JP4997374B2 - 硬貨の金種別振り分け装置 - Google Patents
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Description
詳しくは、小型の硬貨の金種別振り分け装置に関する。
さらに詳しくは、バラ状態で受け入れた複数金種の硬貨を金種別に振り分ける装置に関する。
なお、本明細書で使用する「硬貨」は、通貨の硬貨に加えてトークン及びメダル等を含み、かつ、形状は円形、及び、多角形を含んでいる。
従来技術において、金種毎の選別部は一列に配置されているため、金種が多くなった場合、装置が大型化する問題がある。
例えば選別対象が日本円の場合、6金種の選別部が直列に6個配置され、ユーロの場合、8金種の選別部が直列に8個配置される。
結果として、装置が奥行き方向に長くなり、装置が大型化する問題がある。
これを回避するため、搬送経路をU形にすることができるが、搬送装置及び搬送経路が並列するため、奥行きは短くなるが横幅が増加し、装置が大型化する問題がある
本発明の第2の目的は、硬貨の振り分け精度が高く、かつ、小型の硬貨入金装置に適した硬貨の金種別振り分け装置を提供することである。
水平線に対し傾斜したスライドプレートに複数金種の硬貨の下面を支えさせつつ一方向に移動する搬送装置によってガイドレールに前記硬貨の下側周面を案内させて一列に整列しつつ通路を搬送する途上において、前記通路に沿って配置され、かつ、前記スライドプレートに形成された第1選別部の選別口に金種別に振り分ける硬貨の金種別振り分け装置において、前記ガイドレールは前記硬貨を案内する案内位置と前記硬貨を案内しない不案内位置とに選択的に位置可能な可動ガイドレールを含んで構成され、前記可動ガイドレールは前記通路の伸長方向に対し直交する方向の下方において前記第1選別部の選別口に相対して配置されて第2選別部の選別口を構成し、前記第1選別部及び第2選別部の前記選別口を選択的に開口することを特徴とする硬貨の金種別振り分け装置である。
前記搬送経路に面して前記搬送経路の伸長方向に対し直交方向にずらして複数の選別口を配置されている。
したがって、搬送経路の所定位置において搬送経路に対し複数の選別口が配置されているので、選別口を選択的に開口することにより複数の金種を選別することができる。
換言すれば、硬貨の搬送経路の一カ所において複数の金種を選別することができる。
したがって、装置の奥行きを短くすることができると共に、搬送装置及び通路がU形でないため装置の幅を狭くでき、結果として装置が小型化できる利点がある。
この構成において、硬貨は搬送装置によってガイドレールに沿って案内される。
このガイドレールの一部に、第2選別部の選別口が配置されているので、当該第2選別部の選別口が開口されることにより一の金種が選別される。
また、この第2選別部の選別口に対し前記搬送装置側の横方向に第1選部の選別口が配置されているので、この第1選別部の選別口を開口することにより他の金種を選別することができる。
換言すれば、搬送経路の一カ所において複数金種の選別をすることができるので、装置の奥行きを短くすることができると共に、搬送装置及び通路がU形でないため装置の幅を狭くでき、結果として装置が小型化できる利点がある。
この構成において、ガイドレールに周面をガイドされる硬貨は、ガイドレールの一部である第2選別部の選別口が開口されることにより、第2選別部の選別口に落下し、選別される。
また、前記搬送装置に対し前記第2選別部の選別口の反対側に配置した前記第1選別部の選別口を開口することにより、第1選別部の選別口に落下し、選別される。
換言すれば、前記搬送装置によって搬送される硬貨は、前記搬送装置の同一所定位置において、その一側の第1選別口に落下することにより一の所定金種のみが選別される。
硬貨がその他側の第2選別口に落下することにより、他の所定の金種のみが選別される。
よって本構成によれば、搬送装置の同一箇所の一側と他側の二カ所に所定の金種の硬貨を振り分けできるので、硬貨の搬送距離を短くでき、よって装置を小型化出来る利点がある。
本構成によれば、硬貨はスライドプレートに一面を案内され、かつ、周面をガイドレールに案内されつつ搬送装置によって進行される。
進行途上において、ガイドレールを構成する第2選別部の選別口を構成する可動ガイドレールが不案内位置へ移動された場合、ガイドレールに案内されてきた硬貨は、当該可動ガイドレールに案内されないため、第2選別部の選別口に落下し、選別される。
一方、スライドプレートに配置された第1選別部の選別口が開かれた場合、スライドプレートに案内される硬貨は、可動ガイドプレートに案内されないため、第1選別部の選別口に落下し、選別される。
したがって、搬送装置の同一箇所の一側と他側の二カ所に所定の金種の硬貨を振り分けできるので、硬貨の搬送距離を短くでき、よって装置を小型化出来る利点がある。
この構成により、スライドプレートが傾いているので、搬送装置によって搬送される硬貨の一面は、スライドプレート上をスライドし、周面はガイドレール上をスライドしつつ移動される。
換言すれば、硬貨は自重によるスライドプレートに沿った下方への移動をガイドレールによって阻止され、かつ、真下への移動をスライドプレートによって案内されつつ搬送される。
ガイドレールの一部に第2選別部の選別口が開口され、通常はスライドプレートに対し鋭角をなす可動ガイドレールによって閉止されるが、所定の金種の硬貨を選別する場合、第2選別部の選別口を構成する可動ガイドレールは、スライドプレートに対し鈍角若しくはガイドレールの延長上から外れた不案内位置へ移動される。
第2選別部の選別口を構成する可動ガイドレールが不案内位置に移動した場合、硬貨の周面は第2選別部の選別口を構成する可動ガイドレールによって支えられないので、傾斜するスライドプレートに沿って落下し、第2選別部の選別口に落下し、選別される。
一方、第2選別部の選別口に対し搬送装置をはさんだ反対側のスライドプレートに第1選別部の選別口が配置され、通常は第1選別部の可動ガイドプレートによって閉止されるが、所定金種の硬貨を選別する場合、第1選別部の可動ガイドプレートは不案内位置に移動される。
第1選別部の可動ガイドプレートが不案内位置に移動した場合、スライドプレートにもたれて移動する硬貨は第1選別部の可動ガイドプレートに案内されないので、第1選別部の選別口に自重で落下し、選別される。
したがって、二種類の硬貨が搬送装置をはさんだ一側と他側に選別されるので、硬貨の搬送距離を短くでき、結果として装置を小型化できる利点がある。
この構成により、スライドプレートが約45度で傾いているので、搬送装置によって搬送される硬貨の一面は、スライドプレート上をスライドし、周面はガイドレール上をスライドしつつ移動される。
換言すれば、硬貨は自重によるスライドプレートに沿った下方への移動をガイドレールによって阻止され、かつ、真下への移動をスライドプレートによって案内されつつ搬送される。
ガイドレールの一部に第2選別部の選別口が開口され、通常はスライドプレートに対し鋭角をなす可動ガイドレールによって閉止されるが、所定の金種の硬貨を選別する場合、第2選別部の選別口を構成する可動ガイドレールは、硬貨を案内しない不案内位置へ移動される。
第2選別部の選別口を構成する可動ガイドレールが不案内位置に移動した場合、硬貨の周面は第2選別部の選別口を構成する可動ガイドレールによって支えられないので、傾斜するスライドプレートに沿って落下し、第2選別部の選別口に落下し、選別される。この落下過程において、落下する硬貨を落下案内面によって、確実に次の通路へ案内することができる。
一方、第2選別部の選別口に対し搬送装置をはさんだ反対側のスライドプレートに第1選別部の選別口が配置され、スライドプレートにもたれて移動する硬貨は第1選別部の所定の選別口に自重で落下し、選別される。
したがって、二種類の硬貨が搬送装置をはさんだ一側と他側に選別されるので、硬貨の搬送距離を短くでき、結果として装置を小型化できる利点がある。
この構成により、金種判別装置によって金種を判別された硬貨は、搬送装置によって一つずつ区分けされて一列に整列されて通路を搬送される。
複数の選別口が、金種判別装置から所定距離の位置において前記通路に直交する方向にずらして配置され、金種判別装置の判別に基づいて選択的に開口される。
したがって、前記通路に対する所定の位置において複数の金種が選択的に選別口に落下するので、装置を小型化することができる利点がある。
図2は、本発明の実施例の硬貨の金種別振り分け装置が使用されている硬貨入出金機の硬貨経路の概要説明図である。
図3は、本発明の実施例の硬貨の金種別振り分け装置が使用されている硬貨入出金機の分離送出装置、金種判別装置及び金種判別装置の正面図である。
図4は、本発明の実施例の硬貨の金種別振り分け装置が装置される硬貨入出金機の分離送出装置及び金種判別装置の正面図である。
図5は、図4におけるA−A線断面図である。
図6は、本発明の実施例の硬貨の金種別振り分け装置が使用されている硬貨入出金機の分離送出装置、金種判別装置及び金種判別装置の駆動系統図である。
図7は、本発明の実施例の硬貨の金種別振り分け装置の選別部の一部拡大正面図である。
図8は、図7におけるB−B線断面図である。
図9は、本発明の実施例の硬貨の金種別振り分け装置の選別部の一部拡大斜視図である。
図10は、本発明の実施例の硬貨の金種別振り分け装置の一部の部品を削除した選別部の一部拡大斜視図である。
図11は、本発明の実施例の硬貨の金種別振り分け装置の第1選別部の硬貨センサの拡大断面図である。
図12は、本発明の実施例の硬貨の金種別振り分け装置の硬貨センサの拡大断面図である。
図13は、本発明の実施例の硬貨の金種別振り分け装置の一部の部品を削除した作動説明図である。
しかし、複数金種の硬貨を受け入れて金種毎に保留する硬貨入金機にも使用することができる。
硬貨入出金装置100の概要を図1及び図2を参照して説明する。
硬貨入出金装置100は、入金装置102、分離送出装置104、金種判別装置106、搬送装置108、選別部110、保留部112及び出金装置114を含んでいる。
入金装置102は、D形の投入口120にバラ状態で投入された複数金種の硬貨を、次行程の分離送出装置104の機能が阻害されない量を超えない範囲で次行程の分離送出装置104に送り出す機能を有する。
具体的には、入金平ベルト122、崩しローラ124及び入金平ベルト122を駆動する電気モータ126を含んでいる。
入金平ベルト122は、最大硬貨直径の約二倍の幅を有し、一対のローラ間に張設され、かつ、僅かに上り傾斜に設けられている。
崩しローラ124は、入金平ベルト122の中間部の上方に、平ベルト122との間に最薄硬貨の約3倍の隙間を空けて配置されている。
この崩しローラ124は、入金平ベルト122が搬送方向に進行する場合、その下面が入金平ベルト122の進行方向と逆方向に回転し、入金平ベルト122が戻り方向に移動した場合、静止状態になるよう構成されている。
これにより、平ベルト122上に最薄の硬貨が三枚以上重なって崩しローラ124に到達した場合、最上の硬貨は崩しローラ124によって戻り方向に移動されてズリ落とされ、多量の硬貨が一気に分離送出装置104に落下しないように規制している。
入金検知装置128の光軸が遮断された場合、硬貨が投入されたとみなし、モータ126を起動して入金平ベルト122を入金方向に移動させる。
また、後述の分離送出装置104のフルセンサ136がフル状態を検知した場合、モータ126は停止される。
したがって、分離送出装置104は、入金装置102からフル量以上の硬貨を受けることが無く、安定して一つずつ区分けして送り出すことができる。
なお、入金検知装置128は、入金平ベルト122の下側に設置した磁気センサに変更若しくは組み合わせることが出来る。
分離送出装置104は、入金装置102からバラ状態で受け入れた複数金種の硬貨を一つずつ分離して次行程へ送り出す機能を有する。
分離送出装置104は、入金装置102の下方に配置され、図2ないし図4に示すように回転板130、保留ボウル132、受取体134及びフルセンサ136を含んでいる。
この受入部138は、回転円板140の上面に等間隔に3つの凹部142を形成したY字形のプレート146を円板140と同心に固定してある。
プレート146の厚みは最も薄い硬貨の厚みよりも僅かに薄くし、最薄硬貨の上に他の硬貨が載り、プレート146で強制的に押動されないように構成してある。
なお、円板140の直径を大きくした場合、受入部138の数は4以上にすることが出来、円板140の直径を小さくした場合、受入部138の数は2以下にすることが出来る。
また、凹部142の一側にはピボット運動する押出体148が配置されている。
換言すれば、押出体148と凹部142によってほぼ半円形の受入部138が形成されている。
押出体148は、通常は受入部138を形成するように凹部142の一側に寄った位置に静止状態に位置し、ピボット運動して所定位置に移動した場合、保持されていた硬貨を円板140の周方向へ送り出す。
この押出体148の移動は、円板140の回転動を利用して溝カムなどで行うことが好ましい。
図4及び図6に示すように、回転板130は、側方に配置した電気モータ150によって減速機152を介して回転されるギヤ154によって回転円板140の下部周面に形成された被動ギヤ158を介して所定の速度で回転される。
保留ボウル132内の硬貨量が所定量よりも多い場合、Y形プレート146及び押出体148による硬貨の攪拌効果が低下するため、受入部138への硬貨の受入効率が低下する欠点を解消するためである。
フルセンサ136がフル信号を出力した場合、電気モータ126が停止され、入金装置102からの硬貨の供給が停止される。
フルセンサ136がフル信号を出力しなくなった場合、電気モータ126は再起動され、入金平ベルト122上の硬貨が保留ボウル132に供給される。
金種判別装置106は、分離送出装置104から一つずつ送り出された硬貨の真偽及び金種を判別する機能を有する。
金種判別装置106は、磁気センサ160から取得した検知データに基づいて硬貨の真偽及び金種を判別する機能を有する。
具体的には、硬貨の材質センサ、厚みセンサ及び直径センサからの検知データに基づいて硬貨の真偽及び金種を判別する機能を有する。
金種判別装置106は、コイルと所定形状のフェライトコアにより構成した材質センサ、厚みセンサ及び直径センサからの信号を用いて、硬貨の真偽及び金種判別を行う。
まず、スライドベース170を説明する。
スライドベース170は、ベース178上面に傾斜して配置され、回転体172によって押動される硬貨の一面を案内する機能を有する。
スライドベース170は、非磁性材料、例えば樹脂で成形された平板状のベース178の上面に形成された円形穴180の底面であり、表面は平面状である。
しかし、スライドベース170に硬貨の移動方向に伸びる凸条を設け、硬貨のスライド抵抗を減少することができる。
回転体172は、送出分離装置104から受け取った硬貨を移動させ、一つずつ磁気センサ160部を通過させる機能を有する。
さらに回転体172は、磁気センサ160部を通過した硬貨を搬送装置108へ受け渡す。
回転体172は、非磁性材料、例えば樹脂により成形され、円形穴180の中心部に突出する回転軸182に固定され、スライドベース170と平行であって、かつ、近接した平面内において回転可能である。
回転体172は、受入部138と同数の等間隔に配置された三本の押動レバ184によって硬貨受入部185を形成し、Y字形をしている。
基準ガイド174は、磁気センサ160に相対して通過する硬貨を直線的に案内し、磁気センサ160に対する金種別硬貨の位置を一定にする機能を有する。
基準ガイド174は、受取体134に続いて形成された弧状部186及び弧状部186に続いて形成された直線ガイド部188を有し、回転体172の回転経路の外周に位置し、押動レバ184によって押動される硬貨を案内する。
基準ガイド174は、硬貨を案内するため耐磨耗性に優れた樹脂であるポリオキシメチレンにて成形することが好ましい。
また、基準ガイド174は製造効率と精度の向上のためスライドベース170と一体に成形することができる。
磁気センサ160は、基準ガイド174によって案内される硬貨の真偽及び金種を判別するためのデータを取得する機能を有する。
磁気センサ160は、基準ガイド174に案内されつつ押動レバ184によって移動される硬貨の移動通路190の上下に配置されている。
磁気センサ160は、直径センサ166、厚みセンサ164及び材質センサ162を含んでいる。
直径センサ166は、回転体172によって移動される硬貨の直径に関するデータを取得する機能を有する。
ユーロ硬貨は、8金種であり、最大直径の2ユーロ硬貨は最小の1セントの約二倍であるため、一つの直径センサだけでは精度の高いデータを得ることが困難である。
そこで、本実施例においは複数の直径センサにより構成されている。
具体的には、第1直径センサ192、第2直径センサ194及び第3直径センサ196により構成されている。
磁気センサは、コイルとコア及び高周波の印可回路等により構成することができるので、精度の高いデータを取得可能であるにもかかわらず、入手性に優れ、かつ、安価であるため、金種判別装置に適している。
このように矩形にすることにより、第1直径センサ192及び第3直径センサ196を近接配置することが可能になり、精度の高い直径判別をするためのデータを得ることができるからである。
位置決めピン206と中央筒198の孔とにより各磁気センサ162、164、192、194及び196の位置が決定されるので、センサの位置が容易に精度よく位置決めされる利点がある。
厚みセンサ164は基準ガイド174の近くに配置され、中央筒198の端面が全金種の硬貨面と相対する。
第2直径センサ194は、最大径の2ユーロ硬貨の約四分の一と相対するように配置され、かつ、判別可能な最大径硬貨のほぼ全面と相対する位置に配置されている。
材質センサ162は、直線L1の下流であって、かつ、直線ガイド部188にほぼ直交する線L2上に配置されている。
第1直径センサ192及び第3直径センサ196は、第2直線L2の直ぐ下流であって、かつ、直線ガイド部188にほぼ直交する第3直線L3上に配置されている。
硬貨が常に直線ガイド部188に接触しつつ案内されることにより、直径検出の精度を高めるためである。
材質センサ162は、基準ガイド174の直近に配置され、その中央筒198の端面は全金種の硬貨の面と相対する。
第1直径センサ192は、直線ガイド188に案内される最小径の1セント硬貨の上部と僅かに相対するように配置されている。
第3直径センサ196は、最大径の2ユーロ硬貨が相対した場合、磁気センサ196の下半分が2ユーロ硬貨の上端部に相対するよう配置されている。
一対の磁気センサの一方は、スライドベース170の裏面に固定され、他方は上カバ208に固定されている。
上カバ208は、分離送出装置104の上方であって、かつ、円形穴180の側方に配置した軸210にピボット運動可能に取り付けられている。
上カバ208は大凡平面視台形状を呈し、下面212はフラットであって、その一部が基準ガイド174の上面に面接触して位置決めされる。
換言すれば、スライドベース170と下面212との間隔は、上カバ208の下面212と基準ガイド174の上面とが面接触することにより、小間隔で平行に保たれる。
スライドベース170と下面212との間隔は、取扱われる硬貨の最大厚みに余裕代を加えて設定される。
上カバ208は、基準ガイド174の上面に面接触した状態でフック(図示せず)によって固定される。
押動レバ184の厚みは、スライドベース170と下面212間の間隔よりも僅かに小さく、かつ、最大厚み硬貨の厚みよりも僅かに厚く形成されている。
強度及び耐摩耗性向上及び製造容易化のためである。
図6に示すように、回転軸182のスライドベース170を貫通した下端部に押動レバーギヤ216が固定され、回転板140と一体に形成された被動ギヤ158と噛み合っている。
タイミングセンサ176から押動レバ184の通過毎に出力される信号は、磁気センサ160によって検知されたデータ基づいて判別された硬貨の真偽及び金種の判別情報を記憶するための関連付け信号として用いられる。
タイミングセンサ176は、ベース178に固定されている。
実施例において、タイミングセンサ176は反射型の光電センサであって、押動レバ184と相対した場合「H」の押動レバタイミング信号を出力し、相対しない場合「L」の信号を出力する。
第2タイミングセンサ217は、回転体172が回転した場合、第1タイミングセンサ176よりも小角度の所定回転角度毎にタイミング信号を出力する機能を有する。
本実施例においては、押動レバーギヤ216に回転軸心を中心とする同一円上に所定角度毎に穿孔された透孔218とギヤ216の下に投光素子が配置され、かつ、ギヤ216の上側に受光素子が配置された透過型の光電センサ219により構成されている。
透孔218は、例えば等間隔に24個穿孔されている。
したがって、投光素子からの投光が透孔218を透過して受光素子に入光した場合、第2タイミングセンサ217は「H」の第2タイミング信号を出力し、投光素子からの投光が押動レバーギヤ216に遮られた場合、第2タイミングセンサ217は「L」の信号を出力する。
換言すれば、第1タイミングセンサ176の一周期の間に八個の第2タイミング信号が出力されるようして回転体172の回転角度の分解能を高めている。
搬送装置108は、真偽及び金種を判別された硬貨を選別部110に搬送する機能を有する。
換言すれば、後述のスライドプレート224によって一面を、ガイドレール226によって周面を支えられている硬貨を押動して所定の方向に移動する機能を有する。
搬送装置108は、同一平面内を一方向に移動する無端搬送体220を含んでいる。
チェーン232は、扁平なランニングトラック形状に設置され、第1スプロケット228は金種判別装置106の回転体172の直ぐ側方に配置されている。
チェーン232は、金属製チェーンであることが耐久性及びコストの観点で好ましいが、樹脂製にすることができる。
チェーン232は、水平線に対し約45度傾斜した平面内を所定の方向へ循環移動される。
チェーン232の連結ピン234から外方へ突出するプレート236に対し直交方向する上方へ突出する押動ピン238が所定の間隔で固定されている。
したがって、押動ピン238は約45度で傾斜する平面P(図8参照)内を所定の方向へ循環移動される。
第1スプロケット228が固定された軸237の下部に被動ギヤ239が固定され、押動レバーギヤ216と噛み合っている。
ギヤ239とギヤ216のギヤ比は1対3である。
換言すれば、押動レバ184と押動ピン238は、所定の関係で連動する。
具体的には、押動レバ184によって押動ピン238の移動経路240に押動された硬貨は、直ぐに押動ピン238によって押動されるように設定される。
したがって、硬貨は押動ピン238によって搬送されるので、搬送装置108の最小単位は押動ピン238であり、本明細書において、搬送装置108という場合、押動ピン238のみを指す場合がある。
移動経路240は、無端搬送体220を囲うように位置した扁平ループ形を呈し、かつ、無端搬送体220が配置された傾斜平面に対し僅か上方に平行に位置している。
スライドプレート224は、搬送装置108によって搬送される硬貨の下面を案内する機能を有する。
具体的には、押動ピン238の移動経路240の側方かつ下側に第1のスライドガイド242、側方かつ上側に第2のスライドガイド244が移動経路240に沿って配置されている。
詳述すれば、第1スライドガイド242と第2スライドガイド244の上面を結んだ平面P2は、平面P内に位置し、約45度で傾斜している。
したがって、搬送装置108によって搬送される硬貨は、第1スライドガイド242と第2スライドガイド244によって下面を支えられ、水平線に対し約45度傾斜しつつ搬送される。
スライドプレート224は硬貨を下側から支えれば良いので、細い棒を小間隔で並置し、全体としてプレート状にしたもの等硬貨を案内する機能を有すれば良い。
本実施例においては、スライドプレート224は、耐摩耗性を有する樹脂にて成形し、硬貨とスライドする部分に硬貨の進行方向に延びる突条245を形成し、硬貨の進行抵抗を小さくしている。
本実施例において第1スライドガイド242は、狭幅の直線状板であり、かつ、その上面は約45度傾斜し、押動ピン238によって移動される全ての硬貨の下面を支える。
本実施例において、第2スライドガイド244は、金種判別装置106側から順に固定状態に所定の間隔で配置された第1固定ガイドプレート246-1、第2固定ガイドプレート246-2、第3固定ガイドプレート246-3、第4固定ガイドプレート246-4及び第5固定ガイドプレート246-5及びそれら固定ガイドプレートの間に配置した第1可動ガイドプレート248-1、第2可動ガイドプレート248-2、第3可動ガイドプレート248-3及び第4可動ガイドプレート248-4と、により構成されている。
各可動ガイドプレート248-1、248-2、248-3及び248-4が案内位置GPにある場合、各固定ガイドプレート246-1、246-2、246-3、246-4及び246-5と一直線状を成し、かつ、ガイドレール226に対し最小径の1セント硬貨の直径よりも小さい間隔で位置するため、押動ピン238によって移動される全ての硬貨の下面を支えて案内する。
可動ガイドプレート248-1、248-2、248-3及び248-4は、後述するように第1選別部260をも構成する。
ガイドレール226は、搬送装置108によって搬送される硬貨の下側周面を案内する機能を有する。
本実施例において、ガイドレール226はスライドプレート224、具体的には第1スライドガイド242に対し大凡直角をなし、移動経路240の下方であって、かつ、第1スライドガイド242の上面に近接した状態で移動経路240に対しほぼ平行に延びている。
詳述すれば、ガイドレール226は平面P1内に大凡位置し、最大硬貨の厚みよりも僅かに大きい厚みを有している。
換言すれば、ガイドレール226は第1スライドガイド242の上面から取扱硬貨の最大厚みよりも僅かに直交方向に突出している。
したがって、押動ピン238によって押される硬貨は、その下面がスライドプレート224によって案内され、かつ、下端周面はガイドレール226によって案内される。
第1可動ガイドレール254-1、第2可動ガイドレール254-2、第3可動ガイドレール254-3、第4可動ガイドレール254-4及び第5可動ガイドレール254-6は、後述の第2選別部262も構成する。
選別部110は、搬送装置108によって移動される硬貨を金種毎に所定の選別部に選別する機能を有している。
選別部110は、移動通路240の上側であって、かつ、移動通路240に沿って配置された第1選別部260、及び、移動通路240の下側であって、かつ、ガイドレール226に沿って配置された第2選別部262を有している。
第1選別部260は、搬送装置108の進行方向の上流から下流に向かって順に2セント選別口264、5セント選別口266、10セント選別口268、20セント選別口270及びオーバーフロー選別口272が配置されている。
第2選別部262は、搬送装置108の進行方向の上流から下流に向かって順にリジェクト選別口274、1セント選別口276、2ユーロ選別口278、50セント選別口280及び1ユーロ選別口282が配置されている。
2セント選別口264は、所定の間隔で配置された第1固定ガイドプレート246-1と第2固定ガイドプレート246-2の間に画定され、5セント選別口266は第2固定ガイドプレート246-2と第3固定ガイドプレート246-3との間に画定され、10セント選別口268は第3固定ガイドプレート246-3と第4固定ガイドプレート246-4との間に画定され、20セント選別口270は第4固定ガイドプレート246-4と第5固定ガイドプレート246-5との間に画定される。
リジェクト選別口274は所定間隔で配置された第1固定ガイドレール252-1と第2固定ガイドレール252-2との間に画定され、1セント選別口276は所定間隔で配置された第2固定ガイドレール252-2と第3固定ガイドレール252-3との間に画定され、2ユーロ選別口278は第3固定ガイドレール252-3と第4固定ガイドレール252-4との間に画定され、50セント選別口280は第4固定ガイドレール252-4と第5固定ガイドレール252-5との間に画定され、1ユーロ選別口282は第5固定ガイドレール252-5と第6固定ガイドレール252-6との間に画定される。
各選別口264、266、268、270、272、274、276、278及び280には、所定金種の硬貨を選択的に選別するため、電気的に制御されるゲートが配置されている。
前述した第1可動ガイドプレート248-1が2セント用ゲート286であり、第2可動ガイドプレート248-2が5セント用ゲート288であり、第3可動ガイドプレート248-3が10セント用ゲート290であり、そして第4可動ガイドプレート248-4が20セント用ゲート292である。
換言すれば、第1選別部260の2セント選別口264に第1可動ガイドプレート248-1が配置され、5セント選別口266に第2可動ガイドプレート248-2が配置され、10セント選別口268に第3可動ガイドプレート248-3が配置され、20セント選別口270に第4可動ガイドプレート248-4が配置されている。
したがって、各可動ガイドプレート248-1、248-2、248-3及び248-4が案内位置GPに位置する場合、押動ピン238によって押され、かつ、ガイドレール226にガイドされつつ移動するコインは、下面の下端部を第1スライドガイド242によって、さらに、下面の上部をそれら可動ガイドプレートに248-1、248-2、248-3及び248-4よって支えられるため、第1選別部260の選別口284、286、288及び290に落下しない。
これら可動ガイドプレート248-1、284-2、248-3及び248-4は、円柱形であることが好ましい。
なぜなら、可動ガイドプレート248-1、284-2、248-3及び248-4と硬貨の下面との接触が線接触になり、また、可動ガイドプレート248-1、284-2、248-3及び248-4が移動した場合であっても硬貨下面との接触が線接触を保つことができ、硬貨のスライド抵抗を最小にできるからである。
第1可動ガイドレール254-1、第2可動ガイドレール254-2、第3可動ガイドレール254-3、第4可動ガイドレール254-4及び第5可動ガイドレール254-5が案内位置GPに位置する場合、それらの上面である案内面283は第1固定ガイドレール252-1、第2固定ガイドレール252-2、第3固定ガイドレール252-3、第4固定ガイドレール252-4、第5固定ガイドレール252-5及び第6固定ガイドレール252-6と実質的に一直線をなす。
また、2セント選別口264は金種判別装置106から第1所定距離において、移動経路240における中心線L1に対し直交をなす線LR1に沿って、移動経路240の上側に配置され、リジェクト選別口274が移動経路240の下側に配置されている。
金種判別装置106から第2所定距離よりも遠い第3所定距離において、中心線L1に対し直交をなす線LR3に沿って、10セント選別口268が移動経路240の上側に配置され、2ユーロ選別口278が下側に配置されている。
金種判別装置106から第3所定距離よりも遠い第4所定距離において、中心線L1に対し直交をなす線LR4に沿って、20セント選別口270が移動経路240の上側に配置され、50セント選別口282が下側に配置されている。
金種判別装置106から第4距離よりも遠い第5所定距離において、中心線L1に対し直交をなす線LR5に沿って2ユーロ選別口282が移動経路240の下側に配置されている。
金種判別装置106から第5所定距離よりも遠い第6所定距離において、移動経路240の上側にオーバーフロー選別口272が配置されている。
前記第1所定距離から第4所定距離は、押動レバー184の間隔と関連づけられて、具体的には押動ピン238の間隔と同一に設定されている。
可動ガイドプレート248-1、248-2、248-3及び248-4は、選択的に硬貨を移動する案内位置GP又は案内しない不案内位置NPに移動されることができる。
また、可動ガイドプレート248-1、248-2、248-3及び248-4は同一構造であるので、可動ガイドプレート248-1及び248-2を代表して説明する。
軸296、298は、固定軸受300、302によってピボット運動可能に支持されている。
可動ガイドプレート248-1は、アクチュエータ304によってリンケージ306を介して案内位置GPと不案内位置NPとに移動される。
しかし、可動ガイドプレート248-1はアクチュエータ304によってダイレクトに移動されることができる。
アクチュエータ304は、本実施例ではソレノイド308と鉄心310からなる電磁式アクチュエータである。
電磁式アクチュエータ304は、配線を考慮すれば配置の自由度が高く、かつ、小型で出力が大きいので好ましい。
リンケージ306は、軸298から周方向に延びるクランク314の一端部に軸298と平行に固定されたクランクピン316と、鉄芯310の先端に固定され、かつ、その先端部の溝318に前記クランクピン316を受け入れるレバ320及び鉄芯310を突出するよう駆り立てるスプリング322とを含んでいる。
この構成によれば、ソレノイド308が励磁されていない場合、鉄芯310がスプリング322によって突出するよう駆り立てられているので、クランクピン316はレバ320によって図8、9、11において軸296、298を中心に時計方向にピボット運動される。
ゲート体290のバー292は、選別口264の側壁に突出する第1ストッパ324によって進行を阻止されて静止し、案内位置GPに保持される。
図8に示すように可動ガイドプレート248-1が案内位置GPに位置する場合、ガイドレール226に案内される最小径の1セント硬貨1Cは、その下面の上端部が可動ガイドプレート248-1によって案内され、かつ、押動ピン238は硬貨の中心よりも僅かに上側を押す。
したがって、小径かつ軽量の硬貨が使用される場合、当該硬貨は上向き円弧を押動ピン238によって押されるので、当該硬貨は下向きの力、換言すればガイドレール226に押し付けられる分力が作用するので、硬貨がガイドレール226からジャンプすること無く搬送される。
大径の硬貨は、押動ピン238によって円弧の下方から押し上げられるように移動するが、大径であるため重いため跳ね上がることなくガイドレール226に沿って移動される。
可動ガイドプレート248-1が不案内位置NPに位置する場合、2セント選別口264において、2セント硬貨は可動ガイドプレート248-1によってその上端部下面を案内されない。
したがって、2セント硬貨は上端部から下方に落下し、案内通路323によって後述の2セント用硬貨保留払出装置へ案内される。
これら可動ガイドレールは、同一構造であるので、第1可動ガイドレール254-1及び第2可動ガイドレール254-2を代表して説明する。
第1可動ガイドレール254-1は、両端から直交方向に伸びるバー330、332、及びバー330、332の下端から側方に突出する軸336、338を含み、全体として門形の第2ゲート体340の上端に位置し、前述のように細幅の平板形である。
第2可動ガイドレール254-1は、図8に示すように、第1スライドガイド242の上面に対し僅かに鋭角を成している。
第1スライドガイド242の上面に対し僅かに鋭角を成すよう配置することにより、案内される硬貨にスライドプレート224に対し押し付ける分力を与え、硬貨が可動ガイドレール254-1から落下しないようにするためである。
また、第1可動ガイドレール254-1から下方に向かう落下案内面339が形成されている。
第1可動ガイドレール254-1によって案内されずに落下する硬貨を案内し、確実に保留部112に導くためである。
軸336、338は、固定軸受342、344によってピボット運動可能に支持されている。
第2ゲート体340はガイドレール226に対し直角をなす直線LR1に沿って配置されている。
可動ガイドレール254-1は、アクチュエータ346によってリンケージ348を介して案内位置GP2と不案内位置NP2とに移動される。
しかし、可動ガイドレール254-1はアクチュエータ346によってダイレクトに移動されることができる。
アクチュエータ346は、本実施例ではソレノイド350と鉄心352からなる電磁式アクチュエータ354である。
電磁式アクチュエータ354は、配線を考慮すれば配置の自由度が高く、かつ、小型で出力が大きいので好ましい。
リンケージ348は、アクチュエータ346の動きを可動ガイドレール254-1に伝達する機能を有する。
リンケージ348は、軸338から周方向に延びるクランク356の一端部に軸338と平行に固定されたクランクピン358と、鉄芯352の先端部の溝360に受動部を挿入し、かつ、前記クランクピン358を受け入れる溝を有するレバ362及び鉄芯352を突出するよう駆り立てるスプリング365とを含んでいる。
この構成によれば、ソレノイド354が励磁されていない場合、鉄芯352がスプリング365によって突出するよう駆り立てられているので、クランクピン358はクランク356によって図11において軸336、338を中心に時計方向に回動される。
第2ゲート体340は、第2固定ガイドレール252-2の側面に形成された第2ストッパ360によって進行を阻止されて静止し、第2案内位置GP2に保持される。
この場合、可動ガイドレール254-1は、第1固定ガイドレール252-1と第2固定ガイドレール252-2とほぼ一直線状をなすよう整列する。
また、可動ガイドレール254-1が傾斜しているため第2固定ガイドレール252-2との間に段差を生じる。
このため、硬貨が第2固定ガイドレール252-2から第2可動ガイドレール254-2へ移動する際にスムーズに移動できるよう、第2可動ガイドレール254-2の上流側端面に上流側から下流側に向かって上向きの案内斜面362を形成してある。
また、下流側の第3固定ガイドレール252-3にも上流側から下流側に向かって上向きの固定案内斜面363が形成されている。
可動ガイドレール252-1が第2案内位置GP2に位置する場合、スライドプレート224に下面が接っしつつ移動する硬貨の下側周面は第1固定ガイドレール252-1に続いて第1可動ガイドレール254-1に案内される。
硬貨は、可動ガイドレール252-1において、その上面の案内面283が傾斜しているため第1スライドガイド242及び第1可動スライドガイド248-1に更に押し付けられるように分力を受ける。
したがって、硬貨は固定ガイドレール252-1及び第1可動ガイドレール254-1によって下側周面を案内されつつ押動ピン238によって移動される。
所定金種の硬貨は、押動ピン238によって押されて移動する過程において、可動ガイドレール254-1、254-2、254-3、254-4又は254-5が不案内位置NP2に移動した場合、当該可動ガイドレール254-1、254-2、254-3、254-4又は254-5によって案内されないため、下方へ自重で落下する。
落下した硬貨は、案内通路370に案内されて後述の所定の硬貨保留払出装置または、出金装置114を経て受取口442に返却される。
すなわち、第1可動ガイドプレート248-1、第2可動ガイドプレート248-2、第3可動ガイドプレート248-3及び第4可動ガイドプレート248-4、第1可動ガイドレール254-1、第2可動ガイドレール254-2、第3可動ガイドレール254-3、第4可動ガイドレール254-4及び第5可動ガイドレール254-5の案内位置GP及びGP2若しくは不案内位置NP及びNP2への制御方法を説明する。
換言すれば、金種判別装置106によって判別した真偽及び金種情報に基づいて、該当する金種の可動ガイドプレート248-1、248-2、248-3及び248-4若しくは可動ガイドレール254-1、254-2、254-3、254-4及び254-5を選択的に不案内位置NP又はNP2へ移動する制御方法である。
偽貨の場合、偽貨と判別された直後に押動レバ184がタイミングセンサ176の光軸を遮断することにより出力される最初のタイミング信号TP1に関連づけて記憶される。
これにより、クランクピン358、クランク356を介して軸338が図9において反時計方向にピボット運動されるので、第1可動ガイドレール254-1が第1固定ガイドレール252-1と第2固定ガイドレール252-2の間から第1ガイドプレート244の下方に移動し、不案内位置NP2に位置する。
第1可動ガイドレール254-1のこの移動は、偽貨がリジェクト選別口274に達する前に終了するよう時間的に余裕を持って行われる。
偽貨が押動ピン238に押され、かつ、第1固定ガイドレール252-2に下部周面をガイドされ、さらに、下面を第1固定ガイドプレート246-1及び第1可動ガイドプレート248-1に支えられて搬送される偽貨は、第1可動ガイドレール254-1によって案内されないので選別口264に自重により落下し、案内通路370によって案内されて出金装置114のベルト444上に落下する。
これにより、第1可動ガイドレール254-1は第1固定ガイドレール252-1と第2固定ガイドレール252-2の間の案内位置GP2に復帰し、次の硬貨の選別に備える。
判別された硬貨が5セント硬貨の場合、判別直後にタイミングセンサ176からのタイミング信号TP1に基づいて記憶される。
最初のタイミング信号TP1から二番目のタイミング信号TP2が出力され、かつ、第2タイミングセンサ217から所定数の第2タイミング信号TP2が出力された場合、第2可動ガイドプレート248-2のソレノイド308が励磁され、鉄芯310が引き込まれる。
これにより、クランクピン316、クランク318を介して軸298が図11において反時計方向へピボット運動されるので、第2可動ガイドプレート248-2が図11において示す第1可動ガイドプレート248-1の不案内位置NPへ移動する。
したがって、下側周面を第2固定ガイドレール252-2及び第2可動ガイドレール254-2によって案内され、かつ、下面を第1スライドガイド242、第2固定ガイドプレート246-2に支えられ、かつ、押動ピン238によって押動される5セント硬貨は5セント選別口266において第2可動ガイドプレート248-2によって支えられないので5セント選別口266に落下する。
同様に、10セント硬貨又は2ユーロ硬貨が判別された場合、最初のタイミング信号TP1から三つ目のタイミング信号TP1が出力された後、所定数の第2タイミング信号TP2を入力した場合、10セント選別口168の第3可動ガイドプレート248-3又は2ユーロ選別口278の第3可動ガイドレール254-3を不案内位置NPに移動した後、第2タイミング信号を所定数入力した場合、第3可動ガイドプレート248-3又は第3可動ガイドレール254-3を案内位置GP又はGP2に移動する。
通過センサ400、402、404、406、408及び410は、搬送装置108によって移送経路を移動される硬貨を検出する機能を有する。
ガイドレール226に案内される硬貨が移動する通路411に相対する通路カバ412には、2セント選別口274及びリジェクト選別口274の直前の通路411及び押動ピン238の移動通路210に面して第1通過センサ400が配置されている。
5セント選別口266の直前には、5セント選別口266及び1セント選別口276のための第2通過センサ402が第1通過センサ400と同様に配置されている。
20セント選別口270の直前には、20セント選別口270及び50セント選別口280のための第4通過センサ406が第1通過センサ400と同様に配置されている。
1ユーロ選別口282の直前には、1ユーロ選別口282のための第5通過センサ408が第1通過センサ400と同様に配置されている。
オーバーフロー選別口272の直前には、オーバーフロー到達センサ410が第1通過センサ400と同様に配置されている。
オーバーフロー選別口272は、硬貨保留部112がオーバーフローになった所定金種の硬貨を収納するため、使用が想定される最大硬貨が落下可能な大きさに形成され、ゲートは配置されない。
通過センサ400、402、404、406、408及び410は、通路411及び移動通路210を移動する物を検知する機能を有する。
通過センサ400、402、404、406、408及び410は同一構成であるので、第1硬貨センサ400を代表して説明する。
通路240の上側に配置されるセンサベース412に固定された投光素子422、受光素子424および受光面446が各固定スライドプレート246と面一に配置され、かつ、投光面428が固定スライドプレート246から僅かに下方に配置された光ガイド430を有している。
光ガイド430は、例えば、透明樹脂製のプリズムである。
したがって、投光素子422から投光された光は、硬貨の通路411を横断して受光面446に入光した後、光ガイド430によって案内されて投光面428から投光されて硬貨の通路411を再び横断し、受光素子424に入光する。
したがって、通過センサ400は光透過形センサであることが好ましい。
投受光面のメンテナンスや、塵埃等による検知不良が少ないためである。
通過センサ400、402、404、406、408及び410からの硬貨検知信号は、制御装置432に入力され、硬貨が所定の選別口に選別されたことの判別に使用される。
金種判別装置106によって金種を判別された正貨が、第1選別部260の選別口に落下したことを、選別口の上流にに配置した通過センサと下流に配置した通過センサとにより間接的に判別する。
例えば、2セント硬貨が2セント選別口264に落下したことは、第1通過センサ400が硬貨の通過を検知し、第2通過センサ402が第1通過センサ400の検知から所定時間の間に硬貨の通過を検知しなかった場合、落下したものと判別する。
第2通過センサ402が第1通過センサ400の硬貨通過後所定時間の間に硬貨の通過を検知した場合、2セント選別口264に落下しなかったものと判別する。
この場合、下流の何れの選別口のゲート装置は開かれず、最終的にオーバーフロー選別口272に落下する。
したがって、第6通過センサ410が硬貨の通過を検知した場合、オーバーフロー選別口272に落下したものと判別する。
5セント選別口266に5セント硬貨が落下したことは、第2通貨センサ402と第3通貨センサ404からの硬貨検知信号の有無によって前述のように判別する。
10セント選別口268に10セント硬貨が落下したことは、第3通貨センサ404と第4通貨センサ406からの硬貨検知信号の有無によって前述のように判別する。
20セント選別口270に20セント硬貨が落下したことは、第4通貨センサ406と第5通貨センサ408からの硬貨検知信号の有無によって前述のように判別する。
1ユーロ選別口282に1ユーロ硬貨が落下したことは、第5通貨センサ408と第6通過センサ410とからの硬貨検知信号の有無によって前述のように判別する。
通過センサ410によって検知された硬貨は、オーバーフロー選別口272に落下したものとみなす。
オーバーフロー選別口272は、処理が予定される硬貨よりもはるかに大きく形成され、確実に落下するとみなされるためである。
このように、硬貨の選別口の前後における通路に配置したセンサによって硬貨の落下を判別する方式は、センサを並列配置できるので、装置を小型化できる利点がある。
しかし、各選別口から各保留部への案内通路に配置したセンサによって落下した硬貨を直接検知することができる。
通過センサ442、444、446、448又は450は、各選別口274、276、278、280又は282に連通する各案内通路370に配置され、同一構造である。
次に通過センサ442、444、446、448及び450の構造は同一であるので、図11に示す通過センサ442を参照して説明する。
通過センサ442は、案内通路370の上側に配置されるセンサベース452に固定された投光素子454、受光素子456および各スライド板440と面一に配置された受光面458及び投光面460を有する光ガイド462を有している。
光ガイド462は、例えば、透明樹脂製のプリズムである。
したがって、投光素子454から投光された光は、案内通路370を横断して受光面458に入光した後、光ガイド462によって案内されて投光面460から投光されて案内通路370を再び横断し、受光素子456に入光する。
したがって、各通過センサ442、444、446、448及び450は光透過形センサであることが好ましい。
投受光面のメンテナンスや、塵埃等による検知不良が少ないためである。
各通過センサ442、444、446、448及び450からの硬貨検知信号は、制御装置432に入力され、硬貨が所定の選別口に選別されたことの判別に使用される。
例えば、偽硬貨がリジェクト選別口274に落下したことは、通過センサ442の投光素子454から受光面458への投射光、又は、投光面460から受光素子456への投射光の一方又は両方が硬貨によって遮られることにより検知する。
硬貨保留部112は、選別部110において金種毎に選別された硬貨を金種別に保留する機能を有する。
本実施例において、硬貨保留部110は回転ディスク(図示せず)によって硬貨を一つずつ払い出すコインホッパ470を金種毎に選別部110の下方に第1選別部260及び第2選別部262に相対して二列に並べることにより構成されている。
各コインホッパは、符号470に金種毎の記号を付して表示してある。
出金装置114は、金種毎のコインホッパ470から払い出された硬貨を出金トレイ472に搬送する機能を有する。
本実施例において出金装置114は、二列のコインホッパ列の間に配置された平ベルト474である。
平ベルト474は、電気モータ476により上面が出金トレイ472に向かって移動するよう選択的に駆動される。
平ベルト474によって搬送された硬貨は、出金トレイ472中に供給される。
複数金種の硬貨を投入口120に投入した場合、投入硬貨は入金平ベルト122上に落下する。
これにより、入金検知装置128の光軸が投入硬貨により遮られるため、入金検知信号を出力し、モータ126が入金検知信号によって回転される。
したがって、入金平ベルト122の上面が分離送出装置104側へ移動するので、硬貨は入金平ベルト122の端部から落下して分離送出装置104の保留ボウル132内に落下する。
落下させられた硬貨は、入金平ベルト122の進行によって再度分離送出装置104に向かって前述同様に搬送される。
入金センサ128が硬貨を検知しなくなった場合、モータ126は停止され、入金平ベルト122の駆動が停止される。
したがって、ギヤ154と噛み合う被動ギヤ158が回転され、円板140が図4において反時計方向へ回転される。
また、被動ギヤ158の回転よってこれと噛み合う押動レバーギヤ216が時計方向に同期して回転する。
すなわち、回転体172が円板140に伝達比1対1にて連動して図4において時計方向に回転する。
さらに、ギヤ216によって被動ギヤ239が回転されるので、軸237を介して第1スプロケット228が図6において反時計方向に回転される。
これにより、チェーン232が反時計方向に循環される。
その姿勢変化の過程において、一枚の硬貨のみが各受入部138に受け入れられる。
すなわち、硬貨の一面が回転円板140に面接触した状態で受入部138に位置し、プレート146の一部側面により押されて回転円板140の回転と共に移動する。
これにより、押出体148によって受入部138に位置する硬貨は回転円板140の周方向へ押し出される。
押し出された硬貨は、受取体134によってガイドされた直後に、回転円板140に連動して回転する回転体172の押動レバ184によって押されるようになる。
このフル信号によって、モータ126は入金検知装置128が投入硬貨を検知していても停止され、分離送出装置104への硬貨の過投入を防止する。
回転板130の回転によって保留ボウル132内の硬貨が送り出され、フルセンサ136からフル信号が出力されなくなり、かつ、入金検知装置128が入金信号を出力している場合、モータ126は再起動され、入金平ベルト122上の硬貨を分離送出装置104へ供給する。
このとき硬貨は押出部206が基準ガイド174に対する角度が鋭角であるため周方向へ押し出される力を受けること、及び、硬貨自身の遠心力により、硬貨周面が基準ガイド174の直線ガイド部188に押し付けられつつ移動する。
この移動過程において、まず、硬貨の上下面は上下の厚みセンサ164に相対する。
同時に、1セント等の小径硬貨は相対しないが、50セントや2ユーロ硬貨等の中及び大径硬貨は上下の第2直径センサ194に硬貨の上部が相対する。
したがって、厚みセンサ164のコイルの出力は、硬貨の厚みの影響を受けて変化し、第2直径センサ194、第1直径センサ192及び第3直径センサ196の各コイルは、硬貨との相対面積に影響を受けて出力が変化し、材質センサ162は硬貨の材質の影響を受けて出力が変化する。
特に、硬貨は基準ガイド174の直線ガイド部188に常にガイドされるので、硬貨と各センサとの相対位置は毎回同一になる。
換言すれば、同一金種の硬貨のサンプリングデータは同一になるため、精度の高い判別をすることができる。
また、スライドベース170、回転体172及び上カバ208は何れも非磁性材料により作られているため、各センサのコイルによって発生する磁束はこれらの影響を受けないので、硬貨の金属特性によってのみコイルの出力が影響を受ける。
したがって、これによってもサンプリングデータの品質が高いので、精度の高い判別をすることができる。
硬貨が連続して判別された場合、第2金種信号D2が出力され、以降同様に金種信号が出力される。
第1金種信号D1が出力された直後に一つの押動レバ184によって第1タイミングセンサ176の光軸が遮断されるため、タイミングセンサ176は「H」のタイミング信号T1を出力する。
このタイミング信号T1に関連づけられて第1金種信号D1が制御装置432において記憶される。
硬貨は、移動通路240に押し出された直後にチェーン232によって移動される押動ピン238によって押動されるようになる。
これにより、硬貨は周面がガイドレール226にガイドされつつスライドプレート224に一面を面接触しつつ通路411を移送される。
第1ガイドレール254-1が不案内位置NP2に移動された直後、押動ピン238によって押されて移動する硬貨が、第1可動ガイドレール254-1に達し、更にその後第2タイミング信号STが所定数出力された場合、ソレノイド350が消磁され、第1ガイドレール254-1が案内位置GP2に移動される。
これにより、ガイドレール226に沿って移動される偽貨FCは第1可動ガイドレール254-1によって案内されないのでずり落ちるようにリジェクト選別口274に落下し、案内通路370に案内されて平ベルト474上に落下し、入金検知装置128の入金信号によって起動されて搬送運動している平ベルト474によって出金トレイ472に戻される。
よって、ガイドレール226に案内されつつ移動される2セント硬貨2Cは倒れるように選別口264に落下した後、案内通路323により案内されて2セントホッパ470-2Cに保留される。
よって、ガイドレール226に案内されつつ移動される5セント硬貨は選別口266に落下した後、案内通路323により案内されて5セントホッパ470-5Cに保留される。
よって、ガイドレール226に案内されつつ移動される1セント硬貨は選別口276に落下した後、案内通路370により案内されて1セントホッパ470-1Cに保留される。
よって、ガイドレール226に案内されつつ移動される10セント硬貨は選別口268に落下した後、案内通路323により案内されて10セントホッパ470-10Cに保留される。
よって、ガイドレール226に案内されつつ移動される2ユーロ硬貨は選別口278に落下した後、案内通路370により案内されて2ユーロホッパ470-2Eに保留される。
よって、ガイドレール226に案内されつつ移動される20セント硬貨は選別口270に落下した後、案内通路323により案内されて20セントホッパ470-20Cに保留される。
したがって、ガイドレール226に案内されつつ移動される50セント硬貨は選別口280に落下した後、案内通路370により案内されて50セントホッパ470-50Cに保留される。
よって、ガイドレール226に案内されつつ移動される1ユーロ硬貨は選別口282に落下した後、図示しないシュートにより案内されて1ユーロホッパ470-1Eに保留される。
換言すれば、何れの選別口にも落下しないので、オーバーフロー選別口272に落下し、オーバーフローホッパ470-OFに保留される。
オーバーフロー到達センサ410の検知信号は、硬貨がオーバーフローホッパ470-OFに達したことを確認する信号として利用する。
したがって、投入口120に投入された硬貨は、金種判別装置106で判別された金種に基づいて所定の金種選別口に選別される。
次いで、所定金種のホッパから所定数の硬貨を払い出して平ベルト474によって出金トレイ472へ送り出す。
264、266、268、270、274、276、278、280、282 選別口
226 ガイドレール
411 通路
432 制御装置
Claims (7)
- 水平線に対し傾斜したスライドプレート(224)に複数金種の硬貨の下面を支えさせつつ、一方向に移動する搬送装置(108)によってガイドレール(226)に前記硬貨の下側周面を案内させて一列に整列しつつ通路(411)を搬送する途上において、前記通路(411)に沿って配置され、かつ、前記スライドプレート(224)に形成された第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に金種別に振り分ける硬貨の金種別振り分け装置において、
前記ガイドレール(226)は前記硬貨を案内する案内位置(GP2)と前記硬貨を案内しない不案内位置(NP2)とに選択的に位置可能な可動ガイドレール(254-1〜254-5)を含んで構成され、
前記可動ガイドレール(254-1〜254-5)は前記通路(411)の伸長方向に対し直交する方向の下方において前記第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に相対して配置されて第2選別部(262)の選別口(274、276、278、280)を構成し、
前記第1選別部(260)及び第2選別部(262)の前記選別口(264、266、268、270、274、276、278、280)を選択的に開口することを特徴とする硬貨の金種別振り分け装置。 - 水平線に対し傾斜したスライドプレート(224)に複数金種の硬貨の下面を支えさせつつ、一方向に移動する搬送装置(108)によってガイドレール(226)に前記硬貨の下側周面を案内させて一列に整列しつつ通路(411)を搬送する途上において、前記通路(411)に沿って配置され、かつ、前記スライドプレート(224)に形成された第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に金種別に振り分ける硬貨の金種別振り分け装置において、
前記ガイドレール(226)は固定ガイドレール(252-1〜252-6)及び前記固定ガイドレール(252-1〜252-6)と協働して前記搬送装置(108)によって移動される前記硬貨を案内する案内位置(GP2)と前記硬貨を案内しない不案内位置(NP2)とに選択的に位置可能な可動ガイドレール(254-1〜254-5)によって構成され、
前記可動ガイドレール(254-1〜254-5)は前記通路(411)の伸長方向に対し直交する方向の下方において前記第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に相対して配置されて第2選別部(262)の選別口(274、276、278、280)を構成し、
前記第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)及び第2選別部(262)の選別口(274、276、278、280)を選択的に開口する制御装置(432)、
を有することを特徴とする硬貨の金種別振り分け装置。 - 水平線に対し傾斜したスライドプレート(224)に複数金種の硬貨の下面を支えさせつつ、一方向に移動する搬送装置(108)によってガイドレール(226)に前記硬貨の下側周面を案内させて一列に整列しつつ通路(411)を搬送する途上において、前記通路(411)に沿って配置され、かつ、前記スライドプレート(224)に形成された第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に金種別に振り分ける硬貨の金種別振り分け装置において、
前記第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)は、前記搬送装置(108)によって搬送される硬貨の下面を支えて案内する案内位置(GP)と当該下面を支えないで前記選別口(264、266、268、270)に落下させる不案内位置(NP)とに選択的に位置可能な可動ガイドプレート(248-1、248-2、248-3、248-4)によって選択的に開閉され、
前記ガイドレール(226)は前記硬貨を案内する案内位置(GP2)と前記硬貨を案内しない不案内位置(NP2)とに選択的に位置可能な可動ガイドレール(254-1〜254-5)を含んで構成され、
前記可動ガイドレール(254-1〜254-5)は前記通路(411)の伸長方向に対し直交する方向の下方において前記第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に相対して配置されて第2選別部(262)の選別口(274、276、278、280)を構成し、
前記第1選別部(260)及び第2選別部(262)の前記選別口(264、266、268、270、274、276、278、280)を選択的に開口することを特徴とする硬貨の金種別振り分け装置。 - 水平線に対し傾斜したスライドプレート(224)に複数金種の硬貨の下面を支えさせつつ、一方向に移動する搬送装置(108)によってガイドレール(226)に前記硬貨の下側周面を案内させて一列に整列しつつ通路(411)を搬送する途上において、前記通路(411)に沿って配置され、かつ、前記スライドプレート(224)に形成された第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に金種別に振り分ける硬貨の金種別振り分け装置において、
前記スライドプレート(224)は前記ガイドレール(226)に隣接形成され、かつ、前記ガイドレール(226)に対し大凡直角をなす第1スライドガイド(242)と前記第1スライドガイド(242)から前記搬送装置(108)を超えて延在する第2スライドガイド(244)を含んで構成され、
前記第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)は前記第1スライドガイド(242)と前記第2スライドガイド(244)によって画定されと共に前記搬送装置(108)によって移動される硬貨の下面を案内する案内位置(GP)と当該下面を案内しない不案内位置(NP)に選択的に位置される可動ガイドプレート(248-1〜248-4)が配置され、
前記ガイドレール(226)は前記硬貨を案内する案内位置(GP2)と前記硬貨を案内しない不案内位置(NP2)とに選択的に位置可能な可動ガイドレール(254-1〜254-5)を含んで構成され、
前記可動ガイドレール(254-1〜254-5)は前記通路(411)の伸長方向に対し直交する方向の下方において前記第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に相対して配置されて第2選別部(262)の選別口(274、276、278、280)を構成し、
前記可動ガイドプレート(248-1〜248-4)及び前記可動ガイドレール(254-1〜254-5)を選択的に移動する制御装置、
を有することを特徴とする硬貨の金種別振り分け装置。 - 水平線に対し傾斜したスライドプレート(224)に複数金種の硬貨の下面を支えさせつつ、一方向に移動する搬送装置(108)によってガイドレール(226)に前記硬貨の下側周面を案内させて一列に整列しつつ通路(411)を搬送する途上において、前記通路(411)に沿って配置され、かつ、前記スライドプレート(224)に形成された第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に金種別に振り分ける硬貨の金種別振り分け装置において、
前記スライドプレート(224)は前記ガイドレール(226)に隣接形成され、かつ、前記ガイドレール(226)に対し大凡直角をなす第1スライドガイド(242)と前記第1スライドガイド(242)から前記搬送装置(108)を超えて延在する第2スライドガイド(244)を含んで構成され、
前記第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)は前記第1スライドガイド(242)と前記第2スライドガイド(244)によって画定されと共に前記搬送装置(108)によって移動される硬貨の下面を案内する案内位置(GP)と当該下面を案内しない不案内位置(NP)に選択的に位置される可動ガイドプレート(248-1〜248-4)が配置され、
前記ガイドレール(226)は前記硬貨を案内する案内位置(GP2)と前記硬貨を案内しない不案内位置(NP2)とに選択的に位置可能な可動ガイドレール(254-1〜254-5)を含んで構成され、
前記可動ガイドレール(254-1〜254-5)は前記通路(411)の伸長方向に対し直交する方向の下方において前記第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に相対して配置されて第2選別部(262)の選別口(274、276、278、280)を構成すると共に、前記案内位置(GP2)において第1スライドガイド(242)に対し鋭角をなすことを特徴とする硬貨の金種別振り分け装置。 - 水平線に対し約45度の角度で傾斜したスライドプレート(224)に複数金種の硬貨の下面を支えさせつつ、一方向に移動する搬送装置(108)によってガイドレール(226)に前記硬貨の下側周面を案内させて一列に整列しつつ通路(411)を搬送する途上において、前記通路(411)に沿って配置され、かつ、前記スライドプレート(224)に形成された第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に金種別に振り分ける硬貨の金種別振り分け装置において、
前記ガイドレール(226)は前記硬貨を案内する案内位置(GP2)と前記硬貨を案内しない不案内位置(NP2)とに選択的に位置可能な可動ガイドレール(254-1〜254-5)を含んで構成され、
前記可動ガイドレール(254-1〜254-5)は前記通路(411)の伸長方向に対し直交する方向の下方において前記第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に相対して配置されて第2選別部(262)の選別口(274、276、278、280)を構成し、
前記可動ガイドレール(254-1〜254-5)に連続して前記可動ガイドレール(254-1〜254-5)に対して鋭角的に連続する落下案内面(339)が形成されていることを特徴とする硬貨の金種別振り分け装置。 - 分離送り出し装置によってバラ状態で投入された硬貨を一枚ずつ分離して送り出した後、金種判別装置よって金種を判別し、この硬貨を水平線に対し傾斜したスライドプレート(224)に複数金種の硬貨の下面を支えさせつつ、一方向に移動する搬送装置(108)によってガイドレール(226)に前記硬貨の下側周面を案内させて一列に整列しつつ通路(411)を搬送する途上において、前記通路(411)に沿って配置され、かつ、前記スライドプレート(224)に形成された第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に金種別に振り分ける硬貨の金種別振り分け装置において、
前記ガイドレール(226)は前記硬貨を案内する案内位置(GP2)と前記硬貨を案内しない不案内位置(NP2)とに選択的に位置可能な可動ガイドレール(254-1〜254-5)を含んで構成され、
前記可動ガイドレール(254-1〜254-5)は前記通路(411)の伸長方向に対し直交する方向の下方において前記第1選別部(260)の選別口(264、266、268、270)に相対して配置されて第2選別部(262)の選別口(274、276、278、280)を構成し、
前記第1選別部(260)及び第2選別部(262)の前記選別口(264、266、268、270、274、276、278、280)を選択的に開口することを特徴とする硬貨の金種別振り分け装置。
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