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JP4980593B2 - サスペンションプレヒータのサイクロン内筒 - Google Patents

サスペンションプレヒータのサイクロン内筒 Download PDF

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JP4980593B2 JP2005223596A JP2005223596A JP4980593B2 JP 4980593 B2 JP4980593 B2 JP 4980593B2 JP 2005223596 A JP2005223596 A JP 2005223596A JP 2005223596 A JP2005223596 A JP 2005223596A JP 4980593 B2 JP4980593 B2 JP 4980593B2
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    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
    • B04C5/00Apparatus in which the axial direction of the vortex is reversed
    • B04C5/12Construction of the overflow ducting, e.g. diffusing or spiral exits
    • B04C5/13Construction of the overflow ducting, e.g. diffusing or spiral exits formed as a vortex finder and extending into the vortex chamber; Discharge from vortex finder otherwise than at the top of the cyclone; Devices for controlling the overflow

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  • Cyclones (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Description

本発明は、複数個の構成要素が円周方向と高さ方向とに接続されて、所定径、所定高さのサイクロン内筒が形成される、サスペンションプレヒータのサイクロン内筒に関するものである。
セメント製造装置は、周知のようにロータリーキルンを備えている。そして、石灰石、粘土、珪石等からなる微粉砕されたセメントの混合原料は、このロータリーキルンに投入され、そして例えば1,450℃程度の高温で焼成される。このときロータリーキルンから排出される排ガスの温度は、1,000℃程度にも達する。そこで、ロータリーキルンに供給する混合原料を、この高温の排ガスで予熱することが行われている。この予熱には一般にサイクロンが使用される。サイクロンは、周知のように概略円筒状の本体部と、この本体部からテーパ状に絞られているテーパ部とから構成されている。そして、本体内部には、サイクロン内筒が設けられている。したがって、混合原料と排ガスとをサイクロンに供給すると、原料と排ガスの混合物はサイクロン本体内でサイクロン内筒の外側で旋回し、比重の大きい原料はテーパ部の下方から排出され、排ガスはサイクロン内筒を通って上方から排出される。この間に混合原料と排ガスは分離されると共に、熱交換され原料は予熱される。
このように、サイクロン本体内部にサイクロン内筒が設けられているので、原料と排ガスの混合物の分離が高められ、また熱交換率も向上するが、ロータリーキルンから排出される排ガスは、前述したように温度が高く、また金属を腐食させる成分も含んでいる。そこで、サイクロン内筒は、不錆鋼板から円筒状に曲げ加工され、そして端部が溶接により接合され筒状に一体化されている。または、耐熱合金から鋳造により一体形成されている。
ところで、前述したようにサイクロン内筒には高熱が不均一に加わり、熱応力が生じるが、上記のサイクロン内筒は、一体構造物であるので、熱応力により歪、割れ等が発生する。また、局部的に異常高温になる部分があり、この部分から腐食も生じる。そうすると、交換しなければならないが、セメント製造装置に使用されるサイクロン内筒は、直径が2,100〜4,100mm、高さが2,000mm程度もあり、一体物の交換は、卷揚げ機等を使用した大がかりな作業となる。また、局部的に損傷を受けているにも拘らず、全体を交換しなければならず、不経済でもある。
実公平2ー7436号公報 特開平6−101977号公報
そこで、円周方向と高さ方向とに分割した構成部材から形成される分割組立式サイクロン内筒が、特許文献1により提案されている。この内筒の構成部材は、上下端部に結合部が形成され、また両側部には組立てたとき内側に位置する部分に突出したフランジが縦方向に設けられ、このフランジにはボルト挿通用の孔が形成されている。上記のサイクロン内筒は、分割組立式であるので、一体化されている前述のサイクロン内筒に比較すると、熱応力による歪、割れ等に対する問題はある程度改善されている。また分割式であるため、1個の構成部材は比較的軽く、サイクロン本体内へ搬入し、そして組立てることも比較的容易と認められる。さらには、サイクロン内筒の局部的な補修、取り替えもできることは認められる。しかしながら、サイクロンの構成部材は、円周方向はフランジをボルト締めすることにより、一体化されているので、円周方向の熱収縮は吸収することができず、歪、割れ等の問題は避けられない。また多数のボルトが使用されているので、組立にも、分解にも手間がかかる欠点がある。
そこで、本出願人は、上記のような問題を解決したサイクロン内筒を特許文献2によりを提案している。このサイクロン内筒は、複数個の構成要素から構成され、円周方向と高さ方向とに吊り下げ接続され、所定径、所定高さの内筒が形成されるようになっている。
本出願人が提案している上記サイクロン内筒は、複数個の構成要素が円周方向と高さ方向とに接続されて、所定径、所定高さに形成されるので、熱による応力がいずれの方向に生じても吸収でき、構成要素に歪、割れ等が発生するようなことがないという利点があり、また構成要素の、組み立てられたとき上方に位置する上方部には複数個の第1係合要素が設けられ、下方に位置する下方部には第1係合要素と係合する第2係合要素が設けられているが、これらの第1、2係合要素は、高さ方向に接続されるときは、上段の構成要素に下段の構成要素が跨って懸架されるので、下段の構成要素で動きが拘束される。したがって、円周方向の接続強度が大きくなり、構成要素が稼動中に揺れ動くようなことはなく、従来のようなボルト締めの煩わしさもなく、簡単に吊り下げ組立ができ、また分解も容易であるという利点を有する。このような、数々の利点を有するので、使用上は格別に問題はなく、現在も有効に実施されている。
しかしながら、サイクロン内筒の製造コストが高くなることがあり、また構成要素の在庫管理が複雑になることもある。さらに詳しく説明すると、前述したようにサイクロン内筒は、直径が2,100〜4,100mm、高さが2,000mmのように、大きさがまちまちであり、したがって構成要素の大きさもまちまちになり、構成要素を鋳造する鋳型もまちまちになる。その結果、製造コストが高くなることがある。また、大きさの異なる複数個の構成要素を製造して、保管しなければならないので、在庫管理が複雑になる。さらには、複数個の設備に使用されているときに、大きさが異なるので流用できない問題、工場間でも流用できないという問題もある。このような問題あるいは欠点は、サイクロン内筒の構成要素が不錆鋼板から曲げ加工されている場合についてもいえる。
本発明は、上記したような問題点を解決したサスペンションプレヒータのサイクロン内筒を提供することを目的としている。具体的には、低コストで製造でき、そして在庫管理も容易なサイクロン内筒を提供することを目的としている。また、設備間あるいは工場間でも流用できるサイクロン内筒を提供することも目的としている。また、他の発明は、上記目的に加えて、熱応力を逃すことができるサイクロン内筒を提供することを目的としている。
サスペンションプレヒータのサイクロン内筒は、前述した説明からも明らかなように精密機械製品ではない。また、その直径は2,100〜4,100mmにわたり、大きさはまちまちであるが、直径が数ミリ単位で変化する内筒は要求されない。一方、サイクロン内筒は円筒形を呈しているので、その円周と直径は円周率πに関係している。そして、サイクロン内筒を構成している構成要素の円弧の長さも、円周率πに関係している。
本発明は、これらの知見に基づいてなされたものであって、本発明の前記目的は、構成要素の円弧の長さを円周率πの所定倍に選定することにより達成される。具体的には、円周率πの100倍にすることにより達成される。100倍すると、円弧の長さが314mmとなり、この構成要素を円周方向に例えば30枚配置すると、直径が3,000mmのサイクロン内筒が得られ、31枚配置すると直径が3,100mmの内筒が得られる。このように、構成要素の使用枚数を増減することにより、直径が100mm単位で大きさの異なるサイクロン内筒が得られる。また、このような構成要素に対して、高さ方向は例えば760mm,660mmまたは560mmの3種が組み合わされる。これにより、高さ方向も100mm単位に変化するサイクロン内筒が得られる。
かくして、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、正面形状は略長方形を呈し平面形状は円弧状を呈する複数枚の耐熱合金あるいは不錆鋼の構成要素からなり、これらの構成要素が円周方向と高さ方向とに接続されて、所定径、所定高さのサイクロン内筒が構成されるものにおいて、前記構成要素の円弧長さは、314mmに選定されている。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のサイクロン内筒において、前記構成要素の高さは760mm、660mmまたは560mmに選定され、そして請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のサイクロン内筒において、構成要素の、組み立てられたとき上方に位置する上方部には複数個の吊部が設けられ、下方に位置する下方部には前記吊部と係合する複数個の係止部が設けられ、前記吊部と係止部は、前記構成要素が前記吊部と係止部とにより円周方向に連続して吊り下げられるときは、隣り合う構成要素の側部が互いに多少の遊びをもって突き合わされるような位置に、そして高さ方向に吊り下げられるときは、上段の隣合う構成要素の両方に跨って下段の構成要素が懸架されるような位置に設けられている。
以上のように、本発明によると、サイクロン内筒を構成している構成要素の円弧長さが円周率πの100倍である314mmに選定されているので、所定枚数の構成要素を円周方向に接続すると所定径のサイクロン内筒が得られる。このとき、使用枚数を適宜増減することにより、直径100mm単位で変化させた所望の直径のサイクロン内筒が得られる。したがって、本発明によると、サイクロン内筒を構成している構成要素を規格化でき、サイクロン内筒の製造コストを低減できる。また、在庫管理も容易になり、さらには設備間あるいは工場間で流用もできる。他の発明によると、構成要素の側部は組み立てられたとき隣りの構成要素と多少の遊びをもって当接される突合わせ部となっているので、上記のような効果に加えて、熱変形を逃す効果も得られる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1の(イ)に示されているように、本実施の形態に係わるサイクロン1も、外形は従来のサイクロンと同様に概略的には、略筒状を呈する円筒部2と、この円筒部2から下方に向かって順次縮径されているテーパ部3とからなっている。そして、円筒部2の上方の中心部には排出管4が接続され、円筒部2の周壁には供給管5が接線方向に設けられている。このように構成されているサイクロン1の円筒部2の内側に、サイクロン内筒10が所定の間隔をおいて設けられている。サイクロン内筒10は、耐熱合金の鋳造製あるいは不錆鋼板の板金加工製の、複数枚の構成要素11、11、…からなっている。そして、円筒部2の内部において上方から吊り下げられている。したがって、供給管5から高温の排ガスとセメントの原料とを矢印方向に供給すると、これらの混合物は円筒部2の内部の、サイクロン内筒10の外側空間で旋回する。この過程で、比重の大きい原料はテーパ部3の内壁に沿って下降し、アンダーフロー管6から例えばロータリキルンへと排出される。一方、比重の小さい排ガスは、サイクロン内筒10から排出管4を経て例えば次の段のサイクロンに供給される。このようにして、原料は予熱される。このようなサイクロンは複数段に設けられている。
サイクロン内筒10は、上記のように複数枚の構成要素11、11、…からなり、次のように組み立てられている。すなわち、サイクロン1の円筒部2の最上位に複数個の吊下げ金具20、20、…が取り付けられ、そしてこれらの吊下げ金具20、20、…に最上段の構成要素11、11、…の上方端部が吊り下げられる。次段の構成要素11、11、…の上端部は、最上段の構成要素11、11、…の下端部に吊り下げられ、以下同様に吊り下げられ、最下段の構成要素11、11、…の下端部に連結金具30が取り付けられる。したがって、以下吊下げ金具20、構成要素11、連結金具30の順に説明する。
図2の(イ)は、1個の吊下げ金具20の側断面図で、その(ロ)はその平面図であるが、これらの図に示されているように吊下げ金具20は、サイクロン1の構成部材KにボルトBで固定される基部21と、この基部21から実質的に直角に所定高さまで立ち上がっている係止片23とから側面形状が略L字形を呈するように構成されている。基部21は、平面的には略台形状を呈し、その中央部と両側部とに補強用の中央リブ24と側部リブ25、25とが係止片23と一体的に形成されている。中央リブ24の両側には、取り付け用の長孔のボルト挿通孔22、22が開けられている。
係止片23は、後述するサイクロン内筒1の構成要素11と同じ幅で、同じ円弧状になっている。したがって、1個の吊下げ金具20に対して1枚の構成要素11が吊り下げられることになる。これにより、奇数枚の構成要素11、11、…を配置できることになる。このような大きさの係止片23の、中央リブ24と側部リブ25、25のと間は、係止部26、26となり、これらの係止部26、26に構成要素11が吊り下げられる。なお、係止部26、26の間隔は「Lk」となっている。
図3の(イ)は、サイクロン内筒10の構成要素を一部組立て、サイクロン内筒10の内側から見た正面図で、その(ロ)は(イ)において矢印ローロ方向に見た断面図であり、図1の(ロ)はサイクロン内筒を組み立てたときの平断面図の一部であるが、これらの図に示されているように、サイクロン内筒10の構成要素11は、本実施例では吊り下げられる位置に関係なく、1種類の構成要素11からなっている。構成要素11は、正面から見ると略長方形を呈し、平面的には円弧状になっている。そして、円弧の長さは円周率πの所定倍例えば100倍に選定されている。これにより、所定枚数の構成要素11、11、…を用いて所定径のサイクロン内筒10を組み立てることができることになる。
以下、1枚の構成要素11についてさらに詳しく説明する。図1の(ロ)において、サイクロン内筒10の直径をD、サイクロン内筒10の構成要素11の円弧長さをA、使用する構成要素11の枚数をXとすると、
A=D・π/X (1) となる。
ところで、この円周率が存在すると、円弧長さAが小数点を有する長さになり木型あるいは鋳型の製作コストが高くなる。そこで、円弧長さAを円周率πのB倍とする。そうすると、
A=B・π=D・π/X すなわち、
D=B・X (2) となる。
今、例えばBを小数点が消える100とすると、D=100・Xとなり、構成要素11を例えば30枚使用すると、直径が3,000mm(D=100・30=3,000)のサイクロン内筒10が得られ、31枚にすると直径が3,100mmの内筒が得られる。このように使用する構成要素の数を増減して、直径100mm単位に変化させたサイクロン内筒10が得られる。現在実施されているサイクロン内筒10の直径は、前述もしたように、2,100〜4,100mm程度であり、また精密機械製品ではないので、直径が100mm単位で変化する内筒10を準備しておくことにより、発明の所期の目的が達成される。
サイクロン内筒10の直径は、いろいろ変化が可能である。例えば、円弧の長さAが円周率πの50倍の構成要素11を採用すると、直径を50mm単位で変化させることができる。これとは逆に、200倍の構成要素を採用すると、直径を200mm単位で変化させることができる。このように、サイクロン内筒10の直径は変化が可能であるが、円周率πの50倍の構成要素11を採用すると、構成要素11の使用枚数が増え、管理上必ずしも好ましくはない。これとは逆に200倍を採用すると、使用枚数は減るがサイクロン内筒10の円が歪になる。以上のような理由により、現在実用されているサイクロン内筒の直径が2,100〜4,100mm程度であることを考慮すれば、100倍程度が望ましいといえる。
また、長さ方向あるいは縦方向は格別に限定されないが、本実施の形態では例えば760、660および560mmのものが用意される。そして、これらの長短の構成要素11が適宜組み合わされて上下方向に接続される。これにより、所定高さのサイクロン内筒10が構成される。例えば、760mmの構成要素11を2段に、そして560mmの要素11を1段に接続すると、高さ方向が1980mmのサイクロン内筒10が得られる。同様にして、高さ方向も100mm単位の高低のサイクロン内筒10が得られる。このように構成されている構成要素11の両側部は、図1の(ロ)に示されているように、組み立てたとき隙間をもって当接する突合わせ部14となっている。この隙間のある突合わせ部14により、構成要素11の熱による膨張が吸収される。
上記のような形状及び大きさに選定されている構成要素11の上方部は、図3の(ロ)に示されているように外側に鈎型に曲げられて、図3の(イ)において点線で示されているように、一対の吊部12、12が形成されている。一対の吊部12、12の間隔「Lt」は、吊下げ金具の係止部26、26の間隔Lkに等しい。これにより、中央リブ24および側部リブ25、25により邪魔されることなく、構成要素11を吊り下げることができる。上記の一対の吊部12、12の間隔Ltは、図3の(イ)に示されているように、円周方向に順次吊り下げ組み立てたとき、隣の構成要素11の吊部12との距離Ltにも等しい。これにより、下段の構成要素11を、上段の構成要素11に対して千鳥状に吊り下げることができる。
構成要素11の下方部分には、構成要素11の厚みと略同じ寸法だけ半径外方に広がった拡径部15が形成されている。そして、この拡径部15の下端部は内側に鍵型に曲げられ、係止部16、16が2個宛設けられている。これらの係止部16、16の大きさおよび間隔Ltは、吊下げ金具20の係止片23の係止部26、26と同じである。
最下段に取り付けられる構成要素11も同様に構成されているが、その下端部に、図3の(ロ)に示されているように、連結金具30が装着される。連結金具30も同じ円弧状に形成され、そして構成要素11の係止部16、16に係合する一対の係合部が形成されている。この連結金具30は、隣り合った構成要素11、11の間に装着される。なお、構成要素11中の参照数字27は、摩耗チック用の薄肉穴を示している。
次に、上記実施の形態の作用について説明する。まず、吊下げ金具20、20、…をサイクロン1の円筒部2の上方の構成部材KにボルトB、Bにより取り付ける。一部を取り付けた状態が、図2の(ハ)あるいは図3に示されている。サイクロン内筒10は、前述もしたように直径が2,100〜4,100mmにも達するので、人が中に入って次のようにして吊り下げ作業を行う。すなわち、最初に上段Uを構成するために、構成要素11の吊部12、12を吊下げ金具20の係止部26、26に装着することにより吊り下げる。
次の中段Mは、上段Uの構成要素11、11、…に同様にして吊り下げ組み立てる。このとき、構成要素11の吊部12、12間の間隔Ltと、隣あった構成要素11、11の吊部12、12間の間隔Ltは等しいので、上段Uの隣り合った構成要素11に跨って、中段Mの構成要素11を前述したようにして上段Uの構成要素11に吊り下げる。このように跨って懸架すると、上段Uの構成要素11の隣り合った突合わせ部14が中段Mの構成要素11の縦方向の中心に来るようになる。その結果、上段Uの構成要素11、11、…の動きは拘束されることになる。以下同様にして必要な段数を吊り下げて組み立てる。このとき、構成要素11,11、…には拡径部15が形成されているので、構成要素11は略鉛直方向を向くことは明らかである。
最後に、図3に示されているように、最下段Dの隣あった構成要素11の下端部を、連結金具30、30、…で接続して組立を終わる。この連結金具30、30、…により稼動中に構成要素11、11、…が半径方向に揺れ、突合わせ部14、14、…が異常に開くこともないし、また交差することもない。逆の手順で取り外しができることは明らかである。
本発明は、色々な形で実施できる。例えば、吊下げ金具20の方に係合用の透孔を形成し、構成要素11の上方端部に、前記透孔に挿入される掛け具を設けても同様に実施できる。このとき、構成要素11の下端部には吊下げ金具20の透孔と同じ透孔を形成することは明らかである。掛け具と透孔は、相対的なものであるので、吊下げ金具に掛け具を、そして構成要素の方に透孔を形成しても同様に実施できることは明らかである。また、図1の(ロ)に示されている実施の形態では、突合わせ部14は構成要素11に略直角な側面からなっているが、この略直角な側面を斜面にするなどの他の形状に変形できることも明らかである。
本発明の実施の形態を示す図で、その(イ)はサイクロン全体を示す断面図、その(ロ)は一部の構成要素を組み立てた状態で示す模式的平面図である。 図2は、吊下げ金具の実施の形態を示す図で、その(イ)は1個の吊下げ金具の側断面図、その(ロ)はその平面図、その(ハ)は一部の吊下げ金具を取り付けた状態で示す模式的平面図である。 サイクロン内筒の構成要素を示す図で、その(イ)は構成要素を一部組立て、サイクロン内筒の内側から見た正面図、その(ロ)は(イ)において矢印ローロ方向に見た断面図である。
符号の説明
1 サイクロン 10 サイクロン内筒
11 構成要素 12 吊部
14 突合わせ部 16 係止部
20 吊下げ金具 23 係止片
24 中央リブ 25 側部リブ
26 係止部 30 連結金具

Claims (3)

  1. 正面形状は略長方形を呈し平面形状は円弧状を呈する複数枚の耐熱合金あるいは不錆鋼の構成要素からなり、これらの構成要素が円周方向と高さ方向とに接続されて、所定径、所定高さのサイクロン内筒が構成されるものにおいて、
    前記構成要素の円弧長さは、314mmに選定されていることを特徴とするサスペンションプレヒータのサイクロン内筒。
  2. 請求項1に記載のサイクロン内筒において、前記構成要素の高さは760mm、660mmまたは560mmに選定されていることを特徴とするサスペンションプレヒータのサイクロン内筒。
  3. 請求項1又は2に記載のサイクロン内筒において、構成要素(11)の、組み立てられたとき上方に位置する上方部には複数個の吊部(12,12)が設けられ、下方に位置する下方部には前記吊部(12,12)と係合する複数個の係止部(16,16)が設けられ、
    前記吊部(12,12)と係止部(16,16)は、前記構成要素が前記吊部(12,12)と係止部(16,16)とにより円周方向に連続して吊り下げられるときは、隣り合う構成要素の側部が互いに多少の遊びをもって突き合わされるような位置に、そして高さ方向に吊り下げられるときは、上段の隣合う構成要素の両方に跨って下段の構成要素が懸架されるような位置に設けられているサスペンションプレヒータのサイクロン内筒。
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