JP4967685B2 - 気泡分離器 - Google Patents
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Description
一方、上記ウェットサンプ式では、オイル中には比較的少量の気泡のみが混入しており、更にポンプの圧力で気泡がつぶれるので、潤滑不良を起こす恐れは低い。しかしながら、燃費性能を向上させるためにポンプの小型化を図ることの要望があり、この場合、気泡が十分につぶれずに潤滑不良を起こす恐れがあった。
このように、上記ドライサンプ式及びウェットサンプ式のいずれであっても、内燃機関の潤滑装置では、オイル中の気泡率を下げる必要がある。
上記特許文献1には、所定形状の旋回流室と、該旋回流室の中心軸に沿って該旋回流室の一端を貫通する気泡除去管からなる遠心分離式気泡除去装置が開示されている。
また、上記文献2には、コーン型容器の上端外周側に環状の予備旋回流路を設け、この予備旋回流路内でオイルを容器の軸心周りの旋回流としてそのオイル中に含まれる微小気泡を結合させてから、その旋回流を容器内に導入して遠心分離することが開示されている。
第1気泡分離器本体と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ気泡混合液を該第1気泡分離器本体の内部に接線方向に導入する第1液体導入部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離されたオイルを排出する第1液体排出部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離された気泡を排出する第1気体排出部と、を備える遠心分離式気泡分離手段と、
上記遠心分離式気泡分離手段の下流側又は上流側に、更に、補助的気泡分離手段を備え、該補助的気泡分離手段は、導入されるオイルの流れ方向を上方に変えるための板状体からなる隔壁であるガイド部を備え且つ上記第1気泡分離器本体に隣接して設けられている第2気泡分離器本体と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ上記オイルを導入する第2液体導入部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離されたオイルを排出する第2液体排出部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離された気泡を排出する第2気体排出部と、を備え、
上記ガイド部の上端側は、上記第2気体排出部から離間し、且つ上記第2気泡分離器本体内のオイルの液面より下方に位置していることを特徴とする気泡分離器。
2.上記補助的気泡分離手段は、上記遠心分離式気泡分離手段の下流側に備えられ、
上記第2気泡分離器本体は、上記遠心分離式気泡分離手段の上記第1液体排出部から排出され且つ残余気泡を含む第1次分離された上記オイルの流れ方向を変えるための上記ガイド部を備え、
上記第2液体導入部は、上記第1次分離されたオイルを導入する上記1.記載の気泡分離器。
3.車両エンジンの潤滑装置で使用されるオイル中に含まれる気泡を除去するための気泡分離器において、
第1気泡分離器本体と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ気泡混合液を該第1気泡分離器本体の内部に接線方向に導入する第1液体導入部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離されたオイルを排出する第1液体排出部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離された気泡を排出する第1気体排出部と、を備える遠心分離式気泡分離手段と、
上記遠心分離式気泡分離手段の下流側又は上流側に、更に、補助的気泡分離手段を備え、該補助的気泡分離手段は、導入されるオイルの流れ方向を上方に変えるための板状体からなる隔壁であるガイド部を備え且つ上記第1気泡分離器本体に隣接して設けられている第2気泡分離器本体と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ上記オイルを導入する第2液体導入部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離されたオイルを排出する第2液体排出部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離された気泡を排出する第2気体排出部と、を備え、
上記ガイド部の上端側は、上記第2気体排出部から離間しており、
上記補助的気泡分離手段は、上記遠心分離式気泡分離手段の上流側に備えられ、
上記補助的気泡分離手段により第1次分離され且つ上記第2液体排出部から排出されたオイルが、上記第1液体導入部に導入されることを特徴とする気泡分離器。
4.上記補助的気泡分離手段は、上記気体排出部を上壁面に備えた屈曲状体である上記3.記載の気泡分離器。
5.車両エンジンの潤滑装置で使用されるオイル中に含まれる気泡を除去するための気泡分離器において、
第1気泡分離器本体と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ気泡混合液を該第1気泡分離器本体の内部に接線方向に導入する第1液体導入部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離されたオイルを排出する第1液体排出部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離された気泡を排出する第1気体排出部と、を備える遠心分離式気泡分離手段と、
上記遠心分離式気泡分離手段の下流側又は上流側に、更に、補助的気泡分離手段を備え、該補助的気泡分離手段は、導入されるオイルの流れ方向を上方に変えるための板状体からなる隔壁であるガイド部を備え且つ上記第1気泡分離器本体に隣接して設けられている第2気泡分離器本体と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ上記オイルを導入する第2液体導入部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離されたオイルを排出する第2液体排出部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離された気泡を排出する第2気体排出部と、を備え、
上記ガイド部の上端側は、上記第2気体排出部から離間しており、
上記補助的気泡分離手段において上記第2液体排出部は、上記第1気泡分離器本体内の圧力に応じて開閉する開閉弁を有することを特徴とする気泡分離器。
6.車両エンジンの潤滑装置で使用されるオイル中に含まれる気泡を除去するための気泡分離器において、
第1気泡分離器本体と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ気泡混合液を該第1気泡分離器本体の内部に接線方向に導入する第1液体導入部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離されたオイルを排出する第1液体排出部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離された気泡を排出する第1気体排出部と、を備える遠心分離式気泡分離手段と、
上記遠心分離式気泡分離手段の下流側又は上流側に、更に、補助的気泡分離手段を備え、該補助的気泡分離手段は、導入されるオイルの流れ方向を上方に変えるための板状体からなる隔壁であるガイド部を備え且つ上記第1気泡分離器本体に隣接して設けられている第2気泡分離器本体と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ上記オイルを導入する第2液体導入部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離されたオイルを排出する第2液体排出部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離された気泡を排出する第2気体排出部と、を備え、
上記ガイド部の上端側は、上記第2気体排出部から離間しており、
上記補助的気泡分離手段は、上記遠心分離式気泡分離手段の下流側に備えられ、
上記第2気泡分離器本体は、上記遠心分離式気泡分離手段の上記第1液体排出部から排出され且つ残余気泡を含む第1次分離された上記オイルの流れ方向を変えるための上記ガイド部を備え、
上記第2液体導入部は、上記第1次分離されたオイルを導入し、
上記第1気泡分離器本体の底部は、上記第2気泡分離器本体の底部より上部に位置しており、上記ガイド部の上端側は、該第1気泡分離器本体の底部に対向していることを特徴とする気泡分離器。
上記ガイド部は、板状体からなる隔壁であるので、簡便な装置とすることができるとともに、更に効率良く液体から気泡を分離することができる。
遠心分離式気泡分離手段が上流側に、補助的気泡分離手段が下流側に備えられている場合は、小さな気泡が効率良く上流側で分離され、上流側で分離されなかった大きな気泡又は多量のうちの残余の気泡があっても、下流側の分離手段で確実に且つ容易に気泡が分離されるので、効率良く気泡の全てを分離できる。
遠心分離式気泡分離手段が下流側に、補助的気泡分離手段が上流側に備えられている場合においても、上記と同様に、大きな気泡があってもまた多量の気泡であっても、最終的には、効率良く気泡を分離できる。
上記補助的気泡分離手段が、気体排出部を上壁面に備えた屈曲状体の流路である場合は、分離距離及び分離時間を長くすることができるので、補助的分離手段において、より一層、気泡を効率的に且つ確実に分離することはできる。
上記補助的気泡分離手段において上記第2液体排出部が、上記第1気泡分離器本体内の圧力に応じて開閉する開閉弁である場合は、更に便宜に且つ効率良く液体から気泡を分離することができる。
本発明の気泡分離器は、液体中に含まれる気泡を除去するためのものであって、遠心分離式気泡分離手段と、上記遠心分離式気泡分離手段の下流側又は上流側に、更に、配設された補助的気泡分離手段と、を備える。
本遠心分離式気泡分離手段は、第1気泡分離器本体と、第1液体導入部と、第1液体排出部と、第1気体排出部と、を備える。
上記「第1気泡分離器本体」は、略円筒形状である限り、その形状、大きさ、材質等は特に問わない。この本体は、例えば、下方側に円筒テーパ部を有していることができる。
この第1液体導入部は、例えば、上記本体の上部周壁から本体の接線方向に延びている管とすることができる。これにより液体を導入すると、本体内部の液体を旋回させることができる。上記液体導入部は、例えば、エンジンからオイルを吸引して液体導入部内に送出するスカベンジポンプに連絡されていることができる。
また、この導入液体を旋回させる旋回手段は、液体導入管内を流れる液体を液体導入管の軸方向周りに旋回させる限り、その構成、旋回形態等は特に問わない。この旋回手段としては、例えば、液体の流入による旋回力によるものとすることができる。また、上記サイクロン分離室(分離器本体)に旋回軸心を中心として回転自在に支持される回転体と、該回転体を回転させる駆動源と、を有する旋回手段を取り付けてもよい。また、上記2つの方法と他の方法とを組み合わせることもできる。
この遠心分離式気泡分離手段は、サイクロン分離室において旋回手段により気泡を分離するものであるため、微小な気泡(通常直径3mm程度以下、約1〜3mm)を除去するのに優れている。この旋回手段は、液体の流入による旋回力によるものであれば、更に効率良く簡易に液体から気泡を分離することができる。
補助的気泡分離手段は、上記遠心分離式気泡分離手段の下流側又は上流側に、更に、配設される。補助的気泡分離手段が下流側に配設される例は、図1〜3に示され、逆に、補助的気泡分離手段が上流側に配設される例は、図4〜6に示される。更に、これらによっても気泡の分離が十分でない場合には、更に、これらのうちの一方の分離手段をそれらの下流側又は上流側に配設することもできる。
上記「補助的気泡分離手段」は、第2気泡分離器本体と、第2液体導入部と、第2液体排出部と、第2気体排出部と、を備える。この補助的気泡分離手段は、遠心分離式気泡分離手段で除去することが困難とされうる大きな気泡を除去するのに適している。また、気泡の量が多くて遠心分離式気泡分離手段では十分に除去できない場合にも、この補助的気泡分離手段を組み合わせることで、液体中の気泡を効率的に除去することができる。
例えば、第2気泡分離器本体の一部(同21a)が、第1気泡分離器本体の一部(例えば図1の11a)と共用されるとしてもよいし、第2気泡分離器本体と第1気泡分離器本体とが別体であり、第2液体排出部と第1液体導入部とが連結されているものであってもよい(図4等参照)。
また、その形状としては、略筒形状(円筒形状、角筒形状等)等とすることができるし(図1〜4参照)、また、分離された気泡を排出するための排出孔を上面に備える、全体が環状の屈曲状体(図6参照)及び環の一部が一部が切り欠かれた屈曲状体(図5参照)とすることもできる。この屈曲状の流路をもつ屈曲状体の縦断面形状は、通常、四角(特に長方形又は正方形等)である(図5及び6参照)。
例えば、このガイド部は、板状体からなる隔壁とすることもできるし(図1、3及び4に示すガイド部91、93、94参照)、また、上記に示すように、全体が屈曲状体(図6参照)及び一部が切り欠かれた屈曲状体(図5参照)とすることもできる。この板状体の場合は、その支持体に対する傾斜角度は適宜選択されるが、通常、90度近辺(約80〜100度等、図1及び2参照)、又は45度近辺(約40〜50度等、図3及び4参照)程度である。
板状体のガイド部としては、
(1)図1に示すように、導入された液体が衝突し、その結果、液体の流れを上方に変更させるための板状体91(この場合、この上方の流れが更に前面の分離器本体に衝突して下方に変更させられて、長い流路を確保できる。)、
(2)図2に示すように、導入された液体が衝突し、その結果、液体の流れを下方に変更させるための気泡分離器本体41の壁面である板状体92、
(3)図3に示すように、導入された液体が衝突し且つ上方に流れを変更させるための板状体93(この場合、この上方の流れが更に前面の分離器本体に衝突して下方に変更させられて、長い流路を確保できる。)、
(4)図4に示すように、導入された液体が上方に流れを変更させるための板状体94(この場合、この上方の流れが更に前面の分離器本体に衝突して下方に変更させられて、長い流路を確保できる。)等を挙げることができる。
また、図5及び6に示すように、ガイド部としては、導入された液体が横方向に流れを変更させるための上記屈曲状体95(この場合、ガイド部として作用するとともに、同時に第2気泡分離器本体をも構成している。)とすることもできる。この場合、液体が長い屈曲状流路を流れることができるので、十分な分離時間を確保することができ、分離効率に優れることになる。
上記「第2気体排出部」は、上記本体に設けられ且つ分離された気泡を本体の外部に排出する限りにおいては、その形状、大きさ、材質等は特に問わない。
また、この気泡を排出する手段は、上記第1気泡分離器本体内の圧力に応じて開閉するバネ式弁又は電磁弁とすることができる。例えば、図1に示すように、第2気体排出部24は、バネ式の排出弁24aとバネ24bと排出管24cとから構成されたものとすることができる。即ち、気泡分離室である空間部26の圧力が下がると、バネ式排出弁24aが開き、気泡(気体)は排出管24cを通じて、本体外部に排出される。
このような流量制御手段は、液体の流量を制御して、直前の第1気泡分離器又は第2気泡分離器内の圧力を一定に保つことができるものであればよく、例えばバネ等によって開閉する弁を設けることを挙げることができる。この例として、図8の気泡分離器7に示すように、第1液体排出部53の排出孔56aの直前にバネによって開閉する流量制御弁96を設けることを例示することができる。この流量制御弁96は、排出孔56aの開口量を変化させ得るように移動自在に支持される弁体961と、弁体961を排出孔56aの開口を狭める方向に付勢する付勢部材であるバネ962とからなり、第1気泡分離器50内の圧力が低いときは、流量制御弁96aの位置に移動することにより排出する流量を減らして圧力を高める。また、第1気泡分離器50の圧力が高いときは流量制御弁96の位置に移動することにより排出する流量を増やして圧力を低める。
このようにして第1気泡分離器50内の圧力を一定に保つことによって、気泡が圧力変化によって大きくなったり、小さくなったりすることを抑制し、気泡分離器50、60による気泡を除去しやすい大きさに保ち、効率良く気泡を除去することができる。
本実施形態に係る気泡分離器を備えるオイルタンクは、その構造として、例えば、上記気泡分離器と、この気泡分離器の少なくとも一部をタンク室内に配設する構造とすることができる。
上述の場合、例えば、図3に示すように、上記気泡分離器3の液体導入部32には、エンジンのオイルパンからオイルを吸引して液体導入部に送出するスカベンジポンプSPが連絡されており、上記オイルタンクの下部に設けられたオイル排出部には、オイルタンクからオイルを吸引してエンジンに送出するフィードポンプFPが連絡されていることができる。これにより、ドライサンプ式のエンジンの潤滑形態に好適なオイルタンク構造を提供できる。
尚、本実施例では、本発明に係る「気泡分離器」として、車両エンジンの潤滑装置で使用される気泡混合オイルから気泡を分離するものを例示する。
(1)気泡分離器1の構成
図1に示すように、本発明の気泡分離器1は、遠心分離式気泡分離手段10と、その下流側に、補助的気泡分離手段20を備えている。
遠心分離式気泡分離手段10は第1気泡分離器本体11と、第1気泡分離器本体11の内部のサイクロン分離室に接線方向に導入する第1液体導入部12とを備えている。
更に、旋回により分離されたオイルを排出する第1液体排出部13をサイクロン分離室下部に設けている。また、旋回により分離された気泡を排出する第1気体排出部14を
をサイクロン分離室の上部から下方へ向かって延びる円筒形状の管状体として設けている。
また、補助的気泡分離手段20は、第2気泡分離器本体21に、オイルを導入する第2液体導入部22を備えている。第2液体導入部22は、第1気泡分離器本体と第2気泡分離器本体と共用する本体11a、21aと、ガイド部91との間に形成されている。第2気泡分離器本体21は、更に本体の下部底壁に分離したオイルを排出する第2液体排出部23を備えている。
また、分離した気泡を排出する第2気体排出部24を、本体上部に備えている。第2気体排出部24は、図1に示すように、バネ式の排出弁24aとバネ24bと排出管24cとから構成されており、気泡分離室内の圧力が下がると、バネ式排出弁24aが開き、気泡(気体)は排出管24cを通じて、本体外部に排出される。
更に、第2気泡分離器本体21には、導入されるオイルの流れ方向を変えるための板状体からなるガイド部91が底面に対して垂直に備えられている。
本実施例1に係る気泡分離器1は、図1に示すように、第1液体導入部12からオイル(気泡を含むオイル)が第1気泡分離器本体11に導入される。すると、その導入されたオイルの遠心力によって、比重の大きなオイルが第1気泡分離器本体11の内壁側へ、比重の小さな気泡が第1気泡分離器本体11の中心側へ集まる。その結果、分離された気泡は、円筒状からなる第1気体排出部14の開口下端14aから開口上端14bへと上昇し、第1気泡分離器本体11の外部に排気される。
一方、残余気泡を含む1次分離されたオイルは、第1液体排出部13から排出され、第2液体導入部22へ流入する。そして、ガイド部91によりオイルの流れ方向を第2気泡分離器本体21上方へ変える。そうすると、1次分離されたオイルは、比較的大きな気泡を含むため、その気泡の浮力により上記残余気泡が空間部26へと集まる。気泡が増加すると空間部26の圧力が低下し、第2気体排出部24に設けた排出弁24aが開いて、集められた気泡が排出される。
排出弁24aは、バネ24bにより空間部26内の圧力に依存して開閉する。
気泡が分離されたオイルは、第2液体排出部23を通じて気泡分離器1の外部へ排出される。
本実施例の気泡分離器1は、ドライサンプ式の潤滑装置におけるオイルタンク内に設置したり、ウェットサンプ式の潤滑装置におけるオイルポンプの下流側のオイル通路(配管等)の途中に配設したりできる。
本実施例では、第1気泡分離手段と第2気泡分離手段の2段階の気泡分離手段を用いるため、一方の手段で分離できなかった気泡を分離することができる。従って、気泡の混合量の多い場合でも確実に気泡分離ができる。
更に、本実施例では、オイルポンプからのオイルの導入によりオイルに旋回力を与えことにより第1気泡分離手段を実現し、また、気泡を第1次分離したオイル中の気泡の浮力を利用して第2気泡分離手段を実現しているため、専用駆動源を設ける必要がなく、より簡易且つ安価な構成とすることができる。
(1)気泡分離器2の構成
図2に示すように、本参考例1の気泡分離器2は、実施例1と同様、遠心分離式気泡分離手段30と、その下流側に、補助的気泡分離手段40を備えている。
遠心分離式気泡分離手段30は第1気泡分離器本体31と、第1気泡分離器本体31の内部に接線方向に導入する第1液体導入部32と、旋回により分離されたオイルを排出する第1液体排出部33と、旋回により分離された気泡を排出する第1気体排出部34と、を備えている。
補助的気泡分離手段40は、第2気泡分離器本体41と、オイルを導入する第2液体導入部42と、分離したオイルを排出する第2液体排出部43と、分離した気泡を排出する第2気体排出部44と、を備えている。更に、第2気泡分離器本体41には、導入されるオイルの流れ方向を変えるための板状体からなるガイド部92が備えられている。
実施例1と異なり第1気体排出部34は、図1に示す第1気体排出部14が具備する第1気泡分離器本体11の上部から下方へ向かって延びる管状体を備えておらず、図2に示すように、開口上端34bにつながる開口下端の孔34aであるが、実施例1の第1気体排出部14と同様の効果を奏する。
図2に示すように、参考例1のガイド部92は第2気泡分離器本体の内壁面がその役割を果たす。また、第1気泡分離器本体31の底部38は第2気泡分離器本体41の底部48より上部にあるため、第1液体排出部33から排出され、第2液体導入部42に導入されたオイルは既に第2気泡分離器本体41の上部にあるという利点がある。
第2液体排出部43よりオイル槽49に排出されたオイルは、ポンプ47によって、気泡分離器2から汲みだされる。
(3)参考例1の効果
本参考例1においても、実施例1と略同様の構成を採るため、実施例1と略同様の効果が得られる。
図3に示すように、実施例2の気泡分離器3は、参考例1の気泡分離器2において
更にガイド部93も備えたものである。こうすることにより、第1液体排出部33から排出され、第2液体導入部42に導入されたオイルは、ガイド部93によって第2気泡分離器本体41の上部へ流れが一層促進されることになる。
他の構成、作用効果は、参考例1の気泡分離器2と同様であるため、その説明を省略する。
(1)気泡分離器4の構成
図4に示すように、実施例3の気泡分離器4は、補助的気泡分離手段60と、その下流側に、遠心分離式気泡分離手段50を備えている。
図4に示すように、補助的気泡分離手段60は、第2気泡分離器本体61と、オイルを導入する第2液体導入部62と、分離したオイルを排出する第2液体排出部63と、2次分離した気泡を排出する第2気体排出部64と、を備えている。更に、第2気泡分離器本体61には、導入されるオイルの流れ方向を変えるための板状体からなるガイド部94が傾斜角度45度に備えられている。
また、遠心分離式気泡分離手段50は第1気泡分離器本体51と、第1気泡分離器本体51の内部に接線方向に導入する第1液体導入部52と、旋回により分離されたオイルを排出する第1液体排出部53と、旋回により分離された気泡を排出する第1気体排出部54と、を備えている。
本実施例3に係る気泡分離器4は、図4に示すように、第2液体導入部62からオイル(気泡を含むオイル)が第2気泡分離器本体61に導入される。そして、ガイド部94によりオイルの流れ方向を第2気泡分離器本体61上方へ変える。そうすると、第2気泡分離器本体61上部へ流入したオイルに含まれる比較的大きな気泡は、その大きな浮力により空間部66へと集まる。気泡が増加すると空間部66の圧力が低下し、第2気体排出部64に設けた排出弁64aが開いて、集められた気泡が排出される。
そうすると、第2液体排出部63から排出されたオイルは、第1次分離により比較的大きな気泡が除去されているため、第1気泡分離器本体51へ導入するオイルは、比較的微小な気泡を含むものである。
第1液体導入部52から第1気泡分離器本体51へ導入されたオイルは、その導入されたオイルの遠心力によって、比重の大きなオイルが第1気泡分離器本体51の内壁側へ、比重の小さな気泡が第1気泡分離器本体51の中心側へ集まる。その結果、分離された気泡は、円筒状からなる第1気体排出部54から第1気泡分離器本体51の外部に排気される。
そして、2次分離されたオイルは、第1液体排出部53より排出される。
本実施例3においても、実施例1、2及び参考例1と同様、第1気泡分離手段と第2気泡分離手段を組み合わせて、利用する点では同一であるため、実施例1、2及び参考例1と略同様の気泡分離効果が得られる。
(1)気泡分離器5及びオイルタンク9の構成
図5に示すように、参考例2のオイルタンク9は、下方に排出路901を備える容器90であり、その内部に気泡分離器5を備えている。この気泡分離器5は、補助的気泡分離手段80と、その下流側に、遠心分離式気泡分離手段70を備えている。
図5に示すように、補助的気泡分離手段80は、第2気泡分離器本体81と、オイルを導入する第2液体導入部82と、分離したオイルを排出する第2液体排出部83と、第1次分離した気泡を排出する第2気体排出部84と、を備えている。
第2気体排出部84は、第2気泡分離器本体81の上部円周方向に沿って10個設けられている。この配設間隔は図5に示すように略等間隔になっている。尚、配設間隔は、漸次広げたり狭くしたりしてもよい。
第2気泡分離器本体81は、図5に示すように、環の一部が切り欠かれた屈曲状体を形成している。この略環状の流路をもつ屈曲状体の縦断面形状は、長方形である。
すなわち、ガイド部95としては、導入された液体が横方向に流れを変更させるための上記屈曲状体(この場合、ガイド部として作用するとともに、同時に第2気泡分離器本体81をも構成している。)である。この場合、液体が長い略環状流路を流れることができるので、十分な分離時間を確保することができ、分離効率に優れることになる。
また、遠心分離式気泡分離手段70は第1気泡分離器本体71と、第1気泡分離器本体71の内部に接線方向に導入する図示しない第1液体導入部と、旋回により分離されたオイルを排出する第1液体排出部73と、旋回により分離された気泡を排出する第1気体排出部74と、を備えている。
第2液体導入部82から導入されたオイルは上記気泡分離器の補助的気泡分離手段80と、その下流側に、遠心分離式気泡分離手段70で気泡分離をした後、第1液体排出部73からオイルタンク9の円筒状(一部テーパ状)容器90内に排出される。そして、容器90に設けた排出路901より潤滑経路へと導かれる。
(3)参考例2の効果
オイルタンク9の下部に設けられたオイルの排出路901には、オイルタンク9からオイルを吸引してエンジンに送出するフィードポンプFPが連絡されていることができる。これにより、ドライサンプ式のエンジンの潤滑形態に好適なオイルタンク構造を提供できる。
参考例3の気泡分離器57及びオイルタンク97は、参考例2の気泡分離器5及びオイルタンク9と略同一の構成であるが、図6及び7に示すように、オイルタンク97の外周に気泡分離器57が設けられており、また、第2気泡分離器本体81の形状が一部を切り欠いた屈曲状体であるのに対して、オイルタンク97の第2気泡分離器本体85の形状は全体が環状となった屈曲状体である点が異なる。その他の構成及び作用効果は参考例2と略同一であるためその説明を省略する。
10、30、50、70;遠心分離式気泡分離手段、11、31、51、71;第1気泡分離器本体、12、32、52、72;第1液体導入部、13、33、53、73;第1液体排出部、14、34、54、74;第1気体排出部、
20、40、60、80;補助的気泡分離手段、21、41、61、81;第2気泡分離器本体、22、42、62、82;第2液体導入部、23、43、63、83;第2液体排出部、24、44、64、84;第2気体排出部、9、97;オイルタンク、91、92、93、94、95;ガイド部。
Claims (6)
- 車両エンジンの潤滑装置で使用されるオイル中に含まれる気泡を除去するための気泡分離器において、
第1気泡分離器本体と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ気泡混合液を該第1気泡分離器本体の内部に接線方向に導入する第1液体導入部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離されたオイルを排出する第1液体排出部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離された気泡を排出する第1気体排出部と、を備える遠心分離式気泡分離手段と、
上記遠心分離式気泡分離手段の下流側又は上流側に、更に、補助的気泡分離手段を備え、該補助的気泡分離手段は、導入されるオイルの流れ方向を上方に変えるための板状体からなる隔壁であるガイド部を備え且つ上記第1気泡分離器本体に隣接して設けられている第2気泡分離器本体と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ上記オイルを導入する第2液体導入部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離されたオイルを排出する第2液体排出部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離された気泡を排出する第2気体排出部と、を備え、
上記ガイド部の上端側は、上記第2気体排出部から離間し、且つ上記第2気泡分離器本体内のオイルの液面より下方に位置していることを特徴とする気泡分離器。 - 上記補助的気泡分離手段は、上記遠心分離式気泡分離手段の下流側に備えられ、
上記第2気泡分離器本体は、上記遠心分離式気泡分離手段の上記第1液体排出部から排出され且つ残余気泡を含む第1次分離された上記オイルの流れ方向を変えるための上記ガイド部を備え、
上記第2液体導入部は、上記第1次分離されたオイルを導入する請求項1記載の気泡分離器。 - 車両エンジンの潤滑装置で使用されるオイル中に含まれる気泡を除去するための気泡分離器において、
第1気泡分離器本体と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ気泡混合液を該第1気泡分離器本体の内部に接線方向に導入する第1液体導入部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離されたオイルを排出する第1液体排出部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離された気泡を排出する第1気体排出部と、を備える遠心分離式気泡分離手段と、
上記遠心分離式気泡分離手段の下流側又は上流側に、更に、補助的気泡分離手段を備え、該補助的気泡分離手段は、導入されるオイルの流れ方向を上方に変えるための板状体からなる隔壁であるガイド部を備え且つ上記第1気泡分離器本体に隣接して設けられている第2気泡分離器本体と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ上記オイルを導入する第2液体導入部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離されたオイルを排出する第2液体排出部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離された気泡を排出する第2気体排出部と、を備え、
上記ガイド部の上端側は、上記第2気体排出部から離間しており、
上記補助的気泡分離手段は、上記遠心分離式気泡分離手段の上流側に備えられ、
上記補助的気泡分離手段により第1次分離され且つ上記第2液体排出部から排出されたオイルが、上記第1液体導入部に導入されることを特徴とする気泡分離器。 - 上記補助的気泡分離手段は、上記気体排出部を上壁面に備えた屈曲状体である請求項3記載の気泡分離器。
- 車両エンジンの潤滑装置で使用されるオイル中に含まれる気泡を除去するための気泡分離器において、
第1気泡分離器本体と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ気泡混合液を該第1気泡分離器本体の内部に接線方向に導入する第1液体導入部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離されたオイルを排出する第1液体排出部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離された気泡を排出する第1気体排出部と、を備える遠心分離式気泡分離手段と、
上記遠心分離式気泡分離手段の下流側又は上流側に、更に、補助的気泡分離手段を備え、該補助的気泡分離手段は、導入されるオイルの流れ方向を上方に変えるための板状体からなる隔壁であるガイド部を備え且つ上記第1気泡分離器本体に隣接して設けられている第2気泡分離器本体と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ上記オイルを導入する第2液体導入部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離されたオイルを排出する第2液体排出部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離された気泡を排出する第2気体排出部と、を備え、
上記ガイド部の上端側は、上記第2気体排出部から離間しており、
上記補助的気泡分離手段において上記第2液体排出部は、上記第1気泡分離器本体内の圧力に応じて開閉する開閉弁を有することを特徴とする気泡分離器。 - 車両エンジンの潤滑装置で使用されるオイル中に含まれる気泡を除去するための気泡分離器において、
第1気泡分離器本体と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ気泡混合液を該第1気泡分離器本体の内部に接線方向に導入する第1液体導入部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離されたオイルを排出する第1液体排出部と、該第1気泡分離器本体に設けられ且つ旋回により分離された気泡を排出する第1気体排出部と、を備える遠心分離式気泡分離手段と、
上記遠心分離式気泡分離手段の下流側又は上流側に、更に、補助的気泡分離手段を備え、該補助的気泡分離手段は、導入されるオイルの流れ方向を上方に変えるための板状体からなる隔壁であるガイド部を備え且つ上記第1気泡分離器本体に隣接して設けられている第2気泡分離器本体と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ上記オイルを導入する第2液体導入部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離されたオイルを排出する第2液体排出部と、該第2気泡分離器本体に設けられ且つ分離された気泡を排出する第2気体排出部と、を備え、
上記ガイド部の上端側は、上記第2気体排出部から離間しており、
上記補助的気泡分離手段は、上記遠心分離式気泡分離手段の下流側に備えられ、
上記第2気泡分離器本体は、上記遠心分離式気泡分離手段の上記第1液体排出部から排出され且つ残余気泡を含む第1次分離された上記オイルの流れ方向を変えるための上記ガイド部を備え、
上記第2液体導入部は、上記第1次分離されたオイルを導入し、
上記第1気泡分離器本体の底部は、上記第2気泡分離器本体の底部より上部に位置しており、上記ガイド部の上端側は、該第1気泡分離器本体の底部に対向していることを特徴とする気泡分離器。
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