JP4956317B2 - 皮膚洗浄料 - Google Patents
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Description
ところが近年、皮膚への密着性が良く水分や皮脂等に対して化粧くずれしにくい、いわゆる化粧もちの良い化粧料が開発されている。このため洗浄料においても化粧料除去効果を向上させる目的で、アルコール、油分、及び界面活性剤の配合量の増加、または洗浄効果の高いものを選択する等の手段が講じられている。
一方、洗浄作用の高い界面活性剤や溶解力の強い溶剤を配合する場合もある。しかし洗浄力は向上するものの、洗浄後に赤みを生じたり、その後に使用する化粧料の刺激が増強されたりするといった問題点があった。これらの問題を回避するために環状ジメチルポリシロキサンを配合したメーク落とし用洗浄料も開発されているが、洗い流しにくい等の解決すべき課題があった。
Z−{O−[(AO)a−(EO)b]−R}2 (I)
(式中、Zは、ダイマージオールから水酸基を除いた残基、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、これらの付加形態はブロック状である。aおよびbは、各々前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦2×a≦150、1≦2×b≦150であり、炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は10〜99質量%である。Rは、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基である。)
また、前記皮膚洗浄料において、一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体のZが炭素数24〜48のダイマージオール残基であることが好適である。
<アルキレンオキシド誘導体>
本発明にかかる皮膚洗浄料は、下記一般式(I)で示される特定構造のブロック型アルキレンオキシド/エチレンオキシド−ダイマージオールエーテルを含むものである。
Z−{O−[(AO)a−(EO)b]−R}2 (I)
式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体において、Zは、ダイマージオールから水酸基を除いた残基、EOはオキシエチレン基である。AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、例として、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシt−ブチレン基などが挙げられる。好ましくは、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、さらに好ましくはオキシブチレン基である。これらの付加形態はブロック状である。
また、オキシエチレン基と炭素数3〜4のオキシアルキレン基の付加形態はブロック状である。ランダム状であると界面活性剤として機能せず、化粧料除去効果が不良になる。付加順序はダイマージオールに対して、AO、EOの順で結合しているのが好ましい。
本発明に用いられるダイマージオールの原料となるダイマー酸は、例えば、不飽和脂肪酸又はその低級アルコールエステルを重合することによって得られる二量体である。具体的にはオレイン酸、リノール酸、リノレイン酸等の不飽和脂肪酸又はこれらの低級アルコールのエステルをディールス・アルダー反応のような熱重合により反応させる方法又はその他の反応方法によって合成できる。生成したダイマー酸中に本発明の効果を損なわない範囲であれば未反応の脂肪酸が残っていても構わない。
ダイマージオールは、動物油脂由来及び植物油脂由来のものが流通しており、本発明では何れも使用できるが、植物油脂由来のものがより好ましい。このようなダイマージオールとしては、コグニス・ジャパン社製Sovermol 908、ユニケマ社製PRIPOL 2033、東亞合成(株)製ぺスポールHP−1000などが例示できる。
なお、上記POE、POP、POBは、それぞれポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレンの略であり、以下、このように略して記載することがある。また、上記POE、POP、POBの付加モル数は、それぞれ分子中の総付加モル数であり、すなわち、2×a,2×bの値として表記している。
また、本発明にかかる皮膚洗浄料においては、ジプロピレングリコール及び/またはグリセリンからなる保湿剤0.1〜20質量%、好ましくは1〜10質量%が配合される。ジプロピレングリコール及び/またはグリセリンの配合量が0.1質量%未満では配合による効果の発現が十分ではない場合があり、20質量%を越えると使用後のべたつき感が生じる傾向にある。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E及びその誘導体、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
最初に、試験に用いた化粧料(サンスクリーン及び皮膜性の強いファンデーション)の処方について示す。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
(1)メチルポリシロキサン 5.0
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0
(3)トリメチルシロキシケイ酸 2.0
(4)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1.0
(5)1,3−ブチレングリコール 5.0
(6)イソステアリン酸 0.3
(7)酸化チタン 17.0
(8)オクチルメトキシシンナメート 8.0
(9)粘土鉱物 0.5
(10)ポリアクリル酸アルキル 5.0
(11)エデト酸三ナトリウム 適 量
(12)防腐剤 適 量
(13)香料 適 量
(14)精製水 残 余
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 14.0
(2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 24.0
(3)シリコーン化プルラン 15.0
(4)イソステアリン酸 1.0
(5)酸化チタン 5.0
(6)オクチルメトキシシンナメート 5.0
(7)デキストリン脂肪酸被覆粉末 25.0
(8)アルコール 残 部
(9)香料 適 量
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
サンスクリーン及び皮膜性の強いファンデーションを重ね塗りし、2時間経過後試料を用いて洗顔を行ない、洗浄中のすすぎやすさの有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。下記採点基準による点数判定を行った。ここで、点数判定は、コントロールの皮膚洗浄料(POE(10)イソステアリン酸を使用)を0として実施した。なお、各パネルによる点数の総和をパネル人数で割った平均値を算出し、下記評価基準に従い、評価結果とした。
+3:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、非常にすすぎやすいと認めた。
+2:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、すすぎやすいと認めた。
+1:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、ややすすぎやすいと認めた。
0:どちらともいえない。
−1:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、あまりすすぎやすくない。
−2:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、すすぎやすくないい。
−3:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、全くすすぎやすくない。
評価基準
A:パネル10名の平均値が、+1.5点以上。
B:パネル10名の平均値が、0以上1.5点未満。
C:パネル10名の平均値が、−1.5点以上0点未満。
D:パネル10名の平均値が、−1.5点未満
サンスクリーン及び皮膜性の強いファンデーションを重ね塗りし、2時間経過後試料を用いて洗顔を行ない、洗浄後のなめらかさの有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。下記採点基準による点数判定を行った。ここで、点数判定は、コントロールの皮膚洗浄料(POE(10)イソステアリン酸を使用)を0として実施した。なお、各パネルによる点数の総和をパネル人数で割った平均値を算出し、下記評価基準に従い、評価結果とした。
+3:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、非常になめらかであると認めた。
+2:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、なめらかであると認めた。
+1:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、ややなめらかであると認めた。
0:どちらともいえない。
−1:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、あまりなめらかではない。
−2:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、なめらかではない。
−3:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、全くなめらかではない。
評価基準
A:パネル10名の平均値が、+1.5点以上。
B:パネル10名の平均値が、0以上1.5点未満。
C:パネル10名の平均値が、−1.5点以上0点未満。
D:パネル10名の平均値が、−1.5点未満
サンスクリーン及び皮膜性の強いファンデーションを重ね塗りし、2時間経過後試料を用いて洗顔を行ない、洗浄後のさっぱり感の有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。下記採点基準による点数判定を行った。ここで、点数判定は、コントロールの皮膚洗浄料(POE(10)イソステアリン酸を使用)を0として実施した。なお、各パネルによる点数の総和をパネル人数で割った平均値を算出し、下記評価基準に従い、評価結果とした。
+3:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後非常にさっぱりすると認めた。
+2:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後さっぱりすると認めた。
+1:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後ややさっぱりすると認めた。
0:どちらともいえない。
−1:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後ややさっぱりしない。
−2:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後さっぱりしない。
−3:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後非常にさっぱりしない。
評価基準
A:パネル10名の平均値が、+1.5点以上。
B:パネル10名の平均値が、0以上1.5点未満。
C:パネル10名の平均値が、−1.5点以上0点未満。
D:パネル10名の平均値が、−1.5点未満
サンスクリーン及び皮膜性の強いファンデーションを重ね塗りし、2時間経過後試料を用いて洗顔を行ない、洗浄後のきしみ感の有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。下記採点基準による点数判定を行った。ここで、点数判定は、コントロールの皮膚洗浄料(POE(10)イソステアリン酸を使用)を0として実施した。なお、各パネルによる点数の総和をパネル人数で割った平均値を算出し、下記評価基準に従い、評価結果とした。
+3:コントロールの皮膚洗浄料料に比べて、洗浄後非常にきしまないと認めた。
+2:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後きしまないと認めた。
+1:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後ややきしまないと認めた。
0:どちらともいえない。
−1:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後ややきしむ。
−2:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後きしむ。
−3:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後とてもきしむ。
評価基準
A:パネル10名の平均値が、+1.5点以上。
B:パネル10名の平均値が、0以上1.5点未満。
C:パネル10名の平均値が、−1.5点以上0点未満。
D:パネル10名の平均値が、−1.5点未満
サンスクリーン及び皮膜性の強いファンデーションを重ね塗りし、2時間経過後試料を用いて洗顔を行ない、洗浄後の化粧料除去効果の有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。下記採点基準による点数判定を行った。ここで、点数判定は、コントロールの皮膚洗浄料(POE(10)イソステアリン酸を使用)を0として実施した。なお、各パネルによる点数の総和をパネル人数で割った平均値を算出し、下記評価基準に従い、評価結果とした。
+3:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後非常に化粧料除去効果が高いと認めた。
+2:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後化粧料除去効果が高いと認めた。
+1:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後やや化粧料除去効果が高いと認めた。
0:どちらともいえない。
−1:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後やや化粧料除去効果が低いと認めた。
−2:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後化粧料除去効果が低いと認めた。
−3:コントロールの皮膚洗浄料に比べて、洗浄後とても化粧料除去効果が低いと認めた。
評価基準
A:パネル10名の平均値が、+1.5点以上。
B:パネル10名の平均値が、0以上1.5点未満。
C:パネル10名の平均値が、−1.5点以上0点未満。
D:パネル10名の平均値が、−1.5点未満
10名の被験者の上腕内側部に24時間の閉塞パッチ試験を実施し、その後以下の採点基準により平均値を算出した。評価基準は下記のとおりである。
採点基準
0点:全く異常が認められない。
1点:わずかに赤みが認められた。
2点:赤みが認められた。
3点:赤みと丘疹が認められた。
評価基準
A:パネル10名の平均値が、0.15点未満。
B:パネル10名の平均値が、0.15点以上0.2点未満。
C:パネル10名の平均値が、0.2点以上0.3点未満。
D:パネル10名の平均値が、0.3点以上
つづいて、本発明に用いたアルキレンオキシド誘導体の合成方法を示す。なお、オキシアルキレン基及びオキシエチレン基の付加モル数については、それぞれ2×a,2×bの値として表記する。
化合物1:POB(18モル)POE(41モル)ジメチルダイマージオールエーテル
Z−{O−[(AO)a−(EO)b]−R}2
(Z;炭素数36のダイマージオール(リノール酸由来)残基、AO;オキシブチレン基、2×a=18、2×b=41、R=メチル基、EO/(AO+EO)=58.2質量%)
ダイマージオール270g(0.50モル、商品名:コグニス・ジャパン(株)製Sovermol 908、リノール酸由来のダイマージオール)と水酸化カリウム6.0gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃にて触媒を完全に溶解させた。引き続き、120℃、0.2〜0.5MPa(ゲージ圧)にて、滴下装置よりブチレンオキシド650gを滴下させ、3時間撹拌した。続いて120℃、0.2〜0.5MPa(ゲージ圧)にて滴下装置よりオキシエチレン905gを滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム100gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル60gを温度80〜130℃、0.3MPa(ゲージ圧)にて圧入し6時間反応させた。その後オートクレーブより反応物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を100℃で1時間処理することで除去した。さらに処理後生成した塩を除去するためにろ過を行い、化合物1を得た。
つづいて、本発明者らは、以上のようにして製造した化合物1〜5及び比較化合物1〜6を用い、下記表2及び表3に記載の配合組成からなる各実施例及び比較例の皮膚洗浄料を常法により製造し、上記の評価(1)〜(6)について評価試験を行なった。
これに対して、表3に示されるように、オキシエチレン基のみあるいはオキシブチレン基のみの化合物(比較化合物1,2)を用いた比較例1,2では、ともに界面活性剤として機能せず、化粧料除去効果に劣っていた。また、オキシエチレン基のみの場合では、洗浄中のすすぎやすさ、洗浄後のさっぱり感、洗浄後のきしみ感等の点で劣っており、オキシブチレン基のみの場合では洗浄中のすすぎやすさ、洗浄後のきしみ感の点で満足のいくものが得られなかった。
両末端が水素の化合物(比較化合物3)を用いた比較例3では、洗浄中のすすぎやすさ、洗浄後のなめらかさ、きしみ感、皮膚刺激性の点で好ましくなく、両末端が炭素数6の炭化水素基の化合物(比較化合物4)を用いた比較例4では、洗浄後のさっぱり感やきしみ感が十分でなかった。
また、アルキレンオキシド/エチレンオキシドの結合形態がランダム型の化合物(比較化合物5)を用いた比較例5では、洗浄後のさっぱり感が不良であるほか、界面活性剤としての機能に劣るため、特に化粧料除去効果が十分に得られず、また、ダイマージオール部分を有さないアルキレンオキシド/エチレンオキシド誘導体(比較化合物6)を用いた比較例6では、特に洗浄後のきしみ感の点で満足のいくものではなかった。
次に、皮膚洗浄料に対する保湿剤との組み合わせによる影響について検討した。結果を下記表4に示す。
これに対して、ポリエチレングリコール(分子量400)を保湿剤成分として用いた場合(比較例6)、保湿剤成分無配合の場合(比較例8)では、特に洗浄後のきしみ感が十分でなかった。また、アルキレンオキシド誘導体無配合の場合(比較例7)では、使用感触、化粧料除去効果、及び皮膚刺激性のいずれの評価においても劣っていることが認められた。
(1)ヒドロキシエチルセルロース 0.1質量%
(2)カルボキシビニルポリマー 0.4
(3)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2
(4)エデト酸三ナトリウム 適 量
(5)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 0.1
(6)モノイソステアリン酸ポリエチレングリコール 0.5
(7)POB(18)POE(50)ジメチルダイマージオールエーテル 5.0
(炭素数36ダイマージオール)
(8)グリセリン 5.0
(9)水酸化カリウム 適 量
(10)アルコール 5.0
(11)防腐剤 適 量
(12)デカメチルシクロペンタシロキサン 18.0
(13)メチルポリシロキサン 3.0
(14)香料 適 量
(15)精製水 残 余
(製法及び評価)
(15)に(1)〜(9)を加え攪拌溶解し、これを水相部とした。その後(10)に(11)を溶解させたものを水相部に加え、更に(12)〜(14)を加えて、乳化機で乳化してメーククレンジングジェルを得た。得られたメーククレンジングジェルを直接なじませた後、水で洗い流したところ、該クレンジングジェルは使用感触が良好、特に洗浄中のすすぎやすさ、洗浄後のさっぱり感、きしみ感のなさに優れ、且つ化粧料洗浄効果が高く、さらに皮膚刺激性も低いものであった。
(1)ヒドロキシエチルセルロース 0.05質量%
(2)カルボキシビニルポリマー 0.45
(3)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.1
(4)エデト酸三ナトリウム 適 量
(5)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 0.01
(6)POB(18)POE(41)ジメチルダイマージオールエーテル 7.0
(炭素数36ダイマージオール)
(7)グリセリン 2.0
(8)プロピレングリコール 3.0
(9)ポリアスパラギン酸ナトリウム液 適 量
(10)カモミラエキス 適 量
(11)水酸化カリウム 適 量
(12)アルコール 5.0
(13)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.1
(14)防腐剤 適 量
(15)デカメチルシクロペンタシロキサン 18.0
(16)メチルポリシロキサン 3.0
(17)香料 適 量
(18)精製水 残 余
(製法及び評価)
(18)に(1)〜(11)を加え攪拌溶解し、これを水相部とした。その後(12)に(13)〜(14)を溶解させたものを水相部に加え、更に(15)〜(17)を加えて、乳化機で乳化してメーククレンジングジェルを得た。得られたメーククレンジングジェルを直接なじませた後、水で洗い流したところ、該クレンジングジェルは使用感触が良好、特に洗浄中のすすぎやすさ、洗浄後のさっぱり感、きしみ感のなさに優れ、且つ化粧料洗浄効果が高く、さらに皮膚刺激性も低いものであった。
(1)エタノール 35.0質量%
(2)アルキルグルコシド 1.0
(3)ポリエチレングリコール 5.0
(4)グリセリン 3.0
(5)POB(04)POE(13)ジメチルダイマージオールエーテル 1.0
(炭素数36ダイマージオール)
(6)防腐剤 適 量
(7)精製水 残 余
(製法及び評価)
(1)に(6)を溶解させたものを(7)に加え、更に(2)〜(5)を加えて、攪拌溶解し、クレンジングローションを得た。得られたクレンジングローションをコットンになじませた後、顔上のメーク汚れを除去したところ、該クレンジングローションは使用感触が良好、特に洗浄中のすすぎやすさ、洗浄後のさっぱり感、きしみ感のなさに優れ、且つ化粧料洗浄効果が高く、さらに皮膚刺激性も低いものであった。
(1)セタノール 2.0
(2)ビースワックス 2.0
(3)ステアリン酸 3.0
(4)ワセリン 8.0
(5)スクワラン 37.0
(6)イソプロピルミリステート 10.0
(7)POB(32)POE(35)ジメチルダイマージオールエーテル 2.5
(炭素数36ダイマージオール)
(8)グリセリンモノステアレート 2.5
(9)防腐剤 適 量
(10)香料 適 量
(11)グリセリン 2.0
(12)プロピレングリコール 5.0
(13)水酸化カリウム 0.1
(14)精製水 残 余
(製法及び評価)
(5)に(1)〜(4)、(6)〜(10)を加え攪拌溶解し、これを油相部とした。また、(14)に(11)〜(13)を溶解させたものを水相部とし、それぞれ70℃に加温して溶解した後、前者の油相部を後者の水相部に加えて、これを乳化機を用いて乳化した後、熱交換器により、30℃まで冷却し、これを容器に充填して、クレンジンングクリームを得た。得られたクレンジングクリームを顔面になじませ、メーク汚れを除去したところ、該クレンジングクリームは使用感触が良好、特に洗浄中のすすぎやすさ、洗浄後のさっぱり感、きしみ感のなさに優れ、且つ化粧料洗浄効果が高く、さらに皮膚刺激性も低いものであった。
(1)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1質量%
(2)グリセリン 10.0
(3)ジプロピレングリコール 5.0
(4)ラウリン酸トリエタノールアミン 12.0
(5)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5.0
(6)ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
(7)POB(17)POE(30)ジメチルダイマージオールエーテル 5.0
(炭素数36ダイマージオール)
(8)カミモラエキス 適 量
(9)エデト酸三ナトリウム 適 量
(10)防腐剤 適 量
(11)色剤 適 量
(12)香料 適 量
(13)精製水 残 余
(製法及び評価)
(13)に(1)を加え攪拌分散した後70℃に加熱し、(1)〜(12)を加え攪拌溶解した。その後熱交換機を用いて冷却してボディーシャンプーを得た。得られたボディーシャンプーを水で泡立ててなじませた後、水で洗い流したところ、該ボディシャンプーは使用感触が良好、特に洗浄中のすすぎやすさ、洗浄後のさっぱり感、きしみ感のなさに優れ、且つ化粧料洗浄効果が高く、さらに皮膚刺激性も低いものであった。
(1)ナトリウム石鹸 残 余
(2)カリウム石鹸 5.0質量%
(3)塩化ナトリウム 0.3
(4)グリセリン 0.5
(5)ラウリン酸 5.0
(6)POB(40)POE(50)ジメチルダイマージオールエーテル 3.0
(炭素数36ダイマージオール)
(7)色剤 適 量
(8)エデト酸三ナトリウム 適 量
(9)香料 適 量
(製法及び評価)
(1)〜(9)を60℃で加熱混合し、この液を枠内に流し込み、冷却・固化して機械練り石鹸を得た。得られた石鹸を水で泡立ててなじませた後、水で洗い流したところ、該石鹸は使用感触が良好、特に洗浄中のすすぎやすさ、洗浄後のさっぱり感、きしみ感のなさに優れ、且つ化粧料洗浄効果が高く、さらに皮膚刺激性も低いものであった。
Claims (3)
- 下記一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体0.1〜20質量%と、
ジプロピレングリコール及び/またはグリセリンからなる保湿剤0.1〜20質量%と
を含有することを特徴とする皮膚洗浄料。
Z−{O−[(AO)a−(EO)b]−R}2 (I)
(式中、Zは、ダイマージオールから水酸基を除いた残基、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、これらの付加形態はブロック状である。aおよびbは、各々前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦2×a≦150、1≦2×b≦150であり、炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は10〜99質量%である。Rは、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基である。) - 請求項1に記載の皮膚洗浄料において、一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体のAOがオキシブチレン基であることを特徴とする皮膚洗浄料。
- 請求項1又は2に記載の皮膚洗浄料において、一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体のZが炭素数24〜48のダイマージオール残基であることを特徴とする皮膚洗浄料。
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