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JP4894620B2 - ワイヤーロープの探傷装置 - Google Patents

ワイヤーロープの探傷装置 Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤーロープを使用した各種設備の安全性確保のために、各種設備からワイヤーロープを取り外すことなく使用状態のまま、ワイヤーロープの素線切れや断線などの損傷の状態を検出するワイヤーロープ探傷装置に関する。
エレベーター,リフト,ケーブルカー,クレーン等に使用されているワイヤーロープは、疲労や摩耗により、構成要素の鋼線が順次破断する恐れがあり、破断量は経年的に増加する。破断量が所定の量を超えると、ワイヤーロープは寿命に至ったと判断されて交換が行われる。そのため、定期的な検査により、鋼線の破断量を計測し、ワイヤーロープが安全に使用できるか否かを評価する必要がある。
従来、使用中のワイヤーロープの破断量を検査するために、目視による検査が行われていた。しかし、目視による検査では、長いワイヤーロープを点検する場合には作業時間を要して実用的ではなかった。
そのため、携帯容易で、クレーンなど高い天井などに張設されたワイヤーロープの保守点検や特にエレベーターなど検出空間の狭い場所に張設されたワイヤーロープの保守点検を容易にし、ワイヤーロープの破断量を定量的に計測するため、電磁気探傷法を用いた探傷装置(ワイヤーロープテスタ)であって、1組の永久磁石を用いてワイヤーロープを長手方向に磁化し、鋼線の破断部から漏洩する磁束を検出するためのプローブコイルを磁石間に配置して鋼線の破断を検査することが知られ、例えば特許文献1に記載されている。
また、漏洩磁束法を用いて、複数箇所の断線や局部的磨耗などの損傷をより正確に検出し、それらの損傷がワイヤーロープの交換基準に達しているかどうかを自動的に判定するため、ワイヤーロープの円周方向に複数個配置した磁気センサによって検出した漏洩磁束値が所定の基準値を超えたものをストランドの損傷信号として抽出することが知られ、例えば、特許文献2に記載されている。
特開平7−198684号公報 第7頁図1 特開2002−5896号公報 第8頁図2
従来は、ワイヤーロープがシーブあるいはプーリと接触する、最外層の鋼線に破断が生じていた。しかしながら、近年のワイヤーロープは使用法が多岐に渡り、さらに、ワイヤーロープの構造も複雑になっているため、ワイヤーロープの内部に存在する鋼線が破断する場合もある。このような場合、損傷メカニズムを調査する必要があるため、ロープ内部のどの位置が損傷しているのかが分からなくてはならない。
上記従来技術においては、磁気検出手段で得られる出力波形のピークの有無により、鋼線の破断の有無を評価している。しかしながら、鋼線の破断位置がワイヤーロープの内部に存在する場合には、破断部位と磁気検出センサの距離が遠くなるため、磁気検出センサの出力は小さくなる。多数のA/D変換器を備える必要があり、各々のA/D変換器の校正を行わなければならなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、破断部位がワイヤーロープの深部にある場合であっても計測の信頼性を向上することにある。また、他の目的は、校正作業を低減し、より使いやすいものとすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、複数の鋼線を撚り合わせたワイヤーロープの長手方向に磁束を通し、前記鋼線の損傷部に発生する漏洩磁束を検出するワイヤーロープの探傷装置において、前記ワイヤーロープを長手方向に磁化する磁化器と、
前記ワイヤーロープの円周方向に複数個配置され、前記漏洩磁束を検出する磁気検出手段と、前記鋼線の損傷部の深さ及び損傷量,前記複数個の磁気検出手段から検出した値の和、隣接した前記磁気検出手段により検出された差分値、との関係を予め記憶した記憶器と、前記和と前記差分値との比に基づいて前記鋼線の損傷部の深さを求める第1の演算器と、前記和と前記差分値との比と、前記和の値に対応したしきい値データと、により前記鋼線の損傷量を求める第2の演算器と、を備えたものである。
本発明によれば、鋼線の破断位置がワイヤーロープの内部に存在する場合であっても、ワイヤーロープの円周方向に複数個配置された磁気検出手段により検出された値と、予め記憶された損傷部の深さ,損傷量との関係と、により損傷部の深さ及び損傷量を求めることができ、計測の信頼性を向上できる。
以下、本発明の実施形態を、図を用いて説明する。
図1はワイヤーロープの探傷装置の構成を示す。
ワイヤーロープ1を長手方向に磁化するように磁化器2を設置する。ワイヤーロープ1の周囲には、磁気検出手段(コイル,磁気センサ)として、全周の磁束を検出する第1の磁気検出手段3、複数個とされた第2の磁気検出手段4a〜4h及び第3の磁気検出手段4i〜4pを円環状に、かつ個々が隣接するように全週に配置されている。
第2の磁気検出手段4a〜4hと、第3の4i〜4pは位相が90度ずれており、4iは4aと4bの間に、4jは4bと4cの間に、以下4k〜4pについても、4a〜4hの個々の中間になるように配置する。第1の磁気検出手段3の出力は、総和計測器5に入力する。第2の磁気検出手段4a〜4hと第3の磁気検出手段4i〜4pの出力は差分計測器6に入力する。総和計測器5と差分計測器6では、入力信号のA/D変換が行われる。
変換後の信号を第1の演算器7に入力して差分計測器6の信号と総和計測器5の信号の比を算出し、記憶器8に蓄えられた信号比に対する損傷深さの値に基づき、損傷深さを表示器11へ出力する。第2の演算器9では、総和計測器5の信号と、差分計測器6の信号と、記憶器10にあらかじめ蓄えられた診断のためのしきい値データから、損傷量を算出し、その値を表示器11へ出力する。
次に、図1中の第1の演算器7および第2の演算器9の診断原理について説明する。損傷部がワイヤーロープ1の表面から浅い部分にあり、磁気検出手段4aの中心に位置する場合として、磁気検出手段が半径7mmの円周上に位置し損傷部がロープ中心から6mmの位置に存在する場合、磁気検出手段4aと4bの出力差は約98%となる。
このように損傷部に近い磁気検出手段とそれに隣接する磁気検出手段の出力差は、損傷部がロープの深部に位置するほど小さくなる。例えば、損傷部が中心から4mmの時には出力差は71%であり、損傷部が中心から2mmの時には出力差は27%となる。損傷部の位置がロープ中心から離れるほど、つまり損傷部の深さが浅いほど出力比は大きくなる。この関係を記憶器8に記憶しておけば、第1の差分計測器6で損傷深さが算出できる。
図2は、差分値と総和値の比と総和値の関係について、損傷量(損傷部の数)が1および2の場合で、損傷部のロープ中心からの距離が2[mm],4[mm],6[mm]の場合の例を示す。このときの差分値は、第2の磁気検出手段による差分値の絶対値と、第3の磁気検出手段による差分値の絶対値の和を用いている。
図2によれば損傷量が同じ場合は、略直線状にデータがプロットされることがわかる。このことから、損傷量1と2の中間位置にしきい値を設け、しきい値を超えた場合は損傷量が2以上であると診断する。また、あらかじめ実験等により求めておいたノイズレベル以下の時には損傷量が0と診断する。記憶器10には、これらしきい値とノイズレベルの値が収められており、第2の演算器9では、損傷量を表示器11に出力する。
また、記憶器8,10は、一つとして損傷部の深さ,損傷量,総和,差分値との関係を予め記憶した記憶器とし、記憶された値に基づいて損傷部の深さ及び損傷量を求めても良い。
次に、図1における第2の磁気検出手段4a〜4hと、第3の磁気検出手段4iから4pの出力の違いについて説明する。
磁気検出手段4aと4bの中間に損傷部が位置するときには、磁気検出手段4aと4bの出力は等しい。したがって、このときの差分値は0となる。このとき、第3の磁気検出手段4i〜4pにおいては、損傷部は磁気検出手段4iの中央に位置している。したがって、磁気検出手段4i〜4pの出力では差分値が得られる。このように、第2の磁気検出手段で差分値が0となる場合にも、第3の磁気検出手段で差分値が得られるように、第3の磁気検出手段は第2の磁気検出手段4a〜4hの中間に配置する。
上記例では、第2の磁気検出手段4a〜4hおよび第3の磁気検出手段4i〜4pとして、それぞれ8個の磁気検出手段を備えている。
磁気検出手段が8個の場合には、ピークとなる磁気検出手段4yと、それに隣接する磁気検出手段4x,4zの出力差は約98%となる。一方、磁気検出手段の個数が72個の場合には、ピークとなる磁気検出手段4yと、それに隣接する磁気検出手段4x,4の出力差が約33%となる。差分値の計算においては、ピークとなる磁気検出手段とそれに隣接する磁気検出手段の差が最も大きく、それ以外では出力差が小さいため、ピークと隣接する磁気検出手段間で差分値が得られなければ診断はできない。
また、差分値の計算では、ピーク出力からそれに隣接する2つの磁気検出手段の出力が引かれることになるので、ピーク出力は隣接する磁気検出手段の出力の少なくとも2倍より大きくする。
磁束は距離の二乗に反比例するので、図3に示す損傷部と磁気検出手段の位置関係と、磁束の大きさの関係から、磁気検出手段の個数の合計を算出する。
図3に示すように、損傷部12のロープ中心からの距離をR、ロープ中心から磁気検出手段までの距離をd、磁気検出手段4xと4yのロープ中心に対する挟角をθとする。磁気検出手段4yから損傷部12までの距離hは、余弦定理よりh2=R2+d2−2Rdcosθとなる。
磁気検出手段の出力は、損傷部からの距離の二乗に反比例するので、磁気検出手段4xの出力をB1、磁気検出手段4yの出力をB2とすると、B1:B2=1/(R−d)2:1/h2となる。このとき、B1/B2>2とするので、B1/B2=h2/(R−d)2=(R2+d2−2Rdcosθ)/(R−d)2>2であり、cosθ<(R2+d2−2(R−d)2)/2Rdとなり、磁気検出手段の個数Nは、2πをθで割ればよいように配置するので、磁気検出手段の個数N<2π/(cos-1((R2+d2−2(d−R)2)/2Rd))とすれば良い。
次に、磁気検出手段の個数の下限について説明する。
第2の磁気検出手段は、差分値をとるため、少なくとも2個以上である必要がある。損傷部12が磁気検出手段4xの中心に位置するときは、損傷部12は磁気検出手段4bから遠くなる。この場合の磁気検出手段4xと4bの中心部における磁束には差が現れるので、差分値を得ることが出来る。よって、第2および第3の磁気検出手段の個数は、2個以上が良い。
しかしながら、磁気検出手段の個数を少なくすると、損傷による漏洩磁束を広い面積で検出することになる。磁気検出手段では、検出する領域内の平均的な磁束密度の大きさや磁束密度の変動を検出する。したがって、損傷により生じる磁束が一定であり、磁気検出手段の検出領域内の特定領域のみで磁束密度が大きくなる場合には、磁気検出手段の検出面積が大きいと、感度が低下する。
ロープ中心から距離6[mm]の位置に単磁極13があるとし、ロープ中心から距離7[mm]の位置に磁気検出手段4xがある場合、単磁極13と磁気検出手段4xの、ロープ中心に対する挟角をθとする。図4は、θが0のとき、つまりロープ中心から単磁極13を結ぶ直線上に磁気検出手段4xがある場合の計測値を1として、θと相対磁束密度の関係を示す。つまり、磁束密度はθ=0から離れるほど小さくなる。
また、磁気検出手段の出力は、磁気検出手段が覆う領域の平均値として出力される。例えば、磁気検出手段が2個の場合は、1個の磁気検出手段が覆う領域は180度の範囲である。一方、磁気検出手段が8個の場合は、1個の磁気検出手段が覆う領域は45度の範囲である。したがって、磁気検出手段の個数を少なくすると感度(出力)が低下することになる。
図5は、磁気検出手段の個数と磁気検出手段の出力について、磁気検出手段の個数との関係を示す。実際には、ストランドの凹凸の影響や、計測時のがたつき等により、計測値にはノイズが乗る。このノイズは、計測方法によって異なるが、ピーク値に対して20%のノイズを許容すれば良く、図5より磁気検出手段の個数が2個の場合はノイズに埋もれるので、実用上は磁気検出手段の個数は、4以上20以下が望ましい。
上記例では、第2もしくは第3の磁気検出手段の差分値を計測している。したがって、磁気検出手段の配置時に感度方向を定めて実装する。図6は、磁気検出手段4a〜4hの配置例を示し、磁気検出手段4a,4c,4e,4gは、ロープ中心から外向きの磁束に対して正の出力が出るように配置してあり、他のものはロープ中心から外向きの磁束に対して負の出力が出るように配置している。
これにより、単純に個々の磁気検出手段の出力和をとれば差分値を得ることができる。図7は、コイルを用いた場合の例を示し、感度方向を交互に逆向きにするために、コイルの巻き方向を交互に逆向きにし、全てのコイルを直列に接続して差分値を得る。
なお、磁気検出手段は、周方向の磁束分布が計測できれば良く、例えば、複数個に分割した磁気検出手段の和によって、磁気検出手段の出力を代替してもよい。ただし、損傷による漏洩磁束のピークが確実に計測できるように個々の磁気検出手段の間隔は小さく定める必要がある。
図8は、第2の実施例を示し、第1の磁気検出手段3と第2の磁気検出手段4a〜4hと、第3の磁気検出手段4i〜4pは、長手方向に位置がずれている。これにより、配置だと、配線が重ならないので実装が容易になる。
また、個々の磁気検出手段の出力値が、ワイヤーロープの同じ断面に対するものとなるように、時間補正器14a〜14cを設ける。つまり、ワイヤーロープ1を移動しながら計測する場合、ワイヤーロープ1の移動速度v[m/s]、磁気検出手段3と磁気検出手段4a〜4h,4i〜4pが、それぞれ距離L[m]だけ離れており、ワイヤーロープ1が、始めに磁気検出手段3を通過し、次に磁気検出手段4a〜4h通過し、最後に磁気検出手段4i〜4pを通過する場合、磁気検出手段の出力を2L/v[s]だけ遅らせ、磁気検出手段4a〜4hの出力をL/v[s]だけ遅らせて処理するという時間補正を行う。
さらに、記憶器15には、ロープの速度に対する補正時間の値が記憶され、この値に基づき、時間補正器14a〜14cで時間補正が行われ、その結果を総和計測器5および差分計測器6に出力する。
図9に、第3の実施例を示し、使用中のロープは端部が固定されているため、複数のセンサユニットに分割し、ロープを通すことを容易にしたものである。
図9に示すように、分割面16にて2分割する場合、第1の磁気検出手段3については、2つの半割り状磁気検出手段17a,17bの和を出力するように接続する。また、第2の磁気検出手段4a〜4hと、第3の磁気検出手段4i〜4pについては、いずれかの磁気検出手段が分割面16上に位置する可能性があり、分割面16をまたぐ磁気検出手段は2分割して、分割したものの和が分割前と等しくなるように、感度を調整する。
具体的には、図9に示すように、磁気検出手段4cの中心を通るように分割面16が位置するならば、磁気検出手段4cの代わりに磁気検出手段18aと18bの2つが分割面16を挟んで配置し、18aと18bの感度を4cの半分とする。同様に、磁気検出手段4gの代わりに18cと18dも配置する。
磁気検出手段として、コイルを用いた場合、巻き数は同じとし、断面積を半分にすればよい。なお、感度の調整方法は面積だけで行う必要はなく、巻き数を調整することや、アンプなどによる電気的なゲインの調整、およびこれらの組み合わせでもよい。
図10は、第4の実施例を示し、第2,第3の磁気検出手段がロープ全周を覆っているので、第1の磁気検出手段を省略したものである。
図10において、磁気検出手段4a,4c,4e,4gの出力和を一つの総和計測器19aで計測し、磁気検出手段4b,4d,4f,4hの出力和をもう一つの総和計測器19bで計測する。総和計測器19aと総和計測器19bの和が、第1の磁気検出手段で計測していた総和値に相当し、総和計測器19aと総和計測器19bの差が、第2の磁気検出手段で計測していた差分値に相当する。これにより、第1の磁気検出手段を省略することができるので、磁気検出手段の個々の校正作業が低減できる。
本発明による一実施の形態であるワイヤーロープ探傷装置を示す斜視図。 一実施の形態における、損傷部の深さ,損傷量,複数個の磁気検出手段から検出した値の和,隣接した磁気検出手段により検出された差分値、との関係を示すグラフ。 一実施の形態における磁気検出手段の配置と損傷部の位置関係を示す断面図。 磁気検出手段の出力値と磁気検出手段と単磁極のなす角度との関係を示すグラフ。 一実施の形態における磁気検出手段の個数に対する検出感度の関係を示すグラフ。 一実施の形態における磁気検出手段の配置位置を示す断面図。 一実施の形態における磁気検出手段を示す略斜視図。 他の実施の形態であるワイヤーロープ探傷装置を示す斜視図。 さらに、他の実施の形態であるワイヤーロープ探傷装置を示す斜視図。 さらに、他の実施の形態であるワイヤーロープ探傷装置を示すブロック図。
符号の説明
1 ワイヤーロープ
3 第1の磁気検出手段
4a〜4h 第2の磁気検出手段
4i〜4p 第3の磁気検出手段
5 総和計測器
6 差分計測器

Claims (5)

  1. 複数の鋼線を撚り合わせたワイヤーロープの長手方向に磁束を通し、前記鋼線の損傷部に発生する漏洩磁束を検出するワイヤーロープの探傷装置において、
    前記ワイヤーロープを長手方向に磁化する磁化器と、
    前記ワイヤーロープの円周方向に複数個配置され、前記漏洩磁束を検出する磁気検出手段と、
    前記鋼線の損傷部の深さ及び損傷量,前記複数個の磁気検出手段から検出した値の和、隣接した前記磁気検出手段により検出された差分値、との関係を予め記憶した記憶器と、
    前記和と前記差分値との比に基づいて前記鋼線の損傷部の深さを求める第1の演算器と、
    前記和と前記差分値との比と、前記和の値に対応したしきい値データと、により前記鋼線の損傷量を求める第2の演算器と、
    を備えたことを特徴とするワイヤーロープの探傷装置。
  2. 請求項1に記載のものにおいて、前記磁気検出手段は、前記ワイヤーロープの全周の磁束を検出する第1の磁気検出手段と、複数個とされた第2の磁気検出手段と、前記第2の磁気検出手段と位相をずらして複数配置された第3の磁気検出手段と、を備え、前記差分値は、前記第2の磁気検出手段の隣接したものによる出力の差分と、前記第3の磁気検出手段の周方向に隣接したものによる出力の差分と、の和とされたことを特徴とするワイヤーロープの探傷装置。
  3. 請求項1に記載のものにおいて、前記磁気検出手段の個数Nは、想定される損傷の中で最も前記ワイヤーロープ中心から離れた位置までの中心からの距離Rと、中心から前記磁気検出手段までの距離dとした場合、2以上、2π/(cos -1 ((R 2 +d 2 −2(d−R) 2 )/2Rd))以下とされたことを特徴とするワイヤーロープの探傷装置。
  4. 請求項1に記載のものにおいて、前記磁気検出手段の個数Nは、4以上20以下とされたことを特徴とするワイヤーロープの探傷装置。
  5. 請求項1に記載のものにおいて、前記磁気検出手段は、隣接毎に検出方向が前記ワイヤーロープの中心から外向きの磁束に対して正の出力が出るものと、負の出力が出るものと、が配置されたことを特徴とするワイヤーロープの探傷装置。
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