JP4919043B2 - 半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法 - Google Patents
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以下、本発明の半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法の各工程について説明する。
まず、本発明の着色層形成用塗工液塗布工程について説明する。本発明における着色層形成用塗工液塗布工程は、透明基板と、上記透明基板上にパターン状に形成された透明樹脂層とを有するカラーフィルタ用基板上に、上記透明基板および上記透明樹脂層を覆うように着色層形成用塗工液を塗布し、着色層形成用層を形成する工程であり、上記カラーフィルタ用基板上に上記着色層形成用層を形成することが可能な方法であれば、その形成方法は特に限定されるものではない。上記着色層形成用塗工液を塗布する方法としては、例えばスピンコート法等が挙げられる。
次に、本発明における露光工程について説明する。本発明における露光工程は、上記着色層形成用層を、上記透明樹脂層の端部領域に対応する領域が半透明領域とされた階調マスクを介して露光する工程である。
次に、本発明における現像工程について説明する。本発明における現像工程は、上記着色層形成用層を現像する工程であり、不要な着色層形成用層を除去することが可能であれば、その方法等は特に限定されるものではない。本工程により現像を行うことにより、上記透明樹脂層の端部領域上に塗布された着色層形成用層についても、不要な部分を除去することが可能となるのである。
本発明は、上述した着色層形成用塗工液塗布工程、露光工程、および現像工程以外に必要な工程を適宜有していてもよい。例えば上記カラーフィルタ用基板を形成するカラーフィルタ用基板形成工程や、上記着色層上に配向膜を形成する配向膜形成工程、透明電極層を形成する透明電極層形成工程等が挙げられる。このような各工程については、一般的なカラーフィルタの製造方法の際に行なわれる方法と同様とすることができる。
[実施例1]
(遮光部の形成)
透明基板として、300mm×400mm、厚さ0.7mmのガラス基板(コーニング社製1317ガラス)を準備した。この透明基板を定法にしたがって洗浄し、透明基板の片側にスパッタ法によりクロム薄膜(厚み1600Å)を形成した。このクロム薄膜上にポジ型感光性レジスト(東京応化工業(株)製OFPR−800)を塗布し、所定のマスクを介して露光し、レジストパターンを形成した。次いで、このレジストパターンをマスクとしてクロム薄膜をエッチングし、線幅10μmの遮光部を形成した。
続いて、上記透明基板および遮光部を覆うようにして、下記組成の透明樹脂層形成用塗工液を塗布し、乾燥させた。この透明樹脂層形成用塗工液を、所定のフォトマスクを介して露光し、現像を行った。その後、230℃で、30分間焼成し、透明樹脂層を形成した。この際、表示領域上における透明樹脂層の平均膜厚は、3.5μmであった。
・メタクリル酸メチル−スチレン−メタクリル酸共重合体 ・・・42重量部
・エピコート180s70(三菱油化シェル(株)製) ・・・18重量部
・ペンタエリスリトールペンタアクリレート ・・・32重量部
・イルガキュア907(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)・・8重量部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート ・・・300重量部
上記透明樹脂層を覆うように、上記透明基板上に、下記組成の赤色着色層用の着色層形成用塗工液(ネガ型感光性樹脂組成物)をスピンコート法により塗布した。続いて、上記赤色パターン用の階調マスク(透過光用領域上のi線透過率が100%・透明樹脂層の端部領域上のi線透過率が20%・反射光用領域上のi線透過率が100%)を用いて露光、現像した。その後、焼成することにより赤色着色層を形成した。なお、反射光用領域における赤色着色層の平均膜厚は0.95μmであり、透過光用領域における赤色着色層の平均膜厚は2.4μmであった。上記各膜厚は、赤色着色層の断面形状を走査型電子顕微鏡(SEM)等で撮影したものから算出した。
・赤色顔料(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 クロモフタルレッドA2B)
・・・4.8重量部
・黄色顔料(BASF社製 パリオトールイエローD1819)・・1.2重量部
・分散剤(ビックケミー社製 ディスパービック161)・・・3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) ・・・4.0重量部
・ポリマーI ・・・5.0重量部
・イルガキュア907(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)・・・1.4重量部
・(2,2´−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4´,5´−テトラフェニル−1,2´−ビイミダゾール) ・・・0.6重量部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート・・・80.0重量部
なおポリマーIは、ベンジルメタクリレート:スチレン:アクリル酸:2−ヒドロキシエチルメタクリレート=15.6:37.0:30.5:16.9(モル比)の共重合体100モル%に対して、2‐メタクリロイルオキシエチルイソシアネートを16.9モル%付加したものであり、重量平均分子量は42500である。
上記赤色着色層が形成された透明基板上に、下記組成の緑色着色層用の着色層形成用塗工液(ネガ型感光性樹脂組成物)を用いて、赤色着色層と同様の方法により緑色着色層を形成した。なお、反射光用領域における緑色着色層の平均膜厚は0.95μmであり、透過光用領域における緑色着色層の平均膜厚は2.4μmであった。上記膜厚は、緑色着色層の断面形状を走査型電子顕微鏡(SEM)等で撮影したものから算出した。
・緑色顔料(アビシア社製 モナストラルグリーンθY−C)・・・4.2重量部
・黄色顔料(BASF社製 パリオトールイエローD1819)・・・1.8重量部
・分散剤(ビックケミー社製 ディスパービック161)・・・3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) ・・・4.0重量部
・ポリマーI ・・・5.0重量部
・イルガキュア907(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)・・・1.4重量部
・(2,2´−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4´,5´−テトラフェニル‐1,2´−ビイミダゾール) ・・・0.6重量部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート・・・80.0重量部
上記赤色着色層および緑色着色層が形成された透明基板上に、下記組成の青色着色層用の着色層形成用塗工液(ネガ型感光性樹脂組成物)を用いて、赤色着色層と同様の方法により青色着色層を形成した。なお、反射光用領域における青色着色層の平均膜厚は0.95μmであり、透過光用領域における青色着色層の平均膜厚は2.4μmであった。上記膜厚は、青色着色層の断面形状を走査型電子顕微鏡(SEM)等で撮影したものから算出した。
・青色顔料(BASF社製 ヘイオゲンブルーL6700F)・・・6.0重量部
・顔料誘導体(アビシア社製 ソルスパース6000) ・・・0.6重量部
・分散剤(ビックケミー社製 ディスパービック161)・・・2.4重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) ・・・4.0重量部
・ポリマーI ・・・5.0重量部
・イルガキュア907(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)・・・1.4重量部
・(2,2´−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4´,5´−テトラフェニル−1,2´−ビイミダゾール) ・・・0.6重量部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート・・・80.0重量部
階調マスクの透明樹脂層の端部領域上のi線透過率を10%、反射光用領域上のi線透過率を25%とした以外は、実施例1と同様にしてカラーフィルタを形成した。なお、この際、反射光用領域における赤色着色層、緑色着色層および青色着色層の平均膜厚は0.80μmであり、透過光用領域における赤色着色層、緑色着色層および青色着色層の平均膜厚は2.4μmであった。
透過光用領域、透明樹脂層の端部領域、および反射光用領域に対応する領域の透過率が100%のマスクを使用したこと以外は、実施例1と同様にしてカラーフィルタを形成した。なお、この際、反射光用領域における赤色着色層、緑色着色層および青色着色層の平均膜厚は0.95μmであり、透過光用領域における赤色着色層、緑色着色層および青色着色層の平均膜厚は2.4μmであった。
透明樹脂層の端部領域に対応する領域の透過率が0%、反射光用領域に対応する領域の透過率が100%のマスクを使用したこと以外は、実施例1と同様にしてカラーフィルタを形成した。なお、この際、反射光用領域における赤色着色層、緑色着色層および青色着色層の平均膜厚は0.95μmであり、透過光用領域における赤色着色層、緑色着色層および青色着色層の平均膜厚は2.4μmであった。
透明樹脂層の端部領域に対応する領域が半透明領域とされたフォトマスクを用いて露光した実施例1および実施例2では、色むらが生じなかった。一方、比較例1および比較例2では、透過光用領域および反射光用領域の境界で色ムラが生じた。
また実施例1および実施例2では、光漏れも生じていなかった。
2 … 透明樹脂層
3 … 着色層
Claims (3)
- 透明基板と、前記透明基板上にパターン状に形成された透明樹脂層と、前記透明基板および前記透明樹脂層を覆うように形成された着色層とを有し、前記透明基板と前記透明樹脂層と前記着色層とが積層された領域を反射光用領域として用い、前記透明基板と前記着色層とが積層された領域を透過光用領域として用いる半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法であって、
前記透明基板および前記透明樹脂層を有するカラーフィルタ用基板上に、前記透明基板および前記透明樹脂層を覆うように着色層形成用塗工液を塗布し、着色層形成用層を形成する着色層形成用塗工液塗布工程と、
前記着色層形成用層を、前記透明樹脂層の端部領域に対応する領域が半透明領域とされた階調マスクを介して露光する露光工程と、
前記着色層形成用層を現像する現像工程と
を有することを特徴とする半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法。 - 前記露光工程に用いられる階調マスクが、前記反射光用領域に対応する領域も半透明領域とされていることを特徴とする請求項1に記載の半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法。
- 前記露光工程に用いられる階調マスクの、前記透明樹脂層の前記端部領域に対応する領域の透過率と、前記反射光用領域に対応する領域の透過率とが異なることを特徴とする請求項2に記載の半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法。
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