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JP4981759B2 - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置及び画像読取方法 Download PDF

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Description

本発明は原稿の画像を読み取る画像読取装置及びその画像読取方法に関する。
一般的な画像読取装置は、LED等からなる光源を制御して読み取り対象原稿に光を照射し、複数の素子からなるライン状のイメージセンサによって該原稿からの反射光を光電変換し電荷を蓄積することで画像を読み取る。原稿の幅に対応した長さのこのライン状のイメージセンサを原稿に対して走査させながら、1ラインごとに画像を読み取る。1ライン分の画像を読み取ることで得た1ライン分の画像データについて、センサの片側端部の素子によって読み取られた画素の画像データから、1画素ごとに各処理を行っていく。
図6は、1画素の画像データごとに行われる各処理のフローを説明するフローチャートである。まず、イメージセンサ116によって読み取られた1ライン分の画像における画像データを、1画素ごとに、順次シリアルに、A/D変換部112に転送する。その後、デジタルデータに変換し、読み取り制御部107に出力する。読み取り制御部107では、まず、画像データパック部201においてA/D変換部112から入力した画像データを、1画素の画像データあたり16bitにパッキングする。その後、シェーディング補正部202とγ補正部203において、それぞれシェーディング補正及びγ補正を行う。γ補正とは、画像信号を入力し適正な濃度で記録がされるようにそのレベルを補正して出力する処理のことである。その後、画素切り出し部204において特定の画像データ範囲のみを切り出し、切り出された画像データを画像データ圧縮部205において圧縮する。その後、DMAコントローラ117を介して、画像読取装置に内蔵されているRAMに順次格納される。
近年では画像の読み取りを高速で行うことが要求されている。このため、高速で読み取りを行うことができるイメージセンサが要求されている。これは原稿の幅に対応した長さのライン状イメージセンサであり、複数チップにて構成されている。このセンサは、端部素子により読み取られた画素の画像データから順次シリアルに出力する上記の「シングル出力タイプ」のイメージセンサとは異なるセンサである。このようなタイプのセンサを「マルチ出力タイプ」のイメージセンサと呼ぶ。「マルチ出力タイプ」のイメージセンサは、複数のセンサチップをライン状につなぎ合わせ、センサチップごとに画像データを並列に出力することにより高速で読み取りを行うものである。例えば、3つのセンサチップを設け、1ライン分の画像データを3つ並列出力することで、「シングル出力タイプ」のイメージセンサの3倍相当の読み取り速度を達成できる。
一方、圧縮された画像データの圧縮方法を判別して異なる処理を行う技術が開示されている(特許文献1参照)。また、所望の画像データを選択して出力する復号化装置が知られている(特許文献2参照)。この復号化装置では、2種類の異なる処理が施され符号化された画像データが順次入力された場合、この画像データを判別する手段を有する構成になっている。画像データ種類を判別し、その後の処理を変更するために、判別のための回路が複雑な構成となっていた。
特開平6−086790号公報 特開平7―298266号公報
ところで、図6における画像データ圧縮部(エンコード部)205では、画像データを一時格納するRAMの容量削減等のため、画像データを圧縮する。この方法として、画像データ圧縮部205においてDPCMエンコード方式を採用し圧縮する方法、つまり、前画素に基づいて対象画素の画像データを16bitから8bitへ圧縮する方法がある。画像用データの圧縮技術としては、画像信号をモデルするモデル化技術と、このモデル化技術により変換された信号系列に実際に符号を割り当てる符号化技術とが存在する。モデル化技術としては、ラン・レングス・モデル、マルコフ・モデル、差分符号化(=Differential Pulse Code Modulationで以下DPCMという)等がある。一方、符号化技術としては、ハフマン符号や算術符号等が知られている。これらの技術の中で、DPCMとは、ある画素値は、それに先行する直前の画素値と近い値を取る確率が高いという画像データの性質を利用したものであり、画像用データの圧縮技術として使用されることが多いものとなっている。ただし、この圧縮方法では、読み取り画像の1ライン毎に、イメージセンサから最初に出力された画素の画像データは、前画素の画像データが存在しない。このため、前画素に基づくDPCMエンコード方式での圧縮処理を行わず、1画素16bitデータの中から、上位の8bitのデータを使って16bitから8bitのデータに圧縮している。つまり、圧縮処理後のデータ[7:0]=圧縮処理前のデータ[15:8]としている。その後の画素の画像データは、順次DPCMエンコード方式で圧縮処理され、RAMに順次格納される。
その後、圧縮処理された画像データは、RAMからDMAコントローラを介して順次読み出され、画像読取装置内の画像データ伸張部において、順次8bitから16bitに伸張される。なお、上記に述べたようにイメージセンサから最初に出力された画素の画像データは、圧縮前の画像データの上位8bitを用いて圧縮処理されている。このため、伸張する際は、伸張部に入力された伸張前の8bitのデータを、伸張後の出力16bitにおける下位の8bitのデータとして伸張処理を行う。その後に伸張部に入力される画素の画像データは、DPCMエンコード方式を用いて前画素に基づいて圧縮されているため、伸張する際も同様に、DPCMデコード方式、つまり、前画素に基づいてデータを16bitに伸張する。つまり、どの画素の画像データかによって伸張時の伸張の方式を変更して伸張処理を行っている。
しかし、「マルチ出力タイプ」のイメージセンサでは、1ラインが複数のセンサチップにて構成されている。このような構成のセンサにおいて、1ライン分の画像データの圧縮及び伸張がされるためには、1ライン分のラインメモリを保持しなければならない。つまり、画像読取時は読み取り速度向上を目的に1ラインを構成する各センサチップから並列に画像データが出力される。そのため、各センサチップのつなぎ目の画素については圧縮時に前画素の画像データは既にセンサから出力されて存在しない。上記差分符号化を行うためには1ライン分の画像データを保持するためのラインメモリが必要となるからである。
一方、上記特許文献2には、圧縮された画像データの圧縮方法を判別する回路を備え、その判別結果に応じて異なる処理を行う技術が開示されている。異なる圧縮処理を行なった、フレーム間画像データと、フレーム内画像データとが順次入力された場合に、フレーム間画像データとフレーム内画像データとを判別する回路を備えている。ここで、フレーム内画像データと判別されたタイミングにおいて出力する処理方法を変更する方法が開示されている。なお、フレーム間画像データとは、前フレームと現フレームとの差分をとることにより圧縮された画像データである。フレーム内画像データとは、前フレームと現フレームとの差分をとることなく現フレーム内で圧縮された画像データのことである。しかし、フレーム間画像データか、フレーム内画像データかを判別する手段を有することは、結果として回路が複雑になり、コストアップにつながってしまうため好ましくなかった。
このように、マルチ出力タイプのイメージセンサを用いた画像読取装置において、圧縮時に新たにラインメモリを保持することなく比較的簡単な回路構成によって、1ライン分の画像データを高速に処理することが困難であった。そして、具体的にこれを開示するものもなかった。
そこで、本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、新たにラインメモリを保持することなく比較的簡単な回路構成によって、高速な処理を可能とする画像読取装置を提供することを目的とする。この画像読取装置は、マルチ出力タイプのイメージセンサを用いるものである。さらに、本発明は、この画像読取装置の画像読取方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、原稿画像を読み取る複数のセンサがライン状に配列され、1ラインずつ前記原稿画像を読み取り、前記センサごとに画像データを出力するイメージセンサを備えた画像読取装置であって、
前記複数のセンサそれぞれから出力された前記原稿画像の画像データのうち、前記複数のセンサそれぞれで読み取られた一端側の画素の画像データと、該画素の他の残りの画素の画像データとを異なる圧縮方法により圧縮する圧縮手段と、
前記圧縮手段により圧縮された画像データを格納する格納手段と、
前記格納手段から出力された前記画像データを伸張する伸張手段と、
前記伸張手段に入力される画素数をカウントするカウント手段と、
前記複数のセンサごとに読み取りに使用される画素数を判定する判定手段とを備え、
前記伸張手段は、前記カウント手段によりカウントされた画素数、前記判定手段により判定された画素数とに基づいて、前記画像データの伸張方法を変更する
ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するための別の本発明は、原稿画像を読み取る複数のセンサがライン状に配列され、1ラインずつ前記原稿画像を読み取り、前記センサごとに画像データを出力するイメージセンサを備えた画像読取装置を用いた画像読取方法であって、
前記複数のセンサそれぞれから出力された前記原稿画像の画像データのうち、前記複数のセンサそれぞれで読み取られた一端側の画素の画像データと、該画素の他の残りの画素の画像データとを異なる圧縮方法により圧縮する圧縮工程と、
前記圧縮工程により圧縮された画像データを格納手段に格納する格納工程と、
前記格納手段から出力された前記画像データを伸張手段によって伸張する工程と、
前記伸張手段に入力される画素数をカウント手段によってカウントするカウント工程と、
前記複数のセンサごとに読み取りに使用される画素数と、前記カウント工程においてカウントされた画素数とに基づいて、前記伸張手段による前記画像データの伸張方法を変更する工程と
を有することを特徴とする。
本発明により、新たに圧縮用のラインメモリを保持することなく、比較的簡単な回路構成によるマルチ出力タイプのイメージセンサによる画像読取装置およびその画像読取方法を提供することが可能となる。
以下に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
1ライン上に3つのセンサチップが設けられ、3つのセンサからの出力が並列に行なわれる「マルチ出力タイプ」のイメージセンサで原稿の画像を読み取った場合の、本発明の画像データの圧縮処理及び伸張処理を、図1及び図2A、図2Bを用いて説明する。
まず、1ラインのイメージセンサは左端のセンサ列206、中央のセンサ列207、右端のセンサ列208の3つから構成されており、対象となる原稿の画像を読み取る。センサ列とは、読取画素が列状に配置されているセンサチップのことを意味する。読み取り後、図2Aのように各センサ列から並列に画像データが順次A/D変換部112へ出力される。各センサ列からの画像データはシリアルに出力される。画像データ圧縮部205での圧縮処理において、左端のセンサ列206から最初に出力される画素の画像データ400は、前画素(隣の画素)の画像データが存在しない。このため、1画素分の16bitのデータの内の上位8bitのデータを使って16bitから8bitへ画像データを圧縮する。画像データ400以降にセンサ列206から出力されるその後の画素についての画像データは、DPCMエンコード方式によって圧縮処理される。
一方、中央のセンサ列207から最初に出力される画素の画像データ402は、本来、左端のセンサ列206から最後に出力される画素の画像データ401に基づいて圧縮されるべきである。また、同様に右端のセンサ列208から最初に出力される画素の画像データ404は、本来中央のセンサ列206から最後に出力される画素の画像データ403に基づいて圧縮されるべきである。しかし、「マルチ出力タイプ」のイメージセンサにおいてこのように圧縮されるためには1ライン分のラインメモリを保持しなければならない。例えば、センサ列207の画像データ402をDPCM圧縮するためには、センサ列206の画像データ401が必要である。ところが画像データ401は、画像データ402よりも読み取るタイミングが早いため、画像データ402を保持しておくメモリ領域が必要となる。したがって、そのような不要なラインメモリを持たずに圧縮処理をするために、センサ列207、208の最初の画素の画像データ402、404もセンサ列206の最初の画素の画像データ400と同様の圧縮を行う。つまり、1画素分の16bitの画像データの内の上位8bitの画像データを使って16bitから8bitへ画像データを圧縮する。なお、その後の画像データは、DPCMエンコード方式によって圧縮する。図2Aにおいて、405は、センサ列208から出力される最後の画素データである。
次に、伸張処理について同様に図1及び図2Bをもとに説明する。
画像データ圧縮部205において画像データが8bitに圧縮されてからDMAコントローラ117を介してRAMに書き込まれるまでの間は、図1で示される通り、各センサ列から出力された画像データは順次並列に処理される。RAMから画像データが読み出される際、例えばエッジ強調などのその後に行われる画像処理を考慮して、原稿画像の1ライン分の画素についての画像データをこの1ライン分の画素の並び順に対応して並べ替えて読み出される。圧縮後であるためデータ量が小さく、よって1ライン分の画素についての画像データを持ったとしても、メモリの容量が少なくて済むことは言うまでもない。
伸張時は、図2Bのように圧縮後の原稿画像の1ライン分の画素についての画像データをこの1ライン分の画素の並び順に対応して並べ替えた後、その順番でシリアルに画像データを伸張部に入力し、順次伸張処理をする。この伸張処理において、画像データ400はセンサ列206から出力された最初の画素の画像データである。従って、入力された8bitの画像データを、伸張後の16bitの画像データにおける下位の8bitの画像データとして16bitに伸張する。つまり、伸張処理後のデータ[15:0]=伸張処理前のデータ[7:0]+伸張処理前のデータ[7:0]とする。その後の画素の画像データは、順次DPCMデコード方式によって16bitに伸張する。
「シングル出力タイプ」のイメージセンサでは、最初の画素の画像データ以外はDPCMデコード方式によって伸張すればよい。しかし、「マルチ出力タイプ」のイメージセンサでは、センサ列207から出力される最初の画素の画像データ402は、センサ列206から出力される最後の画素の画像データ401に基づいて圧縮されているのではない。センサ列206から出力される最初の画素の画像データ400と同様に、16bitの画像データの内の上位8bitの画像データに基づいて圧縮されている。このため、画像データ402は画像データ400と同様の伸張処理を施している。
したがって、画像データ402が伸張部に入力されたタイミングで、それまで行われていたDPCMデコード方式での伸張処理を一旦変更し、その後、再びDPCMデコード方式での伸張処理をしている。なお、画像データ404についても同様である。つまり、圧縮後の1ライン分の画素の画像データを伸張する際、画像データの途中の伸張処理において、各画素の画像データの圧縮方法によって各画素の画像データの伸張処理方法を変えている。
図3は、本発明を適用可能な画像読取装置101の全体構成図である。
103はシステム全体を制御するメインCPUであり、ROM制御部105を介してROM106に格納された制御プログラムを読み出して実行する。114はCPU103のワークエリアおよび読み取った画像データを格納する記憶部としてのRAMであり、RAM制御部110を介して書き込み及び読み出しが行われる。108はこの画像読取装置に備えられたモータ113を制御するモータ制御部である。107は画像データの読み取り制御部である。読み取り制御部107は光源電流制御部111に対して光源115の点灯消灯制御信号を送り、光源115は光源電流制御部111を介して適切な電流値で上記点灯消灯制御信号に基づいて点灯消灯動作を行う。光源115から読み取り対象となる原稿に光を照射し、電荷蓄積型のイメージセンサ116によって該原稿からの反射光を光電変換して画像信号を蓄積する。読み取り制御部107はイメージセンサ116に対してライン同期信号を送り、イメージセンサ116は上記ライン同期信号に基づいて、順次画像信号を出力する。イメージセンサ116から出力された画像信号はA/D変換部112においてデジタルデータに変換され、順次読み取り制御部107に転送される。読み取られた画像データは、読み取り制御部107で処理され、DMAコントローラ117を介してRAM114に格納される。その後、画像データはRAM114からDMAコントローラ118を介して順次読み出され、画像処理部109によって画像処理され、USBデバイスI/F104を介して順次Host PC102に転送される。
図1を用いて読み取り制御部107の詳細を説明する。図2Aのようにセンサ列206、207、208の3つの領域に分割されたイメージセンサ116によって読み取られた画像データは、A/D変換部112によってデジタルデータに変換される。その後、読み取り制御部107に送られる。さらに、画像データパック部201において、A/D変換部112からシリアルに入力されたデジタルデータを各画素16bitのデータにパッキングする。また、同時に、各センサ列(センサチップ)から並列に出力される画像データを読み取り制御部107内の各々のデータ処理チャンネル(0ch、1ch、2ch)に振り分ける。各チャンネルに振り分けられた画像データは順次シェーディング補正部202、γ補正部203に入力され、それぞれシェーディング補正処理、γ補正処理される。その後、画素切り出し部204において所望の画像データ範囲のみを切り出し、切り出された画像データは、RAM114の容量削減のため、画像データ圧縮部(エンコード部)205において圧縮する。そして、圧縮された画像データは、DMAコントローラ117を介して、RAM114に順次格納される。
RAM114に格納された圧縮後の画像データは、DMAコントローラ118を介して原稿画像の1ライン分の画素の並び順に対応した順番で順次読み出され、画像処理部109にシリアルに入力される。画像処理部109において、画像データ圧縮部205にて圧縮された画像データが順次伸張処理された後、様々な画像処理を施され、Host PC102へ転送される。
ここで、画像処理部109における伸張処理の流れについて図4を元にさらに詳細に説明する。
まず、画像処理部109内の画像データ伸張部300の内部レジスタ301に、画素数を設定する(つまり、画像処理部109は、画素数設定部として機能する)。具体的には、(1)左端のセンサ列206の、最初に出力される画素の画像データ400をスタートとし、中央のセンサ列207から最初に出力される画素の画像データ402までに至る画素数を第1の画素数として設定する。同様に、(2)左端のセンサ列206の、最初に出力される画素の画像データ400をスタートとし、右端のセンサ列208から最初に出力される画素の画像データ404までの画素数を、第2の画素数として設定する。同時に、(3)設定した第1の画素数と第2の画素数に達したタイミングで、データの伸張方式を「変更する」かまたは「変更しない」ようにいずれかを設定しておく。本実施例では、DPCMデコード方式をそのタイミングでリセットするように設定しておく。画像データ伸張部300には、シリアルに入力される画像データの数を画素ごとに数えるカウンタ302が実装されており、順次入力される画像データから画素数を計数する。
内部レジスタ301に、最初に入力される画素の画像データ400は、圧縮前の16bitの画像データにおける上位の8bitを用いて、16bitから8bitに圧縮されている。このため、この8bitの画像データは、まずシリアルにRAM114から画像データ伸張部300に入力される。そして伸張後の16bitの画像データにおける下位の8bitの画像データとして、伸張演算処理部303で16bitの画像データに伸張される。その後に入力される画像データは、順次DPCMデコード方式によって伸張演算処理部303において伸張され、16bitに伸張されて出力される。DPCMデコード方式によって画像データを伸張する際、SRAM304に前画素の画像データを保存し、その都度読み出すことでDPCMデコードの処理を行う。カウンタ302は、伸張演算処理部303が伸張処理を行うと同時に、入力された画像データから画素数を順次計数しておく。
画像データ伸張部300内には、比較回路305が実装されており、カウンタ302によって計数された画素数と内部レジスタ301に設定した第1の画素数とを比較する。そして、両者が一致した場合、その一致したタイミングで、一致検出信号306を出力する。内部レジスタ301にDPCMデコード方式でのデコードをリセットする設定がされている場合、一致検出信号306との論理演算が成される。その後、伸張演算処理部303にDPCMデコード方式でのデコードをリセットするリセット信号307を出力する。リセット信号307が出力された上記タイミングで伸張演算処理部303はDPCMデコード方式でのデコードをリセットする。すなわち、そのタイミングで画像データ伸張部300に入力された画像データ402に対して、DPCMデコード方式ではない伸張処理を行なう。具体的には、伸張後の16bitの画像データにおける下位の8bitの画像データとして16bitの画像データに伸張する方式で伸張する。その後の画素についての画像データについては、再び順次DPCMデコード方式で伸張し、16bitに伸張する。
同様に、カウンタ302によって計数された画素数と内部レジスタ301に設定した第2の画素数とを比較する。そして、両者が一致した場合、その一致したタイミングで、一致検出信号308を出力する。内部レジスタ301にDPCMデコード方式でのデコードをリセットする設定がなされていた場合、この一致検出信号308との論理演算が成される。その後、伸張演算処理部303にDPCMデコード方式でのデコードをリセットするリセット信号307を出力する。リセット信号307が出力された上記タイミングで伸張演算処理部303はDPCMデコード方式でのデコードをリセットする。そのタイミングで画像データ伸張部300に入力された画像データ404に対して、DPCMデコード方式ではない伸張処理を行なう。具体的には、伸張後の16bitの画像データにおける下位の8bitの画像データとして16bitの画像データに伸張する方式で伸張する。その後の画素についての画像データについては、再び順次DPCMデコード方式で伸張し、16bitに伸張する。
圧縮後の1ライン分の画素の画像データが全て伸張されて、次の圧縮後の1ライン分の画素の画像データが画像データ伸張部300に入力されると、カウンタ302はクリアされる。新たに入力された1ライン分の画素の画像データも上記と同様に順次伸張処理される。
以下に、本発明の画像読み取り方法の一例について図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS110で、センサ列それぞれから出力された各1ライン分の原稿画像の画像データを、原稿画像の1ライン分の画素の並び順に応じて異なる圧縮方法により圧縮する。具体的には、前記センサ列それぞれで読み取られた一方の端(一端側)の画素の画像データと該画素以外の残りの画素の画像データとを異なる圧縮方法により圧縮する。例えば、センサ列の一端側の画素の画像データは該画素の画像データに基づいて圧縮し、前記残りの画素の画像データは先に読み取られる隣の画素の画像データに基づいて圧縮する。次に、ステップS120で、圧縮された画像データをメモリに格納する。次に、ステップS130で、圧縮後の画像データについて、原稿画像の1ライン分の画素の並び順に対応して前記メモリから画像データをシリアルに読み出す。次に、ステップS140で、ステップS130で読み出した画像データに対応する画素数を計数する。そして、ステップS150で、ステップS140で計数された画素数に応じて、異なる圧縮方法に対応する複数種類の伸張方法により、読み出した画像データを伸張する。このように読み取り対象の原稿画像の読み取りが終了するまで行う(ステップS160)。
このように、本発明の画像読取装置の構成では、マルチ出力タイプのイメージセンサを用い、指定したタイミングで指定した方法にて伸張方式を変更することが可能である。カウンタによるカウントと、設定した処理方法の選択有無を選ぶだけの簡単な回路構成であり、データ圧縮に際して新たにデータ保持用のラインメモリを備えることなく圧縮処理、伸張処理をすることができる。また、DPCMデコード方式でデコードすることをリセットする画素数を任意に設定可能にすることで、イメージセンサの仕様に関わらず適用することが可能となる。また、元の画像データから希望の画像範囲を切り出す処理を行った場合など、処理すべき画素数がその都度異なる場合においても適用することが可能となる。さらに、DPCM方式でデコードすることをリセットする画素数を複数設定可能とすることで、3つより多いパラレル出力を行うイメージセンサに対しても適用することが可能となる。(5つのパラレル出力、6つのパラレル出力を行うイメージセンサ等)。また、伸張方法を、リセットするか否かをユーザにより設定可能(伸張方法選択可能)とすることで、3つより少ないパラレル出力を行うイメージセンサ(2つのパラレル出力を行うイメージセンサ等)に対しても適用することが可能となる。
本発明の画像読取装置における読み取り制御部での画像データの流れを示す図である。 マルチタイプの出力センサによる画像データの圧縮処理の流れを示す図である。 マルチタイプの出力センサによる画像データの伸張処理の流れを示す図である。 本発明の実施例である画像読取装置の全体構成図である。 本発明の実施例である画像読取装置内部の画像データ伸張部の構成図である。 本発明の画像読み取り方法の一例を示すフローチャートである。 従来の画像読取装置における読み取り制御部での画像データの流れを示す図である。
符号の説明
101 画像読取装置
107 読み取り制御部
109 画像処理部
114 RAM
116 イメージセンサ
206 センサ列
207 センサ列
208 センサ列

Claims (6)

  1. 原稿画像を読み取る複数のセンサがライン状に配列され、1ラインずつ前記原稿画像を読み取り、前記センサごとに画像データを出力するイメージセンサを備えた画像読取装置であって、
    前記複数のセンサそれぞれから出力された前記原稿画像の画像データのうち、前記複数のセンサそれぞれで読み取られた一端側の画素の画像データと、該画素の他の残りの画素の画像データとを異なる圧縮方法により圧縮する圧縮手段と、
    前記圧縮手段により圧縮された画像データを格納する格納手段と、
    前記格納手段から出力された前記画像データを伸張する伸張手段と、
    前記伸張手段に入力される画素数をカウントするカウント手段と、
    前記複数のセンサごとに読み取りに使用される画素数を判定する判定手段とを備え、
    前記伸張手段は、前記カウント手段によりカウントされた画素数、前記判定手段により判定された画素数とに基づいて、前記画像データの伸張方法を変更する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記格納手段に格納された前記複数のセンサごとの画像データを、前記原稿画像の1ライン分の画素の並び順に対応した順番で読み出し、前記圧縮手段にシリアルに入力する制御手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載された画像読取装置。
  3. 前記圧縮手段は、前記複数のセンサそれぞれの一端側の画素の画像データは該画素の画像データに基づいて圧縮し、前記残りの画素の画像データは先に読み取られる隣の画素の画像データに基づいて圧縮する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記判定手段により判定される画素数は、前記複数のセンサそれぞれ画素数である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載画像読取装置。
  5. 前記伸張手段は、前記複数のセンサそれぞれの一端側の画素の画像データは該画素の画像データに基づいて伸張し、前記残りの画素の画像データは先に読み取られる隣の画素の画像データに基づいて伸張する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載画像読取装置。
  6. 原稿画像を読み取る複数のセンサがライン状に配列され、1ラインずつ前記原稿画像を読み取り、前記センサごとに画像データを出力するイメージセンサを備えた画像読取装置を用いた画像読取方法であって、
    前記複数のセンサそれぞれから出力された前記原稿画像の画像データのうち、前記複数のセンサそれぞれで読み取られた一端側の画素の画像データと、該画素の他の残りの画素の画像データとを異なる圧縮方法により圧縮する圧縮工程と、
    前記圧縮工程により圧縮された画像データを格納手段に格納する格納工程と、
    前記格納手段から出力された前記画像データを伸張手段によって伸張する工程と、
    前記伸張手段に入力される画素数をカウント手段によってカウントするカウント工程と、
    前記複数のセンサごとに読み取りに使用される画素数と、前記カウント工程においてカウントされた画素数とに基づいて、前記伸張手段による前記画像データの伸張方法を変更する工程と
    を有することを特徴とする画像読取方法。
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