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JP4905738B2 - アキュムレータ - Google Patents

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Description

本発明は、蓄圧装置または脈圧減衰装置等として用いられるアキュムレータに関するものである。本発明のアキュムレータは例えば、自動車等車両における油圧配管等に用いられる。
従来から、圧力配管に接続されるオイルポートを備えたアキュムレータハウジングの内部空間にベローズを配置して前記内部空間を高圧ガスを封入するガス室とオイルポートのポート穴に連通する液室とに仕切るようにしたアキュムレータが知られており、このアキュムレータにはそのタイプとして、図18に示すように一端(遊動端)51aにベローズキャップ52を取り付けたベローズ51の他端(固定端)51bをハウジング53上部のエンドカバー54に固定することによりベローズ51の内周側をガス室55、外周側を液室56とするタイプ(ベローズ51の内周側にガス室55が設定されるので「内ガスタイプ」と称される、特許文献1参照)と、図19に示すように一端(遊動端)51aにベローズキャップ52を取り付けたベローズ51の他端(固定端)51bをハウジング53下部のオイルポート57に固定することによりベローズ51の外周側をガス室55、内周側を液室56とするタイプ(ベローズ51の外周側にガス室55が設定されるので「外ガスタイプ」と称される、特許文献2または3参照)とがある。
ここで、機器の圧力配管に接続されたアキュムレータでは、機器の運転が停止すると液体(油)がポート穴58から徐々に排出され、上記図18の内ガスタイプのアキュムレータでは、これに伴って封入ガス圧によりベローズ51が徐々に伸長しベローズキャップ52が徐々に下降してシール59に接触し、所謂ゼロダウン状態となる。また上記図19の外ガスタイプのアキュムレータでは、これに伴って封入ガス圧によりベローズ51が徐々に収縮しベローズキャップ52が徐々に下降し、ベローズキャップ52下面に設けたシール59が相手材60に接触して所謂ゼロダウン状態となる。そしてこのゼロダウン状態では、シール59により液室56(ベローズ51およびシール59間の空間)内に一部の液体が閉じ込められ、この閉じ込められた液体の圧力とガス室55のガス圧力とがバランスするので、ベローズ51に過大な応力が作用して異常変形が発生するのが抑制される構成とされている。
しかしながら、このような運転停止によるゼロダウンが低温で行なわれ、その状態で温度が上昇した場合、液室56に閉じ込められた液体および封入ガスはそれぞれ熱膨張し、それぞれ圧力が上昇する。この場合、液体は、封入ガスに比べて圧力の上昇度合いが大きいが、ベローズキャップ52における受圧面積が封入ガスに比べて小さく設定されているので、液体圧がガス圧よりもかなり大きくならないとベローズキャップ52は移動しない。したがってベローズ51内外の液圧とガス圧とに数MPa程度にも及ぶ大きな圧力差が発生することがあり、このように大きな圧力差が発生するとベローズ51が異常変形したり、シール59が損傷したりする虞がある。
特開2005−315429号公報 特開2001−336502号公報 特開2007−187229号公報
また、図20に示すアキュムレータは、上記図19のアキュムレータと同様に外ガスタイプのアキュムレータであるとともに、ベローズ51の内周側に補助液体室71を設け、この補助液体室71にピストンシール73付きのピストン72をストローク可能に内挿すると云う特異な構成を有しているために、以下の不都合が指摘される(特許文献4参照)。
(イ)補助液体室71の容積分しかベローズ51の伸長を行なうことができない(補助液体室71の容積を増やすとベローズ51の収縮が制限され、同室71を小さくするとベローズ51を伸長させるための液量が少なくなり、伸長量を増やすことができない)。
(ロ)ピストンシール73でピストン72を密封した状態でストロークさせるので、シール面圧による滑り抵抗が大きく、その損失分だけベローズ51の動きが鈍化する(アキュムレータとしての機能が低下する)。
特開2003−278702号公報
更にまた、下記特許文献5に、ベローズキャップに二次ベローズを介して二次ピストンを連結した構造のアキュムレータが開示されているが、この従来技術には以下の不都合が指摘される。
(ハ)ゼロダウン時に二次ベローズが伸長した状態でベローズの収縮が生じ、二次ピストンが最下面に到達した段階でベローズの収縮が止まるので、十分なベローズの伸縮ストロークを確保することができない。
特表2005−500487号公報
本発明は以上の点に鑑みて、外ガスタイプまたは内ガスタイプのアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときに発生する圧力差を低減させる機構を備え、もってベローズ内外の圧力差を低減させて、ベローズが異常変形するのを抑制することができるアキュムレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるアキュムレータは、圧力配管に接続されるオイルポートを備えたアキュムレータハウジングと、前記ハウジングの内部空間に配置されて前記内部空間を高圧ガスを封入するガス室および前記オイルポートのポート穴に連通する液室に仕切るベローズおよびベローズキャップとを有し、液圧ゼロダウン時に前記液室を閉塞して一部の液体を前記液室に閉じ込めるシールが前記オイルポートの内側に設けられているアキュムレータにおいて、前記オイルポートのベローズキャップ側にバネ手段で支持された可動プレートを有し、定常作動時、前記可動プレートは前記バネ手段に支持されて前記シールから離間しており、ゼロダウン時、前記可動プレートは前記ベローズキャップに押されて前記バネ手段を弾性変形させながら前記シールに接触し、ゼロダウン時前記液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときには、前記可動プレートは前記シールに接触したままで前記ベローズキャップが液圧とガス圧とが釣り合う位置まで移動することを特徴とする。
また、本発明の請求項2によるアキュムレータは、上記した請求項1記載のアキュムレータにおいて、バネ手段は、コイルスプリングよりなり、前記コイルスプリングは、オイルポートおよび可動プレート間に介装され、更に前記オイルポートには、前記可動プレートの最大離間距離を規定するストッパが設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3によるアキュムレータは、上記した請求項1記載のアキュムレータにおいて、バネ手段は、板バネよりなり、前記板バネは、可動プレートの外周側に配置され、その一端部でオイルポートに固定されるとともにその他端部で前記可動プレートに固定されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4によるアキュムレータは、上記した請求項1記載のアキュムレータにおいて、バネ手段は、コイルスプリングおよび板バネの双方よりなり、前記コイルスプリングは、オイルポートおよび可動プレート間に介装され、前記板バネは、前記可動プレートの外周側に配置され、その一端部で前記オイルポートに固定されるとともにその他端部で前記可動プレートに固定されていることを特徴とする。
上記構成を有する本発明のアキュムレータは以下のように作動する。
定常作動時・・・
オイルポートのベローズキャップ側に設けられた可動プレートがバネ手段に支持されてシールから離間しているので、ポート穴と液室(ベローズおよびシール間の空間)は連通している。したがってポート穴から液室へそのときどきの圧力を備えた液体が随時導入されるので、ベローズキャップが液圧とガス圧とが釣り合うように移動する。可動プレートを支持するバネ手段の具体例としては、コイルスプリングまたは板バネ(薄板円板)が好適であり、両者を双方用いるようにしても良い。
ゼロダウン時・・・
機器の運転が停止すると液室内の液体がポート穴から徐々に排出され、これに伴って封入ガス圧によりベローズが収縮(外ガスタイプ)または伸長(内ガスタイプ)し、ベローズキャップがベローズ収縮または伸長方向へ移動する。移動するベローズキャップは可動プレートを押圧し、バネ手段を弾性変形させながら可動プレートを移動させてシールに接触させる。可動プレートがシールに接触すると液室(ベローズおよびシール間の空間)が閉塞されてこの液室に一部の液体が閉じ込められるので、更なる圧力低下は発生しなくなり、よってベローズ内外で液体圧とガス圧とが釣り合うことになる。尚、シールに接触するのは可動プレートであってベローズキャップはシールに接触しないので、ベローズキャップの受圧面積はシールにより制限されることがない。したがってベローズキャップの受圧面積は一面のガス室側と反対面の液室側とで等しく設定されている。
ゼロダウン状態における熱膨張時・・・
ゼロダウン状態すなわち可動プレートがシールに接触した状態で雰囲気温度の上昇等により液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張すると、液体のほうがガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生する。ここで本発明では上記したようにベローズキャップの受圧面積がガス室側と液室側とで等しく設定されているので、圧力差が発生するとベローズキャップが直ちに移動して圧力差を低減させる。したがってベローズ内外に大きな圧力差が発生するのが抑制されることから、ベローズに圧力差による異常変形が発生するのを防止することが可能となる。尚、この熱膨張作動時、可動プレートはこれまでのベローズキャップに代わってシールによる受圧面積の制限を受けることになるので、シールに接触したままで離れない(移動しない)。したがってベローズキャップのみが移動する。可動プレートはゼロダウンの解消時に受圧面積の変動やバネ手段の弾性等により復帰動し、シールから離間する。
したがって、以上のように作動する本発明のアキュムレータによれば、外ガスタイプまたは内ガスタイプのアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときに発生する圧力差を低減させることが可能とされているために、ベローズ内外の圧力差を低減させ、ベローズが異常変形するのを防止することができる。したがって、ベローズ延いてはアキュムレータの耐久性を向上させることができる。また、上記補助液体室や二次ベローズを有していないために、上記(イ)(ロ)(ハ)の不都合も解消される。
本発明の第一実施例に係るアキュムレータの定常作動時の状態を示す全体断面図 同アキュムレータのゼロダウン時の状態を示す要部断面図 同アキュムレータのゼロダウン状態における熱膨張時の状態を示す要部断面図 本発明の第二実施例に係るアキュムレータの定常作動時の状態を示す全体断面図 本発明の第三実施例に係るアキュムレータの定常作動時の状態を示す要部断面図 同アキュムレータのゼロダウン時の状態を示す要部断面図 同アキュムレータのゼロダウン状態における熱膨張時の状態を示す要部断面図 同アキュムレータにおける板バネ(薄板円板)の平面図 同アキュムレータにおける可動プレートの変形例を示す要部断面図 同アキュムレータにおける可動プレートの変形例を示す要部断面図 本発明の第四実施例に係るアキュムレータの定常作動時の状態を示す全体断面図 本発明の第五実施例に係るアキュムレータの定常作動時の状態を示す全体断面図 図12の要部拡大図 同アキュムレータのゼロダウン時の状態を示す全体断面図 同アキュムレータのゼロダウン状態における熱膨張時の状態を示す全体断面図 同アキュムレータにおける板バネ(薄板円板)の平面図 本発明の第六実施例に係るアキュムレータの定常作動時の状態を示す全体断面図 従来例に係るアキュムレータの断面図 他の従来例に係るアキュムレータの断面図 他の従来例に係るアキュムレータの断面図
符号の説明
1 アキュムレータ
2 ハウジング
3 シェル
4 オイルポート
4a ストッパ突起
4b,4c 段部
4d 取付部
5 ポート穴
6 エンドカバー
7 ベローズ
7a 固定端
7b 遊動端
8 ベローズキャップ
9 制振リング
10 ガス室
11 液室
11a,11b 空間
13 シール
14 シールホルダ
14a スプリングリテーナ
21 圧力差調整機構
22 可動プレート
22a,24a 係合部
22b 凸部
23 バネ手段(コイルスプリング)
24 ストッパ
25,33,34,35 連通路
31 バネ手段
32 板バネ(薄板円板)
32a 内周取付部
32b 外周取付部
32c 板バネ部
32d 取付用穴部
32e 穴部
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1−1)ベローズの外部に高圧ガスを封入し、ポート穴からベローズの内部に液体を出入りさせる。オイルポートのベローズキャップ側に、コイルスプリングで支持された円板(可動プレート)を設ける。この円板がゼロダウン時に、オイルポートに設けられたシールと接触し、ベローズ内部の液体の流出を防止する。
(1−2)円板はコイルスプリングに支持された状態でオイルポートに固定されており、液体圧が印加されている状態ではオイルポートから浮き上がり、オイルポートに設けられたシールとは接触しない。ゼロダウン時に円板によってシールされるため、ベローズキャップにおけるガス圧とベローズ内部の液体圧の受圧面積は等しくなる。ベローズ内部の液体が熱膨張した場合には、円板はオイルポートに押し付けられたままの状態で、ベローズキャップはガス圧と液体圧が釣り合う位置まで移動できるため、ベローズ内外の差圧が発生せず、ベローズの変形が生じない。
(2−1)ベローズの外部に高圧ガスを封入し、ポート穴からベローズの内部に液体を出入りさせる。オイルポートのベローズキャップ側に、薄板円板(板バネ)で支持された円板(可動プレート)を設ける。この円板がゼロダウン時に、オイルポートに設けられたシールと接触し、ベローズ内部の液体の流出を防止する。
(2−2)シールと接触する円板は、オイルポート外周部と接合された薄板円板と接合されており、液体圧が印加されている状態(通常作動)ではオイルポートから浮き上がり、オイルポートに設けられたシールとは接触しない。ゼロダウン時はベローズキャップにより押し下げられて、円板はシールと接触してオイルポートに押し付けられた状態になる。このゼロダウン状態でベローズ内部の液体が熱膨張した場合には、円板はシールと接触したまま、ベローズキャップが上昇して液体の膨張体積分を吸収するため、ベローズの過度の変形が生じない。薄板円板は変形しやすいように板バネ部を有している。
(3−1)ベローズの外部に高圧ガスを封入し、ポート穴からベローズ内側に液体を出入りさせる。オイルポートのベローズキャップ側に、コイルスプリングで支持された円板(可動プレート)を設ける。この円板がゼロダウン時に、オイルポートに設けられたシールと接触し、ベローズ内部の液体の流出を防止する。この円板が、所定の範囲で動作するために、薄板円板(板バネ)でオイルポートに接合されている。
(3−2)シールと接触する円板は、オイルポート外周部と接合された薄板円板とオイルポート内周部のコイルスプリングで支持されている。液体圧が印加されている状態(通常作動)では、コイルスプリングの反力により、その円板はオイルポートから十分に浮き上がり、オイルポートに設けられたシールとは接触しない。また通常作動時に、その円板がオイルポート外周部と接触しないように、薄板円板で半径方向の移動が拘束される。ゼロダウン時はベローズキャップにより押し下げられて、円板はシールと接触してオイルポートに押し付けられた状態になる。このゼロダウン状態でベローズ内部の液体が熱膨張した場合には、円板はシールと接触したまま、ベローズキャップが上昇して液体の膨張体積分を吸収するため、ベローズの過度の変形が生じない。薄板円板は変形しやすいように板バネ部を有している。
(4−1)ベローズの内部に高圧ガスを封入し、ポート穴からベローズ外側に液体を出入りさせる。オイルポートのベローズキャップ側に、コイルスプリングおよび薄板円板(板バネ)のいずれか一方または双方で支持された円板(可動プレート)を設ける。この円板がゼロダウン時に、オイルポートに設けられたシールと接触し、ベローズ内部の液体の流出を防止する。
(4−2)シールと接触する円板は、オイルポート外周部と接合された薄板円板とオイルポート内周部のコイルスプリングで支持されている。ここで円板は、コイルスプリングと薄板円板の両方もしくは、どちらか一方で支持されることとする。液体圧が印加されている状態(通常作動)では、コイルスプリングの反力または/および薄板円板の中立位置により、その円板はオイルポートから十分に浮き上がり、オイルポートに設けられたシールとは接触しない。また通常作動時に、その円板がオイルポート外周部と接触しないように、薄板円板で半径方向の移動が拘束される。ゼロダウン時はベローズキャップにより押し下げられて、円板はシールと接触してオイルポートに押し付けられた状態になる。このゼロダウン状態でベローズ内部の液体が熱膨張した場合には、円板はシールと接触したまま、ベローズキャップが上昇して液体の膨張体積分を吸収するため、ベローズの過度の変形が生じない。薄板円板は変形しやすいように板バネ部を有している。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第一実施例・・・
図1ないし図3は、本発明の第一実施例に係るアキュムレータ1の全体断面ないし部分断面を示している。図1は定常作動時、図2はゼロダウン時、図3はゼロダウン状態における熱膨張時の状態をそれぞれ示している。
当該実施例に係るアキュムレータ1は、ベローズ7として金属ベローズを用いる金属ベローズ型アキュムレータであって、以下のように構成されている。
すなわち先ず、図示しない圧力配管に接続されるオイルポート4を備えたアキュムレータハウジング2が設けられており、このハウジング2の内部にベローズ7が配置されてハウジング2の内部空間が高圧ガスを封入するガス室10と、オイルポート4のポート穴5に連通する液室11とに仕切られている。ハウジング2としては、有底円筒状のシェル3と、このシェル3の一端開口部に固定されたオイルポート4との組み合わせよりなるものが描かれているが、このハウジング2の部品割り構造は特に限定されるものではなく、例えばシェル3とオイルポート4は一体であっても良く、シェル3の底部はシェル3と別体のエンドカバーであっても良く、何れにしてもシェル3の底部またはこれに相当する部品には、ガス室10にガスを注入するためのガス注入口(図示せず)が設けられている。
ベローズ7は、その固定端7aをハウジング2のポート側内面であるオイルポート4のフランジ部内面に固定するとともにその遊動端7bに円板状のベローズキャップ8を固定しており、よって当該アキュムレータ1はベローズ7の外周側にガス室10を配置するとともにベローズ7の内周側に液室11を配置する外ガスタイプのアキュムレータとされている。また図2に示すように、遊動端7bの外周部には、ハウジング2の内面に対するベローズ7およびベローズキャップ8の接触を防止するために制振リング9が取り付けられている。
ポート穴5の内側すなわちオイルポート4の内面(図では上面)には、環状のストッパ突起(着座面)4aの内周側に位置して環状の第一および第二段部4b,4cが順次形成され、第一段部4bにシール13が嵌着されて、第二段部4cに嵌着したシールホルダ14により抜け止め保持されている。シール13は、当該アキュムレータ1のゼロダウン時に液室11(ベローズ7およびシール13間の空間)を閉塞してこの液室11に一部の液体を閉じ込めるものであって、この機能を十分に発揮するよう外向きのシールリップを備えたゴム状弾性体製パッキンにより形成されている。尚、シール13としては、十分なシール性能が得られるものであればOリングやXリングなどを用いても良く、本発明は特にシール13の形状を制限するものではない。
また当該アキュムレータ1には、ゼロダウン時に液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張したときに発生する圧力差を低減させる圧力差調整機構21が設けられている。
この圧力差調整機構21は、上記ベローズ7およびベローズキャップ8のほかに、オイルポート4のベローズキャップ8側に、バネ手段23で支持された可動プレート22を有している。また可動プレート22がシール13から離れる方向のストローク限(最大離間距離)を規定するストッパ24がオイルポート4の外周部に取り付けられている。またベローズ7、オイルポート4、ストッパ24、可動プレート22およびベローズキャップ8に囲まれる空間(以下、ベローズ内周空間とも称する)11aを定常作動時にポート穴5と連通するための連通路25が可動プレート22に設けられている。ストッパ24はオイルポート4と一体に成形されても良い。
可動プレート22は、金属等剛材製の円板よりなり、シール13に対して接離するよう軸方向(図では上下方向)にストローク可能に配置されている。ストロークの一端限(下端限)は可動プレート22がストッパ突起4aに当接することにより規定される。シール13のリップ端はストッパ突起4aよりも若干突出しているので、可動プレート22がストッパ突起4aに当接する時点ではすでに可動プレート22はシール13に接触している。またストロークの他端限(上端限)は可動プレート22の外周部に設けた突起状の係合部22a(図2)がストッパ24に設けた爪状の係合部24a(図2)に係合することにより規定される。ストッパ24は、オイルポート4に固定される筒状体の一端に鉤状の係合部24aを一体成形したものであって、このストッパ24に係合することにより可動プレート22はストロークの他端限を規定されるとともに抜け止めされることになる。
バネ手段23は、コイルスプリングよりなり、シールホルダ14の下端フランジ部をスプリングリテーナ14aとしてこのスプリングリテーナ14aと可動プレート22との間に介装され、可動プレート22をシール13から離れる方向(図では上方)に弾性付勢している。但しこのバネ手段23の働きは、定常作動時に可動プレート22をシール13から離間させることにあるので、可動プレート22が上記ストロークの他端限に位置しているときには可動プレート22を付勢している必要はなく、可動プレート22を支持していれば良い。
また、このバネ手段23の一端(下端)をオイルポート4に結合(連結ないし接合)するとともに他端(上端)を可動プレート22に結合(連結ないし接合)する場合には、バネ手段23は、可動プレート22をストッパ突起4aおよびシール13から離間した位置で浮揚保持することになるので、可動プレート22のストローク他端限を規定する機能を併せ持つことになる。したがってこの場合には、バネ手段23がストッパとしても作用するので、別部品としてのストッパ24は省略することが可能となる。またストッパ24が省略されれば、その設置スペースがポート穴5と液室11のベローズ内周空間11aとを連通する連通路とされるので、後記するように可動プレート22に連通路25としての貫通孔または切り欠きを設ける必要がないことになる。
連通路25は、可動プレート22の外周部に板厚方向に形成された貫通孔または切り欠き(図では貫通孔)よりなり、この貫通孔または切り欠きが複数、可動プレート22の円周方向に所定の間隔をあけて並んで設けられている。貫通孔などの形成位置はシール13のリップ端に接触する部位よりも径方向外方であってストッパ突起4aに当接する部位よりも径方向内方に設定されている。またこの連通路25は、これを可動プレート22ではなくストッパ24に設けることも考えられる(ストッパ24の係合部24aが全周に亙る場合は、可動プレート22に貫通孔または切り欠きを設けてこの貫通孔または切り欠きを連通路25とする。これに対してストッパ24の係合部24aが円周方向に部分的な場合には、互いに隣り合う係合部24a間の開口が連通路25として作用するので、可動プレート22に貫通孔または切り欠きを設ける必要はないと云うことになる)。
上記構成のアキュムレータ1は、ベローズ7の固定端7aがハウジング2のポート側内面であるオイルポート4のフランジ部内面に固定されているので、外ガスタイプの範疇に属し、また上記構成により以下のように作動する。
定常作動時・・・
すなわち、図1は当該アキュムレータ1の定常作動時の状態を示している。オイルポート4は図示しない機器の圧力配管に接続される。この定常状態では、可動プレート22がバネ手段23に支持されてシール13から離れているので、ポート穴5とベローズ内周空間11aは連通路25を介して連通している。したがって、ポート穴5からベローズ内周空間11aへそのときどきの圧力を備えた液体が導入されるので、ベローズキャップ8がベローズ7を伸縮させながら液体圧とガス圧とが釣り合うように移動する。
ゼロダウン時・・・
図1の状態から機器の運転が停止すると、液室11内の液体がポート穴5から徐々に排出され、これに伴って封入ガス圧によりベローズ7が徐々に収縮し、ベローズキャップ8がベローズ収縮方向(図では下方)へ徐々に移動する。移動するベローズキャップ8は可動プレート22を押圧し、バネ手段23を圧縮しながら可動プレート22を移動させ、シール13に接触させる。図2に示すように可動プレート22はストッパ突起4aに当接することにより停止する。このように可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触すると液室(ベローズ7およびシール13間の空間)11が閉塞されてこの液室11に一部の液体が閉じ込められることになるので、この液室11において更なる圧力低下は発生しなくなり、よってベローズ7内外で液体圧とガス圧とが釣り合うことになる。したがって、ゼロダウンによるベローズ7の異常変形を抑制することが可能とされている。尚、このゼロダウン時、シール13に対しては可動プレート22が接触しベローズキャップ8は接触しないので、ベローズキャップ8の受圧面積は上記従来技術のようにシール13により制限されることがない。したがって、ベローズキャップ8の受圧面積は一面のガス室10側と反対面の液室11側とで等しく設定されている。
ゼロダウン状態における熱膨張時・・・
図2のゼロダウン状態すなわち可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触した状態で雰囲気温度の上昇等により液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張すると、液体のほうがガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生する。しかしながら当該アキュムレータ1ではベローズキャップ8の受圧面積がガス室10側と液室11側とで等しく設定されているので、圧力差が発生すると、図3に示すようにベローズキャップ8が可動プレート22から離れる方向(図では上方)へ直ちに移動を開始し、液体圧とガス圧とが釣り合う位置で停止する。したがって、ベローズ7内外に大きな圧力差が発生するのが抑制されることから、ベローズ7に圧力差による異常変形が発生するのを防止することができる。このとき可動プレート22は、上下両面の受圧面積の差により図示したようにシール13に接触したままであるので、ゼロダウン状態が解消してしまうことはない。
したがって、上記アキュムレータ1によれば、外ガスタイプのアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張したときに発生する圧力差を低減させることが可能とされているために、ベローズ7内外の圧力差を低減させ、ベローズ7に異常変形が発生するのを防止することができる。したがって、ベローズ7延いてはアキュムレータ1の耐久性を向上させることができる。
また、図2のゼロダウン状態において、可動プレート22に設けられた貫通孔には、ストッパ突起4a、シール13および可動プレート22に囲まれる空間11bをベローズ内周空間11aに対して連通させる働きがあり、これにより前者空間11bにおける液体の熱膨張による高圧化が抑制される。したがって、この空間11bの高圧化によりシール13が損傷するのを防止することもできる。
尚、図2のゼロダウン状態において、ベローズキャップ8および可動プレート22は互いに接触しているが、液体および封入ガスの膨張時、ベローズキャップ8の下面には可及的速やかに液体圧を作用させることが好ましい。このため両者8,22の間に速やかに圧力が浸入するようベローズキャップ8の下面または可動プレート22の上面に、段差や突起等のスペーサー部を設けておくと良い。このような観点から当該実施例では、可動プレート22の上面に内高段差状の凸部22b(図1参照)が設けられている。
第二実施例・・・
上記第一実施例に係るアキュムレータ1は外ガスタイプのアキュムレータであるが、その圧力差調整機構21は内ガスタイプのアキュムレータにも適用することが可能である。図4はその一例を示し、遊動端7bにベローズキャップ8を取り付けたベローズ7の固定端7aがハウジング2上部のエンドカバー6に固定されることによりベローズ7の内周側をガス室10、外周側を液室11とする内ガスタイプのアキュムレータ1が構成されている。圧力差調整機構21の構成および作動は第一実施例と同じなので、同一の符号を付して説明を省略するが、相違点として、連通路25はストッパ24の立ち上がり部(筒状部)に横孔状のものとして設けられている。
第三実施例・・・
図5ないし図7は、本発明の第三実施例に係るアキュムレータ1の部分断面を示している。図5は定常作動時、図6はゼロダウン時、図7はゼロダウン状態における熱膨張時の状態をそれぞれ示している。また図8は、バネ手段31である薄板円板32の平面図である。
当該実施例に係るアキュムレータ1は、ベローズ7として金属ベローズを用いる金属ベローズ型アキュムレータであって、以下のように構成されている。
すなわち先ず、図示しない圧力配管に接続されるオイルポート4を備えたアキュムレータハウジング2が設けられており、このハウジング2の内部にベローズ7が配置されてハウジング2の内部空間が高圧ガスを封入するガス室10と、オイルポート4のポート穴5に連通する液室11とに仕切られている。ハウジング2としては、有底円筒状のシェル3と、このシェル3の一端開口部に固定されたオイルポート4との組み合わせよりなるものが描かれているが、このハウジング2の部品割り構造は特に限定されるものではなく、例えばシェル3とオイルポート4は一体であっても良く、シェル3の底部はシェル3と別体のエンドカバーであっても良く、何れにしてもシェル3の底部またはこれに相当する部品には、ガス室10にガスを注入するためのガス注入口(図示せず)が設けられている。
ベローズ7は、その固定端7aをハウジング2のポート側内面であるオイルポート4のフランジ部内面に固定するとともにその遊動端7bに円板状のベローズキャップ8を固定しており、よって当該アキュムレータ1はベローズ7の外周側にガス室10を配置するとともにベローズ7の内周側に液室11を配置する外ガスタイプのアキュムレータとされている。また遊動端7bの外周部には、ハウジング2の内面に対するベローズ7およびベローズキャップ8の接触を防止するために制振リング9が取り付けられている。
ポート穴5の内側すなわちオイルポート4の内面(図では上面)には、環状のストッパ突起(着座面)4aの内周側に位置して環状の第一および第二段部4b,4cが順次形成され、第一段部4bにシール13が嵌着されて、第二段部4cに嵌着したシールホルダ14により抜け止め保持されている。シール13は、当該アキュムレータ1のゼロダウン時に液室11(ベローズ7およびシール13間の空間)を閉塞してこの液室11に一部の液体を閉じ込めるものであって、この機能を十分に発揮するよう外向きのシールリップを備えたゴム状弾性体製パッキンにより形成されている。尚、シール13としては、十分なシール性能が得られるものであればOリングやXリングなどを用いても良く、本発明は特にシール13の形状を制限するものではない。
また当該アキュムレータ1には、ゼロダウン時に液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張したときに発生する圧力差を低減させる圧力差調整機構21が設けられている。
この圧力差調整機構21は、上記ベローズ7およびベローズキャップ8のほかに、オイルポート4のベローズキャップ8側にバネ手段31で支持された可動プレート22を有している。バネ手段31は、上記第一および第二実施例ではコイルスプリングであったが、当該第三実施例では板バネとされ、すなわち図8に平面形状を示す薄板円板32とされている。
図8の薄板円板32は、薄板金属等の板バネ材よりなり、環状の内周取付部32aの外周側に同じく環状の外周取付部32bを同心状に配置し、両取付部32a,32bを円周上複数(図では3等配)の板バネ部32cを介して一体成形したものであって、板バネ部32cはそれぞれ、軸方向の弾性変形量を大きく設定すべく円周方向に長い平面円弧形状とされ、その円周方向一端部にて内周取付部32aに連結されるとともに円周方向他端部にて外周取付部32bに連結されている。内周取付部32aには取付用の穴部32dが複数(図では3等配)設けられている。そして取り付けに際しては、内周取付部32aを可動プレート22の上面に、溶接、かしめ、ネジ止めまたは接着等の手段によって取り付けられるとともに外周取付部32bを、オイルポート4のストッパ突起4a外周部に設けた筒状の取付部4dの先端部に同じく溶接、かしめ、ネジ止めまたは接着等の手段によって取り付けられている。したがって可動プレート22は薄板円板32を介してオイルポート4によって保持されている。また可動プレート22と筒状の取付部4dの間には径方向間隙が設定され、薄板円板32の内周取付部32aと外周取付部32bの間にも板バネ部32c以外の部位で径方向間隙が設定されているので、これらの径方向間隙によって、ベローズ7、オイルポート4、薄板円板32、可動プレート22およびベローズキャップ8に囲まれる空間(以下、ベローズ内周空間とも称する)11aを定常作動時にポート穴5と連通するための連通路33が設けられている。尚、筒状の取付部4dは、上記第一実施例におけるストッパ24と同様、オイルポート4に対し別体で製作して後付けするものとしても良い。
可動プレート22は、金属等剛材製の円板よりなり、シール13に対して接離するよう軸方向(図では上下方向)にストローク可能に配置されている。ストロークはバネ手段31である薄板円板32を弾性変形させつつ行なわれることになる。ストロークの一端限(下端限)は可動プレート22がストッパ突起4aに当接することにより規定される。シール13のリップ端はストッパ突起4aよりも若干突出しているので、可動プレート22がストッパ突起4aに当接する時点ではすでに可動プレート22はシール13に接触している。また可動プレート22の上面中央には、薄板円板32よりもベローズキャップ8側へ突出する内高段差状の凸部22bが設けられているので、この凸部22bがベローズキャップ8により押圧されることになる。
可動プレート22は、バネ手段31である薄板円板32で支持され、定常作動時、ストッパ突起4aおよびシール13から離間している。このときバネ手段31である薄板円板32は、弾性変形していない自由状態にある。そして、その上方からベローズキャップ8が下降してくると、可動プレート22はベローズキャップ8に押されて下降し、ストッパ突起4aに当接して停止し、このときシール13と接触する。
上記構成のアキュムレータ1は、ベローズ7の固定端7aがハウジング2のポート側内面であるオイルポート4のフランジ部内面に固定されているので、外ガスタイプの範疇に属し、また上記構成により以下のように作動する。
定常作動時・・・
すなわち、図5は当該アキュムレータ1の定常作動時の状態を示している。オイルポート4は図示しない機器の圧力配管に接続される。この定常状態では、可動プレート22がバネ手段31である薄板円板32に支持されてシール13から離れているので、ポート穴5とベローズ内周空間11aは連通路33を介して連通している。したがって、ポート穴5からベローズ内周空間11aへそのときどきの圧力を備えた液体が導入されるので、ベローズキャップ8がベローズ7を伸縮させながら液体圧とガス圧とが釣り合うように移動する。
ゼロダウン時・・・
図5の状態から機器の運転が停止すると、液室11内の液体がポート穴5から徐々に排出され、これに伴って封入ガス圧によりベローズ7が徐々に収縮し、ベローズキャップ8がベローズ収縮方向(図では下方)へ徐々に移動する。移動するベローズキャップ8は可動プレート22を押圧し、バネ手段31である薄板円板32を弾性変形させながら可動プレート22を移動させ、シール13に接触させる。図6に示すように可動プレート22はストッパ突起4aに当接することにより停止する。このように可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触すると液室(ベローズ7およびシール13間の空間)11が閉塞されてこの液室11に一部の液体が閉じ込められるので、この液室11において更なる圧力低下は発生しなくなり、よってベローズ7内外で液体圧とガス圧とが釣り合うことになる。したがって、ゼロダウンによるベローズ7の異常変形を抑制することが可能とされている。尚、このゼロダウン時、シール13に対しては可動プレート22が接触しベローズキャップ8は接触しないので、ベローズキャップ8の受圧面積は上記従来技術のようにシール13により制限されることがない。したがって、ベローズキャップ8の受圧面積は一面のガス室10側と反対面の液室11側とで等しく設定されている。
ゼロダウン状態における熱膨張時・・・
図6のゼロダウン状態すなわち可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触した状態で雰囲気温度の上昇等により液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張すると、液体のほうがガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生する。しかしながら当該アキュムレータ1ではベローズキャップ8の受圧面積がガス室10側と液室11側とで等しく設定されているので、圧力差が発生すると、図7に示すようにベローズキャップ8が可動プレート22から離れる方向(図では上方)へ直ちに移動を開始し、液体圧とガス圧とが釣り合う位置で停止する。したがって、ベローズ7内外に大きな圧力差が発生するのが抑制されることから、ベローズ7に圧力差による異常変形が発生するのを防止することができる。このとき可動プレート22は、上下両面の受圧面積の差により図示したようにシール13に接触したままであるので、ゼロダウン状態が解消してしまうことはない。
したがって、上記アキュムレータ1によれば、外ガスタイプのアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張したときに発生する圧力差を低減させることが可能とされているために、ベローズ7内外の圧力差を低減させ、ベローズ7に異常変形が発生するのを防止することができる。したがって、ベローズ7延いてはアキュムレータ1の耐久性を向上させることができる。
尚、図6のゼロダウン状態において、ベローズキャップ8および可動プレート22は互いに接触しているが、液体および封入ガスの膨張時、ベローズキャップ8の下面には可及的速やかに液体圧を作用させることが好ましい。このため両者8,22の間に速やかに圧力が浸入するようベローズキャップ8の下面または可動プレート22の上面には段差や突起等のスペーサー部を設けておくと良く、上記凸部22bはこのようなスペーサー部としても機能する。
また、このように可動プレート22の上面中央に平面円形を呈する凸部22bが設けられるに伴って、図8に示したように薄板円板32の平面中央には平面円形を呈する穴部32eが設けられ、凸部22bに対して穴部32eが係合する構造とされている。そして、このように凸部22bに対して穴部32eが係合する構造であると、可動プレート22と薄板円板32とを容易に位置決めすることができ、両者22,32を接合する作業を容易化することが可能となる。また薄板円板32には、可動プレート22の径方向移動を阻止する機能があるので、作動が円滑化される。
また、図6のゼロダウン状態において、ストッパ突起4a、シール13および可動プレート22に囲まれる空間11bは密閉されるが、この空間11bをベローズ内周空間11aに連通させると、前者空間11bにおける液体の熱膨張による高圧化を抑制することができ、これにより高圧によってシール13が損傷するのを防止することができる。したがって、このような観点から両空間11a,11bを連通させるには、図9に示すように貫通孔状の連通路34を可動プレート22に設けたり、あるいは図10に示すように切欠状の連通路35を可動プレート22の外周部に設けたりするのが好適である。
第四実施例・・・
上記第三実施例に係るアキュムレータ1は外ガスタイプのアキュムレータであるが、その圧力差調整機構21は内ガスタイプのアキュムレータにも適用することが可能である。図11はその一例を示し、遊動端7bにベローズキャップ8を取り付けたベローズ7の固定端7aがハウジング2上部のエンドカバー6に固定されることによりベローズ7の内周側をガス室10、外周側を液室11とする内ガスタイプのアキュムレータ1が構成されている。圧力差調整機構21の構成および作動は第三実施例と同じなので、同一の符号を付して説明を省略するが、相違点として、薄板円板32の平面形状は後記第五実施例に係る薄板円板32の平面形状と同じとされている。
第五実施例・・・
図12ないし図15は、本発明の第五実施例に係るアキュムレータ1の全体断面ないし部分断面を示している。図12は定常作動時、図13はその要部拡大、図14はゼロダウン時、図15はゼロダウン状態における熱膨張時の状態をそれぞれ示している。また図16は、バネ手段の一つである板バネ(薄板円板)32の平面図である。
当該実施例に係るアキュムレータ1は、ベローズ7として金属ベローズを用いる金属ベローズ型アキュムレータであって、以下のように構成されている。
すなわち先ず、図示しない圧力配管に接続されるオイルポート4を備えたアキュムレータハウジング2が設けられており、このハウジング2の内部にベローズ7が配置されてハウジング2の内部空間が高圧ガスを封入するガス室10と、オイルポート4のポート穴5に連通する液室11とに仕切られている。ハウジング2としては、有底円筒状のシェル3と、このシェル3の一端開口部に固定されたオイルポート4との組み合わせよりなるものが描かれているが、このハウジング2の部品割り構造は特に限定されるものではなく、例えばシェル3とオイルポート4は一体であっても良く、シェル3の底部はシェル3と別体のエンドカバーであっても良く、何れにしてもシェル3の底部またはこれに相当する部品には、ガス室10にガスを注入するためのガス注入口(図示せず)が設けられている。
ベローズ7は、その固定端7aをハウジング2のポート側内面であるオイルポート4のフランジ部内面に固定するとともにその遊動端7bに円板状のベローズキャップ8を固定しており、よって当該アキュムレータ1はベローズ7の外周側にガス室10を配置するとともにベローズ7の内周側に液室11を配置する外ガスタイプのアキュムレータとされている。また遊動端7bの外周部には、ハウジング2の内面に対するベローズ7およびベローズキャップ8の接触を防止するために制振リング9が取り付けられている。
ポート穴5の内側すなわちオイルポート4の内面(図では上面)には、環状のストッパ突起(着座面)4aの内周側に位置して環状の第一および第二段部4b,4cが順次形成され、第一段部4bにシール13が嵌着されて、第二段部4cに嵌着したシールホルダ14により抜け止め保持されている。シール13は、当該アキュムレータ1のゼロダウン時に液室11(ベローズ7およびシール13間の空間)を閉塞してこの液室11に一部の液体を閉じ込めるものであって、この機能を十分に発揮するよう外向きのシールリップを備えたゴム状弾性体製パッキンにより形成されている。尚、シール13としては、十分なシール性能が得られるものであればOリングやXリングなどを用いても良く、本発明は特にシール13の形状を制限するものではない。
また当該アキュムレータ1には、ゼロダウン時に液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張したときに発生する圧力差を低減させる圧力差調整機構21が設けられている。
この圧力差調整機構21は、上記ベローズ7およびベローズキャップ8のほかに、オイルポート4のベローズキャップ8側にバネ手段で支持された可動プレート22を有している。バネ手段としては、上記第一および第二実施例ではコイルスプリングの単品、第三および第四実施例では板バネ(薄板円板)の単品であったが、当該第五実施例ではコイルスプリング23および板バネ(薄板円板)32の双方が用いられている。
コイルスプリング23は、シールホルダ14の下端フランジ部をスプリングリテーナ14aとしてこのスプリングリテーナ14aと可動プレート22との間に介装され、可動プレート22をシール13から離れる方向(図では上方)に弾性付勢している。但しこのコイルスプリング23の働きは、定常作動時に可動プレート22をシール13から離間させることにあるので、可動プレート22が板バネ(薄板円板)32のニュートラルな状態に位置しているときには可動プレート22を付勢している必要はなく、可動プレート22を支持していれば良い。
一方、板バネ(薄板円板)32は図16に示すように、薄板金属等の板バネ材よりなり、環状の内周取付部32aの外周側に同じく環状の外周取付部32bを同心状に配置し、両取付部32a,32bを円周上複数(図では3等配)の板バネ部32cを介して一体成形したものであって、板バネ部32cはそれぞれ、軸方向の弾性変形量を大きく設定すべく円周方向に長い平面円弧形状とされ、その円周方向一端部にて内周取付部32aに連結されるとともに円周方向他端部にて外周取付部32bに連結されている。そして取り付けに際しては、内周取付部32aを可動プレート22の上面に、溶接、かしめ、ネジ止めまたは接着等の手段によって取り付けられるとともに外周取付部32bを、オイルポート4のストッパ突起4a外周部に設けた筒状の取付部4dの先端部に同じく溶接、かしめ、ネジ止めまたは接着等の手段によって取り付けられている。したがって可動プレート22は板バネ(薄板円板)32を介してオイルポート4によって保持されている。また可動プレート22と筒状の取付部4dの間には径方向間隙が設定され、板バネ(薄板円板)32の内周取付部32aと外周取付部32bの間にも板バネ部32c以外の部位で径方向間隙が設定されているので、これらの径方向間隙によって、ベローズ7、オイルポート4、板バネ(薄板円板)32、可動プレート22およびベローズキャップ8に囲まれる空間(以下、ベローズ内周空間とも称する)11aを定常作動時にポート穴5と連通するための連通路33が設けられている。尚、筒状の取付部4dは、上記第一実施例におけるストッパ24と同様、オイルポート4に対し別体で製作して後付けするものとしても良い。
可動プレート22は、金属等剛材製の円板よりなり、シール13に対して接離するよう軸方向(図では上下方向)にストローク可能に配置されている。ストロークはバネ手段であるコイルスプリング23および板バネ(薄板円板)32を弾性変形させつつ行なわれることになる。ストロークの一端限(下端限)は可動プレート22がストッパ突起4aに当接することにより規定される。シール13のリップ端はストッパ突起4aよりも若干突出しているので、可動プレート22がストッパ突起4aに当接する時点ではすでに可動プレート22はシール13に接触している。また可動プレート22の上面中央には、薄板円板32よりもベローズキャップ8側へ突出する内高段差状の凸部22bが設けられているので、この凸部22bがベローズキャップ8により押圧されることになる。
可動プレート22は、バネ手段であるコイルスプリング23および板バネ(薄板円板)32で支持され、定常作動時、ストッパ突起4aおよびシール13から離間している。このときバネ手段の一方である板バネ(薄板円板)32は、弾性変形していない自由状態にある。そして、その上方からベローズキャップ8が下降してくると、可動プレート22はベローズキャップ8に押されて下降し、ストッパ突起4aに当接して停止し、このときシール13と接触する。
上記構成のアキュムレータ1は、ベローズ7の固定端7aがハウジング2のポート側内面であるオイルポート4のフランジ部内面に固定されているので、外ガスタイプの範疇に属し、また上記構成により以下のように作動する。
定常作動時・・・
すなわち、図12および図13は当該アキュムレータ1の定常作動時の状態を示している。オイルポート4は図示しない機器の圧力配管に接続される。この定常状態では、可動プレート22がバネ手段であるコイルスプリング23および板バネ(薄板円板)32に支持されてシール13から離れているので、ポート穴5とベローズ内周空間11aは連通路33を介して連通している。したがって、ポート穴5からベローズ内周空間11aへそのときどきの圧力を備えた液体が導入されるので、ベローズキャップ8がベローズ7を伸縮させながら液体圧とガス圧とが釣り合うように移動する。
ゼロダウン時・・・
図12および図13の状態から機器の運転が停止すると、液室11内の液体がポート穴5から徐々に排出され、これに伴って封入ガス圧によりベローズ7が徐々に収縮し、ベローズキャップ8がベローズ収縮方向(図では下方)へ徐々に移動する。移動するベローズキャップ8は可動プレート22を押圧し、バネ手段であるコイルスプリング23および板バネ(薄板円板)32を弾性変形させながら可動プレート22を移動させ、シール13に接触させる。図14に示すように可動プレート22はストッパ突起4aに当接することにより停止する。このように可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触すると液室(ベローズ7およびシール13間の空間)11が閉塞されてこの液室11に一部の液体が閉じ込められるので、この液室11において更なる圧力低下は発生しなくなり、よってベローズ7内外で液体圧とガス圧とが釣り合うことになる。したがって、ゼロダウンによるベローズ7の異常変形を抑制することが可能とされている。尚、このゼロダウン時、シール13に対しては可動プレート22が接触しベローズキャップ8は接触しないので、ベローズキャップ8の受圧面積は上記従来技術のようにシール13により制限されることがない。したがって、ベローズキャップ8の受圧面積は一面のガス室10側と反対面の液室11側とで等しく設定されている。
ゼロダウン状態における熱膨張時・・・
図14のゼロダウン状態すなわち可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触した状態で雰囲気温度の上昇等により液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張すると、液体のほうがガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生する。しかしながら当該アキュムレータ1ではベローズキャップ8の受圧面積がガス室10側と液室11側とで等しく設定されているので、圧力差が発生すると、図15に示すようにベローズキャップ8が可動プレート22から離れる方向(図では上方)へ直ちに移動を開始し、液体圧とガス圧が釣り合う位置で停止する。したがって、ベローズ7内外に大きな圧力差が発生するのが抑制されることから、ベローズ7に圧力差による異常変形が発生するのを防止することができる。このとき可動プレート22は、上下両面の受圧面積の差により図示したようにシール13に接触したままであるので、ゼロダウン状態が解消してしまうことはない。
したがって、上記アキュムレータ1によれば、外ガスタイプのアキュムレータにおいて、ゼロダウン時に液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張したときに発生する圧力差を低減させることが可能とされているために、ベローズ7内外の圧力差を低減させ、ベローズ7に異常変形が発生するのを防止することができる。したがって、ベローズ7延いてはアキュムレータ1の耐久性を向上させることができる。
尚、図14のゼロダウン状態において、ベローズキャップ8および可動プレート22は互いに接触しているが、液体および封入ガスの膨張時、ベローズキャップ8の下面には可及的速やかに液体圧を作用させることが好ましい。このため両者8,22の間に速やかに圧力が浸入するようベローズキャップ8の下面または可動プレート22の上面には段差や突起等のスペーサー部を設けておくと良く、上記凸部22bはこのようなスペーサー部としても機能する。
また、このように可動プレート22の上面中央に平面円形を呈する凸部22bが設けられるに伴って、図16に示したように板バネ(薄板円板)32の平面中央には平面円形を呈する穴部32eが設けられ、凸部22bに対して穴部32eが係合する構造とされている。そして、このように凸部22bに対して穴部32eが係合する構造であると、可動プレート22と板バネ(薄板円板)32とを容易に位置決めすることができ、両者22,32を接合する作業を容易化することが可能となる。また板バネ(薄板円板)32には、可動プレート22の径方向移動を阻止する機能があるので、作動が円滑化される。
また、図14のゼロダウン状態において、ストッパ突起4a、シール13および可動プレート22に囲まれる空間11bは密閉されるが、この空間11bをベローズ内周空間11aに連通させると、前者空間11bにおける液体の熱膨張による高圧化を抑制することができ、これにより高圧によってシール13が損傷するのを防止することができる。したがって、このような観点から両空間11a,11bを連通させるには、貫通孔状の連通路を可動プレート22に設けたり、あるいは切欠状の連通路を可動プレート22の外周部に設けたりするのが好適である。
第六実施例・・・
上記第五実施例に係るアキュムレータ1は外ガスタイプのアキュムレータであるが、その圧力差調整機構21は内ガスタイプのアキュムレータにも適用することが可能である。図17はその一例を示し、遊動端7bにベローズキャップ8を取り付けたベローズ7の固定端7aがハウジング2上部のエンドカバー6に固定されることによりベローズ7の内周側をガス室10、外周側を液室11とする内ガスタイプのアキュムレータ1が構成されている。圧力差調整機構21の構成および作動は第五実施例と同じなので、同一の符号を付して説明を省略する。

Claims (4)

  1. 圧力配管に接続されるオイルポートを備えたアキュムレータハウジングと、前記ハウジングの内部空間に配置されて前記内部空間を高圧ガスを封入するガス室および前記オイルポートのポート穴に連通する液室に仕切るベローズおよびベローズキャップとを有し、液圧ゼロダウン時に前記液室を閉塞して一部の液体を前記液室に閉じ込めるシールが前記オイルポートの内側に設けられているアキュムレータにおいて、
    前記オイルポートのベローズキャップ側にバネ手段で支持された可動プレートを有し、
    定常作動時、前記可動プレートは前記バネ手段に支持されて前記シールから離間しており、ゼロダウン時、前記可動プレートは前記ベローズキャップに押されて前記バネ手段を弾性変形させながら前記シールに接触し、ゼロダウン時前記液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときには、前記可動プレートは前記シールに接触したままで前記ベローズキャップが液圧とガス圧とが釣り合う位置まで移動することを特徴とするアキュムレータ。
  2. 請求項1記載のアキュムレータにおいて、
    バネ手段は、コイルスプリングよりなり、
    前記コイルスプリングは、オイルポートおよび可動プレート間に介装され、更に前記オイルポートには、前記可動プレートの最大離間距離を規定するストッパが設けられていることを特徴とするアキュムレータ。
  3. 請求項1記載のアキュムレータにおいて、
    バネ手段は、板バネよりなり、
    前記板バネは、可動プレートの外周側に配置され、その一端部でオイルポートに固定されるとともにその他端部で前記可動プレートに固定されていることを特徴とするアキュムレータ。
  4. 請求項1記載のアキュムレータにおいて、
    バネ手段は、コイルスプリングおよび板バネの双方よりなり、
    前記コイルスプリングは、オイルポートおよび可動プレート間に介装され、
    前記板バネは、前記可動プレートの外周側に配置され、その一端部で前記オイルポートに固定されるとともにその他端部で前記可動プレートに固定されていることを特徴とするアキュムレータ。
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