JP4979148B2 - Airbag device - Google Patents
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Description
本発明は、自動車のエアバッグ装置に関するものであり、詳細にはエアバッグを保持する保持部材に関する。 The present invention relates to an automobile airbag device, and more particularly to a holding member for holding an airbag.
ステアリング装置の中央部分に配置されたエアバッグ装置として、そのエアバッグ装置の中央部分に装飾用部材と、その外周には裏面にティアラインが形成されたエアバッグカバーと、該エアバッグカバー内に折り畳まれたエアバッグを保持し、その略中央にエアバッグの膨張展開を容易にする開口部が形成された保持部材とが収納されている本出願人が先に出願した先願発明がある(特許文献1参照)。 As an airbag device disposed in the central portion of the steering device, a decorative member is formed in the central portion of the airbag device, an airbag cover having a tear line formed on the back surface thereof, and the airbag cover. There is a prior invention filed earlier by the present applicant, in which a folded airbag is held and a holding member in which an opening for facilitating inflation and deployment of the airbag is formed in the approximate center is housed ( Patent Document 1).
図17は前記先願発明であるエアバッグ装置のステアリングホイールの正面図であり、図18は図17のI−I部位の横断面図である。エアバッグ装置MRは、図17及び18に示すように、車両のステアリングホイール50Rの中央部に組込まれるものであり、装飾用部材40R、エアバッグ10R、及びエアバッグカバー16Rを備えている。
なお、本明細書においては便宜上乗員側を表側、この反対側を裏側という。
FIG. 17 is a front view of the steering wheel of the airbag apparatus according to the invention of the prior application, and FIG. 18 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG. As shown in FIGS. 17 and 18, the airbag device MR is incorporated in the center portion of the
In this specification, the passenger side is referred to as the front side and the opposite side is referred to as the back side for convenience.
このエアバッグ10Rはエアバッグ本体部10Raとその本体部10Raの延び出し長さを規制する筒状のテザーベルト11Raからなるが、乗員側方向に蛇腹状に折り畳まれた状態でエアバッグカバー16R内に収納されている。そして、エアバッグ10Rは、エアバッグ10Rの外周側面を押さえてエアバッグ側面方向の膨張展開を抑制するように保持部材14Rで覆われている。また、エアバッグ本体部10Raと保持部材14Rとは、このエアバッグ10R内に挿入されたクッションリング22Rによりベースプレート24Rに固定されている。また、エアバッグカバー16Rはこれらを覆うようにしてベースプレート24Rに固定されている。
The
一方、筒状のテザーベルト11Raの端部はエアバッグカバー16Rの乗員側面に形成された凹部16Raの背面側に位置して、前記装飾用部材40Rの裏面側に突出した取付ボルト40Raを連結部材20Rにナットで固定することにより、これらの部材間に挟持されている。折り畳まれたエアバッグ10Rを保持する保持部材14Rは、その中央部に円形の開口部14Rhを備えており(図19参照)、その開口部14Rh中に前記装飾用部材40Rの筒状外周部が挿入された状態でエアバッグカバー16Rに収納されている。また、連結部材20Rの端部は前記クッションリング22Rとベースプレート24Rとの間に挟持されて、ベースプレート24Rに対して固定されている。なお、後に詳説するが、符号12´Rはガス整流部材である。
On the other hand, the end of the cylindrical tether belt 11Ra is positioned on the back side of the recess 16Ra formed on the passenger side of the
図19は前記保持部材14Rの展開図である。この保持部材14Rの中央部にはエアバッグが膨張展開をし易くするための開口部14Rhが形成されている。
この保持部材14Rは織布製で略正方形の形状であり、略正方形の4辺の中心と対角線上の端辺に前記クッションリング22Rのボルト22Rdに係合する8個の孔14Rah、14Rbhが設けられている。保持部材14Rの前記開口部14Rhの直径は、エアバッグカバー16Rの凹部16Ra及び装飾用部材40Rの直径より大きく、折り畳まれたエアバッグがその隙間を通過できるように形成されている。
FIG. 19 is a development view of the
The
図20は折り畳まれたエアバッグ10Rを保持部材14Rで保持した状態を示す斜視図である。中央の孔11Rahは前記取付ボルト40Raに挿通するための筒状テザーベルト11Raの孔であり、保持部材14Rの開口部14Rh内の筒状テザーベルト11Raが折り畳まれた状態で保持部材14Rに保持されている。保持部材14Rの開口部14Rhの周辺で保持されているエアバッグ部分を周縁部といい、保持部材14Rの外周で保持されているエアバッグ部分を外周部という。この保持部材14Rは、折り畳まれたエアバッグ10Rの外周部と周縁部を保持してエアバッグ10Rの折り畳み状態の崩れを防止するものである。
FIG. 20 is a perspective view showing a state in which the folded
ところで、折り畳まれたエアバッグ10Rを該保持部材14Rで包装する時に、保持部材14Rの開口部14Rhで保持される折り畳まれたエアバッグ10Rの周縁部が、その開口部14Rhで適切に保持されていない場合がある。または、適切に保持されている場合であっても、例えば、エアバッグカバー16Rへこの折り畳まれたエアバッグ10Rを収納する時に、エアバッグ10Rの周縁部がこのエアバッグカバー16Rと接触し、前記折り畳まれたエアバッグ10Rが保持部材14Rの開口部14Rhから外れて収納される場合がある。いったんエアバッグカバー16R内にこの状態で収納されると、保持部材14Rのエアバッグ保持状態を確認できないために、エアバッグ10Rの展開性能に悪影響を及ぼす虞がある。そのために、周縁部が開口部14Rhで保持されるように注意を払いながら包装し、その後、この周縁部が前記エアバッグカバー16Rと接触して開口部14Rhから外れないように注意を払いながらエアバッグカバー16Rに格納しているために、エアバッグ10Rの組み付け作業であるこの包装作業と収納作業に時間がかかっている。
By the way, when the folded
このような状態で保持部材14Rに保持されたエアバッグ10Rにおいて、インフレーター30Rの作動時に、折り畳まれたエアバッグ10Rの折り畳み状態が崩れると、インフレーター30Rのガス吐出孔30Raの孔より上方のエアバッグ部分がエアバッグ展開方向に一気に押し出され、エアバッグカバー16R裏面に設けられたティアラインを破断して、これらのエアバッグ部分が運転席側に大きく飛び出してしまう状況が発生し、展開性能に悪影響を及ぼす。
In the
本発明は、前記先願発明の問題を解決すべくなされたものであって、その目的は、エアバッグの組み付け作業時に保持部材がエアバッグの外周部及び周縁部をしっかりと保持できると共に、その組み付け作業時間を低減するエアバッグ装置を提供することである。 The present invention has been made to solve the problems of the invention of the prior application, and the object thereof is to hold the outer peripheral portion and the peripheral portion of the airbag firmly during the assembly operation of the airbag. An object of the present invention is to provide an airbag device that reduces the assembly work time.
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、インフレーターと、インフレーターと連通しインフレーターから発生するガスにより膨張するエアバッグと、エアバッグを折り畳み収納状態に保持しエアバッグの外周側面を押さえて、少なくともエアバッグの展開初期にインフレーターから発生するガスによるエアバッグ側面方向の膨張展開を抑制するための保持部材と、インフレーターから発生するガスを、エアバッグの展開初期に膨張する部分の近傍まで整流して案内するガス整流部材とからなるエアバッグ装置において、前記保持部材の、エアバッグの前記膨張する部分に対応する略中央部に、前記インフレーターから発生するガス圧により破断するミシン目からなる略円形の破断予定部を形成するとともに、前記略円形の破断予定部のミシン目は切れ目がつなぎ目よりも長く、前記つなぎ目がその略円形上の4等分された位置に形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載されたエアバッグ装置において、前記保持部材の略中心に固定具の孔を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載されたエアバッグ装置において、前記保持部材の破断予定部の大きさがエアバッグ装置の略中央部に設けられた装飾用部材の直径より大きいことを特徴とする。
In order to achieve the above object, the invention of claim 1 is directed to an inflator, an airbag that communicates with the inflator and inflates with gas generated from the inflator, holds the airbag in a folded storage state, and holds the outer peripheral side surface of the airbag. In addition, at least the holding member for suppressing the inflation and deployment in the lateral direction of the airbag due to the gas generated from the inflator at the initial stage of deployment of the airbag and the gas generated from the inflator to the vicinity of the portion that expands at the initial stage of deployment In the airbag apparatus comprising a gas rectifying member that rectifies and guides, the holding member has a perforation that is broken by a gas pressure generated from the inflator at a substantially central portion corresponding to the inflating portion of the airbag. Forms a substantially circular break planned portion and the substantially circular break planned portion Perforation cut is longer than the joint, the joint is characterized in that it is formed in four equally divided positions on the substantially circular.
According to a second aspect of the present invention, in the airbag device according to the first aspect, a hole of a fixing tool is provided at a substantially center of the holding member.
According to a third aspect of the present invention, in the airbag device according to the first or second aspect, the size of the expected breaking portion of the holding member is larger than the diameter of the decorative member provided at a substantially central portion of the airbag device. It is characterized by that.
保持部材がミシン目からなる破断予定部を有することにより、エアバッグの組み付け作業時に保持部材がエアバッグの外周部及び周縁部をしっかりと保持することができ、エアバッグの折り畳み状態が崩れることがなく、また、エアバッグをエアバッグカバーに組み付ける作業時間が低減でき、更に、エアバッグの展開初期時に容易に保持部材が破断してエアバッグがスムーズに展開できる。
更に、破断予定部のミシン目のつなぎ目が4辺の中心にある孔にボルトを係合するために引っ張る位置にあるので、4箇所の係合状態が均衡して保たれる。
Since the holding member has a perforated portion including perforations, the holding member can firmly hold the outer peripheral portion and the peripheral portion of the airbag during the assembly work of the airbag, and the folded state of the airbag may collapse. In addition, the work time for assembling the airbag to the airbag cover can be reduced, and the holding member can be easily broken at the initial deployment of the airbag to smoothly deploy the airbag.
Furthermore, since the joint of the perforation of the part to be broken is in a position where the bolt is pulled to engage the hole in the center of the four sides, the four engagement states are kept in balance.
以下、本実施形態の保持部材を用いるエアバッグ装置について添付図面を参照して説明する。図1はエアバッグ装置M1の横断面図である。このエアバッグ装置M1は、先願発明のエアバッグ装置MRと同様に車両のステアリングホイール中央部に組込まれるものであり、装飾用部材40、エアバッグ10、及びエアバッグカバー16等を備えており、エアバッグカバー16にはエアバッグ本体部10aとその本体部10aの延び出し長さを規制する筒状のテザーベルト11aからなるエアバッグ10が、乗員側方向に蛇腹状に折り畳まれた状態でエアバッグカバー16内に収納されている。そして、エアバッグ10は、エアバッグ10の外周側面を押さえてエアバッグ側面方向の膨張展開を抑制するように、保持部材14で覆われている。
Hereinafter, an airbag apparatus using the holding member of the present embodiment will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view of the airbag apparatus M1. This airbag device M1 is incorporated in the center of the steering wheel of the vehicle, like the airbag device MR of the prior invention, and includes a
先願発明のエアバッグ装置MRの保持部材14Rがその中央部に開口部14Rhを備えるに対して、本発明のエアバッグ装置M1の保持部材14は、その中央部にガス圧により破断する破断予定部を備える点が相違するだけで、他のエアバッグ装置の部材及びその配置は同じである。即ち、先願発明の保持部材14Rがその開口部14Rhにエアバッグカバー凹部16a及び装飾用部材40Rの一部が挿入されているのに対して(図18参照)、本発明の保持部材14は、図1に示すように、折り畳まれたエアバッグ10を包んだ状態で前記エアバッグカバー凹部16aと連結部材20との間に挟持されている。
While the holding
以下に前記ベースプレート24、連結部材20及びクッションリング22の構造について説明する。
図2は図1に示すエアバッグ装置M1のベースプレート24の裏面を示す斜視図である。ベースプレート24は、略円板状に形成されており、その中央部にインフレータを嵌装可能な孔24hが形成されると共に、4個のエアバッグカバー用取付片24aとベースプレート24自体の取り付けのための一対の取付片24bが前記円板面から切り起こし形成されている。このベースプレート24は、インフレーター30、エアバッグ10及び前述した装飾用部材40を一体的に固定し、且つ前記一対の取付片24bは、ステアリングホイールに固定するためのものである。
The structure of the
FIG. 2 is a perspective view showing the back surface of the
前記インフレーター30は、概略厚円板状に形成されており、所定の衝撃検知時にガスを吐出可能なように構成されている。このインフレーター30のガス吐出孔30aが形成されたインフレーター上方部分がベースプレート24の孔24hを貫通し、かつ、インフレーター30の厚さ方向略中間部に形成されたフランジ部をベースプレート24裏面側に密接させるようにして、ベースプレート24の取付孔24cを介して、クッションリング22と共に固定される。即ち、インフレーター30のガス吐出孔30aがベースプレート24の表側に突出配置された状態で固定され、該インフレーター30からの吐出ガスが、ベースプレート24の表側で吐出されるようになっている。
The inflator 30 is formed in a substantially thick disk shape, and is configured to discharge gas when a predetermined impact is detected. The upper part of the inflator in which the
図3は図1に示す連結部材20の斜視図である。連結部材20は、取付ボルト40aが嵌合する孔20ahを備えた中央部20aと、その両側にこれと略直角に折曲形成された脚部20bと、更に脚部20bに略直角に折曲形成された取付足20cとからなる板状の金属片で構成されている。また、該取付足20cには、後述するクッションリング22の取付孔22a及びベースプレート24の取付孔24cに対応した取付孔20eが形成されており、クッションリング22に形成されたボルト22dによって共締めされるようになっている。
FIG. 3 is a perspective view of the connecting
図4Aは図1に示すクッションリング22の正面図、図4Bはその一部を断面で示した側面図を示す。クッションリング22は、図4Aに示すように略矩形状をなし、その中央部にはインフレーター30の挿入孔22hが設けられ、且つこの挿入孔22hの周りの各隅部にはクッションリング22をベースプレート24に取り付けるためのボルト22dがその裏面側に設けられている。また、クッションリング22の裏面は、ベースプレート24の表面側にエアバッグ10を介して当接可能な当接面22bを構成すると共に、この当接面22bには、その側面図である図4Bから明らかなように、例えば絞り加工で形成された凹状部22cが形成されている。この凹状部22cの絞りは、クッションリング22を連結部材20に連結したとき、この連結部材20の取付足20cの厚さに略等しい深さに形成されている。
4A is a front view of the
図5A及び5Bを参照してエアバッグ10を説明する。
図5Aは膨張状態のエアバッグ10内部を示す透視斜視図であり、図5Bは同エアバッグ10の非膨張状態を示す斜視図である。尚、簡易化のため筒状テザーベルト11a内の装飾用部材40等、そして、該装飾用部材40と結合されたインフレーター30等は図示していない。
エアバッグ本体部10aは、2枚の略円形状の布の外周縁部同士を縫い合わせることにより扁平な球状(楕円体状)に展開可能な袋状に形成されている。エアバッグ本体部10aの表側の略中央部には、エアバッグカバー16の凹部16aが挿入される円形状の切欠部10hが、そして、その裏側の略中央部には、インフレーターと連通して発生するガスをエアバッグ内部へ導入するためのインフレーター取付口10ahが形成されると共に、そのインフレーター取付口10ahの周辺部10dにクッションプレート22のボルト22d(図4B参照)を通すための4個の小孔10bが形成されている。
The
FIG. 5A is a perspective view showing the inside of the
The airbag
このエアバッグ10のインフレーター取付口10ah周縁には、インフレーターの発生する熱や衝撃的な圧力からエアバッグを保護する保護部材12がこの周辺部10dに重ねられて縫合されている。本実施形態においては、この保護部材12をガスの流出方向を整流して、エアバッグの展開初期に膨張する部分(保持部材14の円形の破断予定部から展開するエアバッグ部分)の近傍までガスを案内する機能を有するガス整流部材としても使用している。
A
図5Aに示すように、保護部材12は例えば織布製で、その形状は中心が中空の同心円形で、その中空の内周の直径は、インフレーター取付口10ahの内周の直径と同じであり、その外周の直径は、例えば内周の直径の3倍以上の大きさで作成されている。この保護部材12を前記インフレーター取付口10ahへ取り付ける際には、前記保護部材12の内周縁を前記インフレーター取付口10ahの周縁と合わせて周辺部10dの外周部10d′及びその同心円の外周部12a′と共に縫合する。この保護部材12は、熱やガス圧の衝撃を保護する保護部材とエアバッグ10の折り畳み収納後にガスを整流する整流部材としての機能を有している。なお、この保護部材12は1枚でもよいが、2枚以上であってもよいし、ガス整流部材はこれらの保護部材12の1枚又は複数枚を利用してもよい。
As shown in FIG. 5A, the
エアバッグ10は、エアバッグ本体部10aとエアバッグ10の延び出し長さを規制する筒状テザーベルト11aから構成されており、該エアバッグ本体部10aは2枚の略円形状の基布(表面部分の基布と背面部分の基布)の外周縁部同士を縫い合わせて縫製部10cを設け、縫製したエアバッグの内外面を反転することにより扁平な球状(楕円体状)に展開可能な袋状に形成される。
The
図5Bから分かるように、2枚の略円形状の基布の大きさは略同じである。そして、エアバッグ10は、図5Aのエアバッグの延び出し方向(図中上方)にほぼ全長を伸ばした状態から、上下に圧縮するように蛇腹状に折り畳まれてエアバッグカバー16内に収納されている。このときエアバッグ本体部10aだけでなく筒状テザーベルト11aもその筒長方向に蛇腹状に折り畳まれる。なお、前記ほぼ全長を伸ばした状態において、前記筒状テザーベルト11aの長さは、前記表面部分の基布のエアバッグ本体部10aの長さ及び背面部分の基布のエアバッグ本体部10aの長さに略等しい。
As can be seen from FIG. 5B, the sizes of the two substantially circular base fabrics are substantially the same. The
次に、上述したエアバッグ10が図5Aのエアバッグの延び出し方向(図中上方)にほぼ全長を伸ばした状態から、上下に圧縮するように蛇腹状に折り畳む方法について説明する。このエアバッグ10を折り畳むのにはエアバッグ折り畳み機を用いて行う。図6A乃至6Gはそのエアバッグ折り畳み機を用いてエアバッグを折り畳む操作手順を示す概念図であり、その概念図を用いてエアバッグの折り畳みの操作手順を説明する。
Next, a description will be given of a method in which the
このエアバッグ折り畳み機60は、図6Aに示すように、円柱状の筒状テザーベルト11aを支持する支持具62及びそれと同軸でかつ外側にエアバッグ10を収納する外筒シリンダ63を有するテーブル61と、前記支持具62の垂直上方位置に該支持具62と等しい外径を有し、テザーベルト11aの上端を支持具62との間に挟持する円柱状の挟持具64(図6C参照)を支持する支持部(図示せず)とから成っている。前記支持具62の外径はクッションリング22の挿入孔22hの内径より小さいので、後述するように前記支持具62が前記挿入孔22hを挿通して上昇することができる。
As shown in FIG. 6A, the
エアバッグ10は、エアバッグ10の周辺部10d(図5A参照)に形成された4個の小孔10bに、図6Aに示すようにクッションリング22のボルト22dが挿通されていて、そのボルト22dを前記テーブル61の支持具62の外周上端面に設けられた4個の孔に係合して固定し、前記挿入孔22hを挿通して上昇した支持具62の頭部が筒状テザーベルト11aの筒中に挿入された状態で、その外方にはエアバッグ本体部10aが平らな状態でテーブル61上に置かれる。
As shown in FIG. 6A, the
図6Bに示すように、図6Aに示した支持具62の頭部がクッションリング22の挿入孔22hを挿通して筒状テザーベルト11aの筒中に挿入された状態から、さらに該筒状テザーベルト11aの下端を押し上げると、エアバッグ本体部10aも追随して押し上げられる。
As shown in FIG. 6B, from the state in which the head of the
既述したように、前記筒状テザーベルト11aの長さは、エアバッグ本体部10aの長さの略半分に等しいので、支持具62はテーブル61から該筒状テザーベルト11aの長さの最大限約3倍の高さの位置まで上昇してその位置で停止して、この支持具62の先端部にある凸部に前記筒状テザーベルト取付孔11ahを手作業で挿通して、筒状テザーベルト11aを位置決めする。
As described above, since the length of the
図6Cに示すように、挟持具64が下降して前記位置合わせされた筒状テザーベルト11aを該支持具62及び挟持具64で挟持し、その挟持状態を維持して支持具62及び挟持具64が下降する。図6Dに示すように、支持具62及び挟持具64が筒状テザーベルト11aの半分の長さの位置まで下降したところで動作を停止して、図6Dに示すように、手作業で外側のエアバッグ本体部10aを上方向に引っ張り上げる。これにより、筒状テザーベルト11aがその略中間の位置で折り畳まれる。
As shown in FIG. 6C, the holding
図6Eに示すように、テーブル61から外筒シリンダ63が前述の筒状テザーベルト11aの上端の挟持位置まで上昇して、エアバッグ10を外筒シリンダ63と支持具62との間に収納する。図6Fに示すように、その位置で外筒シリンダ63の左右方向から左右対称で半円形の穴を有する2枚のプレート65が外筒シリンダ63の上端を左右方向から摺動して挟持具64の下端部に設けられた嵌合溝(図示せず)に嵌合する。
As shown in FIG. 6E, the
図6Gに示すように、この状態で支持具62、挟持具64及び外筒シリンダ63を同時に下降することにより、折り畳まれた筒状テザーベルト11aは自身が重なった状態でエアバッグ本体部10aと一緒に圧縮されながら蛇腹状に折り畳まれる。エアバッグ10の圧縮が終了する(図6H参照)と、前記プレート65を取り除いた後に、支持具62、挟持具64及び外筒シリンダ63が同時に元の位置に戻りエアバッグ10の折り畳み作業を終了する。
As shown in FIG. 6G, by simultaneously lowering the
なお、エアバッグ10の全長を伸ばした状態において、筒状テザーベルト11aの長さをエアバッグ本体部10aの長さの略半分に等しいものとして、エアバッグ10の長さを説明したが、本発明はこの長さに限定されるものではなく、前記支持具62の停止する位置、支持具62及び挟持具64が下降して停止する位置は、エアバッグ10の長さに応じてその位置が決定されるものである。
The length of the
図7Aは本発明の第1実施形態である保持部材14のエアバッグ10を覆う前の展開図である。この保持部材14は織布製で略正方形の形状であり、その中央には円形の取付ボルト挿入孔14hhが設けられ、略正方形の4辺の中心と対角線上の端辺に前記クッションリング22のボルト22dに係合する8個の孔14ah、14bhが設けられている。
保持部材14の前記取付ボルト挿入孔14hhは、後で詳細に説明するが、保持部材14で覆われたエアバッグ10をエアバックカバー16に収納する際に、図1に示した取付ボルト40aに挿通するための孔である。符号14hは、保持部材に設けられたミシン目からなる略円形の破断予定部であり、エアバッグ10の展開初期時に破断を容易にするためのものであり、その破断予定部の大きさは、エアバッグカバー16の凹部16aの直径より大きければよい。前記略円形の破断予定部のミシン目は切れ目が長くつなぎ目が短く、そのつなぎ目はその略円形上の4等分された位置に形成されている。
なお、前記破断予定部の大きさは、装飾用部材40の直径より大きければ、エアバッグ10の展開初期時に折り畳まれたテザーベルト11aが前記装飾用部材40に接触することがなく、スムーズに展開することができる。
FIG. 7A is a developed view of the holding
The mounting bolt insertion hole 14hh of the holding
If the size of the planned breaking portion is larger than the diameter of the
図7Bはエアバッグ10を覆う前の保持部材14と、既述したエアバッグ折り畳み機60で折り畳まれたエアバッグ10の裏側の斜視図である。折り畳まれたエアバッグ10から突出するクッションリング22のボルト22dに前記保持部材14の4辺の中心にある4個の孔14ahを係合する。その後に対角線上に位置する孔14bhを対向する2カ所のボルト22dに全て係合する。その係合の際に、破断予定部14hのミシン目のつなぎ目が前記4辺の中心にある孔14ahに前記ボルト22dを係合するために引っ張ったときに張力が作用する位置にあるので、4箇所の係合状態が均衡して保たれる。
FIG. 7B is a perspective view of the holding
図7Cは折り畳まれたエアバッグ10を保持部材14で覆った状態を示す斜視図である。エアバッグ10を保持部材14で覆う際には、図5Aに示した前記筒状テザーベルト取付孔11ahが保持部材14の取付ボルト挿入孔14hhと重なるようにしてエアバッグ10を覆う。エアバッグ10が破断予定部14h内の保持部材14により完全に覆われている。
FIG. 7C is a perspective view showing a state in which the folded
図7Dは図7Cの保持部材14で覆ったエアバッグ10の裏面図である。保護部材12は折り畳まれたエアバッグ10の内部に蛇腹状に入り込んでいるので、これらを一旦引き出して図7D(若しくは図1)のように折り畳まれたエアバッグ10の内周に沿うように配置してある。このように配置することにより、保護部材12はガス整流部材としての機能を発揮する。以下、前記一旦引き出して図7D(若しくは図1)のように折り畳まれたエアバッグ10の内周に沿うように配置した保護部分12′をガス整流部材と呼ぶ。
そして、前記保持部材14で覆った状態で前記取付ボルト挿入孔14hhと重ねられた前記筒状テザーベルト取付孔11ahは、インフレーター取付口10ahの略中心、換言すれば、エアバッグの展開初期に膨張する部分の近傍まで形成されたガス整流部材12′の略中央に配置される。既述した前記インフレーター取付口10ahに取り付けられたガス整流部材12′は、図7Dに示すように、折り畳まれて保持部材14で保持された状態では、表面が幾重にも折り畳まれた襞12aが形成される。
FIG. 7D is a rear view of the
The cylindrical tether belt mounting hole 11ah that is overlapped with the mounting bolt insertion hole 14hh while being covered with the holding
一方、上記保持部材14で保持されたエアバッグ10がエアバッグカバー16に収納された状態では、図1に示すように、前記ガス整流部材12′は、エアバッグ10のインフレーター取付口10ahを挟持するクッションリング22から、エアバッグの展開初期に膨張する部分である折り畳まれた筒状テザーベルト11aの先端の近傍まで、エアバッグ10の内壁に沿うように表側方向に延出している。この状態の前記ガス整流部材12′の形状は筒状である。このガス整流部材12′は、このように、幾重にも折り畳まれた襞12aが表面に形成されているので、エアバッグ10のインフレーター取付口10ahの周辺の熱やガス圧の衝撃を保護する保護部材として大きな効果を有し、さらに、その形状が筒状であるので、ガスを整流する整流部材としての機能を有している。
On the other hand, when the
エアバッグ10の裏側からは折り畳み時に挿入しておいたクッションリング22のボルト22dが、インフレーター取付部周縁から突出した状態になっている。上記した構造の保持部材14でエアバッグ10を覆うことで、エアバッグ10の外周側面が押さえつけられるので、エアバッグ10の展開初期にインフレーターから発生するガスによるエアバッグ10側面方向の膨張展開を抑制することができる。
From the back side of the
上記実施形態では、パイロ式のインフレーターを用いたホーンスイッチ付きエアバッグ装置M1の保持部材14を説明したが、次に、パイロ式、ハイブリッド、ストーアード式のインフレーターを用いたエアバッグ装置の保持部材を説明する。
In the above embodiment, the holding
図8は第2実施形態の保持部材の展開図である。図8Aの保持部材14Aは、第1実施形態の保持部材14と同様に織布製で略正方形の形状であり、符号14Ahは、保持部材14Aに設けられたミシン目からなる略円形の一部からなる破断停止部であり、その略円形の中心から前記4辺の中心にある孔に向かって上下左右に十字形のミシン目からなる破断予定部14Akが形成されている。
FIG. 8 is a development view of the holding member of the second embodiment. The holding
このミシン目は切れ目及びつなぎ目の長さが略同一で短く形成されている。前記円形の一部からなる破断停止部14Ahは、エアバッグの展開初期時に破断予定部14Akが破断した際、この破断予定部14Akの十字型ミシン目が更に延びて保持部材14Aを切断するのを防ぐと共に、前記展開初期に膨張する部分が展開を容易にするためのものである。
The perforations are formed with short cuts and joints that are substantially the same length. When the scheduled break portion 14Ak breaks at the initial stage of deployment of the airbag, the rupture stop portion 14Ah formed of a part of the circular shape further extends the cross perforation of the planned break portion 14Ak to cut the holding
図8Bは第2実施形態の保持部材14Bの展開図である。この保持部材14Bは保持部材14Aに対しその破断予定部14Bk及び破断停止部14Bhのミシン目部分の数が各々4から倍の8に増えた点を除いて、前記保持部材14Aと同じ形状のものである。このように破断予定部の数が増えることにより、前記展開初期に膨張する部分の展開するスピードが早まる。
FIG. 8B is a development view of the holding
図9Aは第3実施形態の保持部材14Cの展開図である。この保持部材14Cはその中心から上下左右に十字形のミシン目からなる破断予定部14Ckが形成されており、前記保持部材14Aの破断停止部14Ahの代わりに小孔14Chが保持部材14Cに形成されている。この小孔14Chは前記破断停止部14Ahの機能と同様の十字型ミシン目が更に延びて保持部材14Cを切断するのを防ぐためのものである。
FIG. 9A is a development view of the holding
図9Bは第4実施形態の保持部材14Dの展開図である。この保持部材14Dは前記保持部材14Cに対しその破断予定部14Dk、破断停止部14Dhのミシン目部分の数が各々4から倍の8に増えた点を除いて、前記保持部材14Cと同じ形状のものである。この場合も破断予定部14Dkの数が増えることにより、前記展開初期に膨張する部分の展開するスピードが早まる。
なお、上記第2、3及び第4実施形態に係る保持部材の破断予定部の形状を十字型及び8個の放射形状のものとして説明したが、本発明はこの形状に限定されるものではなく、保持部材の中心に対して対応した放射状形状であればよく、その形状はインフレーターの型式、ガス容量等に応じてその形状が決められるものである。
FIG. 9B is a development view of the holding
In addition, although the shape of the fracture | rupture plan part of the holding member which concerns on the said 2nd, 3rd and 4th embodiment was demonstrated as the thing of a cross shape and 8 radial shapes, this invention is not limited to this shape. The shape may be a radial shape corresponding to the center of the holding member, and the shape is determined according to the model of the inflator, the gas capacity, and the like.
図10は前記インフレーター取付口10ahの周辺部10dを保護する周辺保護部材70の展開図である。この周辺保護部材70は織布製でその表面にはシリコンゴムがコーティングされている。該周辺保護部材70は略円形の形状であり、その中央にはインフレーター30を挿入する挿入孔70ahが設けられ、その外方円周上に前記ボルトを挿通する4個の孔70bが形成されている。この周辺保護部材70は、クッションリング22の裏側から連結部材20を嵌め込み、両部材20、22で挟持し固定される際に、インフレーター取付口10ahの周辺部10dが前記連結部材20のエッジにより損傷するのを防ぐためのものである。
FIG. 10 is a development view of the
なお、上記図7Bで示した、エアバッグ10を保持部材14で覆う手順では、この周辺保護部材70を省略して説明したが、前記4辺の中央にあるボルト22dに係合する保持部材14の孔14ahを前記ボルト22dに係合する前に、前記ボルト22dに前記周辺保護部材70の孔70bを挿通して載置した後に、エアバッグ10を保持部材14で覆う。
In the procedure of covering the
保護部材12の材質がエアバッグ10と同様に織布製である場合には、既述したようにインフレーター取付口10ahの周辺部10dに所定の幅の布を重ねて縫い合わせた保護部材12を円筒状に配置すればよい。保護部材12の長さは、エアバッグ10の展開初期に膨張する部分の近傍に届く長さが必要であり、例えば折り畳まれた筒状テザーベルト11aの先端に届く長さが望ましい。
When the material of the
保護部材12の材質がエアバッグ10の材質と異なる材料、例えば合成樹脂製シートでもよく、ガスを整流する機能を発揮でき、柔軟性のある材質のものであれば使用できる。
この場合、エアバッグ10と合成樹脂製シートとを適宜の手段で固着すればよい。保護部材12をエアバッグ10に固着せずに、別体のものとして実施することもできる。別体の場合、合成樹脂製シートに限定されずに金属製のものでもよい。その場合にもインフレーターのガスがエアバッグの展開初期に膨張する部分にのみガスが流れるように整流すればよい。そして、前記クッションリング22のボルト22dに一体的に締結してもよいし完全に別体として取り付けてもよい。またベースプレート24に溶接や深絞りで形成してもよい。
The material of the
In this case, the
その後のエアバッグ装置M1の組み立て作業は上述した作業と同じである。保護部材12の長さは、エアバッグの展開初期に膨張する部分の近傍に届く長さが必要であり、望ましくは折り畳まれた筒状テザーベルト11aの先端に届く長さが必要である。
The subsequent assembly operation of the airbag apparatus M1 is the same as the above-described operation. The length of the
図11Aはエアバッグカバー16の斜視図である。エアバッグカバー16は、図示のように合成樹脂により略椀状に形成されており、その中央部分に既に述べたように装飾用部材40を収容するための凹部16aを備えている。
このエアバッグカバー16は、取付片24aを介してベースプレート24にリベットで固定される。なお、エアバッグカバー16の凹部16aに装飾用部材40を取り付けた状態では、図1に示すように、その装飾用部材40の表面は、エアバッグカバー16の表面と略面一状態となる。
FIG. 11A is a perspective view of the
The airbag cover 16 is fixed with a rivet to the
図11Bはエアバッグカバーの裏面図である。図示のように、このエアバッグカバー16の裏面には、エアバッグ10の膨張展開に際して、連結部材20によって固定された中央の凹部16aを残して割裂可能な溝状のティアライン(Ll〜L4、Lc)が形成されている。即ち、エアバッグカバー16の裏面には、エアバッグの膨張圧力を受けると凹部16aを残して複数個のカバー片16bに分割できるように、凹部16aの周りに円形のティアラインLc、及びこのティアラインLcから放射状に延びた複数、例えば4個のティアランLl〜L4から成る一連のティアラインが設けられている。また、エアバッグカバー16は、エアバッグ10の膨張時に各カバー片16bに分割され、かつ、それぞれが独立に開放できるようにリベットで固定されている。
FIG. 11B is a rear view of the airbag cover. As shown in the drawing, on the back surface of the
以上の構成において、インフレーター30が作動しエアバッグ10がガス圧により膨張展開すると、その力でエアバッグカバー16が装飾用部材40周りのティアラインLc部分で押し割られ、割れたカバー片が椀状の中央の凹部16aを残してそれぞれ外側に開き、前述したように、完全に切り離されてそれぞれが独立して開放する。
In the above configuration, when the inflator 30 is actuated and the
図12は、開放した状態の各カバー片16bを乗員側からみた図である。図示のように、エアバッグカバー16は、エアバッグ10の展開時に各カバー片16bに分割されることで、エアバッグ10が保持部材14の破断予定部14hを通過した後は側面方向への展開を阻害しないようになっている。尚、簡易化のためエアバッグ等を図示していない。
なお、上記の実施態様では、保持部材14で保持されたエアバッグ10をエアバッグカバー16内に収納している例を示したが、エアバッグ10を保持部材14で保持する代わりに、エアバッグカバー16だけで保持して収納することもできる。この場合には、エアバッグカバー16の側面が図12で示したようにエアバッグ10の展開後に割裂することがなく、図7Aにおいて示したように、保持部材14の略円形の破断予定部14hにより形成される開口部のような形状のティアラインをエアバッグカバー16内に形成することにより、保持部材14を用いることなくエアバッグ10をエアバッグカバー16だけで保持して収納することができる。そのエアバッグカバー16内に形成する開口部形状のティアラインは、前記ガス整流部材12′がガスを整流して案内するエアバッグの展開初期に膨張する部分の対向する位置に設ける。
FIG. 12 is a view of each
In the above embodiment, the example in which the
ここで、エアバッグ装置M1の組立手順について図1乃至4、図7及び11を参照して説明する。
組立時には、エアバッグカバー16に予めクッションリング22がその内部に収納され保持部材14で包装されたエアバッグ10を、エアバッグカバー16の孔16ahとエアバッグ10の筒状テザーベルト取付孔11ahとの位置を合わせて収納する。そして、連結部材20をその中央部の孔20ahと前記筒状テザーベルト取付孔11ahの位置とが一致するようにエアバッグ10中に挿入すると共に、図7Dで示したエアバッグ10中に挿入されたクッションリング22の凹状部22cから突出しているボルト22dに、連結部材20の取付孔20eを挿入して取付足20cを前記凹状部22cに嵌め込む。
Here, the assembly procedure of the airbag apparatus M1 will be described with reference to FIGS. 1 to 4 and FIGS.
At the time of assembly, the
そして、表側から装飾用部材40の取付ボルト40aをエアバッグカバー16の凹部16aの孔16ahに挿通することにより、その孔16ahの位置に合わせて配置されている、前記エアバッグカバー16の孔16ah、エアバッグ10の筒状テザーベルト取付孔11ah及び連結部材20の中央部の孔20ahの各孔を前記取付ボルト40aが挿通する。この取付ボルト40aにナットを螺合させことにより、前記取付ボルト挿入孔14hh及び筒状テザーベルト取付孔11ahが、エアバッグカバー16の凹部16aと連結部材20の中央部20aとの間で挟持固定される。
And the hole 16ah of the said
次に、クッションリング22のボルト22dにベースプレート24の取付孔24cを挿通して両部材22及び24を重ねて、ベースプレート24をエアバッグカバー16に嵌合し、さらにボルト22dにインフレーター30を填め込みボルト22dにナットを螺合させる。これにより前記インフレーター取付口10ah及び保護部材12がクッションリング22と連結部材20との間で挟持固着される。これにより図1に示すエアバッグ装置M1の組立が完了する。
Next, the mounting
図13はエアバッグ装置M1の、エアバッグ10の展開状態を示す図である。従来技術のエアバッグ10の展開状態と対比するために同じ時間でのエアバッグの展開状態を説明する。
FIG. 13 is a view showing a deployed state of the
このエアバッグ装置M1の展開動作について図13A及びBを参照して説明する。
まず、車両衝突時等による衝撃検知により、インフレーター30が点火されて該インフレーター30でガスが生成され、このガスがエアバッグ10内に導入される。エアバッグカバー16は、エアバッグ10が膨張し始めるとその力を受けて、ティアラインLl〜L4及びLcに沿って、つまり中央の凹部16aを残して割れ、各エアカバー片16bは放射状に拡開する。
The deployment operation of the airbag device M1 will be described with reference to FIGS. 13A and 13B.
First, the
エアバッグカバー16が割れた後、前記エアバッグ10が膨張し始める初期段階では、図13Aに示すように、エアバッグ10内にガスが導入されると、展開初期に膨張を開始するエアバッグ10の基布の中央部と筒状テザーベルト11aとが縫い合わされた縫製部11cから膨張展開しながら、該筒状テザーベルト11aが前記凹部16aを包み込みながらエアバッグ10の表面部分が乗員側に膨張する。この膨張の際には、該筒状テザーベルト11aが筒長手方向に折り畳まれているので、延び出しの際にほとんど抵抗を受けない。前記縫製部11cから膨張展開するとき、エアバッグ10は保持部材14の破断予定部14hを通過して抵抗を受けながら乗員側に展開する。従って、ある程度の内圧を保持した状態で膨張しながら折り畳み収納状態が途中部分で崩れることが無く、乗員側の表面部分から順に乗員側に展開して行くことになる。
After the
ところで、図13Aは、筒状テザーベルト11aがその全長を延ばしきった状態を示している。乗員側に裏面部分の一部が膨張展開しているが、エアバッグ10の2枚の略円形状の布の外周円部同士を縫い合わせた縫製部10cの位置がステアリングホイール50の近傍にあり、裏面部分の他の部分は保持部材14の中にまだ収納されている。エアバッグがある程度膨張した後は、図13Bに示すように、前記縫製部10cの位置が右から左に移動して筒状テザーベルト11aの中心線のほぼ中央に移動して、扁平な球状形状になり膨張展開を完了する。符号12′はガス整流部材である。
By the way, FIG. 13A has shown the state which the
このように筒状テザーベルト11aが全長延び出して停止するのに伴い、エアバッグ10の乗員側への展開が停止するような挙動を示すのは、割裂の力を得るためにエアバッグカバー16内でエアバッグ内圧が一時的に大きくなって、エアバッグカバー16の割裂直後に、その内圧により前述した筒状テザーベルト11aが急速に延び出し、この動きに連れてエアバッグ10が延び出すが、展開と同時にエアバッグ10の容積は急激に増大するため内圧は急速に低下する。その際、その慣性力でエアバッグ10自体は延び出そうとするが、筒状テザーベルト11aの延び出しの停止と保持部材14の抵抗により、十分に内圧が上昇するまで、エアバッグ10が乗員側へ展開するのを停止するという挙動が発生する。
As the
尚、エアバッグ装置M1においては、その後における乗員側への展開速度は、エアバッグ10の中央部が乗員側へ移動できないため、保持部材14内に残ったエアバッグ部分の延び出しに比し、実際には半分に減速されて、乗員に対する加害性が筒状テザーベルト11aの無いものと比べるとさらに減少する。
この効果は、エアバッグ装置M1における筒状テザーベルト11aに限らず、通常の平坦な筒状テザーベルトを設けた場合においても同様である。
In the airbag apparatus M1, the deployment speed to the occupant side after that is not possible to move the central portion of the
This effect is not limited to the
次に、助手席用エアバッグ装置M2について説明をする。図14に示すように、このエアバッグ装置M2は、折り畳まれたエアバッグ10Aと、エアバッグ10Aにガスを供給するインフレーター30Aと、エアバッグ10A及びインフレーター30Aを収納する略四角筒形状のエアバッグカバー16Aとから構成されている。なお、エアバッグ装置M2は、前述のエアバッグ装置M1における同一の部材と略同様の構成であり、同一の符号の末尾にAをつけた符号を付してエアバッグ装置M2の構成を説明する。
Next, the passenger airbag device M2 will be described. As shown in FIG. 14, the airbag apparatus M2 includes a folded
このエアバッグカバー16Aは、略四角筒形状の頭部の裏面に、2個のカバー片16Abに開閉できるように、H字形状に配置されたティアラインLAが設けられ、この2個のカバー片16Abがそれぞれ図面からみて、上端側と下端側とをヒンジ部16Aeとして、上下両側に開くように、構成されている。また、前記四角柱状の頭部の裏面側には、2個のカバー片16Abの配置位置を囲むように、下方へ突出する略四角筒形状の連結壁部16Afが配設されている。
The
連結壁部16Afにおける上下方向で対向する壁部の所定位置に複数の係止孔16Agが貫通されている。これらの係止孔16Agには、ベースプレート24Aに形成された係止爪24Adが挿入され、係止爪24Adが連結壁部16Afに係止されることとなる。
各係止爪24Adの連結壁部16Afへの係止は、連結壁部16Afとベースプレート24Aとの連結状態を確保して、膨張時のエアバッグ10Aが、円滑に、2個のカバー片16Abを押し上げてティアラインLAを破断できるようにするためである。
A plurality of locking holes 16Ag are penetrated at predetermined positions of the wall portions facing in the up-down direction in the connecting wall portion 16Af. Locking claws 24Ad formed on the
The locking claws 24Ad are locked to the connecting wall portion 16Af to secure the connecting state between the connecting wall portion 16Af and the
ベースプレート24Aは、図14に示すように、上端側に長方形状の開口を有した板金製の略直方体状に形成され、長方形板状の底壁部24Aeと、底壁部24Aeの外周縁から略四角筒形状に、エアバッグカバー16Aの上方へ延びる側壁部24Afとを備えて構成されている。底壁部24Aeは、左右方向に長く延びた長方形板状に形成されており、中央に、インフレーター30Aの上部側を下方からエアバッグカバー16A側の上方へ挿入可能な円形に開口したインフレーター取付口24Ahを備えている。
As shown in FIG. 14, the
底壁部24Aeのインフレーター取付口24Ahの周縁には、図15に示すように、クッションリング22Aの各ボルト22Adを挿通可能な取付孔22Agが形成されている。また、底壁部24Aeには、図14に示すように、ベースプレート24Aを車両のボディ62側に連結させるブラケット32が、底壁部24Aeの左右両側部位の下面側に固定されている。各ブラケット32には、ボルトを螺合させるためのナットが固着されている。ボディ62側には、リインフォースメント62aから延びるブラケット62bが配設され、ボルトは、ブラケット62bの取付座を貫通して、ナットに螺合されている。各ボルトのナットへの締め付けにより、エアバッグ装置M2がボディ62側に取付固定されている。
As shown in FIG. 15, mounting holes 22Ag through which the bolts 22Ad of the
次に、エアバッグ装置M2の組立手順について図14及び図15を参照して説明する。
図15はガス整流部材12A′、エアバッグ10A及び保持部材14Aの挟持固定状態を示す拡大図である。エアバッグ装置M2で用いられるエアバッグ10Aは、前記筒状テザーベルト11aが装備されていた点を除いて、エアバッグ装置M1のエアバッグ10と同様に、図7A乃至Dで説明したクッションリング22Aを内装した折り畳まれたエアバッグ10Aが保持部材14Aで覆われている。エアバッグカバー16A内に前記保持部材14Aで覆われたエアバッグ10Aを収納して、クッションリング22Aのネジ部22Adにベースプレート24Aのインフレーター取付口24Ahを挿通してクッションリング22Aにベースプレート24Aを重ねると共に、エアバックカバー16Aの係止孔16Agにベースプレート24Aの係止爪24Adを挿入して係止して、ベースプレート24の裏側からナットを螺合させる。
Next, the assembly procedure of the airbag apparatus M2 will be described with reference to FIGS.
FIG. 15 is an enlarged view showing a sandwiched and fixed state of the
その後にベースプレート24A、クッションリング22A及びインフレーター30Aとをねじ止めする。これにより前記ガス整流部材12A′、エアバッグ10A及び保持部材14Aがクッションリング22Aとベースプレート24Aとの間で挟持固着され、エアバッグ装置M2の組立が完了する。なお、エアバッグ装置M2のエアバッグカバー16Aの形状は、これに限定されるものでなく、エアバッグ装置M2を取付る場所、例えば、インストルメントパネルの上面等に応じて、どの様な形状にするかは設計的に決められるものである。
Thereafter, the
なお、エアバッグ装置M2の展開動作は、エアバッグ装置M1と比較して、テザーベルトが無いため、一時的に乗員側への展開が停止するような挙動はなく、エアバッグの乗員側に面する部分から膨張しながらある程度の内圧を保持した状態で乗員側へ膨張展開する。このようにテザーベルトが無い場合でも、ガス整流部材12A′によってエアバッグは乗員側の表面から順序よく膨張し、保持部材14Aの破断予定部の破断された開口を通過しながら抵抗を受けて乗員側に展開するため、折り畳まれたエアバッグカバーが割裂すると同時にエアバッグ全体が飛び出して塊となって乗員に危害を与える様な挙動にはならず、パンチング現象やメンブレン現象を確実に防止できる。
Note that the deployment operation of the airbag device M2 does not have a behavior that temporarily stops deployment to the occupant side because it does not have a tether belt compared to the airbag device M1, and faces the occupant side of the airbag. Inflating and deploying to the occupant side while maintaining a certain amount of internal pressure while inflating from the portion. Even when there is no tether belt, the
次に、他の助手席用エアバッグ装置M3について説明をする。図16に示すエアバッグ装置M3は、前述のエアバッグ装置M1及びM2における同一の部材と略同様の構成であり、同一の符号の末尾にBをつけた符号を付している。図16は助手席用エアバッグ装置M3の概略拡大縦断面図である。エアバッグ装置M3は、折り畳まれたエアバッグ10Bと、そのエアバッグ10Bの中に収納されたガスを供給する略円柱状のインフレーター30B及び該インフレーター30Bを格納するディフューザー32Bと、エアバッグ10B及びインフレーター30Bを収納する略四角筒形状のエアバッグカバー16Bとから構成されている。
Next, another passenger airbag device M3 will be described. The airbag apparatus M3 shown in FIG. 16 has substantially the same configuration as the same members in the airbag apparatuses M1 and M2 described above, and the same reference numerals with B added to the end. FIG. 16 is a schematic enlarged longitudinal sectional view of the passenger seat airbag apparatus M3. The airbag apparatus M3 includes a folded
このエアバッグカバー16Bは、略四角筒形状の頭部の裏面に、2個のカバー片16Bbに開閉できるように、H字形状に配置されたティアラインLBが設けられ、この2個のカバー片16Bbがそれぞれ図面からみて、上端側と下端側とをヒンジ部16Aeとして、上下両側に開くように、構成されている。また、前記四角柱状の頭部の裏面側には、2個のカバー片16Bbの配置位置を囲むように、下方へ突出する略四角筒形状の連結壁部16Bfが配設されている。ディフューザー32Bのエアバッグカバー16Bへの固定は、両部材32B、16Bの複数の固定位置に孔が設けられており、その孔にボルトを挿通して固定することにより行われる(図示せず)。
The
前記ディフューザー32Bがインフレーター30Bと折り畳み収納されたエアバッグ10Bとの間に配置されていて、そのディフューザー32Bの膨張ガスを流出可能な複数のガス吐出口(図示せず)が配設されており、インフレーター30B作動時にはインフレーター30Bから発生するガスがディフューザー32Bの穴を通って直接折り畳み収納されたエアバッグの中央部分に圧力をかける構造になっている。
The
なお、符号11Bは上述した筒状でない通常のテザーベルトであり、符号12B′はガス整流部材である。この両部材11B、12B′は、エアバッグ10Bと共に重ねた状態で前記ディフューザー32Bのエアバッグカバー16Bへの固定の際に、両部材32B、16Bの間に挿入してボルトで固定することによりエアバッグ装置に取り付けられる。また、この種のインフレーター30Bを用いるエアバッグ装置M3は、図16から分かるように、このエアバッグ10Bにはインフレーター取付口10ahを備えておらず、インフレーター30Bを挿入する連通口が設けられており、その連通口にインフレーター30Bが挿入されている。さらに、図示されていないが、エアバッグ装置として、エアバッグ内に直接インフレーターを挿入せずに、エアバッグの外からエアバッグの連通口を通してインフレーターのガスをエアバッグ内に導入する技術は周知技術である。このことから、前記エアバッグ装置M1及びM2で用いられるエアバッグ10、10Aのインフレーター取付口10ah、前記インフレーター30Bを挿入する連通口及び周知のエアバッグの連通口のそれぞれは、インフレーターのガスをエアバッグ内に導入する連通口として同じ機能を奏するので、インフレーター連通口として記載する場合は、上記インフレーター取付口、インフレーターを挿入する連通口及び周知のエアバッグの連通口を含む意味で用いられている。
In addition, the code |
以上のように、本実施形態の保持部材(14、14A、14B、14C及び14D)がミシン目からなる破断予定部(14k、14Ak、14Bk、14Ck及び14Dk)を有することにより、エアバッグ(10、10A及び10B)の組み付け作業時に保持部材がエアバッグの外周部及び周縁部をしっかりと保持することができ、エアバッグの折り畳み状態が崩れことがなく、また、エアバッグをエアバッグカバー16に組み付ける作業時間が低減でき、更に、エアバッグの展開初期時に容易に保持部材が破断してエアバッグがスムーズに展開できる。
As described above, the holding member (14, 14A, 14B, 14C, and 14D) according to the present embodiment includes the scheduled breakage portion (14k, 14Ak, 14Bk, 14Ck, and 14Dk) that is a perforation, whereby the airbag (10 10A and 10B), the holding member can firmly hold the outer peripheral portion and the peripheral portion of the airbag during the assembling operation, the folded state of the airbag is not collapsed, and the airbag is attached to the
そして、前記保持部材(14A、14B、14C及び14D)が破断予定部(14Ak、14Bk、14Ck及び14Dk)に加えて破断停止部(14Ah、14Bh、14Ch及び14Dh)を有するので、エアバッグの展開初期時に破断予定部が破断した際、この破断予定部のミシン目が更に延びて保護部材を切断するのを防ぐことができ、また、前記展開初期にエアバッグの膨張する部分が容易に展開できる。 And since the said holding member (14A, 14B, 14C, and 14D) has a fracture | rupture stop part (14Ah, 14Bh, 14Ch, and 14Dh) in addition to the planned fracture part (14Ak, 14Bk, 14Ck, and 14Dk), deployment of an airbag When the scheduled breakage portion breaks at the initial stage, it is possible to prevent the perforation of the planned breakage portion from further extending and cutting the protective member, and the airbag inflating portion can be easily deployed at the initial deployment stage. .
更に、破断予定部14hのミシン目のつなぎ目が前記4辺の中心にある孔14ahに前記ボルト22dを係合するために引っ張る位置にあるので、4箇所の係合状態が均衡して保たれる。
Furthermore, since the joint of the perforation of the planned
10a・・・エアバッグ本体部、11a・・・筒状テザーベルト、12・・・保護部材、12′・・・ガス整流部材、14・・・保持部材、16・・・エアバッグカバー、20・・・連結部材、22・・・クッションリング、24・・・ベースプレート、30・・・インフレーター。 10a: airbag main body, 11a: cylindrical tether belt, 12 ... protective member, 12 '... gas rectifying member, 14 ... holding member, 16 ... airbag cover, ..Connecting member, 22 ... cushion ring, 24 ... base plate, 30 ... inflator.
Claims (3)
前記保持部材の、エアバッグの前記膨張する部分に対応する略中央部に、前記インフレーターから発生するガス圧により破断するミシン目からなる略円形の破断予定部を形成するとともに、前記略円形の破断予定部のミシン目は切れ目がつなぎ目よりも長く、前記つなぎ目がその略円形上の4等分された位置に形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。 The inflator, the airbag that communicates with the inflator and inflates with the gas generated from the inflator, holds the airbag in a folded and stored state, presses the outer peripheral side of the airbag, and at least the gas generated from the inflator at the initial stage of deployment of the airbag In an airbag apparatus comprising: a holding member for suppressing inflation and deployment in the lateral direction of the airbag; and a gas rectifying member that rectifies and guides the gas generated from the inflator to the vicinity of the portion inflated at the initial stage of deployment of the airbag ,
In the substantially central portion of the holding member corresponding to the inflating portion of the airbag, a substantially circular break planned portion composed of a perforation that is broken by a gas pressure generated from the inflator is formed, and the substantially circular break The airbag device according to claim 1, wherein the perforation of the planned portion has a cut longer than the joint, and the joint is formed at a position divided into four equal parts on the substantially circular shape.
前記保持部材の略中心に固定具の孔を有することを特徴とするエアバッグ装置。 In the airbag apparatus described in Claim 1,
An airbag device having a hole of a fixing tool at a substantially center of the holding member.
前記保持部材の破断予定部の大きさがエアバッグ装置の略中央部に設けられた装飾用部材の直径より大きいことを特徴とするエアバッグ装置。 In the airbag apparatus described in Claim 1 or 2,
The airbag apparatus according to claim 1, wherein a size of the planned breakage portion of the holding member is larger than a diameter of a decorative member provided at a substantially central portion of the airbag apparatus.
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