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JP4984245B2 - 断熱二重容器 - Google Patents

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Description

本発明は、主に板紙等を打抜き加工してなる天面開口型トレー状容器と、該トレー状容器の側面外周部に装着される同じく板紙等を打抜き加工してなる筒状体との組合せからなる断熱二重容器に関する。
従来、容器内に熱湯を注いで加温調理する容器としては、発泡ポリスチレン製の成形容器や、紙製カップからなる二重容器などが広く使用されている。また、具材等を収納した容器を電子レンジにて加熱調理するための包装容器としては、主に耐熱性の成形容器や、成形容器に断熱効果を周壁に附加した二重容器などが市場化されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−145356号公報
しかしながら、上記容器類は全部或いは一部に樹脂製の成形容器を用いているため、使用後の廃棄に際し、成形容器に附加されている周壁等外装部分の接着等が強固なため、分別処理が煩わしかったり、減容化し難いため廃棄物のボリュームとして嵩高くなってしまうという欠点が有った。紙製カップからなる二重容器などは、単一素材からなり且つ焼却等の問題も発生しないが、前記の成形容器と同様に或いは成形容器と同等の強度を付与させるため却って頑丈なものとなって、分解等の減容化操作は難しいものであった。
また、フライドチキン等、油、たれ・ソース等の調味料、肉汁等が塗布或いは含浸された調理食品や冷凍食品の紙容器として、四隅からの油、調味料、肉汁等の液漏れを防止するように四隅を連結した折込片によるウェブコーナー部(水掻き様角連続部)で外側に折り畳み、紙容器外側に貼り合せたウェブコーナー型紙容器が使用されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−51157号公報
この種ウェブコーナー型紙容器は、フライドチキン等を直に紙容器に収納したままで、電子レンジによる加熱調理が可能であるが、調理直後には紙容器自体も高温となり、直接接触による火傷の惧れや、持ち運びがし難いという欠点があり、また、調理直後の紙容器底部が、家具表面に載置され接触することにより、家具表面の変色、変形が生じるという欠点もあった。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになしたものであって、板紙を打抜き加工してなる内容器と外容器とからなり、簡便な操作で内容器と外容器とを強固に装着でき、容器周壁部を二重壁として断熱構造を形成し、加熱調理後の火傷等の惧れのない持ち運びを可能とし、飲食後は、簡便な操作で外容器から内容器を離脱させることができ、離脱後は、内容器と外容器それぞれを簡単な操作で偏平とし減容化が可能な断熱二重容器を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、多角形状の底板の各辺にそれぞれ側板が起立形成され、各側板の両側辺にはそれぞれ三角形状の折込片が連設され、隣接する折込片同士が底板の各隅から放射状に伸びる折線を介して連結したウェブコーナー部が形成され、各ウェブコーナー部を構成する折込片を対向する一対の側板の外側にそれぞれ貼着すると共に前記貼着した折込片の外側に折り返される折込片がその上端を切り欠いた係止切欠部となす上部を開放したトレー状の内容器と、該内容器の側板の外側をそれぞれ囲繞する側壁から構成され対向する一対の側壁の上端には係止片が連設された筒状の外容器とからなり、該外容器に前記内容器が嵌挿され、前記内容器の折込片の係止切欠部に、前記外容器の容器内方に折り曲げられた係止片が着脱可能に係合することを特徴とする断熱二重容器である。
請求項2の発明は、前記内容器の側板のそれぞれ底板に接する下辺の長さが、前記下辺にそれぞれ対向する上辺の長さより短く、前記内容器の側板がそれぞれ上開きの台形状からなることを特徴とする請求項1記載の断熱二重容器である。
請求項3の発明は、前記内容器の側板の高さ寸法が、前記外容器の側壁の高さ寸法より短いことを特徴とする請求項2記載の断熱二重容器である。
請求項4の発明は、前記内容器の、少なくとも一方の側板の上辺延長上に折線を介して蓋板が連設され、該蓋板が切除可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の断熱二重容器である。
請求項5の発明は、前記蓋板を連設する折線が破断線で形成され少なくとも一方の端縁が蓋板側に切り欠いたノッチ状部を有することを特徴とする請求項4記載の断熱二重容器である。
本発明の断熱二重容器は、板紙を打抜き加工してなる内容器と外容器とからなり、簡便な操作で内容器と外容器とを強固に装着でき、容器周壁部を二重壁として断熱構造を有する断熱二重容器を形成することができ、加熱調理後の接触による火傷の惧れがなく、持ち運び等操作の可能な調理兼用容器を提供する。
また、本発明の断熱二重容器を用いた調理飲食後は、簡便な操作で外容器から内容器を離脱させることができ、離脱後は、内容器と外容器それぞれを簡単な操作で偏平とし減容化が行えるため、家庭から出るゴミの容積を抑制でき、もって廃棄物処理費用を低減することが可能である。さらに、本発明の断熱二重容器は、主として板紙を材料として形成されるので、廃棄処理に当って、燃焼による有害なガスの発生を抑制でき、環境破壊に繋がることがない。
本発明の断熱二重容器のうち、内容器の側板がそれぞれ下辺寸法より上辺寸法の大きな台形状からなるものは、内容器組み立て成形時において上開きテーパ付きトレー状容器を形成するので、複数個の上積みスタック(入れ子式に重ね入れること)が可能となり、輸送や保管において、スペースセービングできるという効果がある。
本発明の断熱二重容器は、内容器の側板の高さ寸法を、外容器の側壁の高さ寸法より短くすることにより、筒状の外容器の内側で内容器の底板が浮いた状態で維持されるため、電子レンジ加熱調理の際、内容器の底板部分の過加熱を防止すると共に、加熱調理直後の容器を食卓等に置いた場合でも、接地する部分が筒状の外容器の端面となるため、食卓表面の化粧板等の変形や変色を抑止することができる。また、調理後の二重容器を把持する際にも、内容器底面に手が触れにくくなり、熱さによる取り落としや火傷を防止することができる。
また、本発明の断熱二重容器のうち、内容器の側板の上辺に蓋板を設けたものにおいては、これを破断線等により切除可能とすることにより、飲食時に蓋板が邪魔にならないという効果がある。さらに、少なくとも一端の蓋板部をノッチ状の切欠とすることにより、切除操作部を明示すると共に、よりスムーズな切除操作が可能となる。
上記本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。図1(a)は本発明に係る断熱二重容器の実施例の、内容器のブランク状態を示す展開平面図。(b)は同じく実施例の、外容器のブランク状態を示す展開平面図。図2(a)は同じく実施例の組立途中状態を示す説明用斜視図。(b)は同じく実施例の組立完了状態を示す説明用斜視図。図3(a)は図2(b)におけるX−X線拡大端面図。(b)は図3(a)の要部拡大図。図4は同じく実施例の調理後飲食時の蓋板切除状態を示す説明用斜視図である。
図1(a)は本発明に係る断熱二重容器の実施例の、内容器のブランク状態を示す展開平面図であって、板紙等シート材を打抜き加工して形成されるブランクAは、矩形状の底板1において左右の対向する辺にはそれぞれ折線L1、L1を介して側板2、2が連設され、天地の対向する辺にはそれぞれ折線L2、L2を介して側板3、3が連設されている。側板2、2の両側辺には底板1の隅部から放射状に外方向に伸びる折線L3、L3を介してそれぞれ三角形状の折込片4、4が連設され、側板3、3の両側辺には同じく底板1の隅部から放射状に外方向に伸びる折線L4、L4を介してそれぞれ三角形状の折込片5、5が連設され、かつ隣接する折込片4及び5同士が同じく底板1の隅部から放射状に外方向に伸びる折線L5で連設されており、この折込片4及び5同士を連設した部分がウェブコーナー部(水掻き様角連続部)Wとなっている。さらに、一方の対向する一対の側板2、2の上辺には破断折線L7、L7を介して係合鉤片9、9を有する蓋板6、6がそれぞれ連設され、他方の対向する一対の側板3、3の上辺には折線L6、L6を介して耳片7、7がそれぞれ連設されている。[図2参照]
尚、図中の一部の側板3上に双方向矢印で示したh1は内容器側板上下寸法であって、起立する側板3の斜辺寸法であり、後述する外容器側壁上下寸法h2より短く設定されており、前記設定により、図3に示すように、内容器と外容器との組み立て係合の際、内容器の底板1は、外容器のそれぞれの側壁21、22で形成される筒状体の下端縁より浮き上がった状態で停止し、接地しない状態で保持される。
また、ウェブコーナー部Wを構成するそれぞれの折込片4及び5のうち、外面側となる折込片4のそれぞれは三角形状の外側端縁を浅くV形に切り欠いた係止切欠部8とし、後述する外容器との嵌合の際、外容器の側壁22、22のそれぞれから連設される係止片24の折り込みによる係止部分を構成する。
さらに、一対の側板2、2の上辺に刻設された破断折線L7、L7は、加熱調理後飲食のために、遮蔽部分となる蓋板6、6を切除できるよう設けられており、かつ、前記破断折線L7、L7の両端縁は、蓋板6、6側にそれぞれ切欠部を穿設したノッチ状切欠10を形成し、蓋板6、6を切除する際、切断開始部を明示して、切断操作を開始し易くしている。同様に、折線L6、L6を破断折線として耳片7、7を切除可能としても良い。
図1(b)は本発明に係る断熱二重容器の実施例の、外容器のブランク状態を示す展開平面図であって、板紙等シート材を打抜き加工して形成されるブランクBは、上方周縁各辺が下方周縁各辺より大きいテーパ付四角筒状胴部を形成するそれぞれ台形状の側壁21、22、21、22及び貼着片23がそれぞれ折線L22、L23、L24、L21を介して順設され、対向する前記側壁22、22の上端にそれぞれ折線L25、L26を介して係止片24、24が延設されている。尚、前記それぞれの係止片24と側壁22との幅方向中央部を縦断して刻設される折線L27、L28は補助折線である。図示は省略したが、外容器は前記折線L21、L22、L23、L24を用いて偏平に折り畳み貼着して筒状胴部を形成することもできるが、例えば前記隣接する側壁21と22がそれぞれの台形状をなすテーパ度合いを異とする場合などには、前記のように一方の対向する側壁、実施例では側壁22の幅方向中央部を縦断して刻設される補助折線L27、L28を用いて偏平に折り畳み貼着することが実務上好ましい。
また、図中の一部の側壁22上に、双方向矢印で示したh2は外容器側壁上下寸法であって、起立する側壁22の斜辺寸法であり、前述の如く内容器側板上下寸法h1より長く設定されており、図3に示すように、内容器と外容器との組み立て係合の際、内容器の底板1を、外容器のそれぞれの側壁21、22で形成される筒状体の下端縁より浮き上がった状態で停止させ、接地しない状態で保持する。
さらに、図中の一部の係止片24からの引き出し線上に、双方向矢印で示したd1は、外容器係止片上下寸法であって、後述する内容器の組み立て時に、それぞれの側板3の外側面に折り曲げ貼着されるそれぞれの折込片4及び5のうち、折込片4の端縁を切り欠いた係止切欠部8の折線L5側の切線が水平状態の切線となって、該切線と内容器上端縁との間の寸法d2と略等しく設定されるものである。
本発明に係る断熱二重容器の内容器および外容器は、主に板紙が使用されるが、その範囲は広く、コートボール紙、マニラボール紙、ミルクカートン原紙、カップ原紙等を選択して使用することができる。用紙坪量は容器サイズや使用用途によって変化するが、150〜450g/m2の範囲が好ましい。本発明に係る断熱二重容器は、筒状の外容器内にトレー状の内容器を嵌挿してなるものであるので、断熱効果を失わない範囲で、外容器の用紙坪量を低減することにより、全体容器コストを低減させることも可能である。
また、内容器は内容物や使用用途により、樹脂含浸等による耐油紙や耐水紙、或いは水性の内容物からの滲出物を遮断するプラスチックフィルムを容器内面に貼り合せることが効果的である。プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム等を使用することができ、生分解性プラスチックフィルム(ポリ乳酸、ポリヒドロキシブチレート、ポリラクトカプトン、ポリブチレンサクシレート、ポリエチレンサクシネート、ポリビニルアルコール、酢酸セルロース等)も使用することができる。
プラスチックフィルムの貼り合せは、環境対応の観点や分別廃棄の面から、使用後に剥がして分離できることが好ましく、その貼り合せ方法として、剥離可能な接着剤を使用して貼合する方法、熱シール或いは公知のエマルジョン型、溶剤型、ホットメルト型の接着剤、粘着剤を使用して部分的に貼合する方法がある。
図2(a)は本発明に係る断熱二重容器の実施例の組立途中状態を示す説明用斜視図。(b)は同じく実施例の組立完了状態を示す説明用斜視図であって、内容器の組立に当っては、前述の内容器ブランクAの矩形状の底板1における一方の対向する辺から一対の側板2、2が、他方の対向する辺から一対の側板3、3がそれぞれ斜め上方に起立され、それぞれ隣接する側板2、3同士は連設された折込片4、5で形成されるウェブコーナー部Wで連結されており、該ウェブコーナー部Wはそれぞれ折り畳まれ、それぞれの折込片5が側板3、3の外面に貼着されることで固定され上開きテーパ付きトレー状容器を形成する。このとき、前述したように、貼着された前記折込片4の端縁を切り欠いた係止切欠部8の折線L5側の切線が水平状態の切線となって、該切線と内容器上端縁との間の寸法d2を形成する。
前記の上開きテーパ付きトレー状容器の段階においては、一方の対向する一対の側板2、2の上辺に連設された蓋板6、6、及び他方の対向する一対の側板3、3の上辺に連設された耳片7、7は開放しており、複数個の上積みスタック(入れ子式に重ね入れること)が可能である。次いで内容物すなわち調理食品或いは調理食品を充填した包装物等を投入、収納した後、側板3、3の上端に連設された耳片7、7をそれぞれ内向きに折り込んだ後、側板2、2の上端に連設された蓋板6、6をそれぞれ折り込みつつ、該蓋板6、6の端部に設けた係合鉤片9、9を互いに係合して内容器の組立を完了する。
次に、外容器の組立に当っては、前述の外容器ブランクBを予め補助折線L27、L28を用いて折り曲げ、側壁22の一方端と貼着片23を貼着して偏平なテーパ付筒状胴部を形成しておき、組立時に折線L21、L22、L23、L24を用いてテーパ付四角筒状胴部を形成した後、側壁22、22の上端に延設した係止片24、24を内方向に折り曲げて仮の組立状態となる。
図2(b)に示した実施例の組立完了状態は、前述した外容器のテーパ付四角筒状胴部の上端開放部より、組立を完了した内容器を挿入嵌合した状態であるが、例えば、外容器上端部の周縁各辺のサイズと、内容器上端部の周縁各辺のサイズを略等しくする(正確には、外容器上端部の周縁各辺のサイズがそれぞれやや大きい)等、予め外容器の上端部に内容器の蓋部が到達する位置で留まるように寸法設計されており、外容器の上端部に内容器の蓋部が到達する位置で挿入が停止される。このとき、外容器の一方の対向する側壁22、22上端から延設され内向きに折り込まれて、挿入された内容器の側板3、3に当接する係止片24、24の先端が、前記挿入された内容器の側板3、3の外面に貼着されたウェブコーナー部Wの折込片4、4の切欠部8、8の端面にそれぞれ係止されることにより、前記内容器と外容器との停止位置が維持されて組立を完了する。尚、通常、前記内容器と外容器との装着を完了した後、シュリンクフィルム等の熱収縮による被包等がなされることにより市場製品化される。
図2(b)の組み立て完了状態すなわち内容器と外容器の嵌合係止状態において、図3のX−X線拡大端面図に示すように、内容器の側板3の外側に折り曲げられ貼着された折込片5から折り返された折込片4の係止切欠部8に、外容器の側壁22から延設され折り込まれた係止片24のそれぞれ端面が係合して、内容器上端部は外容器上端縁と略等しい位置で停止しており、前述のように内容器の側板上下寸法h1は外容器の側壁上下寸法h2よりやや短いので、内容器の底板1は、外容器のそれぞれの側壁21、22で形成される筒状体の下端縁より浮き上がった状態で接地しない状態となり、電子レンジ加熱調理の際、内容器の底板部分の過加熱を防止すると共に、加熱調理直後の容器を食卓等に置く場合、接地する部分が筒状の外容器の端面となるので、食卓表面の化粧板等の変形や変色を抑止する。
図4は同じく実施例の調理後飲食時の蓋板切除状態を示す説明用斜視図で、図の前側の蓋板6は既に切除された状態、奥側の蓋板6はノッチ状切欠10を起点として破断線L7を用いての切除途中の状態を表している。通常、消費者は、製品の被包を取去り、蓋部を開放して内容器に内装された食品等に所定の操作を行い、蓋部を再封して電子レンジによる加熱調理を行う。調理後飲食に際し、トレー状の内容器上端の蓋板6、6は比較的に大きいので、飲食の妨げになる場合には、側板2、2の上辺が破断折線L7、L7で構成されているので、図に示すように切除することができる。同様に、折線L6、L6を破断折線として耳片7、7を切除可能としても良い。さらに実施例においては、前記破断折線L7、L7の両端のそれぞれ蓋板6側にノッチ状切欠10が穿設されて、蓋板6の切除操作部を明示すると共に、切除操作を開始し易いものとしている。
図示は省略したが、本願に係る断熱二重容器による飲食後の、容器の廃棄に当っては、外容器と内容器との嵌合状態を解除し、すなわち内容器の折込片4の係止切欠部8に係止した外容器の係止片24をそれぞれ外して分離した後、外容器はそのまま折り畳むことができ、内容器は側板に貼着されたウェブコーナー部の折込片をそれぞれ剥がすことにより偏平なブランクとすることができ、減容化して廃棄することができる。
また、前述の如く、本発明に係る断熱二重容器は主として板紙を材料として形成されるので、廃棄処理に当って、燃焼による有害なガスの発生を抑制でき、環境破壊に繋がることがない。内容物や使用用途により、プラスチックフィルムを貼り合せる場合は、環境対応の観点や分別廃棄の面から、使用後に剥がして分離できることが好ましい。
(a)は本発明に係る断熱二重容器の実施例の、内容器のブランク状態を示す展開平面図。(b)は同じく実施例の、外容器のブランク状態を示す展開平面図。 (a)は同じく実施例の組立途中状態を示す説明用斜視図。(b)は同じく実施例の組立完了状態を示す説明用斜視図。 (a)図2(b)におけるX−X線拡大端面図。(b)は図3(a)の要部拡大図。 同じく実施例の調理後飲食時の蓋板切除状態を示す説明用斜視図。
符号の説明
A 内容器ブランク
B 外容器ブランク
1 底板
2、3 側板
4、5 折込片
6 蓋板
7 耳片
8 係止切欠部
9 係合鉤片
10 ノッチ状切欠
21、22 側壁
23 貼着片
24 係止片
L1〜L6 折線
L7 破断折線
L21〜L26 折線
L27、L28 補助折線
W ウェブコーナー部
h1 内容器側板上下寸法
h2 外容器側壁上下寸法
d1 外容器係止片上下寸法
d2 内容器上端縁−係止切欠部間寸法

Claims (5)

  1. 多角形状の底板の各辺にそれぞれ側板が起立形成され、各側板の両側辺にはそれぞれ三角形状の折込片が連設され、隣接する折込片同士が底板の各隅から放射状に伸びる折線を介して連結したウェブコーナー部が形成され、各ウェブコーナー部を構成する折込片を対向する一対の側板の外側にそれぞれ貼着すると共に前記貼着した折込片の外側に折り返される折込片がその上端を切り欠いた係止切欠部となす上部を開放したトレー状の内容器と、該内容器の側板の外側をそれぞれ囲繞する側壁から構成され対向する一対の側壁の上端には係止片が連設された筒状の外容器とからなり、該外容器に前記内容器が嵌挿され、前記内容器の折込片の係止切欠部に、前記外容器の容器内方に折り曲げられた係止片が着脱可能に係合することを特徴とする断熱二重容器。
  2. 前記内容器の側板のそれぞれ底板に接する下辺の長さが、前記下辺にそれぞれ対向する上辺の長さより短く、前記内容器の側板がそれぞれ上開きの台形状からなることを特徴とする請求項1記載の断熱二重容器。
  3. 前記内容器の側板の高さ寸法が、前記外容器の側壁の高さ寸法より短いことを特徴とする請求項2記載の断熱二重容器。
  4. 前記内容器の、少なくとも一方の側板の上辺延長上に折線を介して蓋板が連設され、該蓋板が切除可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の断熱二重容器。
  5. 前記蓋板を連設する折線が破断線で形成され少なくとも一方の端縁が蓋板側に切り欠いたノッチ状部を有することを特徴とする請求項4記載の断熱二重容器。
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