JP4935506B2 - 物体の三次元形状データの作成装置および作成方法 - Google Patents
物体の三次元形状データの作成装置および作成方法 Download PDFInfo
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Description
基本物体の三次元形状データを格納する基本物体データ格納部と、
基本物体の表面を外側に向けて膨らませる度合いを示す圧力パラメータPと、シート状物体の表面張力の強さを示す張力パラメータTと、を設定するパラメータ設定部と、
基本物体の表面に多数のサンプル点を定義するサンプル点定義部と、
各サンプル点の位置に、基本物体外側表面に立てた法線を演算によって求める法線演算部と、
各サンプル点の位置における基本物体表面の曲がり具合の程度を示す曲率パラメータkを演算によって求める曲率パラメータ演算部と、
各サンプル点について、圧力パラメータPおよび張力パラメータT、ならびに当該サンプル点について求められた曲率パラメータkを用いて、移動距離dを、d=P−T×kなる演算によって求める移動距離演算部と、
各サンプル点を、当該サンプル点について求められた法線方向に、当該サンプル点について求められた移動距離dだけ移動させ、移動後の位置に新サンプル点を定義する新サンプル点定義部と、
新サンプル点に基づいて、基本物体の表面にシート状物体を張り付けた状態を示す三次元形状データを作成するシート状物体データ作成部と、
を設けたものである。
基本物体の表面に固定点を設定する固定点設定部を更に設け、
移動距離演算部が、固定点近傍に位置するサンプル点についての移動距離dを、所定の移動実効率E(0≦E≦1)を用いて、d=(P−T×k)×Eなる演算によって求めるようにしたものである。
移動距離演算部が、距離rの増加とともに単調増加する移動実効率関数E(r)を用い(但し、Emin ≦E(r)≦1)、サンプル点とその最近接固定点との距離rに基づいて、当該サンプル点についての移動距離dを、d=(P−T×k)×E(r)なる演算によって求めるようにしたものである。
固定点設定部が、基本物体の表面上に固定線を定義することにより当該固定線上の点として固定点の設定を行う機能と、基本物体の表面上に固定領域を定義することにより当該固定領域内の点として固定点の設定を行う機能と、を有するようにしたものである。
基本物体データ格納部が、基本物体の三次元形状データを、ポリゴンの集合からなるデータとして格納し、
サンプル点定義部が、ポリゴンの各頂点をサンプル点として定義するようにしたものである。
法線演算部が、演算対象となる着目サンプル点の位置に立てた法線を求める際に、着目サンプル点を1頂点とするポリゴンを着目ポリゴンとして、各着目ポリゴンの外面に立てた単位法線ベクトルの和として求まる和ベクトルの方向を法線の方向とする処理を行うようにしたものである。
曲率パラメータ演算部が、演算対象となる着目サンプル点の位置における曲率パラメータを求める際に、着目サンプル点を1頂点とするポリゴンを着目ポリゴンとし、着目サンプル点を一端とする各着目ポリゴンの辺を着目辺として、着目サンプル点から各着目辺に沿って伸びる単位ベクトルの平均として求まる平均ベクトルの大きさに基づいて、曲率パラメータkの絶対値を決定し、平均ベクトルが基本物体の内側に向かう場合は正、外側に向かう場合は負となるように、曲率パラメータkの符号を決定するようにしたものである。
シート状物体データ作成部が、基本物体データ格納部に格納されている基本物体の三次元形状データを参照して、新サンプル点相互の位置関係を認識し、これら新サンプル点を頂点とする新たなポリゴンの集合からなる三次元形状データを作成するようにしたものである。
基本物体データ格納部が、基本物体の三次元形状データを、パラメトリック曲面を示す方程式および制御点の座標値を用いて表現されるパラメトリック曲面の集合からなるデータとして格納し、
サンプル点定義部が、パラメトリック曲面上の所定点をサンプル点として定義するようにしたものである。
サンプル点定義部が、パラメトリック曲面の媒介変数を特定の離散値に設定することにより、当該特定の離散値で示される点をサンプル点として定義するようにしたものである。
法線演算部が、パラメトリック曲面を示す方程式、制御点の座標値、サンプル点を示す媒介変数の離散値に基づいて、当該サンプル点の位置に立てた法線を演算し、
曲率パラメータ演算部が、パラメトリック曲面を示す方程式、制御点の座標値、サンプル点を示す媒介変数の離散値に基づいて、当該サンプル点の位置における曲率パラメータを演算するようにしたものである。
シート状物体データ作成部が、パラメトリック曲面を示す方程式、新サンプル点の座標値、新サンプル点についての移動前のサンプル点の媒介変数の離散値に基づいて、新パラメトリック曲面の制御点の座標値を演算し、新パラメトリック曲面を示す方程式およびその制御点の座標値を用いて表現される新パラメトリック曲面の集合からなる三次元形状データを作成するようにしたものである。
基本物体データ格納部が、基本物体の三次元形状データを、2つの媒介変数u,v(0≦u≦1、0≦v≦1)と16個の制御点の座標値とを用いて表現されるBezier曲面の集合からなるデータとして格納し、
サンプル点定義部が、媒介変数uを、0,u′,u″,1の4通りの離散値に設定し(但し、0<u′<u″<1)、媒介変数vを、0,v′,v″,1の4通りの離散値に設定し(但し、0<v′<v″<1)、1つのBezier曲面について、これら離散値の組み合わせによって示される合計16通りのサンプル点を定義するようにしたものである。
パラメータ設定部が、圧力パラメータPとして、基本物体の表面を外側に向けて膨らませる基準寸法値を設定し、張力パラメータTとして、0<T≦Pなる寸法値を設定し、
曲率パラメータ演算部が、曲率パラメータkとして、−1≦k≦1なる値を求めるようにしたものである。
コンピュータが、基本物体の三次元形状データを入力する基本物体データ入力段階と、
コンピュータが、基本物体の表面を外側に向けて膨らませる度合いを示す圧力パラメータPと、シート状物体の表面張力の強さを示す張力パラメータTと、を設定するパラメータ設定段階と、
コンピュータが、基本物体の表面に多数のサンプル点を定義するサンプル点定義段階と、
コンピュータが、各サンプル点の位置に、基本物体外側表面に立てた法線を演算によって求める法線演算段階と、
コンピュータが、各サンプル点の位置における基本物体表面の曲がり具合の程度を示す曲率パラメータkを演算によって求める曲率パラメータ演算段階と、
コンピュータが、各サンプル点について、圧力パラメータPおよび張力パラメータT、ならびに当該サンプル点について求められた曲率パラメータkを用いて、移動距離dを、d=P−T×kなる演算によって求める移動距離演算段階と、
コンピュータが、各サンプル点を、当該サンプル点について求められた法線方向に、当該サンプル点について求められた移動距離dだけ移動させ、移動後の位置に新サンプル点を定義する新サンプル点定義段階と、
コンピュータが、新サンプル点に基づいて、基本物体の表面にシート状物体を張り付けた状態を示す三次元形状データを作成するシート状物体データ作成段階と、
を行うようにしたものである。
基本物体データ入力段階で、基本物体の表面に固定点を設定し、
移動距離演算段階で、固定点近傍に位置するサンプル点についての移動距離dを、所定の移動実効率E(0≦E≦1)を用いて、d=(P−T×k)×Eなる演算によって求めるようにしたものである。
移動距離演算段階で、距離rの増加とともに単調増加する移動実効率関数E(r)を用い(但し、0≦E(r)≦1)、サンプル点とその最近接固定点との距離rに基づいて、当該サンプル点についての移動距離dを、d=(P−T×k)×E(r)なる演算によって求めるようにしたものである。
基本物体データ入力段階で、基本物体の表面上に固定線を定義することにより当該固定線上の点として固定点の設定を行うか、もしくは、基本物体の表面上に固定領域を定義することにより当該固定領域内の点として固定点の設定を行うようにしたものである。
基本物体データ入力段階で、基本物体の三次元形状データを、ポリゴンの集合からなるデータとして入力し、
サンプル点定義段階で、ポリゴンの各頂点をサンプル点として定義し、
法線演算段階で、演算対象となる着目サンプル点の位置に立てた法線を求める際に、着目サンプル点を1頂点とするポリゴンを着目ポリゴンとして、各着目ポリゴンの外面に立てた単位法線ベクトルの和として求まる和ベクトルの方向を法線の方向とする処理を行い、
曲率パラメータ演算段階で、演算対象となる着目サンプル点の位置における曲率パラメータを求める際に、着目サンプル点を1頂点とするポリゴンを着目ポリゴンとし、着目サンプル点を一端とする各着目ポリゴンの辺を着目辺として、着目サンプル点から各着目辺に沿って伸びる単位ベクトルの平均として求まる平均ベクトルの大きさに基づいて、曲率パラメータkの絶対値を決定し、平均ベクトルが基本物体の内側に向かう場合は正、外側に向かう場合は負となるように、曲率パラメータkの符号を決定し、
シート状物体データ作成段階で、基本物体データ格納部に格納されている基本物体の三次元形状データを参照して、新サンプル点相互の位置関係を認識し、これら新サンプル点を頂点とする新たなポリゴンの集合からなる三次元形状データを作成するようにしたものである。
基本物体データ入力段階で、基本物体の三次元形状データを、パラメトリック曲面を示す方程式および制御点の座標値を用いて表現されるパラメトリック曲面の集合からなるデータとして入力し、
サンプル点定義段階で、パラメトリック曲面の媒介変数を特定の離散値に設定することにより、当該特定の離散値で示される点をサンプル点として定義し、
法線演算段階で、パラメトリック曲面を示す方程式、制御点の座標値、サンプル点を示す媒介変数の離散値に基づいて、当該サンプル点の位置に立てた法線を演算し、
曲率パラメータ演算段階で、パラメトリック曲面を示す方程式、制御点の座標値、サンプル点を示す媒介変数の離散値に基づいて、当該サンプル点の位置における曲率パラメータを演算し、
シート状物体データ作成段階で、パラメトリック曲面を示す方程式、新サンプル点の座標値、新サンプル点についての移動前のサンプル点の媒介変数の離散値に基づいて、新パラメトリック曲面の制御点の座標値を演算し、新パラメトリック曲面を示す方程式およびその制御点の座標値を用いて表現される新パラメトリック曲面の集合からなる三次元形状データを作成するようにしたものである。
はじめに、本発明の基本概念を説明する。図1は、本発明による三次元形状データ作成処理の材料となる基本物体10およびシート状物体20の一例を示す斜視図である。たとえば、自動車用のヘッドレストは、ウレタンなどからなる枕型の形状をした基本物体10を、布や皮革からなるシート状物体20で覆うことに構成される。通常、自動車の内装部品は、CADを用いた設計がなされており、ヘッドレスト用の基本物体10の三次元形状データも、CADデータとして用意することができる。したがって、このようなヘッドレストをCG画像で作成するためには、基本物体10の三次元形状データを利用して、その表面にシート状物体20を張り付けた外観を示す三次元形状データを作成すればよい。
「k=曲率値×10、但し、k>1になる場合はk=1とし、k<−1になる場合はk=−1とする」
のような変換条件式を設定した場合、半径50mmの球面に近似した外側に凸となる曲面については、k=(1/50)×10=0.2となるが、半径10mm以下の球面に近似した外側に凸となる曲面については、一律、k=1になる。
続いて、図6の流れ図を参照しながら、本発明に係る三次元形状データの作成方法の基本手順を説明する。ここでは、§1で述べた具体的な実施例、すなわち、図1に示す三次元の基本物体10の表面にシート状物体20を張り付けた状態を示す三次元形状データを作成する例についての手順を述べる。なお、図6のステップS1〜S8は、実際には、コンピュータを用いて行われる処理であり、個々の手順は、コンピュータが所定のプログラムに基づく自動演算を行うことにより実行されるか、もしくは、ユーザがコンピュータに対して入力や設定操作を行うことにより実行されることになる。
ここでは、図6の流れ図を参照しながら§2で述べた基本手順を、ポリゴンを用いた三次元形状データに適用した具体例を述べる。任意の三次元形状をポリゴンの集合体として表現する方法は、三次元CGの技術では広く利用されている方法であり、本発明を実施する上でも、基本物体10の三次元形状データが、ポリゴンの集合体として与えられることは、最も一般的な実施例になるものと思われる。
これまで述べてきた実施形態では、基本物体10の表面11を膨らませる程度は、専ら、表面11の曲がり具合に基づいて決定されていた。すなわち、ある部分の曲がり具合が大きければ大きいほど、その部分を膨らませる程度を小さくする(外側に凸の曲面の場合)もしくは大きくする(内側に凸の曲面の場合)ような処理が行われていた。しかしながら、実際の物品には、基本物体10の形状とは無関係に、膨らませる程度を制御すべき部分が存在することも少なくない。このような部分には、予め固定点を設定しておき、この固定点近傍に位置するサンプル点についての移動を制限する処理を行うことが可能である。
ここでは、§2で述べた基本手順を、パラメトリック曲面を用いた三次元形状データに適用した具体例を述べる。三次元CGの技術分野では、任意の三次元形状をパラメトリック曲面の集合体として表現する手法も広く利用されている。本発明は、基本物体10の三次元形状データが、パラメトリック曲面の集合体として与えられた場合にも適用可能である。ただ、その具体的な手法は、§3で述べたポリゴンを用いた実施例とは若干異なる。そこで、以下、その具体的な手法の要点を説明する。
<<<式(1)>>>
xt=x0B0(t)+x1B1(t)+x2B2(t)+x3B3(t)
<<<式(2)>>>
yt=y0B0(t)+y1B1(t)+y2B2(t)+y3B3(t)
ここで、x0,y0,x1,y1,x2,y2,x3,y3は、上述したとおり、4個の制御点P0,P1,P2,P3の座標値である。また、B0(t),B1(t),B2(t),B3(t)は、3次Bezier曲線の係数であり、変数tについての関数になる。具体的には、図18にも示されているように、次のとおりになる。
<<<式(3)>>>
0≦t≦1
<<<式(4)>>>
B0(t)=(1−t)3
<<<式(5)>>>
B1(t)=3t(1−t)2
<<<式(6)>>>
B2(t)=3t2(1−t)
<<<式(7)>>>
B3(t)=t3
<<<式(8)>>>
B0(t)+B1(t)+B2(t)+B3(t)=1
結局、上記式(1),(2)は、0≦t≦1なる範囲内の媒介変数tを用いた式ということになる。たとえば、t=0を代入すると、xt=x0,yt=y0となるので、Pt(xt,yt)=P0(x0,y0)に一致し、t=1を代入すると、xt=x3,yt=y3となるので、Pt(xt,yt)=P3(x3,y3)に一致する。tが0<t<1の場合、Pt(xt,yt)は、図示されている曲線H上のいずれかの点ということになり、tが0から1へ増加すると、点Ptの位置は図の左から右へと移動する関係にある。
α1=a0B0(t)+a1B1(t)+a2B2(t)+a3B3(t)
β1=b0B0(t)+b1B1(t)+b2B2(t)+b3B3(t)
なる式が成り立つ。ここで、t=0.4である。このような式が、4個の新サンプル点QQ0〜QQ3のすべてについて成り立つので、これらを連立させて解くことにより、4個の制御点PP0(a0,b0),PP1(a1,b1),PP2(a2,b2),PP3(a3,b3)を求めることができる。これらの4個の制御点PP0,PP1,PP2,PP3を定めることは、新たなBezier曲線HHを定めることと等価である。
最後に、図28のブロック図を参照して、本発明に係る三次元形状データの作成装置の基本構成を説明する。この図28に示す装置は、図6の流れ図のステップS1〜S8を実行するための装置であり、三次元の基本物体の表面にシート状物体を張り付けた状態を示す三次元形状データを作成する装置である。実際には、この装置は、コンピュータに専用のプログラムを組み込むことによって実現される。なお、この装置は、§4で述べた固定点の設定機能を有している。
11:基本物体の表面
12:膨らんだ基本物体の表面
15:固定点
16:固定線
17:固定領域
20:シート状物体
21:シート状物体の表面
110:基本物体データ格納部
120:サンプル点定義部
130:曲率パラメータ演算部
140:パラメータ設定部
150:移動距離演算部
160:法線演算部
170:新サンプル点定義部
180:シート状物体データ作成部
190:固定点設定部
A〜D:ポリゴンの頂点
a〜d:ポリゴンの辺
a0,a1,a2,a3:x座標値
B0(t)〜B3(t):方程式の係数
B0(u)〜B3(u):方程式の係数
B0(v)〜B3(v):方程式の係数
b0,b1,b2,b3:y座標値
d0〜d5:移動距離
E(r):移動実行率関数
F:固定点
G1〜G4:ポリゴン(三角形)
H,H10,H20,HH,HH10,HH20:Bezier曲線
h11,h12,h13,h21,h22,h23:Bezier曲線の各区間
hh11,hh12,hh13,hh21,hh22,hh23:Bezier曲線の各区間
k:曲率パラメータ
L:固定線
N1〜N4:単位法線ベクトル
ΣN:和ベクトル
n0〜n5:法線
P:圧力パラメータ
P0〜P3:Bezier曲線の制御点
P00〜P33:Bezier曲面の制御点
PP0〜PP3:Bezier曲線の制御点
Puv:Bezier曲面上の任意の点
Q:着目サンプル点
Q0〜Q5:サンプル点
QQ0〜QQ5:新サンプル点
r:サンプル点Qと最近接固定点との距離
rt:距離のしきい値
S:固定領域
S1〜S8:流れ図の各ステップ
T:張力パラメータ
t:Bezier曲線の媒介変数
u,v:Bezier曲面の媒介変数
Va〜Vd:単位ベクトル
Vm:平均ベクトル
W,WW:Bezier曲面
x0,x1,x2,x3,xt:x座標値
x(u,v),x(0,0)〜x(3,3):x座標値
y0,y1,y2,y3,yt:y座標値
y(u,v),y(0,0)〜y(3,3):y座標値
z(u,v),z(0,0)〜z(3,3):z座標値
α0,α1,α2,α3:x座標値
β0,β1,β2,β3:y座標値
Claims (20)
- 三次元の基本物体の表面にシート状物体を張り付けた状態を示す三次元形状データを作成する装置であって、
基本物体の三次元形状データを格納する基本物体データ格納部と、
前記基本物体の表面を外側に向けて膨らませる度合いを示す圧力パラメータPと、前記シート状物体の表面張力の強さを示す張力パラメータTと、を設定するパラメータ設定部と、
前記基本物体の表面に多数のサンプル点を定義するサンプル点定義部と、
前記各サンプル点の位置に、前記基本物体外側表面に立てた法線を演算によって求める法線演算部と、
前記各サンプル点の位置における前記基本物体表面の曲がり具合の程度を示す曲率パラメータkを演算によって求める曲率パラメータ演算部と、
前記各サンプル点について、前記圧力パラメータPおよび前記張力パラメータT、ならびに当該サンプル点について求められた曲率パラメータkを用いて、移動距離dを、d=P−T×kなる演算によって求める移動距離演算部と、
前記各サンプル点を、当該サンプル点について求められた法線方向に、当該サンプル点について求められた移動距離dだけ移動させ、移動後の位置に新サンプル点を定義する新サンプル点定義部と、
前記新サンプル点に基づいて、前記基本物体の表面にシート状物体を張り付けた状態を示す三次元形状データを作成するシート状物体データ作成部と、
を備えることを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項1に記載の作成装置において、
基本物体の表面に固定点を設定する固定点設定部を更に設け、
移動距離演算部が、前記固定点近傍に位置するサンプル点についての移動距離dを、所定の移動実効率E(0≦E≦1)を用いて、d=(P−T×k)×Eなる演算によって求めることを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項2に記載の作成装置において、
移動距離演算部が、距離rの増加とともに単調増加する移動実効率関数E(r)を用い(但し、Emin ≦E(r)≦1)、サンプル点とその最近接固定点との距離rに基づいて、当該サンプル点についての移動距離dを、d=(P−T×k)×E(r)なる演算によって求めることを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項2または3に記載の作成装置において、
固定点設定部が、基本物体の表面上に固定線を定義することにより当該固定線上の点として固定点の設定を行う機能と、基本物体の表面上に固定領域を定義することにより当該固定領域内の点として固定点の設定を行う機能と、を有することを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の作成装置において、
基本物体データ格納部が、基本物体の三次元形状データを、ポリゴンの集合からなるデータとして格納し、
サンプル点定義部が、前記ポリゴンの各頂点をサンプル点として定義することを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項5に記載の作成装置において、
法線演算部が、演算対象となる着目サンプル点の位置に立てた法線を求める際に、前記着目サンプル点を1頂点とするポリゴンを着目ポリゴンとして、各着目ポリゴンの外面に立てた単位法線ベクトルの和として求まる和ベクトルの方向を法線の方向とする処理を行うことを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項5または6に記載の作成装置において、
曲率パラメータ演算部が、演算対象となる着目サンプル点の位置における曲率パラメータを求める際に、前記着目サンプル点を1頂点とするポリゴンを着目ポリゴンとし、前記着目サンプル点を一端とする前記各着目ポリゴンの辺を着目辺として、前記着目サンプル点から前記各着目辺に沿って伸びる単位ベクトルの平均として求まる平均ベクトルの大きさに基づいて、曲率パラメータkの絶対値を決定し、前記平均ベクトルが基本物体の内側に向かう場合は正、外側に向かう場合は負となるように、曲率パラメータkの符号を決定することを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項5〜7のいずれかに記載の作成装置において、
シート状物体データ作成部が、基本物体データ格納部に格納されている基本物体の三次元形状データを参照して、新サンプル点相互の位置関係を認識し、これら新サンプル点を頂点とする新たなポリゴンの集合からなる三次元形状データを作成することを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の作成装置において、
基本物体データ格納部が、基本物体の三次元形状データを、パラメトリック曲面を示す方程式および制御点の座標値を用いて表現されるパラメトリック曲面の集合からなるデータとして格納し、
サンプル点定義部が、前記パラメトリック曲面上の所定点をサンプル点として定義することを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項9に記載の作成装置において、
サンプル点定義部が、パラメトリック曲面の媒介変数を特定の離散値に設定することにより、当該特定の離散値で示される点をサンプル点として定義することを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項9または10に記載の作成装置において、
法線演算部が、パラメトリック曲面を示す方程式、制御点の座標値、サンプル点を示す媒介変数の離散値に基づいて、当該サンプル点の位置に立てた法線を演算し、
曲率パラメータ演算部が、パラメトリック曲面を示す方程式、制御点の座標値、サンプル点を示す媒介変数の離散値に基づいて、当該サンプル点の位置における曲率パラメータを演算することを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項9〜11のいずれかに記載の作成装置において、
シート状物体データ作成部が、パラメトリック曲面を示す方程式、新サンプル点の座標値、新サンプル点についての移動前のサンプル点の媒介変数の離散値に基づいて、新パラメトリック曲面の制御点の座標値を演算し、新パラメトリック曲面を示す方程式およびその制御点の座標値を用いて表現される新パラメトリック曲面の集合からなる三次元形状データを作成することを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項9〜12のいずれかに記載の作成装置において、
基本物体データ格納部が、基本物体の三次元形状データを、2つの媒介変数u,v(0≦u≦1、0≦v≦1)と16個の制御点の座標値とを用いて表現されるBezier曲面の集合からなるデータとして格納し、
サンプル点定義部が、媒介変数uを、0,u′,u″,1の4通りの離散値に設定し(但し、0<u′<u″<1)、媒介変数vを、0,v′,v″,1の4通りの離散値に設定し(但し、0<v′<v″<1)、1つのBezier曲面について、これら離散値の組み合わせによって示される合計16通りのサンプル点を定義することを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項1〜13のいずれかに記載の作成装置において、
パラメータ設定部が、圧力パラメータPとして、基本物体の表面を外側に向けて膨らませる基準寸法値を設定し、張力パラメータTとして、0<T≦Pなる寸法値を設定し、
曲率パラメータ演算部が、曲率パラメータkとして、−1≦k≦1なる値を求めることを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 三次元の基本物体の表面にシート状物体を張り付けた状態を示す三次元形状データを作成する方法であって、
コンピュータが、基本物体の三次元形状データを入力する基本物体データ入力段階と、
コンピュータが、前記基本物体の表面を外側に向けて膨らませる度合いを示す圧力パラメータPと、前記シート状物体の表面張力の強さを示す張力パラメータTと、を設定するパラメータ設定段階と、
コンピュータが、基本物体の表面に多数のサンプル点を定義するサンプル点定義段階と、
コンピュータが、前記各サンプル点の位置に、前記基本物体外側表面に立てた法線を演算によって求める法線演算段階と、
コンピュータが、前記各サンプル点の位置における前記基本物体表面の曲がり具合の程度を示す曲率パラメータkを演算によって求める曲率パラメータ演算段階と、
コンピュータが、前記各サンプル点について、前記圧力パラメータPおよび前記張力パラメータT、ならびに当該サンプル点について求められた曲率パラメータkを用いて、移動距離dを、d=P−T×kなる演算によって求める移動距離演算段階と、
コンピュータが、前記各サンプル点を、当該サンプル点について求められた法線方向に、当該サンプル点について求められた移動距離dだけ移動させ、移動後の位置に新サンプル点を定義する新サンプル点定義段階と、
コンピュータが、前記新サンプル点に基づいて、前記基本物体の表面にシート状物体を張り付けた状態を示す三次元形状データを作成するシート状物体データ作成段階と、
を有することを特徴とする三次元形状データの作成方法。 - 請求項15に記載の作成方法において、
基本物体データ入力段階で、基本物体の表面に固定点を設定し、
移動距離演算段階で、前記固定点近傍に位置するサンプル点についての移動距離dを、所定の移動実効率E(0≦E≦1)を用いて、d=(P−T×k)×Eなる演算によって求めることを特徴とする三次元形状データの作成方法。 - 請求項16に記載の作成方法において、
移動距離演算段階で、距離rの増加とともに単調増加する移動実効率関数E(r)を用い(但し、0≦E(r)≦1)、サンプル点とその最近接固定点との距離rに基づいて、当該サンプル点についての移動距離dを、d=(P−T×k)×E(r)なる演算によって求めることを特徴とする三次元形状データの作成方法。 - 請求項16または17に記載の作成方法において、
基本物体データ入力段階で、基本物体の表面上に固定線を定義することにより当該固定線上の点として固定点の設定を行うか、もしくは、基本物体の表面上に固定領域を定義することにより当該固定領域内の点として固定点の設定を行うことを特徴とする三次元形状データの作成装置。 - 請求項15〜18のいずれかに記載の作成方法において、
基本物体データ入力段階で、基本物体の三次元形状データを、ポリゴンの集合からなるデータとして入力し、
サンプル点定義段階で、前記ポリゴンの各頂点をサンプル点として定義し、
法線演算段階で、演算対象となる着目サンプル点の位置に立てた法線を求める際に、前記着目サンプル点を1頂点とするポリゴンを着目ポリゴンとして、各着目ポリゴンの外面に立てた単位法線ベクトルの和として求まる和ベクトルの方向を法線の方向とする処理を行い、
曲率パラメータ演算段階で、演算対象となる着目サンプル点の位置における曲率パラメータを求める際に、前記着目サンプル点を1頂点とするポリゴンを着目ポリゴンとし、前記着目サンプル点を一端とする前記各着目ポリゴンの辺を着目辺として、前記着目サンプル点から前記各着目辺に沿って伸びる単位ベクトルの平均として求まる平均ベクトルの大きさに基づいて、曲率パラメータkの絶対値を決定し、前記平均ベクトルが基本物体の内側に向かう場合は正、外側に向かう場合は負となるように、曲率パラメータkの符号を決定し、
シート状物体データ作成段階で、基本物体データ格納部に格納されている基本物体の三次元形状データを参照して、新サンプル点相互の位置関係を認識し、これら新サンプル点を頂点とする新たなポリゴンの集合からなる三次元形状データを作成することを特徴とする三次元形状データの作成方法。 - 請求項15〜18のいずれかに記載の作成方法において、
基本物体データ入力段階で、基本物体の三次元形状データを、パラメトリック曲面を示す方程式および制御点の座標値を用いて表現されるパラメトリック曲面の集合からなるデータとして入力し、
サンプル点定義段階で、前記パラメトリック曲面の媒介変数を特定の離散値に設定することにより、当該特定の離散値で示される点をサンプル点として定義し、
法線演算段階で、前記パラメトリック曲面を示す方程式、前記制御点の座標値、サンプル点を示す媒介変数の離散値に基づいて、当該サンプル点の位置に立てた法線を演算し、
曲率パラメータ演算段階で、前記パラメトリック曲面を示す方程式、前記制御点の座標値、サンプル点を示す媒介変数の離散値に基づいて、当該サンプル点の位置における曲率パラメータを演算し、
シート状物体データ作成段階で、前記パラメトリック曲面を示す方程式、新サンプル点の座標値、新サンプル点についての移動前のサンプル点の媒介変数の離散値に基づいて、新パラメトリック曲面の制御点の座標値を演算し、新パラメトリック曲面を示す方程式およびその制御点の座標値を用いて表現される新パラメトリック曲面の集合からなる三次元形状データを作成することを特徴とする三次元形状データの作成方法。
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