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JP4993369B2 - ドアロック用カバー - Google Patents

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Description

本発明は、ドアの施錠操作及び開錠操作に用いられるサムターンを覆うドアロック用カバーに関するものである。
近年、個人情報保護法の施行により、官公庁、学校、企業等の団体では、情報管理、漏洩防止が厳しく問われ、個人情報の保管エリア及び取扱エリアにおける人の入退室及び物品の搬入搬出を制限し、監視カメラ、IDカード認証、バイオメトリクス認証等、様々なセキュリティ対策を講じてきている。
官公庁、学校、企業等の団体は、保管及び取扱う個人情報の内容や重要度を考慮して個人情報の保管エリア及び取扱エリア内のセキュリティレベルを設定し、設定したセキュリティレベルが確保できるセキュリティ対策を導入しているが、一般的に、導入されるセキュリティ対策は、必要とするセキュリティレベルより高いセキュリティレベルが得られるセキュリティ対策が選定される傾向があり、費用が高額になってしまう場合がある。
しかしながら、個人情報を扱う団体の規模は様々であり、全ての団体が、個人情報の保管エリア及び取扱エリア全てに、高いセキュリティレベルが得られるセキュリティ対策の高額なシステムを導入できるわけではなく、多くの団体では、個人情報の保管エリア及び取扱エリアに必要とされるセキュリティレベルにみあったセキュリティ対策を安価に実施できることを望んでいるが、実現されていない。
ここで、安価に実施可能なセキュリティ対策の一例として従来問題になっている、ドアの隙間から針金を使用してドアに設置してあるサムターンを回し、不正に開錠操作をするピッキング犯罪に対し、サムターンに回転防止用のカバーを設置するセキュリティ対策が提案されており、このような技術は例えば特許文献1に開示されている。
ところで、近年問題となっている個人情報漏洩等の犯罪は、個人情報を管理する内部の人間が引き起こす場合があり、外部からの不正侵入だけでなく内部から外部への不正退出にもセキュリティ対策を講じなければならないが、従来技術では、不正に内部の者がサムターンを操作し内部から外部へ退出することを想定していない為、内部から外部への不正退出に対して何ら効果がなく、監視カメラ、IDカード認証、バイオメトリクス認証等の高いセキュリティレベルが得られるセキュリティ対策に依存するしかなく、高額な費用を要するという問題があった。
特開2005−083012号公報
本発明の課題は、上記問題に鑑み、外部からの不正侵入及び内部から外部への不正退出を防止する、安価に実施可能なドアロック用カバーを提供することである。
本発明は、上記個人情報の保管エリア及び取扱エリアを、監視カメラ、IDカード認証、バイオメトリクス認証等の高いセキュリティ対策が必要なエリアと高いセキュリティ対策を必要としないエリアに分けて運用し、高いセキュリティ対策を必要としないエリアに適正で安価なセキュリティ対策を導入することで、個人情報を扱う団体の初期投資負担を軽減しようとするものであり、高いセキュリティ対策を必要としないエリアで使用するセキュリティ対策に関するものである。
高いセキュリティ対策を必要としないセキュリティ対象としては、例えば、通路の非常口のドア等がある。
非常口のドアは、常に施錠され、災害発生等の緊急時にドア面に設けられたサムターンあるいはドアノブ上に設けられたサムターンを操作して開錠するもので、使用頻度が少なく、前記非常口のドアのセキュリティレベルは、通常時に前記サムターンの操作を阻止する手段を有し、非常時に前記サムターンの操作を阻止する手段を容易に排除し前記サムターンの操作ができ、且つ前記サムターンの操作を阻止する手段を故意に破壊しようとする不正行為に対し抑制効果があるセキュリティ対策で確保できるセキュリティレベルである。
本発明は、上述の知見に基づき発明したものであり、ドア面に設けられたサムターンを囲む筒状部材と、前記筒状部材の開口部の一方を塞ぐ面を有する蓋部材が成す、本発明のドアロック用カバー内部の空間に前記サムターンを収納し、前記蓋部材と対抗する前記筒状部材のもう一方の開口部に設けたドア取付部材を介してドアロック用カバーを前記ドア面に固定し、通常時における前記サムターンの操作を不能にする。
更に、前記ドアロック用カバーは、前記筒状部材の一部に肉薄部からなる切り込み部を設け、前記切り込み部に力を加えて割り、前記ドアロック用カバーを前記ドアから取り外し、前記サムターンの操作を可能にする。すなわち、通常時に操作不能であった前記サムターンを、非常時に容易に操作可能にする。
更に、前記ドアロック用カバーは、前記空間もしくは、前記筒状部材または前記蓋部材の内部に、少なくとも個体識別が可能な固有情報を持つICチップ部とアンテナ部からなるICタグを有し、前記切り込み部上に前記ICチップ部を設置し、前記切り込み部を割ると同時に前記ICチップ部も破壊する。すなわち、前記切り込み部を割って一度外した前記ドアロック用カバーは元に戻すことができず、また、前記ICチップ部は個々に個体識別が可能な固有情報を有しており、偽造複製ができない。
更に、前記ドアロック用カバーは、透明性を有する材料からなり、前記ドアロック用カバーの外側から前記ICタグ、及び前記切り込み部上に設置した前記ICチップ部を視認可能にし、不正侵入を図ろうとする犯罪者に対し、前記ドアロック用カバーを安易に破壊できないという精神的な負荷を与え、不正行為に対する抑制効果を得る。
本発明によれば、筒状部材と、前記筒状部材の開口部の一方を塞ぐ面を有する蓋部材と、前記筒状部材の他方の開口部から外周側へ延在するように設けたドア取付部材からなり、前記筒状部材の内周面と前記蓋部材が成す空間にサムターンを収納し、前記ドア取付部材を介してドアに固定して用いるドアロック用カバーであって、少なくとも個体識別が可能な固有情報を持つICチップ部と前記ICチップに接合したアンテナ部を有するICタグを備え、前記筒状部材に前記ICチップ部を設けるとともに、前記蓋部材に前記アンテナ部を設けてなることを特徴とするドアロック用カバーが得られる。
本発明によれば、前記筒状部材の一部に肉薄部からなる切り込み部を有し、前記肉薄部に埋設または接するように前記ICチップ部を配したことを特徴とするドアロック用カバーが得られる。
本発明によれば、前記サムターンまたは前記ICタグが視認可能な透明性を有する材料を用いてなることを特徴とするドアロック用カバーが得られる。
本発明によれば、前記サムターンは、ドアノブと一体に設けられてなることを特徴とするドアロック用カバーが得られる。
本発明によれば、固有情報を有するICタグをドアロック用カバー内に設け、前記ドアロック用カバーを成す筒状部材の一部に肉薄部からなる切り込み部を設け、前記切り込み部上に前記ICタグを構成するICチップ部を設置し、ドアロック用カバーは視認可能な透明性を有する材料からなり、前記ICタグ及び前記切り込み部上に設置した前記ICチップ部が前記ドアロック用カバーの外側から視認でき、不正侵入を図ろうとする犯罪者に対し、前記ドアロック用カバーを安易に破壊できないという精神的な負荷を与え、不正行為に対する抑制効果があるドアロック用カバーが得られる。
一般的に、監視カメラ、IDカード認証、バイオメトリクス認証等のセキュリティ対策の導入にかかる費用は、監視カメラやIDカード認証装置、バイオメトリクス認証装置自体が安くなく、また家屋の付帯工事を伴う為に高額になってしまう。
本発明によれば、本発明のドアロック用カバーは、ドアロック用カバー内に設置するICタグに例えば一般に市販されているICタグが使用可能であり、ドアロック用カバーに例えば一般に市販されている射出成型品が使用可能である。更に、一般に市販されているICタグ専用リーダライタを前記ICタグの状態確認用として使用可能であり、本発明のドアロック用カバーを用いたセキュリティ対策は、家屋の付帯工事を必要とせず、例えば上述の高額なセキュリティ対策と比較し、約10分の1から20分の1程度の費用で実現可能である。
すなわち、本発明によるドアロック用カバーは、個人情報の保管エリア及び取扱エリアで使用可能な安価なセキュリティ対策を供給できる。
本発明によるドアロック用カバーは、ドア面に設けられたサムターンを囲む筒状部材と、前記筒状部材の開口部の一方を塞ぐ面を有する蓋部材と、前記蓋部材と対抗する前記筒状部材のもう一方の開口部に設けたドア取付部材と、前記筒状部材と前記蓋部材が成す空間、もしくは前記筒状部材または前記蓋部材の内部に、少なくとも個体識別が可能な固有情報を持つICチップ部とアンテナ部を有するICタグからなる。
前記筒状部材は、前記サムターンを覆える内寸法の面を有した部材であれば、筒状、複数面を有する箱状、いずれの形状でも良く、適宜選択するのが良い。使用環境、利便性を考慮すれば筒状部材が好ましい。
前記蓋部材は、前記筒状部材の開口部を塞ぎ、前記筒状部材の外形寸法に一致した形状及び面積を有するのが好ましい。
前記ドア取付部材は、前記蓋部材と対抗する前記筒状部材のもう一方の開口部の外周側に、前記筒状部材と直角を成す様に、例えば厚みが1mmであり、幅が20mmである鍔からなるのが好ましい。
前記ドアロック用カバーは、前記筒状部材と、前記蓋部材及び前記ドア取付部材を接着剤、超音波溶着等により接合してなる。もしくは前記接合して得られるカバー部の設計寸法から射出成型金型を作製し、前記金型に加熱した樹脂を射出し、冷却固化させた後、金型から取り外してなるのが好ましい。
前記ドアロック用カバーは、前記ドアロック用カバーの外側から視認可能な透明性を有する材料であれば良く、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、ABS(アクリロニトリル・ブタジエンスチレン)樹脂、PVC(ポリ塩化ビニル)樹脂が用いられるが、加工性及び環境問題を考慮すれば、ABS樹脂が好ましい。
前記ドアロック用カバーは、例えば前記筒状部材及び前記蓋部材の厚みが1mmであり、前記筒状部材の外周上に、例えば幅0.3mm、且つ厚み0.5mmである連続した肉薄部からなる切り込み部を、NCマシン(切削工作機械)で設けてなる。もしくは射出成型金型に前記切り込み部が得られる形状を予め作製し、前記金型に加熱した樹脂を射出し、冷却固化させた後、金型から取り外し、前記切り込み部を設けてなる。
前記切り込み部の位置は、前記筒状部材の外周面のいずれの位置でも良いが、前記ドアロック用カバーを分離して前記ドアロック用カバーを取り外す際、できるだけ前記ドアロック用カバーの分離屑をドアに残さない方がサムターンを操作する上で良く、前記ドア取付部材に近い方が好ましい。
前記切り込み部の形状は、例えば断面くさび型、四角型等、いずれの形状でも良いが、前記切り込み部に力を加えた際の分離しやすさを考慮すれば、断面くさび型が好ましい。
前記筒状部材及び前記蓋部材の厚みと、前記切り込み部を成す前記筒状部材の肉薄部の厚みは、無負荷時に前記ドアロック用カバーの形状を保て、前記切り込み部に力を加えた際にドアロック用カバーを分離、取り外しできれば良く、適宜選択するのが良い。
前記ICタグは、例えばガラスエポキシ樹脂やポリイミド樹脂からなる基板上に、エッチング処理及びメッキ処理を施し、銅、アルミ、銀等の導電体からなる回路配線を形成し、前記基板上にICチップを設置し、前記ICチップと前記回路配線を金ワイヤで接合し、前記ICチップと前記金ワイヤ、及び前記金ワイヤで接合した前記回路配線の一部をエポキシ樹脂等でモールドしてなるICチップ部に、例えばポリウレタン被覆銅線を巻き線してなるアンテナ部を半田接合または溶接してなる。
前記ICタグは、例えばエポキシ接着剤を用い、前記切り込み部上に前記ICチップ部が位置するように、前記筒状部材または前記蓋部材の内側に固定してなる。もしくは、金型内部に部品を保持した状態のまま射出成型し、射出成型品内部に部品を埋設する既知の射出成型技術を用い、前記切り込み部の肉薄部に前記ICチップ部が位置するように配置し、射出成型してなる。
前記ICタグを構成するアンテナ部は、例えばエポキシ接着剤を用い、前記筒状部材または前記蓋部材の内側いずれの位置に固定しても良いが、アンテナ部の変形による通信特性悪化を防ぐ為に平面部に固定するのが良く、例えば前記蓋部材に平板を用いて、前記アンテナ部を接着固定するのが好ましい。もしくは、金型内部に部品を保持した状態のまま射出成型し、射出成型品内部に部品を埋設する既知の射出成型技術を用い、前記蓋部材に前記アンテナ部が位置するように配置し、前記蓋部材を平板状に射出成型するのが好ましい。
前記ドアロック用カバーは、ドア面に設けられたサムターンを前記ドアロック用カバーの空間に収納し、前記ドアに前記ドア取付部材を、例えばエポキシ接着剤やネジを用いて固定してなる。もしくは、サムターンを有するドアノブを前記ドアロック用カバーの空間に収納し、前記ドアに前記ドア取付部材を、例えばエポキシ接着剤やネジを用いて固定してなる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
図1は、本発明のドアロック用カバーを示す図で、ICタグをドアロック用カバー内側に固定した実施例であり、図1(a)はドアロック用カバーの斜視図、図1(b)はドアロック用カバーの断面図である。
本発明によるドアロック用カバーは、切り込み部6を設けた筒状部材2、蓋部材1、ドア取付部材3からなり、前記筒状部材2と蓋部材1が成す空間にICチップ部5とアンテナ部4からなるICタグを設置してなる。
筒状部材2は、内径100mm、厚さ1mmのABS樹脂製透明パイプを長さ100mmに切断し、前記ABS樹脂製パイプの端から30mmに位置する外周に、NCマシン(切削工作機械)で幅0.3mm、且つ深さ0.5mmの溝を連続して切削し、前記ABS樹脂製パイプに幅が0.3mmと局部的で、厚さが0.5mmと薄く、連続した肉薄部からなる切り込み部6を設け、作製した。
蓋部材1は、厚さ1mmのABS樹脂製透明平板材を直径120mmの円板に切り出し作製した。
ドア取付部材3は、厚さ1mmのABS樹脂製透明平板材を内径120mmで外径140mmのドーナツ状の円板を切り出し作製した。
次に、前記筒状部材2の前記切り込み部6に近い側の開口部の端面位置で、前記筒状部材2の外周面に前記ドア取付部材3をエポキシ接着剤で接着固定し、前記筒状部材2の切り込み部6に遠い側の開口部に前記蓋部材1をエポキシ接着剤で接着固定し、ICタグを構成するICチップ部5を、前記切り込み部6がある前記筒状部材2の内側にエポキシ接着剤で接着固定し、ICタグを構成するアンテナ部4を、前記蓋部材1の前記筒状部材2の開口部を塞いだ面上にエポキシ接着剤で接着固定し、本発明のドアロック用カバーを得た。
(実施例2)
図2は、本発明のドアロック用カバーを示す図で、ICタグを射出成型によってドアロック用カバー内部に固定した実施例であり、図2(a)はドアロック用カバーの斜視図、図2(b)はドアロック用カバーの断面図である。
本発明によるドアロック用カバーは、切り込み部6を設けた筒状部材2、蓋部材1、ドア取付部材3からなり、前記切り込み部6を成す前記筒状部材2の肉薄部の内部にICチップ部5を埋設し、前記蓋部材1内部にアンテナ部4を埋設してなる。
ドアロック用カバーは、射出成型金型に、蓋部材1、筒状部材2、切り込み部6、ドア取付部材3を成す形状を設け、前記射出成型金型内部の前記切り込み部6の位置にICチップ部5が位置するように保持し、前記射出成型金型内部の前記蓋部材1の位置にアンテナ部4が位置するように保持し、シリンダー温度が210℃、金型温度が60℃、射出圧力が70MPaの成型条件で、前記射出成型金型に透明ABS樹脂を溶融し、射出成型して作製した。
(実施例3)
図3は、本発明のドアロック用カバーの使用形態を示す図で、ICタグをドアロック用カバー内側に固定したドアロック用カバーの実施例であり、図3(a)はドア面に設けられたサムターンに取り付けた状態を示す図、図3(b)はサムターンを有するドアノブに取り付けた状態を示す図である。
上記実施例1で作製した本発明のドアロック用カバーをドア面に設けられたサムターン7、またはサムターン7を有するドアノブ9に被せ、ドア取付部材3をドア8の面にエポキシ接着剤で接着固定した。
本発明のドアロック用カバーは、外部からサムターン7、ドアノブ9、ICチップ部5を視認でき、無負荷時にはサムターン7を操作することを防ぎ、切り込み部6に力を加えることで前記ドアロック用カバーを分離し、前記ドア8から取り外し、サムターン7を操作することができた。また、前記ドアロック用カバーを分離した際、前記切り込み部6に位置するICチップ部5が破壊された。
すなわち、通常時には前記サムターン7を操作不能にでき、非常時には容易に前記サムターン7を操作可能にでき、更に、前記ドアロック用カバーの外部から前記ICチップ部5が視認でき、不正侵入を図ろうとする犯罪者に対し、前記ドアロック用カバーを安易に破壊できないという精神的な負荷を与え、不正行為に対する抑制効果が得られた。
(実施例4)
図4は、本発明のドアロック用カバーの使用形態を示す図で、ICタグを射出成型によってドアロック用カバー内部に固定したドアロック用カバーの実施例であり、図4(a)はドア面に設けられたサムターンに取り付けた状態を示す図、図4(b)はサムターンを有するドアノブに取り付けた状態を示す図である。
上記実施例2で作製した本発明のドアロック用カバーをドア面に設けられたサムターン7、またはサムターン7を有するドアノブ9に被せ、ドア取付部材3をドア8の面にエポキシ接着剤で接着固定した。
本発明のドアロック用カバーは、外部からサムターン7、ドアノブ9、ICチップ部5を視認でき、無負荷時にはサムターン7を操作することを防ぎ、切り込み部6に力を加えることで前記ドアロック用カバーを分離し、前記ドア8から取り外し、サムターン7を操作することができた。また、前記ドアロック用カバーを分離した際、前記切り込み部6に位置するICチップ部5が破壊された。
すなわち、通常時には前記サムターン7を操作不能にでき、非常時には容易に前記サムターン7を操作可能にでき、更に、前記ドアロック用カバーの外部から前記ICチップ部5が視認でき、不正侵入を図ろうとする犯罪者に対し、前記ドアロック用カバーを安易に破壊できないという精神的な負荷を与え、不正行為に対する抑制効果が得られた。
以上、実施例を用いて、この発明の実施の形態を説明したが、この実施例に限られるものでなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当事者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれることは勿論である。
本発明のドアロック用カバーを用いることにより、外部からの不正侵入及び内部から外部への不正退出を防止するセキュリティ対策を安価に実現することができる。
本発明のドアロック用カバーを示す図で、図1(a)はドアロック用カバーの斜視図、図1(b)はドアロック用カバーの断面図。 本発明のドアロック用カバーを示す図で、図2(a)はドアロック用カバーの斜視図、図2(b)はドアロック用カバーの断面図。 本発明のドアロック用カバーの使用形態を示す図で、図3(a)はドア面に設けられたサムターンに取り付けた状態を示す図、図3(b)はサムターンを有するドアノブに取り付けた状態を示す図。 本発明のドアロック用カバーの使用形態を示す図で、図4(a)はドア面に設けられたサムターンに取り付けた状態を示す図、図4(b)はサムターンを有するドアノブに取り付けた状態を示す図。
符号の説明
1 蓋部材
2 筒状部材
3 ドア取付部材
4 アンテナ部
5 ICチップ部
6 切り込み部
7 サムターン
8 ドア
9 ドアノブ

Claims (4)

  1. 筒状部材と、前記筒状部材の開口部の一方を塞ぐ面を有する蓋部材と、前記筒状部材の他方の開口部から外周側へ延在するように設けたドア取付部材からなり、前記筒状部材の内周面と前記蓋部材が成す空間にサムターンを収納し、前記ドア取付部材を介してドアに固定して用いるドアロック用カバーであって、少なくとも個体識別が可能な固有情報を持つICチップ部と前記ICチップに接合したアンテナ部を有するICタグを備え、前記筒状部材に前記ICチップ部を設けるとともに、前記蓋部材に前記アンテナ部を設けてなることを特徴とするドアロック用カバー。
  2. 前記筒状部材の一部に肉薄部からなる切り込み部を有し、前記肉薄部に埋設または接するように前記ICチップ部を配したことを特徴とする請求項1に記載のドアロック用カバー。
  3. 前記サムターンまたは前記ICタグが視認可能な透明性を有する材料を用いてなることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のドアロック用カバー。
  4. 前記サムターンは、ドアノブと一体に設けられてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のドアロック用カバー。
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