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JP4913381B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、防液溝を構成する圧着部の剥離が防止され、漏れ防止性能や装着性に優れた生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
従来より、経血などの液体を吸収する吸収性物品の一般的な構造は、吸収層と、この吸収層の肌側表面を覆う液透過性の表面シートと、前記吸収層の着衣側表面を覆う液不透過性の裏面シートとを有するものであり、通常は下着のクロッチ布の内面に前記裏面シートが感圧接着層を介して接着された状態で着用される。そして、一旦吸収した体液の拡散を抑制して漏れを防止すると共に装着性を良好にするために、表面シートと吸収層とを連続的に圧着処理して形成される液不透過性の防液溝が設けられている。
この防液溝は、吸収層に吸収された液体が流れ出ないように、該吸収層における所定領域を囲むように形成されている。吸収性物品が略縦長状の場合には、防液溝の形状は略楕円又はこれを変形した形状となる。そして、この略楕円等の長手方向における端部側の曲線は急な曲線となり、この曲線の長手方向に突出した先端部に端部が形成される。
また、通常、吸収層は弾力性を有する材料であるため、圧着部やその近傍には、吸収層が圧縮された状態から元の状態に回復するための回復力が働き、圧着部を剥離させる方向に力が加えられる。
ここで、防液溝は、上述のように吸収層を囲むように形成されていることから、幅方向においては複数本の防液溝が形成されている。言い換えると、表面シートと吸収層とを幅方向において複数点で圧着保持しているといえる。しかし、上記の略楕円における長手方向に突出した端部では、実質的に1点でこれを圧着保持しているため、他の防液溝における圧着部に比べて剥離(浮き)が生じやすい。
また、この吸収性物品の装着感や所望の防液効果に応じて、複数の防液溝を形成した吸収性物品が各種提案されている。しかし、このように複数の防液溝を形成した場合、例えば、吸収性物品の幅方向における防液溝の数が多い場合には、所定の圧着工程により形成される圧着部に加えられる圧力が不十分になるので、防液溝の深さが浅くなり、更に剥離が生じやすくなる。この防液溝における圧着部の剥離は、漏れ防止性能や装着性を低下させる。
そこで、例えば、防液溝が幅方向において2本以下である領域における防液溝の幅を広くし、幅方向において3本以上である領域における防液溝の幅を狭くすることで、圧着工程により形成される圧着部に加えられる圧力を十分なものにして、防液溝の深さが浅くならないようにした吸収性物品を提供している(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−8971号公報
しかしながら、略楕円状に形成された防液溝における長手方向の端部における剥離(浮き)が防止された吸収性物品は、未だ提案されていない。また、特許文献1では、防液溝が幅方向において2本以下である領域における防液溝の幅を広くし、幅方向において3本以上である領域における防液溝の幅を狭くすることで、圧着工程により形成される圧着部に加えられる圧力を十分なものにして、防液溝の深さが浅くならないようにした吸収性物品を提供しているが、このように圧着部の幅を狭くすると、表面シートと吸収層の圧着(接着)面積が減るため、圧着力が低下して、端部の剥離(浮き)が、より生じやすくなる。この防液溝における圧着部の剥離は、漏れ防止性能や装着性を低下させる。そして、これらが本発明の課題といってよい。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、漏れ防止性能や装着性に優れた吸収性物品を提供することにある。
発明者は、上記目的を達成するため、略楕円状に形成された防液溝における長手方向に突出した端部近傍の吸収層を低弾力にすることで、この突出した端部における圧着部の剥離(浮き)を防止できることを見出し、以下のような吸収性物品を発明した。
(1) 液透過性の表面シート部と、裏面シート部と、前記表面シート部と前記裏面シート部との間に配置される弾力性を有する吸収体部と、前記表面シート部及び前記吸収体部を圧着する圧着部と、を備える略縦長状の吸収性物品であって、前記圧着部は、該吸収性物品における長手方向に突出する略U字を形成するように連続的に配置され、前記吸収体部は、該吸収体部の一部に設けられ、所定厚さに圧縮された場合に生じる弾力が弱くなるように形成された低弾力部を備え、前記低弾力部は、前記略U字における前記長手方向に最も突出する端部の近傍に設けられる吸収性物品。
(1)の発明によれば、長手方向に突出する略U字を形成するように連続的にされた防液溝を構成する圧着部において剥離が生じやすい端部の近傍に、所定厚さに圧縮された場合に生じる弾力が弱くなるように形成された低弾力部を配置している。これにより、端部近傍に生じる吸収体部の弾力による圧着部の剥離を防止することができる。
(2) 前記端部における圧着維持指数が80以上である(1)に記載の吸収性物品。
(2)の発明によれば、前記端部における圧着維持指数が80以上であるので、圧着された側の面から見た場合に、圧着部が浮いていないと感じられる。ここで、圧着維持指数(k)とは、圧着部の厚さが0.5mm以下である圧着部の幅(b)を、圧着部を形成するための圧着形成部(例えば、圧着ロール部に形成された凸部)の幅(a)で除した値に100を掛けた値であり、後述する(式1)で表すことができる。
(3) 前記低弾力部は、該低弾力部と隣接する前記吸収体部における隣接部に対して肉薄に形成される(1)又は(2)に記載の吸収性物品。
(3)の発明によれば、低弾力部は、低弾力部と隣接する吸収体部における隣接部に対して肉薄に形成されるので、所定厚さに圧縮された場合に生じる回復力である弾力を低くすることができる。これにより、端部近傍に生じる吸収体部の弾力による圧着部の剥離を防止することができる。
(4) 前記低弾力部は、前記端部を中心とする直径が10から50mmの略円状に形成される(1)から(3)のいずれかに記載の吸収性物品。
(4)の発明によれば、低弾力部を、端部を中心とする直径が10から50mmの略円状に形成したので、吸収体部の体積を無駄に減らすことなく低弾力部を形成したので、吸収体部は、好適に液体を吸収することができる。これにより、端部における圧着部の剥離防止と吸収体部における液体の吸収性との両立を図ることができる。
(5) 前記低弾力部は、前記端部から前記長手方向に4mm離れた位置における厚みが2.5mm以下である(1)から(4)のいずれかに記載の吸収性部品。
(5)の発明によれば、低弾力部を、端部から長手方向に4mm離れた位置における厚みが2.5mm以下になるように形成したので、端部の近傍に生じる回復力(弾力)は弱い力となる。これにより、端部における圧着部の剥離を好適に防止することができる。
(6) 前記低弾力部は、該低弾力部における前記吸収体部を構成する吸収性材料の量を、前記隣接部における前記吸収性材料の量に対して少なくすることで形成される(3)に記載の吸収性部品。
(6)の発明によれば、低弾力部を、該低弾力部における吸収体部を構成する吸収性材料の量を、隣接部における吸収性材料の量に対して少なくしているので、端部における圧着部近傍に生じる弾力を低くすることができる。これにより、端部における圧着部の剥離を防止することができる。
(7) 前記低弾力部は、該低弾力部の目付けが、前記吸収体部の平均目付けに対して0.8以下である(6)に記載の吸収性部品。
(7)の発明によれば、低弾力部は、該低弾力部の目付けが、吸収体部の平均目付けに対して0.8以下になるようにして、吸収性材料の使用量を少なくしている。これにより、端部における圧着部近傍に生じる弾力を低くすることができるので、端部における圧着部の剥離を防止することができる。
(8) 前記低弾力部は、常温又は加熱状態での押圧により形成される(1)から(7)のいずれかに記載の吸収性部品。
(8)の発明によれば、低弾力部を、常温又は加熱状態での押圧により形成するので、この低弾力部の厚さを薄くすることができると共に、所定厚さに圧縮した場合における弾力を低くすることができる。これにより、端部における圧着部近傍に生じる弾力を低くすることができるので、端部における圧着部の剥離を防止することができる。
(9) 前記表面シート部と前記吸収体部との間に配置され、複数の液透過性シートが積層されてなるセカンドシート部を更に備え、前記セカンドシート部は、前記端部の近傍に複数のエンボス圧縮部が形成される(1)から(8)のいずれかに記載の吸収性物品。
(9)の発明によれば、複数の液透過性シートが積層されてなるセカンドシート部を更に備える吸収性物品において、セカンドシート部は、端部の近傍に複数のエンボス圧縮部が形成されるので、端部近傍の厚さを薄くすることができる。これにより、端部における圧着部近傍に生じる弾力を低くすることができるので、端部における圧着部の剥離を防止することができる。
(10) 前記圧着部は、前記略U字とは別に、前記端部の該吸収性物品における幅方向の外周側に、前記長手方向に直線又は曲線を形成するように連続的に配置される(1)から(9)のいずれかに記載の吸収性物品。
(10)の発明によれば、圧着部は、略U字とは別に、端部の該吸収性物品における幅方向の外周側に、長手方向に直線又は曲線を形成するように連続的に配置されるので、通常、端部近傍の圧着部の幅は狭くなる。このような場合においても、端部近傍に低弾力部を設けることで、端部における圧着部の剥離を好適に防止することができる。
本発明によれば、防液溝を構成する圧着部の剥離を防止できるので、漏れ防止性能や装着性に優れた吸収性物品を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の吸収性物品を表面側から見た図である。図2は、本発明の吸収性物品における断面図である。図3は、吸収体部を表面側から見た図である。図4(a)から(e)は、図3の吸収体部における断面図である。図5は、本発明の吸収性物品に形成される圧着部の断面図である。図6(a)及び(b)は、図1とは異なる実施形態における吸収性物品を表面側から見た図である。図7(a)から(f)は、変形実施形態における吸収性物品を表面側から見た図である。図8(a)から(d)は、表面シート部と吸収体部とを圧着処理した際における弾力等の発生状態を示す図である。図9(a)及び(b)は、圧着部の断面を拡大した図である。図10(a)は、本発明の吸収性物品における圧着処理工程を示す図であり、図10(b)は、圧着処理工程で形成された吸収性物品を圧着処理された側から見た図である。図11は、セカンドシート部を有する変形実施形態の断面図である。図12は、セカンドシート部におけるエンボス圧縮部を示す図である。図13は、表面シート部とセカンドシート部とを接着するホットメルト接着剤の塗工状態を示す図である。図14は、実施例における測定結果及び評価結果を表したグラフである。
[1]吸収性物品の全体構成
図1及び図2に示すように、本発明の吸収性物品1は略縦長状であって、液透過性の表面シート部10と、裏面シート部30と、表面シート部と裏面シート部との間に配置される弾力性を有する吸収体部20と、表面シート部10及び吸収体部20を圧着する圧着部40と、を備える。裏面シート部30には、下着等に粘着させる粘着部50を設けることができる。また、表面シート部10、裏面シート部30、吸収体部20はそれぞれホットメルト接着剤等により接合される。
圧着部40は、該吸収性物品における長手方向に突出する略U字41を形成するように連続的に設けられる。圧着部40は、この略U字41を形成するように設けられた部分を含み全体として略楕円状に連続的に設けることができる。この場合、略楕円状に連続的に設けられた圧着部40は、吸収体部20に吸収された液体の流れ出しを防止する防液溝400を構成する。
図3に示すように、吸収体部20は、該吸収体部の一部に設けられ、所定厚さに圧縮された場合に生じる弾力が弱くなるように形成された低弾力部70を備える。低弾力部70は、例えば、吸収体部20における中央部210や後述する隣接部80を所定厚さまで圧縮した場合に生じる回復力(弾力)に比べて、その回復力(弾力)が弱くなるように形成されている。
そして、低弾力部70は、圧着部40により形成される略U字41における長手方向に最も突出する端部60の近傍に設けられる。端部60は、図1に示すように、実製品においては長手方向に引かれた中心線上に形成されることが多いが、これに限定されない。また、端部60の近傍とは、端部60を含む所定の領域であり、例えば、後述するように端部60を中心として略円状に形成される領域Aに含まれるような範囲で形成することができる。
ここで、例えば、略楕円状に形成された防液溝400としての圧着部40は、表面シート部10と吸収体部とを幅方向においては両側2点で圧着固定しているが、端部60においては、実質上1点で圧着固定している。つまり、端部60における圧着部40は他の部分における圧着部40に比べて剥離(浮き)が生じやすい。この剥離(浮き)が生じやすい端部60の近傍に低弾力部70を配置して、圧着部40の近傍に生じる吸収体部20に生じる弾力を弱くすることで、端部60における圧着部40の剥離(浮き)を防止することができる。
また、上記構成をとることで、本発明の吸収性物品1は、端部60における圧着部40を、圧着維持指数(k)を80以上、好ましくは85以上、更に好ましくは90以上にすることができる。圧着維持指数(k)が80以上の場合、本発明の吸収性物品1は、端部60における圧着部40の圧着は十分であり、圧着された側から見た印象も圧着部40が浮いていないと感じられる。
図5により、圧着維持指数(k)とは、圧着部の厚さが0.5mm以下である圧着部の幅(b)を、圧着部を形成するための圧着形成部(例えば、図10の圧着ロール部310に形成された凸部45)の幅(a)で除した値に100を掛けた値であり、下記(式1)で求められる。
Figure 0004913381
[2]低弾力部
低弾力部70は、上述の通り、所定厚さに圧縮された場合に生じる弾力が弱くなるように形成されている。低弾力部70は、例えば、吸収体部20における中央部210や後述する隣接部80を所定厚さまで圧縮した場合に生じる回復力(弾力)に比べて、その回復力(弾力)が弱くなるように形成されている。
図4(a)及び図4(c)に示すように、低弾力部70は、例えば、低弾力部70と隣接する隣接部80に対して肉薄にすることで形成することができる。肉薄にすることで、所定厚さまで圧縮した場合に生じる回復力(弾力)を弱くすることができる。この肉薄に形成された低弾力部70が端部60の近傍に設けられているので、端部60における圧着部40が、吸収体部20が圧縮されることで生じる回復力(弾力)により、剥離(浮く)することを防止できる。
低弾力部70は、隣接部80に対して肉薄に形成されると共に、吸収体部20の平均厚さに対しても肉薄に形成することができる。
図3に示すように、低弾力部70は、端部60を中心とする直径が10から50mm、好ましくは20から40、更に好ましくは25から35の略円状に形成することができる。略円状とは、円状及び円状をベースに吸収性物品1や吸収体部20の形状に応じて変形させた形状を含むものとする。
低弾力部70を、端部60を中心とする直径が10から50mm等の略円状に形成したので、吸収体部20の体積を無駄に減らすことなく低弾力部70を形成できる。吸収体部20は、好適に経血等の液体を吸収することができる。これにより、端部60における圧着部40の剥離防止と吸収体部20における液体の吸収性との両立を図ることができる。
また、図5により、低弾力部70は、端部60における圧着部40からの距離cが4mmの場合における、吸収体部20の厚さeが2.5mm以下、好ましくは2.0mm以下、更に好ましくは1.8mm以下になるように肉薄に形成されている。低弾力部70を、このように端部60の近傍で薄くなるように形成したので、端部60の近傍に生じる回復力(弾力)は弱い力となる。これにより、端部60における圧着部40の剥離(浮き)を好適に防止することができる。
また、低弾力部70は、使用する吸収性材料の量を、隣接部80で使用する吸収性材料の量に対して少なくすることで弾力を弱くすることができる。低弾力部70における吸収性材料を低密度にした場合でも、吸収性材料の使用量が少ないので低弾力になり、また、後述する押圧処理をすることで、更に肉薄に形成することができる。
例えば、低弾力部70の目付けを、吸収体部20全体の平均目付けに対して0.8以下、好ましくは0.7以下、更に好ましくは0.6以下に形成することができる。
また、図3により、例えば、中央部210の目付けを500から600g/m(gsm)、後方部220における目付けを300から400g/m(gsm)とし、これに対する低弾力部70の目付けを150から250g/m(gsm)とすることができる。吸収体部20の形状が複雑な場合や、全体的には薄いが端部60の近傍が厚くなるように形成されているような場合には、平均目付けではなく、隣接部や中央部等の目付けに対して少なくなるように低弾力部70を形成してもよい。
また、低弾力部を常温又は加熱状態で押圧処理することで、より肉薄に形成することができる。押圧処理は、常温状態でも加熱状態でも低弾力部70を肉薄化することができるが、より肉薄に形成するためには、吸収性材料が変性等しない程度の加熱状態で押圧処理することが好ましい。ここで、後述する表2や図14に示すように、同じ目付けでも、肉薄に形成された場合の方が高い圧着維持指数となる。つまり、押圧処理することで低弾力部70を肉薄にすることは、端部60における圧着部40の剥離(浮き)防止に寄与するため好ましい。
[3]圧着部及び防液溝
[3.1]実施形態
図5に示すように、圧着部40は、表面シート部10と吸収体部20とを圧着する。圧着部40は、例えば、図10(a)に示すように、所定凸部45が表面に形成された圧着ロール部310と、平面ロール320との間を押圧されながら通過することで、圧着ロール部310と当接した表面側に形成される。この圧着部40を形成するためには、加熱及び加圧状態で圧着処理することが好ましく、例えば、圧着ロール部310の温度を95度(368.15K)、圧力を25kgm/s(N)にした状態で圧着処理することができる。また、圧着部40を形成するための圧着形成部である凸部45の幅は、各種製品の形態によって異なるが、例えば、2.5mm幅に形成された凸部45により圧着処理することができる。
図8(a)から(d)に示すように、圧着部40は、表面シート部10と吸収体部20が積層的に配置された状態で、表面シート部10の側から凸部45が押圧されることで形成される。図8(b)に示すように、凸部45が押圧されて圧着部40が形成される際には、圧着部40の近傍の吸収体部20にも押圧力F1が加えられ、圧着部40近傍の吸収体部20は圧縮される。次いで、図8(c)に示すように、凸部45による押圧が解除された場合には、端部60近傍の圧縮された吸収体部20が回復する回復力(弾力)F2が生じ、圧着部40を剥離(浮く)させる方向に力が加えられる。さらに、図8(d)に示すように、凸部45による圧着で引っ張られた表面シート部10が元に戻るための力F4が生じるので、圧着部40には、圧着部40を剥離(浮く)される方向の力F3が更に加えられる。つまり、圧着部40には、常に、これを剥離(浮く)させるような力が働いていることが分かる。
図5に示すように、圧着部40は、圧着部の幅b、圧着部の厚さdとなるよう圧着されるが、上述のように、圧着部40には、これを剥離(浮く)させるような力が働いている。この力が圧着部40を維持する力を上回ると、圧着部40が剥離し、表面シート部10が浮いた状態になる。特に、端部60における圧着部40には多方向からの力が加えられているので剥離(浮く)しやすい。しかし、本発明の吸収性物品1においては、端部60の近傍に低弾力部70を設け、圧着部40を剥離させる力を弱くしているので、端部60における圧着部40は好適な圧着状態を維持することができる。
具体的には、圧着維持指数(k)が80以上、好ましくは85以上、更に好ましくは90以上となるように、端部60における圧着部40を形成する。図5により、圧着維持指数(k)は、圧着部の厚さdが0.5mm以下である圧着の幅bを、圧着部40を形成するための使用された凸部45の幅aで除して、これに100をかけた値であり、上記(式1)で示される式で算出される。この圧着維持指数が80以上の場合、圧着部40の圧着は十分であり、圧着処理した表面側から見た場合でも圧着部40が浮いているようには見えない。つまり、図9(a)に示すように、圧着部40は、しっかりと圧着された状態となる。
上述したが、圧着部40は、例えば、図10(a)に示すように、所定凸部45が表面に連続的に形成された圧着ロール部310と、平面ロール320との間を押圧されながら通過することで、圧着ロール部310と当接した表面側に形成される。吸収性物品1等を連続的に通過させることで、連続的に圧着処理することができる。そして、図10(b)に示すように、圧着部40は、圧着ロール部310に形成された凸部45のパターンに応じて、所定の形状を形成するよう連続的に形成される。圧着部40が、例えば、略楕円状に連続的に設けられた場合には、上述の通り、吸収体部20に吸収された液体が流れ出ることを防止する防液溝400を形成する。
図1に示すように、吸収性物品1の略中央に略楕円状に設けられた圧着部40は、吸収体部20における中央部210を囲むように形成される。この楕円における端部60は、圧着部40が連続的に形成した略U字41における最も突出した位置に形成される。この端部60は、幅方向において吸収体部20を実質的に1点で圧着保持している。このため、端部60における圧着部40は剥離(浮き)しやすいことから、本発明においては、端部60を中心とする円状の領域Aを基準として、低弾力部70を形成している。
また、図6に示すように、図1の圧着部40の形成パターンとは異なるパターンで圧着部40を形成することができる。この場合においても、略U字41の端部60における圧着部40近傍に低弾力部70を形成することで、剥離(浮き)を防止することができる。この低弾力部70は、前述と同様に、端部60を中心とする円状の領域Aを基準として形成することができる。
[3.2]変形形態
図1に示すように、吸収性物品1の略中央部に略楕円状を形成するように連続的に設けられた圧着部40の外側に、略U字410を形成するように圧着部40を連続的に設けることができる。ここで、領域Bにおいては、内側の略U字41における端部60の幅方向に、外側の略U字410を形成する圧着部40が形成されている。言い換えると、外側の略U字410を形成する圧着部40は、内側の略U字41の端部60から幅方向に引いた線と交差し、直線又は曲線を形成するように連続的に設けられている。
領域Bは、幅方向に3本以上の圧着部40が連続的に設けられてなる防液溝が形成されている。このような領域Bにおける圧着部40は、圧着工程で加えられる圧着力が弱くなり圧着が不十分になるため、剥離(浮き)が生じやすくなる。つまり、圧着ロール部310からの圧力(連続する凸部45からの線圧)が分散され、各圧着部40に加えられる圧力(線圧)が低下し、圧着力が弱くなる。特に、内側の略U字41の端部60における圧着部40は、剥離(浮き)しやすくなる。本発明においては、端部60を中心とする円状の領域Aを基準として低弾力部70を形成し、この端部60における圧着部40の剥離(浮き)を好適に防止している。
図7(a)から(f)に示すように、図1の圧着部40の形成パターンとは異なるパターンで圧着部40を形成することができる。この場合においても、略U字41の突出部である端部60における圧着部40の近傍に、円状の領域Aを基準として低弾力部70を形成することで、剥離(浮き)を防止することができる。特に、外側に略U字410に形成された圧着部40が設けられている端部60の近傍に低弾力部70を形成する場合、剥離(浮き)防止の効果は大きいといえる。
[4]各構成要素
表面シート部10は、多数の液透過孔が形成された樹脂フィルム、多数の網目を有するネット状シート、液透過性の不織布、または織布などで形成される。前記樹脂フィルムやネット状シートは、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などで形成されたものを使用できる。また不織布としては、レーヨンなどのセルロース繊維、合成樹脂繊維などから形成されたスパンレース不織布、前記合成樹脂繊維で形成されたエアスルー不織布などを用いることができる。また、素材として、ポリ乳酸、キトサン、ポリアルギン酸などの生分解性が可能な天然物を用いることもできる。また、多数の液透過孔を形成すると共に、シリコーン系やフッ素系の撥水性油剤を塗布して、その外面に体液が付着しにくいものとしてもよい。
また、目付は15〜100g/mが好ましく、20〜50g/mがより好ましい。0.4〜2.0mmの嵩を有し、更に不織布繊維の芯鞘構造の芯部に酸化チタンが1.0%以上含有されているものであることで、使用中のへたりが少なく、吸収体部20との距離を稼ぐように形成できる。更に、表面シート部10自体も隠蔽性を高めることができる。また、撥水性の繊維を30%までいれることにより、表面シート部10の拡散性を抑える効果があり、かつ、撥水繊維をブレンドすることにより、吸収体部20からの液体の吸い上げを抑制する効果もある。目付が15g/m以下だと表面強度が十分に得られず、使用中に破ける恐れがある。また100g/m以上の場合、過度のごわつきが発現し、使用中に違和感を生じる。また、密度は0.12g/cm以下で液透過性であれば特には限定されない。密度がこれ以上の場合、表面シートの繊維間をスムーズに透過することが難しい。経血の場合、尿などにくらべ粘性が高く、極力密度が低いものが良い。
また、表面シート部10が、上述した多数の液透過孔が形成されたフィルム等である開孔フィルムである場合、折り目線を跨ぐ領域の開孔径は、0.2mm以上5mm以下の範囲内、ピッチは、0.2mm以上10mm以下の範囲内、開孔面積率は、10%以上50%以下の範囲内であり、折り目線を跨ぐ領域以外の開孔径は0.05mm以上3mm以下の範囲内、ピッチは、0.2mm以上10mm以下の範囲内、開孔面積率は、3%以上30%以下の範囲内であることが好ましい。製法としては、予め開孔条件を変化させたパターンドラムにフィルムを通紙し、サクション吸引することで開孔するいわゆるPFW法や、均一な開孔条件を有するPFW法で得られた表面側シートの折り目線を跨ぐ領域に、ピンエンボス加工によって開孔をさらに付加する方法などが挙げられる。開孔の配列は千鳥状、格子状、波状など特に限定されない。また、開孔の形状としては、丸型、楕円型、四角型などが挙げられる。また、開孔部の周縁に弁が備えられていても良い。好ましくは、外圧が加わっても開孔が弁で塞がり難くするために、特に折り目線を跨ぐ領域の開孔部の弁の高さが折り目線を跨ぐ領域以外の領域の弁の高さよりも低くしたものである。ここで、このような開口フィルムは不織布資材と比べて伸張しないため、開口フィルムに形成される圧着部40は剥離しやすい。
裏面シート部30は、吸収体部20に吸収された排泄物が外へ漏れ出すのを防止できる材料が使用される。また、透湿性素材とすることにより、装着時のムレを低減させることができ、装着時における不快感を低減させることが可能となる。このような材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等を主体とした液不透過性フィルム、通気性フィルム、スパンボンドなどの不織布の片面に液不透過性フィルムをラミネートした複合シートなどが挙げられる。具体的には、液不透過性フィルムは、着用感を損なわない柔軟性を考慮した上で、密度が0.900〜0.925g/cmの範囲である低密度ポリエチレン(LDPE)を主体とした目付15〜40g/mからなるものである。
図11に示すように、表面シート部10と吸収体部20との間に、液透過性シート13及び15が積層されてなるセカンドシート部17を更に配置することができる。セカンドシート部17に使用される材料としては、表面シート部10と同様に多数の液透過孔が形成された樹脂フィルム、多数の網目を有するネット状シート、液透過性の不織布、または織布などで形成される。前記樹脂フィルムやネット状シートは、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などで形成されたものを使用できる。また不織布としては、レーヨンなどのセルロース繊維、合成樹脂繊維などから形成されたスパンレース不織布、前記合成樹脂繊維で形成されたエアスルー不織布などを用いることができる。また、このセカンドシート部17は、吸収体部20の支持体としての役割を果たし、吸収体部20に柔軟性と形態安定性の付与することができる。セカンドシート部17として、例えば、エアスルー不織布20g/mで、ポリプロピレン―ポリエチレンの偏芯タイプの芯鞘型複合熱可塑性繊維(4デニール×50mm)を使用できる。そして、厚みが1.0mm〜2.0mmで密度が0.015〜0.01g/cmの場合を例示できる。
また、図12に示すように、セカンドシート部17は、端部60の近傍にエンボス加工が施されたエンボス圧縮部500を設けることができる。エンボス圧縮部500は、エンボス加工されることにより端部60近傍に配置される所定領域を薄くして、この領域を低弾力化することができるので、端部60における圧着部40の剥離(浮き)防止に寄与する。
セカンドシート部17は、所定のホットメルト接着剤により、表面シート部10と貼り合わされる。例えば、図3に示すように、セカンドシート部17の幅方向における中央部に、長手方向に細く延びる複数の線を形成するようにホットメルト接着剤が塗工される。このホットメルト接着剤は、例えば、下記表1に示すパターンで塗工される。パターン2によれば、パターン1に比べ、表面シート部10とセカンドシート部17とがしっかりと貼り合わされて、より剥がれにくくなる。本発明における端部60における圧着部40の剥離防止には大きく寄与するものではないが、吸収体部20に形態安定性を付与するので、全体的に見れば、圧着部40の剥離防効果に寄与する。また、表面シート部10とセカンドシートとが薄くなるように接着されることで、端部60における圧着部40剥離防止効果に寄与する場合もある。
Figure 0004913381
図2に示すように、吸収体部20は、表面シート部10側に配置されるクッション部21と、吸収体23とで構成される。吸収体23で使用される吸収性材料は、経血等の液体を吸収して保持する機能を有するもので、嵩高であり、型崩れし難く、化学的刺激が少ないものであることが好ましい。一般にはパルプ、化学パルプ、レーヨン、アセテート、天然コットン、吸収性ポリマー、繊維状吸収性ポリマー、合成繊維等を単独又はこれらを混合した物が使用できる。また、エアレイドパルプや、吸収性繊維が含まれる不織布(スパンレース、スルーエア法等)などの吸収性のシートが使用される。クッション部21としては、例えば、液透過性の紙やセルロースシートが使用される。クッション部21と吸収体23とが組み合わされた吸収体部20の一例として、パルプは目付200g/m、ポリマーは目付4g/m(ポリマーは全体に分散している)で、パルプとポリマーが全体に均一に分布した混合体を、目付け15g/mのティッシュで包んだものが挙げられる。
吸収体部20の形状および構造は必要に応じて変えることができるが、吸収体23の全吸収量は、吸収性物品としての設計挿入量および所望の用途に対応させる必要がある。また、吸収体23のサイズや吸収能力等は、幼児から大人までの着用者に対応して変動される。
上記で例示されるように、吸収体23は、弾力性を有する吸収性材料が用いられる。圧着部40は、表面シート部10と吸収体部20とを一体化するために形成されるが、吸収体部20を構成する吸収体23が弾力性を有するため、圧着部40の剥離という問題が生じる。これは、生理用ナプキン等の吸収性を有する物品に共通の問題であり、本発明の吸収性物品1は、この問題を解決するために、低弾力部70等を形成している。
図3に示すように、吸収体部20は、吸収性物品1の形状に対応した略楕円または略長方形に形成される。この吸収体部20は、経血等の液体を主に吸収する中央部210と、端部60近傍に相当する位置に形成される低弾力部70と、を備える。中央部210は、図4(b)及び(c)に示すように、厚さ方向に嵩高(肉厚)に形成される。また、図4(b)及び(d)に示すように、中央部210の周囲部215も、吸収体部20における他の部分よりも、厚さ方向に嵩高(肉厚)に形成されている。これに対し、低弾力部70は、図4(a)及び(c)に示すように、厚さ方向に肉薄に形成される。
また、図4(a)及び(c)に示すように、低弾力部70には、隣接する隣接部80に対して肉薄に形成されている。図4(a)に示すように、低弾力部70は、幅方向において、隣接部80に対して肉薄に形成されている。また、図4(c)に示すように、低弾力部70は、長手方向において、隣接部80に対して肉薄に形成されている。隣接部80における形状に対して連続性がない勾配が急な前方側側面71が形成され、前方側側面71の底部側に低弾力部70が形成される。また、後方側からは、後方部220(隣接部80)における形状に対して連続性がない勾配が急な後方側側面73が形成され、後方側側面73の底部側に低弾力部70が形成される。ここで、低弾力部70には、前方側側面71及び後方側側面73等の側面を含めることもできる。
吸収体部20における他の構成としては、図3に示すように、長手方向における一方の端部に形成される後方部220を備える。図4(c)から(e)に示すように、後方部220は、吸収体部20において厚さが最も薄い部位の一つである。また、図4(e)に示すように、吸収体部20の幅方向における端部の厚さも、後方部220と同様に薄く形成されている。ここで、図4(c)に示すように、低弾力部70は、後方部220よりも肉薄に形成することができる。
粘着部50は、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤などの粘着剤の他、肌に密着して接着力を発揮するセルロース系、ポリビニルアルコール系、ゼラチン、ポリグルタミン酸、ポリリジンなどのポリアミノ酸ゲルを用いることもできる。
[5]実施例
以下に、本実施形態に係る吸収性物品における圧着部の剥離防止効果を、種々の低弾力部を形成して検討した。その検討結果を以下に示す。
(1)条件
表面シート部:下記組成のフィルムに開孔処理をした開孔フィルム
組成 :低密度ポリエチレン(MFR15g/10min、密度0.915g/cm)68%
:低密度ポリエチレン(MFR7g/10min、密度0.917g/cm)28%
:酸化チタン3.8%
:親水剤0.2%
目付け :25g/m
開孔率 :25%
裏面シート部:低密度ポリエチレンを主体とするフィルム
組成 :低密度ポリエチレン(密度0.900〜0.925g/cm)87〜99%
:酸化チタン2.6〜3.2%
:着色料微量
目付け :23.5g/m
吸収体部 :ティッシュ・パルプ・ティシュで構成(パルプをティシュで挟んだもの)
低弾力部
形状 :図3の低弾力部70に示す形状(円状領域Aを基準に形成)
大きさ :円状領域Aの直径は30mm(端部60を中心とする)
パルプの目付:表2に記載の条件
プレス処理
有無 :表2に記載
圧力 :25kg/s(N)
温度 :95度(368.15K)
圧着条件 :圧着ロールによる圧着処理
圧力 :25kg/s(N)
温度 :95度(368.15K)
凸部の幅 :2.5mm
(2)測定及び評価
上記条件で形成された端部60における圧着部を、長手方向に引かれる中心線に沿って切断し、下記に示すように各所の厚さを測定した。また、この測定結果等に基づいて圧着状態の評価を行った。これらの測定結果及び評価結果を表2及び図14に示す。
<測定>
圧着部 :厚さが0.5mm以下の圧着部の幅を測定
(図5における圧着部の厚さdが0.5以下の場合における圧着部の幅b)
圧着部近傍:圧着部端部から4mm離れた位置の厚さを測定
(図5におけるc=4mmの場合における厚さe)
測定方法 :マイクロスコープ(キーエンス社製)により無加圧状態で測定
<圧着状態の評価>
圧着維持指数に基づいて評価した。圧着維持指数は、上記測定結果を基に式1により算出した。この圧着維持指数の値に応じて、下記のように圧着状態を評価した。
圧着維持指数が80以上 評価○:表面から見て圧着部の浮きが無い
圧着維持指数が20〜80 評価△:表面から見て圧着部が一部浮いている
圧着維持指数が20以下 評価×:表面から見て圧着部が浮いている
Figure 0004913381
(3)検討
表2及び図14に示される測定結果及び評価結果から、低弾力部を肉薄に形成することで、端部における圧着部の剥離(浮き)を好適に防止できることがわかった。特に、圧着部の端部から4mm離れた位置の吸収体部の厚みが2.5mm以下になるように低弾力部を形成することで、端部における圧着部の剥離(浮き)を好適に防止できることがわかった。また、端部近傍における吸収体部の目付けを少なくすることで、端部における圧着部の剥離(浮き)を好適に防止できることがわかった。目付けを減らすことで、低弾力化できることが分かった。更に、プレス処理することで、端部における圧着部の剥離(浮き)をより好適に防止できることがわかった。同じ目付けであっても、プレス処理した場合には肉薄にすることができること、また、弾力性を低減させることができることから、低弾力化できることがわかった。
本発明の吸収性物品を表面側から見た図である。 本発明の吸収性物品における断面図である。 吸収体部を表面側から見た図である。 図3の吸収体部における断面図である。 本発明の吸収性物品に形成される圧着部の断面図である。 図1とは異なる実施形態における吸収性物品を表面側から見た図である。 変形実施形態における吸収性物品を表面側から見た図である。 表面シート部と吸収体部とを圧着処理した際における弾力等の発生状態を示す図である。 圧着部の断面を拡大した図である。 本発明の吸収性物品における圧着処理工程を示す図及び、圧着処理工程で形成された吸収性物品を圧着処理された側から見た図である。 セカンドシート部を有する変形実施形態の断面図である。 セカンドシート部におけるエンボス圧縮部を示す図である。 表面シート部とセカンドシート部とを接着するホットメルト接着剤の塗工状態を示す図である。 実施例における測定結果及び評価結果を表したグラフである。
符号の説明
1 吸収性物品
10 表面シート部
20 吸収体部
30 裏面シート部
40 圧着部
41 略U字
60 端部
70 低弾力部
210 中央部
220 後方部
400 防液溝
410 略U字
A 領域A
B 領域B

Claims (10)

  1. 液透過性の表面シート部と、裏面シート部と、前記表面シート部と前記裏面シート部との間に配置される弾力性を有する吸収体部と、前記表面シート部及び前記吸収体部を圧着する圧着部と、を備える略縦長状の吸収性物品であって、
    前記圧着部は、該吸収性物品における長手方向に突出する略U字を形成するように連続的に配置され、
    前記吸収体部は、該吸収体部の一部に設けられ、所定厚さに圧縮された場合に生じる弾力が弱くなるように形成された低弾力部を備え、
    前記低弾力部は、前記略U字における前記長手方向に最も突出する端部を中心とする略円状に形成されるとともに、前記低弾力部と隣接する前記吸収体部における隣接部の厚さよりも肉薄に形成される吸収性物品。
  2. 前記端部における圧着維持指数が80以上である請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記低弾力部は、直径が10から50mmに形成される請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記低弾力部は、前記端部から前記長手方向に4mm離れた位置における厚みが2.5mm以下である請求項1からのいずれかに記載の吸収性部品。
  5. 前記低弾力部は、該低弾力部における前記吸収体部を構成する吸収性材料の量を、前記隣接部における前記吸収性材料の量に対して少なくすることで形成される請求項1から4のいずれかに記載の吸収性部品。
  6. 前記低弾力部は、該低弾力部の目付けが、前記吸収体部の平均目付けに対して0.8以下である請求項に記載の吸収性部品。
  7. 前記低弾力部は、常温又は加熱状態での押圧により形成される請求項1からのいずれかに記載の吸収性部品。
  8. 前記表面シート部と前記吸収体部との間に配置され、複数の液透過性シートが積層されてなるセカンドシート部を更に備え、
    前記セカンドシート部は、前記端部の近傍に複数のエンボス圧縮部が形成される請求項1からのいずれかに記載の吸収性物品。
  9. 前記圧着部は、前記略U字とは別に、前記端部の該吸収性物品における幅方向の外周側に、前記長手方向に直線又は曲線を形成するように連続的に配置される請求項1からのいずれかに記載の吸収性物品。
  10. 前記低弾力部は、前記圧着部における前記略U字の内側の領域及び外側の領域を跨ぐように形成される請求項1から9のいずれかに記載の吸収性物品。
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