JP4907122B2 - 水溶性ナリンジン組成物 - Google Patents
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Description
→2)−グルコースがβ結合した構造を有する、フラボノイドの一種である。
リンジンに関しては、飲食物や化粧品に配合される場合には結晶の析出が問題とされ、また医薬品に配合される場合には、体内での低吸収性などが問題とされている。
基が等モル以上α結合し著しく水溶性の向上したα−グルコシルナリンジンを生成させる方法が記載されている。
液にサイクロデキストリン合成酵素を作用させ該フラボノイドの糖転移物を生成することにより、フラボノイドの溶解性を改良する発明が記載されている。しかし該特許文献2の実施例では、アルカリ性にて、約3.0重量%のナリンジン水溶液が得られるにとどまっ
ている。
[1]ナリンジン、α−グルコシルヘスペリジンおよびβ−モノグルコシルヘスペレチン
を含有することを特徴とする水溶性ナリンジン組成物。
[2]ナリンジン1重量部に対して、α−グルコシルヘスペリジンおよびβ−モノグルコシルヘスペレチンのヘスペリジン換算量の合計(全ヘスペリジン量)が0.01〜5重量
部であることを特徴とする、上記[1]に記載の水溶性ナリンジン組成物。
[3]α−グルコシルヘスペリジンのヘスペリジン換算量1重量部に対して、β−モノグルコシルヘスペレチンのヘスペリジン換算量が0.02〜0.7重量部であることを特徴とする、上記[1]または[2]に記載の水溶性ナリンジン組成物。
[4]α−グルコシルヘスペリジンがα−モノグルコシルヘスペリジンであることを特徴とする、上記[1]〜[3]のいずれかに記載の水溶性ナリンジン組成物。
[5]上記[1]〜[4]のいずれかに記載の水溶性ナリンジン組成物を含むことを特徴とする、飲食物、医薬品、化粧品または飼料。
<水溶性ナリンジン組成物>
本発明に係る水溶性ナリンジン組成物には、ナリンジン、α−グルコシルヘスペリジンおよびβ−モノグルコシルヘスペレチンが含有されている。この水溶性ナリンジン組成物は、水に溶解したときのナリンジンの溶解性がナリンジンを単体で溶解した場合と比較して著しく高いという性質を持つ。
ナリンジン:
この水溶性ナリンジン組成物を調製する際に用いられるナリンジンとしては、例えばグレープフルーツやユズの果皮、果汁または種子から抽出、精製して製造されたものを使用できる。また、例えば東京化成(株)製の商品「ナリンギン」など、上市されているものを容易に入手することもできる。
α−グルコシルヘスペリジン:
α−グルコシルヘスペリジンは、下記の構造式[2]に示すとおり、ヘスペリジンのルチノース単位のグルコース残基に、α−1,4結合でグルコースが1個以上結合した化合
物である。
α−モノグルコシルヘスペリジン:
α−モノグルコシルヘスペリジンは、下記の構造式[3]に示すとおり、ヘスペリジンにグルコースが1個だけα結合した化合物である。前記構造式[2]で示される、ヘスペリジンにグルコースが1個以上結合したα−グルコシルヘスペリジンに、グルコアミラーゼ活性を有する酵素(すなわちα−1,4−グルコシル結合をグルコース単位で加水分解
する機能を持つ酵素)を作用させると、ルチノース単位のグルコース残基に直接結合したグルコースを1個だけ残してそれ以外のグルコースが外れ、α−モノグルコシルヘスペリジンが生成される。
本発明におけるβ−モノグルコシルヘスペレチン(ヘスペレチン−7−グルコシドとも言う。)は、下記の構造式[4]に示すとおり、ヘスペレチンの7位にグルコースが1個β結合した化合物である。ヘスペリジンにα−L-ラムノシダーゼ活性を有する酵素(す
なわちルチノースを加水分解によりラムノースとグルコースに分解する機能を持つ酵素)を作用させると、その7位に結合しているルチノース単位からラムノース残基のみが外れてグルコース残基のみが残ったヘスペリジン誘導体、すなわちβ−モノグルコシルヘスペレチンが生成される。
(1)ヘスペリジンとα−グルコシル糖化合物(例えば澱粉部分分解物)との混合溶液に、α−グルコシル転移活性を有する酵素を作用させて、α−グルコシルヘスペリジンを生成させる。このとき、一部のヘスペリジンは未反応のまま残ることが多い;
(2)上記(1)の反応液に、グルコアミラーゼ活性を有する酵素を作用させて、α−グルコシルヘスペリジンからα−モノグルコシルヘスペリジンを生成させる;
(3)上記(2)の反応液に、α−L−ラムノシダーゼ活性を有する酵素を作用させて、未反応のヘスペリジンからβ−モノグルコシルヘスペレチンを生成させる。このとき、α−グルコシルヘスペリジンはほとんど影響を受けない。
HPLC条件:
検出器 :紫外線吸光光度計(UV280nm);
カラム充填剤:5〜10μmオクタデシルシリル化シリカゲル;
カラム管 :150〜300mm×φ3.9〜4.6mmステンレス管;
温度 :40℃;
移動相 :20%アセトニトリル+100μL酢酸;
流速 :1.0mL/min。
製法A:
本発明に係る水溶性ナリンジン組成物を製造するには、例えば、それぞれ粉末状のナリンジンとα−グルコシルヘスペリジンとβ−モノグルコシルヘスペレチンと、液体の水(例:イオン交換水)とを、それぞれ上記量で配合し、60〜100℃程度の温度で5〜60分間程度攪拌下に混合・接触させて、温水にナリンジンとα−グルコシルヘスペリジンとβ−モノグルコシルヘスペレチンとを溶解させる。
製法B:
また本発明に係る水溶性ナリンジン組成物は、α−モノグルコシルヘスペリジンとβ−モノグルコシルヘスペレチンとが含まれている東洋精糖(株)製の商品「αGヘスペリジンPS」と、ナリンジン粉末と(必要により活性炭と)を上記と同様な配合量で用い、これら成分を上記と同様な条件でよく混合・接触させることにより製造してもよい。
本発明に係る飲食物、医薬品、化粧品または飼料には、上記の本発明に係る水溶性ナリンジン組成物が含まれており、水溶性ナリンジン組成物の有する後述する様々な作用を発揮できる。
ナリンジンは常温で約0.1(w/v)%しか水に溶解しないが、本発明に係る水溶性ナ
リンジン組成物では簡便な方法でナリンジンが約10(w/v)%、すなわちナリンジン単体の約100倍以上溶解し、沈殿を生じない。これにより、食品類、医薬品、化粧品または飼料などに高濃度でナリンジンを溶解させたまま、常温にて結晶が析出しないようにすることが可能となる。とくに飲料等においては、高濃度にナリンジンが溶解したものを少量ずつ添加する場合があり、水溶性ナリンジン組成物は有用である。
本発明に係る水溶性ナリンジン組成物を苦味料として飲食物などに添加することにより、従来よりも深みのある洗練された苦みを与えることや、酸味、塩辛味、渋み、青臭み、
えぐみを低減するなどして風味を改善することができる。例えば本発明に係る水溶性ナリンジン組成物を配合することにより、柑橘系の素材を用いたジャム、ジュース、菓子類では、さわやかな苦みを与えより本物らしさを高めることなどが可能になる。また、ナリンジン換算では従来品と同じ添加量であっても、本発明の水溶性ナリンジン組成物はナリンジンそのものよりも苦みが強く感じられるため、少ないナリンジンの使用量で従来と同程度の苦みを与えることができる。
本発明に係る水溶性ナリンジン組成物を飲食物(健康食品や機能性食品などを含む)、医薬品(もしくは医薬部外品)または飼料などに添加することにより、従来よりも体内でのナリンジンの溶解性が高まり、吸収性を向上させることができる。
従来よりも少ない経口摂取回数で効率的にナリンジンを摂取することが可能となり、ナリンジンの持つ生理作用(例えば毛細血管の強化、出血予防、血圧調整(低下作用)、血中脂質の改善(中性脂肪の低減、コレステロール低下、抗アレルギーなど))が効率よく発揮される。
ナリンジンは抗酸化作用を有しており、水溶性ナリンジン組成物を抗酸化剤として飲食物、化粧品および医薬品などに添加することにより、例えばこれらに含有される脂質、香料または着色料などの酸化による変質を抑えることができるなど、品質の保持に効果が発揮される。
ナリンジンは紫外線吸収作用を有しており、水溶性ナリンジン組成物を紫外線吸収剤として色素(特に植物由来の天然色素)などに添加することにより、褪色防止の効果が発揮される。すなわち、色素が光を吸収すると光反応が起き(特に紫外線が当たると光反応が起こりやすい)、この光反応により色素が分解されて褪色となるが、紫外線吸収作用を持つナリンジンはこれを抑制する働きを持つ。色素としては、カロチノイド系色素に対する効果が特に高いが、アントシアニン系色素、フラボノイド色素およびその他の天然色素(例えば紅麹色素)などに対しても効果的である。なお、色素の様態としては、染料や画材などに限らず、飲食物、化粧品および医薬品などに含有される着色料などをも含む。さらに、同じくナリンジンの紫外線吸収作用を利用して、人体に塗布する化粧品などに紫外線カットの効果を付与することも可能である。
以下に、本発明に係る水溶性ナリンジン組成物、およびこの水溶性ナリンジン組成物を含有する飲食物、医薬品、化粧品、飼料などについて、実施例に基いてさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[試験例A〜D]
<ナリンジンと共存する成分の量の相違によるナリンジンの溶解性の変化>
グレープフルーツの果皮より抽出し精製したナリンジン10g(純度98%)に、東洋
精糖(株)製「αGヘスペリジンPS」を0g(試験例A)、0.1g(試験例B)、1g
(試験例C)、10g(試験例D)の量でそれぞれ添加して、得られた水溶性ナリンジン組成物に続いてイオン交換水を90mlずつ加えて、試料A、試料B、試料C、試料Dを調製した。
含有するものである。
その結果を表1に示す。表1中、カッコ書きは、ナリンジン10gを1重量部としたときのαGヘスペリジンPS中の全ヘスペリジンの重量部数を示す。
ナリンジン1重量部に対して「αGヘスペリジンPS」を全ヘスペリジン量として0.
08重量部または0.8重量部で添加した場合、ナリンジンは常温の水に約9〜10(w/v)%溶解し、沈殿を生じなかった。したがってこの混合比で調製した水溶性ナリンジン
組成物は、従来よりも著しく高いナリンジンの溶解性を有することが確認された。
[試験例E]
<ナリンジンと共存する成分の種類の相違によるナリンジンの溶解性の変化>
前記[試験例A〜D]の結果に基づき、ナリンジン1.0重量部に東洋精糖(株)製「α
GヘスペリジンPS」を0.1重量部(全ヘスペリジン量0.08重量部)添加し、得られた水溶性ナリンジン組成物(試料E)にイオン交換水5.0重量部を添加し、95℃で3
0分間加熱下に攪拌して、イオン交換水にナリンジン及び「αGヘスペリジンPS」を溶解した後、60℃に冷却してその温度で保持し、60℃におけるナリンジンの溶解性の経時変化(60℃に冷却直後、その後1時間経過後、5時間経過後)を評価した。
[試験例F〜H]
試験例Fでは、試験例Eにおける東洋精糖(株)製「αGヘスペリジンPS」に代えて、東洋精糖(株)製「αGヘスペリジンP」(全ヘスペリジン量:42%、うちα−グルコシルヘスペリジンのヘスペリジン換算量:35%、ヘスペリジン7重量%で含有)を用いた。
ジン量:76%、うちα−モノグルコシルヘスペリジンのヘスペリジン換算量:63重量%、ヘスペリジン13重量%で含有)を用いた。
その結果を表2に示す。
ナリンジンに「αGヘスペリジンPS」を添加した試験例E(表2)では、ナリンジンは5時間経過しても沈殿を生ぜず、約16(w/v)%の濃度で溶解したままであった。また、「αGヘスペリジンP」水溶液にα−L−ラムノシダーゼ活性を有する酵素を作用させて得たα−グルコシルヘスペリジンとβ−モノグルコシルヘスペレチンとを含有する組成物を添加した試験例Hでも同様に、ナリンジンは5時間経過しても沈殿を生ぜず、約16(w/v)%の濃度で溶解したままであった。したがって、α−グルコシルヘスペリジンとβ−モノグルコシルヘスペレチンとを含有する組成物、およびをα−モノグルコシルヘスペリジンとβ−モノグルコシルヘスペレチンとを含有する組成物(「αGヘスペリジンPS」)は、ナリンジンの溶解性の持続に優れた効果を示すことが確認された。
[水溶性ナリンジン組成物等の吸収性試験]
4週齢のWistar系の雄ラット18匹(体重範囲:42〜56g)を日本クレア株式会社より購入し、14日間の検疫期間の終了後に試験に用いた。
被験物質として、ナリンジンは関東化学株式会社より購入した試薬を使用し、また水溶性ナリンジン組成物は実施例1と同様に、ナリンジン1重量部に対して東洋精糖(株)製「αGヘスペリジンPS」を0.1重量部添加、調製したものを使用した。
これらの被験物質は、18時間の絶食を行ったラットに、ラット用経口ゾンデを用いて、ラット体重kgあたりナリンゲニンとして50μmolとなるように強制経口投与した。
投与24時間後での採血および尿の回収まで、給餌は行わず給水のみとした。
、24時間後に頚静脈より採血し、それぞれをプラスチックチューブに入れ、ハイキャパシティ冷却遠心機「KUBOTA3615」(株式会社久保田製作所製)により遠心分離(3500×g、4℃、10分間)し、血漿を分離した。
血漿0.5mlと、1M酢酸ナトリウム水溶液(pH4.5)0.5mlを2.0mlのプラスチックチューブに取り、十分に攪拌した後に37℃で2分間、プレインキュベーションした。
図1によれば、本発明の水溶性ナリンジン組成物は、ナリンジンに比べてラット体内に吸収されやすいことが確認され、また表5によれば、ナリンジン量の直接比較ではないが、ナリンジン投与群に比して水溶性ナリンジン組成物投与群では全体量としてより多く(2倍近く)吸収されることが確認された。
上記各試験例の結果に基づき、ナリンジン1.0重量部に東洋精糖(株)製「αGヘスペ
リジンPS」0.1重量部(全ヘスペリジン量0.08重量部)を添加した水溶性ナリンジン組成物に、イオン交換水5.0重量部を加え、95℃で30分間加熱溶解した。60℃
に冷却後、活性炭(武田薬品工業、「白鷺P」)を0.001重量部添加して、60℃で
1時間、攪拌接触させた。その後、穴径3μmの粗ろ過および穴径0.5μmのメンブレ
ンフィルターろ過を行った後、スプレードライヤーで乾燥し、水溶性ナリンジン組成物を得た。
溶性ナリンジン組成物およびナリンジン粉末をそれぞれイオン交換水を添加して濃度調整し、それぞれ試料Hおよび試料Iとした。
本発明品の水溶性ナリンジン組成物はナリンジン粉末と比較して、同じナリンジンの濃度であっても苦みが強く、また苦みの立上がりおよび後引きが早いことが確認された。
[飲食物(グレープフルーツジュース)及びその苦味等の官能評価試験]
本発明の水溶性ナリンジン組成物およびナリンジン粉末を用いて、表6に示した配合組成の低カロリータイプのグレープフルーツジュースを調製し、それぞれ試料J(水溶性ナリンジン組成物配合タイプ)および試料K(ナリンジン配合タイプ)とした。なお、いずれの試料もナリンジンとして100ppm(0.01(w/v)%)の濃度である。また、
使用した水溶性ナリンジン組成物は上記[水溶性ナリンジン組成物等の苦味等の官能評価試験]において作成したものである。
本発明品の水溶性ナリンジン組成物が配合された本発明のグレープフルーツジュースにおいては、ナリンジン粉末が配合された比較例のグレープフルーツジュースと比較して、苦みの後引きが早く、また飲み易いという評価が得られた。
[化粧品及びその溶解性の評価試験]
精製水にグリセリン、プロピレングリコールおよび水溶性ナリンジン組成物を加えて室温で溶解した水溶液と、エチルアルコールにエモリエント、界面活性剤、防腐剤、香料を加えて溶解したアルコール溶液とを混合し、染料で着色した後、ろ過したものを試料Lとした。なお、試料Lの組成物の配合は表8に示すとおりであり、使用した水溶性ナリンジン組成物は前記[水溶性ナリンジン組成物等の苦味等の官能評価試験]において作成したものである。試料Lにおいて、ナリンジンの沈殿物は認められなかった。
◆・・・・・ナリンジンを投与した群
Claims (5)
- ナリンジン、α−グルコシルヘスペリジンおよびβ−モノグルコシルヘスペレチンを含有し、ナリンジン1重量部に対して、α−グルコシルヘスペリジンおよびβ−モノグルコシルヘスペレチンのヘスペリジン換算量の合計(全ヘスペリジン量)が0.01〜5重量部であることを特徴とする水溶性ナリンジン組成物。
- ナリンジン1重量部に対して、α−グルコシルヘスペリジンおよびβ−モノグルコシルヘスペレチンのヘスペリジン換算量の合計(全ヘスペリジン量)が0.05〜0.5重量部であることを特徴とする、請求項1に記載の水溶性ナリンジン組成物。
- α−グルコシルヘスペリジンのヘスペリジン換算量1重量部に対して、β−モノグルコシルヘスペレチンのヘスペリジン換算量が0.02〜0.7重量部であることを特徴とする、請求項1または2に記載の水溶性ナリンジン組成物。
- α−グルコシルヘスペリジンがα−モノグルコシルヘスペリジンであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の水溶性ナリンジン組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の水溶性ナリンジン組成物を含むことを特徴とする、飲食物、医薬品、化粧品または飼料。
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