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JP4964575B2 - 皮膚用パック化粧料 - Google Patents

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本発明は、皮膚用パック化粧料に関する。更に詳しくは、シート状基材に組成物を含浸させてなる皮膚用パック化粧料に関する。
従来より、皮膚への保湿効果を付与する手段として、シート状基材に組成物を含浸させたパック化粧料がある。このようなパック化粧料の多くは、水が高配合されていることから、製造時の菌汚染を防止し安定性を付与する目的で、パラベン類やフェノキシエタノールなどの防腐剤などが配合される。
一方、パック化粧料は、直接塗布を行う化粧料と比べ、シートにより長時間皮膚上に密着させることから、効率よく保湿効果を付与できる反面、閉塞効果によりパラベン類やフェノキシエタノールなどに起因する刺激が生じる恐れがある。このような問題を回避するためには、パラベン類やフェノキシエタノールなどの防腐剤を低配合、若しくは無配合とする必要があるが、水が高配合されている系では、優れた防腐安定性を付与することが困難である。また、アルコールを高配合とすることで、防腐安定性を付与することも可能であるが、アルコールによる皮膚刺激の問題もある。
これまで、シート状のパック化粧料において防腐剤を配合しなくとも防腐安定性(保存安定性)を付与する手段として、アミノ酸およびその誘導体をシート状基材に保持させてなるシート状パック化粧料(例えば、特許文献1を参照)が提案されている。しかしながら、この試みに拠って保存安定性を付与することはできるものの、水が高配合されている場合には、保存安定性に劣るといった問題がある。
また、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・ピロリドンカルボン酸塩を含有する液体組成物をシートに含浸させてなる、パラベン類やフェノキシエタノールやエタノールを含有しない、シート状化粧料(例えば、特許文献2を参照)が提案されている。しかしながら、この試みに拠って製造時の防腐力を付与し、使用時の刺激を低減させることはできるものの、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・ピロリドンカルボン酸塩の構造上の性質から、水溶性高分子との相溶性が悪く、シートの皮膚への密着感に劣るといった問題がある。
特開2004−345983号公報 特開2003−335626号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、水が高配合されているシート状のパック化粧料において、密着感に格段に優れるとともに、パラベン類やフェノキシエタノールなどの防腐剤を含有しなくとも優れた防腐安定性を有し、更には、皮膚に対する刺激のない皮膚用パック化粧料を提供することを課題とする。
即ち、本発明は、
〔1〕水、増粘性高分子、N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩および1−(2−エチルヘキシル)グリセリルエーテルを含有し、パラベン類やフェノキシエタノールを含有しないことを特徴とする組成物をシート状基材に含浸させてなる皮膚用パック化粧料、
〔2〕増粘性高分子が、グアガム、キサンタンガムおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースの群から選ばれる少なくとも1種以上と、カルボキシビニルポリマーおよび/又はアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体からなる前記〔1〕に記載の皮膚用パック化粧料、並びに
〔3〕前記シート状基材が、不織布である前記〔1〕又は〔2〕に記載の皮膚用パック化粧料、
に関する。
本発明の皮膚用パック化粧料は、皮膚への密着感に優れた効果を奏する。また、水が高配合であるにもかかわらず、パラベン類やフェノキシエタノールなどの防腐剤を含有しなくとも優れた防腐安定性を有するといった効果を奏する。更には、密着による閉塞感があるにもかかわらず、使用時の皮膚への刺激がないといった効果を奏する。
本発明の皮膚用パック化粧料に含浸させる組成物は、水、増粘性高分子、N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩および1−(2−エチルヘキシル)グリセリルエーテルを含有し、パラベン類やフェノキシエタノールを含有しない。
本発明に用いられる水は、化粧料原料として使用できるものであれば特に限定はされないが、通常、精製水が用いられる。本発明における水の含有量は、組成物中、60〜95重量%とするのが好ましく、70〜90重量%とするのがより好ましい。その理由は、60重量%未満の場合、しっとり感を付与すると言うパック効果に劣り、95重量%を超えて含有すると、べたつき感などの使用感や密着性に劣るからである。
増粘性高分子としては、水溶性を有する天然高分子、半合成高分子、合成高分子などが挙げられる。天然高分子としては、具体的には、アラビアゴム、トラガントガム、グアガム、キサンタンガム、ジュランガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、アイリスモス、クインスシード、ゼラチン、セラック、ロジン、カゼインなどを例示することができる。半合成高分子としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセロース、アルギン酸ナトリウム、エステルガム、ニトロセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、結晶セルロースなどを例示することができる。合成高分子としては、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸・ポリオキシエチレンアルキルイタコン酸共重合体、アクリル酸アルキル・メタクリル酸ポリオキシエチレンアルキル共重合体、アクリル酸・アクリル酸ヒドロキシアルキル共重合体、アクリル酸・メタクリル酸ポリオキシエチレンアルキルクロスポリマー、アクリル酸・ネオデカン酸ビニルクロスポリマーなどのアクリル酸アルキル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルメチルセルロース、ポリアミド樹脂などを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適な増粘性高分子としては、垂れ落ちを抑制し、皮膚への密着感が優れている観点から、グアガム、キサンタンガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体が好ましく、中でも、グアガム、キサンタンガムおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースの群から選ばれる少なくとも1種以上と、カルボキシビニルポリマーおよび/又はアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体とを組み合わせて用いることがより好ましい。
増粘性高分子としてカルボキシビニルポリマーやアクリル酸アルキル共重合体を用いる場合は、通常、塩基性物質で中和して用いられる。塩基性物質としては、例えば、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが例示される。また、塩基性物質の添加量は、カルボキシビニルポリマーやアクリル酸アルキル共重合体を中和するのに充分な量であり、これら成分の種類や使用量に応じて適宜配合すればよい。
増粘性高分子の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、垂れ落ちを抑制し、密着性を向上させる観点から、組成物中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.05重量%以上である。また、べたつき感を抑制する観点から、好ましくは2重量%以下、より好ましくは1重量%以下であることが望ましい。これらの観点から、増粘性高分子の含有量は、組成物中、0.01〜2重量%が好ましく、より好ましくは0.05〜1重量%である。
N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩および1−(2−エチルヘキシル)グリセリルエーテルは、本発明の皮膚用パック化粧料において、低濃度で優れた防腐効果を付与することができるとともに、皮膚への刺激感を低減させる。更には、持続的なしっとり感を付与することもできる。
N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩および1−(2−エチルヘキシル)グリセリルエーテルの含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、防腐安定性を付与する観点から、組成物中、0.01重量%以上が好ましく、より好ましくは0.05重量%以上である。また、皮膚への刺激を抑制する観点から、2重量%以下が好ましく、より好ましくは1重量%以下である。これらの観点から、N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩および1−(2−エチルヘキシル)グリセリルエーテルの含有量は、組成物中、0.01〜2重量%が好ましく、より好ましくは0.05〜1重量%である。
尚、N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩は、市販品を用いることもできる。具体的には、例えば、アミセーフLMA−60(商品名,味の素社製)などを例示することができる。また、1−(2−エチルヘキシル)グリセリルエーテルは、市販品を用いることもできる。具体的には、例えば、SENSIVA SC50(商品名,Schulke&Mayr社製)などを例示することができる。
また、本発明の皮膚用パック化粧料には、パラオキシ安息香酸、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチルなどのパラベン類やフェノキシエタノールを含有しない。これにより、閉塞感があるパック中において皮膚への刺激感を低減させることが可能となる
本発明の組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他に通常化粧品に用いられる成分、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオール、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリンなどの多価アルコール;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルなどの非イオン性界面活性剤;トレハロース、グルコシルトレハロースなどの糖類、高級アルコール、低級アルコール、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、香料、酸化防止剤、清涼剤、ビタミン類、植物抽出物、pH調整剤などを目的に応じて適宜配合することができる。
次に、本発明に用いられるシート状基材について説明する。本発明に用いられるシート状基材としては、上記した組成物が含浸されるものであれば特に限定されないが、紙、織布又は不織布などを用いることができる。具体的には、針葉樹、広葉樹などの木材繊維やケナフ(アオイ科の一年草)、サトウキビ、竹などの植物繊維や古紙繊維を原料とする紙;アクリル、レーヨン、ポリエステル、セルロース、アセテートなどの合成繊維やコットンなどの天然繊維およびこれらの混綿による織布又は不織布などを例示することができる。好適なシート状基材としては、加工がし易く、皮膚に対する使用感が優れている観点から、不織布を用いることが好ましい。また、これらシートの表面には、エンボス加工が施されていてもよい。
尚、本発明に好適に用い得るシート状基材の市販品の具体例としては、例えば、コットエース(商品名,ユニチカ社製)、サンモアK(商品名,三省紙業社製)、ベンリーゼ(商品名,旭化成社製)などを例示することができる。
シート状基材の形状については、使用する部位に応じて成型されれば特に限定されないが、例えば、正方形、長方形、台形、菱形、円形、楕円形、半円形、三日月形、樽形、鼓形などの形状を例示することができる。更には、前記形状を有するシートに切れ込み部、くり抜き部、凹凸部などの成型を施してもよい。
本発明の皮膚用パック化粧料の使用形態としては、予めシート状基材に上記組成物を含浸させ包装具に収納された形態のものを用いてもよく、使用直前にシート状基材に上記組成物を含浸させて用いてもよい。また、シート状基材に含浸させる上記組成物の量は、特に限定されないが、シート状基材1重量部に対して、上記組成物を2〜40重量部が好ましく、より好ましくは5〜30重量部である。
予めシート状基材に上記組成物を含浸させ包装具に収納された形態のものを用いる場合、用いられる包装具は特に限定されないが、含浸される組成物中の成分の揮発を防止することができる包装具を用いることが好ましい。このような包装具としては、例えば、内面に金属層が積層又は蒸着された樹脂製の包装具を例示することができる。包装具内の皮膚用パック化粧料の内容枚数は、特に限定されないが、含浸される組成物中の成分の揮発を防止する観点から、1枚1枚個別包装されることが好ましい。一方、使用直前にシート状基材に上記組成物を含浸させて用いる場合、用いられる包装具および内容枚数は特に限定されない。
本発明の皮膚用パック化粧料の使用方法としては、特に限定されないが、例えば、上記組成物を含浸済み又は含浸させたシートを適用部位に空気が入らないように密着させパックを行い、一定時間放置後、シートを剥がす方法を例示することができる。パックを施す時間については、持続性に優れる保湿効果を付与する観点から、5〜30分間放置することが好ましい。更に、皮膚上に残った上記組成物を手の平や指先などを用い、皮膚に馴染ませることで本発明の効果をより優れたものとすることができる。また、洗い流しを行っても行わなくても特に限定されないが、持続性に優れる保湿効果を付与する観点から、洗い流しを行わない方が好ましい。
尚、本発明の皮膚用パック化粧料は、額、目元、目じり、頬、口元などの顔面、肘、指先、膝、かかとなどの部位に適用することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は、特記しない限り「重量%」を表す。
(試料の調製1)
表1および表2に記した組成に従い組成物を調製後、半径10cmの円形の不織布(サンモアK,三省紙業社製)に、不織布1gに対して組成物10gを含浸させて実施例1〜4および比較例1〜3の各皮膚用パック化粧料とし、下記評価に供した。結果をそれぞれ表1および表2に併記する。
尚、評価はすべて、23℃、湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で実施した。
(試験例1:密着感および刺激感の評価)
化粧を施していない女性評価パネル20名により、各実施例および各比較例で得られた皮膚用パック化粧料を顔面に密着させ、塗布後0〜15分間の皮膚への密着感および刺激感を下記評価基準に従って官能評価した。
<密着感の評価基準>
◎:20名中16名以上がシートが垂れ落ちずに密着感があると回答
○:20名中11〜15名がシートが垂れ落ちずに密着感があると回答
△:20名中6〜10名がシートが垂れ落ちずに密着感があると回答
×:20名中5名以下がシートが垂れ落ちずに密着感があると回答
<刺激感の評価基準>
◎:20名中16名以上がヒリヒリ感・チクチク感を感じないと回答
○:20名中11〜15名がヒリヒリ感・チクチク感を感じないと回答
△:20名中6〜10名がヒリヒリ感・チクチク感を感じないと回答
×:20名中5名以下がヒリヒリ感・チクチク感を感じないと回答
(試験例2:防腐安定性の評価)
各実施例および各比較例で得られた皮膚用パック化粧料を用い、下記操作にて防腐安定性を評価した。尚、供試菌には、一般細菌としてEscherichia coli NBRC3972(大腸菌)、Staphylococcus aureus NBRC13276(黄色ブドウ状球菌)、Bacillus subtilis NBRC12210(枯草菌)の混合菌液を用いた。また、酵母としてSaccharomyces cerevisiae NBRC0234を、カビとしてAspergillus niger NBRC9455を用いた。これらの菌を予め前培養した培養液を、一般細菌の混合菌は約10cell/mLに、S.cerevisiaeは約107cell/mLに、A.nigerは約106cell/mLに希釈したものを菌懸濁液とした。菌数は、コロニーカウント法により確認した。
乾熱滅菌済みのガラス容器に、実施例および比較例の各試料を20g入れ、上記菌懸濁液を0.2mL接種して、混合菌は35℃で、S.cerevisiaeおよびA.nigerは25℃で培養を行った。混合菌、S.cerevisiaeについては接種後1,7日後に、A.nigerについては7,14,21日後に、各試料1gずつ抜き取り、生理食塩水で希釈したものを寒天培地に混釈して48時間培養し、試料中の残存菌数を算出した。尚、A.nigerに関しては、完全に死滅したことを確認した後の測定は省略した。
<防腐安定性の評価基準>
◎:細菌類、酵母類が接種後7日目までに99.9%以上の死滅率を示し、カビが21日目までに99.9%以上の死滅率を示した。
○:細菌類、酵母類が接種後7日目までに99.9%以上の死滅率を示し、カビが21日目までに99.0%以上の死滅率を示した。
△:細菌類、酵母類が接種後7日目までに99.0%以上の死滅率を示し、カビが21日目までに99.0%以上の死滅率を示した。
×:上記にあてはまらず、十分な防腐効果が認められない。
Figure 0004964575
Figure 0004964575
表1および表2に示された結果から、各実施例の皮膚用パック化粧料は、各比較例のものと対比して、密着感に優れるとともに、ヒリヒリ・チクチクと言った刺激を有していないことが分かる。更には、水が高配合であるにもかかわらず、優れた防腐安定性も有していることも分かる。
以下、本発明の皮膚用パック化粧料に係るシート状基材に含浸させる組成物の処方例を示す。尚、含有量は重量%である。
(処方例1)
アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体 0.2
キサンタンガム 0.2
N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]
−L−アルギニン塩酸塩 0.2
1−(2−エチルヘキシル)グリセリルエーテル 0.2
1,2−オクタンジオール 0.1
ジプロピレングリコール 5.0
1,3−ブチレングリコール 3.0
グルコシルトレハロース 3.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5
水酸化カリウム 0.08
エデト酸2ナトリウム 0.05
ハチミツ 0.5
精製水 残 部
合 計 100.0
(処方例2)
アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体 0.2
グアガム 0.2
N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]
−L−アルギニン塩酸塩 0.2
1−(2−エチルヘキシル)グリセリルエーテル 0.2
1,2−オクタンジオール 0.1
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
グルコシルトレハロース 3.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5
水酸化カリウム 0.08
エデト酸2ナトリウム 0.05
エタノール 0.5
精製水 残 部
合 計 100.0

Claims (3)

  1. 水、増粘性高分子、N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩および1−(2−エチルヘキシル)グリセリルエーテルを含有し、パラベン類やフェノキシエタノールを含有しないことを特徴とする組成物をシート状基材に含浸させてなる皮膚用パック化粧料。
  2. 増粘性高分子が、グアガム、キサンタンガムおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースの群から選ばれる少なくとも1種以上と、カルボキシビニルポリマーおよび/又はアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体からなる請求項1に記載の皮膚用パック化粧料。
  3. 前記シート状基材が、不織布である請求項1又は2に記載の皮膚用パック化粧料。
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