JP4994543B2 - 泡沫状染毛剤組成物及び泡沫状脱色剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪を均一に染色又は脱色することができる泡沫状染毛剤組成物及び泡沫状脱色剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の泡沫状染毛剤組成物としては、特開平9−136818号公報に示すような構成のものが知られている。この泡沫状染毛剤組成物は、高級アルコール、非イオン性界面活性剤、溶剤、水、噴射剤及び染料を含有する第1剤と、酸化剤及び噴射剤を含有する第2剤とからなる二剤型の泡沫状酸化染毛剤として知られている。
【0003】
一方、泡沫状脱色剤組成物は、前記泡沫状酸化染毛剤の第1剤から染料を省略して構成された二剤型の泡沫状脱色剤として知られている。これら泡沫状染毛剤組成物及び泡沫状脱色剤組成物は、使用されるときには泡沫状の形態になるようにそれぞれ構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これら従来の泡沫状染毛剤組成物及び泡沫状脱色剤組成物は、高級アルコールとして直鎖状高級アルコールのみが含有されていることから、各組成物を毛髪に塗布するときに液だれが生じるのを抑制することはできるが、一方で各組成物の破泡性は低下する。よって、各組成物を毛髪に塗布するときには、消泡が発生しにくいために、各組成物の形態は泡沫状から液状へと変りにくい。このため、各組成物は泡沫状と液状との2種類の形態で毛髪に塗布され、その泡沫の嵩の高さにより毛髪への塗布量が不均一となる。よって、染色又は脱色にむらが発生するという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、液だれを抑制しつつ、毛髪を均一に染色又は脱色することができる泡沫状染毛剤組成物及び泡沫状脱色剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の泡沫状染毛剤組成物は、(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状高級アルコールとしてセタノール、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、及びミリスチルアルコールから選ばれる少なくとも一種を0.1〜2重量%、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方を0.05〜2.5重量%、(e)染料及び(f)噴射剤を含有し、25℃における泡比重が0.02〜0.30であり、前記分岐状高級アルコールは、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、及びオクチルドデカノールから選ばれる少なくとも一種であり、前記分岐鎖を有する炭化水素は、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、及び流動イソパラフィンから選ばれる少なくとも一種である。
【0007】
請求項2に記載の発明の泡沫状染毛剤組成物は、請求項1に記載の発明において、成分(b)はHLBが7〜15の非イオン性界面活性剤であり、さらに成分(g)として炭素数が10以下で分子内に水酸基を有する溶剤又は下記に示す化学式(1)で表される溶剤を含有するものである。
【0008】
H(OCH2CHR)mOH …(1)
(化学式(1)において、Rは水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、mは6〜100である。)
請求項3に記載の発明の泡沫状染毛剤組成物は、請求項1又は請求項2に記載の泡沫状染毛剤組成物を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とから構成されているものである。
【0009】
請求項4に記載の発明の泡沫状染毛剤組成物は、染料及びアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤、(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状高級アルコールとしてセタノール、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、及びミリスチルアルコールから選ばれる少なくとも一種を0.1〜2重量%、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方を0.05〜2.5重量%及び(f)噴射剤を含有し、25℃における泡比重が0.02〜0.30であり、前記分岐状高級アルコールは、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、及びオクチルドデカノールから選ばれる少なくとも一種であり、前記分岐鎖を有する炭化水素は、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、及び流動イソパラフィンから選ばれる少なくとも一種である第2剤とから構成されているものである。
【0010】
請求項5に記載の発明の泡沫状脱色剤組成物は、酸化剤と混合して使用される泡沫状脱色剤組成物であって、(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状高級アルコールとしてセタノール、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、及びミリスチルアルコールから選ばれる少なくとも一種を0.1〜2重量%、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方を0.05〜2.5重量%及び(f)噴射剤を含有し、25℃における泡比重が0.02〜0.30であり、前記分岐状高級アルコールは、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、及びオクチルドデカノールから選ばれる少なくとも一種であり、前記分岐鎖を有する炭化水素は、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、及び流動イソパラフィンから選ばれる少なくとも一種であるものである。
【0011】
請求項6に記載の発明の泡沫状脱色剤組成物は、アルカリ剤と混合して使用される泡沫状脱色剤組成物であって、(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状高級アルコールとしてセタノール、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、及びミリスチルアルコールから選ばれる少なくとも一種を0.1〜2重量%、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方を0.05〜2.5重量%、(f)噴射剤及び(h)酸化剤を含有し、25℃における泡比重が0.02〜0.30であり、前記分岐状高級アルコールは、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、及びオクチルドデカノールから選ばれる少なくとも一種であり、前記分岐鎖を有する炭化水素は、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、及び流動イソパラフィンから選ばれる少なくとも一種である。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0013】
第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物には、(a)水と、(b)界面活性剤と、(c)直鎖状高級アルコールと、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方と、(f)噴射剤とが含有されている。そして、毛髪を脱色するときには酸化剤と混合するようになっている。
【0014】
酸化剤は、毛髪に含まれるメラニンを脱色するために配合される。酸化剤の具体例としては過酸化水素等が挙げられる。成分(a)〜(d),(f)を含有する泡沫状脱色剤組成物と酸化剤とを混合した混合液中における酸化剤の配合量は好ましくは0.1〜5重量%、さらに好ましくは1〜3重量%である。0.1重量%未満ではメラニンを十分に脱色することができない。一方、5重量%を超えて配合すると、毛髪に損傷等の不具合が発生しやすい。
【0015】
続いて、成分(a)の水は他の各成分を分散させるとともに、後述する成分(b)の界面活性剤とにより、成分(c)の直鎖状高級アルコールと成分(d)の分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方とを分散した状態で泡沫状脱色剤組成物を調製するために配合される。水の配合量は好ましくは5〜95重量%、さらに好ましくは10〜90重量%である。5重量%未満では各成分を分散させにくい。一方、95重量%を超えて配合すると、毛髪を十分に脱色することができない。
【0016】
次に、界面活性剤は、直鎖状高級アルコールと分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方とを分散した状態で泡沫状脱色剤組成物を調製するために配合される。さらに、泡沫状脱色剤組成物の各成分の毛髪への浸透性を向上させるとともに、泡沫状脱色剤組成物を発泡させるために配合される。界面活性剤の具体例としては、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤等が挙げられる。
【0017】
非イオン性界面活性剤の具体例としては、エーテル型非イオン性界面活性剤及びエステル型非イオン性界面活性剤等が挙げられる。エーテル型非イオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレン(以下、POEという)セチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEオレイルエーテル、POEラウリルエーテル、POEオクチルドデシルエーテル、POEヘキシルデシルエーテル、POEイソステアリルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニルエーテル、POEポリオキシプロピレン(以下、POPという)セチルエーテル等が挙げられる。
【0018】
一方、エステル型非イオン性界面活性剤の具体例としては、モノオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEソルビタン、モノパルミチン酸POEソルビタン、モノラウリン酸POEソルビタン、トリオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEグリセリン、モノミリスチン酸POEグリセリン、テトラオレイン酸POEソルビット、ヘキサステアリン酸POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビット、POEソルビットミツロウ、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、親油型モノオレイン酸グリセリン、親油型モノステアリン酸グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ショ糖脂肪酸エステル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル等が挙げられる。
【0019】
これらの中でも、各成分の毛髪への浸透性を向上させる効果が高いことから、界面活性剤の親水性と疎水性との比率を表すHLBが7〜15の非イオン性界面活性剤が好ましい。HLBが7未満及び15を超えると、各成分の毛髪への浸透性を向上させにくい。HLBが7〜15の非イオン性界面活性剤の具体例としては、POE(2)ラウリルエーテル、POE(10)ベヘニルエーテル、POE(10)POP(4)セチルエーテル等が挙げられる。
【0020】
カチオン性界面活性剤の具体例としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム等の第4級アンモニウム塩等が挙げられる。また、アニオン性界面活性剤及び両イオン性界面活性剤の具体例は、泡沫状脱色剤組成物の常法に従って決定される。
【0021】
界面活性剤の配合量は好ましくは0.1〜10重量%、さらに好ましくは0.5〜9.0重量%、最も好ましくは1.0〜8.0重量%である。0.1重量%未満では、各成分の毛髪への浸透性を向上させにくい。一方、10重量%を超えて配合しても、各成分の毛髪への浸透性をそれ以上向上させにくい。
【0022】
直鎖状高級アルコールは、各成分の毛髪への付着性を向上させるとともに、混合液を毛髪に塗布するときには、液だれが生じるのを抑制するために配合される。直鎖状高級アルコールの具体例としては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等が挙げられる。
【0023】
直鎖状高級アルコールの配合量は好ましくは0.1〜2.0重量%、さらに好ましくは0.15〜1.8重量%、最も好ましくは0.2〜1.5重量%である。0.1重量%未満では混合液を毛髪に塗布するときに液だれが生じやすい。一方、2.0重量%を超えて配合しても、各成分の毛髪への付着性をそれ以上向上させにくいとともに、液だれが生じるのをそれ以上抑制しにくい。
【0024】
分岐状高級アルコールは泡沫状脱色剤組成物の破泡性及び各成分の毛髪への付着性を向上させるために配合される。分岐状高級アルコールの具体例はモノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシルエーテル、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等が挙げられる。
【0025】
次に、分岐鎖を有する炭化水素は、泡沫状脱色剤組成物の破泡性を向上させるとともに、毛髪の感触を良好にするために配合される。分岐鎖を有する炭化水素の具体例は、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン等が挙げられる。
【0026】
分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方の配合量は好ましくは0.05〜2.5重量%、さらに好ましくは0.1〜2.3重量%、最も好ましくは0.2〜2.0重量%である。0.05重量%未満では泡沫状脱色剤組成物の破泡性を向上させにくい。一方、2.5重量%を超えて配合すると、泡沫状脱色剤組成物の経時安定性が低下しやすい。
【0027】
成分(f)の噴射剤は、泡沫状脱色剤組成物を発泡させるために配合される。噴射剤の具体例としては液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル、窒素、二酸化炭素等が挙げられる。これらの中でも、泡沫状脱色剤組成物を発泡させる効果が高いことから、LPG及びジメチルエーテルが好ましい。
【0028】
泡沫状脱色剤組成物のその他の成分の重量の合計と噴射剤の重量との比は好ましくは86:14〜98:2、さらに好ましくは90:10〜97:3である。その他の成分の重量の合計に対する噴射剤の重量の比が98:2未満では、泡沫状脱色剤組成物を発泡させにくい。一方、86:14を超えると、混合液を毛髪に塗布するときにその泡沫の嵩が高くなるために混合液を毛髪に均一に塗布しにくい。
【0029】
泡沫状脱色剤組成物が泡沫状の形態のときに、泡沫状脱色剤組成物の重量をその体積で割ることにより求められる泡比重の25℃における値は0.02〜0.30、好ましくは0.025〜0.29、さらに好ましくは0.03〜0.28である。0.02未満では、混合液を毛髪に塗布するときに、その泡沫の嵩が高くなるために混合液を毛髪に均一に塗布することができない。一方、0.30を超えると、混合液を毛髪に塗布するときに、その自重により液だれが生じる。
【0030】
泡沫状脱色剤組成物には、その他の添加成分として、(g)炭素数が10以下で分子内に水酸基を有する溶剤又は下記に示す化学式(1)で表される溶剤、アルカリ剤、油性成分、ソルビトール、マルトース等の糖類、バチルアルコール、キミルアルコール等のアルキルグリセリルエーテル、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、セルロース誘導体、架橋ポリアクリル酸等の天然又は合成の高分子、パラベン等の防腐剤、EDTA−Na等のキレート剤、フェナセチン、8−ヒドロキシキノリン、アセトアニリド、ピロリン酸ナトリウム、バルビツール酸、尿酸、タンニン酸等の安定剤、リン酸、クエン酸、硫酸、酢酸、乳酸、酒石酸等のpH調整剤、植物抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、紫外線吸収剤等、また「医薬部外品原料規格」(1991年6月発行、薬事日報社)に収載されるものから選ばれる少なくとも一種を配合してもよい。その他の添加成分の配合量は、脱色剤組成物の常法に従って決定される。
【0031】
H(OCH2CHR)mOH …(1)
(化学式(1)において、Rは水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、mは6〜100である。)
成分(g)の炭素数が10以下で分子内に水酸基を有する溶剤及び上記に示す化学式(1)で表される溶剤は、各成分の毛髪への浸透性をより向上させるために配合される。炭素数が10以下で分子内に水酸基を有する溶剤の具体例としては、プロピレングリコール、エタノール、p−tert−ブチルフェノール等が挙げられる。一方、上記に示す化学式(1)で表される溶剤の具体例としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等が挙げられる。
【0032】
これら溶剤の配合量は好ましくは0.05〜25重量%、さらに好ましくは0.1〜15重量%である。0.05重量%未満及び25重量%を超えて配合すると、各成分の毛髪への浸透性を向上させにくい。
【0033】
アルカリ剤は、酸化剤の作用を促進するために配合される。アルカリ剤の具体例としては、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン等のアルカノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。これらの中でも酸化剤の作用を促進する効果が高いことからアンモニアが好ましい。これらアルカリ剤は単独で配合してもよいし、二種以上を組合わせて配合してもよい。
【0034】
油性成分は、毛髪の感触をより良好にするために配合される。油性成分の具体例としては、アボガド油、ホホバ油、マカデミアンナッツ油、オリーブ油のグリセライド等の油脂類、ミツロウ、ラノリン等のロウ類、流動パラフィン、固形パラフィン、イソパラフィン、スクワラン等の炭化水素類、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル等のエステル類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、平均重合度が650〜10000の高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン等のシリコーン類、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレン酸等の脂肪酸等が挙げられる。これらの中でも、毛髪の感触を良好にする効果が高いことから、平均重合度が650〜10000の高重合シリコーンが好ましい。高重合シリコーンの具体例としては、平均重合度が650以上の高重合メチルポリシロキサン、平均重合度が7000の高重合メチルポリシロキサン等が挙げられる。これらの油性成分は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
【0035】
以上、詳述した第1の実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
・ 第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物においては、直鎖状高級アルコールが含有されている。このため、各成分の毛髪への付着性を向上させることができる。さらに、混合液を毛髪に塗布するときに液だれが生じるのを抑制することができる。
【0036】
・ 第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物においては、分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方を含有している。このため、泡沫状脱色剤組成物の破泡性は向上され、混合液が毛髪に塗布されるときには、消泡が発生することにより混合液の形態を泡沫状から液状へと容易に変えることができる。よって、混合液は液状の形態で毛髪に塗布されるために、毛髪に均一に塗布される。このため、毛髪を均一に脱色することができる。
【0037】
・ 第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物においては、25℃における泡比重を0.02〜0.30にすることにより、混合液を毛髪に均一に塗布することができる。このため、毛髪を均一に脱色することができる。
【0038】
・ 第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物においては、界面活性剤をHLBが7〜15の非イオン性界面活性剤にする。さらに、炭素数が10以下で分子内に水酸基を有する溶剤又は前述に示す化学式(1)で表される溶剤を含有することにより、各成分の毛髪への浸透性を向上させることができる。このため、毛髪をより均一に脱色することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態については、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0039】
第2の実施形態の泡沫状脱色剤組成物には、(a)水と、(b)界面活性剤と、(c)直鎖状高級アルコールと、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方と、(f)噴射剤と、(h)酸化剤とが含有されている。そして、毛髪を脱色するときにはアルカリ剤等を含有する液体と混合するようになっている。
【0040】
アルカリ剤は前述の機能発現のために配合される。アルカリ剤の配合量は、アルカリ剤等を含有する液体のpHが8〜12の範囲となる量に設定することが好ましい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態については、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0041】
第3の実施形態の泡沫状染毛剤組成物には、第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物に(e)染料が含有されている。この泡沫状染毛剤組成物には、酸化剤と混合されずに酸性染料又は塩基性染料により毛髪を染色するものと、酸化染料中間体を含有し、酸化剤と混合されることにより酸化染料中間体を酸化して毛髪を染色するものとがある。
【0042】
成分(e)の染料は毛髪を染色するために配合される。染料の具体例としては、酸化染料中間体、酸性染料、塩基性染料、直接染料等が挙げられる。第3の実施形態の泡沫状染毛剤組成物が酸化剤と混合して使用されるように構成されたときには、酸化染料中間体は、酸化剤により酸化されることによって毛髪を染色するようになっている。
【0043】
酸化染料中間体の具体例としては、フェニレンジアミン類、アミノフェノール類、トルイレンジアミン類、アミノニトロフェノール類、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニルアミン類、N−フェニルフェニレンジアミン類、ジアミノピリジン類、及びそれらの塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩等の塩類等が挙げられる。これらの中でも、染毛力が強いことから、パラフェニレンジアミン、パラトルイレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−パラフェニレンジアミン、N−フェニル−パラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、2−クロロパラフェニレンジアミン、N,N−ジメチルパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、2,6−ジクロロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェニルスルファミン酸、及びそれらの塩類が好ましい。これらの酸化染料中間体は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
【0044】
酸性染料の具体例としては、黒色401号、紫色401号、橙色205号等が挙げられる。また、塩基性染料の具体例としては、BASIC BLUE 2、BASIC BLUE 99、BASIC BROWN 16、H.C ORANGE 1等が挙げられる。
【0045】
染料の配合量は好ましくは0.01〜15重量%である。0.01重量%未満では十分な染毛力は得られにくい。一方、15重量%を超えて配合してもそれ以上の染毛力は得られにくい。
【0046】
また、染料として酸化染料中間体を配合したときには、酸化染料中間体の配合量は好ましくは0.01〜15重量%、さらに好ましくは0.1〜10重量%である。0.01重量%未満では十分な染毛力が得られにくい。一方、15重量%を超えて配合してもそれ以上の染毛力は得られにくい。さらに、0.01〜10重量%の酸化染料中間体と0.001〜15重量%の直接染料を配合することにより、染め上がり及び染毛力をより向上させることができる。
【0047】
酸化剤の配合量は、0.1重量%未満ではメラニンを十分に脱色することができないとともに、染料を十分に酸化することができない。一方、5重量%を超えて配合すると、毛髪に損傷等の不具合が発生しやすい。
【0048】
第3の実施形態の泡沫状染毛剤組成物には、その他の添加成分として、第1の実施形態に挙げた他に、天然色素及び顔料を配合してもよい。その他の添加成分の配合量は、泡沫状染毛剤組成物の常法に従って決定される。
【0049】
アルカリ剤は、前述の機能に加えて、毛髪を膨潤させて染料及び酸化剤を毛髪に浸透しやすくするために配合される。アルカリ剤の具体例は第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物と同じである。
【0050】
従って、第3の実施形態の泡沫状染毛剤組成物においては、酸化染料中間体及びアルカリ剤を含有するとともに、使用されるときには酸化剤と混合するように構成される場合がある。このとき、酸化染料中間体及び酸化剤を毛髪に浸透した後に酸化染料中間体を酸化して毛髪を染色することができる。その結果、酸化染料中間体を含有せずに酸性染料又は塩基性染料で毛髪の表面を染色するよりも毛髪を染色した状態を長く維持することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、第4の実施形態については、第3の実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0051】
第4の実施形態の泡沫状染毛剤組成物は、染料を含有する第1剤と、水と、界面活性剤と、直鎖状高級アルコールと、分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方と、噴射剤と、酸化剤とを含有する第2剤とから構成されている。そして、毛髪を染色するときには、第1剤と第2剤とを混合するようになっている。
【0052】
染料は前述の機能発現のために配合される。染料の具体例としては、酸化染料中間体等が挙げられる。酸化染料中間体の配合量は、第3の実施形態の泡沫状染毛剤組成物と同じである。
【0053】
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・ 前記第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物において、水と、界面活性剤と、直鎖状高級アルコールと、分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方と、噴射剤と、酸化剤とを含有する組成物と混合して使用するように構成してもよい。このとき、各成分の配合量は、第1の実施形態の泡沫状脱色剤組成物と同じである。
【0054】
・ 前記第1又は第2の実施形態の泡沫状脱色剤組成物又は泡沫状染毛剤組成物において、界面活性剤を含有する酸化剤と混合して使用するように構成してもよい。このように構成した場合は、界面活性剤を含有することにより、各成分の毛髪への浸透性をそれぞれさらに向上させることができる。
【0055】
・ 前記第4の実施形態の泡沫状染毛剤組成物において、第1剤を、水と、界面活性剤と、直鎖状高級アルコールと、分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方と、染料と、噴射剤とを含有するように構成してもよい。このとき、第1剤に含有される各成分の配合量は、第4の実施形態の泡沫状染毛剤組成物の第2剤と同じである。
【0056】
【実施例】
次に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
まず、以下の各例における評価方法又は測定方法について説明する。
【0057】
(1)泡比重
泡沫状の形態の25℃における試料について、試料の重量をその体積で割ることにより求めた。
【0058】
(2)塗布量
試料をウィッグ全体に均一に塗布するのに必要な量を測定した。尚、塗布量の数値はグラム(g)で示す。
【0059】
(3)破泡性
コームを使用して試料を毛髪に塗布するときに試料を目視にて観察し、破泡性について、コームスルーすると泡がよくつぶれる(◎)、コームスルーすると泡がつぶれる(○)、コームスルーしても泡がつぶれにくい(△)及びコームスルーしても泡がつぶれない(×)の4段階で評価した。
【0060】
(4)液だれ
試料を一定量コーム上に出した後に試料を目視にて観察し、液だれについて、一昼夜泡が消えず、コームから垂れない(◎)、2〜3時間迄泡が消えず、コームから垂れない(○)、30分以内に泡が消え、コームから垂れる(△)及び泡がすぐに消え、コームからすぐに垂れる(×)の4段階で評価した。
【0061】
(5)明度
脱色処理後の毛髪を目視にて観察し、脱色の明度について、優れた明度(◎)、良好な明度(○)、明度がやや不十分(△)及び明度が不十分(×)の4段階で評価した。
【0062】
(6)染毛力
染毛処理後の毛髪を目視にて観察し、染毛力について、優れた染毛力(◎)、良好な染毛力(○)、やや染毛力が劣る(△)及びかなり染毛力が劣る(×)の4段階で評価した。
【0063】
(7)均一性
処理後の毛髪を目視にて観察し、均一性について、むらがない(◎)、むらがほとんどない(○)、むらがある(△)及びむらがかなりある(×)の4段階で評価した。
【0064】
(8)泡質の温度依存性
15℃、25℃、35℃でそれぞれ保存した各試料をそれぞれ一定量コーム上に出した後に試料を目視にて観察し、泡質の温度依存性について、泡質に差がない(◎)、泡質に差が少しある(○)、泡質に差がややある(△)及び泡質に差がある(×)の4段階で評価した。
(実施例1〜5及び比較例1〜4)
二剤型の泡沫状脱色剤としての実施例1〜5及び比較例1〜4では、表1に示すように泡沫状脱色剤組成物としての第1剤を調製した。また、第2剤を表2に示すように調製した。このとき、各第1剤及び第2剤は、まず噴射剤以外の成分を配合して原液とし、この原液に対して表1又は表2に示す重量比の噴射剤を充填してそれぞれ調製した。表1において、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示す。また、表2において、原液と噴射剤との重量比以外の数値はグラム(g)で示す。さらに、表1中のPOPはポリオキシプロピレンを示すとともに、PEGはポリエチレングリコールを示す。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
表1及び表2の各列の泡沫状脱色剤について、同量の第1剤と第2剤とを混合した後にコーム上に出し、このコームを使用して黒色の毛髪から形成されたウィッグに泡沫状脱色剤をそれぞれ塗布した。そして、泡沫状脱色剤組成物(第1剤)及び脱色処理後の毛髪について、上記(1)、(3)〜(5)並びに(7)及び(8)の項目に関し評価又は測定を行った。さらに、泡沫状脱色剤について上記(2)の項目に関し測定を行った。それらの結果を表3に示す。
【0067】
【表3】
実施例1〜5においては、表3に示すように、泡比重、塗布量、破泡性、液だれ、明度、均一性及び泡質の温度依存性については、いずれも優れた評価であった。
【0068】
一方、比較例1においては、分岐状高級アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないために、コームスルーしても泡がつぶれないと評価された。また、比較例2及び比較例3においては、直鎖状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比較例4は、泡比重が0.02未満のために、むらがあると評価された。
(実施例6〜10及び比較例5〜8)
二剤型の泡沫状脱色剤としての実施例6〜10及び比較例5〜8では、表4に示すように第1剤を調製した。また、泡沫状脱色剤組成物としての第2剤を表5に示すように調製した。このとき、各第1剤及び第2剤は、まず噴射剤以外の成分を配合して原液とし、この原液に対して表1又は表2に示す重量比の噴射剤を充填してそれぞれ調製した。尚、第2剤は、原液の調製後にクエン酸によってpHを3.5に調整した。表4において、原液と噴射剤との重量比以外の数値はグラム(g)で示す。また、表5において、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示す。
【0069】
【表4】
【0070】
【表5】
表4及び表5の各列の泡沫状脱色剤について、同量の第1剤と第2剤とを混合した後にコーム上に出し、このコームを使用して黒色の毛髪から形成されたウィッグに泡沫状脱色剤をそれぞれ塗布した。そして、泡沫状脱色剤組成物(第2剤)及び脱色処理後の毛髪について、上記(1)、(3)〜(5)並びに(7)及び(8)の項目に関し評価又は測定を行った。さらに、泡沫状脱色剤について上記(2)の項目に関し測定を行った。それらの結果を表6に示す。
【0071】
【表6】
実施例6〜10においては、表6に示すように、泡比重、塗布量、破泡性、液だれ、明度、均一性及び泡質の温度依存性については、いずれも優れた評価であった。
【0072】
一方、比較例5においては、分岐状高級アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないために、コームスルーしても泡がつぶれないと評価された。また、比較例6及び比較例7においては、直鎖状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比較例8は、泡比重が0.02未満のために、むらがあると評価された。
(実施例11〜15及び比較例9〜12)
二剤型の泡沫状脱色剤としての実施例11〜15及び比較例9〜12では、表7に示すように泡沫状脱色剤組成物としての第1剤を調製した。また、第2剤を表8に示すように調製した。このとき、各第1剤及び第2剤は、まず噴射剤以外の成分を配合して原液とし、この原液に対して表7又は表8に示す重量比の噴射剤を充填してそれぞれ調製した。尚、第2剤は、原液の調製後にクエン酸によってpHを3.5に調整した。表7及び表8において、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示す。
【0073】
【表7】
【0074】
【表8】
表7及び表8の各列の泡沫状脱色剤について、同量の第1剤と第2剤とを混合した後にコーム上に出し、このコームを使用して黒色の毛髪から形成されたウィッグに泡沫状脱色剤をそれぞれ塗布した。そして、泡沫状脱色剤組成物(第1剤)及び脱色処理後の毛髪について、上記(1)、(3)〜(5)並びに(7)及び(8)の項目に関し評価又は測定を行った。さらに、泡沫状脱色剤について上記(2)の項目に関し測定を行った。それらの結果を表9に示す。
【0075】
【表9】
実施例11〜15においては、表9に示すように、泡比重、塗布量、破泡性、液だれ、明度、均一性及び泡質の温度依存性については、いずれも優れた評価であった。
【0076】
一方、比較例9においては、分岐状高級アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないために、コームスルーしても泡がつぶれないと評価された。また、比較例10及び比較例11においては、直鎖状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比較例12は、泡比重が0.02未満のために、むらがあると評価された。
(実施例16〜20及び比較例13〜16)
二剤型の泡沫状酸化染毛剤としての実施例16〜20及び比較例13〜16では、表10に示すように泡沫状酸化染毛剤組成物としての第1剤を調製した。また、第2剤を表11に示すように調製した。このとき、各第1剤及び第2剤は、まず噴射剤以外の成分を配合して原液とし、この原液に対して表10又は表11に示す重量比の噴射剤を充填してそれぞれ調製した。表10において、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示す。また、表11において、原液と噴射剤との重量比以外の数値はグラム(g)で示す。
【0077】
【表10】
【0078】
【表11】
表10及び表11の各列の泡沫状酸化染毛剤について、同量の第1剤と第2剤とを混合した後にコーム上に出し、このコームを使用して白髪混じりの毛髪から形成されたウィッグに泡沫状酸化染毛剤をそれぞれ塗布した。そして、泡沫状染毛剤組成物(第1剤)及び染毛処理後の毛髪について、上記(1)、(3)並びに(4)及び(6)〜(8)の項目に関し評価又は測定を行った。さらに、泡沫状酸化染毛剤について上記(2)の項目に関し測定を行った。それらの結果を表12に示す。
【0079】
【表12】
実施例16〜20においては、表12に示すように、泡比重、塗布量、破泡性、液だれ、染毛力、均一性及び泡質の温度依存性については、いずれも優れた評価であった。
【0080】
一方、比較例13においては、分岐状高級アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないために、コームスルーしても泡がつぶれないと評価された。また、比較例14及び比較例15においては、直鎖状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比較例16は、泡比重が0.02未満のために、むらがあると評価された。
(実施例21〜25及び比較例17〜20)
二剤型の泡沫状酸化染毛剤としての実施例21〜25及び比較例17〜20では、表13に示すように第1剤を調製した。また、泡沫状酸化染毛剤組成物としての第2剤を表14に示すように調製した。このとき、各第1剤及び第2剤は、まず噴射剤以外の成分を配合して原液とし、この原液に対して表13又は表14に示す重量比の噴射剤を充填してそれぞれ調製した。尚、第2剤は、原液の調製後にクエン酸によってpHを3.5に調整した。表13において、原液と噴射剤との重量比以外の数値はグラム(g)で示す。また、表14において、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示す。
【0081】
【表13】
【0082】
【表14】
表13及び表14の各列の泡沫状酸化染毛剤について、同量の第1剤と第2剤とを混合した後にコーム上に出し、このコームを使用して白髪混じりの毛髪から形成されたウィッグに泡沫状酸化染毛剤をそれぞれ塗布した。そして、泡沫状染毛剤組成物(第2剤)及び染毛処理後の毛髪について、上記(1)、(3)並びに(4)及び(6)〜(8)の項目に関し評価又は測定を行った。さらに、泡沫状酸化染毛剤について上記(2)の項目に関し測定を行った。それらの結果を表15に示す。
【0083】
【表15】
実施例21〜25においては、表15に示すように、泡比重、塗布量、破泡性、液だれ、染毛力、均一性及び泡質の温度依存性については、いずれも優れた評価であった。
【0084】
一方、比較例17においては、分岐状高級アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないために、コームスルーしても泡がつぶれないと評価された。また、比較例18及び比較例19においては、直鎖状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比較例20は、泡比重が0.02未満のために、むらがあると評価された。
(実施例26〜30及び比較例21〜24)
二剤型の泡沫状酸化染毛剤としての実施例26〜30及び比較例21〜24では、表16に示すように泡沫状染毛剤組成物としての第1剤を調製した。また、第2剤を表17に示すように調製した。このとき、各第1剤及び第2剤は、まず噴射剤以外の成分を配合して原液とし、この原液に対して表16又は表17に示す重量比の噴射剤を充填してそれぞれ調製した。尚、第2剤は、原液の調製後にクエン酸によってpHを3.5に調整した。表16及び表17において、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示す。
【0085】
【表16】
【0086】
【表17】
表16及び表17の各列の泡沫状酸化染毛剤について、同量の第1剤と第2剤とを混合した後にコーム上に出し、このコームを使用して白髪混じりの毛髪から形成されたウィッグに泡沫状酸化染毛剤をそれぞれ塗布した。そして、泡沫状染毛剤組成物(第1剤)及び染毛処理後の毛髪について、上記(1)、(3)並びに(4)及び(6)〜(8)の項目に関し評価又は測定を行った。さらに、泡沫状酸化染毛剤について上記(2)の項目に関し測定を行った。それらの結果を表18に示す。
【0087】
【表18】
実施例26〜30においては、表18に示すように、泡比重、塗布量、破泡性、液だれ、染毛力、均一性及び泡質の温度依存性については、いずれも優れた評価であった。
【0088】
一方、比較例21においては、分岐状高級アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないために、コームスルーしても泡がつぶれないと評価された。また、比較例22及び比較例23においては、直鎖状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比較例24は、泡比重が0.02未満のために、むらがあると評価された。
(実施例31〜33及び比較例25〜28)
実施例31〜33及び比較例25〜28では、一剤型の泡沫状酸性染毛料を表19に示すように調製した。このとき、各泡沫状酸性染毛料は、まず噴射剤以外の成分を配合して原液とし、この原液に対して表19に示す重量比の噴射剤を充填してそれぞれ調製した。尚、原液の調製後にクエン酸によってpHを3.0に調整した。表19において、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示すとともに、DMEはジメチルエーテルを示す。
【0089】
【表19】
表19の各列の泡沫状酸性染毛料について、一定量をコーム上に出し、このコームを使用して白髪交じりの毛髪から形成されたウィッグに泡沫状酸性染毛料をそれぞれ塗布した。そして、泡沫上酸性染毛料及び染毛処理後の毛髪について、上記(1)、(3)並びに(4)及び(6)〜(8)の項目に関し評価又は測定を行った。さらに、泡沫状酸性染毛料について上記(2)の項目に関し測定を行った。それらの結果を表20に示す。
【0090】
【表20】
実施例31〜33においては、表20に示すように、泡比重、塗布量、破泡性、液だれ、染毛力、均一性及び泡質の温度依存性については、いずれも優れた評価であった。
【0091】
一方、比較例25においては、分岐状高級アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないために、コームスルーしても泡がつぶれないと評価された。また、比較例26及び比較例27においては、直鎖状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比較例28は、泡比重が0.02未満のために、むらがあると評価された。
(実施例34〜36及び比較例29〜32)
実施例34〜36及び比較例29〜32では、一剤型の泡沫状塩基性染毛料を表21に示すように調製した。このとき、各泡沫状塩基性染毛料は、まず噴射剤以外の成分を配合して原液とし、この原液に対して表21に示す重量比の噴射剤を充填してそれぞれ調製した。尚、原液の調製後に2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールによってpHを8.5に調整した。表21において、原液と噴射剤との重量比以外の数値は重量%で示す。
【0092】
【表21】
表21の各列の泡沫状塩基性染毛料について、実施例31〜33と同様に評価又は測定を行った。それらの結果を表22に示す。
【0093】
【表22】
実施例34〜36においては、表22に示すように、泡比重、塗布量、破泡性、液だれ、染毛力、均一性及び泡質の温度依存性については、いずれも優れた評価であった。
【0094】
一方、比較例29においては、分岐状高級アルコール及び分岐鎖を有する炭化水素を含有しないために、コームスルーしても泡がつぶれないと評価された。また、比較例30及び比較例31においては、直鎖状高級アルコールを含有しないために、泡がすぐに消え、コームからすぐに垂れると評価された。さらに、比較例32は、泡比重が0.02未満のために、むらがあると評価された。
【0095】
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 成分(b)はHLBが7〜15の非イオン性界面活性剤であり、さらに(g)炭素数が10以下で分子内に水酸基を有する溶剤又は下記に示す化学式(1)で表される溶剤を含有する請求項5に記載の泡沫状脱色剤組成物。この構成によれば、毛髪をより均一に脱色することができる。
【0096】
H(OCH2CHR)mOH …(1)
(化学式(1)において、Rは水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、mは6〜100である。)
・ 前記第2剤には、さらに(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状高級アルコール、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方及び(f)噴射剤が含有され、25℃における泡比重が0.02〜0.30である請求項3に記載の泡沫状染毛剤組成物。この構成によれば、液だれをより抑制することができるとともに、毛髪をより均一に染色することができる。
【0097】
・ 請求項5に記載の泡沫状脱色剤組成物を含有する第1剤と、(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状高級アルコール、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方(f)噴射剤、及び(h)酸化剤を含有する第2剤とから構成されていることを特徴とする泡沫状脱色剤組成物。この構成によれば、液だれをより抑制しつつ、毛髪をより均一に脱色することができる。
【0098】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の泡沫状染毛剤組成物によれば、液だれを抑制しつつ、毛髪を均一に染色することができる。
【0099】
請求項2に記載の発明の泡沫状染毛剤組成物によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、毛髪をより均一に染色することができる。
請求項3に記載の発明の泡沫状染毛剤組成物によれば、液だれを抑制しつつ、毛髪を均一に染色することができるとともに、毛髪を染色した状態を長く維持することができる。
【0100】
請求項4に記載の発明の泡沫状染毛剤組成物によれば、液だれを抑制しつつ、毛髪を均一に染色することができる。
請求項5及び6に記載の発明の泡沫状脱色剤組成物によれば、液だれを抑制しつつ、毛髪を均一に脱色することができる。
Claims (6)
- (a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状高級アルコールとしてセタノール、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、及びミリスチルアルコールから選ばれる少なくとも一種を0.1〜2重量%、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方を0.05〜2.5重量%、(e)染料及び(f)噴射剤を含有し、25℃における泡比重が0.02〜0.30であり、前記分岐状高級アルコールは、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、及びオクチルドデカノールから選ばれる少なくとも一種であり、前記分岐鎖を有する炭化水素は、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、及び流動イソパラフィンから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする泡沫状染毛剤組成物。
- 成分(b)はHLBが7〜15の非イオン性界面活性剤であり、さらに成分(g)として炭素数が10以下で分子内に水酸基を有する溶剤又は下記に示す化学式(1)で表される溶剤を含有する請求項1に記載の泡沫状染毛剤組成物。
H(OCH2CHR)mOH …(1)
(化学式(1)において、Rは水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、mは6〜100である。) - 請求項1又は請求項2に記載の泡沫状染毛剤組成物を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とから構成されていることを特徴とする泡沫状染毛剤組成物。
- 染料及びアルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤、(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状高級アルコールとしてセタノール、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、及びミリスチルアルコールから選ばれる少なくとも一種を0.1〜2重量%、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方を0.05〜2.5重量%及び(f)噴射剤を含有し、25℃における泡比重が0.02〜0.30であり、前記分岐状高級アルコールは、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、及びオクチルドデカノールから選ばれる少なくとも一種であり、前記分岐鎖を有する炭化水素は、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、及び流動イソパラフィンから選ばれる少なくとも一種である第2剤とから構成されていることを特徴とする泡沫状染毛剤組成物。
- 酸化剤と混合して使用される泡沫状脱色剤組成物であって、(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状高級アルコールとしてセタノール、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、及びミリスチルアルコールから選ばれる少なくとも一種を0.1〜2重量%、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方を0.05〜2.5重量%及び(f)噴射剤を含有し、25℃における泡比重が0.02〜0.30であり、前記分岐状高級アルコールは、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、及びオクチルドデカノールから選ばれる少なくとも一種であり、前記分岐鎖を有する炭化水素は、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、及び流動イソパラフィンから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする泡沫状脱色剤組成物。
- アルカリ剤と混合して使用される泡沫状脱色剤組成物であって、(a)水、(b)界面活性剤、(c)直鎖状高級アルコールとしてセタノール、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、及びミリスチルアルコールから選ばれる少なくとも一種を0.1〜2重量%、(d)分岐状高級アルコールと分岐鎖を有する炭化水素との少なくとも一方を0.05〜2.5重量%、(f)噴射剤及び(h)酸化剤を含有し、25℃における泡比重が0.02〜0.30であり、前記分岐状高級アルコールは、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、及びオクチルドデカノールから選ばれる少なくとも一種であり、前記分岐鎖を有する炭化水素は、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、及び流動イソパラフィンから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする泡沫状脱色剤組成物。
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