JP4970975B2 - 光学シート用成形体の製造方法、光学シート用成形体の製造装置、及び光学シート用成形体 - Google Patents
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連続搬送される前記可撓性支持体上に活性エネルギー線硬化型樹脂層を形成する塗布工程と、
前記塗布工程で塗布された前記活性エネルギー線硬化型樹脂層の一部に活性エネルギー線を照射して前記活性エネルギー線硬化型樹脂層を部分的に硬化させたミラー領域を長手方向に間欠的に形成する前硬化工程と、
前記ミラー領域と、平板状金型をロール基材に取り付けたエンボスロールの継ぎ目部とを一致させた状態で、前記活性エネルギー線硬化型樹脂層に前記エンボスロールを押圧して成型層を形成し、前記成型層に活性エネルギー線を照射して前記成型層を硬化することによりエンボス領域を形成する転写工程と、を有する光学シート用成形体の製造方法である(請求項1)。
前記可撓性支持体を連続搬送する搬送部と、
前記連続搬送される可撓性支持体上に活性エネルギー線硬化型樹脂層を形成する塗布部と、
前記塗布部で塗布された前記活性エネルギー線硬化型樹脂層の一部に活性エネルギー線を照射して前記活性エネルギー線硬化型樹脂層を部分的に硬化させたミラー領域を長手方向に間欠的に形成する前硬化部と、
前記ミラー領域と、平板状金型をロール基材に取り付けたエンボスロールの継ぎ目部とを一致させた状態で、前記活性エネルギー線硬化型樹脂層に前記エンボスロールを押圧して成型層を形成し、前記成型層に活性エネルギー線を照射して前記成型層を硬化することによりエンボス領域を形成する転写部と、を有する光学シート用成形体の製造装置である(請求項7)。
上記請求項7の製造装置において、前記転写部は、前記継ぎ目部、前記ミラー領域のいずれかまたは両方を検知する第1検知手段をさらに有することが好ましい(請求項8)。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の製造装置を示す模式図である。この製造装置1は、可撓性支持体10を所定の速度で連続搬送するための送り出しロール2a,巻取りロール2bを有する搬送部2と、樹脂層11を塗布する塗布部3と、可撓性支持体10の搬送方向に対して塗布部3よりも下流側に、樹脂層11の一部に活性エネルギー線Eを照射してミラー領域11aを形成するための前硬化部4と、可撓性支持体10の搬送方向に対して前硬化部4よりも下流側に、樹脂層11を硬化して所定のエンボス領域を形成するための転写部5と、上記ミラー領域11aの形成を制御する制御部6とを備えている。
前硬化部4のミラー領域形成手段41は、スリットS1を有するベルト42と、ベルト42を回転駆動する駆動ロール43と、駆動ロール43に捲回されたベルト42内に、例えば、UVランプ等の活性エネルギー線Eを照射する前照射手段44と、内部を窒素ガス等の不活性ガス雰囲気とするための不活性ガス供給手段45とを備えている。ベルト42としては、金属製、樹脂製ベルトのいずれでも使用できるが、金属製ベルトは活性エネルギー線Eの遮蔽性に優れるとともに、伸縮、膨張による変形が小さく、誤差が少ないため好ましく用いることができる。そして、スリットS1の間隔は、後述する平板状金型51aの継ぎ目部51cの間隔と等しくなるように設計されている。なお、前照射手段44から照射された活性エネルギー線Eは拡散するため、スリットS1の可撓性支持体10側に遮蔽突起が設けられてもよい。
なお、可撓性支持体10の搬送速度を変更した場合、張力変化等により可撓性支持体10の走行ずれが生じる可能性があるため、ベルト42の回転速度を変更する方が制御は容易である。
図3は、本実施の形態2の製造装置を示す模式図である。この実施の形態2の製造装置は、ミラー領域形成手段41が第2検知手段D2をさらに有している以外は、実施の形態1と同様である。このため、実施の形態1と同一の構成については説明を省略し、異なる点のみを説明する。
図5は、本実施の形態3の製造装置を示す模式図である。この実施の形態3の製造装置は、ミラー領域形成手段41がスリットS2を有する固定マスク46と、固定マスク46内に配置された前照射手段44とを備えている以外は、実施の形態1と同様である。このため、実施の形態1と同一の構成については説明を省略し、異なる点のみを説明する。
本実施の形態では、固定マスク46のスリットS2を介して前照射手段44から活性エネルギー線Eが樹脂層11に間欠的に照射されるように前照射手段44を一定間隔で点滅させる。このため、スリットS2を透過した活性エネルギー線Eが照射された部分のみが硬化し、ミラー領域11aが間欠的に形成される。
図6は、本実施の形態4の製造装置を示す模式図である。この実施の形態4の製造装置は、ミラー領域形成手段41が活性エネルギー線Eを透過するスリットS3を有する回転ロール47と、前記回転ロール47の内部に前記スリットS3から活性エネルギー線Eを照射する前照射手段44とを備えている以外は、実施の形態1と同様である。このため、実施の形態1と同一の構成については説明を省略し、異なる点のみを説明する。
(1)前硬化部は、活性エネルギー線を照射する前照射手段のみを有していてもよい。例えば、可撓性支持体の搬送速度が低速で、硬化速度の速い樹脂が用いられる場合には、第1検知信号に基づき、前照射手段の点滅間隔を調節し、活性エネルギー線の照射間隔を制御することにより、ミラー領域を間欠的に形成することができる。
(2)第1検知手段及び第2検知手段はそれぞれ複数用いてもよい。複数の検知手段を用いることによりさらにミラー領域を形成する精度を上げることができる。
(3)実施の形態3では、前照射手段を点滅させることによりミラー領域を間欠的に形成する形態について説明したが、固定マスクのスリットを一定時間間隔で開閉する開閉手段を設けてもよい。
(4)実施の形態4では、エンボスロール上の所定位置を検知するために第1検知手段を設けた形態について説明したが、実施の形態2と同様に、回転ロールのスリットを検知する第2検知手段を設けてもよい。
(5)平板状金型に形成されるエンボスパターンは光学シートの用途に合せて種々の形状のパターンを使用することができる。例えばエンボスパターンとして情報記録媒体に用いられるトラッキングパターンを使用することもできる。
10 可撓性支持体
2a 送り出しロール
2b 巻取りロール
3 塗布部
4 前硬化部
5 転写部
11 樹脂層
11a ミラー領域
12 成型層
31 塗布手段
41 ミラー領域形成手段
42 ベルト
43 駆動ロール
44 前照射手段
45 不活性ガス供給手段
46 固定マスク
47 回転ロール
51a 平板状金型
51b ロール基材
51c 継ぎ目部
51 エンボスロール
52 照射手段
53 シールド
54 入側バックアップロール
55 出側バックアップロール
6 制御部
D1 第1検知手段
D2 第2検知手段
E 活性エネルギー線
S1,S2,S3 スリット
Claims (12)
- 可撓性支持体の少なくとも一方の主面上にエンボス層を有する光学シート用成形体の製造方法であって、
連続搬送される前記可撓性支持体上に活性エネルギー線硬化型樹脂層を形成する塗布工程と、
前記塗布工程で塗布された前記活性エネルギー線硬化型樹脂層の一部に活性エネルギー線を照射して前記活性エネルギー線硬化型樹脂層を部分的に硬化させたミラー領域を長手方向に間欠的に形成する前硬化工程と、
前記ミラー領域と、平板状金型をロール基材に取り付けたエンボスロールの継ぎ目部とを一致させた状態で、前記活性エネルギー線硬化型樹脂層に前記エンボスロールを押圧して成型層を形成し、前記成型層に活性エネルギー線を照射して前記成型層を硬化することによりエンボス領域を形成する転写工程と、を有する光学シート用成形体の製造方法。 - 前記転写工程において、第1検知手段により前記継ぎ目部、前記ミラー領域のいずれかまたは両方を検知する請求項1に記載の製造方法。
- 前記前硬化工程において、前記ミラー領域は、回転駆動するベルトのスリットから活性エネルギー線を前記活性エネルギー線硬化型樹脂層に照射することにより形成される請求項2に記載の製造方法。
- 前記前硬化工程において、第2検知手段により前記ベルトのスリット位置を検知する請求項3に記載の製造方法。
- 前記前硬化工程において、前記ミラー領域は、固定マスクのスリットから活性エネルギー線を照射することにより形成される請求項2に記載の製造方法。
- 前記前硬化工程において、前記ミラー領域は、スリットを有する回転ロールに前記連続搬送される可撓性支持体を押し当て、前記回転ロールの内部から前記スリットを介して前記活性エネルギー線硬化型樹脂層に活性エネルギー線を照射することにより形成される請求項2に記載の製造方法。
- 可撓性支持体の少なくとも一方の主面上にエンボス層を有する光学シート用成形体の製造装置であって、
前記可撓性支持体を連続搬送する搬送部と、
前記連続搬送される可撓性支持体上に活性エネルギー線硬化型樹脂層を形成する塗布部と、
前記塗布部で塗布された前記活性エネルギー線硬化型樹脂層の一部に活性エネルギー線を照射して前記活性エネルギー線硬化型樹脂層を部分的に硬化させたミラー領域を長手方向に間欠的に形成する前硬化部と、
前記ミラー領域と、平板状金型をロール基材に取り付けたエンボスロールの継ぎ目部とを一致させた状態で、前記活性エネルギー線硬化型樹脂層に前記エンボスロールを押圧して成型層を形成し、前記成型層に活性エネルギー線を照射して前記成型層を硬化することによりエンボス領域を形成する転写部と、を有する光学シート用成形体の製造装置。 - 前記転写部は、前記継ぎ目部、前記ミラー領域のいずれかまたは両方を検知する第1検知手段を有する請求項7に記載の製造装置。
- 前記前硬化部は、スリットを有するベルトと、前記ベルトを回転駆動する駆動ロールと、前記スリットから活性エネルギー線を照射する前照射手段と、を有する請求項8に記載の製造装置。
- 前記前硬化部は、前記ベルトのスリット位置を検知する第2検知手段を有する請求項9に記載の製造装置。
- 前記前硬化部は、スリットを有する固定マスクと、前記スリットから活性エネルギー線を照射する前照射手段と、を有する請求項8に記載の製造装置。
- 前記前硬化部は、スリットを有する回転ロールと、前記回転ロールの内部に前記スリットから活性エネルギー線を照射する前照射手段と、を有する請求項8に記載の製造装置。
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