OFDM-CDMA)の研究が盛んに行われており、次世代の広帯域移動通信方式への適用が検討されている。OFDM-CDMA伝送では、各シンボルをそれぞれ拡散(例えば、拡散率に応じた長さNの拡散符号(チャネライゼーションコード)を乗算)して多数のサブキャリア成分を作成し、該サブキャリア成分のそれぞれを対応するサブキャリアで送信する。このように周波数方向への拡散を行えば、周波数選択性フェージングにより周波数間隔が離れたサブキャリアは、それぞれ独立したフェージングを受ける。
図12はOFDM-CDMA通信システムの送信装置(基地局)の構成例である。データ変調部11はユーザの送信データを変調し、同相成分と直交成分を有する複素べースバンド信号(シンボル)に変換する。時間多重部12は複数シンボルのパイロット(共通パイロット)を送信データの前に時間多重する。シリアルパラレル変換部13は入力データをMシンボルの並列データに変換し、各シンボルはそれぞれN分岐して拡散部14に入力する。拡散部14はM個の乗算部141〜14Mを備えており、各乗算部141〜14Mはそれぞれチャネライゼーションコードを分岐シンボルに乗算して出力する。即ち、分岐された1つのシンボルに対して、長さNのチャネライゼーションコード(C1〜CN)を乗算することで、拡散処理を行い、チャネライゼーションコードの各チップ(C1、…、CN)で拡散された信号であるS1〜SNを出力する。この結果、M×N個のサブキャリアでマルチキャリア伝送するためのサブキャリア信号S1〜SMNが拡散部14より出力される。すなわち、拡散部14はC1〜CNより成るチャネライゼーションコードをM個の各シンボルに乗算することにより周波数方向に拡散する。拡散において使用するチャネライゼーションコードはユーザや制御チャネル毎に異なり、各ユーザや制御用のチャネライゼーションコードは互いに直交するコードが使用されている。
コード多重部15は以上のようにして生成されたサブキャリア信号を、同様な方法で生成された他ユーザのサブキャリア信号や制御用のサブキャリア信号とコード多重する。すなわち、コード多重部15の加算部151〜15MNは、サブキャリア毎に該サブキャリア応じた複数ユーザのサブキャリア信号および制御用のサブキャリア信号を合成して出力する。IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部16は並列入力するサブキャリア信号にIFFT(逆フーリエ変換)処理を施して時間軸上のM×N個のサブキャリア信号成分(OFDM信号)に変換する。ガードインターバル挿入部17は、OFDM信号に所定長さのガードインターバルを挿入し、直交変調部18はガードインターバルが挿入されたOFDM信号に直交変調を施し、無線送信部19は無線周波数にアップコンバージョンすると共に高周波増幅してアンテナより送信する。
サブキャリアの総数は、(パラレル系列数M)×(拡散率N)である。又、伝搬路ではサブキャリア毎に異なるフェージングを受けるため、パイロットを全てのサブキャリアに時間多重し、受信側ではサブキャリア毎にフェージングの補償(チャネル推定/チャネル補償)を行えるようにしている。
図13はOFDM-CDMA通信システムの受信装置の構成例である。無線受信部21は受信したマルチキャリア信号に周波数変換処理を施し、直交復調部22は受信信号に直交復調処理を施す。タイミング同期・ガードインターバル除去部23は、受信信号のタイミング同期を取った後、該受信信号よりガードインターバルGIを除去してFFT(Fast Fourier Transform)部24に入力する。FFT部24はFFTウインドウタイミングでFFT演算処理を行って時間領域の信号をM×N個のサブキャリア信号(サブキャリアサンプル)に変換する。
チャネル推定部25は送信側で時間多重されたパイロットを用いてサブキャリア毎にチャネル推定を行い、サブキャリア毎にチャネル補償値を求めてチャネル補償部26に入力し、チャネル補償部26は各サブキャリア信号にチャネル補償値を乗算してフェージング補償(チャネル補償)をする。すなわち、チャネル推定部25はサブキャリア毎に、パイロット信号を用いてフェージングによる振幅、位相の影響
を推定し、チャネル補償部26の乗算器26I(i=1〜M×N)送信シンボルのサブキャリア信号に
を乗算してフェージングを補償する。
逆拡散部27はM個の乗算部271〜27Mを備えており、乗算部271はユーザに割り当てられたチャネライゼーションコードを構成するC1,C2,...CNを個別にN個のサブキャリア成分に乗算して出力し、他の乗算部も同様の演算処理を行う。この結果、フェージング補償された信号は、各ユーザに割り当てられたチャネライゼーションコード(拡散コード)により逆拡散され、この逆拡散によりコード多重された信号の中から所望ユーザの信号が抽出される。
合成部281〜28Mはそれぞれ乗算部271〜27Mから出力するN個の乗算結果を加算してM個のシンボルよりなる並列データを作成し、パラレルシリアル変換部29は該並列データを直列データに変換し、データ復調部30は送信データを復調する。
以上のように、OFDM-CDMA通信方式で周波数方向に拡散する場合、図14の同じ番号が付されているサブキャリア成分を一つのシンボル分のサブキャリアとして拡散して送信する。図14は、所定タイミングtiで3シンボル(M=3)づつOFDM-CDMA通信する場合で、拡散率を4としている(N=4)。図において、同一番号部分は、1シンボルのチップデータであり、この場合送信時に各シンボルに符号長4のチャネライゼーションコード (拡散符号)を乗算して拡散される。受信側では、各タイミング毎に逆拡散処理が行われ、図14と同じ番号が付された4チップから一つのシンボルが復調される。OFDM-CDMA通信方式では、同じ時間tiにおいて、各ユーザデータに異なるチャネライゼーションコードを乗算して拡散することにより多重データ通信を行うことができる。この場合、各ユーザおよび制御データのチャネライゼーションコードは互いに直交していることにより、お互いに干渉が起こらないようになっている。しかし、送信側で拡散し、受信側で逆拡散することによって復調するCDMA通信方式では、受信側における各チップの振幅がほぼ等しくなっていることが前提になっている。
OFDM-CDMAは、W-CDMAなどの時間方向に拡散するシステムと異なり、マルチパスにより周波数選択性フェージングが起こる。各チップの振幅は、時間方向で揃っていても、周波数方向では変動が大きくなってしまう場合がある。各チップの振幅が等しくない場合、拡散符号の直交性が崩れ、他のコードの成分が混ざって受信特性が劣化する。例として以下に下り通信を用いて説明するが、上り通信でも同様の方法が適用できる。
OFDM-CDMA通信方式では、周波数選択性フェージングが起こる。図15に示すように基地局から同じパワーの電力を各サブキャリア(周波数)に割り当てても、端末(移動局)が受信するときには、伝播路(チャネル)の影響により、各サブキャリアの電力は異なる。これは、建物などによる反射で、基地局から送信された電波が、移動局には複数のタイミングで到来するマルチパスが原因となっている。
また、OFDM-CDMA通信方式では、直交するチャネライゼーションコードを掛けることにより、同じ時間、周波数にデータを多重することを特徴としている。この直交性は受信した各チップの振幅が同じであることを基本としていて、違う場合は、直交性が崩れ、多重しているデータがお互いに干渉となり、特性が劣化する。例えば、拡散率4として符号1,1,−1,−1と符号1,1,1,1は直交している。これは、a1,a2,a3,a4とb1,b2,b3,b4という符号があった場合に、a1×b1+ a2×b2+ a3×b3+ a4×b4=0という条件を満たしているかどうかで判断できる。ところが、1チップ目の振幅が他の振幅の2倍になったとすると、2×2+1×1+(−1)×1+(−1)×1=3となり直交しなくなる。この直交しなくなった分が干渉成分となる。
周波数方向に拡散する通常のOFDM-CDMA通信方式では、図14に示すように1シンボルデータに拡散率N(=4)の拡散符号が乗算されたN個のサブキャリア成分を周波数順に各サブキャリアに割り当てている。これは、周波数が近い方が振幅の違いが少ない可能性が高いからという理由によるものである。しかし、図1に示すように周波数選択性フェージングの変動が大きい環境では、周波数が近くても振幅が大きく異なる場合がある。かかる場合には、各端末の拡散符号のデータが直交しなくなって干渉が発生し、正しく復調できなくなる。この劣化を防ぐ方法として、従来技術(特許文献1参照)では、振幅が小さいサブキャリアに対して、受信側で重み付けをして大きくすることにより、各チップの振幅を揃え、直交性の崩れを回避している。これにより、他コード信号との干渉を抑えることができるが、もともと振幅が小さいサブキャリアは、雑音が多く、むしろ小さくして合成した方が、最大比合成が可能となって通信品質が高くなる。従来技術は最大比合成とは逆のことを行っており、品質改善が少ない。
本発明の別の目的は、拡散率Nの拡散符号をシンボルデータに乗算して得られたN個のサブキャリア成分を送信したとき、受信側における該N個のサブキャリア成分と他ユーザの拡散符号との直交性が崩れないようにし、他ユーザの信号が干渉とならないようにすることである。
本発明の別の目的は、受信側における誤り受信の度合を軽減することである。
本発明の別の目的は、通信環境が良好な場合には拡散符号が乗算されたN個のサブキャリア成分を周波数順に各サブキャリアに割り当てて送信することにより、送信装置より受信装置にサブキャリア成分とサブキャリアの対応関係情報を送信しないようにすることである。
本発明の別の目的は、拡散率が小さな場合には拡散符号が乗算されたN個のサブキャリア成分を周波数順に各サブキャリアに割り当てて送信することにより、送信装置より受信装置にサブキャリア成分とサブキャリアの対応関係情報を送信しないようにすることである。
本発明の別の目的は、周波数フェージングが大きな場合に、拡散符号が乗算されたN個のサブキャリア成分を周波数順に各サブキャリアに割り当てて送信し、周波数フェージングが小さな場合に、拡散率Nの拡散符号をシンボルデータに乗算して得られたN個のサブキャリア成分を、伝播環境(受信電力、受信振幅)が近いサブキャリアで送信することにより、伝播環境を測定した時刻と実際にその結果が反映されたデータを受信する時刻の間にずれが発生しても、該時間ずれが悪影響を起さないように制御することである。
本発明の基地局は、複数のシンボルのそれぞれに拡散符号を乗算する乗算部と、自局が送信した複数のサブキャリアについての受信状態に関する情報を1台の移動局から受信する受信部と、前記受信状態に関する情報に基づいて前記複数のサブキャリアを、受信状態が互いに近いと評価される複数のサブキャリアづつの複数のサブキャリアグループに分け、該複数のサブキャリアグループのそれぞれに複数のシンボルのそれぞれを1つずつ割り当て、各グループの複数のサブキャリアで該グループに割当てられたシンボルの前記拡散符号乗算結果を前記1台の移動局に対し送信する送信部と、を備えている。
本発明の移動局は、前記基地局から受信した複数のサブキャリアについての受信状態に関する情報を送信する送信部と、前記1台の移動局から送信された前記受信状態に関する情報に基づいて前記複数のサブキャリアを、受信状態が互いに近いと評価される複数のサブキャリアづつの複数のサブキャリアグループに分け、該複数のサブキャリアグループのそれぞれに複数のシンボルのそれぞれを1つずつ割り当て、各グループの複数のサブキャリアで該グループに割当てられたシンボルへ拡散符号を乗算して得られた乗算結果を前記1台の移動局に対して前記基地局から送信された無線信号を受信する受信部と、を備えている。
本発明の通信システムは、それぞれ複数のサブキャリアを含む複数のサブキャリアグループを用いてOFDM−CDMA通信方式により無線信号を送信する基地局及び移動局を備え、前記移動局は、前記基地局より送信された複数のサブキャリアについての受信状態に関する情報を送信する第1送信部、を備え、前記基地局は、複数のシンボルのそれぞれに拡散符号を乗算する乗算部と、1台の前記移動局から送信された前記受信状態に関する情報を受信する受信部と、前記受信状態に関する情報に基づいて前記複数のサブキャリアを、受信状態が互いに近いと評価される複数のサブキャリアづつの複数のサブキャリアグループに分け、該複数のサブキャリアグループのそれぞれに複数のシンボルのそれぞれを1つずつ割り当て、各グループの複数のサブキャリアで該グループに割当てられたシンボルの前記拡散符号乗算結果を前記1台の移動局に対し送信する第2送信部と、を備えている。
また、本発明によれば、通信環境が良好であれば、拡散率Nの拡散符号をM個のシンボルデータに乗算して得られたM×N個のサブキャリア成分を、周波数順に各サブキャリアに割り当てて送信するようにしたから、送信装置より受信装置にサブキャリア成分とサブキャリアの対応関係を通知する必要がなくなり、通信量を少なくでき有利である。
また、本発明によれば、拡散率が小さければ、拡散率Nの拡散符号をM個のシンボルデータに乗算して得られたM×N個のサブキャリア成分を、周波数順に各サブキャリアに割り当てて送信するようにしたから、送信装置より受信装置にサブキャリア成分とサブキャリアの対応関係を通知する必要がなくなり、通信量を少なくでき有利である。
また、本発明によれば、周波数フェージングが大きな場合に、拡散符号が乗算されたN個のサブキャリア成分を周波数順に各サブキャリアに割り当てて送信し、周波数フェージングが小さな場合に、拡散率Nの拡散符号をシンボルデータに乗算して得られたN個のサブキャリア成分を、伝播環境(受信電力、受信振幅)が近いサブキャリアで送信するようにしたから、伝播環境を測定した時刻と実際にその結果が反映されたデータを受信する時刻の間にずれが発生しても、該時間ずれが悪影響を起さないように制御することができる。
OFDM-CDMA通信システムにおいて、送信装置は、各シンボルに拡散率に応じた長さN(Nチップ)の拡散符号(チャネライゼーションコード)を乗算して複数のサブキャリア成分を作成し、該サブキャリア成分のそれぞれを対応するサブキャリアで送信する。かかるOFDM-CDMA通信システムにおいて、送信装置は、受信電力の高い順にサブキャリアをN個のサブキャリア毎にグループ分けし、チャネライゼーションコードが乗算されて得られたN個のサブキャリア成分を同一グループのサブキャリアで送信する。
言い換えれば、OFDM-CDMA通信システムにおいて、送信装置は、伝播環境(例えば、受信電力、受信品質の大小関係(大小の順や、大きさが近いかどうか))に基づいて送信シンボルの拡散後の信号を割り振るサブキャリアのグループを決定するサブキャリアグループ決定部を備えるようにするのである。図1の例では(いずれのシンボルについても拡散率N=4とする)、○、△など同一の形状を付した4つのサブキャリアを同じグループに分類する。これにより、各グループのサブキャリア受信電力差を小さくでき直交性の崩れを防ぎ、特性が改善する。また、従来技術で説明したような電力の小さいサブキャリア成分を受信側で大きく重み付けすることもないため特性劣化も防いでいる。
(B)第1実施例
図2は第1実施例のOFDM−CDMA通信システムにおける送信装置(基地局)の構成図である。この送信装置は、M個のシンボルの各シンボルに拡散率に応じた拡散コードを乗算して複数のサブキャリア成分を作成し、この複数のサブキャリア成分のそれぞれを対応するサブキャリアで送信する。
上り信号受信機31は移動局から送信された信号を受信し、サブキャリア伝播環境取得部32は移動局からの信号を復調してサブキャリア毎の受信環境情報、例えばサブキャリア毎の受信電力値(受信振幅の二乗)や受信品質を取得してサブキャリアグループ決定部33に入力する。サブキャリアグループ決定部33は、受信電力の高い順に全サブキャリアをN個のサブキャリアづつ第1〜第Mグループにグループ分けし、第1グループのN個のサブキャリアをサブキャリア成分S1〜SNに割り当て、第2グループのN個のサブキャリアをサブキャリア成分SN+1〜S2Nに割り当て、…第MグループのN個のサブキャリアをサブキャリア成分S(M-1)N+1〜SMNに割り当てる。
即ち、受信電力値の大きさが近いものを同じサブキャリアのグループにするのであるが、もちろん、受信電力に替えて受信品質に応じてグループ分けすることもできる。
そして、このサブキャリア成分とサブキャリアの対応関係を並び替え部46と制御信号作成部34に入力する。制御信号作成部34は、該対応関係情報を移動局に通知するための制御信号を作成し、該制御信号を制御用の拡散コードで拡散してコード多重部45に入力する。
データ変調部41はユーザの送信データを変調し、同相成分と直交成分を有する複素べースバンド信号(シンボル)に変換する。時間多重部42は複数シンボルのパイロットを送信データの前に時間多重する。シリアルパラレル変換部43は入力データをMシンボルの並列データに変換し、各シンボルはそれぞれN分岐して拡散部44に入力する。拡散部44はM個の乗算部441〜44Mを備えており、各乗算部441〜44Mはそれぞれチャネライゼーションコードの各チップC1,C2,..CNを個別にN個の分岐シンボルに乗算して出力する。この結果、M×N個のサブキャリアでマルチキャリア伝送するためのサブキャリア信号S1〜SMNが拡散部14より出力する。すなわち、拡散部44はチャネライゼーションコードをM個の各シンボルに乗算して周波数方向に拡散する。拡散において使用するチャネライゼーションコードはユーザ毎に異なり、各ユーザや制御用のチャネライゼーションコードは互いに直交するコードが使用されている。
コード多重部45は以上のようにして生成されたサブキャリア信号を、同様な方法で生成された他ユーザのサブキャリア信号や制御用のサブキャリア信号とコード多重する。すなわち、コード多重部45は、M×N個のサブキャリア毎に該サブキャリア応じた複数ユーザのサブキャリア信号および制御用のサブキャリア信号を合成して出力する。
並び替え部46は、サブキャリアグループ決定部33から入力するサブキャリア成分S1〜SMNとサブキャリアf1〜fMNの対応関係を用いて、サブキャリア成分S1〜SMNを対応するサブキャリアに応じたIFFT部47の端子に入力するよう並び替える。例えば、サブキャリア成分S1〜SNが第1グループのサブキャリアF11,F12,F13,...,F1Nに対応する場合には、図示の点線で示すように並び替えを行なう。
IFFT部47は、並列入力するサブキャリア信号にIFFT(逆フーリエ変換)処理を施して時間軸上のM×N個のサブキャリア信号成分(OFDM信号)に変換する。ガードインターバル挿入部48は、OFDM信号に所定長さのガードインターバルを挿入し、直交変調部49はガードインターバルが挿入されたOFDM信号に直交変調を施し、無線送信部50は無線周波数にアップコンバージョンすると共に高周波増幅してアンテナより送信する。なお、並び替え部46〜送信無線部50までの構成により、送信部が形成される。
図3はOFDM-CDMA通信システムの受信装置(移動局)の構成例である。無線受信部61は受信したマルチキャリア信号に周波数変換処理を施し、直交復調部62は受信信号に直交復調処理を施す。タイミング同期・ガードインターバル除去部63は、受信信号のタイミング同期を取った後、該受信信号よりガードインターバルGIを除去してFFT部64に入力する。FFT部64はFFTウインドウタイミングでFFT演算処理を行って時間領域の信号をM×N個のサブキャリア信号(サブキャリアサンプル)S1′〜SMN′に変換する。
チャネル推定部65は送信側で時間多重されたパイロットを用いてサブキャリア毎にチャネル推定を行い、サブキャリア毎にチャネル補償値を求めてチャネル補償部66に入力し、チャネル補償部66は各サブキャリア信号にチャネル補償値を乗算してフェージング補償(チャネル補償)をする。電力測定部67は時間多重されたパイロットを用いてサブキャリア毎に受信電力を算出する。この各サブキャリアの受信電力値は図示しない送信機により伝播環境情報として図2の送信装置へ送信される。
制御情報復調部68は、後述するデータ復調と同様の方法で、送信装置から送信されてくる制御情報を復調し、サブキャリア成分S1〜SMNとサブキャリアf1〜fMNの対応関係を取得し、並び替え部69に入力する。並び替え部69はこの対応関係を用いて並び替える。例えば、サブキャリア成分S1〜SNが第1グループのサブキャリアF11,F12,F13,...,F1Nに対応する場合には、図示の点線で示すように並び替えを行なう。
逆拡散部70はM個の乗算部701〜70Mを備えており、乗算部701はユーザに割り当てられたチャネライゼーションコードの各チップC1,C2,...CNを個別にN個のサ
ブキャリア成分S1〜SNに乗算して出力し、他の乗算部も同様の演算処理を行う。この結果、フェージング補償された信号は、各ユーザに割り当てられたチャネライゼーションコードにより逆拡散され、この逆拡散によりコード多重された信号の中から所望ユーザの信号が抽出される。
合成部711〜71Mはそれぞれ乗算部701〜70Mから出力するN個の乗算結果を加算してM個のシンボルよりなる並列データを作成し、パラレルシリアル変換部72は該並列データを直列データに変換し、データ復調部73は送信データを復調する。
以上第1実施例によれば、拡散率Nのチャネライゼーションコードをシンボルデータに乗算して得られたN個のサブキャリア成分を、伝播環境(受信電力、受信振幅)が近いサブキャリアで送信することにより、受信側における該N個のサブキャリア成分の受信振幅変動を小さくすることができる。この結果、受信側における該N個のサブキャリア成分と他ユーザのチャネライゼーションコードとの直交性が崩れないようにでき、他ユーザの信号が干渉とならないようにできる。したがって、第1実施例によれば、受信側における誤り受信の度合を軽減することができる。
(C)第2実施例
第1実施例では、サブキャリアの伝播環境(受信電力)を、受信装置(移動局)で測定し、これを上り信号で送信装置(基地局)に通知する。特に、FDD(Frequency Divisional Duplex)方式では上りと下りで周波数が違うためこの方法が有効である。しかし、TDD(Time Divisional Duplex)方式では、上りと下りで周波数が同じため、下り信号の伝播環境を基地局側で測定することが可能である。この方法によれば、伝播環境の情報を移動局、基地局間でやりとりする必要がないというメリットがある。
図4は第2実施例のOFDM−CDMA通信システムにおける送信装置の構成図であり、図2の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、サブキャリア伝播環境取得部として電力測定部51を設け、送信装置で各サブキャリアの伝播環境(受信電力)を測定して取得する点である。電力測定部51は上り信号に時間多重されたパイロットを用いてサブキャリア毎に受信電力を算出してサブキャリアグループ決定部33に入力する。以後、第1実施例と同様の制御が行なわれる。
(D)第3実施例
M個のシンボルにチャネライゼーションコードが乗算された総計M×N個のサブキャリア成分を周波数順にM×N個のサブキャリアに割り当てる従来方法は、サブキャリア成分S1〜SMNとサブキャリアf1〜fMNの対応関係を基地局と移動局でやりとりする必要がないため、送信情報量が少なくなって有利である。
そこで、通信環境が良好な場合には、M×N 個のサブキャリア成分を周波数順に各サブキャリアに割り当て、通信環境が良好でなければ、第1実施例におけるグループ分けに基づいてM×N 個のサブキャリア成分をサブキャリアに割り当てる。
周波数選択性フェージングの変動は、マルチパスと密接な関係がある。マルチパスは図5(A),図5(B)の左側に示すように、電力が時間の関数として得られるが、これをフーリエ変換すると、右側に示すように周波数選択性フェージングが得られる。図5(A)のように通信環境が良好でマルチパスの遅延分散(遅延スプレッド)TDが小さいと、周波数選択性フェージングは緩やかになる。しかし、図5(B)のように通信環境が良くなくマルチパスの遅延分散TDが大きいと、周波数選択性フェージングの変動が大きくなる。
したがって、第3実施例では、周波数選択性フェージングの変動が小さく符号の直交性の崩れが小さい場合(小さいことを検出した場合)には、M×N 個のサブキャリア成分を周波数順に各サブキャリアに割り当て、通信環境が良好でなければ、すなわち、周波数選択性フェージングの変動が大きく符号の直交性の崩れが大きい場合には、第1実施例におけるグループ分けに基づいてM×N 個のサブキャリア成分をサブキャリアに割り当てる。
図6は第3実施例のOFDM−CDMA通信システムにおける送信装置の構成図であり、図2の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、通信環境取得部52とグループ決定制御部53を設けた点である。通信環境取得部52は移動局からの信号を復調して通信環境情報、例えば遅延スプレッドを取得してグループ決定制御部53に入力する。グループ決定制御部53は遅延スプレッドの大きさに基づいて通信環境の良否を判断し、遅延スプレッドが設定値より短く通信環境が良好であれば、サブキャリア成分S1〜SMNをサブキャリアf1〜fMNに周波数順に割り当てるようサブキャリアグループ決定部33に指示する。一方、遅延スプレッドが設定値より長く通信環境が不良であれば、第1実施例と同様にループ分けに基づいてサブキャリア成分をサブキャリアに割り当てるようサブキャリアグループ決定部33に指示する。
サブキャリアグループ決定部33は、サブキャリア成分を周波数順に各サブキャリアに割り当るよう指示されれば、その旨を並び替え部46と制御信号作成部34に入力し、並び替え部46はサブキャリア成分S1〜SMNを周波数順にサブキャリアf1〜fMNに順番に割り当てる。また、制御信号作成部34はサブキャリア成分とサブキャリアの対応関係が周波数順であることを移動局に通知するための制御信号を作成し、該制御信号を制御用の拡散コードで拡散してコード多重部45に入力する。
一方、サブキャリアグループ決定部33は、第1実施例のグループ分けに基づいてサブキャリア成分をサブキャリアに割り当てるよう指示されれば、第1実施例と同様に各サブキャリアを受信電力の高い順にN個のサブキャリアづつ第1〜第Mグループにグループ分けし、各グループにサブキャリア成分S1〜SMNをM個づつ順番に割り当てる。そして、このサブキャリア成分とサブキャリアの対応関係を並び替え部46と制御信号作成部34に入力する。制御信号作成部34は、この対応関係情報を移動局に通知するための制御信号を作成し、該制御信号を制御用の拡散コードで拡散してコード多重部45に入力する。並び替え部46は、サブキャリアグループ決定部33から入力するサブキャリア成分S1〜SMNとサブキャリアf1〜fMNの対応関係を用いて、サブキャリア成分S1〜SMNを対応するサブキャリアに応じたIFFT部47の端子に入力するよう並び替える。
図7は遅延スプレッド推定部81を備えた受信装置の要部構成図であり、図3と同一部分にはづ一符号を付している。FFT部64はOFDMシンボルデータにFFT演算処理を施し、サブキャリア数M×N個の信号S1′〜SMN′に変換する。チャネル推定部65は送信側で多重されたパイロットを用いてサブキャリア毎にチャネル推定を行い、チャネル推定値C1〜CMNを出力する。チャネル補償部66の各乗算器は送信シンボルのサブキャリア信号にチャネル補償値を乗算してフェージングを補償する。遅延スプレッド81のIFFT演算部81aはチャネル推定部65から出力するM×N個のチャネル推定値C1〜CMNにIFFT演算を施し、図8に示す1 OFDMシンボル期間当たりM×N個のサンプルからなる遅延プロファイルを出力する。各サンプル値はマルチパスにおける受信波(直接波、遅延波)の強さを示し、FFTウインドウ位置(=0)から遅延時間Mを越えると遅延プロファイルの各サンプル値は設定レベル以下の小さな値になる。遅延スプレッド検出部81bはこの遅延時間Mを遅延スプレッドとして検出して出力する。遅延スプレッドは、マルチパスの広がりを示し、移動局の受信状態の良否判定に利用できる。遅延スプレッドが大きければ最大遅延時間が大きく受信状態は悪く、遅延スプレッドが小さければ最大遅延時間が小さく受信状態は良好である。
以上,第3実施例では、遅延スプレッドを受信装置(移動局)で測定して送信装置(基地局)に送信する場合であるが、各移動局の遅延スプレッドを基地局側で測定することができる。すなわち、下りリンクと上りリンクの送信周波数が同一あるいは周波数がそれ程離れておらず、パスの遅延特性が上りリンク、下りリンクでほぼ等しいことが見込まれる場合であり、かかる場合には、図7に示す遅延スプレッド推定部を送信装置に設けることもできる。
(E)第4実施例
サブキャリア成分S1〜SMNをサブキャリアf1〜fMNに周波数順に割り当てたときの劣化量は拡散率が大きい程大きくなる。例えば、図1に示した伝播環境の場合も拡散率が2であれば隣合ったサブキャリアのみを使うので、振幅の差はそれほど大きくない。これに対し拡散率8の場合は、最大7個離れたサブキャリアを使用するため、振幅差が大きくなり直交性の崩れが大きくなり、特性劣化が大きくなる。
そこで、拡散率が小さい場合は、直交性の崩れが少ないので、チャネライゼーションコ
ードが乗算されたM×N個のサブキャリア成分を周波数順に各サブキャリアに割り当て、拡散率が大きい場合は、直交性の崩れが大きいので、第1実施例におけるグループ分けに基づいてM×N個のサブキャリア成分をサブキャリアに割り当てる。このようにすれば、拡散率が小さい場合にサブキャリア成分S1〜SMNとサブキャリアf1〜fMNの対応関係を基地局と移動局でやりとりする必要がないため有利である。
図9は第4実施例のOFDM−CDMA通信システムにおける送信装置の構成図であり、図2の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、拡散率に基づいてサブキャリアグループ決定法を特定するグループ決定制御部85を設けた点である。
グループ決定制御部85は、拡散率Nと設定値を比較し、拡散率Nが設定値より小さければ、サブキャリア成分S1〜SMNをサブキャリアf1〜fMNに周波数順に割り当てるようサブキャリアグループ決定部33に指示する。一方、拡散率Nが設定値より大きければ、第1実施例と同様にループ分けに基づいてサブキャリア成分をサブキャリアに割り当てるようサブキャリアグループ決定部33に指示する。
サブキャリアグループ決定部33は、サブキャリア成分を周波数順に各サブキャリアに割り当てるよう指示されれば、その旨を並び替え部46と制御信号作成部34に入力し、並び替え部46はサブキャリア成分S1〜SMNを周波数順にサブキャリアf1〜fMNに順番に割り当てる。制御信号作成部34はサブキャリア成分とサブキャリアの対応関係が周波数順であることを移動局に通知するための制御信号を作成し、該制御信号を制御用の拡散コードで拡散してコード多重部45に入力する。
一方、サブキャリアグループ決定部33は、第1実施例のグループ分けに基づいてサブキャリア成分をサブキャリアに割り当てるよう指示されれば、第1実施例と同様にサブキャリアを受信電力の高い順にN個づつ第1〜第Mグループにグループ分けし、各グループにサブキャリア成分S1〜SMNをN個づつ順番に割り当てる。そして、このサブキャリア成分とサブキャリアの対応関係を並び替え部46と制御信号作成部34に入力する。制御信号作成部34は、この対応関係情報を移動局に通知するための制御信号を作成し、該制御信号を制御用の拡散コードで拡散してコード多重部45に入力する。並び替え部46は、サブキャリアグループ決定部33から入力するサブキャリア成分S1〜SMNとサブキャリアf1〜fMNの対応関係を用いて、サブキャリア成分S1〜SMNを対応するサブキャリアに応じたIFFT部47の端子に入力するよう並び替える。
(F)第5実施例
FDD方式の場合は、第1実施例のように移動局が伝播環境を測定し、それを基地局にフィードバックする必要がある。このため、伝播環境を測定した時刻と実際にその結果が反映されたデータを受信する時刻の間にずれが発生する。移動局の移動速度が速い場合、時間方向のフェージング変動が大きいため、この時間ずれの間に伝播環境が変わってしまう怖れがある。
そこで、移動速度が遅く、時間方向のフェージング変動が小さいときに、第1実施例におけるグループ分けに基づいてチャネライゼーションコードが乗算されたM×N個のサブキャリア成分をN個づつ各グループのサブキャリアに割り当て、移動速度が速く、フェージング変動が大きい場合は、チャネライゼーションコードが乗算されたM×N個のサブキャリア成分を周波数順に各サブキャリアに割り当てる。
図10は第5実施例のOFDM−CDMA通信システムにおける送信装置の構成図であり、図2の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、フェージング周波数検出部91とグループ決定制御部92を設けた点である。フェージング周波数検出部91は移動局からの信号を復調してフェージング周波数を検出し、グループ決定制御部92に入力する。グループ決定制御部92はフェージング周波数が設定値より大きければ、サブキャリア成分S1〜SMNをサブキャリアf1〜fMNに周波数順に割り当てるようサブキャリアグループ決定部33に指示する。一方、フェージング周波数が設定値より小さければ、第1実施例と同様にループ分けに基づいてサブキャリア成分をサブキャリアに割り当てるようサブキャリアグループ決定部33に指示する。
サブキャリアグループ決定部33は、サブキャリア成分を周波数順に各サブキャリアに割り当るよう指示されれば、その旨を並び替え部46と制御信号作成部34に入力し、並び替え部46はサブキャリア成分S1〜SMNを周波数順にサブキャリアf1〜fMNに順番に割り当てる。また、制御信号作成部34はサブキャリア成分とサブキャリアの対応関係が周波数順であることを移動局に通知するための制御信号を作成し、該制御信号を制御用の拡散コードで拡散してコード多重部45に入力する。
一方、サブキャリアグループ決定部33は、第1実施例のグループ分けに基づいてサブキャリア成分をサブキャリアに割り当てるよう指示されれば、第1実施例と同様に各サブキャリアを受信電力の高い順にN個のサブキャリアづつ第1〜第Mグループにグループ分けし、各グループにサブキャリア成分S1〜SMNをN個づつ順番に割り当てる。そして、このサブキャリア成分とサブキャリアの対応関係を並び替え部46と制御信号作成部34に入力する。制御信号作成部34は、該対応関係情報を移動局に通知するための制御信号を作成し、該制御信号を制御用の拡散コードで拡散してコード多重部45に入力する。並び替え部46は、サブキャリアグループ決定部33から入力するサブキャリア成分S1〜SMNとサブキャリアf1〜fMNの対応関係を用いて、サブキャリア成分S1〜SMNを対応するサブキャリアに応じたIFFT部47の端子に入力するよう並び替える。
図11は受信装置におけるフェージング周波数推定部の構成図である。受信部101はアンテナ受信信号よりパイロット信号を選択して出力し、サンプリング部102は該パイロット信号を設定周期でサンプリングし、差分算出部103は隣接するサンプリング信号のレベルの差分を算出し、積算部104は所定時間前記差分を積算し、フェージング周波数推定部105は前記積算値に基づいてフェージング周波数を推定する。
受信電力波形を考察すると、フェージング周波数が低いとピークの傾斜が緩くなり、フェージング周波数が高いとピークの傾斜が急になる。このため、図11のフェージング周波数推定装置は、サンプリング部102、差分算出部103、積算部104により受信電力波形のピーク部の傾斜を算出し、該傾斜に基づいてフェージング周波数を推定する。
32 サブキャリア伝播環境取得部
33 サブキャリアグループ決定部
34 制御信号作成部
41 データ変調部
42 時間多重部
43 シリアルパラレル変換部
44 拡散部
441〜44M 乗算部
45 コード多重部
46 並び替え部
47 IFFT部
48 ガードインターバル挿入部
49 直交変調部
50 無線送信部
Claims (3)
- それぞれ複数のサブキャリアを含む複数のサブキャリアグループを用いてOFDM−CDMA通信方式により無線信号を送信する基地局において、
複数のシンボルのそれぞれに拡散符号を乗算する乗算部と、
自局が送信した複数のサブキャリアについての受信状態に関する情報を1台の移動局から受信する受信部と、
前記受信状態に関する情報に基づいて前記複数のサブキャリアを、受信状態が互いに近いと評価される複数のサブキャリアづつの複数のサブキャリアグループに分け、該複数のサブキャリアグループのそれぞれに複数のシンボルのそれぞれを1つずつ割り当て、各グループの複数のサブキャリアで該グループに割当てられたシンボルの前記拡散符号乗算結果を前記1台の移動局に対し送信する送信部と、
を備えたことを特徴とする基地局。 - それぞれ複数のサブキャリアを含む複数のサブキャリアグループを用いてOFDM−CDMA通信方式により無線信号を送信する基地局及び移動局を備えた通信システムにおいて、
前記移動局は、
前記基地局より送信された複数のサブキャリアについての受信状態に関する情報を送信する第1送信部、を備え、
前記基地局は、
複数のシンボルのそれぞれに拡散符号を乗算する乗算部と、
1台の前記移動局から送信された前記受信状態に関する情報を受信する受信部と、
前記受信状態に関する情報に基づいて前記複数のサブキャリアを、受信状態が互いに近いと評価される複数のサブキャリアづつの複数のサブキャリアグループに分け、該複数のサブキャリアグループのそれぞれに複数のシンボルのそれぞれを1つずつ割り当て、各グループの複数のサブキャリアで該グループに割当てられたシンボルの前記拡散符号乗算結果を前記1台の移動局に対し送信する第2送信部と、
を備えたことを特徴とする通信システム。 - 基地局からそれぞれ複数のサブキャリアを含む複数のサブキャリアグループを用いてOFDM−CDMA通信方式により送信された無線信号を受信する移動局において、
前記基地局から受信した複数のサブキャリアについての受信状態に関する情報を送信する送信部と、
前記1台の移動局から送信された前記受信状態に関する情報に基づいて前記複数のサブキャリアを、受信状態が互いに近いと評価される複数のサブキャリアづつの複数のサブキャリアグループに分け、該複数のサブキャリアグループのそれぞれに複数のシンボルのそれぞれを1つずつ割り当て、各グループの複数のサブキャリアで該グループに割当てられたシンボルへ拡散符号を乗算して得られた乗算結果を前記1台の移動局に対して前記基地局から送信された無線信号を受信する受信部と、
を備えたことを特徴とする移動局。
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