[go: up one dir, main page]

JP4976385B2 - 少なくとも一つの光学的分離を形成する光導波器を備える光学的集積回路 - Google Patents

少なくとも一つの光学的分離を形成する光導波器を備える光学的集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4976385B2
JP4976385B2 JP2008512893A JP2008512893A JP4976385B2 JP 4976385 B2 JP4976385 B2 JP 4976385B2 JP 2008512893 A JP2008512893 A JP 2008512893A JP 2008512893 A JP2008512893 A JP 2008512893A JP 4976385 B2 JP4976385 B2 JP 4976385B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
width
integrated circuit
input
waveguide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008512893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008542806A (ja
Inventor
ニコラ グロサール
ジェローム オーダン
アンリ ポルト
Original Assignee
フォトリヌ テクノロジー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フォトリヌ テクノロジー filed Critical フォトリヌ テクノロジー
Publication of JP2008542806A publication Critical patent/JP2008542806A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4976385B2 publication Critical patent/JP4976385B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/122Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
    • G02B6/125Bends, branchings or intersections
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B2006/12133Functions
    • G02B2006/1215Splitter

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Description

本発明は少なくとも一つの光学的分離を形成する光導波器を備える光学的集積回路に関するものであり、その回路は普通用途に応じて分離器もしくは再結合器と呼ばれる装置であるが、干渉器となることもある。本発明は光学的に利用され、特に光ビームの伝送に利用される。
通常Yジャンクションと称されるタイプの光学的分離器/再結合器は光学的集積回路の重要な要素である。これらの分離器は、能動的には光学的パワー・ディバイダー(マッハツェンダー・タイプの強度変調器)として使われ、そして受動的集積要素(1からNへの分離器)として使われる。
光学的導波器は、少なくともコアと呼ばれる中心部分と、シースと呼ばれる屈折率の高い隣接部分とから形成されている。光学的導波器の特性は光を所定の路に通すことができるということである。光学的導波器のパラメーター(コア幅、コアとシースとの間の屈折率の差)が光を導くことのできる解の数を決めている。単一モードの光導波の意味は単一の伝播解ということであり、従って案内される光学的フィールドの横断分布はただ一つである。そのような場合、案内される光波は基本光モードと呼ばれる。導波式が幾つもの解を持っているときは高次の光モードがあり、それらの光学的フィールドの横断分布は対称性と反対称性とが交互になる。これらの高次のモードは光学的導波器内を光は異なる速さで進み、スプリアスな干渉現象を発生し、光学的な不安定の元となる。一般的に言って、Yジャンクションの動作は光伝播中の光学的な案内・輻射モードの進展が解析される。これについての詳細はエイチ・ヤジマの「誘電性プラナー枝路導波器の結合モード分析」、IEEEジャーナル・オヴ・カンタム エレクトロニクス、14巻、10号、1978年10月を参照されたい。
Yジャンクションは幾つかの品質基準により特徴付けれ、特に光損失、出力枝路間の光学的バランス、空間要件、そして波長安定性ができるだけ良いのが好ましい。さらに、以下に述べる理由から、これら総ての基準に照らして良い特性を持つことは難しい。
図1は最新の技術であって、従来のYジャンクションを持つ集積光学回路に光ファイバーを結合したデバイスを図式的に示している。光ファイバー1から案内された光波はインターフェース2で光学的集積回路の入力に注入され、この集積回路の光導波部は平らな基板3の上につくられている。媒体1と4との間のインターフェース2へ結合された光波は先ず、一つの共通の光導波部4もしくは共通の幹部4を伝播してから以下に円錐域と呼んでいる「先細」域5を通る。この円錐域の幅はWeから2Ws+Dに次第に変わっていく。独立して広がっていく枝路7と8の間の不連続部6で終わっているこの円錐域5は、上方枝路と下方枝路と呼ぶ枝7,8の光学的導波部の間で光学的分離を幾何学的に形成し、それらの枝路は共通部もしくは共通幹部4の導波部の伝播軸に対して角度±αだけ角度が付けられている。幅Dの不連続部6は製造限界として結果的に生じる。実際に、この不連続部の大きさはマイクロメーターのオーダーで、大体10分の1マイクロメーターである。
図1に示した従来のYジヤンクションデバイスでは、損失と光学的不安定性のメカニズムは主に3箇所で生じる。先ず、インターフェース2であるが、入力の光学的フィールド、すなわちファイバー1の光学的フィールドと共通幹部4が支持している基本光学モードとの間の形状的な不適合の所為である。次に、不連続部6であるが、そこでは基本光モードが高次の、もしくは輻射光モードに結合している。この不連続部6が伝播路にあるからである。最後は、枝路7と8であるが、両方の枝の間に2αの分離角度があるからである。
インターフェース2における損失は両方の光モードの間で適応「先細り」を使うことにより増大される。枝路の間での分離に先立つ共通幹部4における安定性に関しては、幅Weを調整して基本光モードだけを支持するようにする。エイ・クレカンプ、ピー.ケルステンそしてダブリュー.レームの「縦列1:2スプリッターのための改良型単一モードY枝路設計」、ジャーナル・オヴ・ライトウエーブ テクノロジ、14巻、12号、1996年12月に記載のように、単一モード空間光学フイルターと呼ばれるある直線部分上での共通幹部4の幅を小さくするとY枝路出力におけるバランス安定性は増大する。実際には、不完全注入の場合、ファイバー1からの外部光波が共通幹部4に対して角度と横方向オーバーレイをもって注入されるので、(反対称の)オーダー1の上方光モードの一部が共通幹部4内で基本光モードで励起される。もし幅Weが十分に小さくて光学的導波部が厳密に単一モードであるならば、円錐域5に到達する前に共通幹部4内の伝播中基板3内でスプリアス光モードは拡散する。その場合その構造は実際の使用条件で一層安定している。
不連続部6と枝路7,8におけるYジャンクションの光損失と安定性とは、もしも分離角度が非常に小さければ(典型的には0.1°)増大する。Yジャンクションの断熱曲線が分離角度2αに鋭敏だからである。この角度がほぼ0°であるときには、ジャンクションの光学的挙動は安定し、そして光学的損失はなくなる。しかしながら、この論拠は空間要件の基準に配慮していない。枝分かれの光導波部で十分に分離させるにはその角度では枝路を実現できないほどに長くすることが必要だからである。実際に、0.1°で出力枝路の中心間で最終的に25μmの分離を生じさせるには縦方向で14.3mmの空間を必要とする。さらに、円錐域5の不連続部6がYジャンクションの安定性にとって有害な高次光モードを励起し、断熱開き部の場合ですらそうなる。事実、円錐域5の端部分でなお導波部の大きな幅はいくつかの高次の光モードを支持できる2Ws+Dとなっている。
この問題を制限しようとしてWO97/32228で提案しているのが図2の最新技術である。このYジャンクションは、光導波部のコアよりも屈折率の小さい開き部9をつくることにより形成された円錐域5の内側に延びる不連続部6により特徴付けられている。しかしこの解決法は高次の光モードの励起と光損失とを満足できるほどには抑制するものではない。さらに、幾何学的な空間要件は従来のYジャンクションに比して緩和されていない。
改善を狙って提案された解決法がWO02/071112のディ.シアンカレポアとエス.レノルディの特許出願に開示され、図3にそれを最新技術として示す。光学的不安定性の原因であり、そして無用のスペースを占めているものとして発明者等は円錐部分を最初部分で切り捨てることを提案している。この解決法では不連続部6は共通幹部4と枝路7,8との間の移行域と一致している。円錐域への入力における枝路7,8の幅とパラメーターDとは共通幹部4とこの円錐域5の入力との間で光学的フィールドの連続性をつくるように適合させられている。WO02/071112では光導波部の不連続性は単一モードであるために研究されている部分に現れ、その部分はYジャンクションの安定性を増大する。
この改善とすべての事前の対策にもかかわらず、共通幹部4と円錐域5との間の不連続は、光モードとより高次の光モードとの輻射の結合によって損失と光学的な不安定性の潜在的な原因となっている。
本発明の分野において幾つもの文献が他にも知られている。
特許文献EP−0716336A、ヴィンチャント ジェイ.エフ等の文献、「INPディジタル・オプティカル・スイッチ導波ホトニック・スイッチィング」IEEプロシーディングス ジェイ.オプトエレクトロニックス140巻、5号、パート ジェイ、301−307頁が不連続光導波部と入力共通幹部とを持つ構造を示している。
特許文献JP−11−352347が示す光学的構造の光導波部は両方の第1光モードを支持しなければならず、本発明とは反対に波長と偏光に依存することとなる。以下に説明する本発明では基本モードの断熱モーダル展開が実施され、この文献のような両方の第1光モードの間の結合はない。
特許文献JP−04−355714とDE―4225085とは前の文献と同じ光モードの結合に基礎を置いている。
最後に、特許文献JP−2000−180646は不連続導波部を持つ構造か、もしくは特に散乱して光損失を生じる他の複雑な構造を持つ構成を示している。
本発明は、一方では光損失の原因となっており、他方ではYジャンクションの光学的不安定の原因となっているこの不連続問題の抑制を提案している。提案している解決法は、円錐域において、そして外部媒体との接続をつくっているインターフェースにおいて、従って光導波共通幹部への入力において遭遇する不連続を変えることにある。そのような場合Yジャンクションの最初の幹部を形成している共通幹部が光を分離するプレフォームを形成しており、その幾何学的構成により後続の枝路の分離部における伝播光フィールドの連続性を保証している。
本発明は、基板の上に導波分離部を有する光学的集積回路に関し、その回路は少なくとも一つの光学的分離ユニットを備え、そのユニットは光波を案内する外部手段と関連させる光学的入出力インターフェースを備え、このインターフェースは所定長L1の光学的導波入力部を通って回路内に延び、その光学的導波入力部はそれの全体としての方向に対して実質的に対称的に相互から離れていく少なくとも2つの光学的導波枝路に延びている。
本発明ではインターフェースからの入力部分は枝路と同数の光学的導波部を含み(それぞれの枝路は入力部の光導波部から延びている)、入力部の光学的導波部は実質的に直線で互いに平行となっており、入力部の2つの隣接する光学的導波部は所定の幅Dの開き部によって分けられており、それの開き部の屈折率は光学的導波部の屈折率よりも低く、入力部の各光導波部は所定の幅We1を有し、そして各枝の光学的導波部の幅は入力部から離れる方向で幅We1から所定の幅Wsまで広がっていく。
本発明の様々な実施例では以下に記載の手段を単独で、もしくは技術的に可能な組合せで使用している。
‐ユニットはインターフェースと入力部との間で長さL0の移行域をさらに含んでいて、この移行域は入力部の光学的導波部と連続している光学的導波部を含んでおり、移行域の各光学的導波部の幅はインターフェースから離れる方向で所定の幅We0から幅We1まで広がり、そして移行域の2つの隣接する光学的導波部の間の開き部の幅はインターフェースから離れる方向で所定の幅D’から幅Dまで広がっている。
‐幅We1と幅Wsとは等しく、枝路の光導波部の幅はそれらの路に沿って一定である。‐枝路の光学的導波部の幅の変化は伝播距離に対してリニアーである。
‐入力部の長さL1は0と10mmの間の範囲にある。
‐枝路を分離している半角度αは0.1°と0.5°の間の範囲にあり、好ましくは略0.175°である(枝路の分離角度は2αである)。
‐外部導波手段は光学的集積回路のインターフェースに接続された光ファイバーである。
‐光学的集積回路の基板がガラス、半導体、ポリマー、強誘電性材料、特にニオブ酸リチウム(LiNbO3)もしくはタンタル酸リチウム(LaTiO3)から選択される。
‐光学的集積回路の基板がニオブ酸リチウム(LiNbO3)もしくはタンタル酸リチウム(LaTiO3)から選択される。
‐光学的集積回路の基板がニオブ酸リチウム(LiNbO3)から選択される。
‐ニオブ酸リチウム(LiNbO3)からつくられた光学的集積回路の基板がXクロス部となっている。
‐ニオブ酸リチウム(LiNbO3)からつくられた光学的集積回路の基板がYクロス部となっている。
‐ニオブ酸リチウム(LiNbO3)からつくられた光学的集積回路の基板がZクロス部となっている。
‐光導波部はニオブ酸リチウム(LiNbO3)からつくられた回路の基板にチタニウム拡散技術により得られる。
‐光導波部はニオブ酸リチウム(LiNbO3)からつくられた回路の基板にプロトン交換技術により得られる。
‐光導波部はXクロス部を有するニオブ酸リチウム(LiNbO3)からつくられた回路の基板にチタニウム拡散技術により得られる。
‐回路は分割器として順方向で作動するよう意図されている。
‐回路は再結合器として順方向で作動するよう意図されている。
‐回路は分割器/再結合器として順方向及び又は逆方向で作動するよう意図されている。
‐回路は2つの枝路を持つY字形の光分割器/再結合器である。
‐回路は3つの枝路を持つY字形の光分割器/再結合器であって、枝路の一つは回路の光導波部の対称軸の中心である。
‐回路は4つの枝路を持つY字形の光分割器/再結合器である。
‐光学的回路は分割ユニットを備え、そしてそれは少なくとも2つの枝路を持つY字形の光分割器/再結合器である。
‐光学的回路は頭部と尾部とを突き合わせてつないだ2つの縦続分割ユニットを備え、そしてそれは少なくとも2つの枝路を持つ集積マッハツェンダー干渉計である。
‐光学的集積回路は頭部と尾部とを突き合わせてつないだ2つの縦続分割ユニットを備え、そしてそれは少なくとも2つの枝路を持つ集積マッハツェンダー干渉計である。
‐光学的集積回路は頭部と尾部とを突き合わせてつないだ2つの縦続分割ユニットを備え、そしてそれは4つの枝路を持つ集積マッハツェンダー干渉計である。
‐光学的回路は頭部と尾部とを突き合わせてつないだ2つの縦続分割ユニットと枝路の光導波部と関連の電極とを備え、そしてそれは少なくとも2つの枝路を持つ集積マッハツェンダー干渉計である。
本発明のジャンクションを使って多くの利益が得られる。先ず第一に、従来のYジャンクションで見られる損失源を減少し、そして光学的不安定性を減少している:損失と光学的不安定性の両方の源は、入力光導波部への外部光信号の注入で、従ってインターフェースで先ず発生し、次に、従来の回路における円錐域に入るところに不連続性があってそこで発生するのが、本発明のお陰で集められて光挿入においてただ一つの光学的損失源となり、そしてその場合にはインターフェースの最適化だけが問題となっている。第2に、提案されている光学的構造はYジャンクションのバランスを有利に改善する。実際、2つの(少なくとも)実質的に平行で、真直ぐな光導波部から形成される入力導波部が光学的なスーパーストラクチャーを形成し、そのモーダル特性は、両方の光導波部を別々に取り上げてそれらの幅を合計したものよりも小さい幅の単一光導波部の特性と均等である。真直ぐの入力部は単一モード空間光フイルターとして働き、それは外部信号と入力導波部との間の不完全な注入の結果生じ、そしてYジャンクションの光バランスを変えるスプリアス光モードを抑制する。第3に、長さ方向の空間要求についても利点がある。断熱的円錐域が消滅し、直接分割のための空間を残しているからである。従来のYジャンクションに対して空間要求的にどれだけ稼げたかは次式X=(D+We1)/(2.tanα)で計算でき、その空間利得は分割角度が小さくなるとき大きくなる。例えば、分割半角度α=0.15°については従来のYジャンクションに対する長さ方向の利得は22%のオーダーである。提案している本発明はYジャンクションの多くの品質基準を同時に改善している。
本発明を添付図を参照して以下に説明するが、この説明に本発明は限定されるものではない。
図1ないし図3の最新技術を本書の導入部分で紹介したが、本発明は図4に示している。この図のYジャンクション・タイプのデバイスは基板3の上に光学的集積回路として形成されている。光ファイバー1は光学的集積回路に結合されている。光学的移行部がインターフェース2に形成され、これは垂直に示されているが、面取りされた注入面では斜めにして集積回路の光導波部4a、4bの端と光ファイバー1との間でのスプリアス反射を排除するようにするのが好ましい。インターフェース2で光学的回路の入力へ注入される光ファイバー1の光は、光学的集積回路の導波部4a、4bを通り、長さL1の導波入力部を進む。この入力部の光導波部4a、4bは実質的に直線で、相互に平行となっていて、それぞれの幅はWe1である。インターフェース2に現れるのはこの光学的回路の不連続部6であって、これは入力部の光導波部4a、4bを分離する開き部9の端である。開き部9と、それ故、それの端の不連続部6は幅Dを有し、それの光学的特性は光導波部4a、4bの光学的特性とは異なっている。不連続部6の、そして開き部9の屈折率は光導波部4a、4bの屈折率よりも小さい。各光導波部4a、4bの幅We1と間隔Dとを調整して導波部4a、4bのアセンブリが形成するスーパーストラクチャーが作動波長で光基本モードだけを案内できるようにしている。入力部の長さL1はYジャンクションの出力で望まれる安定性と光学的バランスとの必要性に適応している。それは0から数ミリメートルまで変わる。長さL1の入力部に続くのは光導波部の上方枝路7と下方枝路8との次第に広がって形成されていく分離枝路域であって、それらの光導波部は入力部の全体としての方向であるその対称軸に対して角度±αを成している。枝路7,8を形成している光導波部は相互に離れていき、そして次第に最終幅Wsとなって、光学的集積回路の外面となるか、もしくはこの幅Wsのままの路となっていく。一般的に言えば、上方枝路7と下方枝路8は光導波部4a、4bの延長部を表わし、そしてこの分離域は光学的入力スーパーストラクチャーの発展として解釈され、その入力スーパーストラクチャーでは内部パラメーター(光導波部の幅と両光導波部の間の間隔)が伝播中に展開(evolution)していく。図4の場合では光導波部の幅そして光導波部の間隔の展開は線形であるが、図示しない変形態様では幅及び又は間隔の非線形展開も考えられる。
分離域の輪郭は、一方では連続輻射モード上の基本モードに結合している光損失を、他方で高次モードに結合している不安定に対しこれらを最大限制限するよう設計する。このような光学的構造における光の挙動は光学的超モードの展開から解釈できる。このタイプの構造では光の導波輻射モードは結合伝播式により表わされる。これらの式の結合係数は連続する分離部分を一連の隣接する直線区分に単純化して近似する。そのような場合、結合係数は直線区分間のそれぞれの基本の移行部での光モード間のオーバレイイング・インテグラルに比例している。
mn i→i+1=∫E i+1
ここでE は区分iに入るm次の光モードの振幅、E i+1は区分i+1に入るn次の光モードの振幅、そしてImn i→i+1はnモード上のm光モードの結合係数にリンクしたオーバレィイング・インテグラルである。
案内しそうな光モードの数は高次の案内モード上で基本モードのエネルギーを結合する危険レベルを表わしている。そして、分離部は、2つの光モード(基本モードとオーダー1の反対称モード)よりも多いモードを決して維持しないように設計されている。「ビーム伝播法」(BPM)に基づいた伝播式のデジタル解ソフトウエアを使ってこのタイプの構造での光損失と高次モードであり得る結合とを理論的にシミュレートし、そして算定する。
そのような場合断熱分離を参照する。入力での光基本モードのエネルギーの積算は分離部の伝播にわたっているからである。分離部出力では光パワーは枝路7,8のそれぞれで同じ割合で分けられている。Yジャンクションの第2の部分を特徴付けている分離域は初めの光学的スーパーストラクチャーの簡単な展開部であり、そこでは各光導波部は拡幅し、そして隣から離れていっている。幅と離隔パラメーターとは所定の基準、例えば光損失と空間要件について計算される。Yジャンクションのこの第2の部分は最初の部分の延長である。換言すれば、本発明のYジャンクションは光学的対称構造として認識され、それの上方と下方の枝路は光学的集積回路の入力まで延びている。
図5は光学的回路に変形態様の光学的集積分離部を形成したデバイスを示している。この変形態様では光導波部の初めの部分には幅とそれらの間隔を次第に調整した領域を設けてあり、その調整は光ファイバーからの外来信号に対して不適合な形をしていることによる光損失例えば伝播損失と単一モードの空間光フイルタリングとの間で最良の妥協を求めるようにしてなされる。後者の構造は、ファイバーと光学的集積回路との間の界面における光学的スーパーストラクチャーの増進する光学的オーバーレィイングの幾何学的条件は常にYジャンクションの初めの部分における光伝播損失の幾何学的条件と合っていないという前提から派生している。移行域を形成しているインターフェース2における基板3の光学的集積回路への入力に光ファイバー1から光が注入される。両枝路の隔離域に先行する初めの光学的スーパーストラクチャーを2つの区分に分け、第1の区分は長さL0とし、第2の区分は長さL1とする。第1の区分は移行域であって、ファイバー1からの光信号と第2区分を導波される光基本モードとの間の光アダプターとして働く。この第1の区分は上方と下方の2つの光導波部10a、10bから形成され、それらは第2の区分のそれぞれとマッチしており、それらのそれぞれの枝路の幅は移行域を形成するインターフェース2の幅We0から第2区分の入力のWe1へと変化する。並行して、これらの導波部間の開き部9の値は移行域を形成しているインターフェース2のD’から第2区分への入力におけるDへと大きくなっていく(D’<D)。光学的スーパーストラクチャーの最初の寸法We0とD’とは光ファイバーから外部信号が来るときの光学的挿入損失を最小とするようになっている。
最適化はインターフェース2における電界分布間でのカバーリング・レートを最大とすることにある。
η=|∫E |/∫|E∫|E
ここでEそしてEはファイバーの光モードの振幅とパラメーターWe0とD’の光基 本モードの振幅である。光学的フィールドの間の最悪の場合の0と完全一致の場合の1との間に値は制限される。光モードとカバーリング・レートとは有限差分法に基づいてディジタル解ソフトウエアを使って計算する。
光ファイバーから光を注入することにより附勢されるスプリアス光モードを空間的にフイルターするのに第2の部分は使われ、基本光モードを十分に封じ込めて付加的な光損失を発生させない。この第2の部分は2つの光学的平行導波部から形成されており、それらはそれぞれ上方枝路4aと下方枝路4bとにマッチしている。単一モードの空間フイルターを特徴付けている長さL1とパラメーターWe1とDとは枝路7と8の間の光学的アンバランスのような不安定性を最小とするように計算される。
その対応する最適プロセスは「ビーム伝播法」のようなディジタル・シュミレーション・ツールを使用する。その原理は、注入導波部の中心に対してファイバーの横断中心を数マイクロメーターだけずらすことにより光の不完全注入を再現することにある。アーム7と8との間の出力におけるアンバランスは式P7/(P7+P8)もしくはP8/(P7+P8)により計算され、そのとき回路で使用できるスペースとアライメントの裕度とに従って限界を設定する。距離L1が大きいほど、出力アーム間のバランスはよくなる。
枝路7と8の分離域における上方と下方の枝路7,8と関連の光導波部は、回路の光導波部の対称軸に対して角度±αを成して離れている。それらの幅は既に述べたようにWe1からWsに広がる。
かくして本発明はそれの総体的コンセプトにおいては、少なくとも一つのYジャンクションと称される光学的分離部を形成している光導波手段を備えた平らな基板上の光学的集積回路に関する。Yジャンクションの最初の部分の光導波手段はYジャンクションの出力での枝路として多くの並列光導波部から形成されている。枝路の分離を準備するこの最初の部分は光学的スーパーストラクチャーを形成し、それの幾何学的な特徴、例えば並列光導波部を分離するための幅と距離とは、外から光学的集積回路へ入る光信号に対して単一様相と適合性との条件を確かなものとして選択している。
1つの入口と2つの出口とを持つYジャンクションのための光導波部を分離する原理は、技術によって到達できる解決の限界内で一つの入口と複数の出口とに推定される。本発明のN出力についての推定原理を説明するため、例として、図6に1から3に向かう分離器と呼ぶデバイスを示す。光ファイバーからの外部信号が、3つの並列光導波部から成る光学的スーパーストラクチャーを通る光学的集積回路3に入る。光導波部間の間隔と幅のような構造パラメーターを調整して光学的スーパーストラクチャーを入力ファイバーの光モードと両立させ、そして回路が光の基本導波モードだけを支持するようにする。すべての変形態様においてその実施した構造は本質的に対称的であることを銘記すべきである。
これまで例示したデバイスは、順方向に作動する、すなわち光導波分離器としての少なくとも一つのYジャンクションを持つ基板上の光学的集積回路に関するものであるが、その原理は逆方向でも働く、すなわち光導波再結合器としてのYジャンクションにも適用できる。従って、本発明は光学的集積回路において最も拡張した機能をもつ多くの実際の用途があり、その幾つかの例を図7,8,9に示す。
図7に示すのは第1の使用例であって、基板上の光学的集積回路は本発明の2つのYジャンクションを互いに頭部と尾部を突き合わせて縦続接続している。第1のジャンクションは光パワーの分離器(セパレーター)として働き、第2のジャンクションは光パワーの再結合器として働く。最終的な全体の光学的構造体は集積マッハツェンダー干渉計と呼ばれる干渉計を形成している。その場合、本発明は従来のYジャンクションに対し付加的な利点をもたらす。順方向で高い安定性を有する光学的単一モードの空間フィルターは、励起率を高めた逆作動でも有用であることが判明しているからである。再結合器の出力における反対称の光モードの輻射は、小さく同等の導波幅のお陰で光導波部の外側に容易に分散する。
図8に示す第2の使用例では光学的集積回路は分離器/再結合器として使われ、特にサグナック干渉効果に基づく光ファイバー・ジャイロメーターにおけるポアー・アプリケーションで分離器/再結合器として使われる。
図9に示す第3の使用例では集積回路は図8の回路を主な基礎として使っている。その光学的な構造はそれでもなお複雑であるのは、第1のマッハツェンダーの各枝路を分離することによって得る同じタイプの第2構造体のシートだからである。
これらの縦続複数Yジャンクション及び又は分離の例は本発明でできる実例を示しているに過ぎない。
Yジャンクションの幾何学的な寸法に適応性があるので本発明の光学的集積回路は、光が回路内で導かれる限りどのような光学的波長にも適応させられる。
光学的集積回路を実現するためのあり得る態様の中で、どのような種類の基板が、それが光導波部を支えられるかを、考えてみる。他のものもあるが本発明の実施では光学的回路はガラス、半導体、ポリマー、強誘電性物質、例えばニオブ酸リチウム(LiNbO3)もしくはタンタル酸リチウム(LaTiO3)の上に集積される。例示する特定の場合としてニオブ酸リチウムに光学的集積回路をつくって本発明を実施する。
ニオブ酸リチウムは電気光学効果もしくは音響光学効果に基づいた能動的な光学的集積回路の製作に現在使用されているクリスタルである。そのクリスタルは一軸複屈折結晶のクラスに属していることをそれの特性から認識するであろう。結晶軸Zは光学軸に一致し、添字Neでこれを特別な軸として示し、他の2つの軸X、Yは添字Noで普通の軸に対応することを示す。実際に、光導波器は3つの結晶学的配向を有する基板表面につくられる。すなわち、「X断面」基板と称してそれのX軸が表面に垂直なもの、「Y断面」基板と称してそれのY軸が表面に垂直なもので、これらの基板は温度安定性について知られている。「Z断面」基板と称してそれのZ軸が表面に垂直なものは、焦電効果に強く依存することによって特徴付けられ、また電気光学効率が良いことによっても特徴付けられている。
現在、2つの技術が産業規模でニオブ酸リチウムに光導波器をつくるのに利用されている。すなわち、チタニウム拡散とプロトン交換である。注目すべきこととしては他のあまり普通には使われていない製造技術であるイオン注入やニオブ酸リチウムエッチングも本発明の製造に適している。
チタニウム拡散は、ホストの結晶学的アレイ、この場合LiNbO3をドープすることにより屈折率NeとNoを局部的に大きくすることをその本質とする方法である。そのドーピングは非常な高温拡散により、典型的には900℃ないし1150℃で行われる。プロトン交換は代替化学反応を介して特殊屈折率Neを局所的に高めることをその本質とする方法である。ニオブ酸リチウムを純粋もしくは希釈した高温の酸に接触させることにより、表面近くの結晶のリチウムイオンを徐々にプロトンと置換える。交換した後はその基板は焼鈍されて、軟化し、高屈折率域を安定化する。
提案した発明の有効性を調べるため異なるYジャンクションを備える幾つかの光学的集積回路をニオブ酸リチウムにつくった。選択された光学的回路のパターンは図7に示す。これはマッハツェンダー干渉計に相当する。X断面ニオブ酸リチウム基板上のチタニウム拡散技術により光導波部が得られる。
単一のボード内に種々の光学的回路をつくって同じ処理となっていることを確実にする。We1、DそしてWsのような幾何学的パラメーターを事前のテストで決めておき、そしてつくるときに分離角度とYジャンクションのタイプだけを回路ごとに変えていく。
図10は1550nmの波長でのテストを終えたYジャンクション毎の光損失を示している。Yジャンクション毎の光損失の推定は、基準の直線導波部の光損失からマッハツェンダー干渉計の光損失を差し引き、Yジャンクションの数で、この場合は2で割ることにより求められる。四角と破線で示す曲線は、分離半角度がα=0.5°の従来のYジャンクションについての計算結果である。ジャンクション毎の損失は平均で0.99dBである。円と実線で示す曲線は小さい分離半角度α、典型的にはα=0.2°を有する従来のYジャンクションについての測定を示す。Yジャンクション毎の損失は平均で0.58dBである。三角と鎖線の曲線は、分離半角度α=0.175°を有する本発明のYジャンクションについての計算結果である。平均損失はジャンクション当り0.31dBとなる。
以下の表1は、幾何学的な空間要件、光損失そして消光比による間接的単一モードの空間的光フィルタリングのような選択基準に基づいてYジャンクション製作のパフォーマンスを比較して示す。
Figure 0004976385
この表1でα=0.2°の従来のYジャンクションを空間要件の基準Yジャンクションとして選択する。
半角度α0.5°の従来のYジャンクションは長さ方向の空間要件を60%節約させるが、光損失増加という不利益を生じさせる。本発明のYジャンクションは半角度が小さくても(0.20°の代わりに0.175°)空間要件は11%も節約できる。光損失も基準に対して減少している。
実験結果が示していることは本発明のYジャンクションは空間要件と光損失とを同時に軽減でき、これに対して従来のYジャンクションは一時には両方の判定基準の一方だけを改善できるに過ぎない。空間要件が同じであるとして得られる結果は本発明のYジャンクションの優位性を示している。示されたパフォーマンスは、ファイバー/導波部結合効率の改善(光シミュレーションにより得られる0.15dBの利得)、そして分離における光導波部の不連続を抑制することによる、そして両枝路の間の分離角度2αを最小とすることによる光輻射損失の減少を組み合わせて改善していることを示している。
マッハツェンダー・タイプの強度変調器においては、消光比はYジャンクションの足の単一モード空間光フイルタリングの効率を変える。消光比は通過光レベルと遮断光レベルとの間の比(デシベル)として表わされる。半角度0.5°の従来のYジャンクションは現在使用されていて高い消光比(25dB)を得ている。表1で判ることはこの角度αが0.5°から0.2°に変化するとき、光損失は改善するが、消光比は3dB減少する(22dB)。同じパフォーマンスを取り戻すにはYジャンクションの足を長くして輻射反対称性光モードが基板に一層効率よく分散するようにする。従来のYジャンクションの光損失と消光比とを同時に改善することは幾何学的寸法を許容できないほどに増大させることを意味している。本発明のYジャンクションは異なる挙動を示す。分離半角度は0.5°より小さく、その分離半角度はα=0.175°でさえあっても本発明のYジャンクションの消光比は高いままであり、分離半角度0.5°の従来ジャンクションの消光比と同じである。その現象は、本発明から結果的に生じるYジャンクションの足の小さい均等導波幅に因るのである。輻射反対称性モードは伝播中基板内に容易に拡散される。
結論として、開き部角度が一定であると、本発明のYジャンクションは従来のYジャンクションよりも優れたパフォーマンスを示し、空間要件、光損失もしくは単一空間光フィルタリングについてそうである。マッハツェンダー干渉計で得た実験結果が、本発明のYジャンクションが作動し、そして縦続Yジャンクションの数の増加につれてパフォーマンスにおけるこれらの偏差が増大することを明確に示している。
従来のYジャンクションを構成している最新装置の略図であって、入力における光ファイバーに光学的集積回路が続いている。 円錐域に開き部を持っているYジャンクションの最新装置の略図である。 一部を除去した円錐域部分を有し、一つの共通の光導波部と枝路の光導波部との間で光学的に適応させたYジャンクションの最新装置の略図である。 入力部において光ファイバー、そして本発明によるYジャンクションタイプの分離ユニットを構成している光学的集積回路から形成されたデバイスを示す略図である。 入力部において光ファイバー、そして本発明によるYジャンクションタイプの分離ユニットの変形態様を構成している光学的集積回路から形成されたデバイスを示す図である。 入力部において光ファイバー、そして本発明による3つの出力延長部を持つYジャンクションを構成している光学的集積回路から形成されたデバイスを示す図である。 マッハツェンダー・タイプの干渉計においての本発明のYジャンクションの第1の用例を示す図である。 光学的ファイバー・ジャイロメーターに使用される光学的パワー分離器と再結合器の形での本発明のYジャンクションの第2の用例を示す図である。 図7の変形で、主干渉計の中にマッハツェンダー・タイプの2つの干渉計を配置しているものの図である。 Yジャンクションの光損失の一連の比較実験測定を示す図である。

Claims (9)

  1. 基板(3)の上に導波分離部を有する光学的集積回路であって、その回路は少なくとも一つの光学的分離ユニットを備え、そのユニットは光波を案内する外部手段と関連させる光学的入出力インターフェース(2)を基板の縁部に備え、このインターフェースは所定長L1、L1+L0の光学的導波入力部を通って回路内に延び、その光学的導波入力部はそれの全体としての方向に対して実質的に対称的に相互から離れていく少なくとも2つの光学的導波枝路(7、8)に延びている光学的集積回路において、
    基板の縁部におけるインターフェースからの入力部分は枝路と同数の光学的導波部(4a、4b)を含み、それぞれの光学的導波部は基板の縁におけるインターフェースからそれぞれの枝路まで連続し、入力部の光学的導波部は実質的に直線であり、入力部の2つの隣接する光学的導波部は所定の最大幅Dの開き部(9)によって分けられており、その開き部の屈折率は光学的導波部の屈折率よりも低く、入力部の各光学的導波部は所定の最大幅We1を有し、そして各枝の光学的導波部の幅は入力部から離れる方向で幅We1から所定の幅Wsまで広がっていき、前記幅We1とDは、前記入力部分の光学的導波部と開き部によって形成されたスーパーストラクチャーが作動波長で単一モードとなるように、設定されていることを特徴とする光学的集積回路。
  2. 前記入力部分は、インターフェースと該入力部分の端部との間で長さL0の移行域をさらに含んでいて、前記入力部の端部の2つの隣接する導波部は互いに平行であり、幅We1を有しており、幅Dの開き部によって分けられており、前記移行域は入力部の端部の光学的導波部(4a、4b)と連続している光学的導波部(10a、10b)を含んでおり、移行域の各光学的導波部の幅はインターフェースから離れる方向で所定の幅We0から幅We1まで広がり、そして移行域の2つの隣接する光学的導波部の間の開き部(9)の幅はインターフェースから離れる方向で所定幅D’から幅Dまで広がることを特徴とした請求項1に記載の光学的集積回路。
  3. 枝路の光学的導波部の幅の変化は伝播距離に対してリニアーであることを特徴とした請求項1もしくは2に記載の光学的集積回路。
  4. 入力部の長さL1は0を除いて10mmまでの間にあることを特徴とした請求項1ないし3のいずれかに記載の光学的集積回路。
  5. 2つの枝路の場合枝路を分離している半角度αは0.1°と0.50°との間にあり、好ましくは略0.175°であることを特徴とした請求項1ないし4のいずれかに記載の光学的集積回路。
  6. 外部導波手段は光学的集積回路のインターフェースに接続された光ファイバー(1)であることを特徴とした請求項1ないし5のいずれかに記載の光学的集積回路。
  7. 光学的集積回路の基板がニオブ酸リチウム(LiNbO3)であることを特徴とした請求項1ないし6のいずれかに記載の光学的集積回路。
  8. 光学的集積回路が分離ユニットを備え、そして少なくとも2つの枝路を有するY字形光学的分離器/再結合器であることを特徴とした請求項1ないし7のいずれかに記載の光学的集積回路。
  9. 光学的集積回路が、頭部と尾部を付き合せて取付けられた2つの縦列の分離ユニットを備え、そして光学的集積回路は少なくとも2つの枝路を有する集積マッハツェンダーであることを特徴とした請求項1ないし7のいずれかに記載の光学的集積回路。
JP2008512893A 2005-05-25 2006-05-24 少なくとも一つの光学的分離を形成する光導波器を備える光学的集積回路 Active JP4976385B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0551376A FR2886414B1 (fr) 2005-05-25 2005-05-25 Circuit optique integre comportant un guide de lumiere formant au moins une separation optique
FR0551376 2005-05-25
PCT/FR2006/050480 WO2006129035A2 (fr) 2005-05-25 2006-05-24 Circuit optique integre comportant un guide de lumiere formant au moins une separation optique

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008542806A JP2008542806A (ja) 2008-11-27
JP4976385B2 true JP4976385B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=34955279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008512893A Active JP4976385B2 (ja) 2005-05-25 2006-05-24 少なくとも一つの光学的分離を形成する光導波器を備える光学的集積回路

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7577322B2 (ja)
EP (1) EP1889106B1 (ja)
JP (1) JP4976385B2 (ja)
AT (1) ATE479915T1 (ja)
DE (1) DE602006016597D1 (ja)
FR (1) FR2886414B1 (ja)
WO (1) WO2006129035A2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10094980B2 (en) * 2016-01-12 2018-10-09 King Saud University Three-dimensional space-division Y-splitter for multicore optical fibers

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL185118C (nl) * 1979-06-07 1990-01-16 Philips Nv Halfgeleiderschakelinrichting voor het geleiden en versterken van straling.
JPH07107585B2 (ja) * 1986-08-30 1995-11-15 富士通株式会社 導波路光位相変調器の駆動方法
JPH02198401A (ja) * 1989-01-27 1990-08-06 Nec Corp 光分岐回路
JPH04355714A (ja) * 1991-06-03 1992-12-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光制御素子
DE4225085A1 (de) * 1992-07-29 1994-02-03 Siemens Ag Optischer Wellenleiterkoppler
FR2709568B1 (fr) * 1993-08-30 1995-09-29 Alcatel Nv Commutateur optique à basculement.
FR2728083B1 (fr) * 1994-12-08 1997-01-10 Alcatel Nv Commutateur optique binaire compact
US5745619A (en) * 1996-06-07 1998-04-28 Lucent Technologies Inc. Low-loss optical power splitter for high-definition waveguides
JP2993433B2 (ja) * 1996-08-02 1999-12-20 日本電気株式会社 光結合器
JP2000231026A (ja) * 1998-12-08 2000-08-22 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 光導波路型光分岐合波回路
JP2000180646A (ja) * 1998-12-16 2000-06-30 Fujitsu Ltd 光回路装置
JPH11352347A (ja) * 1999-05-28 1999-12-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 導波路型分岐結合器
JP2002107681A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Fujitsu Quantum Devices Ltd 光半導体装置
DE60204531T2 (de) * 2001-12-07 2006-05-11 Threefive Photonics B.V. Optischer Koppler und Gitter aus nebeneinanderliegenden Wellenleitern (AWG) mit diesem Koppler

Also Published As

Publication number Publication date
EP1889106A2 (fr) 2008-02-20
EP1889106B1 (fr) 2010-09-01
US7577322B2 (en) 2009-08-18
WO2006129035B1 (fr) 2007-04-26
JP2008542806A (ja) 2008-11-27
WO2006129035A2 (fr) 2006-12-07
FR2886414A1 (fr) 2006-12-01
WO2006129035A3 (fr) 2007-03-08
US20080193077A1 (en) 2008-08-14
DE602006016597D1 (de) 2010-10-14
FR2886414B1 (fr) 2008-02-08
ATE479915T1 (de) 2010-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10261254B2 (en) Integrated on-chip polarizer
US9500807B2 (en) Planar optical waveguide element, dual polarization quadrature phase shift keying modulator, coherent receiver, and polarization diversity
US9857534B2 (en) Optical waveguide device having a light absorber for split out modes
EP1560048B9 (en) Optical isolator utilizing a micro-resonator
Wang et al. Polarization-independent mode-evolution-based coupler for the silicon-on-insulator platform
US11175456B2 (en) Integrated on-chip polarizer
EP1302793A2 (en) A polarization beam splitter
US11061187B2 (en) Planar lightwave circuit optical splitter/mixer
US8953913B2 (en) Integrated optical circuit with an off-center groove
CN107407776B (zh) 高折射率对比度光子器件及其应用
JP2005274840A (ja) 光遅延素子
CN102749676A (zh) 一种基于线性锥形多模干涉原理的十字交叉波导
JPH02275402A (ja) 断熱偏波操作デバイス
Zhao et al. Side-coupled Fabry-Perot resonator filter based on dual-waveguide Bragg grating
US8380023B2 (en) Waveguide-type optical circuit
JP2586978B2 (ja) 偏光フィルター
Teng et al. Phase insensitive high order mode pass filter with low reflection for two-mode division multiplexing
JP4976385B2 (ja) 少なくとも一つの光学的分離を形成する光導波器を備える光学的集積回路
US9081136B2 (en) Attenuated primary reflection integrated optical circuit
Zhang et al. A demultiplexing filter with box-like response and large FSR based on LNOI second-order micro-ring resonators
JP2018054934A (ja) 光導波路素子
Modotto et al. Imaging properties of multimode photonic crystal waveguides and waveguide arrays
JP2006284791A (ja) マルチモード干渉光カプラ
CN119667857A (zh) 一种基于lnoi材料制备的y型结功率分配器
Zheng et al. Optical properties of the coupling interface for planar optical waveguides

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4976385

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250