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JP4972440B2 - 減衰力可変ダンパの制御装置 - Google Patents

減衰力可変ダンパの制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、減衰力可変ダンパの制御装置に係り、詳しくは大小の上下変位が存在する道路を走行する際における乗り心地や操縦安定性の両立を図る技術に関する。
近年、自動車のサスペンションに用いられる筒型ダンパでは、乗り心地や操縦安定性の向上を図るべく、減衰力の可変制御が可能な減衰力可変ダンパを装着した車両が種々開発されている。減衰力可変ダンパを装着した車両では、悪路走行時等における車両の上下動を抑制すべく、スカイフック理論に基づき、車体の上下速度の方向と車体に対する車輪の上下速度の方向とが一致した場合に減衰力を低くし、両上下速度の方向が相反する場合に減衰力を高くする制御方法が公知となっている(特許文献1参照)。
このような制御方法を採用した自動車では、比較的小さなバンプを乗り越える場合、図11に示すように、車輪3がバンプbに乗り上げた際には減衰力可変ダンパ4の減衰力が小さくなることによって突き上げによる車体1の上昇が抑えられ(a)、車輪3がバンプbの頂点付近に差し掛かった際には減衰力が大きくなることによって慣性による車体1の上昇が抑えられ(b)、車輪3がバンプbから下る際には減衰力が小さくなることによって車輪3に追随する車体1の下降が抑えられ(c)、車輪3がバンプbから平坦路に下りきった際には減衰力が大きくなることによって慣性による車体1の下降が抑えられる(d)。その結果、減衰力が一定のダンパを用いた場合に較べ、車体1の上下動が非常に小さくなることで乗り心地が向上する。
特開平4−334614号公報
しかしながら、特許文献1の制御方法を採用すると、例えば、大きなバンプを乗り越える際において、減衰力が小さくなる状態が比較的長時間続くことにより、バンプを昇る途中で車体と車輪との距離が小さくなり過ぎる、あるいは、バンプを下る途中で車体と車輪との距離が大きくなり過ぎる状況が生じる。この場合、サスペンションアライメントが平坦路走行時の状態から大きく変化してしまい、サスペンション形式によっては操縦安定性が悪化する問題があった。また、減衰力可変ダンパがバウンド側あるいはリバウント側にフルストロークした場合、路面の小さな凹凸を吸収するマージンが無くなって乗り心地等が低下する虞もあった。
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、大小の上下変位が存在する道路を走行する際における操縦安定性や乗り心地の両立を図った減衰力可変ダンパの制御装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、車体と車輪との間の相対振動の減衰に供される減衰力可変ダンパの制御装置であって、前記車輪の路面に対する上下方向の移動速度に係る値を路面上下速度として検出する路面上下速度検出手段と、前記路面上下速度に所定のロードキャッチ制御ゲインを乗じることによって前記減衰力可変ダンパのロードキャッチ制御目標値を設定する目標減衰力設定手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載された減衰力可変ダンパの制御装置において、前記減衰力可変ダンパのストローク速度を検出するストローク速度検出手段と、前記ストローク速度の絶対値が大きくなるほど前記ロードキャッチ制御ゲインを大きくすることで前記ロードキャッチ制御目標値を補正するロードキャッチ制御目標値補正手段とを更に備えたことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載された減衰力可変ダンパの制御装置において、車体の上下速度を車体上下速度として検出する車体上下速度検出手段と、前記減衰力可変ダンパのストローク速度を検出するストローク速度検出手段とを更に備え、前記目標減衰力設定手段は、前記車体上下速度と前記ストローク速度とに所定のゲインを乗じることによってスカイフック制御目標値を設定し、前記ロードキャッチ制御目標値と前記スカイフック制御目標値とのうち値の大きいものを目標減衰力として設定することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載された減衰力可変ダンパの制御装置において、前記ストローク速度検出手段の検出結果に基づき、走行路面の凹凸に起因する前記減衰力可変ダンパの振動周波数をダンパ振動周波数として検出するダンパ振動周波数検出手段を更に備え、前記目標減衰力設定手段は、前記ダンパ振動周波数が前記車体の共振周波数を超える場合、スカイフック制御目標値を目標減衰力として設定することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、例えば、自動車が比較的大きなバンプを乗り越えるような場合においても、減衰力が徒に小さくなることがなくなり、サスペンションアライメントの大きな変化が抑制される。また、請求項2,3の発明によれば、不整路を走行する際において、車体の共振周波数を超えるような振動周波数でダンパが振動した場合に減衰力が小さくなり、車輪の上下動が車体に伝達されにくくなって乗り心地の低下が抑制される。
以下、本発明を4輪自動車に適用した実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は実施形態に係る4輪自動車の概略構成図であり、図2は実施形態に係るダンパの縦断面図であり、図3は実施形態に係る減衰力制御装置の概略構成を示すブロック図である。
≪実施形態の構成≫
<自動車の概略構成>
先ず、図1を参照して、実施形態に係る自動車の概略構成について説明する。説明にあたり、4本の車輪やそれらに対して配置された部材、すなわち、タイヤやサスペンション等については、それぞれ数字の符号に前後左右を示す添字を付して、例えば、車輪3fl(左前)、車輪3fr(右前)、車輪3rl(左後)、車輪3rr(右後)と記すとともに、総称する場合には、例えば、車輪3と記す。
図1に示すように、自動車(車両)Vはタイヤ2が装着された4つの車輪3を備えており、これら各車輪3がサスペンションアームや、スプリング、MRF式減衰力可ダンパ(以下、単にダンパと記す)4等からなるサスペンション5によって車体1に懸架されている。自動車Vには、サスペンションシステムの制御主体であるECU(Electronic Control Unit)7や、EPS(Electric Power Steering:電動パワーステアリング)8が設置されている。また、自動車Vには、横加速度を検出する横Gセンサ10や、前後加速度を検出する前後Gセンサ11等が車体1の適所に設置されるとともに、ダンパ4の変位を検出するストロークセンサ12と、ホイールハウス付近の上下加速度を検出する上下Gセンサ13とが各車輪3ごとに設置されている。
ECU7は、マイクロコンピュータやROM、RAM、周辺回路、入出力インタフェース、各種ドライバ等から構成されており、通信回線(本実施形態では、CAN(Controller Area Network))を介して各車輪3のダンパ4や各センサ10〜13と接続されている。
<ダンパの構造>
図2に示すように、本実施形態のダンパ4は、モノチューブ式(ド・カルボン式)であり、MRFが充填された円筒状のシリンダチューブ21と、このシリンダチューブ21に対して軸方向に摺動するピストンロッド22と、ピストンロッド22の先端に装着されてシリンダチューブ21内を上部油室24と下部油室25とに区画するピストン26と、シリンダチューブ21の下部に高圧ガス室27を画成するフリーピストン28と、ピストンロッド22等への塵埃の付着を防ぐカバー29と、フルバウンド時における緩衝を行うバンプストップ30とを主要構成要素としている。
シリンダチューブ21は、下端のアイピース21aに嵌挿されたボルト31を介して、車輪側部材であるトレーリングアーム35の上面に連結されている。また、ピストンロッド22は、上下一対のブッシュ36とナット37とを介して、その上端のスタッド22aが車体側部材であるダンパベース(ホイールハウス上部)38に連結されている。
図3に示すように、ピストン26には、上部油室24と下部油室25とを連通する環状連通路39と、環状連通路39の内側に配設されたMLVコイル40とが設けられている。ECU7からMLVコイル40に電流が供給されると、環状連通路39を流通するMRFに磁界が印可されて強磁性微粒子が鎖状のクラスタを形成し、環状連通路39内を通過するMRFの見かけ上の粘度が上昇する。
<ダンパ制御装置の概略構成>
ECU7には、図3にその概略構成を示すダンパ制御装置50が内装されている。ダンパ制御装置50は、上述した各センサ10〜13等が接続する入力インタフェース51と、センサ10,11,13等から入力した検出信号に基づき各ダンパ4の目標減衰力を設定する減衰力設定部52と、ストロークセンサ12の検出結果に基づいて減衰力設定部52から入力した目標減衰力のうち1つを選択する目標減衰力選択部53と、目標減衰力選択部53で選択された目標減衰力とストロークセンサ12の検出結果とに応じて各ダンパ4(MLVコイル40)への駆動電流を生成する駆動電流生成部54と、駆動電流生成部54が生成した駆動電流を各ダンパ4に出力する出力インタフェース55とから構成されている。
減衰力設定部52には、スカイフック制御に供されるスカイフック制御部56と、ロードキャッチ制御に供されるロードキャッチ制御部(目標減衰力設定手段)57とが収容されている。なお、減衰力設定部52には、ロール制御やピッチ制御に供されるロール制御部やピッチ制御部も収容されており、ロール制御目標値やピッチ制御目標値に基づく減衰力制御も行われるが、説明が煩雑になることから、本実施形態ではこれらについては言及しない。
≪実施形態の作用≫
自動車が走行を開始すると、ダンパ制御装置50は、所定の処理インターバル(例えば、10ms)をもって、図4のフローチャートにその手順を示す減衰力制御を実行する。減衰力制御を開始すると、ダンパ制御装置50は、図4のステップS1で、横Gセンサ10、前後Gセンサ11、および上下Gセンサ13から得られた車体1の加速度や、車速センサ(図示せず)から入力した車体速度、操舵角センサ(図示せず)から入力した操舵速度等に基づき自動車Vの運動状態を判定する。
次に、ダンパ制御装置50は、自動車Vの運動状態に基づき、ステップS2で各ダンパ4のスカイフック制御目標値Dshを設定する。スカイフック制御目標値Dshは、ストロークセンサ12や上下Gセンサ13の検出結果から算出される車体1の上下速度(車体上下速度)と、ストロークセンサ12の検出結果から算出されるダンパ4のストローク速度Ssとに所定のゲインを乗じることにより設定され、車体上下速度の方向と車体1に対する車輪3の上下速度の方向とが一致した場合に小さくなり(低減衰力となり)、両上下速度の方向が相反する場合に大きくなる(高減衰力となる)。そして、高減衰力時においては、減衰力を車体上下速度に比例させることで、切換音や違和感の低減を図っている。
次に、ダンパ制御装置50は、ステップS3で各ダンパ4のロードキャッチ制御目標値Drcを算出する。ロードキャッチ制御目標値Drcは、ストロークセンサ12や上下Gセンサ13の検出結果から算出される車体1の上下速度と、ストロークセンサ12の検出結果から算出される車体1に対する車輪3の上下速度とを和して得られる車輪3の上下速度(路面上下速度)に対し、所定のロードキャッチ制御ゲインを乗じることによって設定される。ロードキャッチ制御ゲインは、路面上下速度が正の場合(ダンパ4が縮み方向にある場合)には図5に示すダンパ縮み時ゲインマップから検索され、路面上下速度が負の場合(ダンパ4が伸び方向にある場合)には図6に示すダンパ伸び時ゲインマップから検索される。図5,図6に示すように、ダンパ4のストローク位置およびストローク速度Ssが小さい領域ではロードキャッチゲインは0となるが、これは、ダンパ4のストロークが中心位置付近にある場合、あるいは、中心付近から離れていても中心付近にストローク位置が移動しつつある場合にはロードキャッチ制御を行う必要が無いためである。
ステップS2,S3でスカイフック制御目標値Dshおよびロードキャッチ制御目標値Drcの算出を終えると、ダンパ制御装置50は、ステップS4でばね上共振周波数(例えば、1.3Hz)以上の振動周波数をもってダンパ4が振動しているか否か(すなわち、自動車Vが小さな凹凸のある路面を走行しているか否か)を判定する。本実施形態の場合、ダンパ4の振動周波数は、図7に示すように、ダンパ4のストローク速度Ssが0に近い正負の閾値(図7中に破線で示す)のどちらか一方を越えた時点から他方を越える時点までの経過時間t1を算出し、この経過時間t1を2倍した値の逆数として求められる。そして、ダンパ制御装置50は、ストローク速度Ssが最後に閾値を越えた時点からばね上共振周波数の半周期t2を経過してもダンパ4のストローク速度Ssが閾値を越えない場合、ダンパ4のばね上共振周波数以上での振動が収まった(路面の小さな凹凸が無くなった)と判定する。
ダンパ制御装置50は、ステップS4の判定がYesであれば、ステップS5でスカイフック制御目標値Dshを目標減衰力Dtgtとして選択する。これは、不整路を走行する際にロードキャッチ制御を行った場合、ダンパ4の減衰力が高くなることにより、車輪3の上下動が車体1に伝達されて乗り心地が悪化するためである。一方、ステップS4の判定がNoであった場合、ダンパ制御装置50は、ステップS6で2つの制御目標値Dsh,Drcのうち値が大きいものを目標減衰力Dtgtとして選択する。ステップS5またはステップS6で目標減衰力の選択を終えると、ダンパ制御装置50は、ステップS7で、目標減衰力Dtgtとダンパ4のストローク速度Ssとに基づき、図8の駆動電流マップから目標駆動電流を検索した後、ステップS8で各ダンパ4のMLVコイル40に駆動電流を出力する。
図9は、ロードキャッチ制御が行われた場合の車体挙動を示す説明図である。同図に示すように、ロードキャッチ制御が行われることにより、車輪3がバンプbに乗り上げた際にはダンパ4の減衰力が大きくなることによって路面への車輪3の追従性が向上し(a)、車輪3がバンプbの頂点付近に差し掛かった際には減衰力が小さくなることによって車体1の上昇に伴う車輪3の浮き上がりが抑えられ(b)、車輪3がバンプbから下る際には減衰力が大きくなることによって路面への車輪3の追従性が向上し(c)、車輪3がバンプbから平坦路に下りきった際には減衰力が小さくなることによってやはり路面への車輪3の追従性が向上する(d)。その結果、減衰力が一定のダンパを用いた場合に較べ、路面に対する車輪3の接地性が向上する。
一方、図10は、実施形態に係る自動車Vのバンプ乗り越え時における挙動を示す1輪モデル図である。自動車Vが比較的小さなバンプbを乗り越える場合(図8の左側)、前述したようにダンパ4のストローク位置およびストローク速度Ssの絶対値が小さい領域ではロードキャッチゲインが0となるため、スカイフック制御目標値Dshが目標減衰力Dtgtとして選択される。そのため、ダンパ4の減衰力は、前述した従来装置と同様の流れで変化し、車体1の上下動が極めて効果的に抑制される。
また、自動車Vが比較的大きなバンプBを乗り越える場合(図8の右側)、ダンパ4のストローク位置およびストローク速度Ssの絶対値が大きくなるため、ロードキャッチゲインが高い値に設定され(すなわち、ロードキャッチ制御目標値Drcが大きくなり)、ロードキャッチ制御目標値Drcが目標減衰力Dtgtとして選択される。これにより、ダンパ4の減衰力がバンプBの上り勾配と下り勾配との双方で大きくなることから、スカイフック制御のみの場合(図7中に二点鎖線で示す)に較べてダンパ4の伸縮が殆ど生じなくなる。その結果、従来装置で問題となっていたサスペンションアライメントの大きな変化が抑制され、操縦安定性の悪化や乗り心地の低下等が生じ難くなった
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では路面上下速度として車輪の上下速度を用いたが、その微分値(加速度)を用いてもよいし、車輪の上下加速度の積分値を用いてもよい。また、上記実施形態ではスカイフック制御目標値とロードキャッチ制御目標値とのいずれか大きい方を選択する(ハイセレクトする)ようにしたが、スカイフック制御目標値とロードキャッチ制御目標値とにそれぞれ所定のゲインを乗じて合算する等の方法を採ってもよい。また、上記実施形態ではダンパのストローク速度に基づいて制御を行うようにしたが、ストローク速度に代えて車体の上下加速度を用いるようにしてもよい。また、上記実施形態では、ばね上共振周波数以上の振動周波数をもってダンパが振動している場合にスカイフック制御を行うようにしたが、ロードキャッチ制御目標値に所定の低減ゲインを乗じた上でロードキャッチ制御を行うようにしてもよい。そして、その場合においては、各車輪ごとにロードキャッチ制御目標値を低減するようにしてもよいし、少なくとも2つの車輪がダンパが振動していれば、全部の車輪に対してロードキャッチ制御目標値を低減するようにしてもよい。その他、制御装置の具体的構成や制御の具体的手順等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。
実施形態に係る4輪自動車の概略構成図である。 実施形態に係るダンパの縦断面図である。 実施形態に係る減衰力制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施形態に係る減衰力制御の手順を示すフローチャートである。 実施形態に係るダンパ縮み時ゲインマップである。 実施形態に係るダンパ伸び時ゲインマップである。 実施形態に係る走行時におけるストローク速度の変化を示すグラフである。 実施形態に係る駆動電流マップである。 ロードキャッチ制御が行われた場合の車体挙動を示す説明図である。 実施形態に係る自動車のバンプ乗り越え時における挙動を示す1輪モデル図である。 スカイフック制御が行われた場合の車体挙動を示す説明図である。
符号の説明
1 車体
3 車輪
4 減衰力可変ダンパ
5 サスペンション
7 ECU
12 ストロークセンサ
13 上下Gセンサ
50 ダンパ制御装置
52 減衰力設定部
53 目標減衰力選択部(選択手段)
56 スカイフック制御部(第1ベース値設定手段)
57 ロードキャッチ制御部(第2ベース値設定手段)
B バンプ
b バンプ
V 自動車

Claims (4)

  1. 車体と車輪との間の相対振動の減衰に供される減衰力可変ダンパの制御装置であって、
    前記車輪の路面に対する上下方向の移動速度に係る値を路面上下速度として検出する路面上下速度検出手段と、
    前記路面上下速度に所定のロードキャッチ制御ゲインを乗じることによって前記減衰力可変ダンパのロードキャッチ制御目標値を設定する目標減衰力設定手段と
    を備えたことを特徴とする減衰力可変ダンパの制御装置。
  2. 前記減衰力可変ダンパのストローク速度を検出するストローク速度検出手段と、
    前記ストローク速度の絶対値が大きくなるほど前記ロードキャッチ制御ゲインを大きくすることで前記ロードキャッチ制御目標値を補正するロードキャッチ制御目標値補正手段
    を更に備えたことを特徴とする、請求項1に記載された減衰力可変ダンパの制御装置。
  3. 車体の上下速度を車体上下速度として検出する車体上下速度検出手段と、
    前記減衰力可変ダンパのストローク速度を検出するストローク速度検出手段と
    を更に備え、
    前記目標減衰力設定手段は、前記車体上下速度と前記ストローク速度とに所定のゲインを乗じることによってスカイフック制御目標値を設定し、前記ロードキャッチ制御目標値と前記スカイフック制御目標値とのうち値の大きいものを目標減衰力として設定することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載された減衰力可変ダンパの制御装置。
  4. 前記ストローク速度検出手段の検出結果に基づき、走行路面の凹凸に起因する前記減衰力可変ダンパの振動周波数をダンパ振動周波数として検出するダンパ振動周波数検出手段を更に備え、
    前記目標減衰力設定手段は、前記ダンパ振動周波数が前記車体の共振周波数を超える場合、スカイフック制御目標値を目標減衰力として設定することを特徴とする、請求項3に記載された減衰力可変ダンパの制御装置。
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