[go: up one dir, main page]

JP4969279B2 - 位置検出方法および位置検出装置 - Google Patents

位置検出方法および位置検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4969279B2
JP4969279B2 JP2007075465A JP2007075465A JP4969279B2 JP 4969279 B2 JP4969279 B2 JP 4969279B2 JP 2007075465 A JP2007075465 A JP 2007075465A JP 2007075465 A JP2007075465 A JP 2007075465A JP 4969279 B2 JP4969279 B2 JP 4969279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel position
matrix
camera
pinhole
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007075465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008232950A (ja
Inventor
千秋 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2007075465A priority Critical patent/JP4969279B2/ja
Priority to PCT/JP2008/051127 priority patent/WO2008114531A1/ja
Priority to US12/527,573 priority patent/US8295586B2/en
Publication of JP2008232950A publication Critical patent/JP2008232950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4969279B2 publication Critical patent/JP4969279B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/002Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring two or more coordinates
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/70Determining position or orientation of objects or cameras
    • G06T7/73Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods
    • G06T7/74Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods involving reference images or patches

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、物体の画像から物体の位置又は姿勢を検出する位置検出方法および位置検出装置に関する。
従来、物体の画像から物体の位置又は姿勢を検出する位置検出方法および位置検出装置においては、物体の画像を撮影するために複数台のカメラが使用されていた(たとえば、特許文献1)。このため、装置の構成が複雑となり、大型化するという欠点があった。
他方、1台のカメラによって撮影した物体の画像から物体の位置又は姿勢を検出する位置検出方法および位置検出装置も提案されているが、十分な精度で位置又は姿勢を検出することはできなかった。
特開2004−309318号公報
したがって、1台のカメラによって撮影した物体の画像から、十分な精度で物体の位置又は姿勢を検出する位置検出方法および位置検出装置に対するニーズがある。
本発明による位置検出方法は、1台のカメラによって撮影した、既知の位置関係にある物体上の複数の点の画像における測定画素位置から、前記カメラの非ピンホール性を考慮しながら前記物体の位置又は姿勢を検出する。本発明による位置検出方法は、前記カメラの非ピンホール性を考慮せずに、前記複数の点の位置関係および前記測定画素位置から前記物体の回転および平行移動を表す位置行列を求めるステップと、前記カメラの非ピンホール性を考慮して、前記測定画素位置に対応する補正画素位置を求めるステップと、を含む。本発明による位置検出方法は、補正画素位置と前記測定画素位置との距離が許容範囲内となるように、前記位置行列を調整するステップと、補正画素位置と前記測定画素位置との距離が許容範囲内となるように調整された、前記位置行列に対応する位置を、前記カメラの非ピンホール性を考慮した、前記物体の推定位置とするステップと、をさらに含む。
本発明による位置検出方法によれば、カメラの非ピンホール性を考慮せずに求めた位置行列を、カメラの非ピンホール性を考慮した補正画素位置と測定画素位置との距離が許容範囲内となるように調整するので、1台のカメラによって撮影した物体の画像から、十分な精度で物体の位置又は姿勢を検出することができる。
本発明の一実施形態による位置検出方法は、前記位置行列の、前記物体の回転を表す要素が、直交性を有するように調整されたことを特徴とする。
本実施形態によれば、位置行列の直交性が保障されるので、物体の位置検出精度が向上する。
本発明の他の実施形態による位置検出方法は、前記カメラの非ピンホール性に対する補正を、画素位置ごとに定めたキャリブレーションデータを使用しておこなうことを特徴とする。
本実施形態によれば、カメラの非ピンホール性に対する補正を、画素位置ごとに定めたキャリブレーションデータを使用しておこなうので、複雑な手順によらずに物体の位置検出精度が向上する。
本発明による物体の位置又は姿勢を検出する位置検出装置は、1台のカメラによって撮影した、既知の位置関係にある前記物体上の複数の点の画像を取得する画像取得手段と、前記画像における前記複数の点の測定画素位置を検出する画素位置検出手段と、前記複数の点の位置関係および前記複数の点の前記測定画素位置から、前記物体の位置を検出する物体位置推定手段と、を備える。前記物体位置推定手段は、前記カメラの非ピンホール性を考慮せずに、前記複数の点の位置関係および前記測定画素位置から前記物体の回転および平行移動を表す位置行列を求め、前記カメラの非ピンホール性を考慮して、前記測定画素位置に対応する補正画素位置を求める。前記物体位置推定手段は、補正画素位置と前記測定画素位置との距離が許容範囲内となるように、前記位置行列を調整し、補正画素位置と前記測定画素位置との距離が許容範囲内となるように調整された、前記位置行列に対応する位置を、前記カメラの非ピンホール性を考慮した、前記物体の推定位置とする。
本発明による位置検出装置によれば、物体位置推定手段が、カメラの非ピンホール性を考慮せずに求めた位置行列を、カメラの非ピンホール性を考慮した補正画素位置と測定画素位置との距離が許容範囲内となるように調整するので、1台のカメラによって撮影した物体の画像から、十分な精度で物体の位置又は姿勢を検出することができる。
本発明の一実施形態による位置検出装置は、画素位置ごとに定めたキャリブレーションデータを記憶したキャリブレーションデータ記憶手段をさらに備え、前記物体位置推定手段が、前記カメラの非ピンホール性に対する補正を、該キャリブレーションデータを使用しておこなうことを特徴とする。
本実施形態によれば、カメラの非ピンホール性に対する補正を、キャリブレーションデータ記憶手段に記憶されたキャリブレーションデータを使用しておこなうので、複雑な手順によらずに物体の位置検出精度が向上する。
図1は、本発明の一実施形態による位置検出装置100の構成を示す図である。位置検出装置100は、画像取得手段101、画素位置検出手段103、物体位置推定手段105およびキャリブレーションデータ記憶手段107を備える。
画像取得手段101は、1台のカメラCで撮影した、物体上における複数の点の位置の画像を取得し記憶する。ここで該複数の点は、既知の位置関係にある。複数の点にマーカMを付してマーカの画像を取得してもよい。
画素位置検出手段103は、画像取得手段101が取得した画像において、該複数の点の画素の位置を検出する。
キャリブレーションデータ記憶手段107は、画素の位置に対応するキャリブレーションデータを記憶する。
物体位置推定手段105は、該複数の点の画素の位置および該画素の位置に対応するキャリブレーションデータを使用して、物体の位置を推定する。
図2は、物体上の位置(X,Y,Z)と画像上の位置すなわち、画素位置(u、v、1)との関係を示す図である。
物体上の位置(X,Y,Z)から画像上の位置(u、v、1)への変換は、物体の回転と平行移動を表す位置行列Pと射影変換行列wに分けて以下のように表せる。
Figure 0004969279
物体の初期位置姿勢をカメラの位置姿勢と一致させると、位置行列Pは物体の位置姿勢を示している。したがって、位置行列Pを求めることによって物体の位置を推定することができる。
物体位置推定手段105は、位置行列Pを求めることによって物体の位置を推定する。以下において、物体位置推定手段105の機能について説明する。
位置行列の求め方
最初に位置行列Pの求め方について説明する。
Figure 0004969279
Figure 0004969279
とすると
Figure 0004969279
と表せる。これを書き下すと
Figure 0004969279
Wをu,vに代入すると
Figure 0004969279
と表せる。
ここで、
Figure 0004969279
は測定により既知だから
未知数は
Figure 0004969279
の11個である。ただし、
Figure 0004969279
は直交している。
aについての線形式にすると
Figure 0004969279
と表せる。
ここで、点(X,Y,Z)がZ=0となる平面上にあるとすると
Figure 0004969279
となるので未知数は
Figure 0004969279
の8個になり4点についての(X,Y)および(u,v)の数値から決定できる。
4点の3次元座標と画面上の2次元座標がそれぞれ
Figure 0004969279
に射影されているものとすると、
Figure 0004969279
を解くことで
Figure 0004969279
が得られる。
Figure 0004969279
は直交性より
Figure 0004969279
から求める。
Figure 0004969279

Figure 0004969279
を利用して
Figure 0004969279
から求める。
上記の手順によって位置姿勢を示す位置行列Pが決定される。
ところが、上記の手順から分かるように
Figure 0004969279
にはそれぞれの間に関係が無いので、直交性が保障されない。
直交性を有する位置行列の求め方
以下に直交性を有する位置行列の求め方について説明する。
まず、得られた位置行列Pから回転角θを求める。角度は一部の値から求めたものであるので最適な角度ではない。そこで、求めた角度と平行移動成分を初期値として非線形最小化手法により最適な角度と平行移動成分を求める。
対象をθz→θx→θy (-180<θz≦180, -90<θx≦90, -180<θy≦180) の順に回転させると
Figure 0004969279
となるのでPと回転角の関係は
θx≠90
の場合は
Figure 0004969279
である。
θx=90
の場合は
θy=0
とすると
Figure 0004969279
となる。 以上の式で得られた回転角を元に位置行列Poを作ればPoは、直交性を有する。
この場合に、角度は、
P21, P22, P23, P31, P33
または
P11, P12, P23
だけから求めた角度である。したがって、位置行列Poを使用して画面上に射影した結果は、位置行列Pを使用して画面上に射影した結果とは異なる。そこで,これらの角度を初期値として、射影されたた点の位置と画像上の画素位置の誤差を最小になるように角度θを微調整することで直交性を保ったまま誤差を最小化する。
位置行列Poにより4点が
Figure 0004969279
と射影されているとする。この時に誤差Eを射影されたた点の位置と画像上の画素位置との距離の自乗和
Figure 0004969279
として,このEが最小になるように
θx, θy, θzとP34
を勾配法などで調整する。
P14, P24
は、後述の理由により冗長であるため変えない。このようにして、位置行列Pを、直交性を有する行列に変換することができる。
位置行列Pは、以下のように、微小回転角度
Δθ
の要素を有する行列Rを分離した形で表すこともできる。
Figure 0004969279
Δθ≪1ならcosθ≒1, sinθ≒θから
Figure 0004969279
となる。以下においては、このように変換した位置行列を位置行列Pと呼称する。
上記の行列において、
Δθx, Δθy, ΔθzとP14, P24, P34
を調整して上記のEを最小化してもよい。
ここで、Rからわかるように微小回転時に
Δθx, Δθy
は平行移動成分にしかならないため、平行移動の要素
P14, P24
を変えることは冗長であり収束の障害になる。そこで、これらは変えない。つまり、
Δθx, Δθy, Δθz, P34
を調整して上記のEを最小化する。
非ピンホール性の補正方法
以下において、物体位置推定手段105による非ピンホール性の補正方法について説明する。
ピンホール性とは、カメラにおいてすべての入射光線が1点のピンホールを通って画像が形成される性質をいう。上記の位置行列を求めることによって物体の位置を推定する方法は、カメラのピンホール性を前提としている。しかし、実際のカメラに入射する光は、レンズを通過するのでピンホール性を有さず、非ピンホール性を有する。
図4は、カメラの非ピンホール性を説明するための図である。なお、ここでは説明を簡単にするため、レンズの代わりにガラス板201を使用している。図4において、ピンホールCの物体側に厚さtのガラス板201が設置されている。物体上の点Mからの光は、ガラス201で屈折し、ピンホールCを通過した後に、スクリーン203上の点mに投影される。点mの位置は、測定画素位置に対応する。
上記の位置行列を求めることによって物体の位置を推定する方法は、カメラのピンホール性を前提としているので、点Mは、点mとピンホールCを結んだ直線上の点M’の位置にあると判断される。したがって、カメラの非ピンホール性を考慮しないで、物体の位置を推定すると、点Mと点M’の位置の距離に起因する誤差が生じる。
以下に、カメラの非ピンホール性を考慮して物体の推定位置を求める方法について説明する。
図3は、物体位置推定手段105が、カメラの非ピンホール性を考慮して物体の推定位置を求める方法を示す流れ図である。
図3のステップS3010において、物体位置推定手段105は、既知の位置関係にある物体上の複数の点について、該位置関係および該複数の点の画像における測定画素位置から、カメラの非ピンホール性を考慮せずに、該物体の回転および平行移動を表す位置行列Pを求める。位置行列Pの求め方は、「直交性を有する位置行列の求め方」において説明した。上記のように、カメラの非ピンホール性を考慮せずに求めた位置行列は、図4における点M’の位置に対応する。
図3のステップS3020において、物体位置推定手段105は、キャリブレーション記憶手段107に記憶された、測定画素位置(mの位置)に対応するキャリブレーションデータを求める。つぎに、物体位置推定手段105は、位置行列Pおよびキャリブレーションデータを使用して補正画素位置を求める。
以下に、非ピンホールカメラの特性を数値化したキャリブレーションデータについて説明する。
図10は、キャリブレーションデータの内容を説明するための説明図である。図10に示すように、レンズlに入射する入射光線Rは2点で特定することができる。ここでは、第1の光源位置P1と、第2の光源位置P2とから発光される光が同一の撮像画素(図示せず)に撮像されたときに、入射光線Rがその撮像画素に対応する入射光線であると特定する。
ここで、すべての入射光線との距離の自乗和が最小となる点を光学中心Oと定義し、各撮像画素に対応する入射光線Rと光学中心Oとの距離が最小となる点を、その入射光線Rの入射光基点Bと定義する。
すなわち、光学中心O(x,y,z)は、すべての入射光線において、光源位置P1(x,y,z)と、光源位置P2(x,y,z)とで特定される入射光線Rからの距離dの自乗((1)式)和が最小になる位置を、最小自乗法によって求めた位置となる。
=−(A/B)+C …(1)
ただし、
A=(x−x)(x−x)+(y−y)(y−y)+(z−z)(z−z
B=(x−x+(y−y+(z−z
C=(x−x+(y−y+(z−z
とする。
これによって、画素位置毎に、光源位置P1及びP2で特定される方向と、光学中心Oから入射光基点Bへの変位量(3次元ベクトルV(dx,dy,dz)で表現)とを関連付けたデータをキャリブレーションデータとすることで、非ピンホールカメラの特性を数値化することができる。
なお、キャリブレーションデータは、これに限定されるものではない。例えば、前記した例では、光学中心Oを基準位置とし、光学中心Oから入射光線へ降ろした垂線の足までのベクトルを変位量Vとしているが、基準位置は、光学中心に限らず、カメラと一定関係にある固定点であれば、そのような点でも構わない。そして、変位量Vは、基準位置から入射光線上の任意の一点へ向かうベクトルであればよく、基準位置から入射光線へ降ろした垂線の足へ向かうベクトルには限られない。
本実施形態においては、ピンホールを基準位置とし、基点をBで表す。
このように、キャリブレーションデータは、入射光線Rの方向と、基準位置から基点への変異量を画素位置に関連付けたデータであり、測定によって求めることができる。キャリブレーションデータテーブル107は、測定によって求めたキャリブレーションデータを画素位置ごとに記憶する。
図5は、1回目の補正による補正画素位置(以下、補正画素位置1と呼称する、m’の位置)の求め方を説明するための図である。測定画素位置(mの位置)に対応するキャリブレーションデータから、基点位置(Bの位置)を求める。つぎに、基点位置(Bの位置)と点M’を結ぶ直線を求める。点M’は、位置行列Pから求めたものである。さらに、この直線と平行で、ピンホール位置(Cの位置)を通る直線を求め、スクリーン203との交点を補正画素位置(m’の位置)とする。
図3のステップS3030において、物体位置推定手段105は、補正画素位置(m’の位置)と測定画素位置(mの位置)との距離が許容範囲内であるか判断する。許容範囲は、たとえば±0.05画素とする。許容範囲内でなければ、ステップS3040に進む。許容範囲内であれば、ステップS3050に進む。
図3のステップS3040において、物体位置推定手段105は、補正画素位置を測定画素位置に近づけるように位置行列を調整する。
図6は、2回目の補正による補正画素位置(以下、補正画素位置2と呼称する、m’’の位置)の求め方を説明するための図である。補正画素位置1(m’の位置)は、測定画素位置(mの位置)よりも下にあるので、補正画素位置を上方向(X座標を増加させる方向)に移動させる必要がある。このためには、たとえば、点M’を右方向(Z座標を増加させる方向)に移動させればよい。具体的には位置行列Pの
Δθx, Δθy, Δθz, P34
を調整して、点M’を右方向(Z座標を増加させる方向)に移動させて点M’’求める。
物体位置推定手段105は、ステップS3040の処理の終了後、ステップS3020の処理を行う。
ステップS3020の処理を、図6にしたがって説明する。補正画素位置1(m’の位置)に対応するキャリブレーションデータから、基点位置(B’の位置)を求める。つぎに、基点位置(B’の位置)と点M’’を結ぶ直線を求める。点M’’は、上述のように調整された位置行列Pから求めたものである。さらに、この直線と平行で、ピンホール位置(Cの位置)を通る直線を求め、スクリーン203との交点を補正画素位置2(m’’の位置)とする。
物体位置推定手段105は、以下、同様にして補正画素位置と測定画素位置(mの位置)との距離が許容範囲内になるまで、ステップS3040の処理とステップS3020の処理を繰り返す。
繰り返し計算において、位置行列Pの調整量に対する補正画素位置の移動量を考慮して、位置行列Pの調整量を求める。
図7は、3回目の補正による補正画素位置(以下、補正画素位置3と呼称する、m’’’の位置)の求め方を説明するための図である。補正画素位置3(m’’’の位置)は、測定画素位置(mの位置)との距離が許容範囲内となっている。
図3のステップS3050において、物体位置推定手段105は、補正画素位置(m’’’の位置)と測定画素位置(mの位置)との距離が許容範囲内となるように調整された、位置行列Pに対応する位置を、カメラの非ピンホール性を考慮した、物体の推定位置とする。
図8は、ピンホールの前に板ガラスを置いて、カメラの非ピンホール性を考慮せずに位置を検出した場合に発生する誤差を示す図である。物体上のマーカ(点)の位置Mは、たとえば、図4においてZ軸に垂直な面内にあり、対角線の交点がZ軸上にある一辺が0.1メータの正方形の4頂点の位置である。横軸は、たとえば、図4において、ピンホール位置(Cの位置)から物体上の点MまでのZ軸方向の距離(単位メータ)である。縦軸は、たとえば、図4において、物体上の点Mの位置と推定された位置(M’の位置)との距離を、Z軸方向の距離の自乗で割って正規化した値(単位:1/メートル)、すなわち正規化された誤差である。ここで、標準偏差は、正規化された誤差のばらつきに対するものである。データは、ピンホール位置(Cの位置)から物体上の点MまでのZ軸方向の距離が1メータでキャリブレーションしたものである。
ここで、カメラの水平画角は90度、水平画素は640画素、アスペクト比は1:1とする。
図8は、ガラス板の厚さtが、3ミリメータ、6ミリメータ、9ミリメータおよび12ミリメータの場合についての誤差を示す。ピンホール位置(Cの位置)から物体上の点MまでのZ軸方向の距離が1メータより小さくなると正規化された誤差は急激に増加する。
図9は、図8と同じ条件で本発明の位置検出方法によって位置を検出した場合に発生する誤差を示す図である。ピンホール位置(Cの位置)から物体上の点MまでのZ軸方向の距離が1メータより小さくなっても誤差は増加しない。
このように、本発明の位置検出方法によれば、物体が近くに位置する場合であっても物体の位置を高精度で検出することができる。
本発明の一実施形態による位置検出装置の構成を示す図である。 物体上の位置(X,Y,Z)と画像上の位置すなわち、画素位置(u、v、1)との関係を示す図である。 物体位置推定手段が、カメラの非ピンホール性を考慮して物体の推定位置を求める方法を示す流れ図である。 カメラの非ピンホール性を説明するための図である。 1回目の補正による補正画素位置の求め方を説明するための図である。 2回目の補正による補正画素位置の求め方を説明するための図である。 3回目の補正による補正画素位置の求め方を説明するための図である。 ピンホールの前に板ガラスを置いて、カメラの非ピンホール性を考慮せずに位置を検出した場合に発生する誤差を示す図である。 図8と同じ条件で本発明の位置検出方法によって位置を検出した場合に発生する誤差を示す図である。 キャリブレーションデータの内容を説明するための説明図である。
符号の説明
100…位置検出装置、101…画像取得手段、103…画素位置検出手段、105…物体位置推定手段、107…キャリブレーション記憶手段

Claims (4)

  1. 1台のカメラによって撮影した、既知の位置関係にある物体上の複数の点の画像における測定画素位置から、前記物体の位置又は姿勢を検出する位置検出方法であって、
    すべての入射光線が1点のピンホールを通るピンホール性を前提として、前記複数の点の位置関係および前記測定画素位置から前記物体の回転および平行移動を表す位置行列を求めるステップと、
    前記カメラが前記ピンホール性を有しないことに基づき、前記位置行列、および画素位置ごとに入射光の方向と前記レンズの光学中心から入射光基点への変位量とを関連付けたキャリブレーションデータを使用して前記測定画素位置に対応する補正画素位置を求めるステップと、
    補正画素位置と前記測定画素位置との距離が許容範囲内となるように、前記位置行列を調整するステップと、
    補正画素位置と前記測定画素位置との距離が許容範囲内となるように調整された、前記位置行列に対応する位置を、前記カメラがピンホール性を有しないことに基づいて、前記物体の推定位置とするステップと、を含む位置検出方法。
  2. 前記位置行列の、前記物体の回転を表す要素が、直交性を有するように調整されたことを特徴とする請求項1に記載の位置検出方法。
  3. 物体の位置又は姿勢を検出する位置検出装置であって、
    1台のカメラによって撮影した、既知の位置関係にある前記物体上の複数の点の画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像における前記複数の点の測定画素位置を検出する画素位置検出手段と、
    前記複数の点の位置関係および前記複数の点の前記測定画素位置から、前記物体の位置を検出する物体位置推定手段と、を備え、
    前記物体位置推定手段は、すべての入射光線が1点のピンホールを通るピンホール性を前提として、前記複数の点の位置関係および前記測定画素位置から前記物体の回転および平行移動を表す位置行列を求め、前記カメラが前記ピンホール性を有しないことに基づき前記位置行列、および画素位置ごとに入射光の方向と前記レンズの光学中心から入射光基点への変位量とを関連付けたキャリブレーションデータを使用して前記測定画素位置に対応する補正画素位置を求め、補正画素位置と前記測定画素位置との距離が許容範囲内となるように、前記位置行列を調整し、補正画素位置と前記測定画素位置との距離が許容範囲内となるように調整された、前記位置行列に対応する位置を、前記カメラがピンホール性を有しないことに基づいて、前記物体の推定位置とする位置検出装置。
  4. 画素位置ごとに定めたキャリブレーションデータを記憶したキャリブレーションデータ記憶手段をさらに備えことを特徴とする請求項に記載の位置検出装置。
JP2007075465A 2007-03-22 2007-03-22 位置検出方法および位置検出装置 Expired - Fee Related JP4969279B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007075465A JP4969279B2 (ja) 2007-03-22 2007-03-22 位置検出方法および位置検出装置
PCT/JP2008/051127 WO2008114531A1 (ja) 2007-03-22 2008-01-25 位置検出方法および位置検出装置
US12/527,573 US8295586B2 (en) 2007-03-22 2008-01-25 Position detecting method and position detecting apparatus in consideration of non-pinhole characteristic of a camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007075465A JP4969279B2 (ja) 2007-03-22 2007-03-22 位置検出方法および位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008232950A JP2008232950A (ja) 2008-10-02
JP4969279B2 true JP4969279B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=39765649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007075465A Expired - Fee Related JP4969279B2 (ja) 2007-03-22 2007-03-22 位置検出方法および位置検出装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8295586B2 (ja)
JP (1) JP4969279B2 (ja)
WO (1) WO2008114531A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2945127B1 (fr) * 2009-04-30 2012-03-30 Thales Sa Procede et dispositif de detection optique des mouvements d'un solide dans l'espace
TWI421971B (zh) * 2011-05-13 2014-01-01 Univ Nat Taipei Technology 物件定位方法
CN107436124A (zh) * 2016-05-26 2017-12-05 机科发展科技股份有限公司 一种基于视觉的多针脚元器件定位及针脚误差检测方法
CN106502045B (zh) * 2016-10-31 2019-09-27 京东方科技集团股份有限公司 用于设备的方法、制造掩膜版或显示基板的方法及系统
US12125222B1 (en) 2023-03-31 2024-10-22 Geotab Inc. Systems for determining and reporting vehicle following distance

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3095411B2 (ja) * 1990-11-29 2000-10-03 三洋機工株式会社 Ccdカメラの校正方法
FR2770317B1 (fr) * 1997-10-24 2000-12-08 Commissariat Energie Atomique Procede d'etalonnage de la position et de l'orientation d'origine d'une ou plusieurs cameras mobiles et son application a la mesure de position tridimentionnelle d'objets fixes
US7113885B2 (en) * 2004-08-25 2006-09-26 Microsoft Corporation Relative range camera calibration
US7627197B2 (en) * 2003-04-07 2009-12-01 Honda Motor Co., Ltd. Position measurement method, an apparatus, a computer program and a method for generating calibration information
JP4077755B2 (ja) * 2003-04-07 2008-04-23 本田技研工業株式会社 位置検出方法、その装置及びそのプログラム、並びに、較正情報生成方法
JP3946716B2 (ja) * 2004-07-28 2007-07-18 ファナック株式会社 ロボットシステムにおける3次元視覚センサの再校正方法及び装置
JP2007015814A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Mitsubishi Electric Corp 機器搬入出システム
RU2431804C2 (ru) * 2005-12-23 2011-10-20 ДжиКоудер Системз АБ Шаблон позиционирования
JP4886560B2 (ja) * 2007-03-15 2012-02-29 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8295586B2 (en) 2012-10-23
WO2008114531A1 (ja) 2008-09-25
JP2008232950A (ja) 2008-10-02
US20100110176A1 (en) 2010-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9928595B2 (en) Devices, systems, and methods for high-resolution multi-view camera calibration
JP5140761B2 (ja) 測定システムを較正する方法、コンピュータプログラム、電子制御装置、及び、測定システム
CN105190234B (zh) 三维表面测量的装置和方法
US7479982B2 (en) Device and method of measuring data for calibration, program for measuring data for calibration, program recording medium readable with computer, and image data processing device
JP4224260B2 (ja) キャリブレーション装置、方法及び結果診断装置、並びにキャリブレーション用チャート
US20130194569A1 (en) Substrate inspection method
JP2015169583A (ja) 校正方法、校正装置及びプログラム
WO2013038656A1 (ja) 投影像自動補正システム、投影像自動補正方法およびプログラム
Albarelli et al. Robust camera calibration using inaccurate targets
US20130113897A1 (en) Process and arrangement for determining the position of a measuring point in geometrical space
WO2017205102A1 (en) Imaging system comprising real-time image registration
WO2013005244A1 (ja) 3次元相対座標計測装置およびその方法
WO2017205122A1 (en) Registering cameras in a multi-camera imager
JP4969279B2 (ja) 位置検出方法および位置検出装置
US20170337700A1 (en) Registering cameras with virtual fiducials
KR101597163B1 (ko) 스테레오 카메라 교정 방법 및 장치
CN108489423B (zh) 一种产品表面水平倾斜角度的测量方法及系统
JP4837538B2 (ja) 端部位置測定方法および寸法測定方法
Louhichi et al. Self-calibration of Scheimpflug cameras: an easy protocol
TW201839526A (zh) 對準兩個光學部分系統之方法及裝置
KR20110043593A (ko) 전자 부품의 접촉 요소의 각각의 위치를 측정하는 방법 및 수단
JP2008288869A (ja) キャリブレーション装置、キャリブレーション方法及びプログラム
WO2021120911A1 (zh) 一种板状工件的三维坐标校准方法
JP2010048724A (ja) 赤外線カメラ調整方法及び赤外線カメラ調整器具
JP2013015519A (ja) 3次元相対座標計測装置およびその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4969279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees