JP4981702B2 - 風力発電装置 - Google Patents
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Description
このような場合には、翼ピッチシステムや、増速機や、主軸受などのオイル系統を再び作動させるため、オイルを約0℃から10℃まで電気ヒータで加熱していた。
本発明の風力発電装置は、複数のブレードを備えるロータの回転により発電を行う発電設備が収納されるナセルと、該ナセルの通常運転時に風上側となる壁面に開口する通風口部と、前記通風口部に配置され、前記発電設備の潤滑剤と外気との間で熱交換を行う熱交換部と、が設けられていることを特徴とする。
一方、熱交換部に流入する潤滑剤、例えば潤滑オイルや冷却水などの流体の熱により、熱交換部に付着した氷が溶けるため氷結による通風口部の閉塞が防止される。
また、通風口部にガラリを設け、ガラリと熱交換部を熱的に接続することで、潤滑オイルの熱により熱交換部を閉塞させた氷が溶かされるため、氷結による熱交換部の性能低下を抑制することが可能となり、ナセル内機器温度制御の信頼性を向上できるという効果を奏する。
加えてガラリに風圧によって開閉される遮断板を設置し、ナセル内への寒冷外気の流入を抑制することで、潤滑オイルや冷却水を加熱するヒータの容量を小さくできコスト低減が可能となるという効果を奏する。これと異なり遮断板による開閉を強制的に制御する場合、意図しない風の吹き込みによる遮断板の開閉を防止できるため、ナセル内機器温度制御の信頼を向上できるという効果を奏する。
以下、本発明の第1の実施形態に係る風力発電装置について図1から図4を参照して説明する。図1から図4ではナセル内外から空気を移送するための開口部を、ナセル前面に設け、開口部を給気口として用いる場合について図示している。
図1は、本実施形態に係る風力発電装置の構成を説明する全体図である。
風力発電装置1は、風力発電を行うものである。
風力発電装置1には、図1に示すように、基礎B上に立設された支柱(タワー)2と、支柱2の上端に設置されたナセル3と、略水平な軸線周りに回転可能にしてナセル3に設けられたロータヘッド(ロータ)4と、ロータヘッド4を覆う頭部カプセル5と、ロータヘッド4の回転軸線周りに放射状に取り付けられる複数枚の風車回転翼(ブレード)6と、ロータヘッド4の回転により発電を行うナセル内機器(発電設備)7と、が設けられている。
ナセル3は、図1および図2に示すように、ロータヘッド4を回転可能に支持するとともに、内部にロータヘッド4の回転により発電を行うナセル内機器7が収納されている。
ナセル3におけるロータヘッド4側の前面の下部には、図2に示すように開口部(通風口部)51が設けられている。
開口部51は、ナセル3外からナセル3内へ外気を導入する流路であって、ナセル3の外側から内側に向かって順に、ガラリ52と、後述する熱交換部13と、開度調節部53と、ファン54とが設けられたものである。
ガラリ52は、開口部51内における最もナセル3の外側に配置されたものであって、雨などが開口部51内に侵入することを防止するものである。さらに、ガラリ52は、熱交換部13と金属ステイなどにより熱的に接続して配置されている。
このように構成することで、桁材56により開口部51内への雨水や氷雪の侵入が抑制される。
開度調節部53には、例えば略水平方向(図3の紙面に対する垂直方向)に延びる複数の回動軸61と、回動軸61から延び、重力または通風路51を流れる外気の流れにより回動する遮蔽板62と、が設けられている。
開度調節部53を構成する材質としては、例えば、ステンレス鋼や、アルミニウムなどの高温に耐えうる材料が好ましい。
これにより、風車回転翼6にロータヘッド4の回転軸線方向から風が当たると、風車回転翼6にロータヘッド4を回転軸線周りに回転させる力が発生し、ロータヘッド4が回転駆動される。
主軸受タンク22には、内部に貯留された主潤滑オイルを加熱する主軸受ヒータ23が設けられている。
増速機タンク32には、内部に貯留された潤滑オイルを加熱する増速機ヒータ33が設けられている。
発電機熱交換部15は、ナセル3の後方に延びる発電機ダクト15Dと接続されている。発電機熱交換部15において吸熱した空気は、発電機ダクト15Dを通じてナセル3の後方へ排気される。
風力発電装置1においては、ロータヘッド4の回転軸線方向から風車回転翼6に当たった風力エネルギが、ロータヘッド4を回転軸線周りに回転させる動力に変換される。
ここで、少なくとも発電を行っている間は、風力エネルギを風車回転翼に効果的に作用させるため、適宜ナセル3を水平面上で回転させることにより、ロータヘッド4は風上に向けられている。
熱を吸収して温度が上昇した外気は、開度調節部53を通過してナセル3の内部に流入する。
これにより、ナセル3外側の外気が、開口部51を介してナセル3の内部に流入することを抑制できる。
本願の発明は、熱交換部13で熱交換される流体を潤滑オイルに限定する発明でなく、熱交換部13で冷却水など他の流体が熱交換される発明でもよい。
その場合、風圧による熱交換器13の性能向上の効果は小さくなるが、熱交換器13に付着した氷を潤滑オイルや冷却水などの顕熱により溶かすことにより、寒冷地域でのナセル内機器温度制御の信頼性を向上する効果は維持される。
次に、本発明の第2の実施形態について図5を参照して説明する。図5はナセル内外から空気を移送するための開口部を、ナセル前面に設け、開口部を給気口として用いる場合について図示している。
本実施形態の風力発電装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、開度調節部の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図5を用いて開度調節部の構成のみを説明し、その他の構成等の説明を省略する。
図5は、本実施形態に係る風力発電装置の開度調節部の構成を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
開度調節部153には、略水平方向(図5の紙面に対する垂直方向)に延びる回動軸61と、回動軸61から延び、回動する遮蔽板62と、遮蔽板62の回動角を制御するモータ(駆動部)163と、が設けられている。
例えば、風力発電装置101における発電量が増加し、増速機12や主軸受11などにおける発熱量が増加する場合には、遮蔽板62をファン54の起動に連動してモータ163により回動させ、熱交換部13を通過する外気の流量を増加させる。
一方、風力発電装置101における発電が停止された場合には、遮蔽板62を下方にモータ163により下ろして開口部51を閉じる。
その場合、風圧による熱交換器13の性能向上の効果は小さくなるが、熱交換器13に付着した氷を潤滑オイルや冷却水などの顕熱により溶かすことにより、寒冷地域でのナセル内機器温度制御の信頼性を向上する効果は維持される。
次に、本発明の第3の実施形態について図6を参照して説明する。図6ではナセル内外から空気を移送するための開口部を、ナセル前面に設け、開口部を給気口として用いる場合について図示している。
本実施形態の風力発電装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、開口部近傍の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図6を用いて開口部近傍の構成のみを説明し、その他の構成等の説明を省略する。
図6は、本実施形態に係る風力発電装置の風路近傍の構成を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
その場合、風圧による熱交換器13の性能向上の効果は小さくなるが、熱交換器13に付着した氷を潤滑オイルや冷却水などの顕熱により溶かすことにより、寒冷地域でのナセル内機器温度制御の信頼性を向上する効果は維持される。
3 ナセル
4 ロータヘッド(ロータ)
6 風車回転翼(ブレード)
7 ナセル内機器(発電設備)
13 熱交換部
51,251 開口部
52 ガラリ
53 開度調節部
54 ファン
163 モータ(駆動部)
Claims (6)
- 複数のブレードを備えるロータの回転により発電を行う発電設備が収納されるナセルと、
該ナセルの通常運転時に風上側となる壁面に開口する通風口部と、
前記通風口部に配置され、前記発電設備の潤滑剤と外気との間で熱交換を行う熱交換部と、
が設けられていることを特徴とする風力発電装置。 - 前記通風口部内における前記熱交換部よりも外側にガラリが設けられ、
該ガラリと前記熱交換部は熱的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の風力発電装置。 - 前記通風口部内には、前記通風口部の流路面積を調節する開度調節部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の風力発電装置。
- 前記開度調節部には、略水平方向に延びる回動軸線を中心に回動する遮蔽板が複数設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の風力発電装置。
- 前記開度調節部には、前記複数の遮蔽板の回動角を制御する駆動部が設けられていることを特徴とする請求項4記載の風力発電装置。
- 前記熱交換部の後流側に、前記通風口部を介して外気を前記ナセル内に誘引するファンが設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の風力発電装置。
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