JP4905738B2 - アキュムレータ - Google Patents
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Description
(イ)補助液体室71の容積分しかベローズ51の伸長を行なうことができない(補助液体室71の容積を増やすとベローズ51の収縮が制限され、同室71を小さくするとベローズ51を伸長させるための液量が少なくなり、伸長量を増やすことができない)。
(ロ)ピストンシール73でピストン72を密封した状態でストロークさせるので、シール面圧による滑り抵抗が大きく、その損失分だけベローズ51の動きが鈍化する(アキュムレータとしての機能が低下する)。
(ハ)ゼロダウン時に二次ベローズが伸長した状態でベローズの収縮が生じ、二次ピストンが最下面に到達した段階でベローズの収縮が止まるので、十分なベローズの伸縮ストロークを確保することができない。
オイルポートのベローズキャップ側に設けられた可動プレートがバネ手段に支持されてシールから離間しているので、ポート穴と液室(ベローズおよびシール間の空間)は連通している。したがってポート穴から液室へそのときどきの圧力を備えた液体が随時導入されるので、ベローズキャップが液圧とガス圧とが釣り合うように移動する。可動プレートを支持するバネ手段の具体例としては、コイルスプリングまたは板バネ(薄板円板)が好適であり、両者を双方用いるようにしても良い。
機器の運転が停止すると液室内の液体がポート穴から徐々に排出され、これに伴って封入ガス圧によりベローズが収縮(外ガスタイプ)または伸長(内ガスタイプ)し、ベローズキャップがベローズ収縮または伸長方向へ移動する。移動するベローズキャップは可動プレートを押圧し、バネ手段を弾性変形させながら可動プレートを移動させてシールに接触させる。可動プレートがシールに接触すると液室(ベローズおよびシール間の空間)が閉塞されてこの液室に一部の液体が閉じ込められるので、更なる圧力低下は発生しなくなり、よってベローズ内外で液体圧とガス圧とが釣り合うことになる。尚、シールに接触するのは可動プレートであってベローズキャップはシールに接触しないので、ベローズキャップの受圧面積はシールにより制限されることがない。したがってベローズキャップの受圧面積は一面のガス室側と反対面の液室側とで等しく設定されている。
ゼロダウン状態すなわち可動プレートがシールに接触した状態で雰囲気温度の上昇等により液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張すると、液体のほうがガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生する。ここで本発明では上記したようにベローズキャップの受圧面積がガス室側と液室側とで等しく設定されているので、圧力差が発生するとベローズキャップが直ちに移動して圧力差を低減させる。したがってベローズ内外に大きな圧力差が発生するのが抑制されることから、ベローズに圧力差による異常変形が発生するのを防止することが可能となる。尚、この熱膨張作動時、可動プレートはこれまでのベローズキャップに代わってシールによる受圧面積の制限を受けることになるので、シールに接触したままで離れない(移動しない)。したがってベローズキャップのみが移動する。可動プレートはゼロダウンの解消時に受圧面積の変動やバネ手段の弾性等により復帰動し、シールから離間する。
2 ハウジング
3 シェル
4 オイルポート
4a ストッパ突起
4b,4c 段部
4d 取付部
5 ポート穴
6 エンドカバー
7 ベローズ
7a 固定端
7b 遊動端
8 ベローズキャップ
9 制振リング
10 ガス室
11 液室
11a,11b 空間
13 シール
14 シールホルダ
14a スプリングリテーナ
21 圧力差調整機構
22 可動プレート
22a,24a 係合部
22b 凸部
23 バネ手段(コイルスプリング)
24 ストッパ
25,33,34,35 連通路
31 バネ手段
32 板バネ(薄板円板)
32a 内周取付部
32b 外周取付部
32c 板バネ部
32d 取付用穴部
32e 穴部
(1−2)円板はコイルスプリングに支持された状態でオイルポートに固定されており、液体圧が印加されている状態ではオイルポートから浮き上がり、オイルポートに設けられたシールとは接触しない。ゼロダウン時に円板によってシールされるため、ベローズキャップにおけるガス圧とベローズ内部の液体圧の受圧面積は等しくなる。ベローズ内部の液体が熱膨張した場合には、円板はオイルポートに押し付けられたままの状態で、ベローズキャップはガス圧と液体圧が釣り合う位置まで移動できるため、ベローズ内外の差圧が発生せず、ベローズの変形が生じない。
(2−2)シールと接触する円板は、オイルポート外周部と接合された薄板円板と接合されており、液体圧が印加されている状態(通常作動)ではオイルポートから浮き上がり、オイルポートに設けられたシールとは接触しない。ゼロダウン時はベローズキャップにより押し下げられて、円板はシールと接触してオイルポートに押し付けられた状態になる。このゼロダウン状態でベローズ内部の液体が熱膨張した場合には、円板はシールと接触したまま、ベローズキャップが上昇して液体の膨張体積分を吸収するため、ベローズの過度の変形が生じない。薄板円板は変形しやすいように板バネ部を有している。
(3−2)シールと接触する円板は、オイルポート外周部と接合された薄板円板とオイルポート内周部のコイルスプリングで支持されている。液体圧が印加されている状態(通常作動)では、コイルスプリングの反力により、その円板はオイルポートから十分に浮き上がり、オイルポートに設けられたシールとは接触しない。また通常作動時に、その円板がオイルポート外周部と接触しないように、薄板円板で半径方向の移動が拘束される。ゼロダウン時はベローズキャップにより押し下げられて、円板はシールと接触してオイルポートに押し付けられた状態になる。このゼロダウン状態でベローズ内部の液体が熱膨張した場合には、円板はシールと接触したまま、ベローズキャップが上昇して液体の膨張体積分を吸収するため、ベローズの過度の変形が生じない。薄板円板は変形しやすいように板バネ部を有している。
(4−2)シールと接触する円板は、オイルポート外周部と接合された薄板円板とオイルポート内周部のコイルスプリングで支持されている。ここで円板は、コイルスプリングと薄板円板の両方もしくは、どちらか一方で支持されることとする。液体圧が印加されている状態(通常作動)では、コイルスプリングの反力または/および薄板円板の中立位置により、その円板はオイルポートから十分に浮き上がり、オイルポートに設けられたシールとは接触しない。また通常作動時に、その円板がオイルポート外周部と接触しないように、薄板円板で半径方向の移動が拘束される。ゼロダウン時はベローズキャップにより押し下げられて、円板はシールと接触してオイルポートに押し付けられた状態になる。このゼロダウン状態でベローズ内部の液体が熱膨張した場合には、円板はシールと接触したまま、ベローズキャップが上昇して液体の膨張体積分を吸収するため、ベローズの過度の変形が生じない。薄板円板は変形しやすいように板バネ部を有している。
図1ないし図3は、本発明の第一実施例に係るアキュムレータ1の全体断面ないし部分断面を示している。図1は定常作動時、図2はゼロダウン時、図3はゼロダウン状態における熱膨張時の状態をそれぞれ示している。
すなわち、図1は当該アキュムレータ1の定常作動時の状態を示している。オイルポート4は図示しない機器の圧力配管に接続される。この定常状態では、可動プレート22がバネ手段23に支持されてシール13から離れているので、ポート穴5とベローズ内周空間11aは連通路25を介して連通している。したがって、ポート穴5からベローズ内周空間11aへそのときどきの圧力を備えた液体が導入されるので、ベローズキャップ8がベローズ7を伸縮させながら液体圧とガス圧とが釣り合うように移動する。
図1の状態から機器の運転が停止すると、液室11内の液体がポート穴5から徐々に排出され、これに伴って封入ガス圧によりベローズ7が徐々に収縮し、ベローズキャップ8がベローズ収縮方向(図では下方)へ徐々に移動する。移動するベローズキャップ8は可動プレート22を押圧し、バネ手段23を圧縮しながら可動プレート22を移動させ、シール13に接触させる。図2に示すように可動プレート22はストッパ突起4aに当接することにより停止する。このように可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触すると液室(ベローズ7およびシール13間の空間)11が閉塞されてこの液室11に一部の液体が閉じ込められることになるので、この液室11において更なる圧力低下は発生しなくなり、よってベローズ7内外で液体圧とガス圧とが釣り合うことになる。したがって、ゼロダウンによるベローズ7の異常変形を抑制することが可能とされている。尚、このゼロダウン時、シール13に対しては可動プレート22が接触しベローズキャップ8は接触しないので、ベローズキャップ8の受圧面積は上記従来技術のようにシール13により制限されることがない。したがって、ベローズキャップ8の受圧面積は一面のガス室10側と反対面の液室11側とで等しく設定されている。
図2のゼロダウン状態すなわち可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触した状態で雰囲気温度の上昇等により液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張すると、液体のほうがガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生する。しかしながら当該アキュムレータ1ではベローズキャップ8の受圧面積がガス室10側と液室11側とで等しく設定されているので、圧力差が発生すると、図3に示すようにベローズキャップ8が可動プレート22から離れる方向(図では上方)へ直ちに移動を開始し、液体圧とガス圧とが釣り合う位置で停止する。したがって、ベローズ7内外に大きな圧力差が発生するのが抑制されることから、ベローズ7に圧力差による異常変形が発生するのを防止することができる。このとき可動プレート22は、上下両面の受圧面積の差により図示したようにシール13に接触したままであるので、ゼロダウン状態が解消してしまうことはない。
上記第一実施例に係るアキュムレータ1は外ガスタイプのアキュムレータであるが、その圧力差調整機構21は内ガスタイプのアキュムレータにも適用することが可能である。図4はその一例を示し、遊動端7bにベローズキャップ8を取り付けたベローズ7の固定端7aがハウジング2上部のエンドカバー6に固定されることによりベローズ7の内周側をガス室10、外周側を液室11とする内ガスタイプのアキュムレータ1が構成されている。圧力差調整機構21の構成および作動は第一実施例と同じなので、同一の符号を付して説明を省略するが、相違点として、連通路25はストッパ24の立ち上がり部(筒状部)に横孔状のものとして設けられている。
図5ないし図7は、本発明の第三実施例に係るアキュムレータ1の部分断面を示している。図5は定常作動時、図6はゼロダウン時、図7はゼロダウン状態における熱膨張時の状態をそれぞれ示している。また図8は、バネ手段31である薄板円板32の平面図である。
すなわち、図5は当該アキュムレータ1の定常作動時の状態を示している。オイルポート4は図示しない機器の圧力配管に接続される。この定常状態では、可動プレート22がバネ手段31である薄板円板32に支持されてシール13から離れているので、ポート穴5とベローズ内周空間11aは連通路33を介して連通している。したがって、ポート穴5からベローズ内周空間11aへそのときどきの圧力を備えた液体が導入されるので、ベローズキャップ8がベローズ7を伸縮させながら液体圧とガス圧とが釣り合うように移動する。
図5の状態から機器の運転が停止すると、液室11内の液体がポート穴5から徐々に排出され、これに伴って封入ガス圧によりベローズ7が徐々に収縮し、ベローズキャップ8がベローズ収縮方向(図では下方)へ徐々に移動する。移動するベローズキャップ8は可動プレート22を押圧し、バネ手段31である薄板円板32を弾性変形させながら可動プレート22を移動させ、シール13に接触させる。図6に示すように可動プレート22はストッパ突起4aに当接することにより停止する。このように可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触すると液室(ベローズ7およびシール13間の空間)11が閉塞されてこの液室11に一部の液体が閉じ込められるので、この液室11において更なる圧力低下は発生しなくなり、よってベローズ7内外で液体圧とガス圧とが釣り合うことになる。したがって、ゼロダウンによるベローズ7の異常変形を抑制することが可能とされている。尚、このゼロダウン時、シール13に対しては可動プレート22が接触しベローズキャップ8は接触しないので、ベローズキャップ8の受圧面積は上記従来技術のようにシール13により制限されることがない。したがって、ベローズキャップ8の受圧面積は一面のガス室10側と反対面の液室11側とで等しく設定されている。
図6のゼロダウン状態すなわち可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触した状態で雰囲気温度の上昇等により液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張すると、液体のほうがガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生する。しかしながら当該アキュムレータ1ではベローズキャップ8の受圧面積がガス室10側と液室11側とで等しく設定されているので、圧力差が発生すると、図7に示すようにベローズキャップ8が可動プレート22から離れる方向(図では上方)へ直ちに移動を開始し、液体圧とガス圧とが釣り合う位置で停止する。したがって、ベローズ7内外に大きな圧力差が発生するのが抑制されることから、ベローズ7に圧力差による異常変形が発生するのを防止することができる。このとき可動プレート22は、上下両面の受圧面積の差により図示したようにシール13に接触したままであるので、ゼロダウン状態が解消してしまうことはない。
上記第三実施例に係るアキュムレータ1は外ガスタイプのアキュムレータであるが、その圧力差調整機構21は内ガスタイプのアキュムレータにも適用することが可能である。図11はその一例を示し、遊動端7bにベローズキャップ8を取り付けたベローズ7の固定端7aがハウジング2上部のエンドカバー6に固定されることによりベローズ7の内周側をガス室10、外周側を液室11とする内ガスタイプのアキュムレータ1が構成されている。圧力差調整機構21の構成および作動は第三実施例と同じなので、同一の符号を付して説明を省略するが、相違点として、薄板円板32の平面形状は後記第五実施例に係る薄板円板32の平面形状と同じとされている。
図12ないし図15は、本発明の第五実施例に係るアキュムレータ1の全体断面ないし部分断面を示している。図12は定常作動時、図13はその要部拡大、図14はゼロダウン時、図15はゼロダウン状態における熱膨張時の状態をそれぞれ示している。また図16は、バネ手段の一つである板バネ(薄板円板)32の平面図である。
すなわち、図12および図13は当該アキュムレータ1の定常作動時の状態を示している。オイルポート4は図示しない機器の圧力配管に接続される。この定常状態では、可動プレート22がバネ手段であるコイルスプリング23および板バネ(薄板円板)32に支持されてシール13から離れているので、ポート穴5とベローズ内周空間11aは連通路33を介して連通している。したがって、ポート穴5からベローズ内周空間11aへそのときどきの圧力を備えた液体が導入されるので、ベローズキャップ8がベローズ7を伸縮させながら液体圧とガス圧とが釣り合うように移動する。
図12および図13の状態から機器の運転が停止すると、液室11内の液体がポート穴5から徐々に排出され、これに伴って封入ガス圧によりベローズ7が徐々に収縮し、ベローズキャップ8がベローズ収縮方向(図では下方)へ徐々に移動する。移動するベローズキャップ8は可動プレート22を押圧し、バネ手段であるコイルスプリング23および板バネ(薄板円板)32を弾性変形させながら可動プレート22を移動させ、シール13に接触させる。図14に示すように可動プレート22はストッパ突起4aに当接することにより停止する。このように可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触すると液室(ベローズ7およびシール13間の空間)11が閉塞されてこの液室11に一部の液体が閉じ込められるので、この液室11において更なる圧力低下は発生しなくなり、よってベローズ7内外で液体圧とガス圧とが釣り合うことになる。したがって、ゼロダウンによるベローズ7の異常変形を抑制することが可能とされている。尚、このゼロダウン時、シール13に対しては可動プレート22が接触しベローズキャップ8は接触しないので、ベローズキャップ8の受圧面積は上記従来技術のようにシール13により制限されることがない。したがって、ベローズキャップ8の受圧面積は一面のガス室10側と反対面の液室11側とで等しく設定されている。
図14のゼロダウン状態すなわち可動プレート22がシール13およびストッパ突起4aに接触した状態で雰囲気温度の上昇等により液室11に閉じ込められた液体および封入ガスがそれぞれ熱膨張すると、液体のほうがガスよりも圧力の上昇度合いが大きいので、圧力差が発生する。しかしながら当該アキュムレータ1ではベローズキャップ8の受圧面積がガス室10側と液室11側とで等しく設定されているので、圧力差が発生すると、図15に示すようにベローズキャップ8が可動プレート22から離れる方向(図では上方)へ直ちに移動を開始し、液体圧とガス圧が釣り合う位置で停止する。したがって、ベローズ7内外に大きな圧力差が発生するのが抑制されることから、ベローズ7に圧力差による異常変形が発生するのを防止することができる。このとき可動プレート22は、上下両面の受圧面積の差により図示したようにシール13に接触したままであるので、ゼロダウン状態が解消してしまうことはない。
上記第五実施例に係るアキュムレータ1は外ガスタイプのアキュムレータであるが、その圧力差調整機構21は内ガスタイプのアキュムレータにも適用することが可能である。図17はその一例を示し、遊動端7bにベローズキャップ8を取り付けたベローズ7の固定端7aがハウジング2上部のエンドカバー6に固定されることによりベローズ7の内周側をガス室10、外周側を液室11とする内ガスタイプのアキュムレータ1が構成されている。圧力差調整機構21の構成および作動は第五実施例と同じなので、同一の符号を付して説明を省略する。
Claims (4)
- 圧力配管に接続されるオイルポートを備えたアキュムレータハウジングと、前記ハウジングの内部空間に配置されて前記内部空間を高圧ガスを封入するガス室および前記オイルポートのポート穴に連通する液室に仕切るベローズおよびベローズキャップとを有し、液圧ゼロダウン時に前記液室を閉塞して一部の液体を前記液室に閉じ込めるシールが前記オイルポートの内側に設けられているアキュムレータにおいて、
前記オイルポートのベローズキャップ側にバネ手段で支持された可動プレートを有し、
定常作動時、前記可動プレートは前記バネ手段に支持されて前記シールから離間しており、ゼロダウン時、前記可動プレートは前記ベローズキャップに押されて前記バネ手段を弾性変形させながら前記シールに接触し、ゼロダウン時前記液室に閉じ込められた液体および封入ガスが熱膨張したときには、前記可動プレートは前記シールに接触したままで前記ベローズキャップが液圧とガス圧とが釣り合う位置まで移動することを特徴とするアキュムレータ。 - 請求項1記載のアキュムレータにおいて、
バネ手段は、コイルスプリングよりなり、
前記コイルスプリングは、オイルポートおよび可動プレート間に介装され、更に前記オイルポートには、前記可動プレートの最大離間距離を規定するストッパが設けられていることを特徴とするアキュムレータ。 - 請求項1記載のアキュムレータにおいて、
バネ手段は、板バネよりなり、
前記板バネは、可動プレートの外周側に配置され、その一端部でオイルポートに固定されるとともにその他端部で前記可動プレートに固定されていることを特徴とするアキュムレータ。 - 請求項1記載のアキュムレータにおいて、
バネ手段は、コイルスプリングおよび板バネの双方よりなり、
前記コイルスプリングは、オイルポートおよび可動プレート間に介装され、
前記板バネは、前記可動プレートの外周側に配置され、その一端部で前記オイルポートに固定されるとともにその他端部で前記可動プレートに固定されていることを特徴とするアキュムレータ。
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