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JP4991255B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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JP4991255B2
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Description

本発明は、空気調和装置や冷凍機等の冷凍サイクルに関し、特に冷凍サイクル装置のエネルギ効率である成績係数(COP)向上のために、膨張過程の流体エネルギを動力回収する膨張機を備えた冷凍サイクルの運転安定性及び性能向上に好適である。
従来、空気調和装置や冷凍機等で用いられている蒸気圧縮式冷凍サイクルに膨張機を備えて冷凍サイクルのCOPを改善する例としては、特許文献1,特許文献2に記載のものが知られている。
特許文献1に記載のものは、膨張機にて膨張する主流冷媒の膨張エネルギを機械エネルギに変換し(膨張仕事をさせ)ながら主流冷媒を減圧するとともに、その変換された機械エネルギにより第2圧縮機を稼動させる。これにより、熱交換器を流出した主流冷媒は、等エントロピ変化をしながらそのエンタルピを低下させていくので、空気側熱交換器内の圧力が上昇したときであっても、冷凍能力が大きく低下するのを防止するとともに、COPを向上させるもので、特に、二酸化炭素等の超臨界域で使用する自然系冷媒を用いた冷凍サイクルに適用して有効であるとしている。
特許文献2に記載のものは、膨張エネルギを動力として回収するスクロール膨張機において、膨張室の冷媒閉じ込め完了時から冷媒閉じ込め完了時の膨張機容積の110%に膨張機容積が増大するまでの間のみ、膨張室を構成する固定スクロールと揺動スクロールの両渦巻体の歯側面が2箇所で接触するようにしたため未膨張,未減圧の冷媒の低圧側への漏れを減少して高効率のスクロール膨張機が得られ、この膨張機によって第2圧縮機を稼動させることによりスクロール膨張機の膨張エネルギを第2圧縮機の圧縮動力として回収でき、効率の高い冷凍空調装置を得ることができるとしている。
特開2000−329416号公報 特開2004−257303号公報
上記従来技術に示されている冷凍サイクル装置は、いずれも冷媒が持つ流体エネルギにより容積形膨張機を起動して第2圧縮機を稼動させ、膨張過程の流体エネルギを有効な圧縮仕事に変換するものであるが、電気モータで第2圧縮機を起動する場合にはモータの起動トルクを確保することで起動不良の問題は回避できるが、膨張機はいわゆる流体モータであり膨張機の起動トルクと第2圧縮機の負荷トルクの大小関係で起動特性が左右され、膨張機の起動トルクが第2圧縮機の負荷トルクより小さい場合には起動不良となり、膨張機が回転しないために冷媒の流れが阻害されて圧縮機の圧力比及び吐出ガス温度が急上昇して圧縮機の信頼性に重大な影響を及ぼす。
また、スクロール型の膨張機を用いるものでは、冷凍サイクルが圧力バランスした状態から起動する場合、スクロールラップで決められた固有の内部容積比(圧力比)を持つため膨張機作動室内部で過膨張が起こりやすく、これにより負のトルクが発生するため膨張機の起動不良が起こりやすい。
さらに、自然冷媒である二酸化炭素を用いた冷凍サイクルのCOP向上を図るには膨張機の効率向上が鍵を握っているが、従来技術では基本的な膨張機効率−回転速度特性について考慮されていない。このため、二酸化炭素を用いた冷凍空調システムを実用化する上でのあい路になっていた。また、冷凍サイクルの運転条件が変化して膨張機で回収できる動力が少なくなった場合には、第2圧縮機(副圧縮機)における有効な圧縮仕事も減少し、極端な場合には第2圧縮機の吸込圧力よりも吐出圧力の方が低くなるマイナスの仕事をするようになるが、従来技術ではこのような場合を回避する手段について十分な配慮がされておらず、冷凍サイクルの実際の運転状態におけるCOP向上が十分でない。
本発明の目的は、膨張過程の流体エネルギを動力回収する膨張機を備えた冷凍サイクルの運転安定性向上とCOP向上が可能な、容積形膨張機を備えた冷凍サイクル装置を提供することにある。また、他の目的は、自然冷媒である二酸化炭素(R744)を用いた冷凍空調システムの実用化を促進し、地球温暖化防止に寄与することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
圧縮機と、該圧縮機にて圧縮された冷媒を空気や水等で冷却する放熱器と、空気や水等から吸熱して冷媒をガス化する蒸発器と、膨張過程の冷媒が持つ流体エネルギを動力回収する容積形の膨張機と、前記膨張機により駆動される副圧縮機と、前記膨張機の流入容積を増大するバイパス流路と、前記バイパス流路を開閉するバイパス管開閉弁とを備えた冷凍サイクル装置において、
前記膨張機の運転状況として回転速度あるいは流出圧力を検知する検知手段と、
前記膨張機の容積比を可変とする運転制御手段と、を設け、
前記圧縮機の起動時に所定時間、前記バイパス管開閉弁を開く
ように構成した。
本発明によれば、膨張機の起動不良を検知し、膨張機の流入流量を増大して起動トルクを増大することができるので、膨張機を備えた冷凍サイクル装置の運転安定性向上とCOP向上を図ることができる。
また、吸込圧力が所定値以下の場合、圧縮機の運転を停止した後に再起動するので、膨張機の起動不良による圧縮機の損傷を回避して、自動復帰運転をすることとなるので、膨張過程の流体エネルギを動力回収する膨張機を備えた冷凍サイクルの運転安定性向上と
COP向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例に関わる冷凍サイクル構成図で空冷ヒートポンプチラーサイクルである。図2は本発明の一実施例に関わる膨張動力回収装置の縦断面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図である。
図1から図4において、膨張動力回収装置6は冷凍サイクルにおける作動流体の膨張エネルギを機械エネルギに変換する膨張機6b(記号EXで表す)と、この変換された機械エネルギにより仕事をする副圧縮機6c(記号SCで表す)から構成され、膨張機6bと副圧縮機6cは一つの密閉容器6a内に積層して配置され、クランク軸6dを介して両者連結して収納されている。
冷凍サイクル装置1は、膨張動力回収装置6を空気側熱交換器5と水/冷媒熱交換器7の間に備え、2はこの冷凍サイクル装置1の圧縮機(密閉容器2aに収納された記号MCで表された圧縮機構2bと記号Mで表された駆動モータ2cからなる。2dはその吸入パイプ、2eは吐出パイプである。)、3は油分離器、4は冷却運転と加熱運転を切り換える四方弁、5aは空気側熱交換器5の送風ファン、8は冷却と加熱運転で膨張機6bへの冷媒の流れ方向を一方向に固定する逆止弁(4個の組で整流回路を構成)、9は液冷媒を貯溜する機能を有する吸入アキュムレータ、10は副圧縮機6cの吸入パイプ13と吐出パイプ14間に接続された逆止弁である。15は圧縮機2の吸入パイプに取付けられた圧力センサ、16は膨張機6bの膨張機流入パイプ11と膨張過程途中の作動室を連通するバイパス管で、17はこのバイパス管路の開閉弁、18は制御装置である。
冷媒の流れを実線矢印で示された冷却運転を例に挙げて説明する。圧縮機2から吐き出された高温・高圧の冷媒は油分離器3で油が分離され、四方弁4を通って空気側熱交換器5に入り送風ファン5aによって冷却され温度低下する。この空気側熱交換器5から出た冷媒は逆止弁8の整流回路を通過し流入パイプ11を通って膨張動力回収装置6の膨張機6bに入り、ここで膨張動作を行って膨張エネルギを機械エネルギに変換し、流出パイプ12から低温・低圧の気液二相状態の冷媒となって吐き出される。
膨張機6bを出た冷媒は逆止弁8の整流回路を通過し水/冷媒熱交換器7に入って吸熱・ガス化し、四方弁4から吸入アキュムレータ9を通って膨張動力回収装置6の副圧縮機6cに吸入パイプ13を通って吸い込まれる。この副圧縮機6c内で昇圧された冷媒は吐出パイプ14から吐き出されて圧縮機2の吸入パイプ2dを通って圧縮機2に戻り、再び圧縮されて高温・高圧のガス冷媒となり吐出パイプ2eから外部のサイクルに流出するようになっている。なお、油分離器3で分離された油は油戻りパイプ3aを通って膨張動力回収装置6の密閉容器6a内に供給される(図示は省略しているが、膨張動力回収装置6の密閉容器6aと圧縮機2の密閉容器2a内にはそれぞれ潤滑油19が貯留されており、両者の油レベルは均油管路等を敷設することで一定に保たれている)。
以上のサイクルが繰り返されて蒸発器として機能する水/冷媒熱交換器7により水が冷却されて冷水が取出され供給される。加熱運転の場合は、四方弁4を切り換えて破線矢印のように冷媒が流れることにより、水/冷媒熱交換器7は放熱器として機能して水を加熱し温水が取出され供給される。膨張動力回収装置6を備えることにより、膨張過程が等エントロピ変化となり冷凍効果が増えて冷凍能力が増加する。また、膨張過程の流体エネルギを膨張機6bで機械エネルギに変換して副圧縮機6cを駆動することで有効な圧縮仕事の一部を分担することから、圧縮機2のガス圧縮仕事が減少して冷凍サイクル装置1の
COPを向上することができる。ここで、もし何らかの原因で膨張機6bが起動不良となった場合には、圧縮機2が運転開始しても膨張機6bが回転しないため冷凍サイクルの冷媒の流れが阻止されて圧縮機2の圧力比及び吐出ガス温度が急上昇し圧縮機2の信頼性に重大な影響を及ぼすが、膨張機6bの運転状況を検知する検知手段として圧縮機の吸入ラインに圧力センサ15を装着し、圧縮機2起動後所定時間経過後の吸込圧力が所定値以下の場合に膨張機起動不良と判定して圧縮機2の運転を直ちに停止し、圧縮機2の運転を所定時間停止した後に再起動する制御装置18を設ける。そのため、確実に膨張機6bの起動不良による圧縮機の損傷を回避することが出来、自動復帰運転を可能にして冷凍サイクル装置の運転安定性を向上することができる。
次に、膨張動力回収装置6の一例として、スクロール式膨張機とローリングピストン型ロータリ式副圧縮機の構造及び動作を説明する。膨張機6bは、固定スクロール20と旋回スクロール21とを主要部品とする膨張機構部22を備えたスクロール式膨張機である。膨張機6bは、膨張機構部22,フレーム23,オルダムリング24及びクランク軸
25を主な構成要素としている。
固定スクロール20は、渦巻形状の固定スクロールラップ20aと、この固定スクロールラップ20aが直立する固定スクロール端板20bとを備えている。固定スクロール端板20bの中心部には流入ポート20cが形成されている。この流入ポート20cは流入通路20dに連通されている。流入通路20dには流入パイプ11を通って外部機器より高圧作動流体が供給される。固定スクロール端板20bの外周部には流出ポート20eが形成されている。この流出ポート20eは流出パイプ12に連通されている。膨張して低温・低圧になった作動流体は流出ポート20e及び流出パイプ12を通って外部機器に吐き出される。20fは流入ポート20cと流入通路20d間に形成された流入空間を区画するカバーである。
旋回スクロール21は、渦巻形状の旋回スクロールラップ21aと、この旋回スクロールラップ21aが直立する旋回スクロール端板21bとを備えている。旋回スクロール端板21bの反旋回スクロールラップ側の中心部には、旋回軸受21cが設けられている。旋回スクロール21は、旋回軸受21cを介して、クランク軸25の偏心部25aに動力伝達して軸を回転駆動する。膨張機構部22は、固定スクロール20と旋回スクロール
21とを互いに噛み合わせて形成された作動室を有する。バイパス管16は膨張過程途中の作動室に連通穴16aを通して連通している。クランク軸25は、主軸部25bと、その主軸部25bから上方に延びる偏心部25aと、主軸部25b及び偏心部25aの中を上下に貫通する給油通路25cとを備えている。密閉容器6a内の空間は油分離器3からの油戻りパイプ3aが連通されており、その圧力は高圧に保たれている。また、密閉容器6a内の底部に潤滑油19が貯留されている。
フレーム23は、中心部に設けられた主軸支持部と、その外側に設けられた旋回スクロール支持部と、その外側に設けられた固定スクロール支持部とから成っている。フレーム23の主軸支持部に貫通孔が設けられ、この貫通孔に主軸受が設けられている。クランク軸25の主軸部25bが主軸受を介してフレーム23の中心部に軸支持されている。フレーム23の上面には固定スクロール20が締付けボルト26を介して固定されている。固定スクロール20とフレーム23との間には旋回スクロール21が旋回可能に挟持されている。旋回スクロール21とフレーム23との間には背圧室27が形成されている。オルダムリング24は、旋回スクロール21の自転運動を防止するように旋回スクロール21とフレーム23との間に設けられている。
一方、副圧縮機6cは、副圧縮機クランク軸28の軸支持を兼ねた上部軸受29と下部軸受30によりシリンダ31の両端開口部が閉塞されている。シリンダ31には中央部に円筒状内周面31aが形成されている。副圧縮機クランク軸28には、シリンダ31の円筒状内周面31aにあたる部分にもう一方の偏心部28aが形成されており(膨張機6b側のクランク軸偏心部25aと副圧縮機6c側のクランク軸偏心部28aの回転位相は同位相である)、円筒状のローラ32の内周面に装着されたころ軸受内に回転可能に嵌入されている。ローラ32の円筒状外周面には板状のベーン33がベーンスプリング33aにより押圧されている。
シリンダ31の円筒状内周面31aの外側には、このベーン33が往復摺動可能なベーン溝31bとシリンダ31とベーン33の干渉を防ぐ逃げ孔部31c及びベーンスプリング33aが挿入されるスプリング孔部31dが形成されている。このスプリング孔部31dの開口端にはベーンスプリング33aを取付けたプラグ33bが圧入固定されておりベーン33の背面空間を形成している。また、密閉容器6aに取付けられた吸入パイプ13はシリンダ31の吸入通路31eと接続しており、吸入パイプ13から吸込まれた冷媒ガスは、吸入通路31eを通ってシリンダ31内に入り、クランク軸28の回転によってローラ32がシリンダ31の円筒状内周面31aに沿って偏心回転運動をすることにより移動し、吐出通路31fを通って吐出パイプ14から外部の冷凍サイクルに流出する。ベーン33の背面空間と吐出通路31fとは連通穴31gで連通され、ベーン33背面空間の圧力は副圧縮機6cの吐出圧力に保たれる。この内部圧力とベーンスプリング33aのバネ力によりベーン33は常に適正な力でローラ32の外周面に押圧され接触部がシールされている。
副圧縮機6cのクランク軸28の上端部と膨張機6bのクランク軸25の下端部とは、キーにより回転位置合せされ、バランスウエイト35により両クランク軸が接続固定されている。回転系のバランスは、このバランスウエイト35によってとられ、バランスウエイト35の周囲は上部軸受29の外周部によって囲まれている。上部軸受29と下部軸受30はシリンダ31を間に挟んで締付けボルト34で締結固定されている。また、以上のような構成からなる膨張機6bと副圧縮機6cは密閉容器6a内に積層状に積み重ねられた状態で組立てボルト(図示せず)によって固定され、副圧縮機6cの上部軸受29外周部で密閉容器6aの内周に嵌合固定されている。
密閉容器6aの底部には潤滑油19が貯溜されており、副圧縮機6cのクランク軸28の下端部に給油ピース36を装着し、副圧縮機クランク軸28内に形成した給油通路28cを通して軸の回転による遠心ポンプ作用で潤滑油が引上げられ、膨張機6bのクランク軸25中心部の給油通路25cを通して各軸受摺動部に潤滑油19が供給される。また、潤滑油19の供給経路の一つとして、旋回スクロール21背面側の軸受部20c及びクランク軸25の主軸部25bの軸受隙間を通して密閉容器6a内の圧力と背圧室27内の圧力との差圧により、背圧室27へ潤滑油19を流入させる潤滑油供給経路が形成されている。
外部機器から高圧作動流体が膨張機6bの流入パイプ11に供給されると、その高圧作動流体は流入パイプ11から流入通路20dを通り、固定スクロールラップ20aと旋回スクロールラップ21aとの間に形成された膨張機構部22の作動室に流入される。作動室内に流入した高圧作動流体は、外周側に形成されている低圧作動流体との圧力差により、旋回スクロール21を動作させ、作動室の容積を拡大して膨張される。膨張された作動流体は、外周部の流出ポート20eを通り、流出パイプ12から密閉容器6aの外に流出される。この際、旋回スクロール21はオルダムリング24により自転運動を阻止されているため、クランク軸25の偏心部25aにより旋回スクロール21の中心は一定半径の公転運動をすることにより、作動流体の持つ膨張エネルギがクランク軸25の回転と言う機械エネルギに変換される。
クランク軸25が回転されることによって、軸直結された副圧縮機6cのクランク軸
28が稼動され、副圧縮機クランク軸28の偏心部28aに嵌合されたローラ32がシリンダ31の円筒状内壁面31aに沿って偏心回転運動し作動流体の圧縮作用が行われる。
次に、膨張機6bの旋回スクロール21の背面空間にあたる背圧室27の圧力制御を行う背圧調整機構について説明する。背圧調整機構40は、図2に示すように、背圧室27に連通するようにフレーム23と上部軸受29に形成された背圧導入通路40aと、上部軸受29に形成され背圧導入通路40aを開閉する円形の金属製プレートで形成された弁体40bと、この弁体に押付力を付与する螺旋状の金属製スプリングで形成された弾性部材40cと、弁体40b開放時に背圧室27内の圧力を逃す背圧導出通路40dを備えている。背圧導出通路40dは副圧縮機6cの吸入通路31e(冷凍サイクルの蒸発器出口の低圧側)に連通している。
ここで、背圧室27の圧力が副圧縮機6cの吸入圧力と弾性部材40cの弾性力の和より大きくなると、弁体40bが押し上げられ、背圧室27と副圧縮機6cの吸入側が連通し背圧室27の圧力は減少する。背圧室27の圧力が低下すると、副圧縮機6cの吸入圧力と弾性部材40cの弾性力との和が背圧室側の力に勝り、弁体40bは背圧室27と副圧縮機6cの吸入側とを遮断する。係る背圧調整機構40によれば、弾性部材40cの弾性力を調整することにより、背圧室27内の圧力を適切な圧力に容易に設定することができる。
以上により、背圧室27にはフレーム23の主軸受や旋回軸受21cの隙間を通して潤滑油19が密閉容器6a内の圧力と背圧室27内の圧力との圧力差により供給されるので、主軸受8aや旋回軸受7cの潤滑を確実に行うことができるとともに、背圧室27に潤滑油とともに油中に溶解している高圧作動流体を供給し、背圧調整機構40で背圧室27の圧力を適正に保持することができる。これより旋回スクロール21の端板21bに背圧を付与して旋回スクロール21を固定スクロール20に押し付け、この押し付け力によって作動室内圧力による軸方向のスラスト荷重を相殺して機械摩擦損失を軽減するとともに、スクロールラップ歯先先端部の隙間を縮小してシール性が確保され、高効率運転を可能にした膨張動力回収装置6を提供することができる。
さらに、背圧室27を外部冷凍サイクルにおける蒸発器出口の低圧側に連通して背圧室27が所定圧力となるように調整する背圧調整機構40を設けた構成であるので、冷凍サイクルの蒸発器に混入する潤滑油量を抑えられるため、油による熱交換器の伝熱性能低下や圧力損失増加をなくして冷凍サイクル装置1のCOPを向上することができる。
図5は固有の内部容積比を持つ膨張機の起動時の課題を説明するための膨張機のP−V線図、図6はスクロール膨張機の効率−回転速度特性図である。図5の膨張機のP−V線図において、Piは膨張機流入圧力、Poは膨張機流出圧力、Viは膨張機流入容積、
Voは膨張機流出容積を表す。膨張機の内部容積比VrはVo/Viで表され、スクロール式膨張機の場合、内部容積比Vrはスクロールラップの巻き数に比例する。膨張機の内部容積比は、図5に一点鎖線で示すように設計圧力条件(通常は定格条件)において膨張終了時の圧力が膨張機流出圧力Poに等しくなるように決められる。一方、起動時には冷凍サイクルは圧力バランスした状態にあり、起動初期の状態も定格の圧力条件に比べ、膨張機流入圧力Piは低く、膨張機流出圧力Poは高い状態にある。この時の膨張機のP−V線図は図5の破線のように表され、膨張終了時の圧力は膨張機流出圧力Poより低い過膨張となり、これにより負のトルクが発生するため膨張機の発生トルクが減少して起動不良が起こりやすい。これに対して、膨張機6bの流入容積をViからVi′に増大するバイパス管16を設け、圧縮機2起動時に所定時間このバイパス管16を開口するバイパス管開閉弁17と、制御装置18からなる制御手段を設けることにより、図5に実線で図示するように膨張機のP−V線図を変化させて過膨張による負のトルクの発生なくして膨張機の起動トルクを増大することができることから、膨張機の起動不良を防止し、冷凍サイクル装置の運転安定性を向上してCOPを向上することができる。
膨張機6bの流入容積Viを増大するバイパス管16を設け、バイパス管16は膨張過程途中の作動室(流入容積Vi′)に連通穴16aを通して連通している。圧縮機2起動時に所定時間このバイパス管開閉弁17を動作させてバイパス管16を開口する制御装置18を設けることにより、膨張機6bの流入容積をVi′に増大させることができるため固有の内部容積比を持つ容積形膨張機の過膨張による負のトルクの発生なくして膨張機の起動トルクを増大することができる。これにより、膨張機6bの起動不良が防止され冷凍サイクル装置の運転安定性を向上することができる。なお、バイパス管開閉弁17はオン・オフ動作のみだが、この開閉弁を流量調整弁に替えることにより、よりきめ細かな膨張機起動制御が可能になるとともに、冷凍サイクル定常運転時の膨張機流量制御にも利用することができ、冷凍サイクルの動作点を最適化してCOPを向上することができる。
図6は実験結果で、二酸化炭素(R744)を用いたスクロール膨張機の効率−回転速度特性図を示す。実験条件は膨張機流入圧力Pi=8.5MPa ,膨張機流入温度Ti=36℃一定で膨張機流出圧力Poをパラメータに、膨張機の負荷を調整して膨張機回転速度変化時の膨張機効率ηeを測定したものである。ここで、効率はピーク値を1.0 とした比率で表す。これより、膨張機流出圧力Poによって膨張機の圧力比が変化するため効率ηeのピーク値も変化しているが効率がピークを示す膨張機回転速度nは圧力比に拠らずほぼ一定で、約2800r/min であることが実験的に確認された。実用上の膨張機回転速度の適正値として、効率ピーク値から5%以内の効率低下範囲をカバーすると、図示の如くn=2200〜3400r/min が適正回転速度範囲となる。従って膨張機形式をスクロール式とし、サイクルの定格条件における膨張機の回転速度が2200〜3400r/min の範囲になるように膨張機流入容積Vi等の仕様を設定した膨張機を備えることにより膨張機効率ηeが高い最適条件で冷凍サイクルが運転されることから、冷凍サイクル装置のCOPを向上することができる。
さらに、実際の冷凍サイクル装置は、定格条件以外に温度条件や負荷条件が定格とは異なる様々な条件で運転されるわけだが、冷凍サイクルの運転条件が変化して膨張機6bで回収できる動力が少なくなった場合(冷却運転では外気温度が低い条件、加熱運転では温水温度が低い条件に相当)には、副圧縮機6cにおける有効な圧縮仕事も減少し、極端な場合には副圧縮機6cの吸込圧力よりも吐出圧力の方が低くなるマイナスの仕事をするようになり、圧縮機2のガス圧縮仕事が増加して冷凍サイクルのCOPが低下する。
冷凍サイクルの運転条件が変化して膨張機6bで回収できる動力が少なくなった場合でも、副圧縮機6cの吸入パイプ13と吐出パイプ14間に吸入から吐出への冷媒の流れを許容し逆方向の流れを阻止する逆止弁10を備えることにより副圧縮機6cの吸込圧力よりも吐出圧力が低下するマイナスの仕事の発生はこの逆止弁10を通って冷媒が流れることにより自動的に回避されることから、冷凍サイクルの実際の運転状態におけるCOPを向上することができる。
なお、冷媒としての二酸化炭素(R744)は、自然冷媒であり地球温暖化係数(GWP)もフロン系冷媒の数千分の一と小さく地球環境保全の点で優れている。反面、臨界温度が約31℃と低いことから冷凍空調装置の通常の運転条件で高圧側の動作圧力が臨界圧力
(約7MPa)を超える超臨界サイクルとなり、高圧冷媒でモリエル線図上の理論COP(成績係数)が低いという欠点があるが、R744は膨張過程の絞り損失がフロン系冷媒に比べて大きいことから、この膨張過程の動力を回収することによりCOPの大幅な改善が可能となる。高効率で信頼性の高い膨張機を備えた膨張動力回収装置の開発が冷媒
R744システム実用化の鍵を握ると考えられている。もちろん、フロン系冷媒のシステムにおいても改善比率は幾分小さくなるがCOP向上を図ることができる。
膨張動力回収装置6の起動法は、圧縮機2を起動することにより最初に副圧縮機6cの吐出パイプ14側が負圧になってクランク軸6dを回転するトルクが発生し、同時に膨張機6bの流入パイプ11に圧力が作用し膨張機6bを回転駆動するようになる。この時、膨張機バイパス管16のバイパス管開閉弁17が開口しているため、膨張機6bの流入容積が大きく過膨張を起こさないため必要な起動トルクが確保され、副圧縮機6cを回転駆動する自立起動が可能である。圧縮機2運転開始後、所定時間経過した段階で膨張機バイパス管16のバイパス管開閉弁17が閉じることにより膨張機流入圧力Pi,膨張機流出圧力Po,膨張機背圧等の圧力や各部の温度が次第に定常状態に移行して行くようになる。
なお、副圧縮機6cとしてローリングピストン型ロータリ式を例にあげて説明したが、スクロール式等の他形式の副圧縮機としても良い。
次に、他の実施形態を説明する。図7は他の実施例に関わる膨張動力回収装置の縦断面図、図8は、図7のC−C断面図である。図において、図1から図4と同一符号を付したものは同一部品であり同一の作用をなす。
スクロール式膨張機の旋回スクロール端板21bをロータリ圧縮機におけるローラとして働かせ、副圧縮機の機能も合わせて備えさせることにより膨張動力回収装置6の小型化を図ったものである。図において、円盤状の旋回スクロール端板21bの外周に一部平面部21eを形成して、この平面部21eにコの字型のベーン33が当接し、ベーンスプリング33aにより押圧されている。
旋回スクロール端板21bの外側にシリンダ31が配設され、シリンダ31の円筒状内周面31aの外側には、コの字型のベーン33が往復摺動可能なベーン溝31bが形成されている。固定スクロール20とフレーム23との間にシリンダ31が挟まれ、内側に旋回スクロール21が旋回可能に挟持されている。
旋回スクロール21とフレーム23との間には背圧室27が形成されている。また、密閉容器6aに取付けられた副圧縮機吸入パイプ13はシリンダ31の吸入通路31eと接続しており、吸入パイプ13から吸込まれた冷媒ガスは、吸入通路31eを通ってシリンダ31内に入り、クランク軸25の回転によって旋回スクロール端板21bがシリンダ
31の円筒状内周面31aに沿って旋回運動をすることにより移動して圧縮作用を成し、吐出通路31fを通って吐出パイプ14から外部の冷凍サイクルに流出する。21dは旋回スクロール端板21bを貫通する形で複数個形成された給油穴で、背圧室27から旋回スクロール21と固定スクロール20端板摺動部に潤滑油を供給する。背圧室27の圧力は背圧調整機構40により制御される。
クランク軸25の主軸部25bと偏心部25aの間にバランスウエイト34が固定され、バランスウエイト34の周囲はフレーム23の外周部によって囲まれている。オルダムリング24は、旋回スクロール21の自転運動を防止するように旋回スクロール21とフレーム23との間に設けられている。固定スクロール20とフレーム23はシリンダ31を間に挟んで締付けボルト34で締結固定されている。
スクロール式膨張機の運動機構にロータリ式副圧縮機の機能を組込むことにより、膨張動力回収装置6の大幅な小型化が図れコスト低減が可能となる。また、膨張機で発生した機械エネルギを直接副圧縮機の駆動エネルギとして働かせることができるため、動力伝達ロスが少なく、膨張動力回収装置の効率を向上して冷凍サイクルのCOPを向上することができる。
次に、他の実施形態を説明する。図7は膨張動力回収装置の縦断面図である。膨張動力回収装置6に冷凍サイクルの油分離器3の機能を付加することにより冷凍サイクル装置1の簡略化・低コスト化を図ったものである。膨張動力回収装置6の密閉容器6aの上部にサイクロン式の油分離器3が一体で取付けられている。2eが圧縮機2の吐出パイプで、圧縮機2から吐き出された冷媒と油の混合物は吐出パイプ2eを通って油分離器3内に入り、油分離器3内で旋回運動して冷媒と油の密度差による遠心力の作用で油を冷媒から分離し、冷媒のみ吐出管3bから外部の冷凍サイクルに吐き出される。一方分離された油は密閉容器6a内に直接滴下供給されるため、油戻りパイプ3aは不要となる。なお、高温の油が膨張機上部に供給されることから、この油から膨張機への熱影響を少なくするため、膨張機流入ポート20cと膨張機流入通路20d間に形成された流入空間を区画するカバー20fをドーム形状とし、パッキン等のシール材20gを介して固定スクロール20に固定し、カバー20fとシール材20g間に断熱空間を形成している。このように、油分離機能を膨張動力回収装置6に付加することにより冷凍サイクルの油分離器3や油戻りパイプ3aが不要になることから、サイクル構成機器の設計の自由度が増え冷凍サイクル装置の簡略化・低コスト化を図ることができる。
以上、冷凍サイクル装置1としては空冷ヒートポンプチラーサイクルを例に挙げたが、膨張動力回収装置を備えたルームエアコン,パッケージエアコン,冷蔵庫及び冷凍機等の冷凍空調システム全般に適用することが可能であり、これらの機器のシステム効率を大幅に改善することができる。
また、膨張機の流入容積を増加するバイパス流路を設け、圧縮機起動時に所定時間該バイパス流路を開口する制御手段を設けることにより固有の内部容積比を持つ容積形膨張機の過膨張による負のトルクの発生なくして膨張機の起動トルクを増大することができるため、膨張機の起動不良を防止することが出来、冷凍サイクル装置の運転安定性を向上することができる。
さらに、膨張機形式をスクロール式とし、サイクルの定格条件における該膨張機の回転速度を2200〜3400r/min の範囲になるように設定した膨張機を備えることにより膨張機効率が高い最適条件で冷凍サイクルが運転され、冷凍サイクル装置のCOPを向上することができる。加えて、冷凍サイクルの運転条件が変化して膨張機で回収できる動力が少なくなった場合でも、副圧縮機の吸入ラインと吐出ライン間に吸入から吐出への冷媒の流れを許容し逆方向の流れを阻止する逆止弁を備えることにより副圧縮機の吸込圧力よりも吐出圧力が低下するマイナスの仕事の発生は自動的に回避され、冷凍サイクルの実際の運転状態におけるCOPを向上することができる。
本発明の一実施例に関わる冷凍サイクル構成図である。 本発明の一実施例に関わる膨張動力回収装置の縦断面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 起動時の課題を説明する膨張機のP−V線図である。 スクロール膨張機の効率−回転速度特性図である。 本発明の他の実施例に関わる膨張動力回収装置の縦断面図である。 図7のC−C断面図である。 さらに、他の実施例に関わる膨張動力回収装置の縦断面図である。
符号の説明
1 冷凍サイクル装置
2 圧縮機
3 油分離器
4 四方弁
5 空気側熱交換器
6 膨張動力回収装置
6a 密閉容器
6b 膨張機
6c 副圧縮機
6d,25 クランク軸
7 水/冷媒熱交換器
8 逆止弁
9 吸入アキュムレータ
10 逆止弁
11 流入パイプ
12 流出パイプ
13 吸入パイプ
14 吐出パイプ
15 圧力センサ
16 膨張機バイパス管
17 バイパス管開閉弁
18 制御装置
19 潤滑油
20 固定スクロール
21 旋回スクロール
22 膨張機構部
23 フレーム
24 オルダムリング
26,34 締付けボルト
27 背圧室
28 副圧縮機クランク軸
29 上部軸受
30 下部軸受
31 シリンダ
32 ローラ
33 ベーン
35 バランスウエイト
36 給油ピース
40 背圧調整機構
40a 背圧導入通路
40b 弁体
40c 弾性部材
40d 背圧導出通路

Claims (4)

  1. 圧縮機と、
    該圧縮機にて圧縮された冷媒を空気や水等で冷却する放熱器と、
    空気や水等から吸熱して冷媒をガス化する蒸発器と、
    前記放熱器と前記蒸発器との間の冷媒配管に設置され、前記放熱器から流れる膨張過程の冷媒が持つ流体エネルギを動力回収する容積形の膨張機と、
    該膨張機により駆動される副圧縮機と、を備え
    該副圧縮機により圧縮された冷媒は前記圧縮機に送られるように構成された冷凍サイクル装置において、
    前記圧縮機の吸入側の圧力を検出する圧力検出手段と、
    記圧縮機の起動時に、前記圧力検出手段により検出される圧力が設定圧力以下となった場合に、前記圧縮機を停止させた後に再起動させる制御手段と、を備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 請求項1に記載の冷凍サイクル装置において、
    バイパス管開閉弁を開くことにより前記膨張機の流入容積を増大するバイパス流路を備え、
    前記圧縮機の起動時に所定時間、前記バイパス管開閉弁を開くことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  3. 請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置において、
    前記膨張機をスクロール式とし、サイクルの定格条件における該膨張機の回転速度を2200〜3400r/minの範囲になるように設定したことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の冷凍サイクル装置において、
    冷媒として二酸化炭素を用いたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
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