JP4946177B2 - 変位測定装置付転がり軸受ユニット及び荷重測定装置付転がり軸受ユニット - Google Patents
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Description
このうちの車輪支持用転がり軸受ユニット1は、外輪3と、ハブ4と、複数の転動体5、5とを備える。このうちの外輪3は、使用状態で懸架装置に支持固定される静止側軌道輪であって、内周面に複列の外輪軌道6、6を、外周面にこの懸架装置に結合する為の外向フランジ状の取付部7を、それぞれ有する。又、上記ハブ4は、使用状態で車輪を支持固定してこの車輪と共に回転する回転側軌道輪であって、ハブ本体8と内輪9とを組み合わせ固定して成る。この様なハブ4は、外周面の軸方向外端部(懸架装置への組み付け状態で車体の幅方向外側となる端部)に車輪を支持固定する為のフランジ10を、軸方向中間部及び内端寄り部分の外周面に複列の内輪軌道11、11を、それぞれ設けている。上記各転動体5、5は、これら各内輪軌道11、11と上記各外輪軌道6、6との間にそれぞれ複数個ずつ、互いに逆方向の(背面組み合わせ型の)接触角を付与した状態で転動自在に設け、上記外輪3の内径側に上記ハブ4を、この外輪3と同心に回転自在に支持している。
このうちのエンコーダ12は、軟鋼板等の磁性金属板製で、先半部に設けた円筒状部に、それぞれが「く」字形でスリット状の透孔14、14を、円周方向に関して等間隔に形成している。又、外輪3の内端部に嵌合固定したカバー15に支持したセンサホルダ16内に1対のセンサ17a、17bを、上記エンコーダ12の軸方向(図16の左右方向)に離隔した状態で保持している。そして、上記両センサ17a、17bの検出部を、上記エンコーダ12の外周面に近接対向させている。上記各透孔14、14の傾斜方向は、一方のセンサ17aが対向している部分と他方のセンサ17bが対向している部分とで、互いに逆である。
このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に(接触角を付与された状態で)設けられた、複数個の転動体とを備える。
又、上記変位測定装置又は荷重測定装置は、上記回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪に結合固定されてこの回転側軌道輪と共に回転する部材の一部にこの回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪と共に回転する部材と同心に支持されてこの回転側軌道輪と共に回転するエンコーダと、それぞれの検出部をこのエンコーダの被検出面に対向させた少なくとも1対のセンサと、これら各センサから送り込まれる検出信号に基づいて上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度、又は、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との間に作用する荷重を求める演算器とを備える。
又、上記エンコーダは、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、特性変化のパターンをこの被検出面の幅方向に関して漸次変化させている。
又、上記各センサは、この被検出面の少なくとも直径方向反対側2個所位置に、それぞれの検出部を対向させている。
更に、上記演算器は、上記両センサから送り込まれる検出信号のパターンの相違に基づいて、上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度、又は、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との間に作用する荷重を求める機能を有する。
或いは、請求項2、12に記載した様に、被検出面の特性が変化するピッチを、被検出面の幅方向に関して漸次変化させる。そして、演算器に、各センサから送り込まれる検出信号のデューティ比の差に基づいて傾斜角度又は荷重を求める機能を持たせる。
何れの構造を採用した場合でも、上記演算器は、上記各センサから送り込まれる検出信号のパターン同士の差(位相差又はデューティ比の差)に基づいて傾斜角度又は荷重を求める事ができる。
このうちの第一特性変化部は、上記被検出面の幅方向片半部に、特性変化の位相がこの被検出面の幅方向に対して所定方向に所定角度で漸次変化する状態で設ける。
又、上記第二特性変化部は、上記被検出面の幅方向他半部に、特性変化の位相がこの被検出面の幅方向に対して上記所定方向と逆方向に上記所定角度と同じ角度で漸次変化する状態で設ける。
又、上記被検出面の直径方向反対側2個所位置に、それぞれ2個ずつ、合計4個のセンサを設ける。
そして、これら両位置に設けた2個ずつのセンサのうちの一方のセンサの検出部を上記第一特性変化部に、他方のセンサの検出部を上記第二特性変化部に、それぞれ対向させる。
更に、演算器に、何れか一方の位置に配置した2個のセンサの検出信号同士の位相差と、他方の位置に配置した2個のセンサの検出信号同士の位相差との差に基づいて傾斜角度又は荷重を求める機能を持たせる。
又、上記被検出面の直径方向反対側2個所位置に、それぞれ2個ずつ合計4個のセンサを、この被検出面の幅方向にずらせると共に、それぞれの検出部を上記被検出面に対向させた状態で設ける。
更に、演算器に、何れか一方の位置に配置した2個のセンサの検出信号のデューティ比同士の差と、他方の位置に配置した2個のセンサの検出信号のデューティ比同士の差との差に基づいて傾斜角度又は荷重を求める機能を持たせる。
この場合に好ましくは、請求項7に記載した様に、上記演算器に、上記モーメントから、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に作用するアキシアル荷重を求める機能を持たせる。
更に好ましくは、請求項8、15に記載した様に、転がり軸受ユニットを、自動車の懸架装置に車輪を支持する為の車輪支持用転がり軸受ユニットとし、使用状態で静止側軌道輪を懸架装置に結合固定し、回転側軌道輪を車輪を結合固定した状態でこの車輪と共に回転させる。
車輪支持用転がり軸受ユニットの場合、アキシアル荷重は、車輪と路面との接触部(接地面)から加わる為、純アキシアル荷重とはならず、モーメントを生じる。又、このモーメントの大きさと、上記接地面から入力されるアキシアル荷重の大きさとの間には、車輪の直径、オフセット量等に応じて決まる、一定の関係がある。そこで、上述の様に構成すれば、上記接地面部分のアキシアル荷重を精度良く測定し、車両の走行安定性確保の為の制御を高度に行なえる。
或いは、請求項10、17に記載した様に、回転側軌道輪と共に回転する部材を、この回転側軌道輪に結合固定された等速ジョイントとし、この等速ジョイントの一部外周面を被検出面とする。
この様に構成すれば、車輪支持用転がり軸受ユニット側部分に、エンコーダやセンサを装着するスペースを確保できない場合でも、この車輪支持用転がり軸受ユニットに加わる荷重を測定できる構造を実現できる。
尚、上記回転側軌道輪と静止側軌道輪との間に作用するモーメント、或は、荷重を求める為には、必ずしもこれら回転側軌道輪の中心軸と静止側軌道輪の中心軸との傾斜角度を求める必要はない。即ち、請求項11〜17に記載した様に、演算器に、各センサから送り込まれる検出信号のパターンの差に基づいて、上記回転側軌道輪と上記静止側軌道輪との間に加わるモーメントや荷重を、直接(上記傾斜角度を求める過程を経る事なく)算出する機能を持たせる事もできる。
この様な本実施例の構造によっても、上述した実施例3の場合と同様に、車輪支持用転がり軸受ユニット側部分に、エンコーダ12cやセンサ17c、17dを装着するスペースを確保できない場合でも、この車輪支持用転がり軸受ユニットに加わる荷重を測定できる構造を実現できる。
2 荷重測定装置
3、3a 外輪
4、4a ハブ
5、5a 転動体
6 外輪軌道
7 取付部
8 ハブ本体
9 内輪
10 フランジ
11 内輪軌道
12、12a、12b、12c、12d、12e エンコーダ
13 センサユニット
14、14a、14b 透孔
15 カバー
16 センサホルダ
17a、17b、17c、17d、17c1 、17c2 、17d1 、17d2 センサ 18 円筒状部
19 車輪
20 タイヤ
21 路面
22 ディスクロータ
23 ナックル
24 制動用部材
25a、25b 支持腕
26 等速ジョイント
27 第一特性変化部
28 第二特性変化部
29 第一特性部
30 第二特性部
Claims (17)
- 転がり軸受ユニットと変位測定装置とを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
上記変位測定装置は、上記回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪に結合固定されてこの回転側軌道輪と共に回転する部材の一部にこの回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪と共に回転する部材と同心に支持されてこの回転側軌道輪と共に回転するエンコーダと、それぞれの検出部をこのエンコーダの被検出面に対向させた少なくとも1対のセンサと、これら各センサから送り込まれる検出信号に基づいて上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度を求める演算器とを備えたものであり、
上記エンコーダは、被検出面の特性を円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化させると共に、特性変化の位相をこの被検出面の幅方向に関して漸次変化させており、
上記各センサは、この被検出面の少なくとも直径方向反対側2個所位置にそれぞれの検出部を対向させており、
上記演算器は、上記各センサから送り込まれる検出信号の位相差に基づいて、上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度を求める機能を有する
変位測定装置付転がり軸受ユニット。 - 転がり軸受ユニットと変位測定装置とを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
上記変位測定装置は、上記回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪に結合固定されてこの回転側軌道輪と共に回転する部材の一部にこの回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪と共に回転する部材と同心に支持されてこの回転側軌道輪と共に回転するエンコーダと、それぞれの検出部をこのエンコーダの被検出面に対向させた少なくとも1対のセンサと、これら各センサから送り込まれる検出信号に基づいて上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度を求める演算器とを備えたものであり、
上記エンコーダは、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、この被検出面の特性が変化するピッチをこの被検出面の幅方向に関して漸次変化させており、
上記各センサは、この被検出面の少なくとも直径方向反対側2個所位置にそれぞれの検出部を対向させており、
上記演算器は、上記各センサから送り込まれる検出信号のデューティ比の差に基づいて、上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度を求める機能を有する
変位測定装置付転がり軸受ユニット。 - 転がり軸受ユニットと変位測定装置とを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
上記変位測定装置は、上記回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪に結合固定されてこの回転側軌道輪と共に回転する部材の一部にこの回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪と共に回転する部材と同心に支持されてこの回転側軌道輪と共に回転するエンコーダと、それぞれの検出部をこのエンコーダの被検出面に対向させた少なくとも1対のセンサと、これら各センサから送り込まれる検出信号に基づいて上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度を求める演算器とを備えたものであり、
上記エンコーダは、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させたもので、この被検出面の幅方向片半部に、特性変化の位相がこの被検出面の幅方向に対して所定方向に所定角度で漸次変化する第一特性変化部を、被検出面の幅方向他半部に、特性変化の位相がこの被検出面の幅方向に対して上記所定方向と逆方向に上記所定角度と同じ角度で漸次変化する第二特性変化部を、それぞれ設けており、
上記各センサは、上記被検出面の直径方向反対側2個所位置に、それぞれ2個ずつ合計4個設けており、これら両位置に設けた2個ずつのセンサのうちの一方のセンサの検出部を上記第一特性変化部に、他方のセンサの検出部を上記第二特性変化部に、それぞれ対向させており、
上記演算器は、何れか一方の位置に配置した2個のセンサの検出信号同士の位相差と、他方の位置に配置した2個のセンサの検出信号同士の位相差とに基づいて、上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度を求める機能を有する
変位測定装置付転がり軸受ユニット。 - 転がり軸受ユニットと変位測定装置とを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
上記変位測定装置は、上記回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪に結合固定されてこの回転側軌道輪と共に回転する部材の一部にこの回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪と共に回転する部材と同心に支持されてこの回転側軌道輪と共に回転するエンコーダと、それぞれの検出部をこのエンコーダの被検出面に対向させた少なくとも1対のセンサと、これら各センサから送り込まれる検出信号に基づいて上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度を求める演算器とを備えたものであり、
上記エンコーダは、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、この特性が変化するピッチをこの被検出面の幅方向に関して漸次変化させており、
上記各センサは、この被検出面の直径方向反対側2個所位置に、それぞれ2個ずつ合計4個、この被検出面の幅方向にずらせると共に、それぞれの検出部を上記被検出面に対向させた状態で設けており、
上記演算器は、何れか一方の位置に配置した2個のセンサの検出信号のデューティ比同士の差と、他方の位置に配置した2個のセンサの検出信号のデューティ比同士の差との差に基づいて、上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度を求める機能を有する
変位測定装置付転がり軸受ユニット。 - 演算器が、静止側軌道輪の中心軸と回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度から、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との間に作用するモーメントを求める機能を有する、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載した変位測定装置付転がり軸受ユニット。
- 転がり軸受ユニットと変位測定装置とを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
上記変位測定装置は、上記回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪に結合固定されてこの回転側軌道輪と共に回転する部材の一部にこの回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪と共に回転する部材と同心に支持されてこの回転側軌道輪と共に回転するエンコーダと、それぞれの検出部をこのエンコーダの被検出面に対向させた少なくとも1対のセンサと、これら各センサから送り込まれる検出信号に基づいて上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度を求める演算器とを備えたものであり、
上記エンコーダは、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、特性変化のパターンをこの被検出面の幅方向に関して漸次変化させており、
上記各センサは、この被検出面の少なくとも直径方向反対側2個所位置にそれぞれの検出部を対向させており、
上記演算器は、上記各センサから送り込まれる検出信号のパターンの差に基づいて、上記静止側軌道輪の中心軸と上記回転側軌道輪の中心軸との傾斜角度を求め、更にこの傾斜角度から、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との間に作用するモーメントを求める機能を有する
変位測定装置付転がり軸受ユニット。 - 演算器が、静止側軌道輪と回転側軌道輪との間に作用するモーメントから、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との間に作用するアキシアル荷重を求める機能を有する、請求項5〜6のうちの何れか1項に記載した変位測定装置付転がり軸受ユニット。
- 転がり軸受ユニットが、自動車の懸架装置に車輪を支持する為の車輪支持用転がり軸受ユニットであり、使用状態で静止側軌道輪が懸架装置に結合固定され、回転側軌道輪が車輪を結合固定した状態でこの車輪と共に回転する、請求項7に記載した変位測定装置付転がり軸受ユニット。
- 回転側軌道輪と共に回転する部材が、回転側軌道輪に結合固定された、ディスクブレーキを構成するディスクロータであり、このディスクロータの外周面を被検出面としている、請求項8に記載した変位測定装置付転がり軸受ユニット。
- 回転側軌道輪と共に回転する部材が、回転側軌道輪に結合固定された等速ジョイントであって、この等速ジョイントの一部外周面を被検出面としている、請求項8に記載した変位測定装置付転がり軸受ユニット。
- 転がり軸受ユニットと荷重測定装置とを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
上記荷重測定装置は、上記回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪に結合固定されてこの回転側軌道輪と共に回転する部材の一部にこの回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪と共に回転する部材と同心に支持されてこの回転側軌道輪と共に回転するエンコーダと、それぞれの検出部をこのエンコーダの被検出面に対向させた少なくとも1対のセンサと、これら各センサから送り込まれる検出信号に基づいて上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に作用する荷重を求める演算器とを備えたものであり、
上記エンコーダは、被検出面の特性を円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化させると共に、特性変化の位相をこの被検出面の幅方向に関して漸次変化させており、
上記各センサは、この被検出面の少なくとも直径方向反対側2個所位置にそれぞれの検出部を対向させており、
上記演算器は、上記各センサから送り込まれる検出信号の位相差に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わる荷重を求める機能を有する
荷重測定装置付転がり軸受ユニット。 - 転がり軸受ユニットと荷重測定装置とを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
上記荷重測定装置は、上記回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪に結合固定されてこの回転側軌道輪と共に回転する部材の一部にこの回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪と共に回転する部材と同心に支持されてこの回転側軌道輪と共に回転するエンコーダと、それぞれの検出部をこのエンコーダの被検出面に対向させた少なくとも1対のセンサと、これら各センサから送り込まれる検出信号に基づいて上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に作用する荷重を求める演算器とを備えたものであり、
上記エンコーダは、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、特性変化のピッチをこの被検出面の幅方向に関して漸次変化させており、
上記各センサは、この被検出面の少なくとも直径方向反対側2個所位置にそれぞれの検出部を対向させており、
上記演算器は、上記各センサから送り込まれる検出信号のデューティ比の差に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わる荷重を求める機能を有する
荷重測定装置付転がり軸受ユニット。 - 転がり軸受ユニットと荷重測定装置とを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
上記荷重測定装置は、上記回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪に結合固定されてこの回転側軌道輪と共に回転する部材の一部にこの回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪と共に回転する部材と同心に支持されてこの回転側軌道輪と共に回転するエンコーダと、それぞれの検出部をこのエンコーダの被検出面に対向させた少なくとも1対のセンサと、これら各センサから送り込まれる検出信号に基づいて上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に作用する荷重を求める演算器とを備えたものであり、
上記エンコーダは、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させたもので、この被検出面の幅方向片半部に、特性変化の位相がこの被検出面の幅方向に対して所定方向に所定角度で漸次変化する第一特性変化部を、被検出面の幅方向他半部に、特性変化の位相がこの被検出面の幅方向に対して上記所定方向と逆方向に上記所定角度と同じ角度で漸次変化する第二特性変化部を、それぞれ設けており、
上記各センサは、上記被検出面の直径方向反対側2個所位置に、それぞれ2個ずつ合計4個のセンサを設けており、これら両位置に設けた2個ずつのセンサのうちの一方のセンサの検出部を上記第一特性変化部に、他方のセンサの検出部を上記第二特性変化部に、それぞれ対向させており、
上記演算器は、何れか一方の位置に配置した2個のセンサの検出信号同士の位相差と、他方の位置に配置した2個のセンサの検出信号同士の位相差との差に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わる荷重を求める機能を有する
荷重測定装置付転がり軸受ユニット。 - 転がり軸受ユニットと荷重測定装置とを備え、
このうちの転がり軸受ユニットは、使用状態でも回転しない静止側軌道輪と、使用状態で回転する回転側軌道輪と、これら静止側軌道輪と回転側軌道輪との互いに対向する周面に存在する静止側軌道と回転側軌道との間に設けられた複数個の転動体とを備えたものであり、
上記荷重測定装置は、上記回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪に結合固定されてこの回転側軌道輪と共に回転する部材の一部にこの回転側軌道輪若しくはこの回転側軌道輪と共に回転する部材と同心に支持されてこの回転側軌道輪と共に回転するエンコーダと、それぞれの検出部をこのエンコーダの被検出面に対向させた少なくとも1対のセンサと、これら各センサから送り込まれる検出信号に基づいて上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に作用する荷重を求める演算器とを備えたものであり、
上記エンコーダは、被検出面の特性を円周方向に関して交互に変化させると共に、この特性変化するピッチをこの被検出面の幅方向に関して漸次変化させており、
上記各センサは、この被検出面の直径方向反対側2個所位置に、それぞれ2個ずつ合計4個、この被検出面の幅方向にずらせると共に、それぞれの検出部を上記被検出面に対向させた状態で設けており、
上記演算器は、何れか一方の位置に配置した2個のセンサの検出信号のデューティ比同士の差と、他方の位置に配置した2個のセンサの検出信号のデューティ比同士の差との差に基づいて、上記静止側軌道輪と上記回転側軌道輪との間に加わる荷重を求める機能を有する
荷重測定装置付転がり軸受ユニット。 - 転がり軸受ユニットが、自動車の懸架装置に車輪を支持する為の車輪支持用転がり軸受ユニットであり、使用状態で静止側軌道輪が懸架装置に結合固定され、回転側軌道輪が車輪を結合固定した状態でこの車輪と共に回転する、請求項11〜14のうちの何れか1項に記載した荷重測定装置付転がり軸受ユニット。
- 回転側軌道輪と共に回転する部材が、回転側軌道輪に結合固定された、ディスクブレーキを構成するディスクロータであり、このディスクロータの外周面を被検出面としている、請求項15に記載した荷重測定装置付転がり軸受ユニット。
- 回転側軌道輪と共に回転する部材が、回転側軌道輪に結合固定された等速ジョイントであって、この等速ジョイントの一部外周面を被検出面としている、請求項15に記載した荷重測定装置付転がり軸受ユニット。
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