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JP4962536B2 - 電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品に関し、詳細には、内部電極及びAgを含む外部電極を備える電子部品に関する。
近年、電子機器内部に搭載された配線基板上に、セラミック電子部品などの電子部品が多数実装されるようになってきている。従来、これらの電子部品の配線基板への実装には、Pbを含む半田が一般的に使用されてきたが、近年、環境負荷を軽減する観点から、Pbを用いずに電子部品の実装を行う試みが盛んになされている。
Pbを用いずに電子部品の実装を行う方法としては、例えば、エポキシ系熱硬化性樹脂などの熱硬化性樹脂に金属フィラーなどの導電性微粒子を添加した導電性接着剤やPbフリー半田を用いて電子部品の実装を行う方法が知られており、例えば、下記の特許文献1、2などにおいて、この方法に好適な電子部品が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、Pbフリー半田を用いて好適に実装できる電子部品として、NiまたはNi合金からなる内部電極が内部に配置されている積層セラミック素体の両端に外部電極が形成された積層セラミック電子部品であって、外部電極がCuまたはCu合金を主成分とする下地電極層と、AgまたはAg合金を主成分とする最外部電極層との積層体で形成されている積層セラミック電子部品が開示されている。
特許文献1に記載のように、外部電極の最外部電極層にAgを含む電極層を採用した電子部品は、導電性接着剤を用いた実装にも好適である。外部電極の最外部電極層にAgを含む電極層を採用することにより、外部電極と導電性接着剤との親和性を高めることができ、電子部品の実装強度を高めることができるためである。
特開2002−158137号公報 特開2002−203737号公報
しかしながら、特許文献1に記載の積層セラミック電子部品では、Agのマイグレーションに起因して、外部電極間の短絡不良が生じるおそれがあった。特に、自動車のエンジンコントロールユニット(ECU)の内部またはECUの近傍で使用される場合など、電子部品がおかれる雰囲気の温度が例えば150℃以上といった高温になる場合に、特許文献1に記載の積層セラミック電子部品を使用すると、Agのエレクトロマイグレーションに起因した短絡不良が生じやすかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、導電性接着剤を用いて実装することができ、かつ短絡不良の生じ難い電子部品を提供することにある。
本発明に係る第1の電子部品は、直方体状の電子部品本体と、第1の外部電極と、第2の外部電極と、第1の内部電極と、第2の内部電極とを備えている。電子部品本体は、第1及び第2の主面と、第1及び第2の側面と、第1及び第2の端面とを有する。第1及び第2の主面は、幅方向及び長さ方向に沿って延びている。第1及び第2の側面は、長さ方向及び高さ方向に沿って延びている。第1及び第2の端面は、幅方向及び高さ方向に沿って延びている。第1の外部電極は、第1の端面と、第1の主面の一部分と、第1及び第2の側面のそれぞれの一部分とを覆うように形成されている。第2の外部電極は、第2の端面上に形成されている。第1の内部電極は、電子部品本体の内部に配置されている。第1の内部電極は、第1の外部電極に接続されている。第2の内部電極は、電子部品本体の内部に配置されている。第2の内部電極は、第2の外部電極に接続されている。第1の外部電極は、第1の導電層と、2の導電層とを有する。第1の導電層は、第1の端面と、第1の主面の一部分ち、第1及び第2の側面のそれぞれの一部分とを覆うように形成されている。第1の導電層は、Agを含まない。第2の導電層は、最外層に位置するように第1の導電層の上に積層されている。第2の導電層は、Agを含む。第2の導電層は、第1の主面に接触している第1の接触部を有する。第2の導電層は、第1及び第2の側面には接触していない。第1及び第2の内部電極のうち、第1の接触部に最も近接して位置している内部電極は第2の内部電極であり、本発明に係る第1の電子部品は、当該第2の内部電極と、第1の接触部とを最短距離で結ぶ仮想直線上に位置する第1の内部導体をさらに備える。第1の内部導体は、第1及び第2の外部電極のうちの第1の外部電極にのみ接続されているか、第1及び第2の外部電極のいずれにも接続されていない。
本発明に係る第1の電子部品のある特定の局面では、第2の外部電極は、第2の端面と、第1の主面の一部と、第1及び第2の側面のそれぞれの一部分とを覆うように形成されており、第2の外部電極は、第2の端面と第1の主面の一部分と第1及び第2の側面のそれぞれの一部分とを覆うように形成されており、Agを含まない第1の導電層と、最外層に位置するように第1の導電層の上に積層されており、Agを含む第2の導電層とを有し、第2の外部電極の第2の導電層は、第1の主面に接触している第2の接触部を有する一方、第1及び第2の側面には接触しておらず、第2の接触部に最も近接している第1の内部電極と、第2の接触部とを最短距離で結ぶ仮想直線上に第2の内部導体が設けられているか、または、第2の接触部に最も近接している第1の内部電極と、第2の接触部とを最短距離で結ぶ仮想直線上に第2の内部電極が位置しており、第2の内部導体は、第1及び第2の外部電極のうちの第2の外部電極にのみ接続されているか、第1及び第2の外部電極のいずれにも接続されていない。この構成によれば、第2の接触部からのAgのマイグレーションを効果的に抑制できる。その結果、第1及び第2の外部電極間の短絡不良の発生を効果的に抑制することができる。
本発明に係る第1の電子部品の他の特定の局面では、第2の導電層は、第1の導電層の第1及び第2の側面上に位置する部分を覆っていない。この構成によれば、第2の導電層からのAgのマイグレーションをより効果的に抑制できるため、短絡不良の発生をより効果的に抑制することができる。
本発明に係る第1の電子部品の別の特定の局面では、第2の導電層は、第1の導電層の第1及び第2の側面上に位置する部分のそれぞれの、長さ方向における先端部を除く部分の少なくとも一部のみを覆っている。この構成によれば、第2の導電層からのAgのマイグレーションをより効果的に抑制できるため、短絡不良の発生をより効果的に抑制することができる。
本発明に係る第1の電子部品のさらに他の特定の局面では、第1の内部導体が、複数設けられている。この構成によれば、第1の接触部からのAgのマイグレーションをより効果的に抑制できるため、短絡不良の発生をより効果的に抑制することができる。
本発明に係る第1及び第2の電子部品では、第1及び第2の外部電極のそれぞれの最外層が、Agを含む第2の導電層により構成されているため、導電性接着剤を用いた実装が容易である。
また、本発明に係る第1の電子部品では、第1及び第2の内部電極のうち、第1の接触部に最も近接している内部電極である第2の内部電極と、第1の接触部とを最短距離で結ぶ仮想直線上に位置するように第1の内部導体が設けられており、第1の内部導体が、第1及び第2の外部電極のうちの第1の外部電極のみに接続されているか、第1の外部電極と第2の外部電極とのいずれにも接続されていないため、第1の接触部からのAgのマイグレーションが効果的に抑制され、短絡不良が生じ難い。
また、本発明に係る第2の電子部品では、第2の導電層が、第1の導電層の上にのみ位置しており、第1及び第2の主面並びに第1及び第2の側面には、直接接触していないため、第2の導電層からのAgのマイグレーションが効果的に抑制され、短絡不良が生じ難い。
第1の実施形態に係る電子部品の略図的斜視図である。 第1の実施形態に係る電子部品の略図的平面図である。 図2における矢印IIIから視たときの電子部品の略図的側面図である。 図2における矢印IVから視たときの電子部品の略図的正面図である。 図2におけるV−V線における略図的断面図である。 図3におけるVI−VI線における略図的断面図である。 図5におけるVII−VII線における略図的断面図である。 図5におけるVIII−VIII線における略図的断面図である。 図5におけるIX−IX線における略図的断面図である。 図5におけるX−X線における略図的断面図である。 第2の導電層の第1の部分を形成する工程を表す模式図である。 第2の導電層の第2の部分を形成する工程を表す模式図である。 第2の導電層の第2の部分を形成する工程を表す模式図である。 第2の実施形態に係る電子部品の略図的断面図である。 第3の実施形態に係る電子部品の略図的断面図である。 第4の実施形態に係る電子部品の略図的斜視図である。 第5の実施形態に係る電子部品の略図的断面図である。 第7の実施形態に係る電子部品の略図的平面図である。 図18における矢印XIXから視たときの電子部品の略図的正面図である。 図18におけるXX−XX線における略図的断面図である。 図18におけるXXI−XXI線における略図的断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る電子部品の略図的斜視図である。図2は、本実施形態に係る電子部品の略図的平面図である。図3は、本実施形態に係る電子部品の略図的側面図である。図4は、本実施形態に係る電子部品の略図的正面図である。図5は、図2におけるV−V線における略図的断面図である。図6は、図3におけるVI−VI線における略図的断面図である。図7は、図5におけるVII−VII線における略図的断面図である。図8は、図5におけるVIII−VIII線における略図的断面図である。図9は、図5におけるIX−IX線における略図的断面図である。図10は、図5におけるX−X線における略図的断面図である。
(電子部品本体10)
図1〜図3に示すように、電子部品1は、直方体状の電子部品本体10を備えている。図3に示すように、電子部品本体10は、長さ方向L及び幅方向Wに沿って延びる第1及び第2の主面10a、10bを有する。電子部品本体10は、図2に示すように、高さ方向H及び長さ方向Lに沿って延びる第1及び第2の側面10c、10dを有する。また、図5に示すように、高さ方向H及び幅方向Wに沿って延びる第1及び第2の端面10e、10fを有する。
なお、本明細書において、「直方体状」には、角部や稜線部が面取り状またはR面取り状である直方体が含まれるものとする。すなわち、「直方体状」の部材とは、第1及び第2の主面、第1及び第2の側面並びに第1及び第2の端面とを有する部材全般を意味する。また、主面、側面、端面の一部または全部に凹凸などが形成されていてもよい。
電子部品本体10の寸法は、特に限定されないが、例えば、電子部品本体10の高さ寸法、長さ寸法及び幅寸法のそれぞれは、0.5mm〜2.5mm、1.0mm〜3.2mm、0.5mm〜2.5mm程度とすることができる。
電子部品本体10は、ある程度以上の絶縁性を有する材料により形成されたものである限りにおいて特に限定されない。本実施形態では、電子部品本体10は、セラミックにより形成されている。具体的には、電子部品本体10は、複数のセラミック層が高さ方向Hに積層されたセラミック層積層体により構成されている。このため、本実施形態の電子部品1は、詳細には、積層セラミック電子部品である。
電子部品本体10を形成するセラミックの種類は、特に限定されず、所望する電子部品1の特性に応じて適宜選択することができる。
例えば、電子部品1が、コンデンサである場合は、電子部品本体10を誘電体セラミックにより形成することができる。誘電体セラミックの具体例としては、例えば、BaTiO、CaTiO、SrTiO、CaZrOなどが挙げられる。なお、電子部品本体10には、所望する電子部品1の特性に応じて、上記誘電体セラミック以外に、例えば、Mn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの副成分を適宜添加してもよい。
例えば、電子部品1が、セラミック圧電素子である場合は、電子部品本体10を圧電セラミックにより形成することができる。圧電セラミックの具体例としては、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系セラミックなどが挙げられる。
例えば、電子部品1が、サーミスタ素子である場合は、電子部品本体10を半導体セラミックにより形成することができる。半導体セラミックの具体例としては、例えば、スピネル系セラミックなどが挙げられる。
例えば、電子部品1が、インダクタ素子である場合は、電子部品本体10を磁性体セラミックにより形成することができる。磁性体セラミックの具体例としては、例えば、フェライトセラミックなどが挙げられる。
(第1及び第2の内部電極11,12)
図5及び図6に示すように、電子部品本体10の内部には、略矩形状の複数の第1及び第2の内部電極11,12が高さ方向に沿って等間隔に交互に配置されている。第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれは、第1及び第2の主面10a、10bと平行である。第1及び第2の内部電極11,12は、高さ方向Hにおいて、セラミック層10gを介して、互いに対向している。なお、セラミック層10gの厚さは、特に限定されないが、例えば、0.5μm〜10μm程度とすることができる。
第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれの厚さも、特に限定されないが、例えば、0.3μm〜2.0μm程度とすることができる。
第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれは、第1の端面10e及び第2の端面10fのうちの一方のみに露出している。詳細には、第1の内部電極11は、図5及び図9に示すように、第1の端面10eに露出している。図6及び図9に示すように、第1の内部電極11は、第2の端面10f、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10dには露出していない。
第2の内部電極12は、図5及び図8に示すように、第2の端面10fに露出している。図6及び図8に示すように、第2の内部電極12は、第1の端面10e、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10dには露出していない。
このため、図6,図8及び図9に示すように、電子部品本体10の幅方向Wの両端部には、第1及び第2の内部電極11,12が配置されていないギャップ10j、10kが形成されている。なお、ギャップ10j、10kの幅方向Wに沿った寸法は、特に限定されないが、例えば、30μm〜300μm程度とすることができる。
第1及び第2の内部電極11,12は、適宜の導電材料を主成分として含む。第1及び第2の内部電極11,12は、例えば、Ni、Cu,Ag,Pd及びAuのうちの1種以上の金属を含んでいることが好ましい。第1及び第2の内部電極11,12は、例えば、Ag−Pdなどの合金により形成されていてもよい。
(第1及び第2の外部電極15,18)
図1に示すように、電子部品1は、第1及び第2の外部電極15,18を備えている。第1の外部電極15は、図5及び図9に示すように、第1の内部電極11に接続されている。一方、第2の外部電極18は、図5及び図8に示すように、第2の内部電極12に接続されている。
図1〜図5、図8及び図9に示すように、第1及び第2の外部電極15,18のそれぞれは、両端面10e、10fから、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10dに至るように形成されている。すなわち、第1の外部電極15は、第1の端面10eと、第1及び第2の主面10a、10bの一部分と、第1及び第2の側面10c、10dの一部分とを覆うように形成されている。第2の外部電極18は、第2の端面10fと、第1及び第2の主面10a、10bの一部分と、第1及び第2の側面10c、10dの一部分とを覆うように形成されている。
図5に示すように、第1及び第2の外部電極15,18の第1及び第2の主面10a、10b上に位置する部分のそれぞれの少なくとも一部は、第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれの少なくとも一部と、高さ方向Hにおいて重畳している。
第1及び第2の外部電極15,18のそれぞれは、第1の導電層16,19と、第2の導電層17,20とを含む積層体によって構成されている。具体的には、本実施形態では、第1及び第2の外部電極15,18のそれぞれは、第1の導電層16,19と、第2の導電層17,20との積層体により構成されている。
第1の導電層16,19は、電子部品本体10の表面の直上に形成されている。すなわち、第1の導電層16,19は、電子部品本体10と接するように形成されている。第1の導電層16は、第1または第2の端面10e、10fから、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10dに至るように形成されている。
具体的には、図1〜図5に示すように、第1の外部電極15の一部を構成している第1の導電層16は、第1の端面10eを覆っている第1の部分16aと、第1の主面10aの一部分を覆っている第2の部分16bと、第2の主面10bの一部分を覆っている第3の部分16cと、第1の側面10cの一部分を覆っている第4の部分16dと、第2の側面10dの一部分を覆っている第5の部分16eとを有する。また、第2の外部電極18の一部を構成している第1の導電層19は、第2の端面10fを覆っている第1の部分19aと、第1の主面10aの一部分を覆っている第2の部分19bと、第2の主面10bの一部分を覆っている第3の部分19cと、第1の側面10cの一部分を覆っている第4の部分19dと、第2の側面10dの一部分を覆っている第5の部分19eとを有する。
図5に示すように、第2の導電層17,20は、第1または第2の外部電極15,18の最外層を構成している。換言すれば、第2の導電層17,20は、最外層に位置するように、第1の導電層16,19の上に積層されている。すなわち、第2の導電層17,20の上には、めっき層などは形成されていない。
本実施形態では、第2の導電層17,20は、第1または第2の端面10e、10f並びに第1及び第2の主面10a、10bの上にのみ形成されており、第1及び第2の側面10c、10dの上には形成されていない。このため、第2の導電層17,20は、第1及び第2の側面10c、10dに直接接触していない。
具体的には、第1の外部電極15の一部を構成している第2の導電層17は、第1の導電層16の第1の部分16aを覆っている第1の部分17aと、第2の部分16bを覆っている第2の部分17bと、第3の部分16cの上を覆っている第3の部分17cとを有する。一方、第2の外部電極18の一部を構成している第2の導電層20は、第1の導電層19の第1の部分19aを覆っている第1の部分20aと、第2の部分19bを覆っている第2の部分20bと、第3の部分19cを覆っている第3の部分20cとを有する。
図3及び図5に示すように、第2の導電層17,20の第2の部分17b、20bのそれぞれの先端部は、第1の主面10aに直接接触している。また、第2の導電層17,20の第3の部分17c、20cのそれぞれの先端部は、第2の主面10bに直接接触している。具体的には、第2の導電層17の第2の部分17bの先端部は、第1の主面10aに直接接触している第1の接触部17b1を構成している。第2の導電層20の第2の部分20bの先端部は、第1の主面10aに直接接触している第2の接触部20b1を構成している。第2の導電層17の第3の部分17cの先端部は、第2の主面10bに直接接触している第3の接触部17c1を構成している。第2の導電層20の第3の部分20cの先端部は、第2の主面10bに直接接触している第4の接触部20c1を構成している。
第1の導電層16,19は、Agを含んでいない。ここで、「Agを含んでいない」とは、Agを実質的に含んでいないことを意味し、Agの含有量が0重量%である場合に限定されない。具体的には、「Agを含んでいない」とは、第1の導電層16,19を構成する成分全体のうち、Agの含有量が0.1重量%以下であることを意味する。
第1の導電層16,19を構成する導電材料は特に限定されず、例えば、Au,Pdなどの貴金属、Cu、Niなどの卑金属、またはこれらの金属のうちの少なくとも一種を主成分として含む合金を用いることができる。なお、第1及び第2の内部電極11,12にNiなどの卑金属が含まれている場合は、第1,第2の外部電極15,18と、第1,第2の内部電極11,12の接続信頼性を高める観点から、第1の導電層16,19にも、Niなどの卑金属を含有させることが好ましい。また、第1の導電層16,19には、ガラス成分などの導電材料以外の成分が添加されていてもよい。第1の導電層16,17を構成する成分全体のうち、導電材料は80重量%以上含まれていることが好ましい。
一方、第2の導電層17,20は、Agを含んでいる。第2の導電層17,20を構成する導電材料は、AgまたはAg−Pd合金を主成分として含んでいることが好ましく、実質的にAgまたはAg−Pd合金のみからなることがより好ましい。なお、第2の導電層17,20を構成する導電材料は、AuなどのAg以外の貴金属やCuなどの卑金属を含んでいてもよい。第2の導電層17,20を構成する導電材料のうち、Agは50重量%以上含まれていることが好ましい。また、第2の導電層17,20には、ガラス成分などの導電材料以外の成分が添加されていてもよい。第2の導電層17,20を構成する成分全体のうち、導電材料は80重量%以上含まれていることが好ましい。
なお、第1の導電層16,19と、第2の導電層17,20とのそれぞれの厚みは、特に限定されないが、例えば、10μm〜50μm程度とすることができる。
(第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14b)
主として図5に示すように、本実施形態では、電子部品本体10内に、第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bが形成されている。第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bは、第2の導電層17,20の第2の部分17b、20bのそれぞれの接触部17b1,20b1または第2の導電層17,20の第3の部分17c、20cのそれぞれの接触部17c1,20c1と、第1,第2の内部電極11,12との間に配置されている。
具体的には、第1の内部導体13aは、複数の第1及び第2の内部電極11,12のうち、第1の接触部17b1に最も近接して位置している第2の内部電極12aと、第1の接触部17b1とを最短距離で結ぶ仮想直線L1上において、第2の内部電極12aと、第1の接触部17b1との間に位置している。第1の内部導体13aは、第1の外部電極15に接続されている。図7に示すように、第1の内部導体13aは、略矩形状であり、第1の端面10eから第2の端面10f側に向かって延びている。図6に示すように、幅方向Wにおいて、第2の内部電極12aの全体の上に、第1の内部導体13aが配置されている。換言すれば、幅方向Wにおいて、第2の内部電極12aの全体の上方が第1の内部導体13aにより覆われている。なお、第1の内部導体13aの幅方向寸法を第2の内部電極12aよりも広くしてもよい。
図5に示すように、第2の内部導体14aは、複数の第1及び第2の内部電極11,12のうち、第3の接触部20b1に最も近接して位置している第1の内部電極11aと、第2の接触部20b1とを最短距離で結ぶ仮想直線L2上において、第1の内部電極11aと、第2の接触部20b1との間に位置している。第2の内部導体14aは、第2の外部電極18に接続されている。図7に示すように、第2の内部導体14aは、略矩形状であり、第2の端面10fから第1の端面10e側に向かって延びている。図6に示すように、幅方向Wにおいて、第1の内部電極11aの全体の上に、第2の内部導体14aが配置されている。換言すれば、幅方向Wにおいて、第1の内部電極11aの全体の上方が第2の内部導体14aにより覆われている。なお、第2の内部導体14aの幅方向寸法を第1の内部電極11aよりも広くしてもよい。
なお、本実施形態では、第2の内部導体14aと、第1の内部導体13aとは、高さ方向Hにおいて、同じ位置に形成されているが、第2の内部導体14aと、第1の内部導体13aとは、高さ方向Hにおいて、異なる位置に形成されていてもよい。
図5に示すように、第3の内部導体13bは、複数の第1及び第2の内部電極11,12のうち、第3の接触部17c1に最も近接して位置している第2の内部電極12bと、第3の接触部17c1とを最短距離で結ぶ仮想直線L3上において、第2の内部電極12bと、第3の接触部17c1との間に位置している。第3の内部導体13bは、第1の外部電極15に接続されている。図10に示すように、第3の内部導体13bは、略矩形状であり、第1の端面10eから第2の端面10f側に向かって延びている。図6に示すように、幅方向Wにおいて、第2の内部電極12bの全体の上に、第3の内部導体13bが配置されている。換言すれば、幅方向Wにおいて、第2の内部電極12bの全体の上方が第3の内部導体13bにより覆われている。なお、第3の内部導体13bの幅方向寸法を第2の内部電極12bよりも広くしてもよい。
図5に示すように、第4の内部導体14bは、複数の第1及び第2の内部電極11,12のうち、第4の接触部20c1に最も近接して位置している第1の内部電極11bと、第4の接触部20c1とを最短距離で結ぶ仮想直線L4上において、第1の内部電極11bと、第4の接触部20c1との間に位置している。第4の内部導体14bは、第2の外部電極18に接続されている。図10に示すように、第2の内部導体14aは、略矩形状であり、第2の端面10fから第1の端面10e側に向かって延びている。図6に示すように、幅方向Wにおいて、第1の内部電極11bの全体の上に、第4の内部導体14bが配置されている。換言すれば、幅方向Wにおいて、第1の内部電極11bの全体の上方が第4の内部導体14bにより覆われている。なお、第4の内部導体14bの幅方向寸法を第1の内部電極11bよりも広くしてもよい。
なお、本実施形態では、第4の内部導体14bと、第3の内部導体13bとは、高さ方向Hにおいて、同じ位置に形成されているが、第4の内部導体14bと、第3の内部導体13bとは、高さ方向Hにおいて、異なる位置に形成されていてもよい。
第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bは、第1及び第2の内部電極11,12と同様に、適宜の導電材料を主成分として含む。第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bは、例えば、Ni、Cu,Ag,Pd及びAuのうちの1種以上の金属を主成分として含んでいることが好ましい。第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bは、例えば、Ag−Pdなどの合金により形成されていてもよい。
第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bの厚みは、特に限定されないが、例えば、0.3μm〜2.0μm程度とすることができる。
以上説明したように、本実施形態では、第1及び第2の外部電極15,18の最外層を構成している第2の導電層17,20には、Agが含まれている。このため、本実施形態の電子部品1は、導電性接着剤を用いて実装することができる。特に、本実施形態では、第2の導電層17,20がAgまたはAg−Pd合金を主成分として含むため、本実施形態の電子部品1は、導電性接着剤を用いた実装により好適である。
ところで、本実施形態のように、Agを含む第2の導電層17が電子部品本体10の表面と直接接触している場合、第2の導電層17から電子部品本体10内にAgがマイグレーションし、第1及び第2の外部電極15,18間が短絡するおそれがある。特に、第2の導電層17がAgまたはAg−Pd合金を主成分として含む場合は、Agのマイグレーションが生じやすいため、短絡不良がより生じやすくなる傾向にある。
それに対して本実施形態では、接触部17b1,17c1と、第2の内部電極12a、12bとの間に、第1の外部電極15に接続されている第1及び第3の内部導体13a、13bが配置されている。このため、Agが含まれている接触部17b1や接触部17c1に電界が集中することを抑制することができる。このため、第2の導電層17の接触部17b1や接触部17c1からのAgのマイグレーションが抑制される。同様に、接触部20b1,20c1と、第1の内部電極11a、11bとの間に、第2の外部電極18に接続されている第2及び第4の内部導体14a、14bが配置されている。このため、第2の導電層20の接触部20b1,20c1からのAgのマイグレーションが抑制される。従って、Agのマイグレーションの発生に起因する短絡不良の発生を効果的に抑制することができる。
さらに、本実施形態では、第2の導電層17,20は、第1及び第2の側面10c、10dの上に形成されておらず、第1及び第2の側面10c、10dに直接接触していない。このため、第1及び第2の外部電極15,18の第1及び第2の側面10c、10dの上に位置している部分からAgがマイグレーションすることが抑制されている。従って、Agのマイグレーションの発生に起因する短絡不良の発生をより効果的に抑制することができる。
なお、ギャップ10j、10k部分にも内部導体を設けることにより、Agのマイグレーションの発生を抑制することも考えられる。しかしながら、この場合は、高さ方向Hと長さ方向Lとに沿った内部導体を設ける必要がある。すなわち、セラミック層10gと垂直な方向に延びる内部導体を設ける必要がある。このため、積層セラミック電子部品の製造が困難となる。それに対して、本実施形態のように、第2の導電層17,20を、第1及び第2の側面10c、10dの上に形成しないことによりAgのマイグレーションの発生を抑制するのであれば、高さ方向Hと長さ方向Lとに沿った内部導体を設ける必要がなく、電子部品1の製造が容易となる。
第2の導電層17,20からのAgのマイグレーションの発生を抑制する観点からは、第1の導電層16,19の第2及び第3の部分16b、19b、16c、19cの上に第2の導電層17,20を形成しないことも考えられる。または、接触部17b1,17c1,20b1,20c1と第1,第2の主面10a、10bとが接触しないようにすることも考えられる。しかしながら、その場合は、第2の導電層17,20と電子部品本体10とが直接接合している部分が存在しなくなる。このため、第2の導電層17,20に外力が加わったときに、第2の導電層17,20が剥離しやすくなる傾向にある。それに対して本実施形態では、接触部17b1,17c1,20b1,20c1と第1,第2の主面10a、10bとが直接接合している。よって、第2の導電層17,20の電子部品本体10に対する固着力を高めることができる。従って、第2の導電層17,20の電子部品本体10からの剥離を効果的に抑制することができる。
なお、接触部17b1,17c1と、接触部20b1,20c1との間の距離が短くなると、接触部17b1,17c1と、接触部20b1,20c1との間に電界が集中する傾向にあるため、接触部17b1,17c1と、接触部20b1,20c1とは、第2の導電層17,20の電子部品本体10に対する固着力が低くなりすぎない範囲で離れていることが好ましい。具体的には、接触部17b1,17c1と、接触部20b1,20c1との間の距離は、電子部品1の長さ寸法の0.5倍以上であることが好ましい。
(電子部品1の製造方法)
本実施形態に係る電子部品1の製造法は、特に限定されないが、例えば、以下の要領で製造することができる。
まず、セラミックグリーンシートと、内部電極形成用導電性ペーストと、内部導体形成用ペーストと、外部電極形成用導電性ペーストとを用意する。なお、内部電極形成用導電性ペーストと、内部導体形成用ペーストとは、同じであってもよい。セラミックグリーンシートや各導電性ペーストには、バインダや溶剤が含まれる。バインダや溶剤としては、公知のバインダや溶剤を用いることができる。外部電極形成用導電性ペーストは、ガラス成分を含んでいてもよい。
次に、セラミックグリーンシート上に、スクリーン印刷法などの公知の印刷法により、内部電極形成用導電性ペースト及び内部導体形成用ペーストを塗布し、内部電極形成用パターン及び内部導体形成用パターンを形成する。
次に、内部電極形成用パターン及び内部導体形成用パターンが形成されていないセラミックグリーンシートを複数積層し、その上に、内部導体形成用パターンを形成したセラミックグリーンシート、内部電極形成用パターンを形成したセラミックグリーンシート、内部導体形成用パターンを形成したセラミックグリーンシート、並びに内部電極形成用パターン及び内部導体形成用パターンが形成されていないセラミックグリーンシートを順次積層することにより生のマザー積層体を形成する。必要に応じて、静水圧プレスなどにより、積層方向にマザー積層体をプレスして、積層されたセラミックグリーンシートを圧着させてもよい。
次に、生のマザー積層体を所定のサイズにカットし、生のセラミック積層体を形成する。必要に応じて生のセラミック積層体にバレル研磨などを施して、角部及び稜線部を面取りまたはR面取りしてもよい。
次に、生のセラミック積層体を焼成する。焼成温度は、用いるセラミックの種類に応じて適宜設定できる。生のセラミック積層体の焼成温度は、例えば、900℃〜1300℃程度とすることができる。焼成時の雰囲気は、大気雰囲気であってもよいし、窒素ガス雰囲気、水蒸気を含む窒素ガス雰囲気などであってもよい。
次に、焼成後のセラミック積層体の端面に導電性ペーストを塗布し、焼き付けることにより、第1及び第2の導電層をそれぞれ形成することにより、電子部品1を完成させることができる。なお、焼き付け温度は、例えば、700℃〜900℃程度とすることができる。
第2の導電層の形成は、具体的には、例えば下記の要領にて行うことができる。まず、図11に示すように、浸透法により、第1の導電層が形成されたセラミック素体(電子部品本体10)の両端面に導電性ペースト30を塗布する。具体的には、導電性ペースト30にセラミック素体を浸漬することにより、セラミック素体の両端面に導電性ペースト30を塗布する。次に、図12に示すように、浸透法により、セラミック素体の第1の側面の上に形成されている第1の導電層の上に導電性ペースト30を塗布する。具体的には、導電性ペースト30にセラミック素体の第1の側面の上に形成されている第1の導電層を浸漬することにより、導電性ペースト30を塗布する。このようにして、図13に示すように、セラミック素体の両端面及び第1の側面に導電性ペーストを塗布する。さらに、同様にして、セラミック素体の第2の側面上に位置する第1の導電層の部分に、浸透法により、導電性ペーストを塗布する。その後、焼成することにより、第2の導電層を完成させる。
なお、第1及び第2の導電層のそれぞれは、セラミック積層体の焼成時に同時に焼成してもよい。
以下、本発明を実施した好ましい形態の他の例について説明する。但し、以下の実施形態の説明において、上記第1の実施形態と実質的に同じ機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bのそれぞれが、第1または第2の外部電極15,18に接続されている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、図14に示すように、第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bのそれぞれを第1及び第2の外部電極15,18のいずれにも接続しないようにしてもよい。この場合においても、上記第1の実施形態と同様に、Agのマイグレーションの発生を抑制できる。従って、短絡不良の発生を抑制することができる。
(第3の実施形態)
上記第1の実施形態では、第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bのそれぞれが一層ずつ形成されている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bのそれぞれが高さ方向に沿って複数設けられていてもよい。例えば、図15に示すように、第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bのそれぞれが高さ方向に沿って2つずつ形成してもよい。このように、第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bのそれぞれを複数高さ方向に沿って設けることにより、Agのマイグレーションの発生をより効果的に抑制することができる。
なお、第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bをそれぞれ複数設ける場合でも、図15に示すように、第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bのそれぞれを第1または第2の外部電極15,18に接続してもよいし、第1及び第2の外部電極15,18のいずれにも接続しないようにしてもよい。
(第4の実施形態)
上記第1の実施形態では、電子部品本体10の第1及び第2の側面10c、10dの一部が第1の導電層16,19により覆われている例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、図16に示すように、第1の導電層16,19は、第1及び第2の側面10c、10dの上に形成されていなくてもよい。具体的には、第1の導電層16,19の第1及び第2の側面10c、10dの一部分を覆う第4及び第5の部分16d、16e、19d、19e(図2を参照)を設けず、第1〜第3の部分16a、16b、16c、19a、19b、19cのみにより第1の導電層16,19を構成してもよい。
(第5の実施形態)
上記第1の実施形態では、第1及び第3の内部導体13a、13bと共に、第2及び第4の内部導体14a、14bを設ける例について説明した。但し、第2の接触部20b1に最も近接して位置する内部電極が、第2の外部電極18に接続されている第2の内部電極12aである場合には、第2の内部導体14aは、必ずしも必要ではない。また、第4の接触部20c1に最も近接して位置する内部電極が、第2の外部電極18に接続されている第2の内部電極12bである場合には、第4の内部導体14bは、必ずしも必要ではない。
(第6の実施形態)
上記第1の実施形態では、第1の導電層16,19の電子部品本体10の第1及び第2の側面10c、10d上に位置する第4及び第5の部分16d、16eの上には、第2の導電層17,20が形成されていない場合について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、第1の導電層16,19の第4及び第5の部分16d、16eの上に第2の導電層17,20が形成されていてもよい。但し、この場合は、Agのマイグレーションを抑制する観点から、第2の導電層17,20が第2の側面10c、10dに直接接触していないことが好ましい。具体的には、第2の導電層17,20は、第4及び第5の部分16d、16eのうち、第4及び第5の部分16d、16eの先端部を除く少なくとも一部のみを覆っていることが好ましい。換言すれば、第2の導電層17,20は、第4及び第5の部分16d、16eの先端部を覆っていないことが好ましい。
(第7の実施形態)
図18〜図21に示す本実施形態の電子部品2は、第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bが設けられていない点と、第2の導電層17,20の構成においてのみ、上記第1の実施形態に係る電子部品1と異なる。
本実施形態では、図18〜図21に示すように、第2の導電層17,20は、第1の導電層16,19の上にのみ位置しており、電子部品本体10の第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10dには直接接触していない。
具体的には、第1の外部電極15の一部を構成している第2の導電層17は、第1の部分17a(図18〜図20を参照)と、第2の部分17b(図20を参照)と、第3の部分17c(図20を参照)と、第4の部分17d(図21を参照)と、第5の部分17e(図21を参照)とを有する。図18〜図20に示すように、第1の部分17aは、第1の導電層16の第1の端面10e上に位置する第1の部分16aの上に位置している。第1の部分17aは、第1の部分16aの先端部を除く部分を覆っている。図20に示すように、第2の部分17bは、第1の導電層16の第1の主面10a上に位置する第2の部分16bの上に位置している。第2の部分17bは、第2の部分16bの先端部を除く部分を覆っている。第3の部分17cは、第1の導電層16の第2の主面10b上に位置する第3の部分16cの上に位置している。第3の部分17cは、第3の部分16cの先端部を除く部分を覆っている。図21に示すように、第4の部分17dは、第1の導電層16の第1の側面10cの上に位置する第4の部分16dの上に位置している。第4の部分17dは、第4の部分16dの先端部を除く部分を覆っている。第5の部分17eは、第1の導電層16の第2の側面10dの上に位置する第5の部分16eの上に位置している。第5の部分17eは、第5の部分16eの先端部を除く部分を覆っている。
また、第2の外部電極18の一部を構成している第2の導電層20は、第1の部分20a(図18〜図20を参照)と、第2の部分20b(図20を参照)と、第3の部分20c(図20を参照)と、第4の部分20d(図21を参照)と、第5の部分20e(図21を参照)とを有する。図18〜図20に示すように、第1の部分20aは、第1の導電層19の第1の端面10e上に位置する第1の部分19aの上に位置している。第1の部分20aは、第1の部分19aの先端部を除く部分を覆っている。図20に示すように、第2の部分20bは、第1の導電層19の第1の主面10a上に位置する第2の部分19bの上に位置している。第2の部分20bは、第2の部分19bの先端部を除く部分を覆っている。第3の部分20cは、第1の導電層19の第2の主面10b上に位置する第3の部分19cの上に位置している。第3の部分20cは、第3の部分19cの先端部を除く部分を覆っている。図21に示すように、第4の部分20dは、第1の導電層19の第1の側面10cの上に位置する第4の部分19dの上に位置している。第4の部分20dは、第4の部分19dの先端部を除く部分を覆っている。第5の部分20eは、第1の導電層19の第2の側面10dの上に位置する第5の部分19eの上に位置している。第5の部分20eは、第5の部分19eの先端部を除く部分を覆っている。
以上のように、本実施形態では、第2の導電層17,20が電子部品本体10の表面に直接接触していないため、第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bが設けられていなくても、第2の導電層17,20から電子部品本体10内へのAgのマイグレーションが発生することを効果的に抑制することができる。従って、短絡不良の発生を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、第1〜第4の内部導体13a、13b、14a、14bを形成する必要がないため、電子部品2の製造工程を簡略化することができる。また、電子部品2の高さ寸法を小さくすることが可能となる。
(実験例1)
上記第1の実施形態と同様の形態を有する電子部品を下記の条件で合計200個作製した(試料群A)。なお、第1及び第2の外部電極は、以下の要領で形成した。焼成後のセラミック素体の両端部に、厚さ60μmでCuペーストを塗布し、乾燥させた後に、還元性雰囲気で焼成し、第1の導電層を形成した。その後、第1の導電層の上に、厚さ80μmでAg−Pdペーストを塗布し、さらに、平板治具を用いてAg−Pdペーストをつけたし、溶剤を乾燥させた後に、酸化性雰囲気内で焼成することにより、第2の導電層を形成した。なお、試料群Aでは、第2の導電層は、第1及び第2の側面のいずれにも直接接触していなかった。
電子部品の寸法:長さ:3.2mm×幅1.6mm×高さ1.6mm
セラミック層の厚み:15μm
セラミック層:BaTiO
最も第1の主面よりの内部電極から第1の主面までの距離、及び最も第2の主面よりの内部電極から第2の主面までの距離:100μm
内部電極の寸法:長さ:2.6mm×幅1.0mm×厚さ:1.2μm
内部電極:Ni
また、第2の導電層により第1の導電層を完全に覆い、第2の導電層の一部が第1及び第2の側面と直接接するようにしたこと以外は、上記試料群Aと同様にして、合計200個の試料群Bを作製した。
次に、導電性接着剤を用いて、JISC6429で推奨される寸法のランドを有するアルミナ基板上に試料群A,Bを実装した。具体的には、合計200個の試料群Aのうちの100個(試料群A1)は、第1の主面を実装面としてアルミナ基板上に実装し、残りの100個(試料群A2)を第1の側面を実装面としてアルミナ基板に実装した。同様に、合計200個の試料群Bについても、100個(試料群B1)は、第1の主面を実装面としてアルミナ基板上に実装し、残りの100個(試料群B2)を第1の側面を実装面としてアルミナ基板に実装した。
そして、上記アルミナ基板に実装された試料群A1,A2,B1,B2を、175℃の高温下、75Vの直流電圧を印加した状態で500時間放置した。その結果、外部電極間にマイグレーションが発生しているか否かを目視により確認した。結果を、下記の表1に示す。
Figure 0004962536
上記表1に示すように、第1〜第4の内部導体を配置し、第2の導電層が第1及び第2の側面と接触しないようにした試料群A1,A2では、いずれのサンプルでもAgのマイグレーションが生じていないことが分かる。一方、第1〜第4の内部導体を配置したものの、第2の導電層が第1及び第2の側面と接触している試料群B1,B2では、Agのマイグレーションが生じたサンプルが存在した。この結果から、第1〜第4の内部導体を配置し、第2の導電層が第1及び第2の側面と接触しないようにすることにより、Agのマイグレーションの発生を効果的に抑制できることが分かる。
また、試料群B1,B2においても、第1及び第2の主面では、Agのマイグレーションの発生が確認されなかった。この結果からも、第1〜第4の内部導体を配置することにより、第1及び第2の主面におけるAgのマイグレーションを効果的に抑制できることがわかる。
試料群B1,B2において、第1及び第2の側面でAgのマイグレーションの発生が確認された原因は、第1及び第2の外部電極の第1及び第2の側面と接触している部分と、第1及び第2の内部電極との間に電界が集中したため、第1及び第2の外部電極の第1及び第2の側面と接触している部分からAgがマイグレーションしたためであると考えられる。
また、第1及び第2の側面においてAgのマイグレーションの発生が確認されたサンプル数は、試料群B1よりも試料群B2の方が多かった。この結果から、第1及び第2の側面におけるAgのマイグレーションは、第1の側面を実装面としたときに特に生じやすいことが分かる。特に、試料群B2において、第2の側面においてAgのマイグレーションの発生が観察されたサンプルが多かったことから、実装面に電界が集中し、実装面においてAgのマイグレーションが特に発生しやすいことが分かる。
(実験例2)
上記第7の実施形態と同様の形態を有する電子部品を下記の条件で合計200個作製した(試料群C)。なお、第1及び第2の外部電極は、以下の要領で形成した。焼成後のセラミック素体の両端部に、厚さ60μmでCuペーストを塗布し、乾燥させた後に、還元性雰囲気で焼成し、第1の導電層を形成した。その後、第1の導電層の上に、厚さ50μmでAg−Pdペーストを塗布し、溶剤を乾燥させた後に、酸化性雰囲気内で焼成することにより、第2の導電層を形成した。試料群Cでは、第2の導電層は、第1及び第2の主面並びに第1及び第2の側面のいずれにも直接接触していなかった。
電子部品の寸法:長さ:3.2mm×幅1.6mm×高さ1.6mm
セラミック層の厚み:15μm
セラミック層:BaTiO
最も第1の主面よりの内部電極から第1の主面までの距離、及び最も第2の主面よりの内部電極から第2の主面までの距離:100μm
内部電極の寸法:長さ:2.6mm×幅1.0mm×厚さ:1.2μm
内部電極:Ni
また、第2の導電層により第1の導電層を完全に覆い、第2の導電層の一部が第1及び第2の主面並びに第1及び第2の側面と直接接するようにしたこと以外は、上記試料群Cと同様にして、合計200個の試料群Dを作製した。
次に、試料群C,Dを導電性接着剤を用いて、JISC6429で推奨される寸法のランドを有するアルミナ基板上に実装した。具体的には、合計200個の試料群Cのうちの100個(試料群C1)は、第1の主面を実装面としてアルミナ基板上に実装し、残りの100個(試料群C2)を第1の側面を実装面としてアルミナ基板に実装した。同様に、合計200個の試料群Dについても、100個(試料群D1)は、第1の主面を実装面としてアルミナ基板上に実装し、残りの100個(試料群D2)を第1の側面を実装面としてアルミナ基板に実装した。
そして、上記アルミナ基板に実装された試料群C1,C2,D1,D2を、175℃の高温下、75Vの直流電圧を印加した状態で500時間放置した。その結果、外部電極間にマイグレーションが発生しているか否かを目視により確認した。結果を、下記の表2に示す。
Figure 0004962536
上記表2に示すように、第2の導電層が第1及び第2の主面並びに第1及び第2の側面に直接接触しないようにした試料群C1,C2のいずれにおいても、Agのマイグレーションの発生は観察されなかった。それに対して、第2の導電層が第1及び第2の主面並びに第1及び第2の側面に直接接触している試料群D1,D2では、Agのマイグレーションの発生が観察された。この結果から、第2の導電層が第1及び第2の主面並びに第1及び第2の側面に直接接触しないようにすることにより、Agのマイグレーションの発生を効果的に抑制できることがわかる。
また、上記表1に示す試料群A1,A2,B1,B2の結果と、表2に示すC1,C2,D1,D2の結果との比較より、第2の導電層が第1及び第2の主面と直接接触している場合であっても、第1〜第4の内部導体を設けることにより、第1及び第2の主面におけるAgのマイグレーションの発生を効果的に抑制できることがわかる。
試料群D1では、第1及び第2の主面においてAgのマイグレーションの発生が多く確認され、特に、第1の主面においてAgのマイグレーションの発生が多く確認された。試料群D2においても、試料群D1と同様に、第1及び第2の主面においてAgのマイグレーションの発生が多く確認され、特に、第1の主面においてAgのマイグレーションの発生が多く確認された。これは、第2の導電層の第1及び第2の主面と直接接触している部分と、内部電極との対向面積が、第2の導電層の第1及び第2の側面と直接接触している部分と、内部電極との対向面積よりも大きいため、第1及び第2の主面の広域に電界が集中する部分が生じたためであると考えられる。また、第1の主面においてAgのマイグレーションの発生が第2の主面においてよりも多く確認された理由は、第1の主面が実装面であるため、第1の主面側に強い電界が印加されたためであると考えられる。
また、第1の側面においてAgのマイグレーションの発生が観察されたサンプル数が試料群D1よりも試料群D2の方が多かった理由は、第1の側面を実装面とする試料群D2の方が第1の側面に強い電界が印加されるためであると考えられる。
1,2…電子部品
10…電子部品本体
10a…電子部品本体の第1の主面
10b…電子部品本体の第2の主面
10c…電子部品本体の第1の側面
10d…電子部品本体の第2の側面
10e…電子部品本体の第1の端面
10f…電子部品本体の第2の端面
10g…セラミック層
10j、10k…ギャップ
11…第1の内部電極
12…第2の内部電極
13a…第1の内部導体
13b…第3の内部導体
14a…第2の内部導体
14b…第4の内部導体
15…第1の外部電極
18…第2の外部電極
16,19…第1の導電層
16a、19a…第1の導電層の第1の部分
16b、19b…第1の導電層の第2の部分
16c、19c…第1の導電層の第3の部分
16d、19d…第1の導電層の第4の部分
16e、19e…第1の導電層の第5の部分
17,20…第2の導電層
17a、20a…第2の導電層の第1の部分
17b、20b…第2の導電層の第2の部分
17c、20c…第2の導電層の第3の部分
17d、20d…第2の導電層の第4の部分
17e、20e…第2の導電層の第5の部分
17b1…第1の接触部
20b1…第2の接触部
17c1…第3の接触部
20c1…第4の接触部
30…導電性ペースト
L1〜L4…仮想直線

Claims (5)

  1. 幅方向及び長さ方向に沿って延びる第1及び第2の主面と、長さ方向及び高さ方向に沿って延びる第1及び第2の側面と、幅方向及び高さ方向に沿って延びる第1及び第2の端面とを有する直方体状の電子部品本体と、
    前記第1の端面と、前記第1の主面の一部分と、前記第1及び第2の側面のそれぞれの一部分とを覆うように形成されている第1の外部電極と、
    前記第2の端面上に形成されている第2の外部電極と、
    前記電子部品本体の内部に配置されており、前記第1の外部電極に接続されている第1の内部電極と、
    前記電子部品本体の内部に配置されており、前記第2の外部電極に接続されている第2の内部電極とを備える電子部品であって、
    前記第1の外部電極は、前記第1の端面と前記第1の主面の一部分と前記第1及び第2の側面のそれぞれの一部分とを覆うように形成されており、Agを含まない第1の導電層と、最外層に位置するように前記第1の導電層の上に積層されており、Agを含む第2の導電層とを有し、
    前記第2の導電層は、前記第1の主面に接触している第1の接触部を有する一方、前記第1及び第2の側面には接触しておらず、
    前記第1及び第2の内部電極のうち、前記第1の接触部に最も近接して位置している内部電極は前記第2の内部電極であり、当該第2の内部電極と、前記第1の接触部とを最短距離で結ぶ仮想直線上に位置する第1の内部導体をさらに備え、
    前記第1の内部導体は、前記第1及び第2の外部電極のうちの前記第1の外部電極にのみ接続されているか、前記第1及び第2の外部電極のいずれにも接続されていない、電子部品。
  2. 前記第2の外部電極は、前記第2の端面と、前記第1の主面の一部と、前記第1及び第2の側面のそれぞれの一部分とを覆うように形成されており、
    前記第2の外部電極は、前記第2の端面と前記第1の主面の一部分と前記第1及び第2の側面のそれぞれの一部分とを覆うように形成されており、Agを含まない第1の導電層と、最外層に位置するように前記第1の導電層の上に積層されており、Agを含む第2の導電層とを有し、
    前記第2の外部電極の第2の導電層は、前記第1の主面に接触している第2の接触部を有する一方、前記第1及び第2の側面には接触しておらず、
    前記第2の接触部に最も近接している第1の内部電極と、前記第2の接触部とを最短距離で結ぶ仮想直線上に第2の内部導体が設けられているか、または、前記第2の接触部に最も近接している第1の内部電極と、前記第2の接触部とを最短距離で結ぶ仮想直線上に第2の内部電極が位置しており、
    前記第2の内部導体は、前記第1及び第2の外部電極のうちの前記第2の外部電極にのみ接続されているか、前記第1及び第2の外部電極のいずれにも接続されていない、請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記第2の導電層は、前記第1の導電層の前記第1及び第2の側面上に位置する部分を覆っていない、請求項1または2に記載の電子部品。
  4. 前記第2の導電層は、前記第1の導電層の前記第1及び第2の側面上に位置する部分のそれぞれの、長さ方向における先端部を除く部分の少なくとも一部のみを覆っている、請求項1または2に記載の電子部品。
  5. 前記第1の内部導体が、複数設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子部品。
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