JP4927277B2 - エレベータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇降路の頂部に機械室を持たないエレベータに関し、より詳しくは、釣合錘に装着した駆動装置を用いて釣合錘を昇降させることにより乗りかごを昇降させる形式のエレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物内の空間を効率良く利用するとともに日照権等の問題を回避するために、昇降路の頂部に機械室を持たない、いわゆるマシンルームレスエレベータが種々開発され提案されている。
【0003】
このようなマシンルームレスエレベータには様々な形式のものがあるが、そのなかには釣合錘に設けた駆動装置を用いて釣合錘を昇降させ、それによって乗りかごを昇降させる形式のものがある。
この形式のマシンルームレスエレベータにおいては、昇降路の頂部に配設したアイドラプーリに吊りロープを巻き回すとともに、その一端側で乗りかごを懸架し、その他端側で釣合錘を懸架する。
【0004】
吊りロープが釣合錘を懸架する部分は、釣合錘に設けた駆動シーブに巻回された後に上方に向かって昇降路の頂部に固定され、いわゆる2:1ローピングで釣合錘を懸架する。
釣合錘に設けた駆動シーブは、釣合錘に設けた駆動モータによって回転駆動される。
これにより、駆動モータを作動させて駆動シーブを回転駆動し、釣合錘を昇降させることによって乗りかごを昇降させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、釣合錘に設けた駆動装置によって乗りかごを昇降させる形式の従来のマシンルームレスエレベータにおいては、駆動モータの回転軸が釣合錘の水平断面短手方向に延びるように配設されている。
言い換えると、エレベータの釣合錘の水平断面は細長い長方形となっているが、この細長い長方形の短辺と回転軸とが平行に延びるように駆動モータが配設されている。
【0006】
これらの駆動モータはいずれも外部ロータ型モータであり、駆動シーブはロータ(回転子)の半径方向外側に取付けられている。
これにより、駆動シーブの外径がかなり大きくなるため、釣合錘の容積空間の大半を駆動シーブが占めることになる。
したがって、釣合錘としての必要な重量を確保するための錘や駆動モータの制御機器等を釣合錘に配置すると、釣合錘全体の上下方向長さが過大となってしまう。
【0007】
また、このような駆動モータにおいては、ロータ(回転子)若しくはステータ(固定子)の少なくとも一方が曲げ剛性の小さい円盤状とならざるを得ないため、ロータおよびステータの両方が円筒状となる内部ロータ型モータに比べ剛性が小さい。
これにより、駆動モータの回転中に生じるトルク変動に伴って振動や騒音が発生し易い。
【0008】
一方、剛性が高く振動や騒音の少ない内部ロータ型モータを用いるために、駆動モータおよび巻上機を釣合錘に搭載することも考えられる。
しかしながら、従来の巻上機は、10ミリメートル以上の外径を有する鋼製ワイヤロープを吊りロープとして使用することを想定している。
また、ワイヤロープがシーブを通過する時に生じる強制的な曲げ変形に対応させつつ疲労強度を確保するために、ワイヤロープの外径をd、駆動シーブの外径をDとしたときに、D≧40×dとする設計手法を採用している。
したがって、外径が10ミリメートル以上の鋼製ワイヤロープを使用するとD≧400ミリメートルとなるから、巻上機を釣合錘に搭載した場合には釣合錘の水平断面短手方向の寸法が過大になってしまう。
【0009】
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、駆動装置を釣合錘に装着しても釣合錘が占める容積空間を増大させることがなく、かつ剛性が高くて振動および騒音の小さい内部ロータ型駆動モータを使用可能なエレベータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する請求項1に記載の手段は、釣合錘に装着された駆動シーブと、前記駆動シーブを回転駆動する、前記釣合錘に装着された駆動モータと、前記駆動シーブに巻回されて前記釣合錘を2:1ローピングで懸架する吊りロープと、前記吊りロープにより前記釣合錘と釣瓶状に懸架された乗りかごとを備え、前記駆動モータを作動させて前記釣合錘を昇降させることにより前記乗りかごを昇降させるエレベータである。
そして、前記駆動モータが内部ロータ型モータとするとともに、前記駆動モータおよび前記駆動シーブをその回転軸が前記釣合錘の水平断面長手方向と一致するように配設し、かつ前記吊りロープを外径が10ミリメートル未満の金属製ワイヤロープとしたことを特徴としている。
【0011】
すなわち、請求項1に記載したエレベータにおいては、外径が10ミリメートル未満の金属製ワイヤロープを吊りロープとして用いるから、吊りロープの疲労強度を確保しつつ駆動シーブの外径を小さくすることができる。
駆動シーブの外径を小さくしつつ、従来と同じ昇降速度で乗りかごを昇降させるためには、駆動シーブを高速回転させる必要があるが、その分必要となるトルクは小さくて済む。
一般に、同一馬力のモータでは高いトルクが必要になるほどロータとステータとの対向面積が多く必要になり、モータの体積が増加する。
しかしながら、本発明においては高速回転で低トルクのモータを使用することができるので、内部ロータ型モータの外径を小さくすることができる。
したがって、駆動シーブおよび駆動モータを釣合錘に装着しても、釣合錘の水平断面短手方向の寸法が増加することがなく、釣合錘が占める容積空間を増大させることがない。
さらに、剛性が高く振動および騒音が発生しにくい内部ロータ型モータを駆動装置に用いることにより、静粛性の高いエレベータとすることができる。
【0012】
また、上記の課題を解決する請求項2に記載の手段は、釣合錘に装着された駆動シーブと、前記駆動シーブを回転駆動する、前記釣合錘に装着された駆動モータと、前記駆動シーブに巻回されて前記釣合錘を2:1ローピングで懸架する吊りロープと、前記吊りロープにより前記釣合錘と釣瓶状に懸架された乗りかごと、を備え、前記駆動モータを作動させて前記釣合錘を昇降させることにより前記乗りかごを昇降させるエレベータである。
そして、前記駆動モータを内部ロータ型モータとするとともに、前記駆動モータおよび前記駆動シーブをその回転軸が前記釣合錘の水平断面長手方向と一致するように配設し、かつ前記吊りロープを非金属製ロープとしたことを特徴としている。
なお、非金属製ロープとして、アラミド等の樹脂繊維若しくは天然繊維から製造したワイヤロープを用いることができる。
【0013】
すなわち、請求項2に記載したエレベータは、請求項1に記載したエレベータにおける金属製ワイヤロープに代えて、非金属製ロープを吊りロープとして用いる。
非金属製ロープを吊りロープとして用いることにより、吊りロープの疲労強度を確保しつつ駆動シーブの外径を小さくすることができる。
したがって、請求項2に記載したエレベータにおいても、請求項1に記載したエレベータと同一の作用効果を得ることができる。
【0014】
また、上記の課題を解決する請求項3に記載の手段は、釣合錘に装着された駆動シーブと、前記駆動シーブを回転駆動する、前記釣合錘に装着された駆動モータと、前記駆動シーブに巻回されて前記釣合錘を2:1ローピングで懸架する吊りロープと、前記吊りロープにより前記釣合錘と釣瓶状に懸架された乗りかごと、を備え、前記駆動モータを作動させて前記釣合錘を昇降させることにより前記乗りかごを昇降させるエレベータである。
そして、前記駆動モータを内部ロータ型モータとするとともに、前記駆動モータおよび前記駆動シーブをその回転軸が前記釣合錘の水平断面長手方向と一致するように配設し、かつ前記吊りロープをフラットロープとしたことを特徴としている。
なお、フラットロープとは、細長く帯状に延びる薄いベルトの両側面に細径の芯線から製造した複数のワイヤケーブルを並設してベルトに固定したものであり、その幅寸法に対してその厚み寸法が大幅に小さい特徴を有している。
【0015】
すなわち、請求項3に記載したエレベータは、請求項1に記載したエレベータにおける金属製ワイヤロープに代えて、フラットロープを吊りロープとして用いる。
フラットロープを吊りロープとして用いることにより、吊りロープの疲労強度を確保しつつ駆動シーブの外径を小さくすることができる。
したがって、請求項3に記載したエレベータにおいても、請求項1に記載したエレベータと同一の作用効果を得ることができる。
【0016】
請求項4に記載の手段は、請求項1乃至3のいずれかに記載したエレベータにおいて、前記駆動モータの内部ロータと前記駆動シーブとを減速手段を介して結合したものである。
これにより、さらに低トルクで高速回転の駆動モータを用いることができるから、駆動モータの外径をさらに小さくすることができる。
【0017】
請求項5に記載の手段は、請求項1乃至4のいずれかに記載したエレベータにおいて、2台の前記駆動モータを同軸に配設するとともに、前記駆動シーブを前記2台の駆動モータの間に配設したものである。
これにより、さらに低トルクで高速回転の駆動モータを用いることができるから、駆動モータの外径をさらに小さくすることができる。
【0018】
請求項6に記載の手段は、請求項1乃至5のいずれかに記載したエレベータにおいて、前記駆動モータおよび前記駆動シーブの外径を、前記釣合錘の水平断面短手方向の寸法よりも小さくしたものである。
これにより、駆動モータや駆動シーブの一部が釣合錘の側面から外側にはみ出さない構造とすることができる。
【0019】
請求項7に記載の手段は、請求項6に記載したエレベータにおいて、前記駆動シーブの外径を前記駆動モータの外径よりも小さくしたものである。
これにより、駆動モータが必要とするトルクをより一層小さくすることができるとともに、駆動シーブに巻回した吊りロープが釣合錘の側面から外側にはみ出さないように配設することができる。
【0020】
請求項8に記載の手段は、請求項1乃至7のいずれかに記載したエレベータにおいて、前記乗りかごと前記釣合錘との間で延びる電力供給用電線をさらに備えるとともに、前記乗りかごに供給されている電力を前記駆動モータに供給することを特徴としている。
これにより、釣合錘に装着した駆動モータに対して容易に電力を供給することができる。
【0021】
請求項9に記載の手段は、請求項1乃至8のいずれかに記載したエレベータにおいて、前記駆動モータを制御するための制御装置を前記釣合錘に装着したことを特徴としている。
これにより、制御装置と駆動モータと結ぶ制御線を短くすることができるから、ノイズの混入を最小限に抑えることができる。
また、制御装置の重量も釣合錘の重量として利用することができる。
【0022】
請求項10に記載の手段は、請求項9に記載したエレベータにおいて、前記乗りかごと前記釣合錘との間で延びる制御信号送受信用の制御線をさらに備え、前記制御装置の操作を前記乗りかご側から可能としたことを特徴としている。
これにより、釣合錘に装着した制御装置を乗りかご上から容易に調整することができる。
【0023】
請求項11に記載の手段は、請求項10に記載したエレベータにおいて、前記乗りかごが昇降する昇降路の外部と前記乗りかごとの間で延びる制御信号送受信用の第2の制御線をさらに備え、前記制御装置を、前記制御線および前記第2の制御線を介して前記昇降路の外部から操作可能としたことを特徴としている。
これにより、釣合錘に装着した制御装置を昇降路の外部から容易に調整することができる。
【0024】
請求項12に記載の手段は、請求項9に記載したエレベータにおいて、前記制御装置を、前記釣合錘に対向して停止した前記乗りかご上の作業員によって操作可能に配設したことを特徴としている。
これにより、釣合錘に装着した制御装置を乗りかご上から容易に調整することができる。
【0025】
請求項13に記載の手段は、請求項9に記載したエレベータにおいて、前記制御装置を、前記釣合錘が昇降する昇降路の外部に位置する作業員によって操作可能に配設したことを特徴としている。
これにより、釣合錘に装着した制御装置を乗りかご上から容易に調整することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るエレベータの各実施形態を、図1乃至図8を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明においては同一の部分に同一の符号を用いる。
【0027】
第1実施形態
まず最初に図1〜図6を参照し、第1実施形態のエレベータおよびその変形例について説明する。
【0028】
図1に示したように、本第1実施形態のエレベータ100は、昇降路1の頂部に配設されたアイドラシーブ2に巻回した吊りロープ3によって、乗りかご4および釣合錘10がそれぞれ2:1ローピングで釣瓶状に懸架されている。
吊りロープ3のうち、アイドラシーブ2から乗りかご4側に垂下する部分3aは、乗りかご4の下部に設けられた一対のかご下シーブ4a,4bに巻回された後に上方に向かって延び、昇降路1の頂部に設けたヒッチ部5aに固定されている。
また、アイドラシーブ2から釣合錘10側に垂下する部分3bは、図2に示したように、以下に詳述する釣合錘10に装着された駆動装置20の駆動シーブ25に巻回された後に上方に向かい、図1に示したように昇降路1の頂部に設けたヒッチ部5baに固定されている。
したがって、駆動装置20を作動させて釣合錘10を昇降させることにより、乗りかご4を昇降させることができる。
なお、吊りロープ3には、外径5ミリメートルの金属製ワイヤロープ3が使用されている。
【0029】
乗りかご4の下部に接続されて垂下する第1のテールコード6は、昇降路1が設けられている建屋7との接続部に接続されている。
第1のテールコード6には、電力供給用の電源線と制御信号送受信用の制御線とがそれぞれ収納されている。
これにより、電源線を介して建屋7から乗りかご4に電力を供給するとともに、制御線を介してに建屋7乗りかごかご4との間で各種の制御信号をやり取りすることができる。
【0030】
また、乗りかご4の下部に取り付けられて垂下する第2のテールコード8は、釣合錘10の下端の接続部に接続されている。
第2のテールコード8には、駆動装置20に電力を供給する電源線と、駆動装置20と共に釣合錘10に装着された後に詳述する制御装置30との間で制御信号を送受信する制御線とがそれぞれ収納されている。
これにより、建屋7と駆動装置20および制御装置30との間では、第1のテールコード6および第2のテールコード8を介して電力を供給しかつ制御信号を送受信することができる。
【0031】
図2に示したように、釣合錘10は左右一対のガイドレール11a,11bによって案内されつつ昇降する。
このため、釣合錘10の枠体12には、左右一対のガイドレール11a,11bとそれぞれスライド係合するガイドシュー13a,13b,13c,13dが設けられている。
また、釣合錘10の下側半分には、複数の錘14が着脱自在に装着され、釣合錘10の重量値を調整できるようになっている。
【0032】
釣合錘10の上部に設けられた支持枠15上には、駆動装置20が装着されている。
この駆動装置20は、取付脚21を介して支持枠15に固定された内部ロータ型の駆動モータ22と、この駆動モータ22の回転駆動力を減速する減速機23とを有している。
減速機23の出力軸24は、駆動シーブ25と一体に回転するとともに、その先端は支持脚26によって回転自在に支持されている。
【0033】
図3に示したように、駆動モータ22および駆動シーブ25は同軸であり、かつその回転軸線が延びる方向は釣合錘10の水平断面長手方向、言い換えると一方のガイドレール11aから他方のガイドレール11bに向かう方向(図3において図示左右方向)と一致している。
また、駆動モータ22の外径寸法D1は、釣合錘10の水平断面短手方向(図3において図示上下方向)の寸法、言い換えると釣合錘の幅方向の寸法Wの値よりも小さくなっており、駆動モータ22が釣合錘10の側面から外側にはみ出さないようになっている。
さらに、駆動シーブ25の外径寸法D2は、駆動モータ22の外径寸法D1よりも小さくなっている。
これにより、駆動モータ22が必要とする出力トルクをより一層小さくすることができるとともに、駆動シーブ25に巻回した吊りロープ3が釣合錘10の側面から外側にはみ出さないようにすることができる。
【0034】
また、図4に拡大して示したように、駆動シーブ25の表面には複数の凹溝25aが凹設されている。そして、これらの凹溝25a内に複数の吊りロープ3が巻き付けられている。
【0035】
駆動装置20のすぐ下側に配設された釣合錘10の支持枠16上には、駆動装置20の作動を制御するための制御装置30が配設されている。
制御装置30には、第2のテールコード8が接続されている。
また、制御装置30は短い制御線31を介して駆動モータ22に直結されているので、ノイズの混入を最小限に抑えることができる。
また、制御装置30の重量も釣合錘10の重量として利用することができる。
【0036】
制御装置30の側面には、制御装置30の作動を調整するための調整機器32が設けられている。
この調整機器32を乗りかご4と対向する側に設けると、制御装置30を調整する作業を、乗りかご4に乗った作業員が容易に行うことができる。
また、調整機器32を昇降路1の内壁面側に設けると、制御装置30を調整する作業を、昇降路1の外部から容易に行うことができる。
なお、制御装置30は、第1のテールコード6および第2のテールコード8を介して建屋7に接続されているから、制御装置30を調整する作業を建屋7側から行うこともできる。
【0037】
すなわち、上述した構造を有する本第1実施形態のエレベータ100においては、外径が5ミリメートルの金属製ワイヤロープを吊りロープ3として使用するから、吊りロープ3の疲労強度を確保するために必要な駆動シーブ25の外径D2の値を200ミリメートルとすることができる。
駆動シーブ25の外径を小さくしながら従来と同じ昇降速度で乗りかご4を昇降させるためには、駆動シーブ25を高速回転させる必要があるが、その分必要となる駆動モータ22の出力トルクは小さくて済む。
【0038】
一般に、同一馬力の駆動モータでは高い出力トルクが必要になるほどロータとステータとの対向面積が多く取る必要があり、駆動モータの体積が増加する。
しかしながら、本第1実施形態のエレベータ100によれば、高回転で低トルクの駆動モータを使用することができるから、内部ロータ型駆動モータ22の外径D1の値を小さくすることができる。
したがって、駆動モータ22および駆動シーブ25を釣合錘10に装着しても、釣合錘10の水平断面短手方向の寸法Wの値が大きくなることがなく、釣合錘10が占める容積空間を増大させることがない。
さらに、剛性が高く振動および騒音が発生しにくい内部ロータ型モータを駆動モータ22として使用することができるから、静粛性の高いエレベータとすることができる。
【0039】
なお、本第1実施形態のエレベータ100においては、吊りロープ3に外径5ミリメートルの金属製ワイヤロープを使用しているが、より大きな外径を有するワイヤロープを使用することもできる。
ただし、吊りロープ3の外径を増加させると、使用する吊りロープ3の本数を少なくすることができるという長所がある反面、駆動シーブ25の外径D2の値が増加し、駆動装置20が大型化するという短所もある。
したがって、第1実施形態のエレベータ100を設置する昇降路1の寸法に合わせて、これらの長所と短所を使い分ける必要がある。
ワイヤロープの外径が10ミリメートル以上になると駆動装置20の大きさが従来の巻上機と同程度となり、釣合錘10に装着することができなくなるから、吊りロープ3の外径は10ミリメートル未満とする必要がある。
【0040】
次に、図5を参照し、上述した第1実施形態のエレベータ100の変形例について説明する。
【0041】
第1実施形態においては吊りロープ3に金属製ワイヤロープを使用したが、本変形例においては吊りロープ3として非金属繊維製ロープ、より詳しくはアラミド繊維製の吊りロープ27を使用している。
すなわち、図5に示したように、駆動シーブ25の表面に凹設された複数の凹溝25bには、アラミド繊維製の吊りロープ27がそれぞれ巻回されている。
【0042】
これらのアラミド繊維製吊りロープ27の外径は、第1実施形態における吊りロープ3の外径よりも大幅に大きくなっているが、その曲げ剛性は同一の引張り強度を有する金属製ワイヤロープにくらべて非常に小さい。
これにより、外径dのアラミド繊維製吊りロープ27を外径Dの駆動シーブに巻回しても、アラミド繊維製吊りロープ27に発生する曲げ応力は、鋼製ワイヤロープに比較して非常に小さく、D≧40×dとする必要はない。
したがって、アラミド繊維製吊りロープ27の外径が5ミリメートル以上であっても、第1実施形態における駆動シーブ25、若しくは同程度の外径を有する駆動シーブを用いることが可能となる。
なお、非金属繊維製ロープとしては、アラミド繊維の他に種々の高分子材製繊維や、マニラ麻等の天然繊維を用いることもできる。
【0043】
次に、図6を参照し、上述した第1実施形態のエレベータ100の他の変形例について説明する。
【0044】
第1実施形態においては吊りロープ3に金属製ワイヤロープを使用したが、本変形例においては吊りロープ3としてフラットロープを使用する。
すなわち、図65に示したように、駆動シーブ25の表面に凹設された複数の凹溝25cには、複数のフラットロープ28がそれぞれ巻回されている。
【0045】
フラットロープ28は、細長く帯状に延びる薄いベルトの両側面に細径の芯線から製造した複数のワイヤケーブルを並設してベルトに固定したものであり、その幅寸法に対してその厚み寸法が大幅に小さいという特徴を有している。
これにより、厚みがdのフラットロープ28を外径Dの駆動シーブに巻回しても、フラットロープ28に発生する曲げ応力は、鋼製ワイヤロープに比較して非常に小さく、D≧40×dとする必要はない。
したがって、第1実施形態における駆動シーブ25、若しくはそれより小さい外径を有する駆動シーブを用いることが可能となる。
なお、本第1実施形態の変形例においては、吊りロープ3としてフラットロープ28を使用したが、断面が細長形状で吊りロープ3と同等の機能を持つものであればフラットロープに限定されるものではない。
【0046】
第2実施形態
次に、図7および図8を参照し、本発明に係る第2実施形態のエレベータについて説明する。
【0047】
前述した第1実施形態においては、駆動装置20に1台の内部ロータ型駆動モータ22を用いていたが、本第2実施形態においては駆動装置に2台の内部ロータ型駆動モータを用いている。
なお、駆動装置以外の部分の構造は第1実施形態と同一であるため、相違点についてのみ説明する。
【0048】
図7および図8に示したように、釣合錘10の上部に設けられた支持枠15上には、駆動装置40が装着されている。
この駆動装置40は、取付脚21を介して支持枠15の右側半分に固定された、内部ロータ型の駆動モータ22と、この駆動モータ22の回転駆動力を減速する減速機23とを有している。
また、この駆動装置40は、取付脚41を介して支持枠15の左側半分に固定された、内部ロータ型の駆動モータ42と、この駆動モータ42の回転駆動力を減速する減速機43とを有している。
そして、左右一対の減速機23,43に一体に接続された出力軸24によって駆動シーブ25が回転駆動される。
【0049】
左右一対の駆動モータ22,42および左右一対の減速機23,43は互いに同軸であり、かつその回転軸線が延びる方向は釣合錘10の水平断面長手方向、言い換えると一方のガイドレール11aから他方のガイドレール11bに向かう方向(図8において図示左右方向)と一致している。
また、駆動モータ22,42の外径寸法D1は、釣合錘10の水平断面短手方向(図3において図示上下方向)の寸法、言い換えると釣合錘の幅寸法Wの値よりも小さくなっており、駆動モータ22,42が釣合錘10の側面から外側にはみ出さないようになっている。
【0050】
さらに、駆動シーブ25の外径寸法D2は、駆動モータ22,42の外径寸法D1よりも小さくなっている。
これにより、駆動モータ22が必要とする出力トルクをより一層小さくすることができるとともに、駆動シーブ25に巻回した吊りロープ3が釣合錘10の側面から外側にはみ出さないようにすることができる。
【0051】
加えて本第2実施形態においては、左右一対の駆動モータ22,42によって駆動シーブ25を回転駆動するから、さらに重い乗りかごを昇降させる場合でも駆動モータの外径寸法D1の値が増加することがない。
また、乗りかご4の重量が増加しない場合には、1台当りの出力トルクがより小さくより小型の駆動モータを用いることもできる。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るエレベータにおいては、外径が10ミリメートル未満の金属製ワイヤロープや非金属製のワイヤロープ、若しくはフラットロープを吊りロープとして用いるから、吊りロープの疲労強度を確保しつつ駆動シーブの外径を小さくすることができる。
したがって、駆動シーブおよび駆動モータを釣合錘に装着しても、釣合錘の水平断面短手方向の寸法が増加することがなく、釣合錘が占める容積空間を増大させることがない。
さらに、剛性が高く振動および騒音が発生しにくい内部ロータ型モータを使用することができるから、静粛性の高いエレベータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のエレベータの構造を模式的に示す側面図。
【図2】図1に示した釣合錘の正面図。
【図3】図2に示したA−A破断線に沿った断面図。
【図4】図3に示した駆動シーブを拡大して示す平面図。
【図5】変形例の吊りロープを駆動シーブと共に拡大して示す平面図。
【図6】変形例の吊りロープを駆動シーブと共に拡大して示す平面図。
【図7】第2実施形態のエレベータにおける釣合錘を示す正面図。
【図8】図7に示したB−BA破断線に沿った断面図。
【符号の説明】
1 昇降路
2 アイドラシーブ
3 吊りロープ
4 乗りかご
5 ヒッチ部
6 第1のテールコード
7 建屋
8 第2のテールコード
9
10 釣合錘
11 ガイドレール
12 枠体
13 ガイドシュー
14 錘
15,16 支持枠
20 駆動シーブ
21 取付脚
22 駆動モータ
23 減速機
24 出力軸
25 駆動シーブ
26 支持脚
27 非金属繊維製吊りロープ
28 フラットロープ
30 制御装置
31 制御線
32 調整機器
40 駆動装置
41 取付脚
42 駆動モータ
43 減速機
100 第1実施形態のエレベータ
200 第2実施形態のエレベータ
Claims (13)
- 釣合錘に装着された駆動シーブと、
前記駆動シーブを回転駆動する、前記釣合錘に装着された駆動モータと、
前記駆動シーブに巻回されて前記釣合錘を2:1ローピングで懸架する吊りロープと、
前記吊りロープにより前記釣合錘と釣瓶状に懸架された乗りかごと、を備え、
前記駆動モータを作動させて前記釣合錘を昇降させることにより前記乗りかごを昇降させるエレベータであって、
前記駆動モータを内部ロータ型モータとするとともに
前記駆動モータおよび前記駆動シーブをその回転軸が前記釣合錘の水平断面長手方向と一致するように配設し、
かつ前記吊りロープを外径が10ミリメートル未満の金属製ワイヤロープとしたことを特徴とするエレベータ。 - 釣合錘に装着された駆動シーブと、
前記駆動シーブを回転駆動する、前記釣合錘に装着された駆動モータと、
前記駆動シーブに巻回されて前記釣合錘を2:1ローピングで懸架する吊りロープと、
前記吊りロープにより前記釣合錘と釣瓶状に懸架された乗りかごと、を備え、
前記駆動モータを作動させて前記釣合錘を昇降させることにより前記乗りかごを昇降させるエレベータであって、
前記駆動モータを内部ロータ型モータとするとともに
前記駆動モータおよび前記駆動シーブをその回転軸が前記釣合錘の水平断面長手方向と一致するように配設し、
かつ前記吊りロープを非金属製ロープとしたことを特徴とするエレベータ。 - 釣合錘に装着された駆動シーブと、
前記駆動シーブを回転駆動する、前記釣合錘に装着された駆動モータと、
前記駆動シーブに巻回されて前記釣合錘を2:1ローピングで懸架する吊りロープと、
前記吊りロープにより前記釣合錘と釣瓶状に懸架された乗りかごと、を備え、
前記駆動モータを作動させて前記釣合錘を昇降させることにより前記乗りかごを昇降させるエレベータであって、
前記駆動モータを内部ロータ型モータとするとともに
前記駆動モータおよび前記駆動シーブをその回転軸が前記釣合錘の水平断面長手方向と一致するように配設し、
かつ前記吊りロープをフラットロープとしたことを特徴とするエレベータ。 - 前記駆動モータの内部ロータと前記駆動シーブとを減速手段を介して結合したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載したエレベータ。
- 2台の前記駆動モータを同軸に配設するとともに、前記駆動シーブを前記2台の駆動モータの間に配設したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載したエレベータ。
- 前記駆動モータおよび前記駆動シーブの外径は、前記釣合錘の水平断面短手方向の寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載したエレベータ。
- 前記駆動シーブの外径は、前記駆動モータの外径よりも小さいことを特徴とする請求項6に記載したエレベータ。
- 前記乗りかごと前記釣合錘との間で延びる電力供給用の電力線をさらに備え、
前記乗りかごに供給されている電力を前記駆動モータに供給することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載したエレベータ。 - 前記駆動モータを制御するための制御装置を前記釣合錘に装着したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載したエレベータ。
- 前記乗りかごと前記釣合錘との間で延びる制御信号送受信用の制御線をさらに備え、前記制御装置を前記乗りかご側から操作可能としたことを特徴とする請求項9に記載したエレベータ。
- 前記乗りかごが昇降する昇降路の外部と前記乗りかごとの間で延びる制御信号送受信用の第2の制御線をさらに備え、
前記制御装置は、前記制御線および前記第2の制御線を介して前記昇降路の外部から操作可能であることを特徴とする請求項10に記載したエレベータ。 - 前記制御装置は、前記釣合錘に対向して停止した前記乗りかご上の作業員によって操作可能に配設されることを特徴とする請求項9に記載したエレベータ。
- 前記制御装置は、前記釣合錘が昇降する昇降路の外部に位置する作業員によって操作可能に配設されることを特徴とする請求項9に記載したエレベータ。
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