JP4973877B2 - 金属表面処理剤、表面処理鋼材及びその処理方法、並びに塗装鋼材及びその製造方法 - Google Patents
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Description
〔請求項1〕
一分子中にトリアジンチオール基を有するオルガノポリシロキサンを必須成分とし、これを水及び/又は有機溶媒に溶解してなることを特徴とする金属表面処理剤。
〔請求項2〕
一分子中にトリアジンチオール基を有するオルガノポリシロキサンが、下記シロキサン単位式(1)で表されるものであることを特徴とする請求項1記載の金属表面処理剤。
で表される基を少なくとも1個含み、aは平均0≦a<0.8であり、bは平均0≦b≦1であり、cは平均0≦c<1であり、dは平均0≦d<0.4であり、eは平均0≦e<0.5であり、a+b+c+d=1である。]
〔請求項3〕
構造式(2)において、2価の有機基Aが、酸素原子、硫黄原子、窒素原子から選ばれるヘテロ原子又はカルボニル炭素を間に挟んでもよい2価の炭化水素基であることを特徴とする請求項1又は2記載の金属表面処理剤。
〔請求項4〕
構造式(2)において、2価の有機基Aが、−CH2CH2CH2NH−又は−CH2CH2CH2NHCH2CH2NH−であることを特徴とする請求項3記載の金属表面処理剤。
〔請求項5〕
更に、金属表面処理剤中に、有機ケイ素化合物を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の金属表面処理剤。
〔請求項6〕
有機ケイ素化合物が、加水分解性シリル基を有する有機ケイ素化合物又はその部分加水分解縮合物であることを特徴とする請求項5記載の金属表面処理剤。
〔請求項7〕
更に、金属表面処理剤中に、有機チタン酸エステル類を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の金属表面処理剤。
〔請求項8〕
更に、金属表面処理剤中に、水及び/又は有機溶媒分散性シリカを含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の金属表面処理剤。
〔請求項9〕
更に、金属表面処理剤中に、Zr,Ti,V,W,Mo,Al,Sn,Nb,Hf,Y,Ho,Bi,La,Ce及びZnから選択される金属の化合物のいずれか1種以上を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の金属表面処理剤。
〔請求項10〕
更に、金属表面処理剤中に、チオカルボニル基含有化合物及び/又は水溶性もしくは水分散性樹脂を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の金属表面処理剤。
〔請求項11〕
更に、金属表面処理剤中に、リン酸イオンを含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項記載の金属表面処理剤。
〔請求項12〕
請求項1〜11のいずれか1項記載の金属表面処理剤で表面処理することを特徴とする鋼材の表面処理方法。
〔請求項13〕
鋼材が金属被覆鋼材である請求項12記載の表面処理方法。
〔請求項14〕
請求項12又は13記載の方法で得られる表面処理鋼材。
〔請求項15〕
請求項1〜11のいずれか1項記載の金属表面処理剤で鋼材を処理した後、更に上層被膜層を設けることを特徴とする塗装鋼材の製造方法。
〔請求項16〕
請求項15記載の方法で得られる塗装鋼材。
本発明の金属表面処理剤は、必須成分として、トリアジンチオール基を有するオルガノポリシロキサンを含み、これを水及び/又は有機溶媒に溶解してなるものである。
で表される基を少なくとも1個含み、aは平均0≦a<0.8であり、bは平均0≦b≦1であり、cは平均0≦c<1であり、dは平均0≦d<0.4であり、eは平均0≦e<0.5であり、a+b+c+d=1である。]
で表される有機基が置換基としてR1〜R6のうちに少なくとも一つは含まれる。
なお、有機溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル化合物
が例示できる。
また、樹脂を用いる時にはその造膜性を向上させ、より均一で平滑な塗膜を形成するために有機溶剤を用いてもよい。更に、界面活性剤、レベリング剤、濡れ性向上剤、消泡剤を用いてもよい。
上記表面処理方法において、上記本発明の金属表面処理剤の塗布量は、乾燥後の被膜質量が0.1mg/m2以上であることが好ましい。被膜質量が0.1mg/m2未満では防錆性が不足する場合がある。一方、付着量が多すぎると塗装用前処理剤としては不経済であり、より好ましくは0.5〜500mg/m2であり、更に好ましくは1〜250mg/m2である。
上記プライマーの塗布膜厚は、乾燥膜厚で1〜20μmであることが好ましい。1μm未満では耐食性が不足する場合があり、20μmを超えると加工密着性が低下する場合がある。
上記ノンクロメートプライマーの焼き付け乾燥条件は、例えば金属表面温度で150〜250℃、時間を10秒〜5分とすることができる。
下記シロキサン単位式(3)で示されるアミノ基含有シリコーンオリゴマー40.0g(アミン当量857)、トリアジントリチオール8.27g、トルエン360gを温度計、水冷コンデンサーを備えた1Lセパラブルフラスコに収め、120℃で4時間加熱撹拌して反応を進行させた。反応の進行と共に、混合物の粘度は増加し、増粘が停止したところで反応終了とした。その後、溶媒を減圧下で留去し、発生した硫化水素も除去した。得られた反応生成物は淡黄濁色のワックス状物質であった。この生成物のIRスペクトルを測定したところ、反応前と比べて、N−H構造に由来する吸収が減少し、新たにトリアジンチオール構造に由来する吸収が観測されたことから、目的とする反応が理想通り進行し、本生成物がトリアジンチオール基を有する下記単位式(4)で示されるオルガノポリシロキサンであることを確認した。
下記シロキサン単位式(5)で示されるビニル基、アミノ基含有シリコーンオリゴマー100.0g(アミン当量881)、トリアジントリチオール20.1g、トルエン250gを温度計、水冷コンデンサーを備えた1Lセパラブルフラスコに収め、120℃で4時間加熱撹拌して反応を進行させた。反応の進行と共に、混合物の粘度は増加し、増粘が停止したところで反応終了とした。その後、溶媒を減圧下で留去し、発生した硫化水素も除去した。得られた反応生成物は淡黄濁色のワックス状物質であった。この生成物のIRスペクトルを測定したところ、反応前と比べて、N−H構造に由来する吸収が減少し、新たにトリアジンチオール構造に由来する吸収が観測されたことから、目的とする反応が理想通り進行し、本生成物がトリアジンチオール基とアルケニル基を有する下記単位式(6)で示されるオルガノポリシロキサンであることを確認した。
下記シロキサン単位式(7)で示されるビニル基、アミノ基含有シリコーンオイル100.0g(アミン当量6299)、トリアジントリチオール2.8g、トルエン250gを温度計、水冷コンデンサーを備えた1Lセパラブルフラスコに収め、120℃で4時間加熱撹拌して反応を進行させた。反応の進行と共に、混合物の粘度は増加し、増粘が停止したところで反応終了とした。その後、溶媒を減圧下で留去し、発生した硫化水素も除去した。得られた反応生成物は淡黄濁色のワックス状物質であった。この生成物のIRスペクトルを測定したところ、反応前と比べて、N−H構造に由来する吸収が減少し、新たにトリアジンチオール構造に由来する吸収が観測されたことから、目的とする反応が理想通り進行し、本生成物がトリアジンチオール基とアルケニル基を有する下記単位式(8)で示されるオルガノポリシロキサンであることを確認した。
メタノール990g、水10gの混合溶媒に合成例1で得た高分子化合物を不揮発分として10g添加し、室温で5分間撹拌することで金属表面処理剤を得た。得られた金属表面処理剤を脱脂乾燥した市販の溶融亜鉛めっき鋼板(日本テストパネル社製;70×150×0.4mm)にバーコーターNo.20で乾燥膜厚が10μmになるように塗布し、金属表面温度105℃で10分間乾燥させた。その後V/P顔料含有のノンクロメートプライマーをバーコーターNo.16で乾燥膜厚が5μmになるように塗布し、金属表面温度215℃で5分間乾燥した。更にトップコートとしてフレキコート1060(ポリエステル系上塗り塗料;日本ペイント社製)をバーコーターNo.36で乾燥膜厚が15μmとなるように塗布し、金属表面温度を230℃で乾燥させて試験板を得た。得られた試験板の折り曲げ密着性、深絞り性、耐食性を下記の評価方法に従って評価し、その結果を表1に記載した。
合成例で得られた化合物、シラン系化合物の種類と濃度、有機チタン酸エステル、水分散性シリカ、ジルコニウムイオン、チオカルボニル基含有化合物、水溶性樹脂並びにリン酸イオンの濃度をそれぞれ表1に記載したように変更した以外は、実施例1と同様にして金属表面処理剤を調製した。これらの金属表面処理剤を用いて、実施例1と同様にして試験板を作製し、これらの評価を行った。得られた結果を表1に記載した。
金属表面処理剤に代えて、市販の塗布型クロメート処理剤(樹脂含有タイプ)をクロム付着量が20mg/m2となるように塗布、乾燥したこと、及びクロム含有プライマー(ストロンチウムクロメート顔料含有プライマー)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして試験板を作製及び評価し、得られた結果を表1に記載した。
実施例1と同様にして処理板を作製し、プライマー及びトップコートの代わりに、機能コーティングとして耐指紋性コーティング(フッ化アルキル系熱可塑性樹脂)をバーコーターNo.5で乾燥膜厚が1μmになるように塗布し、金属表面温度120℃で乾燥し、試験板を作製した。得られた試験板の塗料密着性、耐食性、耐指紋性を下記の評価方法に従って評価し、その結果を表2に記載した。
実施例1と同様にして処理板を作製し、プライマー及びトップコートの代わりに、機能コーティングとして潤滑性コーティング(ポリエーテル系熱硬化性樹脂)をバーコーターNo.5で乾燥膜厚が1μmになるように塗布し、金属表面温度120℃で乾燥し、試験板を作製した。得られた試験板の塗料密着性、耐食性、潤滑性を下記の評価方法に従って評価し、その結果を表2に記載した。
金属表面処理剤に代えて、市販の塗布型クロメート処理剤(樹脂含有タイプ)をクロム付着量が20mg/m2となるように塗布、乾燥したこと及びクロム含有プライマー(ストロンチウムクロメート顔料含有プライマー)を用いたこと以外は、実施例12及び16と同様にしてそれぞれ試験板を作製及び評価し、得られた結果を表2に記載した。
合成例1〜3:合成例1〜3記載のオルガノポリシロキサン化合物
[シラン系化合物]
A:KBM−903(アミノプロピルトリメトキシシラン;信越化学工業社製)
B:KBM−403(グリシドキシプロピルトリメトキシシラン;信越化学工業社製)
C:KBM−803(メルカプトプロピルトリメトキシシラン;信越化学工業社製)
[有機チタン酸エステル]
チタンテトライソプロポキシド(試薬)
[水分散性シリカ]
メタノールシリカゾル(日産化学工業社製)
[ジルコニウムイオンを形成する化合物]
ジルコノゾールAC−7(炭酸ジルコニルアンモニウム;第一稀元素社製)
[チオカルボニル基含有化合物]
チオ尿素(試薬)
[水溶性樹脂]
ポリアクリル酸(試薬)重量平均分子量100万
[リン酸イオンを形成する化合物]
リン酸(試薬)
上記実施例1〜11及び比較例1〜4における折り曲げ密着性、深絞り性、耐食性(1)の評価、また上記実施例12〜19及び比較例5〜10における塗料密着性、耐食性(2)、耐指紋性、潤滑性の評価は、以下の方法、評価基準に基づいて行った。
20℃の環境下、コニカルマンドレル試験機を用いて試験板を2mmφのスペーサーを挟んで180°折り曲げ加工し、折り曲げ加工部を3回テープ剥離して、剥離度合いを20倍ルーペで観察し、下記の基準で評価した。
A:クラックなし
B:加工部前面にクラック
C:剥離面積が加工部の20%未満
D:剥離面積が加工部の20%以上、80%未満
E:剥離面積が加工部の80%以上
20℃の環境下で絞り比:2.3、シワ抑え圧:2t、ポンチR:5mm、ダイス肩R:5mm、無塗油、の条件で円筒絞り試験を行った。その後、クロスカット部から塗膜の剥離幅を測定し、下記の基準で評価した。
A:ふくれ幅が1mm未満
B:ふくれ幅が1mm以上、2mm未満
C:ふくれ幅が2mm以上、3mm未満
D:ふくれ幅が3mm以上、5mm未満
E:ふくれ幅が5mm以上
(カット部)
試験板にクロスカットを入れ、JIS Z 2371に基づく塩水噴霧試験を500時間行った後、カット部片側のふくれ幅を測定し、下記の基準で評価した。
A:ふくれ幅が0mm
B:ふくれ幅が1mm未満
C:ふくれ幅が1mm以上、3mm未満
D:ふくれ幅が3mm以上、5mm未満
E:ふくれ幅が5mm以上
(端面)
試験板をJIS Z 2371に基づく塩水噴霧試験を500時間行った後、上バリ端面からのふくれ幅をカット部と同一基準で評価した。
実施例及び比較例で製作したプレコート鋼板に、更にバーコーターを用いてメラミンアルキッド樹脂塗料(関西ペイント(株)製、アミラックNo.1000)を、乾燥膜厚30μmになるように塗布し、炉温130℃で20分間焼き付けた。次に、一晩放置した後、7mmのエリクセン加工を施した。その加工部に粘着テープを貼り付け、速やかに斜め45°の方向に引っ張って剥離させて、剥離面積率により、以下の評価を行った。
A:剥離なし
B:剥離面積率 5%未満
C:剥離面積率 5%以上、30%未満
D:剥離面積率 30%以上、50%未満
E:剥離面積率 50%以上
(平面部)
実施例及び比較例で製作したプレコート鋼板をJIS Z 2371に記載されている塩水噴霧試験方法に準じて、雰囲気温度35℃で、5%の食塩水を試験板に吹き付け、240時間後の白錆発生率により以下の評価を行った。
A:白錆発生なし
B:白錆発生率 10%未満
C:白錆発生率 10%以上、20%未満
D:白錆発生率 20%以上、30%未満
E:白錆発生率 30%以上
(加工部)
実施例及び比較例で製作したプレコート鋼板に7mmのエリクセン加工を施し、JIS Z 2371に記載されている塩水噴霧試験方法に準じて、雰囲気温度35℃で、5%の食塩水を試験板に吹き付け、72時間後の加工部における白錆発生率により平面部と同一の基準で評価を行った。
実施例12〜15、比較例5,6,9で製作したプレコート鋼板の被膜に指紋を付着させ、指紋の見えやすさを目視で判定し、以下の評価をした。
A:指紋跡が見えない
B:極わずかに指紋跡が見える
C:指紋跡が見える
D:指紋跡が目立つ
E:指紋跡が非常に目立つ
実施例16〜19、比較例7,8,10で製作したプレコート鋼板に対して、円筒ポンチの油圧成形試験機により、下記条件で室温にて成形試験を行い、型かじり性を潤滑性の指標として評価した。
ポンチ径:70mmφ
ブランク径:150mm
押付荷重:5kgf/cm2
成形速度:3.3×10-2m/s
工具条件:FCD−500
なお、全て最大成形高さの80%まで成形した。型かじり性を目視で判定し、以下の評価をした。
A:成形可能で、鋼板表面の欠陥なし
B:成形可能で、鋼板表面の欠陥なし、摺動面わずかに変色
C:成形可能で、鋼板表面にわずかなかじり跡発生
D:成形可能で、鋼板表面にわずかな線状かじり跡多数発生
E:成形不可能
Claims (16)
- 一分子中にトリアジンチオール基を有するオルガノポリシロキサンを必須成分とし、これを水及び/又は有機溶媒に溶解してなることを特徴とする金属表面処理剤。
- 一分子中にトリアジンチオール基を有するオルガノポリシロキサンが、下記シロキサン単位式(1)で表されるものであることを特徴とする請求項1記載の金属表面処理剤。
で表される基を少なくとも1個含み、aは平均0≦a<0.8であり、bは平均0≦b≦1であり、cは平均0≦c<1であり、dは平均0≦d<0.4であり、eは平均0≦e<0.5であり、a+b+c+d=1である。] - 構造式(2)において、2価の有機基Aが、酸素原子、硫黄原子、窒素原子から選ばれるヘテロ原子又はカルボニル炭素を間に挟んでもよい2価の炭化水素基であることを特徴とする請求項1又は2記載の金属表面処理剤。
- 構造式(2)において、2価の有機基Aが、−CH2CH2CH2NH−又は−CH2CH2CH2NHCH2CH2NH−であることを特徴とする請求項3記載の金属表面処理剤。
- 更に、金属表面処理剤中に、有機ケイ素化合物を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の金属表面処理剤。
- 有機ケイ素化合物が、加水分解性シリル基を有する有機ケイ素化合物又はその部分加水分解縮合物であることを特徴とする請求項5記載の金属表面処理剤。
- 更に、金属表面処理剤中に、有機チタン酸エステル類を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の金属表面処理剤。
- 更に、金属表面処理剤中に、水及び/又は有機溶媒分散性シリカを含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の金属表面処理剤。
- 更に、金属表面処理剤中に、Zr,Ti,V,W,Mo,Al,Sn,Nb,Hf,Y,Ho,Bi,La,Ce及びZnから選択される金属の化合物のいずれか1種以上を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の金属表面処理剤。
- 更に、金属表面処理剤中に、チオカルボニル基含有化合物及び/又は水溶性もしくは水分散性樹脂を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の金属表面処理剤。
- 更に、金属表面処理剤中に、リン酸イオンを含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項記載の金属表面処理剤。
- 請求項1〜11のいずれか1項記載の金属表面処理剤で表面処理することを特徴とする鋼材の表面処理方法。
- 鋼材が金属被覆鋼材である請求項12記載の表面処理方法。
- 請求項12又は13記載の方法で得られる表面処理鋼材。
- 請求項1〜11のいずれか1項記載の金属表面処理剤で鋼材を処理した後、更に上層被膜層を設けることを特徴とする塗装鋼材の製造方法。
- 請求項15記載の方法で得られる塗装鋼材。
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