JP4952323B2 - 音声再生装置、及び音声再生方法 - Google Patents
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Description
[一般的なクロストークキャンセル処理]
図3は、本発明の実施の形態の端末1と比較するための比較用端末1´(以降、単に端末1´と称する)を示す斜視図である。
[SL]=[B]・(b−a・F2)−−−((1)−L)
また、同様に左スピーカ72から出力された音信号bに、左スピーカ72から右耳の間の伝達特性[B]´を含めた受聴音を[SL]´、右スピーカ71から出力された音信号aに、右スピーカ71から左耳の間の伝達特性[A]´を含めた受聴音を[SR]´とすると、クロストークとなる受聴音は以下のように示すことができる。
[SL]´=[B]´・(b−a・F2)−−−((2)−L)
右耳で受聴する全ての音(以降、[HR]と称する)は、クロストークする音も含めるため、伝達特性[A]、[B]の値をそれぞれ1とすると、式(1)、(2)より、
[HR]=[SR]+[SL]´−−−((3)−R)
=[A]・(a−b・F1)+[B]´・(b−a・F2)
=a([A]−F2・[B]´)+b([B]´−[A]・F1)−−−((4)−R)
左耳で受聴する全ての音(以降、[HL]と称する)は、
[HL]=[SL]+[SR]´−−−((3)−L)
=[B]・(b−a・F2)+[A]´・(a−b・F1)
=a([A]´−F2・[B])+b([B]−F1・[A]´)−−−((4)−L)
ここで、左スピーカ72から受聴者27の右耳までの伝達特性について、[B]´=[A]・F1が成り立てば、式((5)−R)は、
[HR]=a([A]−F2・[B]´) (∵[B]´=[A]・F1)−−−((5)−R)
同様に、右スピーカ71から受聴者27の左耳までの伝達特性について、[A]´=[B]・F2が成り立てば、式((5)−L)は、
[HL]=b([B]−F1・[A]´) (∵[A]´−F2・[B]−−−((5)−L)
と示すことができる。これにより、右耳には、右スピーカ71から出力された音信号aのみが残り、左耳には、左スピーカ72から出力された音信号bのみが残る。
次に、本発明の実施の形態のサラウンド機能をもたらすフィルタ設計について説明する。
[HR(v)]=[HR]=[SR]+[SL]´−−−((4)−R)
[HL(v)]=[HL]=[SR]´+[SL]−−−((4)−L)
で示すことが可能である。
[HR(Rh)]=[SL]+[SR]´−−−((6)−R)
同様に、右横受聴者29の左耳における受聴音[HL(Rh)]は、左上スピーカ75から出力された音信号bに、左上スピーカ75から右横受聴者29の右耳の間の伝達特性[B]´を含めた受聴音である[SL]´と、右下スピーカ74から出力された音信号aに、右下スピーカ74から右横受聴者29の左耳の間の伝達特性[A]を含めた受聴音である[SR]とを加えたものである。
[HL(Rh)]=[SR]+[SL]´−−−((6)−L)
このとき、本発明の実施の形態の端末1における信号処理回路内で行われる信号処理、及び縦受聴者28及び右横受聴者29の受聴状態について、右信号a及び右信号bに対するフィルタ処理、及びスピーカから出力される音信号a、音信号bと、図6を用いて説明する。
[SL]=[B](b・F3−a・F2)−−−((7)−L)
図6に示す右下スピーカ74が出力した音信号aが実際に縦受聴者28の左耳にまで届いた信号とその伝達特性を含めた受聴音を[SR]´、同様に左上スピーカ75の出力された音信号bが右耳まで届いた信号とその伝達特性を含めた受聴音を[SL]´とする。
[SL]´=[B]´(b・F3−a・F2)−−−((8)−L)
縦受聴者28の受聴音[HR(v)]、[HL(v)]は、式(4)、(7)、(8)より、
[HR(v)]=[SR]+[SL]´
=[A](a−b・F1)+[B]´(b・F3−a・F2)
=[A]・a−[A]・b・F1+[B]´・b・F3−[B]´・a・F2
=a([A]−[B]´・F2)+b([B]´・F3−[A]・F1)−−−((9)−R)
[HL(v)]=[SR]´+[SL]
=[A]´(a―b・F1)+[B](b・F3−a・F2)
=[A]´・a−[A]´・b・F1+[B]・b・F3−[B]・a・F2
=a([A]´−[B]・F2)+b([B]・F3−[A]´・F1)−−−((9)−L)
で示すことができる。
−−−((10)−R)
同様に、[A]´=[B]・F2であれば、式(9)−Lの値は以下の通りとなる。
−−−((10)−L)
このように、第1フィルタ83(F1)、第2フィルタ84(F2)、及び第3のフィルタ85(F3)の値を、伝達関数[A]、[A]´、[B]、[B]´の値に対して、式((10)−R)、((10)−L)となるように設計する。
[HR(Rh)]=[SR]´+[SL]−−−((6)−R)
[HL(Rh)]=[SR]+[SL]´−−−((6)−L)
で示される。
=[A]´(a―b・F1)+[B](b・F3−a・F2)
=[A]´・a−[A]´・b・F1+[B]・b・F3−[B]・a・F2
=a([A]´−[B]・F2)+b([B]・F3−[A]´・F1)−−−((11)−R)
[HL(Rh)]=[SR]+[SL]´(=[HR(v)])
=[A](a−b・F1)+[B]´(b・F3−a・F2)
=a([A]−[B]´・F2)+b([B]´・F3−[A]・F1)−−−((11)−L)
式(10)で示した条件である『[A]´=[B]・F2』を式((11)−R)に、『[B]´・F3=[A]・F1』を式((11)−L)に代入すると、
[HR(Rh)]=b([B]・F3−[A]´・F1)−−−((11)−R)
[HL(Rh)]=a([A]−[B]´・F2)−−−((11)−L)
となる。
式(10)、式(11)より、
([HR(Rh)]=[HL(v)])
([HL(Rh)]=[HR(v)])
が成立する。
[HL(v)]=a[A]´+b[B]・F3−−−((9)´−L)
次に、受聴者27の左右耳と、左右スピーカとの距離がそれぞれ等距離となる、図3に示す端末1´を用いた場合の受聴音[HR]、[HL]は、前述の式((4)−R)、式((4)−L)の通りである。
[HR]=a([A]−F2・[B]´)+b([B]´−[A]・F1)−−−((4)−R)
[HL]=a([A]´−F2・[B])+b([B]−F1・[A]´)−−−((4)−L)
ここで、式((9)´−R)と式((9)´−L)と同様に、図4に示す信号処理回路21´内で行うクロストークキャンセルのための等価回路である、第1フィルタ83、第2フィルタ84は無いものと仮定した場合の受聴音を考えると、以下の式で示すことができる。
[HL]=a[A]´+b[B]
ここで、さらに、左右スピーカとの距離がそれぞれ等距離であることから、[A]=[B]、[A]´=[B]´を代入すると、式((4)−R)、式((4)−L)は、以下の式((4)´−R)、式((4)´−L)で示すことが可能となる。
[HR]=a[A]+b[B]´
=a[A]+b[A]´−−−((4)´−R)
[HL]=a[A]´+b[B]
=a[A]´+b[A]−−−((4)´−L)
この式((4)´−R)、式((4)´−L)は、受聴者27の左右耳と、左右スピーカの距離が等しくなる端末1´で、第1フィルタ81(F1)、第2フィルタ82(F2)を用いない場合における、左右耳に到達する受聴音を示す。
=([A]/[B])
これにより、端末1において、クロストークキャンセルを行うことによるサラウンド効果を提供するとともに、左右スピーカから受聴者の左右耳に対して、等価的な受聴音を提供することが可能となる。
[第2の実施の形態]
続いて、本発明の第2の実施の形態のクロストークキャンセルを行う情報通信端末100(以降、端末100と称する)について説明する。
=a([A]´−[B]・F2)+b([B]・F3−[A]´・F1)−−−((9)−R)
[HL(v)]=[SR]+[SL]´
=a([A]−[B]´・F2)+b([B]´・F3−[A]・F1)−−−((9)−L)
また、左横受聴者30は、第1の実施の形態における右横受聴者29の左右の耳における受聴音に対して左右反対になった受聴音を聞くことになる。
=[A](a−b・F1)+[B]´(b・F3−a・F2)
=a([A]−[B]´・F2)+b([B]´・F3−[A]・F1)−−−((12)−R)
[HL(Lh)]=[SR]´+[SL]
=[A]´(a―b・F1)+[B](b・F3−a・F2)
=a([A]´−[B]・F2)+b([B]・F3−[A]´・F1)−−−((12)−L)
ここで、仮に[B]´・F3=[A]・F1、[A]´=[B]・F2であれば、式(9)−R、式(9)−Lの値は以下の通りとなる。
−−−((13)−R)
[HL(v)]=a([A]−[B]´・F2) (∵[B]´・F3=[A]・F1)
−−−((13)−L)
このように、第2の実施の形態における縦受聴者28は、第1の実施の形態における縦受聴者に対する受聴音とは左右反対となる。
[HR(Lh)]=a([A]´−[B]・F2)−−−((12)−R)
[HL(Lh)]=b([B]´・F3−[A]・F1)−−−((12)−L)
という式で示すことが可能となる。
([HR(Lh)]=[HL(v)])
([HL(Lh)]=[HR(v)])
が成立する。
次に、本発明の第3の実施の形態の端末101について説明する。
次に本発明の実施の形態の変形例について説明する。
1´ 情報通信端末
100 情報通信端末
101 情報通信端末
102 情報通信端末
2 音声処理部
20 音声処理部
3 無線通信部
4 アンテナ
5 マイク
6 レシーバ
70 スピーカ
71 右スピーカ
72 左スピーカ
73 右上スピーカ
74 右下スピーカ
75 左上スピーカ
76 左下スピーカ
77 スピーカ兼用レシーバ
81 第1フィルタ
82 第2フィルタ
83 第1フィルタ
84 第2フィルタ
85 第3フィルタ
90 減算器
91 右減算器
92 左減算器
93 右減算器
94 左減算器
10 表示部
10´ 表示部
11 制御部
12 CPU
13 ROM(メモリ)
14 操作部
15 RAM(メモリ)
16 第1の筐体
160 第1の筐体
161 第1の筐体
162 第1の筐体
17 第2の筐体
170 第2の筐体
171 第2の筐体
172 第2の筐体
21 信号処理回路
21´ 信号処理回路
27 受聴者
28 縦受聴者
29 右横受聴者
30 左横受聴者
Claims (13)
- 少なくとも2つ以上のスピーカと、前記2つのスピーカへ出力するための入力信号に対して、クロストーク削除を行うための複数のフィルタを有する信号処理回路とを含み、
前記2つのスピーカは、スピーカを搭載する筐体に対して対角となる位置に配置され、
前記信号処理回路で処理した後の信号をそれぞれ前記2つのスピーカに対して出力することで、音声再生を行う音声再生装置であって、
前記スピーカは、前記筐体の長手方向に対して互いに対角となる位置になるように、前記筐体に対して対角中心より右下の位置に第1のスピーカを、左上の位置に第2のスピーカを配置し、
前記信号処理回路は、
第2のスピーカへ出力する第2の入力信号の一部に対して処理を行い、第1のスピーカへ出力する第1フィルタと、
第1のスピーカへ出力する第1の入力信号の一部に対して処理を行い第2のスピーカへ出力する第2フィルタと、
第2のスピーカへ出力する第2の入力信号に対して処理を行い、第2のスピーカへ出力する第3のフィルタとを有し、
前記情報通信端末の長手方向であり、前記第1のスピーカ及び前記第2のスピーカの左右中心に位置する縦受聴者の右耳及び左耳から、前記第1のスピーカまでの伝達特性をそれぞれ[A]、[A]´、前記第2のスピーカから前記縦受聴者の右耳及び左耳までの伝達特性をそれぞれ[B]´、[B]とし、前記第1、第2、第3のフィルタの伝達特性をF1、F2、F3とするとき、[B]´・F3=[A]・F1、[A]´=[B]・F2の関係を満たすことを特徴とする音声再生装置。 - 少なくとも2つ以上のスピーカと、前記2つのスピーカへ出力するための入力信号に対して、クロストーク削除を行うための複数のフィルタを有する信号処理回路とを含み、
前記2つのスピーカは、スピーカを搭載する筐体に対して対角となる位置に配置され、
前記信号処理回路で処理した後の信号をそれぞれ前記2つのスピーカに対して出力することで、音声再生を行う音声再生装置であって、
前記スピーカは、前記筐体の長手方向に対して互いに対角となる位置になるように、前記筐体に対して対角中心より左下の位置に第1のスピーカを、右上の位置に第2のスピーカを配置し、
前記信号処理回路は、
第2のスピーカへ出力する第2の入力信号の一部に対して処理を行い、第1のスピーカへ出力する第1フィルタと、
第1のスピーカへ出力する第1の入力信号の一部に対して処理を行い第2のスピーカへ出力する第2フィルタと、
第2のスピーカへ出力する第2の入力信号に対して処理を行い、第2のスピーカへ出力する第3のフィルタとを有し、
前記情報通信端末の長手方向であり、前記第1のスピーカ及び前記第2のスピーカの左右中心に位置する縦受聴者の右耳及び左耳から、前記第1のスピーカまでの伝達特性をそれぞれ[A]、[A]´、前記第2のスピーカから前記縦受聴者の右耳及び左耳までの伝達特性をそれぞれ[B]´、[B]とし、前記第1、第2、第3のフィルタの伝達特性をF1、F2、F3とするとき、[B]´・F3=[A]・F1、[A]´=[B]・F2の関係を満たすことを特徴とする音声再生装置。 - 少なくとも2つ以上のスピーカと、前記2つのスピーカへ出力するための入力信号に対して、クロストーク削除を行うための複数のフィルタを有する信号処理回路とを含み、
前記2つのスピーカは、スピーカを搭載する筐体に対して対角となる位置に配置され、
前記信号処理回路で処理した後の信号をそれぞれ前記2つのスピーカに対して出力することで、音声再生を行う音声再生装置であって、
前記スピーカは、前記筐体の長手方向に対して互いに対角となる位置になるように、前記筐体の4隅に配置し、さらに第1の出力形態として前記筐体に対して対角中心より右下の位置に配置したスピーカを第1のスピーカとして、左上の位置に配置したスピーカを第2のスピーカとして用い、第2の出力形態として前記筐体に対して対角中心より左下の位置に配置したスピーカを第1のスピーカとして、右上の位置に配置したスピーカを第2のスピーカとして用いるよう、制御を行う制御部を含み、
前記信号処理回路は、
第2のスピーカへ出力する第2の入力信号の一部に対して処理を行い、第1のスピーカへ出力する第1フィルタと、
第1のスピーカへ出力する第1の入力信号の一部に対して処理を行い第2のスピーカへ出力する第2フィルタと、
第2のスピーカへ出力する第2の入力信号に対して処理を行い、第2のスピーカへ出力する第3のフィルタとを有し、
前記情報通信端末の長手方向であり、前記第1のスピーカ及び前記第2のスピーカの左右中心に位置する縦受聴者の右耳及び左耳から、前記第1のスピーカまでの伝達特性をそれぞれ[A]、[A]´、前記第2のスピーカから前記縦受聴者の右耳及び左耳までの伝達特性をそれぞれ[B]´、[B]とし、前記第1、第2、第3のフィルタの伝達特性をF1、F2、F3とするとき、[B]´・F3=[A]・F1、[A]´=[B]・F2の関係を満たすことを特徴とする音声再生装置。 - スピーカ兼用レシーバを、前記第1、もしくは前記第2のスピーカと置き換えた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の音声再生装置。
- 前記第3のフィルタの伝達特性F3は、F3=[A]/[B]=[A]´/[B]´を満たす請求項1乃至4のいずれか1項に記載の音声再生装置。
- 前記第1のスピーカ及び前記第2のスピーカの左右中心の平面上、かつ、前記情報通信端末より等距離に位置する受聴者に対して、第1のスピーカと第2のスピーカから出力される受聴音をそれぞれ、受聴者の片方の耳でのみ受聴することが可能となる請求項1乃至5のいずれか1項に記載の音声再生装置。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の音声再生装置を含む情報通信端末。
- 筐体に対して対角となる位置に配置した少なくとも2つ以上のスピーカと、前記スピーカのうち、特定の2つのスピーカに供給される入力信号に対して、前記特定の2つのスピーカの出力により生じるクロストークを削除する処理を行い、
処理した信号をそれぞれ前記2つのスピーカに対して出力する音声再生方法であって、
前記スピーカは、前記筐体の垂直方向に対して互いに対角となる位置になるように、前記筐体に対して対角中心より右下の位置に第1のスピーカを、左上の位置に第2のスピーカを配置し、
前記2つのスピーカは、第1のスピーカと第2のスピーカとからなり、
第2のスピーカへ出力する第2の入力信号の一部に対して処理を行い、第1のスピーカへ出力する第1のフィルタと、
第1のスピーカへ出力する第1の入力信号の一部に対して処理を行い第2のスピーカへ出力する第2のフィルタと、
第2のスピーカへ出力する第2の入力信号に対して処理を行い、第2のスピーカへ出力する第3のフィルタとを備え、
前記情報通信端末の長手方向であり、前記第1のスピーカ及び前記第2のスピーカの左右中心に位置する縦受聴者の右耳及び左耳から、前記第1のスピーカまでの伝達特性をそれぞれ[A]、[A]´、前記第2のスピーカから前記縦受聴者の右耳及び左耳までの伝達特性をそれぞれ[B]´、[B]とし、前記第1、第2、第3のフィルタの伝達特性をF1、F2、F3とするとき[B]´・F3=[A]・F1、[A]´=[B]・F2の関係を満たすことを特徴とする音声再生方法。 - 筐体に対して対角となる位置に配置した少なくとも2つ以上のスピーカと、前記スピーカのうち、特定の2つのスピーカに供給される入力信号に対して、前記特定の2つのスピーカの出力により生じるクロストークを削除する処理を行い、
処理した信号をそれぞれ前記2つのスピーカに対して出力する音声再生方法であって、
前記スピーカは、前記筐体の垂直方向に対して互いに対角となる位置になるように、前記筐体に対して対角中心より左下の位置に第1のスピーカを、右上の位置に第2のスピーカを配置し、
前記2つのスピーカは、第1のスピーカと第2のスピーカとからなり、
第2のスピーカへ出力する第2の入力信号の一部に対して処理を行い、第1のスピーカへ出力する第1のフィルタと、
第1のスピーカへ出力する第1の入力信号の一部に対して処理を行い第2のスピーカへ出力する第2のフィルタと、
第2のスピーカへ出力する第2の入力信号に対して処理を行い、第2のスピーカへ出力する第3のフィルタとを備え、
前記情報通信端末の長手方向であり、前記第1のスピーカ及び前記第2のスピーカの左右中心に位置する縦受聴者の右耳及び左耳から、前記第1のスピーカまでの伝達特性をそれぞれ[A]、[A]´、前記第2のスピーカから前記縦受聴者の右耳及び左耳までの伝達特性をそれぞれ[B]´、[B]とし、前記第1、第2、第3のフィルタの伝達特性をF1、F2、F3とするとき[B]´・F3=[A]・F1、[A]´=[B]・F2の関係を満たすことを特徴とする音声再生方法。 - 筐体に対して対角となる位置に配置した少なくとも2つ以上のスピーカと、前記スピーカのうち、特定の2つのスピーカに供給される入力信号に対して、前記特定の2つのスピーカの出力により生じるクロストークを削除する処理を行い、
処理した信号をそれぞれ前記2つのスピーカに対して出力する音声再生方法であって、
前記スピーカは、前記筐体の垂直方向に対して互いに対角となる位置になるように、前記筐体の4隅に配置し、第1の出力形態として前記筐体に対して対角中心より右下の位置に配置したスピーカを第1のスピーカとして、左上の位置に配置したスピーカを第2のスピーカとして用い、第2の出力形態として前記筐体に対して対角中心より左下の位置に配置したスピーカを第1のスピーカとして、右上の位置に配置したスピーカを第2のスピーカとして用いるよう、制御を行い、
前記2つのスピーカは、第1のスピーカと第2のスピーカとからなり、
第2のスピーカへ出力する第2の入力信号の一部に対して処理を行い、第1のスピーカへ出力する第1のフィルタと、
第1のスピーカへ出力する第1の入力信号の一部に対して処理を行い第2のスピーカへ出力する第2のフィルタと、
第2のスピーカへ出力する第2の入力信号に対して処理を行い、第2のスピーカへ出力する第3のフィルタとを備え、
前記情報通信端末の長手方向であり、前記第1のスピーカ及び前記第2のスピーカの左右中心に位置する縦受聴者の右耳及び左耳から、前記第1のスピーカまでの伝達特性をそれぞれ[A]、[A]´、前記第2のスピーカから前記縦受聴者の右耳及び左耳までの伝達特性をそれぞれ[B]´、[B]とし、前記第1、第2、第3のフィルタの伝達特性をF1、F2、F3とするとき[B]´・F3=[A]・F1、[A]´=[B]・F2の関係を満たすことを特徴とする音声再生方法。 - スピーカ兼用レシーバを、前記第1、もしくは前記第2のスピーカと置き換えた請求項8乃至10のいずれか1項に記載の音声再生方法。
- 前記第3のフィルタの伝達特性F3は、F3=[A]/[B]=[A]´/[B]´を満たす請求項8乃至11のいずれか1項に記載の音声再生方法。
- 前記第1のスピーカ及び前記第2のスピーカの左右中心の平面上、かつ、前記情報通信端末より等距離に位置する受聴者に対して、第1のスピーカと第2のスピーカから出力される受聴音をそれぞれ、受聴者の片方の耳でのみ受聴することが可能となる請求項8乃至12のいずれか1項に記載の音声再生方法。
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